JP3467163B2 - マルチジョブ機能付き複写装置 - Google Patents

マルチジョブ機能付き複写装置

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JP3467163B2
JP3467163B2 JP35460696A JP35460696A JP3467163B2 JP 3467163 B2 JP3467163 B2 JP 3467163B2 JP 35460696 A JP35460696 A JP 35460696A JP 35460696 A JP35460696 A JP 35460696A JP 3467163 B2 JP3467163 B2 JP 3467163B2
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秀樹 田中
洋 増山
伸明 富所
葉子 福井
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  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、第1の原稿給送
装置に載置した原稿に対する複写モ−ドの実行中に第2
の原稿給送装置に載置した原稿に対する複写モ−ドを予
約設定して実行するマルチジョブ機能付き複写装置、特
に複写モードを予約設定するときの操作の簡略化に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】複数の原稿載置台にそれぞれ載置された
各原稿群を自動給紙して複写をおこなう装置が例えば特
開昭61-252564号公報や特開平3-261966号公報等に示さ
れている。特開昭61-252564号公報に示された複写装置
では、複数の原稿載置台に載置された各原稿群に対し、
複写部数、用紙サイズ等の複写条件が全て同一の場合、
指示入力部から同一の複写条件のみ入力し、全ての原稿
群に対し指示入力部から入力された同一の複写条件に従
って複写動作をおこなっている。
【0003】しかし、上記複写装置では各原稿群の複写
条件がそれぞれ異なる場合には複数の原稿載置台に載置
した原稿毎に原稿載置台を指定して複数の複写条件を入
力する必要があるため、操作が煩雑であった。そこで、
特開平3-261966号公報に示された画像形成装置では、第
1の積載トレイに載置された原稿の複写動作の待ち状態
又は複写動作中に特定キーを押下することで、第2の積
載トレイに載置した原稿に対する複写条件を入力する予
約設定モードに移行し、オペレータがキー入力した複写
条件をRAMに格納している。そして、第1の積載トレ
イに載置した原稿の複写動作の終了後にRAMに格納し
た予約設定した複写条件に従って第2の積載トレイに載
置した原稿の複写動作を開始することで操作性の向上を
図っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記画像形成装置にお
いて、特定キーの押下によって予約設定モードに移行し
て第2の原稿群に対する複写条件を予約設定することで
操作性の向上を図っているが、予約設定モードに移行す
るときは必ず特定キーを押下しなければならなく、操作
が非常に煩わしかった。
【0005】この発明はかかる短所を解消するためにな
されたものであり、予約設定モードに移行して第2の原
稿群に対する複写条件を予約設定するときの操作性の向
上を図るマルチジョブ機能付き複写装置を得ることを目
的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係るマルチジ
ョブ機能付き複写装置は、第1の原稿給送装置と第2の
原稿給送装置と予約設定モード移行手段及び複写モード
設定手段を有するマルチジョブ機能付き複写装置であっ
て、第1の原稿給送装置は第1の原稿載置台と第1の原
稿搬送手段と原稿排紙手段とを有し、第1の原稿載置台
は読取る原稿を載置し、第1の原稿搬送手段は第1の原
稿載置台に載置された原稿を画像読取部に順次搬送し、
原稿排紙手段は読み取られた原稿を第1の原稿載置台に
排紙する少なくとも1つの第1の原稿排紙路と、読み取
られた原稿を原稿排紙トレイに排紙する少なくとも1つ
の第2の原稿排紙路と、第1の原稿排紙路と第2の原稿
排紙路を切り換える排紙切換手段とを有し、第2の原稿
給送装置は第2の原稿載置台と第2の原稿搬送手段とを
有し、第2の原稿載置台は読取る原稿を載置し、第2の
原稿搬送手段は第2の原稿載置台に載置された原稿を第
1の原稿給送装置の第1の原稿搬送手段に送り、予約設
定モード移行手段は第1の原稿載置台に載置された原稿
を検出しているときに第2の原稿載置台に原稿が載置さ
れたのを検出した場合には予約設定モードに移行するこ
とを指示し、複写モード設定手段は第1の原稿載置台に
載置された原稿の複写モードと第2の原稿載置台に載置
された原稿の複写モードをそれぞれ設定し、予約設定モ
ード移行手段から予約設定モードに移行することを指示
されたときは予約設定モードに移行し、特定キーを押下
することなく第2の原稿載置台に載置した原稿に対する
複写モードを予約設定することを特徴とする。
【0007】また、上記第2の原稿給送装置から原稿の
搬送が開始したときに各原稿毎に連続して複数枚のコピ
ーをとる複写モードが選択されている場合には第1の原
稿載置台に全原稿を搬送してから複写動作を実行すると
良い。
【0008】
【発明の実施の形態】この発明においては、複写機の原
稿給送装置に循環式自動原稿送り装置(以下、RDFと
いう)と自動原稿送り装置(以下、ADFという)とを
有する。ADFの原稿給紙口はRDFの原稿搬送路に連
結され、ADFの原稿載置台に載置された原稿を複写す
るときに、原稿をRDFの画像読取部に送る。
【0009】RDFは原稿載置台に載置された原稿を画
像読取部に搬送し、読み取られた原稿を再び原稿載置台
に再セットするものであり、反転排出路と正転排出路と
排紙排出路とを有する。読み取られた原稿は反転排出路
を通って表裏が逆になった状態で原稿載置台に再セット
され、両面原稿の読み取りを可能にする。正転排出路を
