JP3451172B2 - 自動原稿給紙装置搭載の複写装置 - Google Patents

自動原稿給紙装置搭載の複写装置

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JP3451172B2
JP3451172B2 JP32398196A JP32398196A JP3451172B2 JP 3451172 B2 JP3451172 B2 JP 3451172B2 JP 32398196 A JP32398196 A JP 32398196A JP 32398196 A JP32398196 A JP 32398196A JP 3451172 B2 JP3451172 B2 JP 3451172B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動原稿給紙装
置搭載の複写装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、原稿給紙台に並列にセットされた
複数の原稿を同時に給紙して、その各原稿の画像を1枚
の転写紙に複写する並列給紙モードを実行可能な自動原
稿給紙装置としては、例えば特開平4−317080号
公報,特開平2−175564号公報,実開昭63−1
62725号公報,特開昭60−50526号公報など
に記載されているものがある。
【0003】このような自動原稿給紙装置は、原稿を1
枚ずつ搬送する給紙部と、その給紙部に対して着脱可能
に設けられ、複数の原稿束を並列にセットして同時に複
数の原稿を給紙可能な原稿給紙ユニット(原稿供給ユニ
ット)とを備えており、原稿を並列に給紙したい場合に
は原稿給紙ユニットを給紙部に装着して使用する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな自動原稿給紙装置搭載の複写装置では、その自動原
稿給紙装置を使用して並列給紙モードを実行する際に、
原稿給紙台に原稿がセットされて複写動作を開始し、そ
の複写動作が終了した状態(第1の状態)で原稿給紙台
に次の原稿がセットされると、その原稿を自動給紙して
複写動作を開始する半自動原稿給紙モード(以下「SA
DFモード」という)も同時に実行する場合、第1の状
態で原稿給紙台に次の原稿が1枚セットされただけでそ
の原稿を自動給紙して複写動作を開始してしまい、所望
の複写物(コピー)を得ることができなかった。
【0005】ここで、SADFモードはコピーの仕上が
りを原稿の給紙動作が1回行なわれる度に確認すること
ができ、また1度に給紙される原稿(1枚又は複数枚)
から複数のコピーを得る場合など複写動作を開始する前
に全原稿を用意しなくても、複写動作中に次の原稿を用
意できるなど大変利用価値の高いモードである。並列給
紙モードは複数枚の原稿画像を1枚の転写紙に複写する
ため、仕上がりを確認しながら複写動作を行なえるSA
DFモードは大変有効である。
【0006】自動原稿給紙装置では、一般に原稿給紙台
の原稿セット基準が決められているため、その原稿給紙
台にセットされる原稿のサイズに関わりなく、原稿検出
用センサは1か所にのみ設けられている。したがって、
第1の状態で原稿給紙台に原稿が1枚セットされただけ
で原稿ありとみなし、その原稿を自動給紙して複写動作
を開始してしまう。
【0007】そこで、SADFモードのまま並列給紙モ
ードを継続して実行させるために、第1の状態で原稿給
紙台に複数の原稿を同時に並列にセットすることも考え
られるが、その作業は大変困難である。また、原稿台に
次の複数の原稿を1枚ずつセットして、その各原稿を同
時に給紙させて複写動作を開始させる方法もあるが、そ
のためには前回の複写動作が終了した後、SADFモー
ドを解除するためのキー操作を行なったり、SADFモ
ードが自動解除されるまで待つ必要があり、大変不便で
ある。
【0008】さらに、並列給紙モードを使用した複写動
作が終了した後、別の原稿群のコピーを並列給紙モード
でとる場合に、複数の原稿束のうちの1束を原稿給紙台
にセットしただけでSADFモードが開始され、オペレ
ータに混乱を与えるという問題もあった。この発明は上
記の問題点に鑑みてなされたものであり、並列給紙モー
ドを実行する場合の種々の問題を解消することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、複数の原稿
をその給紙方向に直交する方向に並列にセット可能な大
きさに形成された原稿給紙台と、その原稿給紙台に原稿
がセットされて複写動作を開始し、その複写動作が終了
した状態で原稿給紙台に次の原稿がセットされると、そ
の原稿を自動給紙して複写動作を開始するSADFモー
ドを実行する手段と、原稿給紙台に並列にセットされた
複数の原稿を同時に給紙して、その各原稿の画像を1枚
の転写紙に複写する並列給紙モードを実行する手段とを
有する自動原稿給紙装置搭載の複写装置において、上記
の目的を達成するため、次の手段を設けたことを特徴と
する。
【0010】請求項1の発明は、原稿給紙台にセットさ
れた原稿を検出する原稿検出手段と、並列給紙モードが
選択された時には、SADFモードの実行を禁止し、並
列給紙モードが選択されない時には、SADFモードの
実行を許可する手段とを設け、SADFモードを実行す
る手段に、原稿給紙台にセットされた原稿を自動給紙し
て開始された複写動作が終了した後、原稿検出手段によ
って原稿給紙台に原稿がセットされたことを検出する前
に予め設定された時間が経過した場合に、SADFモー
ドの実行を解除する手段を備えたものである。請求項2
の発明は、SADFモードを実行する手段を、原稿給紙
台に1枚の原稿がセットされて複写動作を開始し、その
複写動作が終了した状態で原稿給紙台に次の1枚の原稿
がセットされると、その原稿を自動給紙して複写動作を
開始する通常SADFモードを実行する手段と、原稿給
紙台に複数の原稿が並列にセットされて複写動作を開始
し、その複写動作が終了した状態で原稿給紙台に次の複
数の原稿が並列にセットされると、その各原稿を同時に
自動給紙して複写動作を開始する並列給紙用SADFモ
ードを実行する手段とによって構成し、原稿給紙台に並
列にセットされた複数の原稿をそれぞれ検出する原稿検
出手段と、並列給紙モードが選択された時に、並列給紙
用SADFモードの実行を許可する手段とを設け、並列
給紙モードを実行する手段を、原稿給紙台に並列にセッ
トされた複数の原稿を同時に給紙してその各原稿の画像
を1枚の転写紙に複写する複写動作を行ない、該複写動
作が終了した状態で原稿給紙台の前回給紙した複数の原
稿がセットされていた位置と同じ位置に次の複数の原稿
がセットされたことを原稿検出手段によって検出した時
に、その複数の原稿を同時に自動給紙してその各原稿の
画像を1枚の転写紙に複写する手段と、上記次の複数の
原稿がセットされたことを原稿検出手段によって検出し
なかった時には、並列給紙用SADFモードの実行を開
始して、予め設定された時間が経過するまでの間に上記
複数の原稿がセットされたことを原稿検出手段によって
検出した時には、その複数の原稿を同時に自動給紙して
その各原稿の画像を1枚の転写紙に複写し、上記次の複
数の原稿がセットされたことを原稿検出手段によって検
出する前に上記時間が経過した時には、並列給紙用SA
DFモードの実行を解除する手段とによって構成したも
である。 請求項3の発明は、請求項2の自動原稿給紙
装置搭載の複写装置において、並列給紙モードが選択さ
れない時に、通常SADFモードの実行を許可する手段
を設け、通常SADFモードを実行する手段に、原稿給
紙台にセットされた1枚の原稿を自動給紙して開始され
た複写動作が終了した後、原稿検出手段によって原稿給
紙台に原稿がセットされたことを検出する前に予め設定
された時間が経過した場合に、通常SADFモードの実
行を解除する手段を備えたものである。
【0011】請求項1の発明による自動原稿給紙装置搭
載の複写装置では、並列給紙モードが選択された時に
は、SADFモードの実行を禁止する。また、並列給紙
モードが選択されない時には、SADFモードの実行を
許可する。この場合、原稿給紙台にセットされた原稿を
自動給紙して開始された複写動作が終了した後、原稿検
出手段によって原稿給紙台に原稿がセットされたことを
検出する前に予め設定された時間が経過すると、SAD
Fモードの実行を解除する。 よって、並列給紙モードを
実行する場合の上述した種々の問題を解消し、効率よく
短時間で所望のコピーセットをユーザに提供することが
できる。
【0012】請求項2の発明による自動原稿給紙装置搭
載の複写装置では、並列給紙モードが選択された時に、
並列給紙用SADFモードの実行を許可する。この場
合、原稿給紙台に並列にセットされた複数の原稿を同時
に給紙してその各原稿の画像を1枚の転写紙に複写する
複写動作を行ない、その複写動作が終了した状態で原稿
給紙台の前回給紙した複数の原稿がセットされていた位
置と同じ位置に次の複数の原稿がセットされたことを原
稿検出手段によって検出した時に、その複数の原稿を同
時に自動給紙してその各原稿の画像を1枚の転写紙に複
写する。上記次の複数の原稿がセットされたことを原稿
検出手段によって検出しなかった時には、並列給紙用S
ADFモードの実行を開始して、予め設定された時間が
経過するまでの間に上記複数の原稿がセットされたこと
を原稿検出手段によって検出した時には、その複数の原
稿を同時に自動給紙してその各原稿の画像を1枚の転写
紙に複写し、上記次の複数の原稿がセットされたことを
