JP4255862B2 - 自動用紙給紙装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ファクシミリ装置、複写機、プリンターなどの画像形成装置において、用紙を自動的に搬送する自動用紙給紙装置に関し、特に簡単な構成で、自動搬送に際して、セット用紙の有無を確実に検知し、しかも最終用紙の誤検知に伴う動作不良を防止したものである。
一般的に、この種のファクシミリ装置、複写機、プリンターなどの画像形成装置では、トレイ上に用紙、例えば原稿がセットされたことを検知し、当該原稿を本体装置の読み取り手段に自動的に搬送する自動用紙給紙装置が使用されている。
従来、このような自動用紙給紙装置では、トレイ上の用紙のセット状況を、トレイ近傍にアクチュエータを有するセット用紙検知手段を設け、トレイ上に1枚でも用紙がセットされているときには、光学センサの光路を開き、その後ピックアップローラによって搬送される用紙によって、上記アクチュエータを用紙の搬送方向に跳ね上げ、用紙を読み取り手段に自動的に搬送するようにしたものが採用されている(例えば、特許文献1参照)。
また、トレイの下面に反射型の光学センサを設け、この光学センサにより直接トレイ上に用紙がセットされているか否かを検知するようにしたものが採用されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2002−244360号公報 特開平9−297435号公報
しかし、上述の特許文献1記載の構成では、トレイ上にセットする用紙の枚数が多くなると、セット用紙検知手段のアクチュエータの長さが長くなり、必然的に用紙の搬送方向に跳ね上げられるストロークも長くなる。この結果、初期状態に復帰するまでに時間を要し、最終用紙の終端がタイミングセンサによって検知され、給紙ローラのスイッチがOFFになっても、当該アクチュエータの動作により駆動されるピックアップローラが駆動し、トレイに用紙がセットされていないにも拘らず、給紙動作を行うなどの問題点があった。また、アクチュエータの長さが長くなった分、アクチュエータの自重が重くなり、搬送される用紙に負担がかかり、腰の弱い用紙では、その先端が折れ曲がるなどの問題点があった。
また、上述の特許文献2記載の構成では、トレイ上の用紙を、光学センサで直接検知しているので、セットされる用紙が光を透過する、例えば、OHP原稿や、パンチ孔などのある用紙、あるいはカールしたような用紙の場合、トレイ上の用紙のセット状況を確実に検知することができないなどの問題点がある。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、簡単な構成で、自動搬送に際して、セット用紙の有無を確実に検知し、しかも最終用紙の誤検知に伴う動作不良を防止した自動用紙給紙装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明では、用紙をセットするトレイと、前記トレイ上に前記用紙がセットされているか否かを検知するセット用紙検知手段と、前記トレイ上にセットされた前記用紙を1枚ずつ用紙搬送路に送り出す給紙手段とを備えた自動用紙給送装置において、前記セット用紙検知手段が、前記トレイの先端側の壁面に沿うように配設され、前記用紙がトレイ上にセットされた際、前記壁面側に移動するように一端部が軸支された第1のアクチュエータと、前記第1のアクチュエータと当接するとともに、前記用紙搬送路を介して前記第1のアクチュエータと対峙するように配設され、前記第1のアクチュエータの移動に伴って前記用紙の搬送方向に跳ね上がるように軸支された第2のアクチュエータと、前記第2のアクチュエータにより制御され、前記トレイ上における前記用紙の有無の検知を行う用紙検知センサとから構成されている。
請求項2記載の発明では、前記セット用紙検知手段は、前記用紙が前記トレイにセットされるとOFFからONに切り替わってその検知を行い、前記トレイ上に前記用紙がセットされていない状態では、前記第1のアクチュエータは、前記第2のアクチュエータの重みにより前記壁面より突出した位置に配置され、前記トレイ上に前記用紙がセットされると、前記第1のアクチュエータが前記用紙により押圧されて前記壁面側に移動することにより、前記第2のアクチュエータが前記用紙の搬送方向に跳ね上がって、前記セット用紙検知手段がONの状態になるとともに、前記給紙手段により前記用紙の給紙が開始され、前記用紙が前記用紙搬送路を通過する間においては、前記第2のアクチュエータは前記用紙搬送路を通過する前記用紙により跳ね上げられた状態に維持され、前記トレイにセットされた最後の前記用紙が前記用紙搬送路を通過し終えると、前記第2のアクチュエータの跳ね上がり状態が解除されて、前記第1のアクチュエータが、前記第2のアクチュエータの重みにより前記壁面より突出した初期の位置に配置されるとともに、前記セット用紙検知手段がOFFの状態となって前記給紙手段による前記用紙の給紙が終了するように形成されている。