通った原稿は原稿載置台に載置されたと同じ状態で原稿
載置台に再セットされ、片面原稿の繰り返して読み取り
を可能にする。
【0010】また、RDFとADFにはそれぞれの原稿
載置台に載置した原稿の有無を検出する原稿検出手段を
有し、複写機本体には複写モード設定手段と予約設定モ
ード移行手段とを有する。
【0011】複写モード設定手段は予約キー等の各種キ
ーと各設定画面を表示する表示部と表示等を制御する操
作制御部からなり、RDFの原稿載置台に載置した原稿
の複写モードとADFの原稿載置台に載置した原稿の複
写モードをそれぞれ設定する。また、RDFの原稿載置
台に載置した原稿の複写開始待ちあるいは複写動作中に
予約キ−を押すことで、表示部の画面を予約設定モ−ド
画面に切換える等をおこない、予約設定モードに移行す
ることでADFの原稿載置台に載置される原稿束に対す
る両面,変倍,置数,用紙選択,濃度設定等の複写モ−
ドを予約設定する。予約設定モード移行手段はRDFの
原稿検出手段で第1の原稿載置台に載置した原稿を検出
しているときにADFの原稿検出手段で第2の原稿載置
台に載置した原稿を検出したのを確認したときに、予約
設定モードに移行することを指示する情報を操作制御部
に送出し、操作制御部は予約設定モードに移行を指示す
る情報に従って表示部の表示を予約設定モード画面に切
換える等をおこない予約設定モードに移行する。
【0012】このようにして、第1の原稿給送装置の原
稿載置台に載置した原稿を検出しているときに第2の原
稿給送装置の原稿載置台に原稿が載置されたのを検出し
たときは予約設定モードに移行するようにしたから、特
定キーを押下すること無く第2の原稿給送装置の原稿載
置台に載置した原稿に対する複写モードの予約設定をす
ることができる。
【0013】また、ADFの原稿載置台にセットした原
稿をRDFの原稿載置台に搬送する際に複写モード設定
手段で予約設定した複写モードで複写動作するマルチジ
ョブ機能使用時に、ADFから原稿の搬送が開始したと
きに原稿の各ページ毎に連続して複数枚のコピーをとる
複写モードが選択されている場合には第1の原稿載置台
に全原稿を搬送してから複写動作を実行する。また、原
稿の各ページ毎に複数の連続コピーをとる複写モードが
選択されていない場合には、予約設定された複写モ−ド
に従って搬送する際に複写動作を直ちに実行させる。
【0014】このようにして、第2の原稿給送装置から
原稿の搬送が開始したときに各原稿毎に連続して複数枚
のコピーをとる複写モードが選択されている場合には第
1の原稿載置台に全原稿を搬送してから複写動作を実行
することで、第2の原稿給送装置の原稿載置台を受渡す
ようにしたため、待ち時間なしで次の原稿をセットする
ことができる。
【0015】
【実施例】図1はこの発明の一実施例を示す構成図であ
る。図に示すように、マルチジョブ機能付き複写装置は
複写機本体1と原稿給送装置2及びフィニッシャ−3と
を有する。複写機本体1は原稿給送装置2でコンタクト
ガラス101上に搬送された原稿を複写するものであ
る。原稿給送装置2からコンタクトガラス101上に原
稿が搬送されると、コンタクトガラス101上の原稿は
フラッシュランプ102により全面光照射される。フラ
ッシュランプ102の電源103はフラッシュに先立ち
電荷が与えられ所定のタイミングで発光する。原稿から
の反射光は第1ミラ−104,スル−レンズ105,第
2ミラ−106を通りベルト感光体107を露光する。
ベルト感光体107は帯電器108により電荷が一様に
与えられており、露光により静電潜像を形成する。ベル
ト感光体107上に形成された静電潜像はイレ−サ10
9により不要部分の電荷が除去され、現像器110によ
り現像されて転写部へ送られる。現像された原稿のトナ
−像は転写部の転写チャ−ジ−111により転写紙に転
写される。転写紙は給紙トレイ112,113,11
4,両面トレイ124のいずれかから給紙され、搬送路
115に沿って搬送され、レジストロ−ラ116により
ベルト感光体107上の原稿画像とタイミングを合わせ
て、ベルト感光体107と転写チャ−ジャ−111との
間に送られる。そこでトナ−像が転写された転写紙は分
離チャ−ジャ−120によりベルト感光体107と分離
し、搬送ベルト117を通り定着器118により定着さ
れる。
【0016】転写紙の両面に複写する両面モ−ドでは、
両面切替爪121が両面トレイ124側に切り替わり、
定着器118から送られた転写紙は両面進入路123よ
り両面トレイ124に送られ、両面トレイ124内に一
旦貯えられる。また、転写紙の片面にのみ複写する片面
モ−ドでは、両面切替爪121が排紙側に切り替わり、
定着器118から送られた転写紙は排出切替爪122ま
で搬送される。排出切替爪122は、転写紙を本体トレ
イ119側への排出するかフィニッシャ−3へ排出する
かを切り換える。
【0017】ベルト感光体107は転写紙を分離した後
に除電用チャ−ジャ−125により除電され、クリ−ニ
ング装置126によりベルト感光体107上の残トナ−
が除去されて次の複写に備える。
【0018】このベルト感光体107は継目を有するた
め、ベルト上の画像形成領域は、継目の部分を避けて、
各サイズ毎にそれぞれ等間隔になるように決められてい
る。例えば図2の継目で切って展開したベルト感光体1
07の画像形成領域(セグメント)の配置図に示すよう
に、A4セグメント107aは5個、B4セグメント1
07bは4個、A3セグメント107cは3個がそれぞ
れ等間隔になるように決められていて、継目から一定の
距離隔てた位置に同期マ−ク107dが設けられてい
る。
【0019】図3は、複写機本体1でベルト感光体10
7にトナ−像を形成し、給紙トレイ112〜114から
搬送された転写紙にトナ−像を転写するための制御部を
示すブロック図である。図に示すように、制御部は、複
写機本体1の動作を管理するCPU401と出力ポ−ト
402と入力ポ−ト403とモ−タ制御部404とパワ
−パック405と分周器406と各種センサ410〜4
20の他にモ−ド記憶部431とを有する。出力ポ−ト
402にはモ−タ−制御部404やパワ−パック405
