JP2009155078A - シート処理装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シートの排出不良及び積載不良を防止することのできるシート処理装置及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】排出ローラ対7により排出されたシートを処理トレイ130側へ押圧する後端落とし部材181のシート排出方向に上流側に検出センサ183を配設し、この検出センサ183により、処理トレイ130に排出されるシートの先端及び後端を検知する。そして、後端落とし部材181を、ソレノイドSL1により、検出センサ183からの検知信号に基づき、排出されるシートと接触しない退避位置及びシートを押圧する押圧位置に移動させると共に、ソレノイドSL1により後端落とし部材181を移動させるタイミングを、排出されるシートの厚み及び処理トレイ130に排出されたシートの枚数の少なくとも一方に応じて変更する。
【選択図】図2

Description

本発明は、シート処理装置及び画像形成装置に関し、特に処理シート積載手段に排出されるシートの後端を処理シート積載手段側に押圧するシート押圧部材を備えたものに関する。
従来の複写機、レーザービームプリンタ、インクジェットプリンタ、ファクシミリ及びこれらの複合機器等の画像形成装置において、画像形成された後のシートに対して綴じ処理や折り処理を行うためのシート処理装置を備えたものがある。
ここで、このようなシート処理装置としては、例えば画像形成後に排出されたシートを1枚ずつ重ねて受け止めて束状にするための処理シート積載手段の一例としての処理トレイと、スタックトレイとを備えたものがある(特許文献1参照)。なお、スタックトレイは、処理トレイから排出される未綴じのシート束、あるいはステイプラによる綴じ処理等が行われたシート束を受け止めるためのものある。
ところで、シートを処理トレイ上に積載する際、処理トレイに向けて排出されたシートを弾性変形可能な無端ベルト(以下、ローレットベルトという)を用いた引き戻し手段により、処理トレイ後端に配設された後端ストッパ側に搬送するようにしている。ここで、シートを後端ストッパ側に搬送する際、ローレットベルトへの入り込み性を向上させるため、排出されたシートの後端を処理トレイ積載面側に押圧して落とすシート押圧部材(以下、後端落とし部材という)を備えたものがある(特許文献2及び3参照)。
図9は、このような従来のシート処理装置の処理トレイ付近の構成を示す図である。図9において、1130は処理トレイ、1007は処理トレイ1130にシートを排出する排紙ローラ対であり、この排紙ローラ対1007の軸方向には、複数のローレットベルト1182が配設されている。なお、この処理トレイ1130のシート排出方向上流側には排紙ローラ対1007から排出されたシートの後端を受け止めるストッパ1131が設けられている。
1181は処理トレイ上に排出されるシートの後端を処理トレイ積載面側に押圧して落とす後端落とし部材であり、この後端落とし部材1181は、排紙ローラ対1007の下流側のシート排出軌跡内に配されている。ここで、この後端落とし部材1181は、シートが排出されない時の破線で示す下降位置と、シートが排出されている時の実線で示す上方位置との間を、中心軸1181aを中心に揺動可能に構成されている。
そして、この後端落とし部材1181は、シートが排紙ローラ対1007により処理トレイ1130に排出される際、シートの先端で跳ね上げられるようになっている。なお、跳ね上げられた状態において後端落とし部材1181は、自重によりシート上面を下方に押圧しており、シートが排紙ローラ対1007を抜けると、自重力によりシート後端を押し下げながら下降位置へ移動する。
そして、このようにシートが処理トレイ1130に排出される際、後端落とし部材1181によってシート後端を押し下げることにより、シート落下時の挙動、積載処理時間を安定化させることができる。
なお、この後端落とし部材1181は、排出されて浮遊状態のシート後端を下方へ押し付けるための押圧面1181cを備えている。また、後端落とし部材1181は、シートの自重及びパドルの搬送力により、シートがストッパ側へ移送される際、シート後端がローレットベルト1182の中心よりも上方側部分に当接することがしないようにガイドする案内面1181dを有している。
特開2002−187666号公報 特開2000−159423号公報 特開2002−187665号公報
ところで、このような従来のシート処理装置及び画像形成装置においては、シート後端の落下時間を早める、又はガイド効果を向上させるため、例えば後端落とし部材1181を重くする、あるいはガイド面を拡大する場合がある。