請求項3記載の発明では、前記第2のアクチュエータには、前記第1のアクチュエータと当接する第1の可動片と、前記用紙検知センサを制御するための第2の可動片が設けられている。
請求項4記載の発明では、前記第1のアクチュエータは、前記用紙搬送路の搬送方向と異なる方向に回動するように軸支されている。
請求項1記載の発明の構成によれば、セット用紙検知手段におけるアクチュエータを、用紙の最大セット枚数に必要な長さが必要な第1のアクチュエータと、用紙の進行方向に跳ね上がり、用紙検知センサを制御する第2のアクチュエータとの2つに分離して構成したので、用紙の搬送方向に跳ね上げられる第2のアクチュエータの長さは、用紙のセット枚数に関係なく、極めて短く設定できる。この結果、第2のアクチュエータのストロークは、極めて短くなり、極めて短時間に初期状態に復帰し、誤って給紙動作を行うことがなくなる。また、アクチュエータの長さが短くなった分、アクチュエータが軽くなり、搬送される用紙の負担が軽減され、用紙を損傷するといった危惧がなくなる。
請求項2記載の発明の構成によれば、セット用紙検知手段は、第1のアクチュエータを第2のアクチュエータの重みで初期状態に位置せしめ、自動給紙時には、給紙する用紙そのものにより直接前記第1のアクチュエータを移動し、これにより第2アクチュエータを回動して用紙検知センサを制御しているので、トレイ上のセット状況に応じて、迅速、かつ正確に検知することができる。この結果、用紙が光を透過する、例えば、OHP原稿や、パンチ孔などのある用紙、あるいはカールしたような用紙の場合であっても、トレイ上の用紙のセット状況を確実に検知することができる。
請求項3記載の発明の構成によれば、第2のアクチュエータは、第1のアクチュエータと当接する第1の可動片と、前記用紙検知センサを制御するための第2の可動片とを設ければよく、その構成は、極めて簡単であり、セット用紙検知手段が安価なものとなる。
請求項4記載の発明の構成によれば、用紙がセットされるトレイ側に設けられる第1のアクチュエータは、用紙の搬送方向と異なる方向に回動するので、用紙のセット可能枚数を増加するようにトレイを変更、例えば、スペックアップの機械としても、第1のアクチュエータの可動領域を大きくする必要がないので、都合がよい。
以下、本発明の具体的な実施形態について図1乃至図6に基づいて説明する。図1は、本実施形態に係る自動用紙給紙装置の主要部を示す断面図、図2は、トレイ上に用紙がセットされていない状態のセット用紙検知手段を示す概略断面図、図3は、同じくトレイ上に用紙がセットされていない状態のセット用紙検知手段を示す斜視図、図4は、トレイ上に用紙がセットされた状態のセット用紙検知手段を示す概略断面図、図5は、同じくトレイ上に用紙がセットされた状態のセット用紙検知手段を示す斜視図、図6は、最後の用紙が搬送される状態のセット用紙検知手段を示す概略断面図である。なお、以下の説明では図1の左側を先端側、また同図中の右側を後端側とする。
図1に示すように、自動用紙給送装置1は、複数枚の用紙Dがセットされるトレイ40と、トレイ40上のセット状況、即ち、用紙Dの有無を検知するセット用紙検知手段50と、トレイ40上の用紙Dを上記セット用紙検知手段50からの情報に基づき原稿読み取り位置Rに搬送する供給手段3と、読み取り後の用紙Dを排出する排出手段4と、排出手段4から排出された用紙Dを下方から支持する排出部としての排出トレイ5と、読み取り後の用紙Dを表裏反転して読み取り位置に再供給する反転手段6とを備えている。
このうちトレイ40は、自動用紙給送装置1の上部に設けられている。トレイ40は、ほぼ平面状に形成されていて、先端側が緩やかに下方に傾斜している。トレイ40の先端部近傍には、トレイ40上の用紙Dのセット状況を、即ち、用紙Dの有無を検知するセット用紙検知手段50が配設され、用紙Dの先端が当接している。また、トレイ40は、セットされる用紙Dの枚数に応じて、図示しない移動機構により上下し、最上部の用紙Dが、図1に実線で示すように用紙搬送路9に位置するように構成されている。用紙搬送路9には、前上がりの傾斜面からなる分離壁7が形成され、この用紙搬送路9を搬送されてきた用紙Dは、その先端がこの分離壁7に当接され、後述する給紙時には先端がこの分離壁7に摺擦されながらこれを乗り越えることで分離が良好に行われるようになっている。トレイ40上にセットされる用紙Dは、第1面(表面)となるA面が上方を、また第2面(裏面)となるB面が下方を向くようにしてセットされる。