等が接続され各種負荷を制御する。入力ポ−ト403に
は各種センサ−が接続され、センサ−信号を入力する。
モ−ド記憶部431は原稿給送装置2に載置された原稿
の複写モ−ドを1又は複数種類記憶する。また、CPU
401はモ−ド記憶部431に記憶した複写モ−ドを指
定された順序に選択して複写動作を実行する。
【0020】そして複写機本体1でベルト感光体107
にトナ−像を形成するときは、ベルト感光体107の継
目を避けるために、画像形成に先立ってベルト感光体1
07上の画像形成領域(セグメント)を決める必要があ
る。そこで出力ポ−ト402からの駆動信号がモ−タ−
制御部404に入力され、感光体駆動モ−タ−408を
駆動する。この感光体駆動モ−タ−408の駆動により
ベルト感光体107を駆動し、ベルト感光体107の端
部に、継目から一定の距離隔てた位置に設けた同期マ−
ク107dをマ−クセンサ−410で検出する。感光体
駆動モ−タ−408には、エンコ−ダ409が一体に取
付けられており、ベルト感光体107の移動距離に比例
した数のパルスを出力する。そのパルス信号はモ−タ−
制御部404に入力され、感光体駆動モ−タ−408を
等速に回転させるために使用されるとともに分周器40
6にも入力される。分周器406でパルス信号を所定の
分周比で分周したのち、CPU401に入力され、その
数が計数される。この計数値はベルト感光体107の移
動量に比例しているので、CPU401はマ−クセンサ
−410で同期マ−ク107dを検出したときからの計
数値によりセグメントを決定する。
【0021】すなわち、セグメントの先端が所定の位置
に達するとシ−ケンス動作が始まり、CPU401のシ
−ケンス制御用のカウンタが動作を開始する。このカウ
ンタ−は、分周器406からのパルス信号によりカウン
トアップ動作をし、シ−ケンスが完了することによりク
リア−される。カウンタが動作を開始し、その値が「C
NT1」の値になると出力ポ−ト402からパワ−パッ
ク405に信号が出力され帯電器108が動作しベルト
感光体107を一様に帯電させる。次に、カウント値が
「CNT2」になると出力ポ−ト402よりフラッシュ
電源103に充電開始信号が入力され、フラッシュラン
プ102を点灯させるためにフラッシュ電源103内の
コンデンサ−に電荷が貯えられ、フラッシュ信号をフラ
ッシュ電源103に送ることによりフラッシュランプ1
02を点灯させ、コンタクトガラス101上にセットさ
れた原稿に光を照射しベルト感光体107を露光する。
このフラッシュ信号はカウント値が「CNT3」で出力
される。ベルト感光体107が回転し、画像の先端がイ
レ−サ109の位置に達し「CNT4」になるとイレ−
サ−109の画像に対応する部分が消灯し、画像の後端
がイレ−サ109の位置に達し「CNT5」になると、
イレ−サ109は全点灯し、ベルト感光体107上の余
分な電荷が消されて、原稿像の部分にのみ静電潜像が残
される。この静電潜像は現像器110で現像され、表面
コピ−の場合は、給紙トレイ112、113、114の
何れかから送られた転写紙に、裏面コピ−の場合は、両
面トレイ124から送られた転写紙に転写される。原稿
像と同期を取るために転写紙はどのトレイから送られる
かにより異なったタイミングで搬送を開始する。原稿像
を転写された用紙は搬送ベルト117を通り定着器11
8により定着される。両面切替爪121は「CNT6」
で動作し、両面トレイにスタックする場合は、両面トレ
イ側に、そうでない場合は排出側に切り換える。排出切
替爪122は「CNT7」で動作し、転写紙を本体トレ
イに排出するか、周辺装置に送るかを切換える。転写紙
が排出されることによりシ−ケンス動作は終了する。
【0022】複写処理は、このシ−ケンス処理を前記セ
グメントの移動タイミングで次々に実行することにより
実現される。通常の複写処理は、このセグメントサイズ
と使用する用紙サイズで決定されるため、A4サイズの
処理速度が最も速く、B4サイズがその次で、A4サイ
ズの5分の4であり、A3サイズでは5分の3となる。
処理速度の変更は、セグメントサイズと用紙サイズの対
応を変えることで実現される。即ち、用紙サイズがA4
であってもB4セグメントを使用することで、5分の4
に、A3セグメントを使用することで、5分の3に下げ
ることが可能である。用紙サイズがB4の場合はA4セ
グメントを使用することで4分の3にすることができ
る。
【0023】原稿給送装置2は、図4の構成図に示すよ
うに、循環式自動原稿送り装置(以下、RDFという)
200と自動原稿送り装置(以下、ADFという)23
0とを有する。
【0024】RDF200は原稿載置台201と、バキ
ュ−ムベルト202と原稿給紙ロ−ラ−203,中間搬
送路204,タ−ンロ−ラ−205,原稿搬送ベルト2
06等を有する原稿搬送手段と、排紙切換爪207と反
転排出路212と正転排出路213と原稿排紙トレイ2
19に原稿を排出する排紙排出路217を有する。そし
て、原稿載置台201に下向きに載置された原稿束は最
下部の原稿1枚がバキュ−ムベルト202に引き付けら
れながら、バキュ−ムベルト202の移動により中間搬
送路204の原稿給紙口に送られるが、この給紙に先立
ち、原稿仕切爪215は原稿載置台201に載置された
原稿の左上側に一旦引き込まれた後に、再度押し出され
て原稿束の上にセットされる。このとき原稿仕切爪セン
サ216は原稿仕切爪215が自己のセンサ内から離れ
ることで搬送される原稿がセットされたのを検知する。
この状態でバキュ−ムベルト202で給紙された原稿は
原稿給紙ロ−ラ−203により中間搬送路204に送ら
れ一旦停止する。停止した原稿はその後の再起動により
タ−ンロ−ラ−205と原稿搬送ベルト206によりコ
ンタクトガラス101の上にセットされ、原稿の文字,
画像が複写機本体1で読み込まれる。
【0025】この読み込まれた原稿を排紙するとき、繰
返し複写をするときは、片面原稿の場合と両面原稿の場
合で排紙動作が異なる。片面原稿を排紙するときは、コ
ンタクトガラス101上の原稿は原稿搬送ベルト206
