JPH10254299A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH10254299A
JPH10254299A JP9120232A JP12023297A JPH10254299A JP H10254299 A JPH10254299 A JP H10254299A JP 9120232 A JP9120232 A JP 9120232A JP 12023297 A JP12023297 A JP 12023297A JP H10254299 A JPH10254299 A JP H10254299A
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Application number
JP9120232A
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English (en)
Inventor
Yoko Fukui
葉子 福井
Masami Higuchi
正己 樋口
Nobuaki Tomidokoro
伸明 富所
Kunio Hayakawa
国男 早川
Hiroshi Masuyama
洋 増山
Hideki Tanaka
秀樹 田中
Ryoichi Suzuki
良一 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 先行ジョブの処理完了後においても未使用ビ
ンが存在することが判明した場合には、後続のジョブを
予約可とし、先行ジョブ終了と同時に自動的に後続ジョ
ブ処理を開始せしめて、効率よく予約設定及びジョブ処
理ができるようにする。 【解決手段】 循環式自動原稿送り装置と、自動原稿送
り装置Cと、各構成要素を制御する制御手段と、を備え
た画像形成装置Aにおいて、制御手段は、第2の画像形
成モードが予約設定されている場合に、第2の給紙口か
ら第1の給紙口に原稿を搬送する際に搬送している原稿
の複写処理を行わせる制御を行うと共に、第1の画像形
成モードで仕分け装置を使用したとしても、第1の画像
形成モードでの複写処理実行終了前に第1の画像形成モ
ード用原稿枚数を検出することにより、第1の画像形成
モードでの複写処理終了後に未使用ビンが有る場合は第
2の画像形成モードにて上記仕分け装置を使用可能にし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の原稿給紙口
を有する原稿自動送り装置と、複数の排出ビンを有する
仕分け装置を備えたマルチジョブ機能を有した画像形成
装置の改良に関し、特にある複写モードによる画像形成
処理動作の実行中に他の複写モードによる処理の予約を
設定する予約ジョブモードを備えた画像形成装置の改良
に関する。具体的には、一つの給紙口を用いた原稿給紙
による画像形成動作中に、他の給紙口を用いた原稿給紙
による画像形成動作の予約を常に行い得るようにした画
像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真複写機、プリンタ、ファクシミ
リ装置等の画像形成装置にあっては、装置本体上のコン
タクトガラス上に自動原稿送り装置を搭載することによ
り、原稿給紙の迅速、効率化による生産性の向上を図っ
ている。また、複数の排出ビンを有する仕分け装置(ソ
ータ、ソータステープラー等、以下、ソータと称する)
を装置本体に連設することにより複写機の後処理作業を
自動化することも行われている。ところで、複数の給紙
口と、各給紙口に対応した原稿搬送経路を備えた自動原
稿送り装置を用いて画像形成を行う画像形成装置にあっ
ては、一つの給紙口を用いた原稿給紙による画像形成作
業の実行中に、他の給紙口を用いた原稿給紙による次の
画像形成作業を予約し、先行する作業の終了後に予約し
た後続の作業が自動的に開始されるようにしておくこと
が、後続の作業を行う上で便利であるため、このような
予約機能を備えたマルチジョブ機能を有した画像形成装
置が開発されている(例えば、特開平2−8171号公
報)。しかし、従来、原稿台上から画像読取り位置へ搬
送した原稿を元の原稿台上に循環させて戻す循環搬送経
路と、この循環搬送経路に原稿を給紙する第1の原稿給
紙口と、原稿読取り位置に原稿を搬送して他の排出口へ
排出する非循環搬送経路と、該非循環搬送経路に原稿を
給紙する第2の原稿給紙口とを有する自動原稿送り装置
を装備した複写装置においては、第1の原稿給紙口から
供給される原稿を用いた画像形成処理動作の終了後に、
第2の原稿給紙口にある原稿を自動的に給紙開始して複
写することを予約するモード、所謂予約ジョブモードと
して実用に耐えるものが開発されていなかった。
【0003】即ち、上記の如き複写装置に於ては、大量
原稿をコピーする場合や、大量部数をコピーする場合は
もとより、先行する複写作業が完了するまでの待ち時間
の間に効率よく次のコピーの予約を行い、更に予約済み
の複写処理を、オペレータを煩わせることなく、実行中
の複写処理完了後即座に実行開始させることが望まれて
いる。このため従来は先行する複写処理が完了しない限
り予約ジョブモードの使用が可能か否かの判断が行えな
いという場合には、予約ジョブモードの使用を禁止して
いた。その一例としては、複数ビンを有するソータを用
いた場合の予約ジョブモードを挙げることができ、従来
は先行する複写処理中に於てソータが使用されている
と、先行する複写完了時に最終的に使用されるビンの数
や、各ビン上に排出される用紙の枚数等を事前に知るこ
とができないという理由によって、予約は禁止されてい
た。しかし、予約機能を使用して第2の給紙口から原稿
給紙を行う場合は、仕分け処理を伴うことが多いために
(予約をしてまでもコピーを行いたいジョブは大量原稿
コピー、大量部数コピーの場合が多い為に)、予約ジョ
ブモードを使用できない事態の発生は大変な不便をもた
らすこと明らかである。このように予約ジョブモードが
利用できない場合に、後続のジョブにおいて仕分け処理
を行う場合には、先行するジョブの複写処理の完了を待
った上で、後続の複写処理モードを設定してから複写を
開始する必要が生じる。つまり、複写処理の完了につい
て、オペレータに絶えず気を配らせる必要が生じ、自動
的に後続の複写処理に移行させることができなかった
為、上記予約ジョブモードを設定する本来の意図に反す
る結果を招いていた。また、仮に、先行するジョブの完
了時における未使用ビンの枚数が事前に判明したとして
も、後続の予約ジョブ(ソータモード)のコピー部数よ
りも未使用ビン数が少ない場合、または後続の予約ジョ
ブ(スタックモード)の原稿枚数よりも未使用ビンが少
ない場合には、夫々先行ジョブにより排出された用紙を
取り除かなければ、予約ジョブに必要なビンを確保する
ことができず、先行ジョブの終了直後に継続して実施せ
んとした予約ジョブを実施し得ない結果となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の予約
ジョブモードを備えた画像形成装置にあっては、先行す
るジョブと、後続のジョブとの間でソータ等の使用が競
合する場合に、先行するジョブが完了するまで、後続ジ
ョブの予約ができないという不具合があった。本発明は
上記に鑑みてなされたものであり、実行中の先行ジョブ
においてソータを使用していたとしても、先行ジョブ中
の全原稿枚数をジョブ完了前に検出することにより、先
行ジョブの処理完了後においても未使用ビンが存在する
ことが判明した場合には、後続のジョブ(ソータ使用)
を予約することを可能ならしめ、先行ジョブ終了と同時
に自動的に後続ジョブ処理を開始せしめて、効率よく予
約設定及びジョブ処理ができるようにすることを目的と
する(請求項1)。また、原稿枚数の検出を、先行する
画像形成処理の開始時に必ず原稿を循環させることによ
り検出させ、もってオペレータの手を煩わせることなく
効率よく予約設定できるようにすることを目的とする
(請求項2)。また、上記原稿枚数の検出を、処理中の
画像形成動作を中断した上で、原稿を循環(画像形成を
伴わない)させることにより行い、原稿枚数入力を簡易
化させることを目的とし、更にソータの予約使用を効率
よく行えるようにすることを目的とする(請求項3)。
また、請求項3における原稿枚数検出動作後に、中断中
の画像形成動作を自動再開させることで待ち時間が少な
い複写装置を提供することを目的とする(請求項4)。
【0005】また、請求項2、3の複写装置において、
上記2種類の原稿検出方法を選択設定可能にすることに
より、オペレータの希望に沿った複写作業を実現できる
複写装置を提供することを目的とする(請求項5)。ま
た、実行中の先行ジョブにおいてソータを使用したとし
ても、後続ジョブで使用する用紙サイズが先行ジョブで
使用する用紙サイズより大きい場合は、先行ジョブで使
用済みとなっているビン上の既排出用紙上に重ねて後続
ジョブの用紙を排出することにより、後続ジョブでのソ
ータの使用を可能にできる。この結果、ソータ使用を伴
うジョブの予約設定を常に可能にし、より多くのモード
をオペレータに開放でき、また、先行ジョブでの使用ビ
ンを考慮することなくソータ所有のビン全てを利用対象
とした予約設定を可能としたことで、オペレータにコピ
ー部数を制限させる必要が無くなり、効率よく予約設定
できるようにすることを目的とする(請求項6)。ま
た、実行中の先行ジョブにおいてステープル機能を実施
する場合は、先行ジョブで使用済みのビン上に後続ジョ
ブを排出することで、後続ジョブでのソータの使用を可
能にすることができる。その結果、ソータ使用の予約設
定を常に可能にし、より多くのモードをオペレータに開
放でき、また、先行ジョブでの使用ビンを考慮すること
なくソータ所有のビン全てを利用対象とした予約設定を
可能としたことで、オペレータにコピー部数の制限をさ
せる必要をなくして、効率よく予約設定できるようにす
ることを目的とする(請求項7)。
【0006】更に、実行中の先行ジョブにおいてステー
プル機能を実施する際に先行ジョブで使用済みのビン上
に後続ジョブを排出する場合、後続ジョブでのステープ
ル機能の使用を禁止することにより、先行ジョブにより
排出された用紙束と併せてステープルされることを未然
に防ぎ、オペレータが所望するコピー仕上がりを確実に
実現しつつ効率よく予約設定できるようにすることを目
的とする(請求項8)。また、実行中の先行ジョブにお
いてソータを使用したとしても、先行ジョブ終了後、後
続ジョブの用紙を既排出のソータビン上に排出する直前
に画像形成を施さない用紙(インターリーフ)を各ビン
上の既排出用紙上に排出することにより(インターリー
フ自動挿入機能)、同一ビン上の異なるジョブ間(各ジ
ョブにより排出された用紙束間)を区別することを可能
にし、その結果、後続のジョブにおけるソータ使用のジ
ョブ設定を可能にし、より多くのモードをオペレータに
開放することを目的とする。また、先行ジョブでの使用
ビンを考慮することなく、ソータが所有する全てのビン
を利用対象として予約設定可能にしたので、オペレータ
にコピー部数を制限する必要をなくして効率よく予約設
定できるようにすることを目的とする(請求項9)。
【0007】また、請求項9において、インターリーフ
自動挿入機能によるインターリーフの排出を、先行ジョ
ブにおける使用済みビン上にのみ排出することにより、
先行ジョブにおいて使用されていない未使用ビン上にイ
ンターリーフを排出することによる用紙の無駄使いを防
止し、また複写、仕分けに要する所要時間の短縮、不要
動作の排除を目的とする(請求項10)。また、請求項
9又は10において、実行中の先行ジョブにおいてステ
ープル機能を実施して排出した用紙束にステープルを施
す場合には、インターリーフ自動挿入機能を実施しない
ことにより、インターリーフを排出することによる用紙
の無駄使いを防止し、また複写、仕分けに要する所要時
間の短縮、不要動作の排除を目的とする(請求項1
1)。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為、
請求項1の発明は、読取り位置に供給した後で原稿を循
環させて再給紙を可能にする循環搬送経路と、該循環搬
送経路に原稿を給紙する第1の給紙口と、循環搬送経路
の終端部に位置し上記第1の給紙口に原稿を排出する第
1の排出口と、を備えた循環式自動原稿送り装置と、上
記循環搬送経路と一部搬送経路を共用する非循環搬送経
路と、該非循環搬送経路に原稿を給紙する第2の給紙口
と、上記非循環搬送経路の終端部に位置する第2の排紙
口と、を備えた自動原稿送り装置と、画像形成装置本体
と、画像形成装置本体に接続されて排出されてくる用紙
を仕分ける複数の排出ビンを有する仕分け装置と、第1
の画像形成モードの実行後に、第2の画像形成モードを
実行するための予約を行う為の予約設定手段と、上記各
構成要素を制御する制御手段と、を備えた画像形成装置
において、上記制御手段は、第1の給紙口から循環搬送
経路に原稿を給紙して原稿画像の読取りを行うことによ
り実行される第1の画像形成モードと、第2の給紙口か
ら非循環搬送経路に原稿を給紙して原稿画像の読取りを
行うことにより実行される第2の画像形成モードと、を
個別に切り換え設定する制御を行い、第2の画像形成モ
ードが予約設定されている場合に、第2の画像形成モー
ド用の原稿がセットしてある第2の給紙口から第1の画
像形成モード用の原稿がセットしてある第1の給紙口に
原稿を搬送する際に、搬送している原稿の複写処理を行
わせる制御を行うと共に、第2の給紙口から読取り位置
に原稿を給紙して1部目の複写処理を実行し、第1の排
紙口に原稿を排出してから、2部目以降を第1の給紙口
より循環搬送経路を経て読取り位置に供給することによ
りコピーを行い、その後該原稿を第2の排紙口に排出さ
せる制御を行い、上記仕分け装置の排出済みビンに異な
る原稿群の複写処理済み用紙を排出しないように制御
し、上記仕分け装置に排出可能ビンが無い場合に仕分け
装置の使用を禁止する制御を行い、第1の画像形成モー
ドで上記仕分け装置を使用したとしても、第1の画像形
成モードでの複写処理実行終了前に第1の画像形成モー
ド用原稿枚数を検出することにより、第1の画像形成モ