しかし、このように後端落とし部材1181を重くした場合、シート先端への負荷が増大するため、図9の(a)に示すようにシートS1が座屈して排出不良が生じる場合がある。
また、排出されるシートは、その厚みに等により腰の強さ(剛性の大きさ)に差があり、この腰の強さの差により、排出ローラ対1007から排出されるシートにより後端落とし部材1181が跳ね上げられる量が変化する。
そして、このように跳ね上げられる量が変化すると、シート排出角度が変化してしまい、この結果、処理トレイ上での積載不良が発生する場合がある。この場合、シートが下向きに排出され、図9の(b)に示すようにシートS2の先端が、既積載シートS3に当接し、その衝撃で、既に積載整合されたシートS3をずらしてしまう場合がある。
また、処理トレイ上のシート積載枚数が多くなるにつれ、排出ローラ対1007から排出されるシートの先端が処理トレイ上の既積載シートの最上面に近づいていくので、排出されるシートの先端が既積載シートに当接しやすくなる。この結果、上記のようなシートの排出不良及び積載不良が発生する場合がある。
そこで、本発明は、このような現状に鑑みてなされたものであり、シートの排出不良及び積載不良を防止することのできるシート処理装置及び画像形成装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、シートを処理シート積載手段に排出して処理を行うシート処理装置において、前記処理シート積載手段にシートを排出するシート排出手段と、前記シート排出手段により排出されたシートを前記処理シート積載手段側へ押圧するシート押圧部材と、前記シート押圧部材のシート排出方向に上流側に配設され、前記処理シート積載手段に排出されるシートの先端及び後端を検知するシート検知手段と、前記シート検知手段からのシート先端検知信号に基づいて退避位置に移動させ、前記シート検知手段からのシート後端検知信号に基づいて押圧位置に移動させる移動手段と、を備え、前記移動手段により前記シート押圧部材を移動させるタイミングを、排出されるシートの厚み及び前記処理シート積載手段に排出されたシートの枚数の少なくとも一方に応じて変更することを特徴とするものである。
本発明のように、シート押圧部材を退避位置及び押圧位置に移動させるタイミングを、排出シートの厚み及び処理シート積載手段に排出されたシートの枚数の少なくとも一方に応じて変更することにより、シートの排出不良及び積載不良を防止することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るシート処理装置及びこれを備えた画像形成装置の一例である複写機の構成を示す図である。
図1において、310は複写機、300は複写機本体である。この複写機本体300には、原稿載置台としてのプラテンガラス906、例えば電子写真方式で画像を形成する画像形成部300A、原稿をプラテンガラス906に給送する自動原稿給送装置500等が設けられている。
また、図1において、1はシート処理装置であるフィニッシャ、2はフィニッシャ1のシート受け入れ口1aに設けられた入り口ローラ対、3は搬送ローラ対、31はシート検知センサである。50は搬送されてきたシートの後端付近に穴開けを行うパンチユニット、5は比較的大径のバッファローラであり、このバッファローラ5と、このバッファローラ5に圧接する押下コロ12,13,14とによりシートを挟持してシートを搬送する。
また、4は入り口パス、10はシートをソートパス22とソートパス22へ流れるシートを一時蓄える(待機させる)ための待機通路であるバッファパス23との分岐点に設けられた通路切換部材である。32は、バッファパス23内のシートPを検知するセンサである。11は、シートを入り口パス4から分岐したソートパス22又は排紙パス21に導く通路切換部材であり、この通路切換部材11により排紙パス21に案内された場合、シートは排紙ローラ9によりサンプルトレイ201に排紙される。なお、33は排紙パス21を通過するシートPを検知するセンサである。
また、6はソートパス22に設けられた搬送ローラ対、129はシート(束)を一時的に集積した後、整合、ステイプルを行なうための処理シート積載手段である処理トレイ130を備えた処理トレイユニットである。7は処理トレイ130にシートを排出するための排出ローラ対、180は束排出下ローラ180aと、この束排出下ローラ180aに対し接離可能に設けられた束排出上ローラ180bとからなる束排出ローラ対である。
ここで、束排出上ローラ180bは、揺動ガイド150に支持されており、揺動ガイド150が閉じ位置にきたときに、束排出下ロ−ラ180aに圧接する。そして、このように束排出上ローラ180bが束排出下ロ−ラ180aに圧接することにより、束排出ロ−ラ対180は処理トレイ130上のシートPをスタックトレイ200上に束排出することができる。