原稿検出手段によって検出する前に上記時間が経過した
時には、並列給紙用SADFモードの実行を解除する。
すなわち、並列給紙モードを実行する場合の種々の問題
を解消してSADFモードを有効としたため、使い勝手
のよい複写装置をユーザに提供することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1はこの発明の一実施形態例
を示す自動原稿給紙装置搭載の複写装置を主要な部分と
共に示す機能ブロック図、図2は同じくその自動原稿給
紙装置搭載の複写装置を示す全体構成図、図3は同じく
その複写装置が有する循環式自動原稿給紙装置を示す構
成図、図4は同じくその複写装置が有する非循環式自動
原稿給紙装置を示す構成図である。
【0014】図1に示すように、この自動原稿給紙装置
搭載の複写装置は、複写機本体1上に、原稿を循環させ
る循環式自動原稿給紙装置(以下「RDF」という)1
1と非循環式自動原稿給紙装置(以下「ADF」とい
う)12とを搭載しており、複写機本体1の側部にはフ
ィニッシャ3を装着している。
【0015】ADF12は、詳しい説明は後述するが、
複数の原稿束2をその給紙方向(矢示C方向)に直交す
る矢示E方向に並列にセット可能な大きさに形成された
原稿給紙台である原稿載置トレイ39を有している。こ
の複写装置は、ADF12の原稿載置トレイ39に原稿
がセットされて複写動作を開始し、その複写動作が終了
した状態で原稿載置トレイ39に次の原稿がセットされ
ると、その原稿を自動給紙して複写動作を開始するSA
DFモード(半自動原稿給紙モード)を実行するSAD
Fモード実行手段Aを設けている。
【0016】また、ADF12の原稿載置トレイ39に
並列にセットされた複数(図1では2束の場合の例を示
している)の原稿束2a,2bの最下位の各原稿を同時
に給紙して(但し後述する自動原稿束検出モードによる
1回目の原稿給紙時にのみ最下位の各原稿を別々に給紙
する)複写機本体1の後述するコンタクトガラス上にセ
ットし、その各原稿の画像を1枚の転写紙Pに複写する
並列給紙モードを実行する並列給紙モード実行手段Bを
設けている。
【0017】さらに、並列給紙モードが選択された時に
は、SADFモードの実行を禁止するSADFモード禁
止手段Cを設けている。なお、SADFモード禁止手段
Cの代わりに、ADF12の原稿載置トレイ39に並列
にセットされた複数の原稿をそれぞれ検出する原稿検出
手段を設け、並列給紙モード実行手段Bが、その複数の
原稿を同時に給紙してその各原稿の画像を1枚の転写紙
に複写する複写動作を行ない、その複写動作が終了した
状態で原稿載置トレイ39の前回給紙した複数の原稿が
セットされていた位置と同じ位置に次の複数の原稿がセ
ットされたことを原稿検出手段によって検出した時にの
み、その複数の原稿を同時に自動給紙してその各原稿の
画像を1枚の転写紙に複写するようにしてもよい。
【0018】RDF11は、図3に示す原稿載置台21
上に画像面を下向きにセットした原稿束のうち、最下位
に位置する1枚の原稿のみをバキュームベルト22に吸
引力により引き付けて、それを同図で反時計回り方向に
回動するバキュームベルト22により左方の原稿給紙口
に搬送するが、その原稿の給紙に先立って、原稿仕切爪
35が一旦原稿の左上側に引き込まれ、その後で再度出
現することにより、原稿束上にセットされる。
【0019】その状態で給紙された原稿は、原稿給紙ロ
ーラ23により中間搬送路24に送られて、そこで一旦
停止する。その停止した原稿は、その後の再起動による
給送により、ターンローラ25及び図3で時計回り方向
に回動する原稿搬送ベルト26によりコンタクトガラス
13上の所定の位置にセットされる。そして、連続給紙
の場合には、この給紙動作が連続的に行なわれ、次の原
稿が中間搬送路24に給紙される。
【0020】そのコンタクトガラス13上にセットされ
た原稿は、原稿搬送ベルト26と原稿排紙ローラ28と
によって原稿排紙路29に送られて排出されるが、その
場合、片面原稿と両面原稿の場合では異なる排出方法に
なる。すなわち、片面原稿の場合には、コンタクトガラ
ス13上の原稿は、原稿搬送ベルト26により搬送され
て図3に実線で示す切換位置にある排紙切換爪27によ
り原稿排紙路29に導かれ、一旦その原稿排紙路29に
進入した原稿の後端が反転センサ14に検知されたと
き、スイッチバックローラ30が逆転することにより逆
走される。
【0021】このとき、排紙切換爪27が図3に仮想線
で示す位置に既に切り換わっているので、その逆走され
る原稿は正転排出路33に導かれ、原稿排紙ローラ34
により原稿載置台21の原稿束の最上部に、最初と同じ
原稿面の向きで排出される。また、両面原稿の場合に
は、コンタクトガラス13上から原稿搬送ベルト26に
より搬送されて原稿排紙路29に導かれた原稿は、今度
はスイッチバックローラ30の逆転がないため、そのま
ま反転排出路32に進む。
【0022】したがって、原稿載置台21上に再度スタ
ックされる場合には、天地が逆(表裏の関係)になる。
そして、この状態で、第2面の複写のためにその原稿が
再度給紙されると、コンタクトガラス13上で今度は第
2面の裏面側が露光され、それが再び反転排出路32を
通ることによって表裏が反転されて、再び元(最初)の
表裏の関係に戻されて原稿載置台21上にスタックされ
る。
【0023】このようにして、原稿載置台21上にセッ
トされた原稿は順次下側のものから給紙されて、それが
循環して再び原稿載置台21上に戻されてスタックされ
るが、最終原稿の検知は、最終原稿の上にセットされた
原稿仕切爪35が、最終の原稿が原稿載置台21上から
給紙されることによって仕切爪検知センサ36内に落下
することで行なわれる。
【0024】RDF11の隣に配設されているADF1
2は、図4に示すような構成をしており、原稿載置トレ
イ39に画像面を下向きにした状態で載置された原稿束
のうち、分離ブレード37により規制されて最下位に位
置する1枚の原稿のみが、図4で奥と手前方向に間隔を
置いてそれぞれ配設されている呼出ローラ40a〜40
c及び分離ローラ41a〜41cの搬送力により給紙さ
れる。
【0025】その給紙された原稿は、上下に対をなし図
4で奥と手前方向に間隔を置いてそれぞれ配設されてい
るプルアウトローラ42a〜42cによりRDF11側
のターンローラ25に搬送され、それが原稿搬送ベルト
26によりコンタクトガラス13上の所定の位置にセッ
トされる。
【0026】その原稿のセットにより、後述するコピー
プロセスが開始され、コピーが行なわれる。なお、呼出
ローラ40a〜40c、分離ローラ41a〜41c及び
プルアウトローラ42a〜42cは、それぞれ図5に示
すように原稿の給紙方向に直交する方向に間隔を置いて
配設されており、前述した並列給紙モードを選択した場
合にはそれらが予め決められた順序で動作するが、その
説明は後述する。
【0027】図3に示したコンタクトガラス13上にセ
ットされた原稿を、原稿排紙トレイ44に排紙するとき
は、排紙切換爪27を同図に仮想線で示す位置(上側へ
の切り換え)にし、原稿搬送ベルト26を図で時計回り
方向に回動させると共に、ADF排紙ローラ43をオン
(回転開始)にする。
【0028】このRDF11とADF12とを搭載した
複写装置の複写動作は、図2に示す複写機本体1に設け
られている後述する操作部により必要な処理モードを設
定し、プリントキーを押すことにより開始される。その
プリントキーの押下により、前述したようにRDF11
又はADF12から原稿が給紙され、それが中間搬送路
24(図3)を通ってコンタクトガラス13上に搬送さ
れる。そして、そこでフラッシュランプ52により全面
光照射される。
【0029】そのフラッシュランプ52の電源53は、
そのフラッシュに先立って電荷が与えられ、所定のタイ
ミングで発光する。その原稿からの反射光は、第1ミラ
ー4、スルーレンズ5、第2ミラー6を介してベルト式
の感光体7を露光する。その感光体7は、帯電器8によ
り電荷が一様に与えられており、上記露光によりその表
面に静電潜像が形成される。その感光体7上の静電潜像
は、イレーサ9により不要部分の電荷が除去され、現像
器10により現像されて、転写部へ送られる。
【0030】その現像された原稿像は、転写チャージャ
17により転写紙に転写される。その転写紙は、給紙ト
レイ18,19,20及び両面トレイ45のいずれかよ
り搬送路55へ給紙され、それがレジストローラ56に
より、感光体7上の原稿像とタイミングを合わせて、感
光体7と転写チャージャ17との間に送られる。そこ
で、画像が転写された転写紙は、分離チャージャ50に
より、感光体7から分離され、搬送ベルト57により定
着器58へ送られて、そこで画像が定着される。
【0031】このようにして、この複写装置ではコピー
プロセスが実行されるが、そのコピープロセスは、転写
紙の両面に画像を複写する両面モードでは、両面切換爪
61が両面トレイ45側に切り換わり、転写紙が両面進
入路63より両面トレイ45に送られ、その両面トレイ
45内に一旦スタックされる。
【0032】また、転写紙の片面にのみ画像を複写する
片面モードでは、両面切換爪61が排紙側に切り換わ
り、排紙切換爪62まで搬送される。その排紙切換爪6
2は、排出される転写紙を本体トレイ49側へ排出する
のと、フィニッシャ(周辺機)3側へ排出するのとを切
り換える働きをする。感光体7は、転写紙の分離後に除
電用チャージャ65により除電され、クリーニング装置
66により表面の残留トナーが除去されることによっ
て、次の複写に備える。