ードでの複写処理終了後に未使用ビンが有る場合は第2
の画像形成モードにて上記仕分け装置を使用可能にした
ことを特徴とする。
【0009】請求項2の発明は、請求項1の画像形成装
置において、上記第1の画像形成モード用の原稿枚数の
検出を、第1の画像形成モードでの複写処理開始時に原
稿循環させることにより実行することを特徴とする。請
求項3の発明は、請求項1の画像形成装置において、上
記原稿枚数の検出を、第1の画像形成モードでの複写処
理を中断してから、第1の画像形成モードで用いる原稿
を循環させることにより行うようにしたことを特徴とす
る。請求項4の発明は、請求項3の画像形成装置におい
て、原稿枚数を検出した後、第1の画像形成モードでの
複写処理を自動的に再開するようにしたことを特徴とす
る。請求項5の発明は、請求項2、又は3の画像形成装
置において、各項記載の原稿枚数検出方法を選択設定可
能にしたことを特徴とする。
【0010】請求項6の発明は、原稿を読取り位置に供
給した後で該原稿を循環させて再給紙を可能にする循環
搬送経路と、該循環搬送経路に原稿を給紙する第1の給
紙口と、循環搬送経路の終端部に位置し上記第1の給紙
口に原稿を排出する第1の排出口と、を備えた循環式自
動原稿送り装置と、上記循環搬送経路と一部搬送経路を
共用する非循環搬送経路と、該非循環搬送経路に原稿を
給紙する第2の給紙口と、上記非循環搬送経路の終端部
に位置する第2の排紙口と、を備えた自動原稿送り装置
と、画像形成部を備えた画像形成装置本体と、異なった
サイズの用紙を画像形成部に選択的に給紙する給紙部
と、画像形成装置本体に接続されて排出されてくる用紙
を仕分ける複数の排出ビンを有する仕分け装置と、第1
の画像形成モードの実行後に、第2の画像形成モードを
実行するための予約を行う為の予約設定手段と、上記各
構成要素を制御する制御手段と、を備えた画像形成装置
において、上記制御手段は、第1の給紙口から循環搬送
経路に原稿を給紙して原稿画像の読取りを行うことによ
り実行される第1の画像形成モードと、第2の給紙口か
ら非循環搬送経路に原稿を給紙して原稿画像の読取りを
行うことにより実行される第2の画像形成モードと、を
個別に切り換え設定する制御を行い、第2の画像形成モ
ードが予約設定されている場合に、第2の画像形成モー
ド用の原稿がセットしてある第2の給紙口から第1の画
像形成モード用の原稿がセットしてある第1の給紙口に
原稿を搬送する際に、搬送している原稿の複写処理を行
わせる制御を行い、第2の給紙口から読取り位置に原稿
を給紙して1部目の複写処理を実行し、第1の排紙口に
原稿を排出してから、2部目以降を第1の給紙口より循
環搬送経路を経て読取り位置に供給することによりコピ
ーを行い、その後該原稿を第2の排紙口に排出させる制
御を行い、上記第1の画像形成モードにおいて上記仕分
け装置を使用する場合においても、第2の画像形成モー
ドで使用する用紙サイズが第1の画像形成モードで使用
する用紙サイズと異なる場合には、第2の画像形成モー
ドにおける仕分け装置の使用を可能にし、しかも第1の
画像形成モードの既使用ビン上に第2の画像形成モード
にて排出された用紙を排出するように制御することを特
徴とする。請求項7の発明は、上記仕分け装置は各ビン
上の用紙束にステープルを施すステープラを備え、上記
制御部は、上記第1の画像形成モードにおいて各ビン上
の用紙束にステープルを実施した場合に、上記第2の画
像形成モードにおける排出用紙を既使用ビン上に排出す
る制御を行うことを特徴とする。請求項8の発明は、上
記制御部は、上記第2の画像形成モードにおけるステー
プラの使用を禁止することを特徴とする。
【0011】請求項9の発明は、原稿を読取り位置に供
給した後で該原稿を循環させて再給紙を可能にする循環
搬送経路と、該循環搬送経路に原稿を給紙する第1の給
紙口と、循環搬送経路の終端部に位置し上記第1の給紙
口に原稿を排出する第1の排出口と、を備えた循環式自
動原稿送り装置と、上記循環搬送経路と一部搬送経路を
共用する非循環搬送経路と、該非循環搬送経路に原稿を
給紙する第2の給紙口と、上記非循環搬送経路の終端部
に位置する第2の排紙口と、を備えた自動原稿送り装置
と、画像形成部を備えた画像形成装置本体と、異なった
サイズの用紙を画像形成部に選択的に給紙する給紙部
と、画像形成装置本体に接続されて排出されてくる用紙
を仕分ける複数の排出ビンを有する仕分け装置と、第1
の画像形成モードの実行後に、第2の画像形成モードを
実行するための予約を行う為の予約設定手段と、上記各
構成要素を制御する制御手段と、を備えた画像形成装置
において、上記制御手段は、第1の給紙口から循環搬送
経路に原稿を給紙して原稿画像の読取りを行うことによ
り実行される第1の画像形成モードと、第2の給紙口か
ら非循環搬送経路に原稿を給紙して原稿画像の読取りを
行うことにより実行される第2の画像形成モードと、を
個別に切り換え設定する制御を行い、第2の画像形成モ
ードが予約設定されている場合に、第2の画像形成モー
ド用の原稿がセットしてある第2の給紙口から第1の画
像形成モード用の原稿がセットしてある第1の給紙口に
原稿を搬送する際に、搬送している原稿の複写処理を行
わせる制御を行い、第2の給紙口から読取り位置に原稿
を給紙して1部目の複写処理を実行し、第1の排紙口に
原稿を排出してから、2部目以降を第1の給紙口より循
環搬送経路を経て読取り位置に供給することによりコピ
ーを行い、その後該原稿を第2の排紙口に排出させる制
御を行い、上記第1の画像形成モードにおいて上記仕分
け装置を使用する場合に、各ビン上に最終の画像形成し
た用紙を排出した後で、各ビン上の既排出用紙上に画像
形成を施さない用紙を一枚づつ排出することにより、第
2の画像形成モードにおける仕分け装置の使用を可能に
したことを特徴とする。請求項10の発明は、上記第2
の画像形成モードにおいて上記仕分け装置を使用する場
合に、第1の画像形成モードの既使用ビン上にのみ、画
像形成を施さない用紙を一枚づつ排出してから、第2の
画像形成モードにて排出された用紙を各ビン上に排出す
るように制御することを特徴とする。請求項11の発明
は、上記仕分け装置は各ビン上の用紙束にステープルを
施すステープラを備え、上記制御部は、上記第1の画像
形成モードにてステープル機能を実施して各ビン上の用
紙束にステープルを施した場合には、第2の画像形成モ
ードにより排出された用紙を既使用の各ビン上に排出す
る前に、上記画像形成を施さない用紙を排出しないよう
に制御したことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示した形態
例により詳細に説明する。図1は本発明の予約ジョブモ
ード複写機の一例の内部構造図であり、Aは複写機本体
(画像形成装置本体)、Bは原稿の自動給送を行なう循
環式原稿給送装置(RDF)、Cは自動原稿給送装置
(ADF)、Dは反転ユニット、Eはソータである。こ
の複写機を用いた複写処理について、以下説明する。な
お、RDF(B)とADF(C)との違いは、周知のよ
うに原稿循環により複写処理をするか否かという点にあ
る。ADF(C)は原稿を給紙位置(第2の給紙口)に
戻せないため、1枚原稿から複数コピーを作成するのに
適している。但し、RDF(B)を用いて原稿を循環さ
せないことにより、ADFによる場合と同様に複写動作
を実行させることは可能である。 <循環式自動原稿送り装置(RDF)の原稿給紙動作>
図2は循環式原稿給送装置Bの一例の内部構成図であ
る。原稿載置台201上に原稿面を下向きにした状態で
載置された原稿束は、最下部の用紙1枚がバキュームベ
ルト202に引き付けられた状態でエンドレスなバキュ
ームベルト202の回転移動により原稿給紙口(第1の
給紙口)に送られるが、第1の給紙口からの給紙に先立
ち、上下動可能に上端部を支持された原稿仕切爪215
は一旦原稿の左上側に引き込まれて退避し、原稿のセッ
ト後に再度実線で示す位置に出現することにより、原稿
束上にセットされる。その状態で給紙された原稿は、原
稿給紙ローラ203により中間搬送路204に送られ、
中間搬送路内で一旦停止する。停止した原稿はその後の
再起動により、中間搬送路204の終端部に位置するタ
ーンローラ205と、コンタクトガラスCG上を覆うよ
うに配置された原稿搬送ベルト206との協働によりコ
ンタクトガラスCG(読取り位置)上にセットされる。
原稿を連続給紙する場合には、コンタクトガラス上への
セット作業と同時に前記給紙動作を実行することで次の
原稿を中間搬送路204にセットする。コンタクトガラ
スCG上にセットされた原稿の排出に際しては、原稿搬
送ベルト206と原稿排紙ローラ208との協働により
原稿を原稿排紙路209に送るが、片面原稿と両面原稿
とでは排出方法が異なっている。なお、循環式原稿給送
装置Bの第1の給紙口から内部へ延びる各搬送経路20
4、209、212、213は、循環搬送経路を構成し
ており、これらの経路を利用した搬送を行うことにより
原稿の循環が可能となる。第1の給紙口から原稿を給紙
することにより画像形成を行うモードは、第1の画像形
成モードである。
【0013】次に、片面原稿と両面原稿の各場合につい
て排出方法を説明する。 (片面原稿の場合)片面原稿の排紙動作は次のようにな
る。コンタクトガラスCG上の原稿は、原稿搬送ベルト
206により原稿排紙路209に導かれ、一旦排出路2
09に進入した原稿の後端の通過が反転センサー211
に検知されたとき、スイッチバックローラ210を逆転
させて原稿を逆送させる。この時、排紙切換爪207が
実線で示した位置よりも反時計廻り方向へ回動した位置
にあってコンタクトガラス方向への戻りを防止している
ので、当該原稿は正転排出路213に導かれ、原稿排紙
ローラ214(第2の排紙口を構成する)により、原稿
載置台201の原稿束の上に、同じ向き(原稿面が下向
き)で排出される。
【0014】(両面原稿の場合)両面原稿の場合には、
コンタクトガラスCG上で表面の露光を受けた原稿を原
稿排紙路209に導いた後で、スイッチバックローラ2
10を逆転させず、正転させて、そのまま反転排出路2
12に進め、原稿排紙ローラ214により原稿載置台2
01上に排出させる。従って、この両面原稿が原稿載置
台に再度スタックされる場合は、天地が逆になる(未露
光の裏面が下向きになる)。この状態でこの原稿が再給
紙されると、コンタクトガラス上では裏面が露光される
ことになり、その後再度反転排出路212を通過させる
ことによりもとの状態(表面が下向きの状態)に戻され
る。 (最終原稿検知)次に、最終原稿の検知は、最終原稿の
上にセットされた原稿仕切爪215が最終原稿の給紙に
より仕切り爪検知センサー216内に落下することで行
われる。
【0015】<自動原稿送り装置(ADF)の原稿給紙
動作>図3はADFの一例の構造図である。第2の給紙
口から原稿を給紙することにより行われる画像形成モー
ドは、第2の画像形成モードである。 (片面原稿の場合)自動原稿送り装置Cの原稿載置台2
51上に片面原稿の画像面を下向きに載置された原稿束
は、分離ブレード252により規制され最下面の原稿の
み分離ローラ253、呼出ローラ254の搬送力により
給紙される。給紙された原稿はプルアウトローラ255
と、図2に示したターンローラ205の下側の進入口2
05aに搬送され、ターンローラ205の下側の進入口
205aから先端を進入させることにより、原稿搬送ベ
ルト206によりコンタクトガラスCG上に搬送され、
読取り位置にセットされる。読取り終了後の排出動作で
は、排紙切換爪207が循環式自動原稿送り装置Bの原
稿排紙路209を塞ぐようにセット(実線位置よりも反
時計廻り方向へ回動した状態)されることで、原稿は原
稿排紙トレイ(第2の排紙口)260の方向に搬送さ
れ、原稿排紙ローラ208により原稿排紙トレイ260
に排紙される。
【0016】(両面原稿の場合)自動原稿送り装置Cか
ら両面原稿を給送して両面コピーを得る場合は、循環式
自動原稿送り装置B内の循環搬送経路を利用した搬送が
行われる。即ち、例えば自動原稿送り装置Cを用いて両
面原稿の表面についてコピーを行った後で、経路209
に一旦原稿を進入させ、原稿後端が反転センサー211
を通過した後で、スイッチバックローラ210を逆転さ
せて原稿を後端から正転排出路213内に導く。続い
て、原稿先端が経路212と213との分岐部を越えた
時点で214を逆転させて原稿を経路212内に導く。
続いて、経路212、209を経て原稿をコンタクトガ
ラス上に搬送し、原稿の裏面を複写する。裏面の複写終
了後は、上記と同様に経路209→213→212を経
て原稿を再びコンタクトガラス上に(表面を下向きにし
て)移動させてから排紙トレイ260上に排出する。裏
面コピー後に、原稿をコンタクトガラス上からそのまま
排紙トレイ260上に排出すると、原稿束の裏表、頁順
序が逆になってしまうが、上記のように反転させること
により、そのような不具合をなくすることができる。A
DFレジストセンサー256は、原稿をコンタクトガラ
スCG上に精度よく停止させるために使用する。符号2
57は原稿セットセンサーであり、原稿載置台上におけ
る原稿セットを検知し、原稿エンドセンサー258はA
DFの原稿載置台251上にセットされた原稿束中の最
終原稿の有無を検知する。ADFサイドセンサー259
は、原稿サイズの検出と原稿給紙時に斜めに搬送されな
いように規制する働きを有する。なお、第2の給紙口か
ら排紙トレイ260への経路は非循環搬送経路を構成し
ている。
【0017】<反転ユニット>図1のDは反転ユニット
であり、その内部構成が示されている。装置本体から排
出された用紙(転写紙)は用紙受け入れ口301から反
転ユニット内部へ搬送される。反転切換爪302は用紙
の反転/非反転により動作し、反転する場合は反転路3
03に用紙を導き、反転が不要の場合は反転路を経由し
ないでソータへ搬送する。 〈ソータ〉図1中の符号Eはステープル機構付きソータ
の内部構成図である。反転ユニットDから排出された用
紙は入口ガイドローラ43、43及びベルト42、44
により内部へ導かれる。即ち、上下搬送ベルト42、4
4は用紙を上方に搬送する手段であり、回動自在な切換
爪46は上側と下側の経路に搬送方向を仕分ける。上側