なお、排紙積載部であるスタックトレイ200は、コピー出力、プリンタ出力等を受け取る時に選択される。そして、束排出ロ−ラ対180は、ノンソートモ−ド時には、シートPを排出ロ−ラ対7から、1枚ずつ受け取り、1枚ずつスタックトレイ200上に排出する。
また、100は処理トレイ130に積載されたシート束に対して針綴じ処理を行うシート処理手段であるステイプラ101を備えたステイプルユニットであり、このステイプラ101は不図示の駆動手段により綴じ位置に移動するようになっている。40は、スタックトレイ200上に積載されるシート束の後端(束排出方向に対して後端)を支持する束積載ガイドであり、ここではシート処理装置1の外装を兼ねている。
処理トレイユニット129は、図2に示すように、処理トレイ130、揺動ガイド150、束排出ロ−ラ対180の他、後端ストッパ131、整合手段140、引き込みパドル160、ローレットベルト182、後端落とし部材181等によって構成されている。
処理トレイ130は、シート束の排出方向に対して下流側を上方に、上流側を下方に位置させることで傾斜した状態に設定されている。そして、この処理トレイ130の排出方向上流側である下方端部には、後端ストッパ131が配置されると共に、下方端部の幅方向にはローレットベルト182が、後述する図5に示すように所定間隔毎に配置されている。ここで、後端ストッパ部材131は、処理トレイ130上に排出されたシートの後端を受け止めるものであり、処理トレイ130に回動自在に支持されている。
また、処理トレイ130の中間部には、シートの幅方向の両側の位置を規制する整合手段140が配置され、また下流側である上部には、引き込みパドル160と、揺動ガイド150が配置される。
ここで、揺動ガイド150は、既述したように束排出下ローラ180aに圧接する束排出上ローラ180bを回転自在に保持すると共に、支持軸151で枢支され、駆動モータM150による回転カム152の制御駆動により揺動するようになっている。なお、本実施の形態においては、束排出下ローラ180aに束排出上ローラ180bを当接させた位置が揺動ガイド150のホームポジションとし、これを検知する不図示の位置センサが設けられる。
この束排出ローラ対180は、駆動モータM180によって正逆回転するようになっている。また、束排出ローラ対180は、例えば個々のシートが処理トレイ130上に排出される際には、揺動ガイド150を介して束排出下ローラ180aに対して束排出上ローラ180bが離間した状態(以下、開口状態という)に移行されるようになっている。これにより、シートの排出及び整合動作、並びに処理トレイ130に排出された後のシートに対する引き込みパドル160の引き込み動作を支障無く行い得るようなっている。
また、処理トレイ130上での処理を終了したシート束をスタックトレイ200上へ排出する際には、揺動ガイド150を介して束排出下ローラ180aに対して束排出上ローラ180bを当接した状態(以下、閉口状態という)に移行するようになっている。なお、後述するノンソートモード時においては、束排出ローラ対180は閉口状態となり、これにより束排出ローラ対180は、シートを排出ローラ対7から、1枚ずつ受け取り、1枚ずつスタックトレイ200上に排出するようになっている。
引き込みパドル160は、処理トレイ130の上方にあって駆動軸161に固定され、駆動モータM160によって適切なタイミングで反時計回り方向に回転駆動されるようになっている。なお、この引き込みパドル160の長さは、駆動軸161から処理トレイ130までの間隔よりも若干長めに設定されている。また、そのホームポジションは、排出ローラ対7から処理トレイ130上へのシートの排出の障害にならない位置に設定されている。
そして、この引き込みパドル160は、処理トレイ130上へシートの排出がなされると、反時計回り方向に回転駆動され、これにより処理トレイ130上に排出されるシートは、その後端が後端ストッパ131に突き当てられるまで引き込まれるようになる。なお、このようにシートを引き込んだ後、引き込みパドル160は不図示の位置センサにて検知されるホームポジションに到達して停止する。
弾性変形可能な無端ベルトの一例としてのローレットベルト182は、外周前面に滑り止めローレットを形成して所要径に成型したもので、回転方向に変形可能な柔軟性を有している。また、このローレットベルト182は、処理トレイ130の上方に設けられ、シートを処理トレイ130上に排出する排出ローラ対7の下部側、つまり処理トレイ130側の排出ローラ7aに巻き掛けられ、排出ローラ7aの回転に伴って回転するようになっている。
