JP6346490B2 - シート集積装置 - Google Patents

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Description

本発明は、連続して送られてくるシートを順次集積トレイに集積するシート集積装置に関し、特に、集積トレイ上に収納されたシートが最大積載量(満杯状態)に達したことを検出する検出装置を備えたシート集積装置に関する。
シート集積装置は、印刷機や複写機等の画像形成装置から排出される画像形成されたシート、或いはスキャナやファクシミリ等の画像読取装置に供給して読取後に排出されるシートを後処理で集積するのに使用されている。
このようなシート集積装置においては、集積トレイ上に所定量以上のシートを収納すると後続のシートが装置内で詰まり(ジャム)を起こしたり、既に収納されたシートを集積トレイの外に押し出して飛散させることがある。そのため、集積トレイ上に集積されたシートが満杯状態に到達するのを検知して、シートを集積トレイに排出する動作を停止させている。
従来、シートの満杯を検知する手段としては、集積トレイ上に集積されたシートが所定の位置にまで到達すると変位する検出レバーを設け、検出レバーの変位を光電式センサが検知すると満杯信号を発生することが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
上記の検出レバーと光電式センサを用いたレバー型センサは、光電式センサの発光部と受光部の光軸間に検出レバーを配置して、検出レバーは、集積トレイ上のシートが所定の位置よりも低い位置にあるときはセンサの発光部と受光部間の光軸を遮断しており、シートが所定の位置まで到達するとレバーの位置が変位して光軸を開放するようになっている。これにより、センサが光軸の変化で満杯検知信号を出力することで、シートの排出を停止するものである。
ところで、レバー型センサは、センサの電気信号の立ち上がり及び立ち下りに生じるノイズによる電気的なチャタリングや、シートの上面が検出レバーを押し上げる際に生じるリバウント現象に起因する機械的なチャタリングを発生する。このようなチャタリング現象は満杯検知の誤検出を引き起こす原因となっている。
従来から、チャタリングによる誤検知を防止するには、センサが検知信号を発生した時点からチャタリングが収束する時間経過後にシートの有無を検出したり(例えば、特許文献1を参照)、検知器の信号を積分回路に通してチャタリング信号を除去したり、若しくはレバー型センサから満杯信号が所定時間に亘り継続して発生しているとき、シートが満杯であると認識する等の処理により対処している。
特開平11−116134号公報 特開平6−56303号公報
しかしながら、前処理装置がシート集積装置に一定時間内で連続して排出するシートの枚数は、前処理装置がそのときにシートを処理して排出する排出速度やそのシートのサイズによって異なる。排出速度については、例えば、処理の速度が高速モードと低速モードの2通りがあるとすると、高速モードの場合は低速モードの場合と比べて排出されてくるシート枚数は多くなる。また、排出速度が同じであっても、搬送方向での寸法が短い小さいサイズのシートの場合には、前処理装置が1枚のシートに前処理する時間が短くなるため、サイズの大きいシートを処理する場合と比べて排出されてくる枚数が多くなる。そして、サイズの小さいシートを高速で排出すると、短時間であってもシート集積装置に排出されるシートは極めて多くなる。
しかしながら、従来においては、前処理装置から送られてくる排出速度やシートサイズ等の各種の条件が異なるにも拘わらず、センサによる満杯検出位置は固定のため、単位時間内で前処理装置から順次排出されるシートの枚数が多くなると、センサからの検知信号が発生してから満杯の判断を確定するまでの遅延時間内にも多数のシートが集積トレイ内に排出されることになる。そして、実際の満杯枚数を大きく超えてしまうと、シートがトレイ上の上から溢れ出てシート集積装置内でジャムしたり、既に集積されたシートが排出されるシートの先端に押し出されて飛散するなどの不具合が発生する。逆に、前処理装置から遅延時間内で排出されるシートが少ないときは、シートが集積トレイの実際の満杯位置まで集積される前に排出動作を停止させてしまうことになる。