【0033】ところで、ベルトタイプの感光体7は、ベ
ルトの継目を有するため、そのベルト上の画像形成領域
は継目の部分を避けて、各サイズ毎にそれぞれ等間隔に
なるように決められている。図6は、その感光体7を継
目の部分で切って展開した画像形成領域(セグメント)
の配置を示す図である。一点鎖線で示すA4セグメント
は5個、破線で示すB4セグメントは4個、二点鎖線で
示すA3セグメントは3個が、等間隔になるように決め
られている。
【0034】また、感光体7には、上記継目を避けて画
像形成領域を決める際に使用する同期マーク60を、そ
の感光体7の端部で、継目から一定の距離を置いた位置
に設けている。
【0035】次に、図2に示した複写機本体1に設けら
れている操作部70について説明する。図7に示すよう
に、操作部70には、モードクリアキーと予熱キーを兼
ねるモードクリア/予熱キー71が設けられており、こ
のモードクリア/予熱キー71は、キーを押すとモード
クリアキーの機能となり、それをそのまま押し続けると
予熱キーの機能となる。
【0036】モードクリアキーは、各々のモードを標準
モードに戻すためのものであり、このキーの操作により
リピート枚数は1枚、濃度は自動濃度、給紙は自動給紙
選択、変倍率は等倍に設定され、両面等、その他の機能
は全て解除される。また、予熱キーはオルタネートスイ
ッチであり、機械を予熱状態にするときと、その予熱状
態を解除するときに押す。予熱状態では、定着ユニット
が低温制御され、また、予熱ランプのみ点灯し、その他
の表示は消灯することで消費電力を抑えている。したが
って、コピー処理実行中は、この予熱キーは無効とな
る。
【0037】72は割り込みキーであり、割り込みコピ
ーをする場合に押し、73はエンタキーであり、ズーム
変倍,綴代の数値を入力するときに押す。また。74は
プリントキー(スタートキー)であり、複写動作を開始
するときに押す。ここは、レディ/ウェイト表示を兼ね
ており、レディ時は、グリーンのLEDが点灯し、ウェ
イト時はレッドのLEDが点灯する。75はテンキーで
あり、複写枚数を設定する場合に、ズーム変倍,綴代の
数値を入力する場合に使用する。
【0038】76はクリア/ストップキーであり、待機
中はクリアキー、複写動作中はストップキーの機能を有
する。このクリアキーは、設定した複写枚数を解除する
時に押す。また、ストップキーは、複写動作を中断する
ときに押し、その時点での複写動作が終了したときに機
械は停止する。
【0039】77はガイダンスキーであり、基本操作の
説明を表示するときに押し、78は、プログラム登録キ
ーであり、使用者が頻繁に使用するモードを登録するこ
とができ、登録したモードはプログラム呼び出しキー7
9で呼び出すことができる。570は並列給紙モードキ
ーであり、複写開始待ち状態で押すと並列給紙モードに
なる。
【0040】80は、表示部(ディスプレイ)でLCD
タイプのものである。この表示部は、表面にタッチキー
を配設し、機能の表示と共に選択キーにもなっている。
図8にその表示部80を示す。
【0041】表示部80において81は、メッセージデ
ィスプレイであり、機械に関する情報を表示する場所で
あり、例えば「コピーできます。」「用紙を補給して下
さい。」「予約コピーできます。」等のメッセージを表
示する。82は、セット表示エリアである。また、83
は用紙サイズや残量表示エリアも兼ねるトレイ選択キー
であり、左より順に上段トレイ、中段トレイ、下段トレ
イ、大容量トレイを示している。
【0042】84は、自動用紙選択キーであり、このキ
ーが選択されたときには原稿と同じサイズの用紙が収納
されたトレイが自動選択される。また、85は濃度調整
キーであり、複写濃度を手動で調整するときに押す。8
6は、自動濃度キーであり、原稿の地肌濃度に応じて複
写濃度を自動的に調整するときに押す。87は等倍キ
ー、88は拡大キー、89は縮小キーであり、等倍コピ
ーあるいは定形サイズの縮小、拡大を指定するときに押
す。
【0043】90はズームキーであり、64〜142%
の間で任意の倍率を指定するときに押す。91は用紙指
定変倍キーであり、指定した用紙のサイズに合わせて原
稿の画像を自動的に縮小拡大したい場合に使用する。9
2は、両面キーであり、片面原稿を両面にする場合、あ
るいは両面原稿を両面にする場合、両面原稿を片面にす
る場合に選択して押す。93は両面モードメッセージエ
リアであり、両面モードの機能が選択されたときに、コ
ピー作成状態が絵で示される。
【0044】94は綴代キーであり、綴代が必要なとき
21mm以下であれば左右どちら側にも設定できる。95
は綴代モードメッセージエリアであり、綴代モードの機
能が選択されたときに綴代状態が表示される。96はシ
フト機能選択キーであり、97は1箇所ステイプル選択
キー、98は2箇所ステイプル選択キーである。
【0045】次に、この複写装置の操作制御部につい
て、図9の制御ブロック図を参照しながら説明する。こ
の複写装置の操作制御部は、CPU101、ROM10
2、RAM103、割込コントローラ104、主制御部
との通信を行なう通信ポート105、LCD表示部をコ
ントロールするLCDコントローラ106と表示メモリ
107、LEDを点灯させるための出力ポート168及
び、タッチキー、プッシュキーの入力を読み込むDMA
コントローラ109等で構成されている。
【0046】この複写装置は、コピーを行なう場合に
は、操作者は図7に示した操作部70で必要な処理モー
ドを設定し、プリントキー74を押すことによってコピ
ースタート指示を入力する。すると、その操作部70で
設定された処理モードにしたがって、前述したコピープ
ロセスが実行される。すなわち、図2に示したベルト状
の感光体7に画像が形成され、給紙部より転写紙が給紙
されてそこに画像が形成されるが、その動作について図
10の制御系を含めた概略構成図を参照しながら説明す
る。
【0047】この複写装置の動作制御系は、複写装置本
体制御部(CPU)201と、ROM221と、RAM2
22と、入力ポート223と、出力ポート202等で構
成されている。そして、その入力ポート223には各種
センサが接続されており、入力ポート223はその各種
のセンサからのセンサ信号を入力する。また、出力ポー
ト202には、モータ制御回路204、パワーパック2
05等が接続されており、負荷の制御が可能となってい
る。
【0048】この複写装置では、前述したように感光体
7にベルトタイプを使用しているため、その継目が画像
形成領域にならないように、画像形成に先立って感光体
7上の画像形成領域を決める必要がある。その画像領域
を決定するためには、感光体7を駆動し、その継目から
一定の距離に設けられている同期マーク60(図6参
照)をマークセンサ210で検出する必要がある。
【0049】そこで、この複写装置では、出力ポート2
02からの駆動信号がモータ制御回路204に入力され
て感光体駆動モータ208が駆動されると、その感光体
駆動モータ208にはエンコーダ209が一体に取り付
けられているので、感光体7の移動距離に比例した数の
パルスが出力される。そのパルス信号は、モータ制御回
路204に入力され、感光体駆動モータ208を等速に
回転させるために使用されると共に、そのパルス信号が
分周器206にも入力され、所定の分周比で分周された
のち、CPU201に入力され、その数がカウントされ
る。その値は、感光体7の移動量に比例しているので、
このカウント値により画像形成領域が決定される。
【0050】次に複写シーケンスについて説明する。上
記セグメントの先端が、所定の位置に達するとシーケン
ス動作が始まり、シーケンス制御用のカウンタが動作を
開始する。このカウンタは、分周器206からのパルス
信号によりカウントアップ動作をし、シーケンスが完了
することによりクリアされる。カウンタが動作を開始
し、その値がCNT_1の値になると出力ポート202
からパワーパック205に信号が出力され、帯電器8が
動作し、感光体7を一様に帯電させる。
【0051】次に、カウント値がCNT_2になると、
出力ポート202より電源53に充電開始信号が入力さ
れ、フラッシュランプ52を点灯させるために、電源5
3内のコンデンサに電荷が貯えられ、フラッシュ信号を
電源53に送ることによりフラッシュランプ52を点灯
させ、コンタクトガラス13にセットされた原稿を光照
射し、感光体7を露光する。
【0052】このフラッシュ信号は、カウント値が、C
NT_3で出力される。更に感光体7が回転し、画像の
先端がイレーサ9の位置(=CNT_4)に達すると、
イレーサ9の画像に対応する部分が消灯し、画像の後端
がイレーサ9の位置(=CNT_5)に達すると、イレ
ーサ9は全点灯し、感光体上の余分な電荷が消されて、
原稿像の部分にのみ静電潜像が残される。
【0053】この静電潜像は、現像器10(図2参照)
で現像されて可視像となり、その可視像が表面コピーの
場合は、給紙トレイ18,19,20の何れかから送り
出された転写紙に転写され、裏面コピーの場合には両面
トレイ45から送られた転写紙に転写される。なお、原
稿像と同期を取るために転写紙は、どのトレイから送り
出されるかにより、異なったタイミングで搬送を開始す
る。
【0054】その原稿像(可視像)が転写された転写紙
は、搬送ベルト57を通り、定着器58により定着され
る。両面切換爪61は、CNT_6で動作し、両面トレ
イ45にスタックする場合は、その両面トレイ45側に
転写紙を案内する切換位置に、そうでない場合は排出側
に切り換えられる。
【0055】その排紙切換爪62は、CNT_7で動作