の経路には排紙ローラ対48、49及び排紙トレイ54
が設けられ、下側の経路には垂直方向に延びるコピー縦
送り経路が連設されており、このコピー縦送り経路に沿
って平行且つ尻上がりに設けられた複数のビン55が配
置されている。縦送り経路の各ビン55に対応する位置
には、偏向爪64と、搬送ローラ62、及び排出ローラ
63(ビン上への排出ローラ)からなるローラ対が設け
られ、上下方向に並んだ複数の搬送ローラ62のうちの
いくつかの搬送ローラに対しては従動ローラ65が圧接
し、コピー縦送り経路内を通過する用紙に搬送力を与え
ている。上記搬送ベルト42、44、排紙ローラ48、
49、搬送ローラ62及び排出ローラ63は、駆動モー
タ41により駆動される。また、各ビン55の上部及び
下部にはそれぞれ2個のプーリ53、69を設けた軸5
3a,69aが機枠に軸支され、下部軸69aは後処理
ユニット移動用モード68に接続されている。上下2対
のプーリには後処理ユニット移動ベルト66が掛け渡さ
れ、これらのベルトにはチャックユニット60と後処理
ユニット61とがガイドユニット51を介して取り付け
られている。ガイドユニット51を案内するために全高
に亘ってガイドレール67が設けられている。
【0018】用紙の流れは、例えば排紙トレイ54に排
紙する場合は切換爪46が下がった状態となって、切換
ガイド板47に沿って排紙ローラ対48、49により排
紙トレイ54上に排出される。また、各ビン55上に排
出する場合は、切換爪46が上がった状態となって、コ
ピー切換ガイド板45に沿って下方に搬送される。搬送
ローラ62と従動ローラ65によって搬送された用紙
は、偏向爪64が排出方向に動作している箇所のビン5
5上に排出される。ソートモードの場合、つまり、AD
F、RDF等を用いて複数枚の原稿から得た複数部のコ
ピー済み用紙を部ごとに仕分けて各ビン上に排出するモ
ードにおいては、1ページ目の1枚目は1ビン目の偏向
爪64が作動することにより第1ビン55に排出し、1
ページ目の2枚目の用紙は2ビン目の偏向爪64が作動
することにより第2ビン55に排出する。同様に2ペー
ジ目の1枚目は1ビン目の偏向爪64が作動して第1ビ
ン55に排出し、2ページ目の2枚目の用紙は2ビン目
の偏向爪64が作動して第2ビン55に排紙される。こ
のようにソートモード時は、1つのビン上に1、2、3
・・・というようにページ順に排出される。
【0019】また、スタックモードの場合、つまりAD
F、RDF等を用いて複数枚の原稿を複数部コピーした
時にコピー済み用紙を頁ごとに仕分けて各ビン上にスタ
ックさせるモードにおいては、1ページ目の用紙全部を
1ビン目の偏向爪64が作動して第1ビン55に排出
し、2ページ目の用紙全部を2ビン目の偏向爪64が作
動して第1ビン55に排出する。このようにスタックモ
ード時は、1つのビン上に同一ページの用紙が排出され
頁毎に仕分けられる。次に、後処理ユニット61につい
て説明する。後処理とはステープラによるステープル処
理、パンチャーによる穿孔処理等を意味する。後処理ユ
ニット61をそれぞれのビン55に対応した位置に移動
させるために、後処理ユニットモータ68を回転させて
プーリ69、53を介して後処理ユニット移動ベルト6
6を上下方向に進退させ、それに従いガイドユニット5
1(後処理ユニット61及びチャックユニット60を支
持する)を上下に動かすようになっている。ガイドユニ
ット51には車が取り付けられ、ガイドレール67に沿
って移動する。チャックユニット60は、各ビン上のコ
ピー束を後処理ユニット61の位置まで運び、後処理実
行後元のビン上に戻す装置である。
【0020】図1に示したガイドユニット51の位置は
第1ビン目の用紙に対する後処理を行い得る位置(ホー
ムポジション)を示しており、ガイドユニット51がホ
ームポジションにあることは、例えばガイドユニット5
1側に設けたセンサ56が第1ビン近傍に固定したホー
ム検知片57によりONされることにより検知され、第
1ビン目の用紙に対し後処理できる状態になっている。
この状態から後処理を実行すると、実行後に後処理ユニ
ット移動モータ68のONにより、ガイドユニット51
に支持された後処理ユニット61が所定距離さがり、2
ビン目のビン位置検知片59によりセンサ56がON
し、後処理ユニット移動モータ68をOFFさせて後処
理ユニット61を停止させる。そして第2ビン目の後処
理を行う。所定ビンのコピーに対する後処理実行を終了
すると、後処理ユニット61をホームポジションに移
す。
【0021】次に、図4は、後処理ユニット61の具体
的な構成を示す一部断面斜面図である。ここでは後処理
装置の一例の実施形態としてステープラを図示して説明
する。モータ1116が電気信号によりONされると、
カートリッジ1117内から図示の様に引き出された状
態にあるステープル針1119を上下の綴じ片61A、
61Bの接近動作により用紙束に打ち込んでステープル
を施す。ステープル針1119は薄いテープにより帯状
につながれていて、カートリッジ1117内に丸め込ま
れている。また、ステープル1119の最後が光学的に
読みとる反射型センサーのニアエンドセンサー1118
を通過するとニアエンド信号が出力されるようになって
いる。なお、このステープラの構成は一例を示したもの
に過ぎず、本発明の適用対象がこの構成に限定される訳
ではない。
【0022】次に、図5は、チャックユニットの斜視図
である。チャックユニット60はビン55のコピー束を
つかんで、後処理ユニット61の位置まで移動させ、後
処理終了後に再びビン55上に排出された時と同一の状
態に戻す役目を持っている。まず、モータ1107がH
方向に回転すると、ウォームギア1100が回転し、こ
れにかみ合っているギア1101がI方向に回転する。
するとスパイラル軸1106が回転し、スパイラル軸1
106にスパイラルの穴を係合させた移動棒1105を
介して移動板1113、チャック1109、1110が
B方向に移動する。B方向に移動すると、移動棒110
5と一体の位置片1103によりチャックホームセンサ
ー1102がONし、モータ1107を停止させる。こ
の停止位置は、後処理ユニット61によるステープル、
穿孔等の処理を行うのに適した位置である。また、逆に
モータ1107がG方向に逆回転すると、ウォームギア
1100が逆回転しギア1101がJ方向に回転する。
そして移動棒1105を介して移動板1113、チャッ
ク1109、1110がA方向に移動する。A方向に移
動すると、位置検出片1103が先端位置センサー11
04をONさせ、モータ1107を停止させる。そして
ソレノイド1114をONさせると、チャック1109
に取り付けられた引っ張り棒1108によりD方向に下
げられ、ビン55上の図示していない用紙束をチャック
1109、1110がつかむ。この後、モータ1107
をH方向に回転させることにより、保持した用紙束を後
処理ユニット61に向けて移動させ、後処理を受けさせ
る。後処理完了後、再度モータをG方向に回転させて、
用紙束をA方向に戻す。再び位置検出片1103が先端
位置検出センサーをONさせるとモータ1107が停止
するとともに、ソレノイド1111がOFFし、コイル
バネ1115の反発力によりチャックユニット1109
が上昇して用紙束がもとの位置に戻る。そしてモータ1
107がH方向に回転し、移動板1113をホーム位置
まで押してからモータ1107は停止する。なお、上記
の各構成要素は、いずれも制御手段によりコントロール
されるものであり、特許請求の範囲に於てはこの制御手
段を単一の制御手段であるかのごとく表現しており、単
一の制御手段として捕らえることも事実可能であるが、
この形態例では、制御手段は、以下に述べるように複数
の制御装置から構成される。
【0023】〈DF制御装置、ソータ制御装置〉次に、
図6はRDF及びADFの原稿移行制御を行うDF制御
装置(制御手段)とステープル付きソータ制御装置(制
御手段)のブロック図である。CPUとしては、例えば
ROM、RAM、ADコンバータ、シリアル通信ポート
が一体となったワンチップマイコンを使用し、出力・入
力ポートを外付けしている。出力ポートにはモードを等
速に駆動させるモータドライバが接続され、それぞれの
モードを必要に応じて駆動する。更に原稿給紙クラッ
チ、仕切爪ソレノイド等も駆動する。入力ポートには、
各センサー、スイッチの信号が接続され、必要な情報が
得られる。原稿の動作は、上記負荷の駆動を所定のタイ
ミングで実行させることで実現される。ソータ制御装置
の場合、出力ポートにはモータを等速に駆動させるモー
タドライバが接続され、それぞれのモードを必要に応じ
て駆動する。更にチャックユニットソレノイド等も駆動
する。入力ポートにはチャックユニット関連、ステープ
ル関連の各センサーの信号が接続され必要な情報が得ら
れる。ソータに排出された用紙の動作は上記負荷の駆動
を所定のタイミングで実行することで実現される。ま
た、ソータは、所有するビン数が確定しており、ソータ
を使用する場合の複写処理でソ−トモードを使用する場
合は、使用ビン数、つまりセット枚数がソータの所有ビ
ン数以下である必要があり、オペレータが指定したセッ
ト枚数が所有ビン数を越える場合は強制的に所有ビン数
に制限するための制御が行われる。
【0024】<操作部>次に、複写処理は、複写機本体
Aに設けられた操作部に必要な処理モードを設定し、プ
リントキーを押すことにより開始されるため、まず、操
作部について説明する。図7は、複写機本体Aに設けら
れた操作部である。図7の操作部500に於て、501
はモードクリア/予熱キーであり、モードクリアキーと
予熱キーを兼ねており、このキーを一回押すことにより
モードクリアキーの機能となり、そのまま押し続けると
予熱キーの機能となる。モードクリアキーは、この複写
機における各モードを標準モードに戻すためのものであ
り、このキーの操作によりリピート枚数は1枚、濃度は
自動濃度、給紙は自動給紙選択、変倍率は等倍に設定さ
れ、両面等、その他の機能は全て解除される。予熱キー
は、オルタネートスイッチであり、装置本体の定着ユニ
ット等を予熱状態にするときと、予熱状態を解除すると
きに押す。予熱状態では、定着ユニットが低温制御さ
れ、また、予熱ランプのみ点灯し、その他の表示は消灯
することで消費電力を押えている。従って、コピー処理
実行中は、この予熱キーは無効となる。符号502は割
り込みキーであり、割り込みコピーを行う場合にこれを
押し、503はエンターキーであり、ズーム変倍、綴じ
代の数値を入力するときにこれを押し、504はプリン
トキー(スタートキー)であり、複写動作を開始すると
きにこれを押す。プリントキー504は、レディ/ウェ
イト表示を兼ねており、例えば、レディ時は、グリーン
のLEDが、ウェイト時はレッドのLEDが点灯する。
505はテンキーであり、複写枚数を設定する場合、ズ
ーム変倍、綴じ代の数値を入力する場合に使用する。5
06はクリア/ストップキーであり、待機中はクリアキ
ー、複写動作中はストップキーの機能を有する。このク
リアキーは、設定した複写枚数を解除する時に押す。ま
た、ストップキーは、複写動作を中断するときに押し、
その時点での複写動作が終了したときに機械は停止す
る。507はガイダンスキーであり、基本操作の説明を
表示するときに押し、508はプログラム登録キーであ
り、使用者が頻繁に使用するモードを登録することがで
き、登録したモードはプログラム呼び出しキー509で
呼び出すことができる。510は予約キー、511は予
約設定キー(予約設定手段)である。550は表示部で
あり、LCDタイプのものである。このディスプレイ
は、表面にタッチキーを配設し、機能の表示とともに選
択キーにもなっている。
【0025】図8にこの表示部550の一例の詳細構成
を示し、図8に基づいてこの表示部を説明する。551
はメッセージディスプレイであり、この複写装置に関す
る情報を表示する部分で、例えば、「コピーできま
す。」「用紙を補給して下さい。」「予約コピーできま
す。」等のメッセージを表示する。552は、セット表
示エリアである。553は、トレイ選択キー及び用紙サ
イズ、残量表示エリアで、左より順に、上段トレイ、中
段トレイ、下段トレイ、大容量トレイを示している。5
54は、自動用紙選択キーで、このキーが選択されたと
きには原稿と同じサイズの用紙が収納されたトレイが自
動選択される。555は濃度調整キーであり、複写濃度
を手動操作により調整するときに押す。556は、自動
濃度キーで、原稿の地肌濃度に応じて複写濃度を自動的
に調整するときに押す。557は等倍キー、558は拡
大キー、559は縮小キーであり、等倍コピー、あるい
は定形サイズの縮小、拡大を指定するときに押す。56
0はズームキーで、64〜142%の間で任意の倍率を
指定するときに押す。561は用紙指定変倍キーであ
り、指定した用紙のサイズに合わせて原稿の画像を自動
的に縮小拡大したい場合に使用する。562は両面キー
であり、片面原稿を両面にする場合、両面原稿を両面に
する場合、両面原稿を片面にする場合に選択する。56
3は両面モードメッセージエリアであり、両面モードの
機能が選択されたとき、コピー作成状態が絵で示され
る。564は綴じ代キーであり、綴じ代が必要なとき2
1mm以下であれば左右どちら側にも設定できる。565
は綴じ代モードメッセージエリアであり、綴じ代モード
の機能が選択されたとき、綴じ代状態が表示される。5
71はソートキーであり、各ソータビンに複写用紙を原
稿と同じ頁順で排紙する丁合を行う場合に押す。570
は、スタックキーであり、各ソータビンに同一原稿の複
写用紙を排出する場合に押す。原稿検出動作キー56
9、原稿枚数指定キー572については後述する。符号
573は、ステープルキーであり、このステープルキー
573は各ソータビンごとに所望の複写処理の排紙完了
後にステープル処理を実行したい場合にONするキーで
ある。
【0026】<操作制御部>図9は、上記操作部の制御
を司る操作制御部(制御手段)のブロック図である。操
作制御部は、CPU601、ROM602、RAM60
3、割り込みコントローラ604、主制御部との通信を
行なう通信ポート605、LCD表示部をコントロール
するLCDコントローラ606と表示メモリ607、L