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであって、センサによる満杯検出位置は固定したままで、満杯の検出信号が発生した際には、排出するシートの状況に応じて、適切なタイミングで集積トレイ内へのシートの排出動作を停止することができるシート集積装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため本発明によるシート集積装置は、シートを積載収容する集積トレイと、前記集積トレイ上にシートを排出する排出手段と、前記集積トレイ上に集積されるシートが前記集積トイレ上の所定の位置に到達したことを検出する検出レバーと、前記検出レバーの作動によって検出信号を発生する検知手段と、前記検出信号によって前記排出手段を制御する制御手段と、を備えたシート集積装置であって、前記制御手段は、前記検出信号の発生が一定時間継続した後に前記排出手段を停止させ、前記検出信号の発生が一定時間継続しなければ排出手段の駆動を継続する第1の停止動作制御と、前記検出信号の発生に即答して前記排出手段を停止させる第2の停止動作制御と、の何れかを選択することを特徴とする。
これにより、第1の停止動作制御のときは、検出信号のチャタリングを吸収することで適正な検出信号であるかを判別でき、第2の停止動作制御のときは、遅延時間を無視することで排出停止動作の応答性を高めることができる。
ここで、前記制御手段は、前記排出手段によるシートの排出速度が所定の速度以下のときには、前記検出信号の発生が一定時間継続した後に前記排出手段を停止させる第1の停止動作制御を選択し、前記排出手段によるシートの排出速度が所定の速度よりも速いときには、前記検出信号の発生に即答して前記排出手段を停止させる第2の停止動作制御を選択することを特徴としている。これにより、シートの排出過多によるシートジャムやシートの散乱が防止される。
また、前記制御手段は、外部から取得した速度情報によって前記排出手段を制御すると共に、当該速度情報に基づき前記第1及び第2の停止動作制御の何れかを選択することを特徴としている。これにより、シート集積装置は、前処理装置から送られてくるシートの排出速度に同期させた速度でシートを前記集積トレイに排出する。
また、前記制御手段は、一定時間に排出されるシートの枚数に基づく情報によって、前記検出信号の発生が一定時間継続した後に前記排出手段を停止させる第1の停止動作制御と、前記検出信号の発生に即答して前記排出手段を停止させる第2の停止動作制御と、の何れかを選択する。
本発明よれば、検知手段が検出信号が発生したとき、排出するシートの状況に応じて集積トレイ内へのシートの排出動作を停止させるタイミングを複数設けることで、誤動作で生じた検出信号であるかを判定可能なモードと、検出信号に即答して直ちに排出動作を停止するモードを使い分けることができ、安定した動作のシート集積装置が提供される。
画像形成システムの全体構成を概略的に示す図。 第1集積部の要部の構成を示す側面図。 第1集積部の要部の構成を示す平面図。 第2集積部の要部の構成を示す側面図。 シート集積装置Bの制御構成を説明するブロック図。 制御部による満杯検出処理制御の動作フローを説明するフローチャート。
以下、本発明に係わるシート集積装置の好適な実施の態様について図面を参照しながら説明する。
図1は、シート集積装置を備えた画像形成システムの全体構成を概略的に示す図である。同図で示すように、画像形成システムは、画像形成装置Aとシート集積装置Bとから成り、シート集積装置Bは、画像形成装置Aの排紙口に連結されて、画像形成装置Aから排出されるシートを集積するように構成されている。
[画像形成装置]
先ず、画像形成装置Aについて説明すると、画像形成装置Aは印刷装置1と原稿読取装置2と原稿送り装置3とに大別される。
印刷装置1は、装置ハウジング9内に着脱自在で給紙カセット60a及び60bを備えて、選択される一方の給紙カセット60a、60bから取り出して、取り出したシートに原稿読取装置2から送られてくる画像データを印刷し、排紙ローラ対63によってシート集積装置Bに排出する。本例での画像形成装置1は静電印刷を行うもので、感光ドラム51に静電潜像を形成するビーム投光器52と、静電潜像にトナーインクを付着する現像器53と、転写チャージャ54とを備えて、何れかの給紙カセット60a、60bから取り出されてレジストローラ61にて搬送されてくるシートに、感光ドラム51に形成した画像インクを転写チャージャ54で転写し、その下流側には配置される定着ローラ62によってシート上の画像を加熱定着して、シート集積装置Bへと送り出す構成となっている。