し、転写紙を本体トレイ49に排出するか、フィニッシ
ャ3ヘ送るかを切り換える。そして、その転写紙が排出
されることにより、図10に示した動作制御系によるシ
ーケンス動作が終了する。なお、次にシーケンス制御用
のカウンタのカウント値とシーケンス処理との対応関係
を示す。
【0056】 カウント値 シーケンス処理 CNT_1 帯電ON CNT_FEED 原稿給紙 CNT_DPX 両面給紙 CNT_2 充電スタート CNT_3 フラッシュON CNT_EXIT 原稿排紙 CNT_4 イレースOFF CNT_HIGH 上段給紙 CNT_MID 中段給紙 CNT_5 イレースON CNT_LOW 下段給紙 CNT_6 両面切換爪ON/OFF CNT_7 排紙切換爪ON/OFF
【0057】複写処理は、このシーケンス処理を前記セ
グメントの移動タイミングで次々に実行することにより
実現される。通常の複写処理は、このセグメントサイズ
と使用する用紙サイズで決定されるため、A4サイズの
処理速度が最も速く、B4サイズがその次で、A4サイ
ズの5分の4であり、A3サイズでは5分の3となる。
【0058】処理速度の変更は、セグメントサイズと用
紙サイズの対応を変えることで実現される。すなわち、
用紙サイズがA4であってもB4セグメントを使用する
ことで、5分の4にすることができ、A3セグメントを
使用することで5分の3に下げることが可能である。ま
た、用紙サイズがB4の場合は、A4セグメントを使用
することで処理速度を4分の3にすることができる。
【0059】次に、図3で説明したRDF11を用いて
コピーを行なう場合について説明する。まず、片面原稿
を使用して、画像を転写紙の片面に複写する片面コピー
の場合について説明する。図3で説明したように、RD
F11の原稿載置台21上に画像面を下向きにして置か
れた原稿は、下側のものから1枚ずつ給紙され、中間搬
送路24を通ってコンタクトガラス13上に送られ、所
定のタイミングで露光される。
【0060】その露光が完了すると、コンタクトガラス
13上の原稿は、原稿搬送ベルト26により図3で左側
に送られ、原稿排紙トレイ44上に排出される。そし
て、次の原稿は、前の原稿がまだ露光を完了しない露光
中のうちに給紙されるため、原稿交換のための遅れを設
けることなく、コピーが作成される。この時の原稿給紙
と転写紙給紙の様子を図11に示す。なお、図11で丸
付数字で1〜10は1頁〜10頁の原稿を示し、○は給
紙する転写紙を示している。図3に示した原稿載置台2
1上の原稿が一巡すると、1部のコピーが作成されるた
め、N部作成するためにはこの動作がN回繰り返し行な
われる。
【0061】次に、片面原稿を使用して、画像を転写紙
の両面に複写する両面コピーの場合について説明する。
この片面/両面コピーの場合は、まず最初の原稿循環で
表面となる原稿のコピーをとり、その片面に画像が形成
された転写紙を一旦両面トレイ45にスタックする。そ
して、次の2回目の原稿循環で、その両面トレイ45に
スタックした転写紙の裏面(原稿画像がない面)に1回
目の原稿循環でコピーをとらなかった原稿の画像をコピ
ーすることで、1部の両面コピーを作成する。
【0062】それを複数部作成する場合は、2巡目以降
の原稿循環時、両面トレイ45から再給紙した転写紙の
裏面コピーをすると同時に、その両面トレイ45に表面
コピーされた転写紙をスタックしていくことで、N部を
N+1回の原稿循環で作成する。この時の原稿給紙と転
写紙の給紙の様子を図12に示す。なお、図12で丸付
数字で1〜10は1頁〜10頁の原稿を示し、●は表面
がコピーされて両面トレイ45にスタックされる転写紙
を、○はその両面トレイ45から再給紙される転写紙を
示している。
【0063】次に、両面原稿を使用して、画像を転写紙
の両面に複写する両面コピーの場合について説明する。
この両面/両面コピーの場合は、まず最初の原稿循環で
表面となる原稿のコピーをとり、その片面に画像が形成
された転写紙を一旦両面トレイ45にスタックする。こ
の循環で原稿は反転して排出される。次の原稿循環で、
両面トレイ45内にスタックされている表面に画像がコ
ピーされた転写紙を再給紙して、その転写紙の裏面にコ
ピーをとることで、1部の両面コピーを作成する。
【0064】裏面コピーの際の原稿循環で、原稿は再度
反転されることにより最初の状態に戻る。すなわち、原
稿載置台21の原稿が2循環すると1部のコピーが作成
される。この時の原稿給紙と転写紙の給紙の様子を図1
3に示す。なお、図13で丸付数字で1〜10は1頁〜
10頁の原稿の表面給紙を示し、丸付数字で10
1頁〜10頁の原稿の裏面給紙を示している。また、●
は表面がコピーされて両面トレイ45にスタックされる
転写紙を、○はその両面トレイ45から再給紙される転
写紙を示している。
【0065】また、図2に示したフィニッシャ3へコピ
ー後の転写紙を排出する場合には、選択されたモードが
片面コピーモードであるときには、1枚目の原稿コピー
から排出されるため、それを反転ユニット100により
反転し、ステイプルトレイ200(あるいはフィニッシ
ャトレイ)へ排出する。両面コピーモードでは、裏面コ
ピーの実行後に排出されるから、反転せずにそのまま排
出する。
【0066】ところで、ADF12の動作については、
図4で説明したが、このADF12の原稿載置トレイ3
9上の原稿を、図3で説明したRDF11の原稿載置台
21上に搬送することもできる。その場合の動作を説明
すると、原稿載置トレイ39上に画像面を下向きにした
状態でセットされた原稿は、その原稿載置トレイ39上
から前述したように給紙されてRDF11内の原稿搬送
ベルト26まで給紙される。
【0067】その際、原稿を正転排出するときは、排紙
切換爪27が図3に実線で示す位置(下側の切換位置)
にあるため、原稿は原稿排紙路29に導かれ、その後端
が反転センサ14に検知されたときにスイッチバックロ
ーラ30が逆転して、原稿が逆送される。このとき、排
紙切換爪27を図3に仮想線で示す位置に切り換えるこ
とにより、原稿が正転排出路33に導かれ、原稿排紙ロ
ーラ34により、原稿載置台21上に複写した面を下向
きにして排出される。
【0068】また、反転排出時には、スイッチバックロ
ーラ30による逆転がなく、そのまま反転排出路32に
進み、原稿載置台21に複写した面が上向きになった状
態で排出される。そして、図4に示す原稿セット検知セ
ンサ(原稿検出手段)48a,48b及び48cによ
り、原稿載置トレイ39上に原稿がないと検知される
と、原稿の給紙動作を止めて複写動作を止める。
【0069】図14はRDF11及びADF12の原稿
移動制御を行なうDF制御装置300を示すブロック図
である。そのDF制御装置(CPU)300としては、
ROM,RAM,ADコンバータ及びシリアル通信ポー
トが一体となったワンチップマイコンを使用し、出力ポ
ート301と入力ポート302を外付けにしている。そ
して、複写装置本体制御部201とはシリアル通信をし
ている。
【0070】出力ポート301にはモータを等速に駆動
するためのモータドライバが接続され、それぞれのモー
タを必要に応じて駆動する。更に原稿給紙クラッチ、仕
切り爪ソレノイド等の負荷も駆動する。入力ポート30
2には搬送センサ、原稿サイズセンサ等の信号が接続さ
れ、必要な情報が得られるように構成されている。RD
F11及びADF12の原稿の給紙動作は、上記負荷の
駆動を所定のタイミングで実行することで実現される。
【0071】ここで、上述した複写装置の制御部が、図
1に示したSADFモード実行手段A,並列給紙モード
実行手段B,及びSADFモード禁止手段Cとしての機
能を果たす。
【0072】ところで、この複写装置は、ADF12の
原稿載置トレイ39上に並列にセットされた複数の原稿
をそれぞれ給紙してその並列に並べられた複数の原稿に
対応する画像を1枚の転写紙に複写する並列給紙モード
が実行可能であることを前述した。以下、その並列給紙
モードについて説明する。この複写装置は、複写開始待
ち状態で並列給紙モードキー570(図7)が押される
と並列給紙モードが選択される。
【0073】そして、原稿束数を手動で設定する場合に
は、表示部80の表示画面が図15に示すような原稿束
数設定画面に切り換わるため、オペレータ(作業者)は
原稿載置トレイ39に並列にセットする原稿が何束であ
るのかを図7に示したテンキー75より数値を入力し、
エンタキー73を押して確定する。また、この並列給紙
モードを解除する場合には、再度並列給紙モードキー5
70を押せばよい。
【0074】以上は、並列給紙モード時に原稿束を手動
で設定する場合であるが、その原稿の束数を自動的に検
知して、その原稿を並列給紙する場合について説明す
る。その原稿の束数を自動検知する場合には、プリント
キー74が押されると、まず1回目の原稿給紙は、図4
に示した分離ブレード37により規制されることにより
最下位に位置する原稿1枚だけが図5に明示する呼出ロ
ーラ40a,分離ローラ41aの搬送力により給紙され
る。その給紙された原稿は、プルアウトローラ42aに
より図3のRDF11側のターンローラ25に搬送さ
れ、原稿搬送ベルト26によりコンタクトガラス13上
にセットされる。
【0075】このとき、図14に示したDF制御装置
(CPU)300は、図5の原稿通過センサ228a,
228b,228c及び228dのそれぞれ原稿検知信
号を読み込み、原稿が通過したことを検知したセンサが
その中にあるか否かを検出し、ある場合はその原稿通過
を検知したセンサのデータを複写装置本体制御部(CP