により原稿排紙路209に導かれ、この原稿の後端が反
転センサ−211に検知されたときに、スイッチバック
ロ−ラ−210が逆転して原稿排紙路209に導かれた
原稿を逆走させる。一方、原稿の後端が反転センサ−2
11で検知したときに排紙切換爪207を正転排出路2
13側に回動する。この排紙切換爪207の回動により
原稿排紙路209からの原稿は正転排出路213に導か
れ、原稿排紙ロ−ラ−214により原稿載置台201の
原稿束の上に同じ向きで排出される。この読み取って排
出された原稿と原稿載置台201に載置された原稿は原
稿仕切爪215によって区分けされる。
【0026】両面原稿を排紙するときはスイッチバック
ロ−ラ−210の逆転はなく、そのまま反転排出路21
2に進み、原稿排紙ロ−ラ−214により原稿載置台2
01の原稿束の上に排出される。したがって原稿載置台
201に再度スタックされる原稿は先に読み取られた面
が上向きになり、読み取られない裏面が下向きになる。
この状態で再度給紙されるとコンタクトガラス101上
では原稿の裏面が露光されて読み取られ、再度、反転排
出路212を通ることでもとの状態に戻る。このとき、
原稿載置台201に載置された原稿束の最終原稿の検知
は、原稿搬送に先立って原稿の上にセットされた原稿仕
切爪215が最終原稿の給紙により仕切り爪検知センサ
−216内に落下することで行われ、原稿束が1循した
ことを検出する。
【0027】ADF230は、図4に示すように、原稿
載置載置台231に画像面を下向きに載置された原稿束
は分離ブレ−ド232により規制され最下面の原稿のみ
が分離ロ−ラ233と呼出ロ−ラ234の搬送力により
給紙される。給紙された原稿はプルアウトロ−ラ235
とRDF200のタ−ンロ−ラ−205に搬送され搬送
ベルト206によりコンタクトガラス101上にセット
される。原稿がセットされると、複写機本体1が起動
し、複写が行われる。コンタクトガラス101上にセッ
トされた原稿を原稿排紙トレイ219に排出するとき
は、搬送ベルト206を駆動して排紙切替爪207を上
方すなわち搬送ベルト206側に切り替え、排紙ロ−ラ
218により原稿排紙トレイ219に排出する。RDF
200の原稿載置台201に搬送するときは、正転排出
の場合には、搬送ベルト206を動作し、排紙切替爪2
07を下に切り替え、原稿排紙路209に送り、一旦排
出路に進入した原稿の後端が反転センサ−211に検知
されたとき、スイッチバックロ−ラ−210が逆転し原
稿は逆送する。このとき、排紙切替爪207を上に切り
替え、原稿を正転排出路213に送り、原稿排紙ロ−ラ
−214により、原稿載置台201に複写した面を下向
きに排出する。反転排出時はスイッチバックロ−ラ−2
10の逆転はなく、そのまま反転排出路212に送ら
れ、原稿載置台201に複写した面が上向きに排出され
る。原稿載置載置台231に原稿をセットしたことは原
稿セット検知センサ236により検知され、また、セッ
トされた原稿が全て送り出されたときは原稿なしを検出
する。また、ADF230から原稿をRDF200に送
る搬送路には原稿有無検知センサ221が設けられ、原
稿有無検知センサ221でADF230からRDF20
0に原稿が搬送されていることを検知する。
【0028】原稿給送装置2の制御部は、図5のブロッ
ク図に示すように、ROM,RAM,ADコンバ−タ及
びシリアル通信ポ−トが一体になったワンチップマイコ
ンからなるCPU241と出力ポ−ト242,モ−タド
ライバ243,入力ポ−ト244の他に原稿有無判断部
245と複写禁止部246と排出枚数計数部247を有
する。CPU241のADコンバ−タは原稿サイズセン
サ248で検出した原稿サイズが入力される。出力ポ−
ト242はモ−タドライバ243に制御信号を送るとと
もに、原稿給紙クラッチ249や仕切爪ソレノイド25
0等を駆動する。モ−タドライバ243はRDF200
の原稿搬送モ−タ251やベルト駆動モ−タ252,原
稿排出モ−タ253とADF230の原稿搬送モ−タ2
54を駆動する。入力ポ−ト244にはRDF200の
反転センサ211と原稿仕切爪センサ216やADF2
30の原稿セット検知センサ236や排出原稿検知セン
サ220,原稿有無検知センサ221,排紙トレイセン
サ222等の各種センサからの検出信号を入力する。C
PU241のシリアル通信ポ−トは複写機本体1や操作
部と各種信号を授受する。
【0029】フィニッシャ−3は画像が複写された転写
紙を仕上げて排出するものであり、片面コピ−モ−ドに
おいては反転ユニット301により反転され、ステイプ
ルトレイあるいはフィニッシャ−トレイ302へ排出さ
れる。両面コピ−モ−ドでは裏面コピ−実行後に排出さ
れるから、反転されずに排出される。
【0030】複写機本体1に設けられた操作部は複写機
本体1と原稿給送装置2の動作モ−ドや複写モ−ドを入
力する。この操作部500は、図6の正面図に示すよう
にモ−ドクリア/予熱キ−501と割込みキ−502,
エンタ−キ−503,スタ−トキ−504,テンキ−5
05,クリア−/ストップキ−506等の各種キ−と表
示部550を有する。モ−ドクリア/予熱キ−501は
モ−ドクリアキ−と予熱キ−を兼ねており、キ−を押す
ことによりモ−ドクリアキ−の機能となり、そのまま押
し続けると予熱キ−の機能となる。モ−ドクリアキ−
は、各動作モ−ドを標準モ−ドに戻すためのもので、こ
のキ−の操作によりリピ−ト枚数は1枚、濃度は自動濃
度、給紙は自動給紙選択、変倍率は等倍に設定され、両
面等その他の機能は全て解除される。予熱キ−はオルタ
ネ−トスイッチであり、複写機本体1を予熱状態にする
ときと予熱状態を解除するときに押す。予熱状態では定
着ユニットが低温制御され、また予熱ランプのみ点灯
し、その他の表示は消灯することで消費電力を抑えてい
る。したがってコピ−処理実行中は予熱キ−は無効とな
る。割込みキ−502は割り込みコピ−をするときに押
し、エンタ−キ−503はズ−ム変倍,綴じ代の数値を
入力するときに押し、スタートキ−504は複写動作を
開始するときに押す。このスタートキ−504はレディ
/ウェイト表示を兼ねており、レディ時はグリ−ンの発