原稿読取装置2は、それぞれガラスなどの透明素材で形成される第1プラテン55と第2プラテン56とを装置ハウジング9の天部に水平方向に並設している。第1プラテン55は、手置きでセットされる原稿の読み取りに用いられるため、使用可能な原稿の最大寸法サイズに形成されている。そして、第2プラテン56は所定速度で移動する原稿の読み取りに用いられるため、走行させても読み取り可能な原稿の最大幅サイズに形成されている。
また、装置ハウジング9の内部には、図示しないがキャリッジモータによって駆動されて、ガイドシャフトにガイドされながら第1プラテン55の下方を副走査方向(水平方向)に往復移動する読取キャリッジ57が配置されている。読取キャリッジ57は、往動時に第1プラテン55にセットされている原稿を読み取る。そして、読取キャリッジ57が読み取った原稿の画像データは、デジタル処理された後にデータ処理部58に送られて、ビーム投光器52に画像信号で送信される。
原稿送り装置3は、給紙トレイ7にセットされた原稿をシート搬送装置8によって第2プラテン56を通過させて、排出ローラ対64から排出する。したがって、給紙トレイ7に原稿がセットされた場合には、読取キャリッジ57は第2プラテン56の位置に待機して、通過する原稿を読み取ることになる。
[シート集積装置]
シート集積装置Bの構成を図2乃至図4を用いて説明する。シート集積装置Bは、大容量の例えば最大3千枚のシートを集積する第1集積部5と、少数枚の例えば最大100枚前後のシートを集積する第2集積部6とから構成される。シート集積装置Bは、画像形成装置Aの排紙ローラ対63に対向して、排出モータM2によって駆動される入口ローラ対10を備えて、切換フラッパ42によって画像形成装置Aで印刷されて排紙ローラ対63から排出されてくるシートを第1集積部5又は第2集積部6に振り分ける。このとき、切換フラッパ42は、切換ソレノイドSOL2の動作により変位して第1集積部5又は第2集積部6への振り分けを切り換える。
第1集積部5は、昇降トレイ14でシートを集積するが、昇降トレイ14は、昇降板15に駆動されて上下にスライド移動する。昇降板15は、装置の壁面16に形成されるスライド溝に嵌合して上下動し、図示しないが、取り付けられたワイヤーが昇降モータM3に連結された巻取部材の正回転で巻き取られることで上方に移動し、巻取部材の逆回転でワイヤーが弛緩することで自重により下方に移動する構成となっている。
そして、第1集積部5は、切換フラッパ42にガイドされて、入口ローラ対10から送出されてくる画像形成装置Aからのシートを搬送する排出ベルト11を備えている。排出ベルト11は、シートの搬送方向と平行に3通り配設されており、それぞれベルトモータM1によって駆動される一対の回転体12に張架されている。また、各排出ベルト11には、その無限軌道において互いに左右相反する方向に移動する関係で2つのグリッパー13が設けられており、このグリッパー13は、一端は排出ベルト11に固着されているが他端は移動自在となっている。したがって、回転体12が図2で時計方向に回転して、グリッパー13が入口ローラ対10と対向する位置に到達したとき、入口ローラ対10から送出されるシートは、グリッパー13の自由側の端部と排出ベルト11の外周面とで把持されて、集積部5の先端側に向けて引き出される。
各排出ベルト11どうしの走行方向の間には、第1ストッパー部材20と第2ストッパー部材21とを配置している。第1ストッパー部材20及び第2ストッパー部材21は、排出ベルト11とグリッパー13とで把持されて送られてくるシートの先端に当接することでこの把持を解除して、シートを集積部5へ落下導入させる。排出ベルト11の上下の走行軌道の間には、両端が装置の側板に装架されて装置の強度を高めるための平板によるステー30を配設しており、第1ストッパー部材20及び第2ストッパー部材21はステー30上に支持されている。
そして、第1ストッパー部材20と第2ストッパー部材21とは、把持によって搬送されるシートの進行方向で間隔を設けて配置することで、第1ストッパー部材20に当接して集積部5に落下して集積されるシートと、第2ストッパー部材21に当接して集積部5に落下して集積されるシートとは、第1集積位置P1と第2集積位置P2とで間隔dを置いてオフセットさせた状態で集積することができ、シートを部毎に区分けたジョグ収納が可能となる。