供給手段3は、上記セット用紙検知手段50の近傍に配設されたピックアップローラ(前送りローラ)10と、その前方(図1の左側)に配置された給紙ローラ11と、この給紙ローラ11の斜め下方に配設された大径の搬送ドラム12と、この搬送ドラム12にほぼ前方から当接された読取り前ローラ13と、搬送ドラム12に後方(図1の右側)の斜め下方から当接された読み取り後ローラ14とを有している。
このうちピックアップローラ10は、給紙クラッチ15を介して給紙モータ16に連結されている。ピックアップローラ10は、上記給紙モータ16、給紙クラッチ15により、時計回りに回転駆動されると、図1中の実線で示すホームポジションから点線で示す給紙位置、つまり最上位に位置する用紙DのA面に軽く当接する位置に移動(CL点を中心に揺動)する一方、給紙モータ16の回転が逆方向に回転するとホームポジションに戻るようになっている。給紙モータ16としては、パルス数に比例した回転角度(回転数)だけ回転する、正逆回転可能なステッピングモータを使用することができる。
給紙ローラ11も、上記ピックアップローラ10と同様に、給紙クラッチ15を介して給紙モータ16に連結されている。給紙ローラ11は、分離パッド17に上方から当接されている。給紙ローラ11は、給紙モータ16、給紙クラッチ15によって時計回りに回転駆動され、ピックアップローラ10から受け渡された用紙Dを摩擦力によって下流側に向けて1枚ずつ給送するものである。なお、2枚目以降の用紙Dは、分離パッド17によって重送が防止される。
上記ピックアップローラ10及び給送ローラ11は、給紙モータ16の反時計回りの回転に伴って逆に時計回りに回転し、給紙モータ16の時計回りの回転時にワンウェイクラッチである給紙クラッチ15の作用により回転を停止するようになっている。
搬送ドラム12は、原稿読み取り位置Rのすぐ上方に配置されていて、搬送クラッチ18を介して搬送モータ20に連結されている。この搬送モータ20は、搬送クラッチ18を介して、後述の排出手段4、反転手段6にも接続されている。搬送モータ20としては、上記給紙モータ16と同様、正逆回転可能なステッピングモータが使用されている。この搬送ドラム12は、その軸との間にワンウェイクラッチ(図示せず)が介装され、搬送モータ20が時計回りに回転しても、時計回りには回転しないように構成されている。即ち、搬送ドラム12は、搬送モータ20の反時計回りの回転に伴って同じく反時計回りに回転し、また、搬送モータ20が時計回りに回転したときは停止状態を維持するようになっている。
読み取り前ローラ13は、上記搬送ドラム12の表面に当接されて搬送ドラム12との間に第1の搬送ニップN1を形成している。読み取り前ローラ13は、搬送ドラム12の反時計回りの回転によって時計回りに従動回転し、これにより搬送ニップN1にて用紙Dを挟持搬送するようになっている。
読み取り前ローラ13のすぐ上流側(用紙搬送方向に沿っての上流側。以下同じ。)には、タイミングセンサ21が配設されている。このタイミングセンサ21は、用紙Dの先端が当接することにより、図1中の点線で示す退避位置に退避し、用紙Dが通過し終えるまではこの退避位置を保持する。そして、用紙Dの後端が通過し終えると、図1中の実線で示す動作位置に復帰するようになっている。タイミングセンサ21は、退避位置に配置されたときに、例えば光透過型の光学センサ(図示せず)の光路を遮断するようになっている。これにより逆に、用紙Dの先端がタイミングセンサ21に到達したことが検知される。また、遮断されていた光路が再開されることにより、用紙Dの後端がタイミングセンサ21を通過し終えたことが検知される。このタイミングセンサ21による、用紙Dの先端検知又は後端検知は、各ローラや切換部材(後述)の動作タイミングの基準として採用される。
読み取り後ローラ14も上記読み取り前ローラ13と同様の構成である。即ち、読み取り後ローラ14は、搬送ドラム12の表面に当接されて搬送ドラム12との間に第2の搬送ニップN2を形成している。この読み取り後ローラ14は、搬送ドラム12の反時計回りの回転によって時計回りに従動回転し、これにより搬送ニップN2にて用紙Dを挟持搬送するようになっている。