光ダイオ−ドが、ウェイト時はレッドの発光ダイオ−ド
が点灯する。テンキ−505は複写枚数を設定すると
き、ズ−ム変倍や綴じ代の数値を入力するときに使用す
る。クリア/ストップキ−506は待機中はクリアキ
−、複写動作中はストップキ−の機能を有する。このク
リアキ−は設定した複写枚数を解除するときに押す。ま
た、ストップキ−は複写動作を中断するときに押し、そ
の時点での複写動作が終了したときに装置は停止する。
ガイダンスキ−507は基本操作の説明を表示するとき
に押し、プログラム登録キ−508はユーザが頻繁に使
用するモ−ドを登録する他に自動で予約設定モードに移
行する機能等、ユーザがカスタマイズ可能な機能を設定
するときに押下する。プログラム呼出しキ−509は登
録したモ−ドを呼び出すときに押下する。予約キ−51
0は複写モ−ドを予約する予約設定モードに移行すると
きに押下し、予約設定キ−511は予約設定モードで設
定した複写モ−ドの内容を確定するときに押下する。
【0031】表示部550は、図7に示すように、表面
に複数のタッチキ−を配設し、機能の表示とともに選択
キ−にもなっている。メッセ−ジディスプレイ551は
装置に関する情報を表示する場所で、例えば、「コピ−
できます。」「用紙を補給して下さい。」「予約コピ−
できます。」等のメッセ−ジを表示する。セット表示エ
リア552は複写する枚数を表示する。トレイ選択キ−
及び用紙サイズと残量表示エリア553は左より順に上
段トレイ、中段トレイ、下段トレイ、大容量トレイを示
している。自動用紙選択キ−554が選択されたときに
は原稿と同じサイズの用紙が収納されたトレイが自動選
択される。濃度調整キ−555は複写濃度を手動で調整
するときに押す。自動濃度キ−556は原稿の地肌濃度
に応じて複写濃度を自動的に調整するときに押す。等倍
キ−557と拡大キ−558及び縮小キ−559は等倍
コピ−あるいは定形サイズの拡大,縮小を指示するとき
に押す。ズ−ムキ−560は64〜142%の間で任意の倍
率を指定するときに押す。用紙指定変倍キ−561は指
定した用紙のサイズに合わせて原稿の画像を自動的に縮
小,拡大したい場合に使用する。両面キ−562は片面
原稿を両面にする場合、両面原稿を両面にする場合、両
面原稿を片面にする場合に選択する。両面モ−ドメッセ
−ジエリア563は両面モ−ドの機能が選択されたと
き、コピ−作成状態が画面で示される。綴じ代キ−56
4は綴じ代が必要なとき21mm以下であれば左右どちら側
にも設定できる。綴じ代モ−ドメッセ−ジエリア565
は綴じ代モ−ドの機能が選択されたとき綴じ代状態が表
示される。その他にあらかじめ設定した部数分、原稿の
各ページごとに連続してコピーをとる複写モード等を選
択する機能選択キ−566や1箇所ステイプル選択キ−
567,2箇所ステイプル選択キ−568が設けられて
いる。
【0032】この操作部500の各種機能を制御する操
作制御部は、図8のブロック図に示すように、CPU6
01と、ROM602、RAM603、割込コントロ−
ラ604、主制御部との通信を行なう通信ポ−ト60
5、表示部550をコントロ−ルするLCDコントロ−
ラ606と表示メモリ607、LEDを点灯させるため
の出力ポ−ト608及びタッチキ−,プッシュキ−の入
力を読み込むDMAコントロ−ラ609等で構成されて
いる。そして操作者は、必要な処理モ−ドを操作部50
0に設定し、スタ−トキ−504によりコピ−スタ−ト
指示を入力する。コピ−スタ−ト指示が入力されると操
作部500に設定された処理モ−ドによりコピ−プロセ
スを実行する。
【0033】上記のように構成された複写装置でRDF
200を用いて原稿を搬送しながらコピ−する場合の動
作を説明する。原稿載置台201に原稿束が載置され、
操作部500で片面原稿/片面コピ−が選択されると、
原稿載置台201に下向きに置かれた原稿は、1枚ずつ
原稿束の下側から給紙され、中間搬送路204を通って
コンタクトガラス101上に送られ露光される。露光が
完了すると、コンタクトガラス101上の原稿は、原稿
搬送ベルト206により排出側に送られ、原稿排紙トレ
イ219に排出される。次の原稿は、露光中の原稿が露
光完了しないうちに給紙され始めるため、原稿交換のた
めの遅れを設けることなく、コピ−が作成される。この
ときの原稿給紙と用紙給紙は1対1で対応しており、原
稿載置台201の原稿が一巡すると1部のコピ−が作成
されるため、N部作成するためにはこの動作をN回繰り
返す。
【0034】また、原稿載置台201に原稿束が載置さ
れ、操作部500で片面原稿/両面コピ−が選択される
と、まず最初の原稿循環で原稿を1枚おきに読み取り、
表面となる原稿のコピ−をとった転写紙を一旦両面トレ
イ124にスタックする。一方、循環した原稿は正転排
出路213を通って原稿載置台201に逐次送られる。
そして次の循環で、両面トレイ124内の表面コピ−し
た転写紙の裏面に1回目の循環でコピ−しなかった原稿
のコピ−をとることで1部の両面コピ−を作成する。ま
た、複数部作成する場合は、2巡目以降の原稿循環時に
両面トレイ124からの用紙にコピ−するとともに、新
しい転写紙に表面コピ−を作成し両面トレイ124にス
タックする。このようにすることによりN部のコピ−を
(N+1)回の原稿循環で作成することができる。
【0035】また、両面原稿/両面コピ−が選択された
場合には、まず最初の原稿循環で全ての原稿の表面のコ
ピ−をとり、その転写紙を一旦両面トレイ124にスタ
ックする。この循環で読み取られた原稿は反転排出路2
12を通って反転して原稿載置台201に逐次排出され
る。次の循環で両面トレイ124内の表面コピ−した転
写紙に原稿の裏面のコピ−をとり、1部の両面コピ−を
作成する。裏面コピ−がとられた原稿循環で原稿は再度
反転排出路212を通って反転して原稿載置台201に
逐次排出され最初の状態に戻される。すなわち原稿載置
台201の原稿が2循環すると1部のコピ−が作成され
る。
【0036】このように、RDF200は原稿を循環さ
せて複写動作をおこなうことから両面原稿に対する複写
動作又は原稿のページ順毎に複写動作をおこなって正し