このように、送られてくるシートを第1ストッパー部材20と第2ストッパー部材21の何れかに切り換えて当接させるようにするには、第1ストッパー部材20は固定であるのに対して、第2ストッパー部材21はシートの進行経路に対して出入りが可能な揺動自在な構成となっている。
ここで、第1ストッパー部材20は、一端が固定軸24に支持されて他端がシートの移送方向に延出しているアーム部20aと、移送されるシートの先端部と当接する当接部20bとから成る。固定軸24は、ステー30の上面に固定して据え付けられる第1軸受35によって支持されるため、第1ストッパー部材20はステー30に固設されることになる。そして、図3で示すように、ステー30は、各排出ベルト11の間には切欠66が形成されており、当接部20bを切欠66からシートの搬送経路に突出させて配置することで、第1ストッパー部材20は、当接部20bでシートに当接して規制することができる。
揺動側の第2ストッパー部材21は、第1ストッパー部材20のアーム部20aと同様に、シートの移送方向に延出しているアーム部21aと、移送されるシートの先端部と当接する当接部21bとから成る。第2ストッパー部材21の場合には、アーム部21aの一端を固定で支持している軸25(回動軸)は、ステー30の上面に固定して据え付けられる第2軸受36に回動自在に支持されている。よって、第2ストッパー部材21は、回動軸25の回動によって揺動することで、当接部21bはシートの搬送経路に出入りする。
回動軸25を駆動するソレノイドSOL1は、ステー30の上面に据え付けられて、プランジャー50は連結ピン26を介して回動軸25の表面から突出形成される突片65に連結されている。引っ張りバネ23は、回動軸25の表面に形成されている取付片25aとステー30の上面に固設されている突出片31との間に架け渡されて、プランジャー50をソレノイドSOLによる吸引方向とは反対の方向に付勢している。
このような第2ストッパー部材21において、図2及び図3では、プランジャー50はソレノイドSOL1のケース内へ吸引されている状態にあり、当接部21bは引っ張りバネ23の付勢に抗してシートの搬送経路に進出している。したがって、排出ベルト11とグリッパー13とで把持されて搬送されてくるシートは、当接部21bに当接したとき移動が停止されて、排出ベルト11とグリッパー13とによる把持から解除され集積部5へ導入されることになる。
そして、ストッパーソレノイドSOL1に通電してプランジャー50が図2で右方向に突出させると、回動軸25は時計方向に回動して、当接部21bはシートの搬送経路から退避するため、シートは第2ストッパー部材21とは当接せずにそのまま搬送されて、第1ストッパー部材20の当接部21aに当接すると移動が停止され、排出ベルト11とグリッパー13とによる把持から解除されて集積部5へ導入される。このとき、当接部21bがシートの搬送経路から退避している状態は、引っ張りバネ23の付勢力によって保持される。
図4で示すように、第2集積部6は、切換フラッパ42の切り換えにて形成されるシート搬送路43に中間ローラ対17及び排出ローラ対18を順次配置して、これらローラ対17、18は入口ローラ対10から切換フラッパ42にガイドされて送出されるシートを、図示するようにニップしながら集積トレイ19に搬送して集積トレイ19に排出する排出手段を構成している。集積トレイ19は、排出ローラ対18から排出されるシートを集積するトレイで、シートの集積面は排出ローラ対18に向けて傾斜させている。そして、集積トレイ19の低い側の端部には、集積したシートに係止して規制するための規制板44を集積面より立ち上げて設けられ、規制板44の高さ位置まで集積トレイ19にシートを集積することができるようになっている。
また、集積トレイ19のシートの集積面は露出させることで、利用者が収納しているシートを外部から直接取り出すことができるようになっている。そのため、集積トレイ19に規制板44の高さ以上にシートが集積するとシートの規制ができなくなるばかりか、後続のシートが既に集積されているシートを集積トレイ19の外に押し出して散乱させる不具合が発生する。また、集積されているシートに突き当たって、排出ローラ対18から送出されずに、後続シートがシート搬送路42内でジャムすることもある。
よって、集積されるシートが規制板44の高さに略相当する所定の位置に到達するのを検出する検出レバー41と、検出レバー41の作動によって検出信号を発生する満杯検出センサS2(検知手段)とを設けている。