上記搬送ドラム12の下方には、原稿読み取り位置Rを構成するためのスリットガラス22が配設されている。またこのスリットガラス22の上方には、用紙ガイド23が配置されている。この用紙ガイド23は、搬送ドラム12の周囲に形成されている用紙Dの搬送経路を、原稿読み取り位置R近傍において狭めるべく、スリットガラス22に対して微小間隙を介して対向配置されている。
上記読み取り後ローラ14の下流側には、切換部材24が配設されている。切換部材24は、後端側の揺動中心24aを基準として、揺動可能に支持されている。切換部材24は、反転分岐ソレノイド25が連結されていて、この反転分岐ソレノイド25のONにより、図1中の点線で示す反転位置に配置され、またOFFにより、図1中の実線で示す排出位置に配置される。読み取り後の用紙Dは、切換部材24が排出位置に配置されることにより、排出手段4に導かれ、また反転位置に配置されることにより、反転手段6に導かれるようになっている。
切換部材24の後方(図1の右側)には、反転手段6が配置され、この反転手段6よりも図1中右側に排出手段4が配置されている。このうち反転手段6は、相互にほぼ上下方向から当接されて用紙Dを挟持搬送する反転ニップN3を形成する反転上ローラ26と反転下ローラ27とを有している。このうち反転上ローラ26は、上記搬送クラッチ18を介して搬送モータ20に連結されている。この反転上ローラ26は、搬送モータ20の時計回り及び反時計回りの回転に伴って、同じく時計回り及び反時計回りに回転するようになっている。一方、反転下ローラ27は、従動ローラであり、反転上ローラ26に対して下方から接離可能となっている。反転下ローラ27には、反転加圧ソレノイド28の吸引側のONにより、図1中の点線で示すように反転ニップN3を開放する離反位置を取り、また反転加圧ソレノイド28の復帰側のOFFにより、図1中の実線で示すように反転ニップN3を形成する当接位置を取るようになっている。
排出手段4は、相互にほぼ上下方向から当接されて用紙Dを挟持搬送する排出ニップN4を形成する排出上ローラ30と排出下ローラ31とを有している。このうち後者の排出下ローラ31は、上記反転上ローラ26と同様、前述の搬送クラッチ18を介して搬送モータ20に連結されている。この排出下ローラ31は、搬送モータ20の時計回り及び反時計回りの回転に伴って、これとは逆に反時計回り及び時計回りに回転するようになっている。一方、排出上ローラ30は、従動ローラであり、排出下ローラ31の駆動回転に伴って、従動回転する。
排出トレイ5は、上記排出手段4の後方(用紙搬送方向下流側)でかつ排出手段4よりも下方に配置されている。この排出トレイ5は、排出手段4から順次に排出される用紙Dは、この排出トレイ5上に順次に積み重ねられて積層状態となる。なお、排出トレイ5上に排出される用紙Dは、片面(A面)のみの読み取りか、両面(A面及びB面)の読み取りかにかかわらず、後述するようにA面を下方に向けた状態で排出される。
反転手段6の後方(用紙搬送方向下流側)には、中間支持部材としての中間トレイ32が設けてある。中間トレイ32は、上記排出トレイ5の上方を覆うように配置されており、先端側の上面32aは上記排出上ローラ30の上端とほぼ同じ高さに、また先端側の下面32bは上記排出手段4の排出ニップN4よりも少し上方に位置するように設定されている。中間トレイ32は、上記上面32a及び下面32bの高さが上記のように設定されているので、用紙Dの表裏反転時に反転手段6から搬送されてくる用紙Dの、原稿読み取り位置Rから遠い側の端部側を下方から良好に支持し、また、用紙Dの排出時に排出手段4から排出される用紙Dの妨げとなることはない。
なお、上述の説明では、用紙両面の読み取りを、反転手段6を用いて片面ずつ読み取る、いわゆる、スイッチバック方式を採用しているが、これに換えて、コンタクトイメージセンサを用い、一回の搬送過程で用紙の両面を同時に読み取るように構成してもよいのは、勿論である。このように構成すれば、読込み時間の短縮が図れ、都合がよい。
本発明に従い、上記セット用紙検知手段50は、第1のアクチュエータ51と、第2のアクチュエータ52と、用紙検知センサ53とから構成されている。このセット用紙検知手段50は、トレイ40上に用紙Dがセットされていないとき、即ち、無くなったときには、図2および図3に示すような動作位置を取る。他方、トレイ40上に用紙Dが1枚でもセットされているとき、即ち、有るときは、図4および図5に示すような状態を取る。