このような構成の処理トレイユニット129において、排出ローラ対7から排出されたシートPは、まず自重と、ローレットベルト182の回転と、後述する後端落とし部材181の作用により、後端が下方側へ案内されて処理トレイ130上に落下する。そして、この後、引き込みパドル160及びローレットベルト182により、後端が後端ストッパ部材131に突き当てられるまで、処理トレイ130上を滑走する。
ところで、本実施の形態において、複写機310はノンソートモード、ステイプルソートモード等の設定が可能となっており、フィニッシャ1は、この複写機310により設定されたモードに応じてシートに対する処理を行うようになっている。
次に、このようなフィニッシャ1の各モードにおけるシートPの流れについて説明する。
まず、ユーザーが、複写機310のモードをノンソートモードに指定した場合について説明する。
この場合、図1に示すフィニッシャ1の入り口ローラ対2、搬送ローラ対3、バッファローラ5、搬送ローラ対6、排出ローラ対7、束排出ローラ対180は、それぞれにシートPをフィニッシャ1の下流方向に搬送するように回転駆動される。
そして、既述したように、ノンソートモード時においては、束排出ローラ対180は揺動ガイド150により閉口状態となる。これにより、束排出ローラ対180は、シートPを排出ローラ対7から1枚ずつ受け取ると共に積載に適した速度で回転駆動されてシートPを1枚ずつスタックトレイ200上に排出する。
次に、ユーザーが、複写機310のモードをステイプルソートモードに指定した場合について説明する。
この場合、フィニッシャ1の入口ローラ対2、搬送ローラ対3、バッファローラ5、搬送ローラ対6、排出ローラ対7、束排出ローラ対180は、それぞれにシートPをフィニッシャ1の下流方向に搬送するように回転駆動される。また、このとき束排出ローラ対180は揺動ガイド150により開口状態に移行される。
これにより、シートPは、処理トレイ130の上方に設けられた排出ローラ7aに取り付けられたローレットベルト182と、排出ローラ対7とによって処理トレイ130上に排出される。この後、処理トレイ130上に排出されたシートPは、自重によって後端ストッパ131側へ戻り始める。更に、この後、ホームポジションに停止していた引き込みパドル160が反時計方向へ回転を始める。
これにより、シートPは、引き込みパドル160の引き込み力と、排出ローラ7aの排出方向への回転に伴って回転するローレットベルト182の引き込み力とを受けて戻り作用が助長され、やがて後端が後端ストッパ部材131に突き当てられた状態で停止する。なお、この後、引き込みパドル160は、ホームポジションまで戻って回転を停止する。
次に、整合部材140が、幅方向に移動し、シートPの幅方向の位置を整合する。そして、この後、整合動作が終了すると、整合部材140は、もとの退避位置に戻る。なお、この動作は、シート束の最終シートが排出されるまで繰り返される。
次に、シート束の最終シートが処理トレイ130上に排出され、このシート束に対する整合動作が終了すると、ステイプラ101によるステイプル動作が行われ、シート束が綴じられる。そして、このようなシート束に対する綴じ動作が終了すると、束排出ローラ対180が閉口状態に移行し、この閉口状態の束排出ローラ対180により、シート束はスタックトレイ200上に排出され、積載される。
ところで、図2に示すように、処理トレイユニット129の排出ロ−ラ対7の近傍のソートパス22には、処理トレイ130上に排出されるシートの先端及び後端を検知するシート検知手段の一例としての検知センサ183が設けられている。そして、この検知センサ183はフィニッシャ1の制御回路301に接続されており、制御回路301には検知センサ183からシート先端検知信号及びシート後端検知信号が入力される。
この制御回路301は、複写機本体内の制御装置930(図1参照)に接続され、フィニッシャ1の動作のみならず、複写機本体300との連係動作も円滑に行えるように制御している。また、この制御回路301には、図3に示すシートの厚みを検知するシート厚み検知手段185及び処理トレイ130上に排出されたシートの枚数をカウントするカウント手段である排出シート枚数カウント手段186が接続されている。
そして、このシート厚み検知手段185及び排出シート枚数カウント手段186からシート厚み情報及び排出シート枚数情報が入力されるようなっている。なお、複写機本体内の制御装置930から不図示の操作部により入力されたシート厚み情報及び排出シート枚数情報を制御回路301に入力するようにしても良い。つまり、制御装置930が、シート厚み情報及び排出シート枚数情報を制御回路301に入力するシート厚み検知手段185及び排出シート枚数カウント手段186としての機能を有するように構成しても良い。