検出レバー41は、集積トレイ16の低い側の端部の外方に配置されており、一端にセンサ遮光部41a、他端にシート当接部41bが形成されて、中央が軸41cによって回動自在に支持されている。センサ遮光部41aは、引っ張りバネ40に付勢されて、満杯検出センサS2の発光部と受光部と間の光軸を遮断する位置に配置されている。また、シート当接部41bは、規制板44の上方で集積トレイ19に向け突出するよう折り曲げて形成されている。
そして、検出レバー41は、集積トレイ19に集積されるシートがこの所定の位置にまで到達して満杯状態となると、シートの上面がシート当接部41bに当接しバネ40の付勢力に抗して軸41cを支点に揺動する。この揺動により、センサ遮光部41aが満杯検出センサS2の発光部と受光部との間の光軸を遮断する位置から退避するため光軸が開放されて、センサS2は検知信号を発生する。
[制御構成]
シート集積装置Bの制御構成を図5のブロック図を用いて説明する。制御部100は、CPU、ROM、RAM等を含むワンチップマイコンであって、画像形成装置Aからの指令や情報、センサの検出結果に応じて、CPUがROMに記憶されているプログラムを実行することで、シート集積装置Bの各部を制御してシートの搬送及び集積を行う。
そして、制御手段としての制御基板101には、制御部100と共に、ベルトモータ駆動回路102、排出モータ駆動回路103、昇降モータ駆動回路104、ストッパーソレノイド駆動回路105及び切換ソレノイド駆動回路106が実装されており、この制御基板101は、シート集積装置Bの制御手段を構成している。ここで、ベルトモータ駆動回路102は、排出ベルト11の駆動源であるベルトモータM1を駆動する。排出モータ駆動回路103は、入口ローラ対10、中間ローラ対17及び排出ローラ対18の駆動源である排出モータM2を駆動する。昇降モータ駆動回路104は、昇降トレイ14を昇降させる駆動原である昇降モータM3を駆動する。ストッパーソレノイド駆動回路105は、ストッパーソレノイドSOL1の通電を制御する。そして、切換ソレノイド駆動回路106は切換ソレノイドSOL2の通電を制御する。
入口センサS1は、画像形成装置Aで印刷されて搬送されてくるシートの先端を検知するとシート検知信号を制御部100に出力する。
満杯検出センサS2は、発光部と受光部との間の光軸が遮閉されていると低レベルの「L」信号を出力し、光軸が開放されると高レベルの「H」信号を出力する。したがって、制御部100には、集積トレイ19にシートが満杯まで集積されていない状態ではセンサ遮断部41aが光軸を遮断しているために「L」信号が入力される。そして、集積トレイ19でのシートの積載量が満杯位置に到達して検出レバー41のセンサ遮断部41aが光軸を開放すると、満杯検出センサS2は、制御部100への信号を「L」信号から「H」信号に変化させて満杯検出信号を出力する。
[動作説明]
次に、制御部100によるシート集積装置Bの制御について説明するが、本発明と直接関係している満杯検出処理について、以下、図に示すフローチャートを用いて説明する。
先ず、制御部100は、ステップST1において、画像形成装置A(本体)からシートの排出速度に関する情報を取得する。そして、制御部100は、この排出速度に応じた電圧を排出モータM2に供給するように排出モータ駆動回路103を制御する。これにより、搬送ローラ対10、中間ローラ対17及び排出ローラ対18が、画像形成装置Aからのシート排出速度に同期して同一速度で回転する。したがって、画像形成装置Aからシートが排出されてくると、搬送ローラ対10、中間ローラ対17及び排出ローラ対18によってこのシートを集積トレイ19に排出する。
そして、制御部100は、ステップST2では、画像形成装置Aから取得した排出速度が予め設定されている所定速度より低速であるか否かを判別する。このとき、排出速度が所定速度以下の速度(低速)である場合は、第1の停止動作制御を選択して、ステップST3の処理に進み、所定速度以上の速度(高速)である場合は、第2の停止動作制御を選択して、ステップST5の処理に進む。
このときの所定速度は、例えば1000mm/secに設定しており、1000mm/sec以上を高速とし、これ以下を低速としている。また、低速であるか否かの判別は、入口センサS1を通過する時間からも行うことができる。この場合、制御部100は、入口センサS1がオンからオフするまでの時間が、例えば210ms以上であれば高速と判断し、これ以下であれば低速と判断する。