EDを点灯させるための出力ポ−ト608及び、タッチ
キー、プッシュキーの入力を読み込むDMAコントロー
ラ609等で構成されている。操作者は、必要な処理モ
ードを操作部に設定し、プリントキーによりコピースタ
ート指示を入力する。複写装置は、操作部に設定された
処理モードに従い、コピープロセスを実行する。
【0027】<コピープロセスの概略説明>次に、コピ
ープロセスの概略を図1、図2、図3を参照しながら説
明する。循環式自動原稿送り装置(RDF)Bの原稿載
置台201に載置された原稿のうちの最下部の原稿は、
バキュームベルト202、原稿給紙ローラ203により
給紙されて中間搬送路204を通り、コンタクトガラス
101上に搬送される。そこで原稿はフラッシュランプ
102により全面光照射される。フラッシュランプ10
2の電源103は、フラッシュに先立ち電荷が与えら
れ、所定のタイミングで発光する。原稿からの反射光
は、第1ミラー104、スルーレンズ105、第2ミラ
ー106によりベルト感光体107を露光する。ベルト
感光体107は、帯電器108により電荷が一様に与え
られており、露光により静電潜像を形成する。ベルト感
光体107上の静電潜像は、イレーサ109により不要
部分の電荷が除去され、現像器110により現像されて
転写部へ送られる。現像された原稿像は、そこで、転写
チャージャー111により転写紙に転写される。この転
写紙は、給紙トレイ112、113、114、両面トレ
イ124のいずれかより給紙され、搬送路115に沿っ
て搬送され、レジストローラ116により、感光体10
7上の原稿像とタイミングを合わせて、感光体107と
転写チャージャー111との間に送られる。そこで像転
写された転写紙は、分離チャージャー120により、感
光体と分離し、搬送ベルト117を通り定着器118に
より定着される。
【0028】転写紙の両面に複写する両面モードでは、
両面切り替え爪121が両面トレイ124側に切り替わ
り、転写紙が両面進入路123より両面トレイ124に
送られ、両面トレイ内に一旦貯えられる。また、転写紙
の片面にのみ複写する片面モードでは、両面切り替え爪
121が排紙側に切り替わり、排出切り替え爪122ま
で搬送される。排出切り替え爪122は、転写紙を本体
トレイ119側への排出か周辺機F、Dへの排出かを切
り替える働きをする。感光体107は、転写紙の分離後
に除電用チャージャー125により除電され、クリーニ
ング装置126により感光体上の残トナーを除去され、
次の複写に備える。このベルト感光体107は継目を有
するため、ベルト上の画像形成領域は継目の部分を避け
て各サイズ毎にそれぞれ等間隔になるように決められて
いる。図11は、継目で切って展開したベルト感光体上
の画像形成領域(セグメント)の配置を示す図である。
一点鎖線で示すA4セグメントは5個、破線で示すB4
セグメントは4個、二点鎖線で示すA3セグメントは3
個が、ベルトの長手方向に沿って等間隔に配置されるよ
うに決められている。
【0029】<作像のための制御部の構成及び動作>図
10は、前記ベルト感光体に像を形成し、給紙トレイよ
り搬送された転写紙に像を形成するための制御ブロック
図である。以下、その動作について説明する。 この作
像制御部(制御手段)は、CPU401、入力ポート4
03、出力ポート402等で構成されている。入力ポ−
ト403には各種センサーが接続され、センサー信号を
入力し、出力ポ−ト402にはモーター制御回路40
4、パワーパック405等が接続され負荷の制御が可能
となっている。なお、感光体107を中心とした電子写
真プロセス機構は、画像形成部を構成している。
【0030】画像形成時は、感光体上の継目を避けるた
めに、画像形成に先立って感光体上の画像形成領域を決
める必要がある。そのためにベルト感光体107の端部
には、継目から一定の距離に同期マークが設けられ、マ
ークセンサー410で検出される。画像領域を決定する
ためには、感光体を駆動し、このマークを検出する必要
がある。そのために出力ポ−ト402からの駆動信号が
モーター制御回路404に入力され、感光体駆動モータ
ー408が駆動される。感光体駆動モーター408には
エンコーダ409が一体に取り付けられており、ベルト
感光体107の移動距離に比例した数のパルスを出力す
る。そのパルス信号は、モーター制御回路404に入力
され、感光体駆動モータ408を等速に回転させるため
に使用されるとともに分周器406にも入力され、所定
の分周比で分周されたのち、CPU401に入力されそ
の数がカウントされる。この値は、感光体の移動量に比
例しているので、このカウント値により画像形成領域が
決定される。
【0031】<複写シーケンス>次に、複写シーケンス
について説明する。図11に示した前記セグメントの先
端が所定の位置に達するとシーケンス動作が始まり、シ
ーケンス制御用のカウンターが動作を開始する。このカ
ウンターは、前記分周回路406からのパルス信号によ
りカウントアップ動作をし、シーケンスが完了すること
によりクリヤーされる。カウンターが動作を開始し、そ
の値がCNT_1の値になると出力ポ−ト402からパ
ワーパック405に信号が出力され、帯電器108が動
作し、感光体107を一様に帯電させる。次に、カウン
ト値がCNT_2になると、出力ポ−ト402よりフラ
ッシュ電源103に充電開始信号が入力され、フラッシ
ュランプ102を点灯させるために、フラッシュ電源1
03内のコンデンサーに電荷が貯えられ、フラッシュ信
号をフラッシュ電源103に送ることによりフラッシュ
ランプ102を点灯させ、コンタクトガラス101上に
セットされた原稿を光照射し、感光体107を露光す
る。このフラッシュ信号は、カウント値が、CNT_3
で出力される。更に感光体107が回転し、画像の先端
が、イレーサー109の位置(=CNT_4)に達する
と、イレーサー109の画像に対応する部分が消灯し、
画像の後端がイレーサ109の位置(=CNT_5)に
達すると、イレーサーは全点灯し、感光体上の余分な電
荷が消されて、原稿像の部分にのみ静電潜像が残され
る。この静電潜像は、現像器110で現像され、表面コ
ピーの場合は給紙トレイ(給紙部)112、113、1
14の何れかから送られた用紙に、裏面コピーの場合
は、両面トレイ124から送られた用紙に転写される。
原稿像と同期を取るために用紙はどのトレイから送られ
るかにより、異なったタイミングで搬送を開始する。原
稿像を転写された用紙は、搬送ベルト117を通り、定
着器118により定着される。両面切り替え爪121
は、CNT_6で動作し、両面トレイにスタックする場
合は両面トレイ側に、そうでない場合は排出側に切り換
える。排出切り替え爪122はCNT_7で動作し、用
紙を本体トレイに排出するか、周辺装置に送るかを切り
換える。用紙が排出されることによりシーケンス動作は
終了する。
【0032】なお、次に示すカウント値は、夫々次のご
ときシーケンス処理を意味している。 複写処理は、このシーケンス処理を前記セグメントの移
動タイミングに合わせて次々に実行することにより実現
される。通常の複写処理速度は、このセグメントサイズ
と使用する用紙サイズとの関係で決定されるため、A4
サイズの処理速度が最も速く、B4サイズがその次で、
A4サイズの5分の4であり、A3サイズでは5分の3
となる。処理速度の変更は、セグメントサイズと用紙サ
イズの対応を変えることで実現される。即ち、用紙サイ
ズがA4であってもB4セグメントを使用することで、
5分の4に、A3セグメントを使用することで、5分の
3に下げることが可能である。用紙サイズがB4の場合
はA4セグメントを使用することで4分の3にすること
ができる。
【0033】<RDFを用いた場合のコピー方法>次
に、循環式自動原稿送り装置を用いた場合のコピー方法
を図1、図2等を用いて説明する。 (片面/片面コピー)まず、片面原稿を用いた片面コピ
ーにおいては、原稿載置台201上に原稿面を下向きに
して置かれた片面原稿は、1枚ずつ原稿束の下側から給
紙され、循環搬送経路の一部即ち中間搬送路204を通
って、コンタクトガラスCG上に送られ露光される。露
光が完了すると、コンタクトガラス上の原稿は、搬送ベ
ルト206により左側に送られ、原稿排出トレイ260
に排出される。次の原稿は、露光中の原稿が、露光完了
しないうちに給紙され始めるため、原稿交換のための遅
れを設けることなく、コピーが作成される。この時の原
稿給紙と用紙給紙の様子を図12(1)に示す。原稿載
置台の原稿が一巡すると1部のコピーが作成されるた
め、N部作成するためにはこの動作をN回繰り返す。
【0034】(片面/両面コピー)片面原稿を用いた両
面コピーの場合は、図12(2)に示すように、まず最
初の原稿循環で表面となる原稿のコピーをとり、片面に
コピーを受けた用紙を一旦両面トレイ124にスタック
する。従って、この場合には奇数頁に相当する原稿だけ
が読取りを受け、偶数頁に相当する原稿については読取
りを行わずに搬送だけを行う(原稿載置台201上に戻
す)。次の循環では、両面トレイ内の表面コピー用紙の
裏面に1回目の循環でコピーしなかった原稿のコピーを
とることで1部の両面コピーを作成する。この2回目の
原稿循環においては、原稿載置台201上の原稿を順次
給紙する過程で、偶数頁目に相当する原稿のみを読取
る。複数部のコピーを作成する場合は、2巡目以降の原
稿循環時に、両面トレイからの用紙にコピーすると同時
に表面コピーを作成し両面トレイにスタックすることで
N部をN+1回の原稿循環で作成する。換言すれば、原
稿循環の2巡目において、原稿載置台上から給紙する全
ての原稿について読取りを行い、奇数頁目に対応するコ
ピー用紙を両面トレイ上に排出すると共に、偶数頁目に
対応するコピー用紙(両面トレイ上にある)については
転写位置に再給紙して裏面にコピーを受けさせる。な
お、図12(2)において、2巡目で行われる奇数頁目
のコピーは2部目の表面コピーの分であるため、3巡目
で行われる偶数頁目のコピーは2部目の裏面コピーの分
となる。
【0035】(両面/両面コピー)次に、両面原稿を用
いた両面コピーの場合は、図12(3)に示すように、
まず最初の原稿循環で表面となる原稿(全原稿の表面側
=得られる両面コピーの奇数頁)のコピーをとって一旦
両面トレイ124にスタックする。この循環においてコ
ンタクトガラス上から排出された原稿は全て反転して、
裏面を下向きにした状態で原稿載置台201上に排出さ
れる。次の循環では、原稿載置台201上に裏面を下向
きにしてスタックされた原稿を最下部(偶数頁)から再
給紙し、全ての原稿の裏面の画像を順次読取る。読み取
った裏面の画像は全て両面トレイ内の表面コピー用紙の
裏面上に画像形成することで1部の両面コピーを作成す
る。裏面コピー後の原稿循環では、コンタクトガラス上
から排出された原稿は循環搬送経路を経て再度反転され
て原稿載置台201上に排出され、最初の状態(表面を
下向きにした頁順のスタック状態)に戻される。即ち、
原稿載置台の原稿が2循環すると1部のコピーが作成さ
れる。
【0036】<ADFを用いた場合のコピー方法>次
に、自動原稿給送装置Cを用いた場合のコピー方法を説
明する。 (片面/片面コピー)片面原稿を用いた片面コピーにお
いては、自動原稿給送装置C(ADF)の原稿載置台2
51上の原稿は1枚ずつ原稿束(原稿面は下向き)の下
側から給紙され、コンタクトガラスCG上に送られ、露
光される。露光が完了すると、コンタクトガラス上の原
稿は、搬送ベルト206と、切換え爪207のオンによ
り、原稿排紙トレイ260上に排出される。次の原稿は
露光中の原稿が露光完了しないうちに給紙され始めるた
め、原稿交換のための遅れを設けることなく、コピーが
作成される。この時の原稿給紙と用紙給紙の様子を図1
3(1)に示す。ADF(C)の原稿載置台251上の
原稿がなくなると、1部のコピーが作成され、ADFの
原稿載置台251に再度予約コピーすることが可能とな
り、図8に示したメッセージディスプレイ551に「A
DFに予約できます」を表示する。N部作成する為に
は、ソータを用いて複数部作成するか、或は原稿を排出
された原稿束を再び原稿載置台251上にセットして再
給紙するようにすればよい。
【0037】(片面/両面コピー)次に、片面原稿を用
いた両面コピーの場合には、図13(2)に示すよう
に、まずADFの原稿載置台251上に原稿面を下向き
にしてセットされた原稿をRDF(B)の原稿載置台2
01に搬送するが、この際に、表面となる原稿(奇数枚
目)だけのコピーをとり、奇数枚目の原稿に対応するコ
ピーを受けた用紙を一旦両面トレイにスタックする。A
DFの原稿載置台251上の原稿が全てRDFの原稿載
置台201に搬送されたら、ADFの原稿載置台251
に再度予約コピーすることが可能となり、メッセージデ
ィスプレイ551に「ADFに予約できます」を表示す
る。次に、2回目の給紙において、RDFの循環搬送経
路を使って原稿を給紙しつつ読取りを行うことにより、
両面トレイ内の表面コピー用紙の各裏面に、ADFの原
稿載置台251上の原稿をRDFの原稿載置台に搬送す
る際にコピーしなかった原稿(偶数枚目)だけのコピー
をとることで1部の両面コピーを作成する。なお、複数
部のコピーを連続してとる場合は、最初のRDF原稿載
置台201からの原稿循環時(図13(2)の2回目に
相当)に全原稿の読取りを行い、このとき偶数枚目の原
稿画像については両面トレイからの表面コピー用紙の裏
面にコピーすると同時に、奇数枚目の原稿画像について
は次の部のための用紙表面にコピーした上で用紙を両面
トレイにスタックすることでN部のコピーをN回の原稿
循環で作成する。なお、3回目の給紙(2回目の循環)
においては、中間トレイにスタックされた表面コピー用
紙の裏面に偶数枚目の原稿の画像を記録する為の給紙を
行う。こうして、両面の読取りを受けた原稿は、循環搬
送経路を経て原稿排紙台201上に表裏を反転した状態
で排出される。
【0038】(両面/両面コピー)次に、両面原稿を用
いて両面コピーを得る場合には、図13(3)に示すよ
うに、まず、ADFの原稿載置台251上の全原稿をR
DFの原稿載置台201に搬送するが、その際にコンタ
クトガラス上で全原稿の表面コピーをとり、一旦両面ト