一方、搬送部の排出ロ−ラ対7が配設されたソートパス22の下端部の周囲には、ローレットベルト182等の他、図4に示す後端落とし部材181が配設されている。この後端落とし部材181とローレットベルト182は、図5に示すように、シート搬送方向に対して交差する軸方向に複数個配設されており、本実施の形態においては、両端のローレットベルト182を挟んで後端落とし部材181が取り付けられている。
この後端落とし部材181は、図4に示す揺動中心軸181dに上下方向に揺動可能に設けられており、通常、シートの通過が無ければ実線の位置(下降位置)で待機している。また、後端落とし部材181の一方の揺動端部にはカム面181aが形成されており、このカム面181aには、後端落とし部材181を揺動(移動)させる移動手段の一例であるソレノイドSL1のON/OFFにより、リンク184が係脱するようになっている。
例えばソレノイドSL1がONすると、リンク184が下方回動してカム面181aを上方より押圧し、これに伴い後端落とし部材181は、時計回り方向に揺動し、排出されるシートと当接しない破線で示す退避位置に移動する。
また、ソレノイドSL1がOFFすると、リンク184は図4の実線で示す上方回動する。そして、この位置にリンク184が回動すると、カム面181aはリンク184から離間するようになるので、後端落とし部材181は、実線で示すシートを押圧する押圧位置と退避位置との間で自由に揺動することができる。このように、後端落とし部材181は、ソレノイドSL1のON/OFFにより、押圧位置、又は退避位置に揺動する。
一方、後端落とし部材181の他方の揺動端にはシートガイド面181dと、押圧面181cが形成されている。ここで、シートガイド面181bは、シートが排出され、シート自身の自重及び引き込みパドル160の搬送力で後端ストッパ131へ移動する際に、シート後端がローレットベルト182の中心より上方へ向くことがないように案内するためのものである。
また、押圧面181cは排出されて浮遊状態のシート後端を下方へ押し付けるためのものである。なお、排出ロ−ラ対7がシートを排出する際、ソレノイドSL1がONとなって後端落とし部材181が揺動すると、これに伴って押圧面181cが上昇するため、押圧面181cには排出ロ−ラ対7により排出されるシートが接触することはない。
一方、シート排出中、即ちシートの後端が排出ロ−ラ対7を抜ける前にソレノイドSL1はOFFされるようになっており、これにより後端落とし部材181は、リンク184には拘束されずに自重により落下する。そして、このとき後端落とし部材181は、シート押圧面181cにてシートの後端部上面を下方へ押圧する。
次に、このようなソレノイドSL1のON/OFFのタイミングについて図6を用いて説明する。
既述したように、ソレノイドSL1はソートパス22の検知センサ183の出力を基づいて制御回路301によりON/OFFが制御されており、シート先端が検知センサ183に到達してから所定時間(t1)経過後にソレノイドSL1はONする。そして、このようにソレノイドSL1がONすることにより、後端落とし部材181が揺動し、これに伴って押圧面181cが上昇する。このため、この後、排出ロ−ラ対7により排出されるシートは、押圧面181cに接触することなく、処理トレイ130上に向けて排出される。
また、シート後端が検知センサ183を通過してから所定時間(t2)経過後にソレノイドSL1はOFFするように制御されている。そして、このようにソレノイドSL1がOFFすると、後端落とし部材181は自重により落下し、シート押圧面181cにて、排出ロ−ラ対7により排出されるシートを下方へ押圧する。これにより、この後、排出ロ−ラ対7により排出されたシートが浮遊状態となると、後端落とし部材181がシート後端を処理トレイ130に向けて押圧するようになるので、シートは処理トレイ130に押し付けられるようになる。
ところで、本実施の形態において、制御回路301は、シートの厚さに応じてソレノイドSL1のON/OFFのタイミングを変更させるようにしている。
例えば、シート厚み検出手段(図3参照)からの信号によりシートが厚紙と判断した場合は、ソレノイドSL1のONタイミングを、図7の(b)に示すように(t1+α)とし、ソレノイドSL1のOFFタイミングを(t2+β)としている。
そして、このようにソレノイドSL1のONタイミングを遅くすることにより、後端落とし部材181により厚いシートの先端部を規制する時間を長くすることができ、シートのシート排出角度が安定する。また、ソレノイドSL1のOFFタイミングを遅くすることにより、後端落とし部材181がシートの後端部に当接する時間を短くすることができ、後端落とし部材181が当接する際、例えばシート上の画像に悪影響を及ぼすのを防ぐことができる。なお、シートが厚紙の場合、後端の落下速度が速いので、このようにソレノイドSL1のOFFタイミングを遅くした場合でも、短時間で処理トレイ130上に積載される。