第1の停止動作制御を選択したときのステップST3の処理においては、制御部100は、満杯検出センサS2からの出力信号が「L」から「H」に切り換わるのを待機する。この待機の間には、画像形成装置Aからは順次送られてくるシートは、搬送ローラ対10、中間ローラ対17及び排出ローラ対18により搬送されて、集積トレイ19に排出される。そして、集積トレイ19にシートが集積されてセンサS2からの出力信号が「H」に切り換わると、制御部100は、直ちに満杯検出信号であるとは確定せずにステップST4の処理となる。
ステップST4では、制御部100は、一定時間Tが経過してもセンサS2からの出力信号「H」の状態が継続して出力されているかを判別する。この時間Tは、実機によって満杯検出センサS2のチャタリング現象によるノイズが消滅するまでの時間を予め計測し、その計測時間に基づき定めた時間である。したがって、センサS2からの出力信号の「L」から「H」への切り換わりから時間Tの遅延期間を設けることで、センサS2の満杯検出信号の信頼性を判定している。
そして、センサS2からの出力信号が一定時間T内で継続して「H」であると、制御部100は、ステップST6で集積トレイ19が満杯であることを確定する。次のステップST7では、制御部100は、排出モータM2への通電を停止するよう排出モータ駆動回路103を制御する。同時に、ステップST7では画像形成装置Aに満杯検出信号を出力することで、画像形成装置Aはシート集積装置Bへのシートの排出を停止する。
一方、第2の停止動作制御を選択したときのステップST5の処理でも、上述したステップST3と同様に、制御部100は、満杯検出センサS2からの出力信号が「L」から「H」に切り換わるのを待機する。そして、画像形成装置Aからは順次送られてくるシートが集積トレイ19に集積されるが、センサS2からの出力信号が「H」に切り換わると、制御部100は、集積トレイ19が満杯であると認識し、ステップST6でこの出力信号の切り換わりを満杯検出信号と確定する。そして、次のステップST7で、排出モータM2への通電を停止するよう排出モータ駆動回路103を制御する。
このように、制御部100は、第2の停止動作制御においては、センサS2からの出力信号が「H」に切り換わった時点で満杯検出信号であることを確定し、これに即答して排出モータM2を停止させる。したがって、排出速度が高速の場合には、集積トレイ19が満杯となった時点で遅延時間を設けずに直ちにシートの排出を停止することで、遅延時間の期間にシートが排出されて満杯枚数を大きく超えて集積トレイ19にシートが排出されて起きる不具合を防止している。
したがって、制御部100は、第1の停止動作制御においては、シートの排出速度が低速であるために、センサS2から満杯検出信号が適正な信号であることを確認するための遅延時間を設けても、この遅延時間内に満杯枚数を大きく超えて集積トレイ19にシートが排出されることがないため、この期間内で満杯検出信号の信頼性を判別している。そして、遅延時間内で、センサS2からの出力信号「H」から「L」に切り換わるとチャタリングによる誤った検知信号であるとして判断してステップST3の処理に戻り、画像形成装置Aから送られてくるシートの集積トレイ19への排出動作は継続されることになる。
よって、第1の停止動作制御では、誤動作で発生した満杯検出信号で排出動作が停止することがないため、集積トレイ19のシート収容機能を充分に活用できる。
しかしながら、シートの排出速度が高速であると、センサS2からの検出信号がシートが集積トレイ19上の所定の位置まで到達したときに出力されたものであるときは、この遅延時間内にも集積トレイ19上にはさらに大量のシートが排出されるため、チャタリングによる誤検出を配慮せずに直ちにシートの排出動作を停止する。したがって、シートの排出過多によりシートジャムやシート散乱が生じるのを防止することができる。
、直ちに満杯検出信号と確定して排出動作を停止する。
以上、詳述したように、制御部100は、満杯検出センサS2からの出力信号が「L」から「H」に切り換わったとき、制御部100は、そのときのシートの排出速度に応じて、第1の停止動作制御又は第2の停止動作制御の何れかでの異なるタイミングで排出モータM2を停止させる。尚、第1及び第2の停止動作制御に限らず、例えば、排出速度が低速のときには遅延時間をT1とし、中速のときにはT1より短いT2に設定することで、さらに異なるタイミングで排出モータM2を停止させてもよい。