レイにスタックする(一回目)。次に、ADFの原稿載
置台251の原稿が全てRDFの原稿台201に搬送さ
れた時に、ADFの原稿載置台251に再度予約コピー
することが可能となり、メッセージディスプレイ551
に「ADFに予約できます」を表示する。この時、RD
Fの原稿載置台201に排出される原稿は表裏を反転し
て排出される。次に、RDFにより原稿載置台201上
の原稿を給紙したときに(2回目給紙=一回目の循環搬
送)、全原稿の裏面を読取り、両面トレイ内の表面コピ
ー用紙に上記原稿の裏面の画像をコピーすることで、1
部の両面コピーを作成する。この時の循環搬送のあとに
原稿を原稿載置台201上に排出する際には、原稿は再
度反転して排出される。続いて複数部のコピーをとると
きは、RDFを用いた場合のコピー方法に準ずる(3回
目、4回目の給紙)。
【0039】<予約ジョブモード>次に、本発明の特徴
的な構成は、上記構成を備えた画像形成装置に於て、R
DFを用いたコピー処理の実施中にADFを用いたコピ
ーの予約を可能にした点にある。本発明における予約ジ
ョブモードの動作は、次のようになる。RDF(B)を
用いた原稿給紙による複写動作が完了した後で行われる
予約ジョブが設定されている場合には、RDFの原稿載
置台201上に排紙されていた原稿を、排紙トレイ26
0に排出する。具体的には、RDFの原稿給紙動作によ
り原稿を1枚ずつ露光位置に搬送し、露光を行わずにそ
のまま左に位置する排紙トレイ260に送り出す。すな
わち、複写処理の完了した原稿載置台201上の原稿を
排出トレイ260に排出することで、RDFの原稿載置
台201を空の状態にして、次のジョブに使用可能な状
態にする。その後、ADF(C)の原稿載置台251上
に原稿がセットされていれば、RDFの原稿載置台20
1上に原稿を移動してから、複写処理を実行する。AD
Fの原稿載置台にセットされた原稿を、RDFの原稿載
置台に移送する方法は、前述したADFの給紙動作とR
DFの排紙動作を組み合わせたものである。
【0040】(予約ジョブモードの設定)次に、予約ジ
ョブモードの設定について説明する。複写開始待ち状
態、あるいは複写動作中に予約キー510が押される
と、現在の設定された複写モードは、一旦、メモリーに
記憶され、表示部550には現在の設定画面とは異なる
複写モード設定画面が表示される。複写開始待ちの場合
の表示部550の画面変化後は、一旦、モードクリアさ
れた後、複写モード設定画面が表示される(図8参
照)。複写動作中の場合は、複写中画面が退避され、初
期設定画面が表示され、複写モードの設定が可能にな
る。複写モードの設定については、通常の設定と同様に
行うことになる。両面、変倍、置数、用紙選択、濃度設
定等の複写モードの設定が完了した後は、予約設定キー
511を押すことで、第2のジョブの予約が完了する。
予約設定が完了すると、画面は予約キー510の押下前
の画面に戻り、予約中である旨のメッセージが表示され
る。予約モードで複写したい原稿束は、空の状態にある
ADFの原稿載置台251にセットすることになる。先
行するジョブが複写動作中である場合における予約モー
ドへの移行のための操作は、上記予約キー510を押下
げる以外に、ADFの原稿載置台251への原稿セット
に依っても行うことが可能となるように制御してもよ
い。原稿セットにより予約モードに移行するか否かは、
upモードと呼ばれる、使用者によってカスタマイズ可
能な機能を設定するモードにより設定可能である。この
予約ジョブモードにより、複写動作中に次のジョブのセ
ットができるため、オペレータは先行するジョブがいつ
終了するか等を気にすること無く複写装置を有効に使う
ことができる。
【0041】<予約モード設定手順>次に、図14(a)
はこの予約モード設定のフロー図である。まず、ステッ
プ1では予約キーがONされたか否かをチェックし、O
Nであれば、ステップ2において複写開始待ち状態か否
かをチェックし、待ち状態でない場合にはステップ11
において複写処理の実行中か否かをチェックする。即
ち、ここでは予約が可能であるか否かをチェックし、可
能であれば、ステップ3において既に予約済みか、或は
予約中かをチェックし(S4)、どちらでもない場合は
予約が可能であるから現在の複写モードを記憶し、予約
中フラグをセットする(S5、S6)。その後、操作部
の複写モード設定画面を出力し(S7)、予約のモード
設定が可能なようにする。次に、ステップ1がNOの場
合には、ADFの原稿載置台上への原稿セットによる予
約が可能か否かがチェックされる。即ち、ステップ1に
おいて予約キーがONされていない場合には、ADF原
稿載置台への原稿セットの有無をチェックし(S8)、
セットされている場合には複写処理の実行中か、複写開
始待ち状態かをチェックし(S9)、複写処理の実行中
であれば、原稿セットによる予約を可能とするフラグが
セットされているか否かをチェックし(S10)、フラ
グがセットされていれば原稿セットフラグをみて原稿が
セットされたか否かをチェックする。つまり、原稿がセ
ットされており、更に複写処理中かつ原稿セットで予約
可のフラグがセットされている場合には予約キーONと
同じ処理を実行する。つまり、予約キーがONされた場
合は勿論、あるいは、予約キーがONされていないとき
に原稿がセットされ、且つ予約可能な場合には、現在の
複写モードをメモリに記憶し、新規の複写モードの設定
画面を表示する(S5、6、7)。複写モードの設定完
了は、図14(b) のフローチャートに示すように、予約
設定キーの押下をチェックし(S20)、押下された場
合には予約複写モードの設定中かをチェックし(S2
1)、予約中であれば(S21 YES)、予約モード
設定中に設定された複写モードをメモリに記憶し、予約
中フラグをクリアし、予約済のフラグをセットする(S
22〜24)。予約済のフラグがセットされると、以後
の予約キーの操作が無効となるように制御されると同時
に、予約中の表示を実行する。最後に、予約前の複写モ
ードを呼び出して画面表示することにより予約モードの
設定は完了する(S25)。
【0042】<予約ジョブの複写動作>次に、予約ジョ
ブにおける複写動作は、先行するジョブの終了によって
RDF(B)の原稿載置台201上に排出された先行ジ
ョブの原稿を排紙トレイ260に排出することより始ま
る。RDFを用いた複写動作は、前述したようにRDF
の原稿載置台上の原稿を1枚づつコンタクトガラスCG
上に搬送することにより行われるが、予約ジョブ時の1
部目の複写動作は、ADF上の原稿をコンタクトガラス
CG上へ給紙する動作と、RDFを用いたコンタクトガ
ラス上からの原稿排紙動作との組み合わせで行う。即
ち、ADFの原稿載置台251から1枚づつ原稿をコン
タクトガラス上に送り、露光完了後、RDF内の循環搬
送経路(209、212、213)の一部を利用して原
稿載置台201に反転させて排出する。2部目(両面コ
ピーの場合は2巡目)以降の複写処理方法は、このよう
に、RDFモードにおける1巡目の複写処理を、ADF
からRDFの原稿載置台201上への原稿移送時に実行
するように制御することで、移送のみという無駄な時間
を省くことができ、より生産性を上げることが可能とな
る。一旦、ADFの原稿載置台の原稿がRDFの原稿載
置台へ移行した後は予約ジョブの予約済フラグはクリア
されるため、予約中表示は消え、次の予約が可能にな
る。なお、ADFを用いた両面原稿の両面コピー動作に
おいては、前述したように排紙トレイ260上へスタッ
クされた原稿の頁順序が正しくなるように、コンタクト
ガラス→経路209→経路213→経路212→コンタ
クトガラスといった経路も利用可能である。
【0043】<請求項1に対応する形態例>請求項1に
対応する本発明の形態例は、先行するジョブ(第1の画
像形成モード)において仕分け装置を使用している時
に、次のジョブ(第2の画像形成モード)の予約を行う
場合に、先行ジョブの終了時に未使用ビンが残っている
ことを条件として、先行ジョブの処理中に予約を行うこ
とを可能ならしめた構成が特徴的である。以下、図15
のフローチャートを例にとり、請求項1を説明する。操
作部の原稿枚数指定キー572を押下し、テンキー50
5を押下後再度原稿枚数指定キー572を押下すると、
RDFにセットされた先行複写処理(以降、第1ジョブ
と記す)用の原稿枚数を指定できる。ステップ30で
は、この操作によって原稿枚数が入力済みか否かがチェ
ックされる。第1ジョブにおいて原稿枚数が指定されて
いない場合であって、第1ジョブにてソートモード又は
スタックモードが選択されている場合は、次の予約コピ
ー(予約ジョブ)設定時にソータの使用を禁止し(S3
0、34、35)、上記各モードが選択されていない場
合はソータの使用を可能にする(34 NO、36YE
S、37 YES、38)。
【0044】第1ジョブの原稿枚数が指定されている場
合でソートモード選択時は、第1ジョブ終了後に使用可
能ビンが残るか否かを判断する。まず排出済みのビンに
は別ジョブの複写済み用紙を排出しないため、ソータ用
紙センサー1408にて各ソータビン1406上に用紙
があるか否かを検知することにより未使用ビンの有無
(数)を検出する。次に、1ジョブで使用するビン数
は、1ビン当たり最大積載枚数を70枚であるとして、
原稿枚数がそれ以下ならばセット枚数(コピー枚数)分
のビンで十分であるが、71枚以上140枚以下の場合
はさらにセット枚数分だけビンが必要となり、使用ビン
数は倍となる。このように、1ジョブで使用するビン数
は、原稿枚数が各ビンの最大積載枚数を越えない場合に
は、セット枚数と一致するが、越える場合には2倍、3
倍のビン数を必要とする。そして、第1ジョブが終了し
た時点で、使用可能ビンが残るか否かを判断(予測)す
る(S30〜32)。ステップ32がYESの場合、つ
まり使用可能ビンがある場合は、予約コピー設定時のソ
ータの使用を可能とする(S33)。次に、スタックモ
ードでは、原稿枚数分ビンを使用するが、原稿枚数が指
定されている場合でスタックモード選択時の使用可能ビ
ン検出方法は、前述の未使用ビン数から原稿枚数を引い
た残りである。これも同等に使用可能ビンがある場合は
予約コピー設定時のソータの使用を可能とする。なお、
ここで全ビン数とせずに、未使用ビン数としたのは、先
行するジョブ開始時に既にいくつかのビン上に用紙が残
っている場合があるからである。
【0045】<請求項2の形態例>請求項2は、第1の
ジョブで用いる原稿枚数を第1の画像形成処理の開始時
に必ず原稿循環させることにより計数するようにした点
が特徴的である。図16のフローチャートを例にとり、
請求項2を説明する。RDF(B)においては、前述の
ように原稿1枚目から最終原稿までを1循環させ、その
際の原稿送り回数をカウントすることで、原稿枚数の検
出が可能である。最終原稿は前述の原稿仕切爪215に
て検出することができる。まず、RDFにセットした原
稿のコピーを開始するためにスタートキー504を押下
すると、複写処理に移行する前に、上記循環動作にて原
稿の枚数を検出する。その際複写動作は行わない。原稿
枚数検出後すなわち原稿1循環後に指定の複写モードで
複写処理を開始する(S41〜43)。原稿枚数検出後
は次のジョブのための予約コピー(予約ジョブ)設定時
にソータが使用可能か否かを判断するが、その方法は図
15で説明したステップ30「原稿枚数入力済み?」以
後の処理と同等である。この形態例では、複写処理実行
中の原稿枚数の計数を予約コピーを設定する際(先行ジ
ョブ開始時)にだけ行うことで、次コピーが予約されて
いない場合の無意味な原稿循環処理を行わず、予約コピ
ーを使用しないオペレータの複写処理終了までの待ち時
間を短縮させ、更に予約コピーでソータを使用したいオ
ペレータにはソータ使用を可能にすることもでき、より
ユーザーフレンドリーな複写装置を提供することが可能
となった。
【0046】<請求項3の形態例>請求項3は、第1の
ジョブにおける原稿枚数検出を、第1ジョブの画像形成
処理を中断させてから、原稿を循環させることにより行
うようにした点が特徴的である。図17のフローチャー
トを例にとり、請求項3を説明する。予約キー510を
押下した際にRDF原稿コピー中の状態、つまり第1ジ
ョブコピー中ならば、その時点でコンタクトガラスCG
上に位置している(或は供給されようとしている)原稿
に対するコピー処理を完了させた上で、コピー動作を中
断する(S50〜52)。そして、この原稿をRDF内
に戻してから、その原稿までの原稿枚数を記憶する。続
いて、RDFの原稿載置台201上の残りの原稿を循環
させることにより循環数をカウントする。原稿仕切爪2
15が最終原稿の給紙終了を検知するまでカウントした
ら、カウント中の原稿枚数に、上記記憶した原稿枚数を
足してRDF上の原稿総枚数を確定する(S53)。そ
して先ほどコピーを完了させた原稿がRDFの原稿載置
台上の原稿束の最終紙になるように更に循環させて原稿
循環を終了する。これにより原稿枚数検出後は次の予約
コピー設定時のソータが使用可能か否かを判断するが、
その方法は図15のステップ30「原稿枚数入力済み
?」以後の処理と同等である。こうして、原稿枚数を計
数して、予約可能か否かを判定した後の、第1ジョブの
残りの原稿からの画像形成(再開)については、スター
トキーをONすることにより実施可能にしてもよいし、
次の請求項4において説明するように自動再開させるよ
うにしてもよい。この形態例では、先行ジョブにおける
複写処理実行中の原稿枚数計数を、先行ジョブを中断さ
せた上での原稿の循環動作にて自動的に検出すること
で、オペレータの手を煩わせることがなくなり、より効
率よく更に短時間で所望のコピーセットをユーザーに提
供することが可能となった。
【0047】<請求項4の形態例>次に、請求項4は、
上記形態例における原稿枚数検出後に第1の画像形成処
理動作を自動再開するようにした点が特徴的である。図
18のフローチャートを例にとり、請求項4を説明す
る。原稿枚数検出まで(S60〜63)は、図17の場
合と同等であるが、図17ではコピー中断のままである
のに対し、この形態例では、原稿枚数検出後その複写処
理の続きを自動で再開する(S64)。この形態例で