U)201に送り、その複写装置本体制御部201はそ
れをRAM222(いずれも図10を参照)に記憶す
る。
【0076】次に、2回目の原稿給紙を行なうが、今度
は呼出ローラ40b,分離ローラ41bの搬送力により
最下位に位置する原稿1枚だけを給紙する動作を行な
い、その給紙した原稿を、プルアウトローラ42bによ
りRDF11側のターンローラ25に搬送し、それを原
稿搬送ベルト26によりコンタクトガラス13上にセッ
トする。
【0077】そして、1回目の原稿給紙の場合と同様
に、DF制御装置(CPU)300は原稿通過センサ2
28a,228b,228c及び228dのそれぞれ原
稿検知信号を読み込み、原稿が通過したことを検知した
センサがその中にあるか否かを検出し、ある場合はその
原稿通過を検知したセンサのデータを複写装置本体制御
部(CPU)201に送り、その複写装置本体制御部2
01はそれをRAM222に記憶する。
【0078】なお、この2回目の原稿給紙は、1回目の
原稿給紙で原稿通過センサ228aと228bが共に原
稿の通過を検知したときは行なわないが、その詳しい説
明は後述する。
【0079】続いて、3回目(原稿通過センサ228a
と228bが共に原稿の通過を検知したときは実質的に
2回目となる)の原稿給紙を行なうが、今度は呼出ロー
ラ40c,分離ローラ41cの搬送力により最下位に位
置する原稿1枚だけを給紙する動作を行ない、その給紙
した原稿を、プルアウトローラ42cによりRDF11
側のターンローラ25に搬送し、それを原稿搬送ベルト
26によりコンタクトガラス13上にセットする。
【0080】そして、1回目及び2回目の原稿給紙の場
合と同様に、DF制御装置(CPU)300は原稿通過
センサ228a,228b,228c及び228dのそ
れぞれ原稿検知信号を読み込み、原稿が通過したことを
検知したセンサがその中にあるか否かを検出し、ある場
合はその原稿通過を検知したセンサのデータを複写装置
本体制御部(CPU)201に送り、その複写装置本体
制御部201はそれをRAM222に記憶する。
【0081】次に、原稿束の給紙回数(1、2、3)
と、そのときの原稿通過センサ228a〜228dのO
N/OFFデータとを対応させた表1に示すテーブルを
使用して原稿束数を求める。表1のテーブルは、原稿載
置トレイ39上にセットされた原稿を前述したように3
段階で給紙したときに、その各給紙回目において原稿通
過センサ228a〜228dの原稿検知(表1では○印
が原稿通過検知を、×印が無検知を示している)状況を
表にしたものである。
【0082】
【表1】
【0083】すなわち、並列にセットされた原稿束が図
17に示すように3束であるときには、原稿2a,2
b,2cの順に段階的に給紙をすると、図19に示す位
置関係から1回目の原稿2aの給紙では原稿通過センサ
228aが○(原稿通過検知)となり、原稿通過センサ
228b〜228dは×となる。また、2回目の原稿2
bの給紙では、原稿通過センサ228aが×となり、原
稿通過センサ228bと228cが○で、原稿通過セン
サ228dが×となる。
【0084】さらに、3回目の原稿2cの給紙では、原
稿通過センサ228a〜228cが×となり、原稿通過
センサ228dのみが○となる。また、並列にセットさ
れた原稿束が図16及び図18に示すように2束である
ときには、1回目に図5に示した呼出ローラ40aと分
離ローラ41aとプルアウトローラ42aを回転させて
原稿2aを給紙すると、原稿通過センサ228aと22
8bが○となり、原稿通過センサ228cと228dが
×となる。
【0085】次に、上述した原稿束が3束のときのよう
に、2番目の呼出ローラ40bと分離ローラ41bとプ
ルアウトローラ42bを回転させて原稿の給紙を行なう
と、それらの搬送系は図19に示したように原稿載置ト
レイ39(図5)の略中央に配置されており、2つの原
稿束も接近させてその原稿載置トレイ39上に中央基準
でセットするため、図18に示すように並列にセットさ
れた原稿2aと2bが共に給紙されてしまう。
【0086】そこで、このように原稿束が2束であると
きには、2番目の呼出ローラ40bと分離ローラ41b
とプルアウトローラ42bによる給紙動作を行なわず
に、3番目の呼出ローラ40cと分離ローラ41cとプ
ルアウトローラ42cによる給紙動作を続いて行なう。
そして、このように2回目の給紙動作(呼出ローラ40
b,分離ローラ41b,プルアウトローラ42bによる
給紙)を行なわないようにする判断は、1回目の原稿給
紙で原稿通過センサ228aと228bが共に○になっ
たときとする。
【0087】3回目の原稿給紙(実質2回目の原稿給
紙)では、原稿束が3束のときと同様に呼出ローラ40
cと分離ローラ41cとプルアウトローラ42cを使用
して行なう。したがって、図18に示した原稿通過セン
サ228a〜228dの配置から明らかなように、原稿
通過センサ228aと228bが×となり、原稿通過セ
ンサ228cと228dが○となる。さらに、原稿束が
1束のときは、それを中央基準で図17に示した原稿2
bの位置にセットするので、原稿通過センサ228a〜
228dの原稿通過検知は表1のようになる。
【0088】以上のように、表1に示した原稿の段階的
な給紙と、そのときの原稿通過センサ228a〜228
dの原稿通過検知内容から、原稿載置トレイ39上に並
列にセットされた原稿束数を自動的に判断することがで
きる。そして、この表1に無い原稿束の給紙回数と原稿
通過センサ228a〜228dのON/OFFデータと
の関係の場合には、通過センサデータが不明として、手
動原稿束設定処理に移行する。また、自動及び手動にて
設定された原稿束の数が1束であるときは、たとえ並列
給紙モードが設定されていてもそれを解除し、通常表示
をして通常のコピー動作を行なう。
【0089】次に、並列給紙モードで原稿束数が2以上
に設定されたときの動作について説明する。原稿の束
が、図16に示すように原稿2aと2bの2束、あるい
は図17に示すように原稿2a,2b,2cの3束が並
列に、それぞれの各原稿束間の隙間をごく僅か(例えば
1〜3mm程度)にして原稿載置トレイ39(図4)上
に中央基準でセットされたときには、原稿が2束である
場合には図18に示す原稿セット検知センサ48a,4
8cの2つを使用し、原稿が3束である場合には図19
に示す原稿セット検知センサ48a,48b及び48c
の3つを使用して、その原稿載置トレイ39上の原稿の
有無を判断する。
【0090】図16及び図17に示したように、ADF
12の原稿載置トレイ39上に画像面を下向きにしてセ
ットされた2束あるいは3束の原稿2a〜2cは、図4
に示した分離ブレード37により規制されて最下位に位
置するもののみが呼出ローラ40a〜40c及び分離ロ
ーラ41a〜41cの搬送力により給紙される。その原
稿は、プルアウトローラ42a〜42cによりターンロ
ーラ25に搬送され、さらに原稿搬送ベルト26により
コンタクトガラス13上に搬送されてそこにセットされ
る。
【0091】このようにして、原稿がコンタクトガラス
13上にセットされるとコピー動作が開始されるが、前
述した自動原稿束数検出処理をした場合にはここまでが
自動的に行なわれて、その後でコピー動作が開始され
る。そのコンタクトガラス13上への原稿のセットによ
り、前述したコピープロセスが実行されてコピーが行な
われる。
【0092】このとき、並列給紙モード時のイレーサ9
(図2)の点灯は、図20に原稿が2束の並列給紙時に
形成された転写紙P上の継ぎ目画像消去部a1 を、図2
1に原稿が3束の並列給紙時に形成された転写紙P上の
継ぎ目画像消去部a1,a2をそれぞれ示すように、その
給紙された原稿の幅よりも外側の部分だけでなく、複数
の原稿の継ぎ目部分に相当する部分(ハッチングで示し
た部分)についても、所定の幅でイレーサ9を点灯させ
る。
【0093】そのイレーサ9を点灯させる部分の説明
(計算方法も含む)については、後述する。そして、図
3のコンタクトガラス13上にセットされた原稿の排出
は、排紙切換爪27を同図に仮想線で示す位置に切り換
え、原稿搬送ベルト26を同図で時計回り方向に回動さ
せることにより行ない、ADF排紙ローラ43を同図で
時計回り方向に回転させることによって原稿排紙トレイ
44に排出する。そして、このような一連の複写動作
は、図5の原稿セット検知センサ48a〜48cの全て
が原稿を検知しなくなるまで行なう。
【0094】次に、原稿を並列給紙モードで給紙した際
に転写紙上に形成される原稿間の画像の継ぎ目部分のイ
レーサ点灯の決定方法について説明する。イレーサ9
(図2)は、その点灯幅が例えば1つで5mmであり、
それが全部で84個並べられており、合計で長さが42
0mm分ある。
【0095】そこて、例えば縦30mm、横297mm
の原稿を2つ並列にセット(図16参照)したときに、
その原稿間の継ぎ目のイレース幅を10mmとする場合
には、 84個÷2セット=42個 10mm(イレースした幅)÷5mm(イレーサ1個の
イレース幅)=2 2÷2セット=1個 42−1=41 と計算され、奥から41個目までのイレースを全て消灯
し、42と43個目の2個のイレースを点灯させ、44
個目から最後の84個目までの手前側の41個のイレー
スを全て消灯する。そうすることにより、図20に示し
たように2つ並列に並べられた原稿に対応して給紙され
た1枚の転写紙P上の画像の継ぎ目部分に均等にイレー
ス幅が10mmのイレースされた継ぎ目画像消去部a1
ができる。
【0096】また、例えば縦140mm、横297mm