く丁合いされたコピーを複数部とる複写モードに適して
いるが、ADF230は片面原稿でかつ各ページ毎に複
数の連続コピーをとる複写モードに適している。この場
合のADF230の動作を説明する。
【0037】ADF230の原稿載置台231に原稿束
が載置され、操作部500で片面原稿/片面コピ−でか
つ各ページ毎に複数の連続コピーをとる複写モードが選
択されると、原稿載置台231に下向きに置かれた原稿
は、1枚ずつ原稿束の下側から給紙され、RDF200
の搬送ベルト206によってコンタクトガラス101上
に送られ設定されたコピー部数N分、連続して露光され
る。露光が完了すると、コンタクトガラス101上の原
稿は、原稿搬送ベルト206により排出側に送られ、原
稿排紙トレイ219に排出される。次の原稿は、露光中
の原稿が露光完了しないうちに給紙され始めるため、原
稿交換のための遅れを設けることなく、コピ−が作成さ
れる。このときの原稿給紙と用紙給紙は1対N部で対応
する。
【0038】また、原稿載置台231に原稿束が載置さ
れ、操作部500で片面原稿/両面コピ−でかつ各ペー
ジ毎に複数の連続コピーをとる複写モードが選択される
と、まず最初の原稿を設定されたコピー部数N分、連続
して露光することで、表面となる原稿のコピ−をそれぞ
れとった複数の転写紙を一旦両面トレイ124にスタッ
クする。そして次の搬送された原稿を設定されたコピー
部数N分、連続して露光し、両面トレイ124内の表面
コピ−した複数の転写紙の裏面に原稿のコピ−をそれぞ
れとることでN部の両面コピ−を作成する。
【0039】また、ADF230の原稿載置台231に
両面原稿の原稿束が載置され、操作部500で両面原稿
に対する片面又は両面コピー等の複写モードが選択され
た場合には、ADF230から1枚づつ給紙する原稿を
設定した複写モードに従って露光した後に、前記RDF
200の動作説明で述べたように、RDF200で原稿
を循環させることで両面原稿に対する複写動作を実施す
ることができる。
【0040】上記で説明したようにADF230に原稿
をセットして各ページ毎に複数の連続コピーをとる複写
モードを選択した場合に1枚の原稿に対し設定されたコ
ピー部数分、連続して複写動作を開始することが判る。
そのため、RDF200に載置した原稿の複写動作の終
了後、ADF230にセットした原稿をRDF200の
原稿載置台201に搬送する際に予約設定した複写モー
ドで複写動作するマルチジョブ機能を使用したときに各
ページ毎に複数の連続コピーをとる複写モードが選択さ
れている場合に、ADF230にセットした全原稿の各
ページごとに連続して設定されたコピー部数分の複写動
作をしながらRDF200の原稿載置台201に搬送す
るため、ADF230の原稿載置台上の原稿が無くなる
まで時間がかかり、次の原稿をセットして予約するまで
の待ち時間が長くなるおそれがあった。
【0041】そこで、マルチジョブ使用時にADF23
0の原稿載置台231に載置された原稿の搬送が開始し
て、原稿有無検知センサ221でRDF200に搬送さ
れる原稿を検出すると、原稿有無判断部245は原稿有
りの信号をCPU241に送る。CPU241はこの信
号を複写機本体1のCPU401に送る。CPU401
はRDF200に搬送される原稿に対する複写モ−ドが
モ−ド記憶部431に予約されているのを確認した場
合、各ページ毎に複数の連続コピーをとる複写モードが
選択されているか否かを確認し、その複写モードが選択
されている場合には原稿載置台231に載置された全て
の原稿を原稿載置台201に搬送させるように原稿給送
装置2のCPU241に指示する。そして、ADF23
0の原稿セット検知センサ236で原稿載置台231に
載置した原稿の無しを検出することによって全原稿の搬
送が終了したのを原稿給送装置2のCPU241を介し
て確認してから、その複写モードに従って複写動作を直
ちに実行させる。また、各ページ毎に複数の連続コピー
をとる複写モードが選択されていない場合には、予約さ
れた複写モ−ドに従って搬送する際に複写動作を直ちに
実行させる。
【0042】上記のように構成したマルチジョブ機能を
有する複写機において、RDF200とADF230に
それぞれ原稿をセットしてRDF200にセットした原
稿とADF230にセットした原稿を異なる複写モ−ド
でコピ−するマルチジョブ機能を使用したときの動作を
図9のフロ−チャ−トを参照して説明する。
【0043】図9に示すように、RDF200に原稿を
セットして操作部500からRDF200にセットした
原稿に対する複写モード(以下、第1の複写モ−ド)を
入力する。次にADF230に原稿をセットして操作部
500からADF230にセットした原稿に対する複写
モード(以下、第2の複写モード)を予約設定する。入
力された第1の複写モ−ドと予約設定された第2の複写
モ−ドは複写機本体1の制御部のモ−ド記憶部431に
格納される。この状態で操作部500のスタ−トキ−5
04が押されると、CPU401はモ−ド記憶部431
に格納された第1の複写モ−ドを選択して原稿給送装置
2のCPU241に送る(ステップS1)。CPU24
1は送られた第1の複写モ−ドによりRDF200の動
作を制御し、CPU401は第1の複写モ−ドによりコ
ピ−動作を制御する。そして、RDF200に載置され
た原稿を搬送しながら所定のコピ−動作を行う(ステッ
プS2)。RDF200を用いたコピ−が終了するとA
DF230に載置された原稿のコピー動作に入る(ステ
ップS3)。ADF230の原稿載置台231に載置さ
れた原稿の搬送が開始して、原稿有無検知センサ221
でRDF200に搬送される原稿を検出すると、原稿有
無判断部245は原稿有りの信号をCPU241に送
る。CPU241はこの信号を複写機本体1のCPU4
01に送る。CPU401はRDF200に搬送される
原稿に対する第2の複写モ−ドがモ−ド記憶部431に
予約されているかどうかを確認し(ステップS4)、第
2の複写モ−ドが予約されていない場合には待機状態に
入り処理を終了する。また、第2の複写モ−ドが予約さ
れている場合には各ページ毎に複数の連続コピーをとる