は、請求項3にて原稿枚数検出処理終了後に中断中の状
態にあった複写処理を自動再開させることで、その場に
居合わせたオペレータの手を煩わせることなく、また、
中断中複写処理を設定したオペレータに余計な気遣いを
させる必要もなくなった。また、中断時間が短縮され、
より効率よく更に短時間で所望のコピーセットをユーザ
ーに提供することが可能となった。
【0048】<請求項5の形態例>次に、請求項5の形
態例は、請求項2の計数方法、即ち第1ジョブの画像形
成前に必ず原稿を循環させて原稿枚数を計数する方法
と、請求項3の計数方法、即ち第1ジョブの画像形成処
理を中断させてから原稿を循環させることにより計数を
行う方法と、を選択的に採用し得るようにした点が特徴
的である。図19のフローチャートを例にとり、請求項
5を説明する。操作部の原稿枚数指定キー572を押下
し、テンキー505を押下して枚数を入力した後で再度
原稿枚数指定キー572を押下すると、RDFの原稿載
置台201上にセットされた第1ジョブ用の原稿枚数を
指定でき、この値は設定モードの初期化動作時や、先行
複写処理終了後次原稿コピーが開始された時には未入力
状態となるが、既に原稿枚数が入力済みの場合は原稿枚
数を自動検出する必要がないのでこの処理を終了する
(S70)。操作部の原稿検出動作キー569は、トグ
ルキーであり、押下毎にON/OFFを切換設定する。
原稿検出動作キー569がON状態にあるとき、すなわ
ち原稿枚数をRDFコピー開始時に必ずカウントするモ
ードを選択した時は、スタートキー504の押下にてR
DFコピー開始時にまず原稿を1循環させ原稿枚数を検
出する(S71)。上記キー569がOFF状態にある
とき、すなわち次のジョブ設定を開始するための予約キ
ー510の押下時には、1ジョブの原稿枚数を検出する
モード選択時は、図17で前述した方法で原稿枚数を検
出する。つまり、予約キーの押下げ後にコピーを中断さ
せた上で、原稿枚数を検出する。この形態例によれば、
原稿検出方法を手動入力、又は自動入力とすることによ
り、請求項2、3の複写装置において説明したような検
出方法をオペレータが選択設定可能となったことで、予
め原稿枚数が分かっている場合等に複写処理を中断させ
て再原稿カウントするような無駄をなくし、原稿枚数が
分からない場合にオペレータの意に添った原稿検出方法
を指定できることで、よりユーザーフレンドリーな複写
装置を提供することが可能となった。
【0049】〈請求項6に対応する形態例〉請求項6に
対応する本発明の形態例は、先行するジョブ(第1の画
像形成モード)において仕分け装置を使用しているとき
に次のジョブ(第2の画像形成モード)の予約を行う場
合に、予約ジョブの使用用紙サイズが先行ジョブのそれ
より大きいこと(或は用紙サイズや方向が異なること)
を条件として先行ジョブの処理中に予約を行うことを可
能にし、先行ジョブにおける既使用ビン上に後続ジョブ
の用紙を重ねて排出するようにした構成が特徴的であ
る。以下、図20、図21のフローチャートを例に取
り、請求項6を説明する。この処理は、前述の予約コピ
ー(予約ジョブ)用モードの設定作業中、つまり図14
(a)で説明したステップ7の予約設定画面表示後オペ
レータが各種モードキー(図8参照)を操作している間
に随時行われるものであり、その処理内容は予約コピー
用複写モード設定作業においてソータが使用できるか否
かを設定内容に応じて判断するものである。
【0050】まず図20のステップ82では、先行ジョ
ブでソータを使用するモードが選択されているかを判断
する。これは、前述の図14(a)ステップ5の先行ジ
ョブ用複写モードの記憶内容から制御部が判断するもの
であり、主としてソートモード、スタックモード、ステ
ープルモードが選択されているかを判断する。これらの
モードが選択されていない場合は、予約コピーモードで
ソータの使用を許可する。選択されている場合は、予約
コピーモードで選択されているコピー用紙サイズが先行
ジョブ用複写モードの記憶内容のコピー用紙サイズより
大きいかを判断する(ステップ83)。用紙サイズの比
較は、その複写機が取り扱う用紙サイズによって異なる
が一例として、A2>A3>B4>A4>B5>A5>
B6とし判断する。比較の結果、予約コピー用コピー用
紙が小さいまたは、同一の場合は予約コピーモードでの
ソータの使用を禁止するが(ステップ84)、大きい場
合はソータの使用を許可することで、先行ジョブ処理中
に予約コピーモードにてソータの使用を可能とする(ス
テップ85)。
【0051】なお、上記の例は一例であり、例えば、予
約コピーモードで排紙される用紙が先行ジョブにより排
紙される用紙よりも小さい場合に、先行ジョブでの既使
用ビン上に後続ジョブでの用紙を排出するようにしても
よいし、また同一サイズの用紙であっても縦・横の排出
方向が異なる場合には同一ビン上への排出を許容するよ
うにしてもよい。従って請求項6において用紙サイズが
異なる場合とは、後続のジョブにより排出される用紙の
方が大きい場合、小さい場合、或は同一サイズであって
方向が異なる場合を含むものである。つまり、本請求項
の趣旨は、相前後して行われる異なったジョブによって
排出された用紙束を同一ビン上に重ねて排出した場合
に、両用紙束間の識別を可能にすることにある。
【0052】続いてソータを使用した予約コピー開始後
のソータビン排出先について説明する。前述のようにソ
ートモード・スタックモード時はソータが使用され、そ
の動作・制御は前述の通りである。図21では、その際
の排出ビン管理について説明する。これは、1枚のコピ
ーシーケンス毎に行われる処理である。まず、ソートモ
ード、スタックモード等においてソータの各ビンへ用紙
を排出する場合、これから排紙する用紙が予約コピー原
稿1枚目の第1コピーか否かを判断する。この判断は、
RDFでのコピー終了後にADFに載置された原稿のコ
ピーが開始されたか否かにより行われ、その処理は前述
した通りである。予約コピーが開始されるとソータ排出
ビンを先頭ビンに設定する(ステップ91〜93)。こ
れが本発明の特徴であり、この予約コピーでソータを使
用する場合であっても、前述のように先行ジョブで排出
された用紙とサイズ、方向が異なる場合には、排紙ビン
が重なっても用紙束間の区別がつくため、先行ジョブの
排出紙が未取り出し状態にあっても無条件で排出先を先
頭ビンに切り替えることが可能となる。なお、予約ジョ
ブの用紙サイズを先行ジョブの用紙サイズよりも大きい
場合に限定すれば、予約ジョブでのステープル処理も可
能となる。また、予約ジョブの用紙サイズが先行ジョブ
の用紙サイズよりも小さい場合には、前者の方向、ステ
ープル位置等によってステープルの可否が決定される。
【0053】その後は、予約ジョブは先行ジョブと同様
に処理される。まず、ソートモード選択時は、1枚の原
稿(例えば1頁目)当たりについて部数分のコピーが完
了したか否かを判断し、完了した場合は次原稿(2頁
目)のコピーを各ビン上に重ねて排出するためにまた排
出ビンを先頭ビンに設定する。そうでない場合(部数分
のコピーが完了しない場合)は、現在選択中のビンの次
のビンを指定する。スタックモードの場合は、1原稿の
コピー全てを同一ビンに排出するため一枚の原稿が自動
原稿送り装置から排出されたことを確認するとその原稿
に対するコピーが終了したと判断し、現在選択中ビンに
次のビンを指定して次頁の原稿のコピーを行う(ステッ
プ94〜96、102、99〜101)。そして、設置
されたソータ所有のビン数よりも大きい値の排出ビンを
指定された場合、つまり、最終ビンへのコピー排出が完
了すると、コピー動作を停止する(ステップ97、9
8)。
【0054】〈請求項7、8に対応する形態例〉続いて
請求項7、8に対応する本発明の形態例を以下に示す。
請求項7、8はいずれも請求項6の形態例の構成を前提
としており、請求項7は先行するジョブにおいて仕分け
装置を使用しているときに次のジョブの予約を行う場合
に、先行ジョブにてステープル処理を行うことを条件と
して先行ジョブの処理中に予約を行うことを可能にした
構成が特徴である。また、請求項8は上記条件にて予約
を行った場合に予約ジョブにおけるステープル機能の使
用を禁止したことを特徴とする。以下、図22のフロー
チャートを例に取り、請求項7、8を説明する。この処
理は、前述の予約コピー用モード設定作業中つまり図1
4(a)で説明したステップ7の予約設定画面表示後オ
ペレータが各種モードキー(図8参照)を操作している
間に随時行われるもので、その処理内容は予約コピー用
複写モード設定作業において、ソータが使用できるか否
かを設定内容に応じて判断するものである。ここではま
ず先行ジョブにおいてソータを使用するモードが選択さ
れているか否かを判断する。これは、前述の図14
(a)のステップ5の先行ジョブ用複写モードの記憶内
容から判断し、主にソートモード、スタックモード、ス
テープルモードが選択されているかを判断する(ステッ
プ111、112)。これらのモードが選択されていな
い場合は、予約コピーモードでのソータの使用、ステー
プルモードの使用を許可する(ステップ111 No,
115、117)。
【0055】これらのモードが選択されている場合(ス
テップ111Yes)は、先行ジョブでステープルモー
ドが選択されているか否かを判断し(ステップ11
2)、選択されている場合は、請求項7の特徴である予
約ジョブでのソータの使用を許可する処理を行う(ステ
ップ117)。この結果、2つの異なったジョブにより
排出された用紙束間の識別をステープルの有無によって
判定できる。但しこの際に請求項8の特徴である、予約
ジョブでのステープル機能の使用を禁止することで、予
約ジョブ終了後先行ジョブの用紙を併せてステープルし
てしまうことを未然に防止するようにしてもよい(ステ
ップ16)。以降の処理は、図20にて説明したとお
り、予約コピーモードで現状選択されているコピー用紙
サイズが先行ジョブ用複写モードの記憶内容のコピー用
紙サイズより大きいか否かを判断する。用紙サイズ比較
は、その複写機が取り扱う用紙サイズによって異なるが
一例として、A2>A3>B4>A4>B5>A5>B
6とし判断する。比較の結果、予約コピー用コピー用紙
が小さいまたは、同一の場合は予約コピーモードでのソ
ータの使用を禁止するが、大きい場合はソータの使用を
許可することで、先行ジョブ処理中に予約コピーモード
にてソータの使用が可能となる。なお、これは一例であ
り、予約コピーの結果得られた用紙が先行ジョブの用紙
よりも小さい場合、同等であるが方向が異なる場合に
は、先行ジョブでの既使用ビン上に重ねて排出するよう
にしてもよい。
【0056】〈請求項9に対応する形態例〉請求項9に
対応する本発明の形態例は、先行するジョブ(第1の画
像形成モード)において仕分け装置を使用しているとき
に、後続のジョブ(第2の画像形成モード)の予約設定
において仕分け装置の使用を可能にするために、先行ジ
ョブ終了後、後続ジョブの用紙を既使用の各ソータビン
上の用紙束上に排出する直前に、複写処理を施さない用
紙を各ビン上に排出するインターリーフ自動挿入機能を
実行するようにした構成が特徴である。つまり、複写処
理を施さない白紙状態の用紙(インターリーフ)を、先
行ジョブの排出用紙と、後続ジョブの排出用紙とを仕分
ける為の仕切手段として利用する様にしている。以下、
図23のフローチャートを例にとり請求項9を説明す
る。このフローチャートに示した処理は、通常のコピー
シーケンスの中で必要に応じて随時呼び出されるもの
で、処理内容の概略は、先行ジョブが終了して後続の予
約ジョブを実行する直前に、先行ジョブの排出用紙と、
後続ジョブの排出用紙とを仕分ける為のインターリーフ
を自動挿入するというものである。まず、ステップ15
0において先行ジョブが終了し且つ予約ジョブが設定さ
れているかを判断し、この条件を満たさない場合は通常
のコピーシーケンスを行う(S150 No)。先行ジ
ョブが終了したか否かは、所望のセット枚数分のコピー
が終了し、循環式原稿給送装置B内と原稿載置台201
上に原稿が存在せず、また排紙が完了した状態(前述の
〈複写シーケンス〉で説明済み)に移行したことで判断
し、予約ジョブが設定されているか否かは、図14
(b)のステップ24で説明した予約済みフラグがセッ
トされているか否かで判断できる。
【0057】ステップ150において先行ジョブが終了
し、かつ予約ジョブがある場合に、先行ジョブのコピー
モードにおいて、ソータを使用するソートモード・スタ
ックモード・ステープルモードなどが選択されていた場
合には(ステップ151 Yes)、インターリーフを
自動挿入する為の自動挿入フラグをセットする。この判
断が終了すると、予約ジョブ専用メモリから設定内容を
呼び出す(ステップ153)。この呼び出した予約ジョ
ブのコピーモードで、ソータを使用するソートモード・
スタックモード・ステープルモードなどが選択されてい
ない場合は、自動挿入フラグをリセットして通常のコピ
ーシーケンスに戻り、予約されたコピーモードを〈予約
ジョブの複写動作〉の項で説明した原稿給紙処理に従っ
て実施する(ステップ154 No,ステップ16
0)。ステップ154がYesの場合、即ち、予約ジョ
ブにおいて呼び出したコピーモードに従ってソータを使
用する場合は、まず、排出ビンをソータの先頭ビンに指
定する(ステップ155)。ソータの各ビンは先頭から
1、2、・・・、と順次番号で管理している。その後、
自動挿入フラグがセットされている場合は、現在選択中
の給紙段から用紙を1枚給紙し、指定のソータビンに排
出する(ステップ156、157)。この用紙は各ビン
内の先行ジョブと後続ジョブによる各排出用紙を区別す
るためのインターリーフとなるものなので、複写処理を
行わない用紙(例えば、白紙)を排出する。この時、前
述の複写シーケンスを使用するが、その際フラッシュラ
ンプ102を照射させないことで複写されない用紙を排
出することが可能である。この動作を順次ソータの最終
ビンまで各ビンについて行い、最終ビンに対する処理を
終了すると、インターリーフ自動挿入作業を終了し、予
約コピーで設定され呼び出されたソータを使用するコピ
ーモードを実施するために再びソータへの排出先を先頭
ビンに戻す(ステップ158、159)。ステップ15