の原稿を3つ並列にセット(図17参照)したときに、
その原稿間の継ぎ目のイレース幅を20mmとする場合
には、 84個÷3セット=28個 20mm(イレースしたい幅)÷5mm(イレーサ1個
のイレース幅)=4 4÷2=2個 28−2=26個 28−4=24個 と計算され、奥から26個までのイレースを全て消灯
し、27個目からと30個目までの4個のイレースを点
灯させ、31個目から54個目までの24個のイレース
を全て消灯させ、55個目から58個目までの4個のイ
レースを点灯させ、さらに59個目から最後の84個目
までの手前側の26個のイレースを全て消灯する。そう
することにより、図21に示したように3つ並列に並べ
られた原稿に対応して給紙された1枚の転写紙P上の画
像の継ぎ目部分に均等にイレース幅が20mmのイレー
スされた継ぎ目画像消去部a1,a2ができる。
【0097】図22〜図24は、この複写装置の制御部
が行なう基本の並列給紙モード動作処理のルーチンを示
すフロー図である。このルーチンは図示しないメインル
ーチンによってコールされてスタートし、まずステップ
1で並列給紙モードキー570(図7)が押された(並
列給紙モードが選択された)か否かを判断して、それが
押されていなければ並列給紙モード以外の通常の原稿給
紙モードが選択されているため、以下の処理を行なう。
【0098】すなわち、ステップ2で表示部80の表示
画面を通常画面(図8)に切り換え(但しこの処理を行
なう前に通常画面が表示されていれば何もしない)、ス
テップ3で複写待ち動作の処理を行なった後、メインル
ーチンへリターンする。また、並列給紙モードキー57
0が押された場合は、ステップ4でADF12の原稿載
置トレイ39上にセットされている原稿束の数を自動的
に検出する自動原稿束検出モードが選択されているか否
かを判断する。
【0099】そして、自動原稿束検出モードが選択され
ている場合は、図24のステップ18以降の判断及び処
理を行なうが、そのモードが選択されていなければ図2
2のステップ5で表示部80の表示画面を図15に示す
ような何束の原稿をセットするのかを示す画面(原稿束
数設定画面)に切り換え、ステップ6で並列給紙モード
キー570が再度押されたか否かを判断し、それが再度
押された場合には設定された並列給紙モードを解除する
場合であるため、ステップ2へ進んで前述した通常画面
への切り換え処理を行なう。
【0100】また、並列給紙モードキー570が再度押
されなかった場合には、並列給紙モードが引き続き選択
されているので、ステップ7でテンキー75によって
「2」又は「3」の数値が入力されたか否かを判断し、
その数値が入力されていなければステップ6に戻るが、
その数値が入力されるとステップ8でその数値を原稿束
数として原稿束数設定画面に表示する。
【0101】次に、ステップ9でクリア/ストップキー
76が押されたか否かを判断して、それが押された場合
にはステップ6に戻って上述と同様の判断及び処理を行
なうが、それが押されなければステップ10でエンタキ
ー73が押されたか否かを判断し、それが押されなけれ
ばステップ9に戻り、それが押されるとステップ11で
表示中の原稿束数を設定(確定)する。
【0102】その後、ステップ12でプリントキー74
が押されるのを待ち、それが押された時にステップ13
で原稿載置トレイ39にセットされた原稿の束数に応じ
て画像部のイレーサを点灯させる部分を前述した方法に
より計算して決定した後、図23のステップ14で自動
原稿束検出モードを実行した直後か否かを判断し、その
モードを実行した直後であればコンタクトガラス13上
に複数の原稿が並列にセットされているため(これにつ
いては後述する)、そのままステップ16に進む。
【0103】また、自動原稿束検出モードを実行した直
後でない場合は、ステップ15で原稿載置トレイ39に
並列にセットされている複数の原稿束の最下位の各原稿
を同時に給紙してコンタクトガラス13上にセットした
後(この給紙動作をオペレータのキー操作によって設定
された原稿束数又は後述する自動検出された原稿束数に
応じて実行する)、ステップ16で複写モードに基づい
て複写動作を開始して、コンタクトガラス13上に並列
にセットされた各原稿の画像を1枚の転写紙に転写し、
その各原稿及び転写紙をそれぞれ排出する。
【0104】その後、ステップ17で原稿セット検知セ
ンサ48a〜48cの出力信号によって原稿載置トレイ
39に原稿(上記原稿束数分の原稿)がセットされてい
るか否かを判断して、原稿がセットされていればステッ
プ14に戻って上述した判断及び処理を繰り返し、原稿
がセットされていなければメインルーチンへリターンす
る。
【0105】一方、図22のステップ4で自動原稿束検
出モードが選択されていると判断された場合には、図2
4のステップ18でプリントキー74が押されるのを待
ち、それが押された時にステップ19へ進み、まず1回
目の原稿給紙動作として、呼出ローラ40a,分離ロー
ラ41a,プルアウトローラ42a,ターンローラ2
5,及び原稿搬送ベルト26を動作させる。このとき、
呼出ローラ40a上に原稿束があれば、その原稿束の最
下位に位置する1枚の原稿のみが給紙されてコンタクト
ガラス13上にセットされる。
【0106】次のステップ20では、4つの原稿通過セ
ンサ228a,228b,228c及び228dが、そ
れぞれ原稿を検知したか否かをDF制御装置300を介
して複写装置本体制御部201のRAM222に記憶す
る(1回目の原稿通過検知)。次のステップ21では、2
回目の原稿給紙動作として、呼出ローラ40b,分離ロ
ーラ41b,プルアウトローラ42b,ターンローラ2
5,及び原稿搬送ベルト26を動作させる。このとき、
呼出ローラ40b上に原稿束があれば、その原稿束の最
下位に位置する1枚の原稿のみが給紙されてコンタクト
ガラス13上にセットされる。
【0107】そしてステップ22で、その4つの原稿通
過センサ228a,228b,228c及び228d
が、それぞれ原稿を検知したか否かを記憶する(2回目
の原稿通過検知)。なお、この2回目の原稿給紙は、前
述したように1回目の原稿給紙で原稿通過センサ228
aと228bが共に原稿の通過を検知したときは行なわ
ない。その場合には、ステップ20から直接ステップ2
3の処理へ進む。
【0108】そのステップ23では、3回目の原稿給紙
として、呼出ローラ40c,分離ローラ41c,プルア
ウトローラ42c,ターンローラ25,及び原稿搬送ベ
ルト26を動作させる。このとき、呼出ローラ40c上
に原稿束があれば、その原稿束の最下位に位置する1枚
の原稿のみが給紙されてコンタクトガラス13上にセッ
トされる。そしてステップ24で、その4つの原稿通過
センサ228a,228b,228c及び228dが、
それぞれ原稿を検知したかを記憶する(3回目の原稿通
過検知)。
【0109】なお、1又は2回目の原稿給紙動作によっ
て原稿が給紙されてコンタクトガラス13上にセットさ
れた後、そのまま2又は3回目の原稿給紙動作によって
別の原稿が給紙されると、コンタクトガラス13上の原
稿のセット位置がずれてしまう。図24のフローには入
れなかったが、実際にはコンタクトガラス13上に一旦
セットした原稿を所定の位置まで戻して次の原稿と共に
再度コンタクトガラス13上に搬送するなどの動作を行
なうことにより、複数の原稿をコンタクトガラス13上
に並列にセットする。
【0110】次のステップ25では、ステップ20,2
2,24での1〜3回の原稿通過検知で検知した各原稿
通過センサ228a,228b,228c及び228d
の検出結果(ON/OFFデータ)を基にして、表1か
ら原稿束が何束であるかを判断する。なお、表1に無い
原稿束の給紙回数と原稿通過センサ228a〜228d
のON/OFFデータとの関係の場合には、通過センサ
データが不明として、手動原稿束設定処理に移行するこ
とになる。
【0111】そして、次のステップ26で自動原稿束検
出動作により原稿載置トレイ39にセットされている原
稿の束数が検出されたか否かを判断し、検出されなかっ
た場合には図22のステップ5以降の判断及び処理を行
なう。また、その原稿の束数が検出された場合には図2
2のステップ12へ進み、それ以降の判断及び処理を行
なう。
【0112】図25及び図26は、この複写装置の制御
部が行なう請求項1の発明に関わる動作処理のルーチン
を示すフロー図である。このルーチンもメインルーチン
によってコールされてスタートし、まずステップ31で
図7,図8で説明した各種の複写モード設定用のキー操
作によって複写モードを設定した後、ステップ32でプ
リントキー74(図7)が押下されたか判断し、それが
押下されなければそのままメインルーチンへリターンす
【0113】また、プリントキー74が押下された場合
は、ステップ33で原稿セット検知センサ48a〜48
cの出力信号により原稿載置トレイ39に原稿がセット
されているか否かを判断し、原稿がセットされていなけ
れば原稿載置トレイ39(図4)からの原稿給紙を行な
わない通常の複写動作を行なうためのルーチン(複写処
理ルーチン)へ移る。
【0114】また、原稿載置トレイ39に原稿がセット
されている場合は、ステップ34で並列給紙モードが選
択(並列給紙モードキー570が押下)されているか否
かを判断して、そのモードが選択されていればステップ
35でSADFモードの実行を禁止した後、ステップ3
6に進むが、並列給紙モードが選択されていなければス
テップ47でSADFモードの実行を許可した後、ステ
ップ36に進む。
【0115】ステップ36では、原稿給紙動作を開始