複写モードが選択されているか否かを確認し(ステップ
S5)、各ページ毎に複数の連続コピーをとる複写モー
ドが選択されている場合には原稿載置台231に載置さ
れた全ての原稿を原稿載置台201に搬送するように原
稿給送装置2のCPU241に指示して全原稿を搬送さ
せる(ステップS6)。そして、CPU401はADF
230の原稿セット検知センサ236で原稿載置台23
1に載置した原稿の無しを検出することによって全原稿
の搬送が終了したのを原稿給送装置2のCPU241を
介して確認してから、予約された第2の複写モ−ドに従
って複写動作を実行させる(ステップS7,S8)。ま
た、CPU401は各ページ毎に複数の連続コピーをと
る複写モードが選択されていない場合には搬送の際に予
約された第2の複写モ−ドに従って複写動作を直ちに実
行させる(ステップS5,S8)。
【0044】このようにして、第2の原稿給送装置から
原稿の搬送が開始したときに各原稿毎に連続して複数枚
のコピーをとる複写モードが選択されている場合には第
1の原稿載置台に全原稿を搬送してから複写動作を実行
することで、第2の原稿給送装置の原稿載置台を受渡す
ようにしたため、待ち時間なく次の原稿をセットして予
約設定ができるように便宜を図ることができる。
【0045】また、上記のように次々と予約設定してA
DF230にセットされた原稿束をコピ−してRDF2
00の原稿排紙トレイ219に排出していると、原稿排
紙トレイ219の容量には限度があり、原稿排紙トレイ
219がいっぱいになり、それを無視して排出している
と、原稿の頁順がくるったり、排紙原稿がつかえて原稿
疵を付ける危険性がある。そこで原稿排紙トレイ219
に排出される原稿を排出原稿検知センサ220で検出
し、排出原稿検知センサ220の原稿検知信号を排出枚
数計数部247で計数する。この排出枚数計数部247
の計数値すなわち原稿排紙トレイ219に排出された原
稿の枚数を複写禁止部246で監視していて、排出枚数
計数部247の計数値があらかじめ定めた設定値に達し
たら複写禁止部246で複写禁止信号を出力する。CP
U401は複写禁止信号を受けると複写動作と原稿搬送
動作を禁止し、原稿排紙トレイ219がいっぱいになっ
た旨を表示させて警告する。この状態で原稿排紙トレイ
219に排出された原稿が取り除かれたことを排紙トレ
イセンサ222で検出したら、複写禁止部246は複写
禁止信号を解除して、複写動作と原稿搬送動作を再開さ
せるようにする。このようにして多数の原稿を予約した
場合の弊害を解消することができる。
【0046】次に複写モ−ドを予約する場合の通常の操
作について説明する。RDF200の原稿載置台201
に載置された原稿の複写開始待ちあるいは複写動作中に
予約キ−510が押されると、表示部550にそのとき
設定画面された画面が予約設定モ−ド画面になる。すな
わち、複写開始待ちの画面が表示されている場合には、
一旦モ−ドクリアされたのち予約設定モ−ド画面が表示
され、複写動作中は複写中画面が退避されて予約設定モ
−ド画面が表示され、ADF230の原稿載置台231
に載置される原稿束に対する複写モ−ドの設定が可能に
なる。この状態で、両面,変倍,置数,用紙選択,濃度
設定等の複写モ−ドの設定が完了したら予約設定キ−5
11を押すことで設定内容はモード記憶部431に格納
され複写モ−ドの予約設定が完了する。予約設定が完了
すると、画面は予約キ−510の押下前の状態にもど
り、予約中であるメッセ−ジが表示される。この予約設
定した原稿束はADF230にセットする。
【0047】上記では予約設定モ−ドに移行させるのに
予約キ−510を押下しているが、予約キ−510を押
下することなく複写開始待ち又は複写動作中にADF2
30の原稿載置台231に原稿をセットすることで自動
で予約設定モ−ドに移行することができる。このADF
230に原稿をセットすることにより自動で予約設定モ
ードに移行する機能は、プログラム登録キ−508を押
下することで使用者によってカスタマイズ可能な機能を
設定するアップモ−ドと呼ばれるモードで設定すること
ができ、この設定内容はモード記憶部431に格納され
る。この機能を設定した場合、複写機本体1のCPU4
01は原稿仕切爪センサ216でRDF200の原稿載
置台201に載置された搬送される原稿を検出している
ときに、原稿セット検知センサ236でADF230の
原稿載置台231に載置された原稿を検出したのを原稿
給送装置2のCPU241を介して確認したときに、モ
ード記憶部431に自動で予約設定モ−ドに移行する機
能が設定されているか否かを確認する。そして、設定さ
れているときは予約設定モードに移行することを指示す
る情報を通信ポートを介して操作制御部のCPU601
に送出し、CPU601は予約設定モードに移行を指示
する情報に従って表示コントローラ606の制御等をす
ることで予約設定モードに移行して表示部550の表示
を予約設定モード画面に切換える。
【0048】この自動で予約設定モードに移行する機能
を設定したときの動作を図10のフロ−チャ−トを参照
して説明する。
【0049】ユーザは自動で予約設定モードに移行する
機能を使用するときは操作部500のプログラム登録キ
−508を用いて機能を設定し、モード記憶部431は
設定された内容を格納する(ステップS10,S1
1)。複写機本体1のCPU401は原稿給送装置2の
CPU241を介してRDF200の原稿載置台201
に搬送される原稿が載置されているか否かを確認し(ス
テップS12)、載置されているときはADF230の
原稿載置台231に原稿が載置されたか否かを確認する
(ステップS13)。そして、原稿載置台231に原稿
が載置されたのを確認した場合にモード記憶部431に
自動で予約設定モードに移行する機能が設定されている
か否かを確認する(ステップS14)。そして、この機
能が設定されているのを確認した場合には予約設定モー
ドに移行することを指示する情報を通信ポートを介して
操作制御部のCPU601に送出し、CPU601は情
報に従って表示コントローラ606の制御等をすること