6において、自動挿入フラグがセットされていない場合
は、先行ジョブにてソータを使用しなかったと判断しイ
ンターリーフ自動挿入処理を実施しない。これは、先行
ジョブにおいてソータビンが使用されていないので、後
続ジョブにて排出された用紙との間に仕切の為のインタ
ーリーフを介挿する必要がないからである。最後に、ス
テップ160で、自動挿入フラグをリセットし、通常の
コピーシーケンスに戻り、予約されたコピーモードを
〈予約ジョブの複写動作〉の項で説明した原稿給紙処理
に従って実施する。
【0058】〈請求項10に対応する形態例〉次に、請
求項10に対応する本発明の形態例は、先行するジョブ
(第1の画像形成モード)において仕分け装置を使用し
ているときに、後続のジョブ(第2の画像形成モード)
の予約設定において仕分け装置を使用する場合に、先行
ジョブ終了後、後続ジョブの用紙をソータビンに排出す
る直前に複写処理を施さない用紙(インターリーフ)を
ビン上に排出するインターリーフ自動挿入を行う際に、
後続ジョブにて使用するビン数分の中で、既に排出紙が
存在するビンに対してのみインターリーフを自動挿入す
るようにした点が特徴である。以下、図24のフローチ
ャートを例に取り請求項10を説明する。この処理は、
通常のコピーシーケンスの中で必要に応じて随時呼び出
されるものであり、その処理内容は後続の予約ジョブが
ソートモードかスタックモードかで異なる。まず、ステ
ップ170において先行ジョブが終了し且つ予約ジョブ
が設定されているか否かを判断し、この条件を満たさな
い場合は通常のコピーシーケンスを行う。判断方法は図
23のフローチャートで説明した方法である。その後、
予約コピー専用メモリから設定内容を呼び出し(ステッ
プ171)、そして後述する図25のフローチャートで
説明するインターリーフ自動挿入禁止フラグがセットさ
れている場合はこのフラグをリセットして通常のコピー
シーケンスに戻り、予約されたコピーモードを〈予約ジ
ョブの複写動作〉の項で説明した原稿給紙処理に従って
実施する。この部分は、請求項11の形態例に対応して
おり、このフラグがセットされるのは先行ジョブでステ
ープルモードが選択されていた場合であり、この場合に
は先行ジョブにて排出された用紙束にステープルが施さ
れているので、インターリーフを挿入しなくても各ビン
内の先行ジョブと後続ジョブの区別が可能であるため、
インターリーフの自動挿入を実施せず通常のコピーシー
ケンスに戻る。インターリーフ自動挿入禁止フラグにつ
いての説明は次項の〈請求項11に対応する形態例〉に
て行う。
【0059】以下、請求項10の説明に戻る。まず、イ
ンターリーフ自動挿入禁止フラグがリセットされている
場合は、ステップ171にて呼び出した予約ジョブの設
定内容に基づいてソータを使用するか否かを判断する。
この時、先行ジョブでソータを使用する場合は後続の予
約ジョブでのステープルモードの実施が禁止されている
ので、予約ジョブでステープルモードが選択されている
場合はソータに用紙が無いこととなるので、インターリ
ーフ自動挿入の対象外となる。そして、呼び出した予約
ジョブにおいてソータを使用する場合は、ソートモード
とスタックモードとで、自動挿入処理が若干異なるの
で、場合分けして説明する(ステップ173)。ここで
は、まずソートモードの場合を説明する。ソートモード
においては、まず、ステップ174において排出ビンを
ソータの先頭ビンに指定する。ソータの各ビンは先頭か
ら1、2、・・・と、番号で管理されている。その後、
指定したビンに既に排出紙が有るかを判断する(ステッ
プ175)。各指定ビンに夫々設けたソータビンセンサ
の検知状態を判断することで排出紙の有無を判断するこ
とが可能である。指定ビン上に既排出紙がある場合は、
現在選択中の給紙段から用紙を1枚給紙し指定のソータ
ビンに排出する。この用紙は各ビン内の先行ジョブと後
続ジョブの排出紙を区別するためのものなので、複写処
理を行わない用紙(インターリーフ)を排出する。この
時、前述の複写シーケンスを使用するが、その際フラッ
シュランプ102を照射させないことで複写されない用
紙を排出することが可能である。この動作を使用するビ
ン数分つまりセット枚数分の各ビンに対して順次行う
(ステップ176、177)。セット枚数はソータの所
有ビン数内に制限されているため、指定ビン数がソータ
ビン最大数を超えることはない。最終ビンまでの自動挿
入処理を終了すると、インターリーフ自動挿入作業を終
了し、予約コピーで設定され呼び出されたソートモード
を実施するために再びソータへの排出先を先頭ビンに戻
す(ステップ178)。続いて、自動挿入フラグをリセ
ットし通常のコピーシーケンスに戻り予約されたコピー
モードを〈予約ジョブの複写動作〉の項で説明した原稿
給紙処理に従って実施する。
【0060】次にスタックモードの場合(ステップ17
3がNoで、ステップ180がYesの場合)を説明す
る。まず、ステップ181において、排出ビンをソータ
の先頭ビンに指定する。ソータの各ビンは先頭から1、
2、・・・と番号で管理されている。その後、指定した
ビンに既に排出紙が有るかを判断する。その判断方法は
前述の通りである。指定したビン上に既排出紙が存在す
る場合は、現在選択中の給紙段から用紙を1枚給紙し、
複写処理を行わずに指定のソータビンに排出する(ステ
ップ182、183)。その方法は前述の通りである。
この自動挿入動作を使用するビン数分つまり原稿枚数分
の各ビンに対して順次行う。原稿枚数はスタックモード
を選択した予約コピー時に入力されるものであり、原稿
枚数指定キー572の1回目の押下から2回目の押下ま
での間にテンキー505からの入力により指定されたも
のである。最終ビンまでの自動挿入処理を終了すると、
インターリーフ自動挿入作業を終了し、予約コピーで設
定され呼び出されたスタックモードを実施するために再
びソータへの排出先を先頭ビンに戻す。そして、自動挿
入フラグをリセットし通常のコピーシーケンスに戻り予
約されたコピーモードを〈予約ジョブの複写動作〉の項
で説明した原稿給紙処理に従って実施する。
【0061】〈請求項11に対応する形態例〉請求項1
1に対応する本発明の形態例は、先行するジョブにおい
て仕分け装置(ソータ)を使用しているときに、次のジ
ョブで仕分け装置を使用した予約を行う場合に、先行ジ
ョブにてステープル処理が実施された場合には、後続ジ
ョブ開始時にインターリーフ自動挿入を実施しないよう
にした点が特徴的である。この場合の自動挿入禁止方法
である図14(b)のフローチャートで説明した予約設
定処理の予約モード記憶(ステップ22)時の処理を、
図25のフローチャートに基づいて詳細に説明する。ま
ず、ステップ190において予約モード時に設定された
全設定内容を予約モード専用メモリに記憶する。この
時、予約ジョブでソータを使用するかを判断し、ソータ
を使用する場合は現行複写ジョブでステープルモードが
選択されているかを判断する(ステップ191、19
2)。ステープルモードが選択されている時は、インタ
ーリーフ自動挿入禁止フラグをセットし、非選択時はリ
セットする(ステップ193、194)。このインター
リーフ自動挿入禁止フラグがセットされている場合はイ
ンターリーフが無くとも各ビン内の先行ジョブと後続ジ
ョブの区別が可能と判断し、図24のフローチャートで
説明したようにインターリーフ自動挿入タイミング時に
自動挿入を実施しない。
【0062】
【発明の効果】以上のように構成した本発明は以下のよ
うな効果を備える。 請求項1の効果:従来は、第1、第2の原稿給紙口を有
する自動原稿送り装置を装備した画像形成装置におい
て、第1の給紙口からの複写処理実行中の複写モードに
てソータを使用する場合は、第2の原稿給紙口からの予
約ジョブ用原稿の複写モードではソータの使用が禁止さ
れていたが、本発明では、複写処理実行中の原稿枚数を
検出することにより、複写処理終了後未使用ビンがある
かを判断し、使用可能ビンがある場合は予約処理でソー
ターの使用を可能にした。一般に、予約機能を使用する
場合はソータを使用する場合が多いにも関わらず、従来
のように予約処理で使用できないのは大変不便であり、
本発明はこの点を改善したものである。また、従来は、
仕分け処理をするために、先行ジョブの実行中に複写処
理の完了を待った上で次複写処理を設定する、つまり複
写処理の完了をオペレータに絶えず気を配らせる必要が
生じていたが、本発明はこれを解消し、効率よく、しか
も短時間で所望のコピーセットをユーザーに提供するこ
とが可能となった。
【0063】請求項2の効果:複写処理実行中の原稿枚
数の計数を予約コピーを設定する際(先行ジョブ開始
時)にのみ行うことで、次コピーが予約されていない場
合の無意味な原稿循環処理を行わず、予約コピーを使用
しないオペレータの複写処理終了までの待ち時間を短縮
させ、更に予約コピーでソータを使用したいオペレータ
にはソータ使用を可能にすることもでき、よりユーザー
フレンドリー複写装置を提供することが可能となった。 請求項3の効果:先行ジョブにおける複写処理実行中の
原稿枚数計数を、先行ジョブを中断させた上での原稿の
循環動作にて自動的に検出することで、オペレータの手
を煩わせることがなくなり、より効率よく更に短時間で
所望のコピーセットをユーザーに提供することが可能と
なった。 請求項4の効果:請求項3にて原稿枚数検出処理終了後
に中断中の状態にあった複写処理を自動再開させること
で、その場に居合わせたオペレータの手を煩わせること
なく、また、中断中複写処理を設定したオペレータに余
計な気遣いをさせる必要もなくなった。また、中断時間
が短縮され、より効率よく更に短時間で所望のコピーセ
ットをユーザーに提供することが可能となった。 請求項5の効果:原稿検出方法を手動入力、或は自動入
力することにより、請求項2、3の複写装置において説
明したような方法をオペレータが選択設定可能となった
ことで、予め原稿枚数が分かっている場合等に複写処理
を中断させて再原稿カウントするような無駄をなくし、
原稿枚数が分からない場合にオペレータの意に添った原
稿検出方法を指定できることで、よりユーザーフレンド
リーな複写装置を提供することが可能となった。
【0064】請求項6の効果:従来は、第1、第2の原
稿給紙口を有する自動原稿送り装置を装備した複写装置
において、第1の給紙口からの複写処理実行中の複写モ
ードにてソータを使用する場合は、第2の原稿給紙口か
らの予約ジョブ用原稿の複写モードでソータの使用を無
条件で禁止していたが、本発明では、実行中の先行ジョ
ブにおいてソータを使用したとしても、後続ジョブで使
用する用紙サイズが先行ジョブの使用する用紙サイズと
異なる場合(後続ジョブの方の用紙サイズが大きい場
合、小さい場合、同一サイズで方向が違う場合等)は、
先行ジョブと後続ジョブの複写物を容易に判別すること
が可能なため、未使用ビンのみならず先行ジョブで使用
した排出ビン(既使用ビン)上にも後続ジョブを排出す
ることで、後続ジョブでのソータの予約設定が可能にな
り、制限の少ない予約コピーモードをオペレータに提供
することが可能となった。また、先行ジョブでの使用ビ
ンを考慮することなくソータ所有のビン全てを利用対象
となったことで、オペレータにコピー部数の制限をさせ
る必要が無くなり、効率よく更に短時間で所望のコピー
セットをユーザーに提供することが可能となった。
【0065】請求項7の効果:本請求項記載の発明で
は、先行ジョブでステープル機能を指定した場合には、
ステープルの有無により先行ジョブと後続ジョブの複写
物を容易に判別することが可能なため、後続ジョブで使
用する用紙サイズが先行ジョブで使用した用紙サイズと
同一サイズの場合であっても後続ジョブでのソータの使
用を可能にすることが可能になり、より効率よく予約設
定可能な画像形成装置を提供することが可能となった。 請求項8の効果:本請求項記載の発明では、請求項7の
画像形成装置において、後続ジョブでのステープル機能
の使用を禁止したことで、後続ジョブの排紙完了後先行
ジョブと併せてステープルする不具合を未然に回避させ
ることができ、オペレータの希望するコピーセットを混
乱無く且つ正確に提供することが可能となった。
【0066】請求項9の効果:実行中の先行ジョブにお
いてソータを使用したとしても、先行ジョブ終了後、後
続ジョブの用紙を既排出のソータビン上に排出する直前
に画像形成を施さない用紙(インターリーフ)を各ビン
上の既排出用紙上に排出することにより(インターリー
フ自動挿入機能)、同一ビン上の異なるジョブ間を区別
することを可能にし、その結果、後続のジョブにおける
ソータ使用のジョブ設定を可能にし、より多くのモード
をオペレータに開放する。また先行ジョブでの使用ビン
を考慮することなく、ソータが所有する全てのビンを利
用対象として予約設定可能にしたので、オペレータにコ
ピー部数を制限させる必要がなくなり、効率よく予約設
定できる。 請求項10の効果:インターリーフ自動挿入機能による
インターリーフの排出を、先行ジョブにおける使用済み
ビン上にのみ排出することにより、先行ジョブにおいて
使用されていない未使用ビン上にインターリーフを排出
することによる用紙の無駄使いを防止し、また複写、仕
分けに要する所要時間の短縮、不要動作の排除を図る。 請求項11の効果:請求項9又は10において、実行中
の先行ジョブにおいてステープル機能を実施して排出し
た用紙束にステープルを施す場合には、インターリーフ
自動挿入機能を実施しないことにより、インターリーフ
を排出することによる用紙の無駄使いを防止し、また複
写、仕分けに要する所要時間の短縮、不要動作の排除を
図る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用する画像形成装置の全体構成図。
【図2】RDFの一例の内部構成図。
【図3】ADFの一例の内部構成図。
【図4】本発明で使用する後処理装置の一例の構成斜視
図。
【図5】本発明で使用するチャックユニットの一例の構
成図。
【図6】RDFとADFの原稿移動制御を行うDF制御
装置のブロック図。
【図7】画像形成装置本体に設けられた操作部の構成
図。
【図8】表示部の構成図。
【図9】操作制御部のブロック図。