し、原稿載置トレイ39にセットされている原稿を給紙
してコンタクトガラス13上にセットする。このとき、
図22〜図24の基本の並列給紙モード動作で説明した
とおり、並列給紙モードが選択されている時には、原稿
載置トレイ39に並列にセットされている複数の原稿を
同時に給紙してコンタクトガラス13上にセットする。
【0116】その後、ステップ37で複写モードに基づ
いて複写動作を開始し、コンタクトガラス13上にセッ
トされた原稿の画像を転写紙に複写し(並列給紙モード
が選択されている時には複数の原稿の画像を1枚の転写
紙に複写する)、その転写紙を排出した後、ステップ3
8でセット枚数(入力されたリピート枚数)分の複写が
終了したか否かを判断し、まだ終了していなければステ
ップ37に戻って上述と同じ複写動作を再度行なう。
【0117】そして、セット枚数分の複写が終了した時
に、ステップ39でコンタクトガラス13上の原稿を排
出し、ステップ40で原稿セット検知センサ48a〜4
8cの出力信号によって原稿載置トレイ39に原稿がセ
ットされている(次に給紙すべき原稿が残っている)か
否かを判断して、原稿がセットされていればステップ3
5に戻り、原稿がなくなるまで上述と同様の処理及び判
断を繰り返す。
【0118】ここで、原稿載置トレイ39に次に給紙す
べき原稿が残っているということは、原稿載置トレイ3
9に束状の原稿が1度に原稿載置トレイ39にセットさ
れて複写動作を開始したことを示しており、この時点で
SADFモードの実行は意味がないため、そのモードを
禁止状態にする。
【0119】ステップ40で原稿載置トレイ39に原稿
がセットされていないと判断された場合は、図26のス
テップ41でSADFモードの実行が可能か否かを判断
し、そのモードの実行が可能でなければメインルーチン
へリターンするが、そのモードの実行が可能であれば、
つまり並列給紙モードが選択されていない状態でプリン
トキー74が押下され、且つ原稿載置トレイ39に次に
給紙する原稿のみがセットされている場合には、ステッ
プ42でSADFモードの実行を開始する。
【0120】そしてまず、ステップ43で一定時間(S
ADF解除時間)でSADFモードの実行を解除するた
めの内部タイマ(SADF解除用タイマ)をスタートさ
せ、ステップ44で原稿セット検知センサ48a〜48
cの出力信号によって原稿載置トレイ39に原稿がセッ
トされたか否かを判断し、原稿がセットされていなけれ
ばステップ45でSADF解除用タイマによる計測時間
がSADF解除時間を経過したか否かを判断し、その時
間を経過していなければステップ44に戻る。
【0121】その後、SADF解除用タイマによる計測
時間がSADF解除時間を経過する前に原稿載置トレイ
39に原稿がセットされた場合には、図25のステップ
36に戻って上述と同様の処理及び判断を繰り返すが、
原稿載置トレイ39に原稿がセットされる前にSADF
解除用タイマによる計測時間がSADF解除時間を経過
してしまった場合には、ステップ46でSADFモード
の実行を解除してメインルーチンへリターンする。
【0122】このように、並列給紙モードが選択された
時には、SADFモードの実行を禁止することにより、
並列給紙モードを実行する場合の従来の種々の問題を解
消し、効率よく短時間で所望のコピーセットをユーザに
提供することができる。
【0123】図27及び図28は、この複写装置の制御
部が行なう請求項2,3の発明に関わる動作処理のルー
チンを示すフロー図である。このルーチンもメインルー
チンによってコールされてスタートし、まずステップ5
1で各種の複写モード設定用のキー操作によって複写モ
ードを設定した後、ステップ52でプリントキー74が
押下されたか判断し、それが押下されなければそのまま
メインルーチンへリターンする。
【0124】また、プリントキー74が押下された場合
は、ステップ53で原稿セット検知センサ48a〜48
cの出力信号によって原稿載置トレイ39に原稿がセッ
トされているか否かを判断し、原稿がセットされていな
ければ原稿載置トレイ39からの原稿給紙を行なわない
通常の複写動作を行なうためのルーチン(複写処理ルー
チン)へ移行する。
【0125】また、原稿載置トレイ39に原稿がセット
されている場合は、ステップ54で並列給紙モードが選
択されているか否かを判断して、そのモードが選択され
ていればステップ55で並列給紙用SADFモードの実
行を許可した後、ステップ56に進むが、並列給紙モー
ドが選択されていなければステップ69で通常SADF
モードの実行を許可した後、ステップ56に進む。
【0126】ステップ56では、原稿給紙動作を開始
し、原稿載置トレイ39にセットされている原稿を給紙
してコンタクトガラス13上にセットする。このとき、
図22〜図24の基本の並列給紙モード動作で説明した
とおり、並列給紙モードが選択されている時には、原稿
載置トレイ39に並列にセットされている複数の原稿を
同時に給紙してコンタクトガラス13上にセットする。
【0127】その後、ステップ57で複写モードに基づ
いて複写動作を開始し、コンタクトガラス13上にセッ
トされた原稿の画像を転写紙に複写し(並列給紙モード
が選択されている時には複数の原稿の画像を1枚の転写
紙に複写する)、その転写紙を排出した後、ステップ5
8でセット枚数分の複写が終了したか否かを判断して、
まだ終了していなければステップ57に戻って上述と同
様の複写動作を再度行なう。
【0128】そして、セット枚数分の複写が終了した時
に、ステップ59でコンタクトガラス13上の原稿を排
出し、ステップ60で原稿セット検知センサ48a〜4
8cの出力信号によって原稿載置トレイ39に原稿がセ
ットされている(次に給紙すべき原稿が残っている)か
否かを判断して、原稿がセットされていればステップ6
8でSADFモードの実行を禁止してステップ56に戻
り、原稿がなくなるまで上述と同様の処理及び判断を繰
り返す。
【0129】また、原稿載置トレイ39に原稿がセット
されていない場合は、図28のステップ61で通常SA
DFモードの実行が可能か否かを判断し、そのモードの
実行が可能であれば通常SADFモードを実行するため
のルーチン(図26のステップ42以降と同じルーチ
ン)に移り、通常SADFモードの実行が可能でなけれ
ばステップ62で並列給紙用SADFモードの実行が可
能か否かを判断し、このモードの実行も可能でなければ
メインルーチンへリターンする。
【0130】それに対し、並列給紙用SADFモードの
実行が可能な場合は、ステップ63で並列給紙用SAD
Fモードの実行を開始し、ステップ64で一定時間(S
ADF解除時間)で並列給紙用SADFモードの実行を
解除するための内部タイマ(SADF解除用タイマ)を
スタートさせ、ステップ65で原稿セット検知センサ4
8a〜48cの出力信号によって原稿載置トレイ39に
全ての原稿がセットされたか否か、つまり原稿載置トレ
イ39の前回給紙した複数の原稿がセットされていた位
置と同じ位置に次の複数の原稿がセットされたか否かを
判断する。
【0131】そして、原稿載置トレイ39に全ての原稿
がセットされていない場合、つまり原稿載置トレイ39
の前回給紙した複数の原稿がセットされていた位置と同
じ位置に次の複数の原稿がセットされていない場合は、
ステップ66でSADF解除用タイマによる計測時間が
SADF解除時間を経過したか否かを判断して、その時
間を経過していなければステップ65に戻る。
【0132】その後、SADF解除用タイマによる計測
時間がSADF解除時間を経過する前に原稿載置トレイ
39に全ての原稿がセットされた場合には、図27のス
テップ56に戻って上述と同様の処理及び判断を繰り返
すが、原稿載置トレイ39に全ての原稿がセットされる
前にSADF解除用タイマによる計測時間がSADF解
除時間を経過してしまった場合には、ステップ67で並
列給紙用SADFモードの実行を解除してメインルーチ
ンへリターンする。
【0133】このように、並列給紙モードを実行する場
合、原稿載置トレイ(原稿給紙台)39に並列にセット
された複数の原稿を同時に給紙してその各原稿の画像を
1枚の転写紙に複写する複写動作を行ない、その複写動
作が終了した状態で原稿載置トレイ39の前回給紙した
複数の原稿がセットされていた位置と同じ位置に次の複
数の原稿がセットされたことを原稿セット検知センサ4
8a〜48cの出力信号によって判断(検出)した時に
のみ、その複数の原稿を同時に自動給紙してその各原稿
の画像を1枚の転写紙に複写する(並列給紙モードを実
行する場合の種々の問題を解消してSADFモードを有
効とする)ことにより、使い勝手のよい複写装置をユー
ザに提供することができる。
【0134】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の複写装
置によれば、並列給紙モードを実行する場合の種々の問
題を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態例を示す自動原稿給紙装
置搭載の複写装置を主要な部分と共に示す機能ブロック
図である。
【図2】同じくその自動原稿給紙装置搭載の複写装置を
示す全体構成図である。
【図3】同じくその複写装置が有するRDF(循環式自
動原稿給紙装置)11を示す構成図である。
【図4】同じくその複写装置が有するADF(非循環式
自動原稿給紙装置)12を示す構成図である。
【図5】同じくそのADF12が備えている複数の呼出
ローラと分離ローラ及びプルアウトローラの配設位置を
説明するための斜視図である。