上記第1のアクチュエータ51は、トレイ40の先端側の壁面41に沿うように配設され、用紙Dがトレイ40上にセットされた際、小さな力で当該壁面41側に、アクチュエータ51に設けられた突起片51cの一端P1側を支点として移動するように、図示しない回転軸に軸支され、移動したときには壁面41と略面一となるように、当該壁面41に挿入溝42が形成されている。即ち、第1のアクチュエータ51は、用紙Dの搬送方向と異なる方向に回動するように軸支されている。同様に、トレイ40の(上記壁面41側の一部)には、第1のアクチュエータ51が移動可能となるように溝43が形成されている。また、第1のアクチュエータ51の垂直方向の長さは、トレイ40にセットされる用紙Dの最大セット枚数に必要な長さに設定されている。
上記第2のアクチュエータ52には、第1の可動片52aと、第2の可動片52bとが設けられている。そして、第2のアクチュエータ52は、第1のアクチュエータ51と前記用紙搬送路9を介して対峙して配設され、その第1の可動片52aが第1のアクチュエータ51の上端部51aと当接し、第1のアクチュエータ51の移動(図3矢印Y参照)に伴って第1の側可動片52aが、用紙Dの進行方向に跳ね上がるように回転軸54に軸支されている。そして、この第2のアクチュエータ52の重みで第1のアクチュエータ51が壁面41より突出した状態で位置している。
また、用紙検知センサ53は、第2のアクチュエータ52の第2の可動片52bを介して配設された一対の発光素子53aと、受光素子53bとからなる光透過型の光学センサで構成され、上記第2の可動片52bによりON、OFF制御され、第2の可動片52bによりその光路を遮断(図2、図3参照)することにより、トレイ40上に用紙Dが無くなったことが検知される。
次に、上述のように構成された、自動用紙給紙装置1の給紙動作について説明する。先ず、トレイ40上に用紙Dがセットされていない状態では、図2および図3に示すように、第1のアクチュエータ51は、第2のアクチュエータ52の重みで壁面41より突出した位置にある。次いで、所望の用紙Dを自動給紙するために、トレイ40上にセットすると、図3に示すように、第1のアクチュエータ51が用紙Dの先端により押され、当該第1のアクチュエータ51が壁面41側に移動し第2アクチュエータ52の第1の可動片52aを押し、当該第1の可動片52aが用紙Dの進行方向に跳ね上がる。この結果、第2アクチュエータ52の第2の可動片52bが上方に移動し、用紙検知センサ53の光路の遮断が解除される。これに伴って、給紙手段3のピックアップローラ10が駆動され、用紙Dは、上記第1の可動片52aを押し上げながら給紙が行われる。そして、図6に示すように、トレイ40にセットされた最後の用紙Dが通過するまで、この状態を維持しながら給紙が行われる。その後、最後の用紙Dが通過すると、第1のアクチュエータ51は、第2のアクチュエータ52の重みで壁面41より突出した初期の位置に戻り、用紙検知センサ53の光路が遮断され、自動給紙が終了する。
以上の構成による本実施形態によれば、セット用紙検知手段50におけるアクチュエータを、用紙Dの最大セット枚数に必要な長さが必要な第1のアクチュエータ51と、用紙Dの進行方向に跳ね上がり、用紙検知センサ53をON、OFF制御する第2のアクチュエータ52との2つに分離して構成したので、用紙Dの搬送方向に跳ね上げられる第2のアクチュエータ52のストロークは、極めて短くなる。この結果、極めて短時間に初期状態に復帰し、誤って給紙動作を行うことがなくなる。また、第2のアクチュエータ52の長さが短くなった分、第2のアクチュエータ52は、軽くなり、搬送される用紙Dの負担が軽減され、用紙Dを損傷するといった危惧がなくなる。
また、セット用紙検知手段50は、第1のアクチュエータ51を第2のアクチュエータ52の重みで初期状態に位置せしめ、自動給紙時には、給紙する用紙Dそのものにより直接前記第1のアクチュエータ51を移動し、これにより第2アクチュエータ52を回動して用紙検知センサ53を制御しているので、トレイ40上のセット状況に応じて、迅速、かつ正確に検知することができる。この結果、用紙Dが光を透過する、例えば、OHP原稿や、パンチ孔などのある用紙、あるいはカールしたような用紙Dの場合であっても、トレイ40上の用紙のセット状況を確実に検知することがでる。