【図10】ベルト感光体に形成した像を、給紙トレイよ
り給紙された転写紙に画像形成するための制御ブロック
図。
【図11】ベルト感光体上におけるセグメントサイズの
説明図。
【図12】(1)(2)及び(3)はRDFを用いたコ
ピー方法を説明する為の図。
【図13】(1)(2)及び(3)はADFを用いたコ
ピー方法を説明する為の図。
【図14】(a) 及び(b) は予約モード設定及び予約設定
の操作を示すフローチャート。
【図15】請求項1を説明する為のフローチャート。
【図16】請求項2を説明する為のフローチャート。
【図17】請求項3を説明する為のフローチャート。
【図18】請求項4を説明する為のフローチャート。
【図19】請求項5を説明する為のフローチャート。
【図20】請求項6を説明する為のフローチャート。
【図21】請求項6を説明する為のフローチャート。
【図22】請求項7及び8を説明する為のフローチャー
ト。
【図23】請求項9を説明するためのフローチャート。
【図24】請求項10を説明するためのフローチャー
ト。
【図25】請求項11を説明するためのフローチャー
ト。
【符号の説明】
A 複写機本体(画像形成装置本体)、B 循環式原稿
給送装置(RDF)、C自動原稿給送装置(ADF)、
D ソータ、201 原稿載置台、202 バキューム
ベルト、203 原稿給紙ローラ、204 中間搬送
路、205 ターンローラ、206 原稿搬送ベルト、
CG コンタクトガラスCG(読取り位置)、208
原稿排紙ローラ、209 原稿排紙路、210 スイッ
チバックローラ、211 反転センサー、213 正転
排出路、214 原稿排紙ローラ、215 原稿仕切
爪、216 仕切り爪検知センサー、251 原稿載置
台、252 分離ブレード、253 分離ローラ、25
4 呼出ローラ、255 プルアウトローラ、500
操作部、501 モードクリア/予熱キー、502 割
り込みキー、503 エンターキー、504 プリント
キー(スタートキー)、505 テンキー、506 ク
リア/ストップキー、510 予約キー、511 予約
設定キー(予約設定手段)、550 表示部、551
メッセージディスプレイ、569 原稿検出動作キー、
572 原稿枚数指定キー、573 ステープルキー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 早川 国男 東京都大田区中馬込一丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 増山 洋 東京都大田区中馬込一丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 田中 秀樹 東京都大田区中馬込一丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 鈴木 良一 東京都大田区中馬込一丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を読取り位置に供給した後で該原稿
    を循環させて再給紙を可能にする循環搬送経路と、該循
    環搬送経路に原稿を給紙する第1の給紙口と、循環搬送
    経路の終端部に位置し上記第1の給紙口に原稿を排出す
    る第1の排出口と、を備えた循環式自動原稿送り装置
    と、 上記循環搬送経路と一部搬送経路を共用する非循環搬送
    経路と、該非循環搬送経路に原稿を給紙する第2の給紙
    口と、上記非循環搬送経路の終端部に位置する第2の排
    紙口と、を備えた自動原稿送り装置と、 画像形成装置本体と、 画像形成装置本体に接続されて排出されてくる用紙を仕
    分ける複数の排出ビンを有する仕分け装置と、 第1の画像形成モードの実行後に、第2の画像形成モー
    ドを実行するための予約を行う為の予約設定手段と、 上記各構成要素を制御する制御手段と、を備えた画像形
    成装置において、 上記制御手段は、 上記第1の給紙口から循環搬送経路に原稿を給紙して原
    稿画像の読取りを行うことにより実行される第1の画像
    形成モードと、第2の給紙口から非循環搬送経路に原稿
    を給紙して原稿画像の読取りを行うことにより実行され
    る第2の画像形成モードと、を個別に切り換え設定する
    制御を行い、 第2の画像形成モードが予約設定されている場合に、第
    2の画像形成モード用の原稿がセットしてある第2の給
    紙口から第1の画像形成モード用の原稿がセットしてあ
    る第1の給紙口に原稿を搬送する際に、搬送している原
    稿の複写処理を行わせる制御を行い、 第2の給紙口から読取り位置に原稿を給紙して1部目の
    複写処理を実行し、第1の排紙口に原稿を排出してか
    ら、2部目以降の複写処理を第1の給紙口より循環搬送
    経路を経て読取り位置に原稿を供給することにより実行
    し、その後該原稿を第2の排紙口に排出させる制御を行
    い、 上記仕分け装置の排出済みビン上に異なる原稿群に対応
    する複写処理済み用紙を排出しないように制御し、 上記仕分け装置に排出可能ビンが無い場合に仕分け装置
    の使用を禁止する制御を行い、 第1の画像形成モードで上記仕分け装置を使用したとし
    ても、第1の画像形成モードでの複写処理実行終了前に
    第1の画像形成モード用原稿枚数を検出することによ
    り、第1の画像形成モードでの複写処理終了後に未使用
    ビンが有る場合は第2の画像形成モードにて上記仕分け
    装置を使用可能にする制御を行う、ことを特徴とする画
    像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の画像形成装置において、上記
    制御手段は、上記第1の画像形成モード用の原稿枚数の
    検出を、第1の画像形成モードでの複写処理開始時に原
    稿循環させることにより実行するように制御することを
    特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 請求項1の画像形成装置において、制御
    手段は、上記原稿枚数の検出を、第1の画像形成モード
    での複写処理を中断してから、第1の画像形成モードで
    用いる原稿を循環させることにより行うように制御する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項3の画像形成装置において、上記
    制御手段は、原稿枚数を検出した後、第1の画像形成モ
    ードでの複写処理を自動的に再開するように制御するこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 上記制御手段は、請求項2、又は3に記
    載の原稿枚数検出方法を選択設定可能にしたことを特徴
    とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 原稿を読取り位置に供給した後で該原稿
    を循環させて再給紙を可能にする循環搬送経路と、該循
    環搬送経路に原稿を給紙する第1の給紙口と、循環搬送
    経路の終端部に位置し上記第1の給紙口に原稿を排出す
    る第1の排出口と、を備えた循環式自動原稿送り装置
    と、 上記循環搬送経路と一部搬送経路を共用する非循環搬送
    経路と、該非循環搬送経路に原稿を給紙する第2の給紙
    口と、上記非循環搬送経路の終端部に位置する第2の排
    紙口と、を備えた自動原稿送り装置と、 画像形成部を備えた画像形成装置本体と、 異なったサイズの用紙を画像形成部に選択的に給紙する
    給紙部と、 画像形成装置本体に接続されて排出されてくる用紙を仕
    分ける複数の排出ビンを有する仕分け装置と、 第1の画像形成モードの実行後に、第2の画像形成モー
    ドを実行するための予約を行う為の予約設定手段と、 上記各構成要素を制御する制御手段と、を備えた画像形
    成装置において、 上記制御手段は、 第1の給紙口から循環搬送経路に原稿を給紙して原稿画
    像の読取りを行うことにより実行される第1の画像形成
    モードと、第2の給紙口から非循環搬送経路に原稿を給
    紙して原稿画像の読取りを行うことにより実行される第
    2の画像形成モードと、を個別に切り換え設定する制御
    を行い、 第2の画像形成モードが予約設定されている場合に、第
    2の画像形成モード用の原稿がセットしてある第2の給
    紙口から第1の画像形成モード用の原稿がセットしてあ
    る第1の給紙口に原稿を搬送する際に、搬送している原
    稿の複写処理を行わせる制御を行い、 第2の給紙口から読取り位置に原稿を給紙して1部目の
    複写処理を実行し、第1の排紙口に原稿を排出してか
    ら、2部目以降の複写処理を第1の給紙口より循環搬送
    経路を経て読取り位置に原稿を供給することにより実行
    し、その後該原稿を第2の排紙口に排出させる制御を行
    い、 上記第1の画像形成モードにおいて上記仕分け装置を使
    用する場合においても、第2の画像形成モードで使用す
    る用紙サイズが第1の画像形成モードで使用する用紙サ
    イズと異なる場合には、第2の画像形成モードにおける
    仕分け装置の使用を可能にし、しかも第1の画像形成モ
    ードの既使用ビン上に第2の画像形成モードにて排出さ
    れた用紙を排出するように制御することを特徴とする画
    像形成装置。
  7. 【請求項7】 上記仕分け装置は各ビン上の用紙束にス
    テープルを施すステープラを備え、 上記制御部は、上記第1の画像形成モードにおいて各ビ
    ン上の用紙束にステープルを実施した場合に、上記第2
    の画像形成モードにおける排出用紙を既使用ビン上に排
    出する制御を行うことを特徴とする請求項6記載の画像
    形成装置。
  8. 【請求項8】 上記制御部は、上記第2の画像形成モー
    ドにおけるステープラの使用を禁止することを特徴とす
    る請求項6又は7記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 原稿を読取り位置に供給した後で該原稿
    を循環させて再給紙を可能にする循環搬送経路と、該循
    環搬送経路に原稿を給紙する第1の給紙口と、循環搬送
    経路の終端部に位置し上記第1の給紙口に原稿を排出す
    る第1の排出口と、を備えた循環式自動原稿送り装置
    と、 上記循環搬送経路と一部搬送経路を共用する非循環搬送
    経路と、該非循環搬送経路に原稿を給紙する第2の給紙
    口と、上記非循環搬送経路の終端部に位置する第2の排
    紙口と、を備えた自動原稿送り装置と、 画像形成部を備えた画像形成装置本体と、 異なったサイズの用紙を画像形成部に選択的に給紙する
    給紙部と、 画像形成装置本体に接続されて排出されてくる用紙を仕
    分ける複数の排出ビンを有する仕分け装置と、 第1の画像形成モードの実行後に、第2の画像形成モー
    ドを実行するための予約を行う為の予約設定手段と、 上記各構成要素を制御する制御手段と、を備えた画像形
    成装置において、 上記制御手段は、 第1の給紙口から循環搬送経路に原稿を給紙して原稿画
    像の読取りを行うことにより実行される第1の画像形成
    モードと、第2の給紙口から非循環搬送経路に原稿を給
    紙して原稿画像の読取りを行うことにより実行される第
    2の画像形成モードと、を個別に切り換え設定する制御
    を行い、 第2の画像形成モードが予約設定されている場合に、第
    2の画像形成モード用の原稿がセットしてある第2の給
    紙口から第1の画像形成モード用の原稿がセットしてあ
    る第1の給紙口に原稿を搬送する際に、搬送している原
    稿の複写処理を行わせる制御を行い、 第2の給紙口から読取り位置に原稿を給紙して1部目の
    複写処理を実行し、第1の排紙口に原稿を排出してか
    ら、2部目以降の複写処理を第1の給紙口より循環搬送
    経路を経て読取り位置に原稿を供給することにより実行
    し、その後該原稿を第2の排紙口に排出させる制御を行
    い、 上記第1の画像形成モードにおいて上記仕分け装置を使
    用する場合に、各ビン上に最終の画像形成した用紙を排
    出した後で、各ビン上の既排出用紙上に画像形成を施さ
    ない用紙を一枚づつ排出することにより、第2の画像形
    成モードにおける仕分け装置の使用を可能にしたことを
    特徴とする画像形成装置。
  10. 【請求項10】 上記第2の画像形成モードにおいて上
    記仕分け装置を使用する場合に、第1の画像形成モード
    での既使用ビン上にのみ、画像形成を施さない用紙を一
    枚づつ排出してから、第2の画像形成モードにて排出さ
    れた用紙を各ビン上に排出するように制御することを特
    徴とする請求項9記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 上記仕分け装置は各ビン上の用紙束に
    ステープルを施すステープラを備え、 上記制御部は、上記第1の画像形成モードにてステープ
    ル機能を実施して各ビン上の用紙束にステープルを施し
    た場合には、第2の画像形成モードにより排出された用
    紙を既使用の各ビン上に排出する前に、上記画像形成を
    施さない用紙を排出しないように制御したことを特徴と
    する請求項9又は10記載の画像形成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011177906A (ja) * 2010-02-26 2011-09-15 Canon Inc 印刷制御装置、方法及びプログラム
JP2012071537A (ja) * 2010-09-29 2012-04-12 Canon Inc 印刷制御装置、方法及びプログラム

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