【図6】図2の複写機本体1内に設けられている感光体
7を継目の部分で切って展開した画像形成領域の配置を
示す図である。
【図7】同じくその複写機本体1に設けられている操作
部70を示す平面図である。
【図8】図7の表示部80の一例を示す平面図である。
【図9】図2の複写装置の操作制御部を示す制御ブロッ
ク図である。
【図10】図2の複写装置の制御系を含めた概略構成図
である。
【図11】図2の複写装置を使用して片面原稿で転写紙
の片面に画像を複写する片面コピーを行なう場合の原稿
給紙と転写紙給紙の様子を示す図である。
【図12】同じく片面原稿で転写紙の両面に画像を複写
する両面コピーを行なう場合の原稿給紙と転写紙給紙の
様子を示す図である。
【図13】同じく両面原稿で転写紙の両面に画像を複写
する両面コピーを行なう場合の原稿給紙と転写紙給紙の
様子を示す図である。
【図14】図2に示したRDF11及びADF12の原
稿移動制御を行なうDF制御装置とその関連構成を示す
ブロック図である。
【図15】図8の表示部80に表示される原稿束数設定
画面の一例を示す平面図である。
【図16】図4に示したADF12の原稿載置トレイ3
9上に2束の原稿束を並列給紙可能状態にセットした状
態を示す斜視図である。
【図17】同じくADF12の原稿載置トレイ39上に
3束の原稿束を並列給紙可能状態にセットした状態を示
す斜視図である。
【図18】中央基準で2束の並列にセットされた原稿束
と4つの原稿通過センサとの位置関係を示す平面図であ
る。
【図19】同じく中央基準で3束の並列にセットされた
原稿束と4つの原稿通過センサとの位置関係を示す平面
図である。
【図20】2束の原稿を並列給紙して形成された転写紙
上の画像に継ぎ目画像消去部a1が形成される様子を示
す平面図である。
【図21】3束の原稿を並列給紙して形成された転写紙
上の画像に継ぎ目画像消去部a1,a2がそれぞれ形成さ
れる様子を示す平面図である。
【図22】図2の複写装置の制御部が行なう基本の並列
給紙モード動作処理のステップ1〜13のルーチンを示
すフロー図である。
【図23】同じくステップ14〜17のルーチンを示す
フロー図である。
【図24】同じくステップ18〜26のルーチンを示す
フロー図である。
【図25】図2の複写装置の制御部が行なう請求項1の
発明に関わる処理のステップ31〜40,47のルーチ
ンを示すフロー図である。
【図26】同じくステップ41〜46のルーチンを示す
フロー図である。
【図27】図2の複写装置の制御部が行なう請求項2
の発明に関わる処理のステップ51〜60,68,6
9のルーチンを示すフロー図である。
【図28】同じくステップ61〜67のルーチンを示す
フロー図である。
【符号の説明】
11:循環式自動原稿給紙装置(RDF) 12:非循環式自動原稿給紙装置(ADF) 39:原稿載置トレイ(原稿給紙台) 48a〜48c:原稿セット検知センサ 70:操作部 73:エンタキー 74:プリントキー 75:テンキー 76:クリア/ストップキー 80:表示部 101,201,300:CPU 102,221:ROM 103,222:RAM 228a〜228d:原稿通過センサ 570:並列給紙モードキー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 早川 国男 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 増山 洋 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 田中 秀樹 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 鈴木 良一 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (56)参考文献 特開 昭62−93158(JP,A) 特開 平2−199475(JP,A) 特開 平2−175564(JP,A) 特開 平4−317080(JP,A) 実開 昭63−162725(JP,U) 実開 昭60−50526(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/00 107 B65H 1/28 310 G03G 21/00 370 - 512

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の原稿をその給紙方向に直交する方
    向に並列にセット可能な大きさに形成された原稿給紙台
    と、その原稿給紙台に原稿がセットされて複写動作を開
    始し、その複写動作が終了した状態で前記原稿給紙台に
    次の原稿がセットされると、その原稿を自動給紙して複
    写動作を開始する半自動原稿給紙モードを実行する手段
    と、前記原稿給紙台に並列にセットされた複数の原稿を
    同時に給紙して、その各原稿の画像を1枚の転写紙に複
    写する並列給紙モードを実行する手段とを有する自動原
    稿給紙装置搭載の複写装置において、前記原稿給紙台にセットされた原稿を検出する原稿検出
    手段と、 前記並列給紙モードが選択された時には、前記半自動原
    稿給紙モードの実行を禁止し、前記並列給紙モードが選
    択されない時には、前記半自動原稿給紙モードの実行を
    許可する手段とを設け、 前記半自動原稿給紙モードを実行する手段が、前記原稿
    給紙台にセットされた原稿を自動給紙して開始された複
    写動作が終了した後、前記原稿検出手段によって前記原
    稿給紙台に原稿がセットされたことを検出する前に予め
    設定された時間が経過した場合に、前記半自動原稿給紙
    モードの実行を解除する手段を有する ことを特徴とする
    自動原稿給紙装置搭載の複写装置。
  2. 【請求項2】 複数の原稿をその給紙方向に直交する方
    向に並列にセット可能な大きさに形成された原稿給紙台
    と、その原稿給紙台に原稿がセットされて複写動作を開
    始し、その複写動作が終了した状態で前記原稿給紙台に
    次の原稿がセットされると、その原稿を自動給紙して複
    写動作を開始する半自動原稿給紙モードを実行する手段
    と、前記原稿給紙台に並列にセットされた複数の原稿を
    同時に給紙して、その各原稿の画像を1枚の転写紙に複
    写する並列給紙モードを実行する手段とを有する自動原
    稿給紙装置搭載の複写装置において、前記半自動原稿給紙モードを実行する手段は、前記原稿
    給紙台に1枚の原稿がセットされて複写動作を開始し、
    その複写動作が終了した状態で前記原稿給紙台に次の1
    枚の原稿がセットされると、その原稿を自動給紙して複
    写動作を開始する通常半自動原稿給紙モードを実行する
    手段と、前記原稿給紙台に複数の原稿が並列にセットさ
    れて複写動作を開始し、その複写動作が終了した状態で
    前記原稿 給紙台に次の複数の原稿が並列にセットされる
    と、その各原稿を同時に自動給紙して複写動作を開始す
    る並列給紙用半自動原稿給紙モードを実行する手段とか
    らなり、 前記原稿給紙台に並列にセットされた複数の原稿をそれ
    ぞれ検出する原稿検出手段と、前記並列給紙モードが選択された時に、前記並列給紙用
    半自動原稿給紙モードの実行を許可する手段とを設け、 前記並列給紙モードを実行する手段が、該原稿給紙台に
    並列にセットされた複数の原稿を同時に給紙してその各
    原稿の画像を1枚の転写紙に複写する複写動作を行な
    い、該複写動作が終了した状態で前記原稿給紙台の前回
    給紙した複数の原稿がセットされていた位置と同じ位置
    に次の複数の原稿がセットされたことを前記原稿検出手
    段によって検出した時に、その複数の原稿を同時に自動
    給紙してその各原稿の画像を1枚の転写紙に複写する手
    段と、前記次の複数の原稿がセットされたことを前記原
    稿検出手段によって検出しなかった時には、前記並列給
    紙用半自動原稿給紙モードの実行を開始して、予め設定
    された時間が経過するまでの間に前記複数の原稿がセッ
    トされたことを前記原稿検出手段によって検出した時に
    は、その複数の原稿を同時に自動給紙してその各原稿の
    画像を1枚の転写紙に複写し、前記次の複数の原稿がセ
    ットされたことを前記原稿検出手段によって検出する前
    に前記時間が経過した時には、前記並列給紙用半自動原
    稿給紙モードの実行を解除する手段とからなることを特
    徴とする自動原稿給紙装置搭載の複写装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の自動原稿給紙装置搭載の
    複写装置において、 前記並列給紙モードが選択されない時に、前記通常半自
    動原稿給紙モードの実行を許可する手段を設け、 前記通常半自動原稿給紙モードを実行する手段が、前記
    原稿給紙台にセットされた1枚の原稿を自動給紙して開
    始された複写動作が終了した後、前記原稿検出手段によ
    って前記原稿給紙台に原稿がセットされたことを検出す
    る前に予め設定された時間が経過した場合に、前記通常
    半自動原稿給紙モードの実行を解除する手段を有するこ
    とを特徴とする自動原稿給紙装置搭載の複写装置。
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