また、排出速度が一定であっても、シートのサイズの違いで搬送方向での寸法に差があれば、単位時間内で排出されるシート枚数も異なる。すなわち、排出速度が同一あっても、同じ時間内に前処理装置で処理されるシートの枚数は、搬送方向での寸法が短い小さいサイズのシートの方が多くなる。よって、制御部100は、前処理装置からシートサイズの情報を取得して、シートサイズに応じて第1の停止動作制御又は第2の停止動作制御を選択してもよい。さらには、シートの排出速度とサイズの両方の情報を前処理装置から入手して、2通り以上の停止動作制御を設定するようにすれば一層きめ細かく停止動作制御のタイミングを選択でき、集積トレイ19のシート収容機能を充分に活用することができる。
また、上述した実施の形態では、画像形成装置Aから排出速度の情報を取得したが、シート集積装置Bが連結される画像形成装置Aの機体の情報を取得し、この画像形成装置Aの機体情報に基づき機体情報に適用される排出速度を選択するようにしてもよい。この場合は選択された排出速度に応じて第1の停止動作制御又は第2の停止動作制御が選択される。
10 搬送ローラ対(排出手段)
17 中間ローラ対(排出手段)
18 排出ローラ対(排出手段)
19 集積トレイ
41 検出レバー
101 制御手段
S2 満杯検出センサ(検知手段)

Claims (5)

  1. シートを積載収容する集積トレイと、
    前記集積トレイ上にシートを排出する排出手段と、
    前記集積トレイ上に集積されるシートが前記集積トイレ上の所定の位置に到達したことを検出する検出レバーと、
    前記検出レバーの作動によって検出信号を発生する検知手段と、
    前記検出信号によって前記排出手段を制御する制御手段と、
    を備えたシート集積装置であって、
    前記制御手段は、前記検出信号の発生が一定時間継続した後に前記排出手段を停止させ、前記検出信号の発生が一定時間継続しなければ排出手段の駆動を継続する第1の停止動作制御と、前記検出信号の発生に即答して前記排出手段を停止させる第2の停止動作制御と、の何れかを選択することを特徴とするシート集積装置。
  2. シートを積載収容する集積トレイと、
    前記集積トレイ上にシートを排出する排出手段と、
    前記集積トレイ上に集積されるシートが前記集積トイレ上の所定の位置に到達したことを検出する検出レバーと、
    前記検出レバーの作動によって検出信号を発生する検知手段と、
    前記検出信号によって前記排出手段を制御する制御手段と、
    を備えたシート集積装置であって、
    前記制御手段は、前記排出手段によるシートの排出速度が所定の速度以下のときには、前記検出信号の発生が一定時間継続した後に前記排出手段を停止させる第1の停止動作制御を選択し、前記排出手段によるシートの排出速度が所定の速度よりも速いときには前記検出信号の発生に即答して前記排出手段を停止させる第2の停止動作制御を選択することを特徴とするシート集積装置。
  3. 前記制御手段は、外部から取得した速度情報によって前記排出手段を制御すると共に、当該速度情報に基づき前記第1の停止動作制御及び第2の停止動作制御の何れかを選択することを特徴とする請求項2に記載のシート集積装置。
  4. シートを積載収容する集積トレイと、
    前記集積トレイ上にシートを排出する排出手段と、
    前記集積トレイ上に集積されるシートが前記集積トイレ上の所定の位置に到達したことを検出する検出レバーと、
    前記検出レバーの作動によって検出信号を発生する検知手段と、
    前記検出信号によって前記排出手段を制御する制御手段と、
    を備えたシート集積装置であって、
    前記制御手段は、一定時間に排出されるシートの枚数に基づく情報によって、前記検出信号の発生が一定時間継続した後に前記排出手段を停止させる第1の停止動作制御と、前記検出信号の発生に即答して前記排出手段を停止させる第2の停止動作制御と、の何れかを選択することを特徴とするシート集積装置。
  5. 前記シートの枚数に基づく情報は、シートの排出速度又はシートのサイズ或いは前記排出速度と前記サイズの両方であることを特徴とする請求項に記載のシート集積装置。
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