また、シート厚み検出手段からの信号によりシートが薄紙と判断した場合は、ソレノイドSL1のONタイミングを、図7の(c)に示すように(t1−α)とし、ソレノイドSL1のOFFタイミングを(t2−β)としている。
そして、このようにシートが薄紙の場合、ソレノイドSL1のONタイミングを早くすることにより、後端落とし部材181により薄いシートの先端部を規制する時間を短くすることができ、これによりシートが座屈するのを防ぐことができる。また、ソレノイドSL1のOFFタイミングを早くすることにより、後端落とし部材181がシートに当接するタイミングを早くすることができる。これにより、薄く軽量のシートを短時間で処理トレイ130上に積載することができる。
そして、このようにソレノイドSL1のONタイミング及びソレノイドSL1のOFFタイミングをシートの厚さに応じて変更することにより、処理トレイ130上での積載性を向上させることができる。
また、シートの積載(落下)処理に要する時間をシートの厚みに拠らず安定させることができるので、その後の動作(引き込みパドル160及び整合手段140の起動タイミング等)に影響を与えることなく処理トレイ130上での積載性を向上させることができる。なお、本実施の形態においては、シートの厚さに応じて同じ時間α,βだけソレノイドSL1のON/OFFのタイミングを変更させているが、シートの厚さによって、ずらす時間を異なるようにしても良い。
このように、後端落とし部材181を退避位置及び押圧位置に移動させるタイミングを、排出されるシートの厚みに応じて変更することにより、シートの排出不良及び積載不良を防止することができる。さらに、装置全体の信頼性を向上させることができる。
なお、これまでは、シートの厚さに応じてソレノイドSL1のON/OFFのタイミングを変更させる場合について述べてきたが、処理トレイ上に積載されたシート枚数に応じてソレノイドSL1のON/OFFのタイミングを変更させるようにしても良い。
この場合、制御回路301は、排出シート枚数カウント手段186(図3参照)からの排出シート枚数情報により、処理トレイ130上に積載されたシート枚数が所定枚数n以下かを判断する。
そして、シート枚数がn枚目までは、図8の(b)に示すようにソレノイドSL1のONタイミングを(t1)とし、ソレノイドSL1のOFFタイミングを(t2)としている。しかし、n+1枚のときは、即ち処理トレイ上のシート積載枚数が増えたとき、ソレノイドSL1のONタイミングを(t1−γ)とする。
ここで、処理トレイ上のシート積載枚数が増えたときシートは、シート枚数がn枚目までのときよりも短い時間で処理トレイ上に積載されたシート上に排出される。このため、ソレノイドSL1のONタイミングを、(t1−γ)というように早くしても、シートを短時間で処理トレイ130上に積載することができる。
また、n+1枚のとき、ソレノイドSL1のOFFタイミングを、(t2+ε)としている。ここで、処理トレイ上のシート積載枚数が増えたとき、シートが落下する距離が短いので、このようにソレノイドSL1のOFFタイミングを、(t2+ε)として遅くすることにより、後端落とし部材181がシート後端部に触れる時間を短くすることができる。
このように、積載されたシート枚数に応じてソレノイドSL1のON/OFFのタイミングを変更させることにより、処理トレイ上のシート積載枚数に拠らず、排出シートの先端位置と、処理トレイ上の既積載シートの最上面との距離を安定させることができる。この結果、処理トレイ130上での積載性を向上させることができる。また、シートの積載(落下)処理に要する時間をシートの厚みに拠らず安定させることができるので、その後の動作(引き込みパドル160及び整合手段140の起動タイミング等)に影響を与えることなく処理トレイ上での積載性を向上させることができる。
つまり、後端落とし部材181を退避位置及び押圧位置に移動させるタイミングを、処理トレイ上のシート積載枚数に応じて変更することにより、シートの排出不良及び積載不良を防止することができる。さらに、装置全体の信頼性を向上させることができる。
更に、これまでの説明においては、処理トレイ130上に積載されたシートの積載枚数情報、又は処理トレイ上に排出されようとしているシートの厚み情報に応じてソレノイドSL1のON/OFFのタイミングを変更させる場合について述べてきた。しかし、シートの積載枚数情報及びシートの厚み情報の両方に応じてソレノイドSL1のON/OFFのタイミングを変更させるようにしても良い。
このように、構成した場合には、シートの厚みによってシート排出角度が変化してしまうことによるシート先端部の座屈による排出不良の発生を防ぐことができる。また、処理トレイ上のシート積載枚数が多くなるにつれて排出ローラ対から排出されるシートの先端が、既積載シートに当接しやすくなってしまい、排出シートが積載トレイ上の既積載シートを押し出すことによる整合不良などを回避することができる。