また、第2のアクチュエータ52は、第1のアクチュエータ51と当接する第1の可動片52aと、前記用紙検知センサ53をON、OFF制御するための第2の可動片52bとを設ければよく、その構成は、極めて簡単であり、セット用紙検知手段50が安価なものとなる。
更に、用紙Dがセットされるトレイ40側に設けられる第1のアクチュエータ51は、用紙Dの搬送方向と異なる方向に回動するので、用紙Dのセット可能枚数を増加するようにトレイ40を変更、例えば、スペックアップの機械としても、第1のアクチュエータ51の可動領域を大きくする必要がないので、都合がよい。
なお、上述した実施形態は、本発明の好適な実施形態であるが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々変形実施可能である。
本発明の活用例としては、用紙を自動的に搬送する自動用紙給紙装置を備えた画像形成装置が挙げられる。
本発明の一実施形態に係る自動用紙給紙装置の主要部を示す断面図である。 トレイ上に用紙がセットされていない状態のセット用紙検知手段を示す概略断面図である。 同じくトレイ上に用紙がセットされていない状態のセット用紙検知手段を示す斜視図である。 トレイ上に用紙がセットされた状態のセット用紙検知手段を示す概略断面図である。 同じくトレイ上に用紙がセットされた状態のセット用紙検知手段を示す斜視図である。 最後の用紙が搬送される状態のセット用紙検知手段を示す概略断面図である。
符号の説明
1 自動用紙給紙装置
3 給紙手段
9 用紙搬送路
40 トレイ
41 壁面
50 セット用紙検知手段
51 第1のアクチュエータ
51a 上端部
52 第2のアクチュエータ
52a 第1の可動片
52b 第2の可動片
53 用紙検知センサ
D 用紙

Claims (4)

  1. 用紙をセットするトレイと、前記トレイ上に前記用紙がセットされているか否かを検知するセット用紙検知手段と、前記トレイ上にセットされた前記用紙を1枚ずつ用紙搬送路に送り出す給紙手段とを備えた自動用紙給送装置において、
    前記セット用紙検知手段が、前記トレイの先端側の壁面に沿うように配設され、前記用紙がトレイ上にセットされた際、前記壁面側に移動するように一端部が軸支された第1のアクチュエータと、前記第1のアクチュエータと当接するとともに、前記用紙搬送路を介して前記第1のアクチュエータと対峙するように配設され、前記第1のアクチュエータの移動に伴って前記用紙の搬送方向に跳ね上がるように軸支された第2のアクチュエータと、前記第2のアクチュエータにより制御され、前記トレイ上における前記用紙の有無の検知を行う用紙検知センサとからなることを特徴とする自動用紙給紙装置。
  2. 前記セット用紙検知手段は、前記用紙が前記トレイにセットされるとOFFからONに切り替わってその検知を行い、前記トレイ上に前記用紙がセットされていない状態では、前記第1のアクチュエータは、前記第2のアクチュエータの重みにより前記壁面より突出した位置に配置され、前記トレイ上に前記用紙がセットされると、前記第1のアクチュエータが前記用紙により押圧されて前記壁面側に移動することにより、前記第2のアクチュエータが前記用紙の搬送方向に跳ね上がって、前記セット用紙検知手段がONの状態になるとともに、前記給紙手段により前記用紙の給紙が開始され、前記用紙が前記用紙搬送路を通過する間においては、前記第2のアクチュエータは前記用紙搬送路を通過する前記用紙により跳ね上げられた状態に維持され、前記トレイにセットされた最後の前記用紙が前記用紙搬送路を通過し終えると、前記第2のアクチュエータの跳ね上がり状態が解除されて、前記第1のアクチュエータが、前記第2のアクチュエータの重みにより前記壁面より突出した初期の位置に配置されるとともに、前記セット用紙検知手段がOFFの状態となって前記給紙手段による前記用紙の給紙が終了することを特徴とする請求項1に記載の自動用紙給紙装置。
  3. 前記第2のアクチュエータには、前記第1のアクチュエータと当接する第1の可動片と、前記用紙検知センサを制御するための第2の可動片が設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の自動用紙給紙装置。
  4. 前記第1のアクチュエータは、前記用紙搬送路の搬送方向と異なる方向に回動するように軸支されていることを特徴とする求項1または請求項3に記載の自動用紙給紙装置。
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