で予約設定モードに移行して表示部550の表示を予約
設定モード画面に切換える(ステップS15)。
【0050】このようにして、第1の原稿給送装置の原
稿載置台に載置した原稿を検出しているときに第2の原
稿給送装置の原稿載置台に原稿が載置されたのを検出し
たときは予約設定モードに移行するようにしたため、特
定キーを押下すること無く第2の原稿給送装置の原稿載
置台に載置した原稿の複写モードの予約設定をすること
ができる。
【0051】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、第1の
原稿給送装置の原稿載置台に載置した原稿を検出してい
るときに第2の原稿給送装置の原稿載置台に原稿が載置
されたのを検出したときは予約設定モードに移行するよ
うにしたから、特定キーを押下すること無く第2の原稿
給送装置の原稿載置台に載置した原稿に対する複写モー
ドの予約設定をすることができ、操作性の向上を図るこ
とができる。
【0052】また、第2の原稿給送装置から原稿の搬送
が開始したときに各原稿毎に連続して複数枚のコピーを
とる複写モードが選択されている場合には第1の原稿載
置台に全原稿を搬送してから複写動作を実行すること
で、第2の原稿給送装置の原稿載置台を受渡すようにし
たから、待ち時間なしで次の原稿をセットすることがで
き、作業効率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す構成図である。
【図2】ベルト感光体の画像形成領域を示す配置図であ
る。
【図3】上記実施例の複写機本体の制御部を示すブロッ
ク図である。
【図4】上記実施例の原稿給送装置を示す構成図であ
る。
【図5】原稿給送装置の制御部の構成を示すブロック図
である。
【図6】上記実施例の操作部を示す正面図である。
【図7】操作部の表示部を示す正面図である。
【図8】操作制御部の構成を示すブロック図である。
【図9】上記実施例のマルチジョブ機能を使用したとき
の動作を示すフロ−チャ−トである。
【図10】上記実施例の自動で予約設定モ−ドに移行す
るときの動作を示すフロ−チャ−トである。
【符号の説明】
1 複写機本体 2 原稿給送装置 200 循環式自動原稿送り装置(RDF) 216 原稿仕切爪センサ 230 自動原稿送り装置(ADF) 236 原稿セット検知センサ 241 原稿給送装置のCPU 401 複写機本体のCPU 431 モ−ド記憶部 500 操作部 550 表示部 510 予約キー 601 操作制御部のCPU
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 富所 伸明 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコ−内 (72)発明者 福井 葉子 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコ−内 (72)発明者 鈴木 良一 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコ−内 (72)発明者 早川 国男 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコ−内 (56)参考文献 特開 平3−79554(JP,A) 特開 平6−56338(JP,A) 特開 平5−105317(JP,A) 特開 平3−264476(JP,A) 特開 平6−148990(JP,A) 特開 平7−252016(JP,A) 特開 平4−102871(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 21/00 370 - 540 G03G 21/14 G03G 15/00 107

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の原稿給送装置と第2の原稿給送装
    置と予約設定モード移行手段及び複写モード設定手段を
    有するマルチジョブ機能付き複写装置であって、 第1の原稿給送装置は第1の原稿載置台と第1の原稿搬
    送手段と原稿排紙手段とを有し、第1の原稿載置台は読
    取る原稿を載置し、第1の原稿搬送手段は第1の原稿載
    置台に載置された原稿を画像読取部に順次搬送し、原稿
    排紙手段は読み取られた原稿を第1の原稿載置台に排紙
    する少なくとも1つの第1の原稿排紙路と、読み取られ
    た原稿を原稿排紙トレイに排紙する少なくとも1つの第
    2の原稿排紙路と、第1の原稿排紙路と第2の原稿排紙
    路を切り換える排紙切換手段とを有し、 第2の原稿給送装置は第2の原稿載置台と第2の原稿搬
    送手段とを有し、第2の原稿載置台は読取る原稿を載置
    し、第2の原稿搬送手段は第2の原稿載置台に載置され
    た原稿を第1の原稿給送装置の第1の原稿搬送手段に送
    り、 予約設定モード移行手段は第1の原稿載置台に載置され
    た原稿を検出しているときに第2の原稿載置台に原稿が
    載置されたのを検出した場合には予約設定モードに移行
    することを指示し、 複写モード設定手段は第1の原稿載置台に載置された原
    稿の複写モードと第2の原稿載置台に載置された原稿の
    複写モードをそれぞれ設定し、予約設定モード移行手段
    から予約設定モードに移行することを指示されたときは
    予約設定モードに移行し、特定キーを押下することなく
    第2の原稿載置台に載置した原稿に対する複写モードを
    予約設定することを特徴とするマルチジョブ機能付き複
    写装置。
  2. 【請求項2】 上記第2の原稿給送装置から原稿の搬送
    が開始したときに各原稿毎に連続して複数枚のコピーを
    とる複写モードが選択されている場合には第1の原稿載
    置台に全原稿を搬送してから複写動作を実行する請求項
    1記載のマルチジョブ機能付き複写装置。
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