なお、本実施の形態において、後端落とし部材181の押圧力は、後端落とし部材181の自重によるものとしているが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、不図示のバネ等の付勢手段を設け、この付勢手段により、後端落とし部材181の押圧力を発生させる構成としても良い。
さらに、本実施の形態のフィニッシャを備えた複写機(画像形成装置)は、フィニッシャによるシート束の綴じ不良の発生が少なくなることによって、画像形成したシートを無駄にすることがなくなるので、シートの画像形成能率を高めることができる。
本発明の実施の形態に係るシート処理装置及びこれを備えた画像形成装置の一例である複写機の構成を示す図。 上記シート処理装置(フィニッシャ)に設けられた処理トレイユニットの構成を示す図。 上記シート処理装置の制御ブロック図。 上記処理トレイユニットの要部拡大図。 上記処理トレイユニットに設けられた後端落とし部材とローレットベルトとの配列関係を示す平面図。 上記後端落とし部材を揺動させるためのソレノイドの動作説明図。 上記後端落とし部材を揺動させるためのソレノイドの動作説明図。 上記後端落とし部材を揺動させるためのソレノイドの動作説明図。 従来のシート処理装置の処理トレイ付近の構成を示す図。
符号の説明
1 フィニッシャ(シート処理装置)
7 排出ローラ対
100 ステイプルユニット
129 処理トレイユニット
130 処理トレイ
180 束排出ローラ対
181 後端落とし部材
183 検知センサ
185 シート厚み検知手段
186 排出シート枚数カウント手段
300 複写機本体
300A 画像形成部
301 制御回路
310 複写機
P シート
SL1 ソレノイド

Claims (5)

  1. シートを処理シート積載手段に排出して処理を行うシート処理装置において、
    前記処理シート積載手段にシートを排出するシート排出手段と、
    前記シート排出手段により排出されたシートを前記処理シート積載手段側へ押圧するシート押圧部材と、
    前記シート押圧部材のシート排出方向に上流側に配設され、前記処理シート積載手段に排出されるシートの先端及び後端を検知するシート検知手段と、
    前記シート検知手段からのシート先端検知信号に基づいて退避位置に移動させ、前記シート検知手段からのシート後端検知信号に基づいて押圧位置に移動させる移動手段と、を備え、
    前記移動手段により前記シート押圧部材を移動させるタイミングを、排出されるシートの厚み及び前記処理シート積載手段に排出されたシートの枚数の少なくとも一方に応じて変更することを特徴とするシート処理装置。
  2. 前記シート排出手段により排出されるシートの厚みを検出するシート厚み検出手段を備え、
    前記シート厚み検出手段からのシートの厚さ情報に応じて前記移動手段を駆動するタイミングを変更することを特徴とする請求項1記載のシート処理装置。
  3. 前記処理シート積載手段に排出されたシートの枚数をカウントするカウント手段を備え、
    前記カウント手段からのシート枚数情報に応じて前記移動手段を駆動するタイミングを変更することを特徴とする請求項1記載のシート処理装置。
  4. 前記シート排出手段により排出されるシートの厚みを検出するシート厚み検出手段と、
    前記処理シート積載手段に排出されたシートの枚数をカウントするカウント手段と、を備え、
    前記シート厚み検出手段からのシートの厚さ情報及び前記カウント手段からのシート枚数情報に応じて前記移動手段を駆動するタイミングを変更することを特徴とする請求項1記載のシート処理装置。
  5. シートに画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部によって画像が形成されたシートを処理する前記請求項1ないし4のいずれか1項に記載のシート処理装置と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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JP2011073805A (ja) * 2009-09-29 2011-04-14 Ricoh Co Ltd 画像処理装置及び画像形成装置
JP2011079620A (ja) * 2009-10-06 2011-04-21 Riso Kagaku Corp 排紙装置

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