JP2006096465A

JP2006096465A - シート後処理装置

Info

Publication number: JP2006096465A
Application number: JP2004282209A
Authority: JP
Inventors: Yasunobu Terao; 康伸寺尾; Hiroyuki Taki; 裕之瀧; Mikio Yamamoto; 幹夫山本; Hajime Yamamoto; 肇山本; Yoshiteru Sugizaki; 芳晃杉崎
Original assignee: Toshiba TEC Corp
Current assignee: Toshiba TEC Corp
Priority date: 2004-09-28
Filing date: 2004-09-28
Publication date: 2006-04-13
Anticipated expiration: 2024-09-28
Also published as: JP4291243B2; US7172187B2; US20060066029A1

Abstract

【課題】待機トレイ上へのシート待機位置を一定にできるシート後処理装置を提供すること。
【解決手段】搬送路の途中に待機トレイが設けられ、後処理が必要な場合にシートを待機させる。処理トレイは、待機トレイから送られるシート及び待機トレイを経由せずに搬送路から送られるシートを後処理する前に受け取る。待機トレイに待機されたシートをシートの自重落下により処理トレイに移動させる搬送機構が設けられる。整合機構により処理トレイ上のシートの横方向、縦方向の整合が実行される。後処理されたシート束は、搬送機構により排紙トレイに積載される。制御機構は、前記複数のローラに含まれ前記待機トレイの上流側に設けられた給紙ローラの速度を制御して、前記待機トレイのシート待機位置を設定する。
【選択図】図１８

Description

本発明は、ＭＦＰの後段に設けられるフィニッシャー等のシート後処理装置に関する。

ＭＦＰ（Multi Function Peripheral）でプリントしたシートを複数束ねてステイプルするフィニッシャーが知られている。このフィニッシャーでは、ＭＦＰから送られたシートを順次処理トレイに搬送し、ステイプラにより綴じて排出トレイに排紙する。

フィニッシャーでの後処理では、ステイプラによる綴じ処理が存在するので、ＭＦＰでの処理速度を吸収する遅延機構が必要であり、そのために搬送路を長くしている（特許文献１）。

このため装置の小型化が十分にできなかった。

なお特許文献２は、用紙の先端、後端の両方を検出して搬送速度を制御している。
特公平６−９９０７０特開平５−１６５６９

本発明は、待機トレイ上へのシート待機位置を一定にできるシート後処理装置を提供することを目的とする。

本発明のシート後処理装置は、ＭＦＰ本体から搬送されたシートを受取り搬送する複数のローラと、搬送路の途中に設けられ、後処理が必要な場合に前記ローラから送られたシートを待機させる待機トレイと、前記複数のローラに含まれ前記待機トレイの上流側に設けられた給紙ローラの速度を制御して、前記待機トレイのシート待機位置を設定する制御機構と、前記待機トレイから送られるシート及び待機トレイを経由せずに搬送路から送られるシートを後処理する前に受け取る処理トレイと、前記待機トレイに待機されたシートをシートの自重落下により前記処理トレイに移動させる搬送機構と、前記処理トレイ上のシートの横方向、縦方向の整合を行いシート束を形成する整合機構と、前記処理トレイ上の整合されたシート束を後処理する後処理機構と、後処理されたシート束を前記処理トレイから搬送するシート搬送手段と、搬送されたシート束を積載する排紙トレイとを具備する。

好ましくは、前記制御機構は、ＭＦＰから搬送されたシート情報を検出する第１の検出手段と、第１の検出手段と待機トレイとの間に設けられ、シートの先端を検出する第２の検出手段と、第１の検出手段及び第２の検出手段の検出結果に基づき、前記給紙ローラの速度を制御する制御信号を生成する制御手段とを具備する。

好ましくは、前記制御機構は、ＭＦＰのジョブ情報に基づいて、給紙ローラの速度を制御する。

好ましくは、前記制御機構は、用紙の寸法情報に基づいて、給紙ローラの速度を制御する。

好ましくは、前記制御機構は、用紙の厚み情報に基づいて、給紙ローラの速度を制御する。

本発明では、後処理が必要な場合にシートを待機させる待機トレイを設け、待機トレイに待機されたシートをシートの自重落下により処理トレイに移動させる搬送機構を設けている。そのため待機トレイの長さだけ待機部を設ければよいので装置を小型化できる。

待機トレイの直前に設けられている給紙ローラの速度は、用紙搬送用ローラ同様に高速で回転している。高速で用紙を排紙すると用紙の状態によっては待機トレイ内での用紙待機位置が用紙送り方向でまばらとなってしまう問題があるが、複数のローラに含まれ前記待機トレイの上流側に設けられた給紙ローラの速度を制御して、前記待機トレイのシート待機位置を設定する制御機構が設けられているので、待機トレイ上へのシート待機位置を一定にでき、上記問題を解決できる。

図を参照して本発明の実施例の一部を説明する。

図１は本発明の後処理装置の一部の斜視図、図２は本発明の後処理装置の一部の上面図を表している。この後処理装置は基本的に待機トレイ１０、処理トレイ１２、ステイプラ１４、第１の排紙トレイ１６、第２の排紙トレイ１８とからなる。

ＭＦＰから送られてくる用紙２０は、一対の入口ローラ２２で受け取られ、一対の給紙ローラ２４に供給され、給紙ローラ２４から待機トレイ１０に送られる。入口ローラ２２は入口ローラモータ２６で駆動される。

入口ローラ２２は、上入口ローラ２２ａ、下入口ローラ２２ｂからなる。給紙ローラ２４も上給紙ローラ、下給紙ローラからなる。

待機トレイ１０は左右に移動可能な一対の待機トレイ部品１０ａ、１０ｂからなり、待機トレイ部品１０ａ、１０ｂが閉じた状態で用紙を受け取る。この状態で用紙の整合を行うための待機トレイローラ２８が設けられている。待機トレイローラ２８は上下に移動可能でその制御は待機トレイローラ駆動源３０により実行される。また待機トレイローラの回転は待機トレイローラモータ３２により行われる。

待機トレイ１０に所定の枚数の用紙が蓄積されると、待機トレイモータ３４により、図３に示すように待機トレイ部品１０ａ、１０ｂが開き、用紙２０は自重により処理トレイ１２に落下される。この動作をアクティブドロップという。

ＭＦＰから送られる用紙を待機トレイ１０、処理トレイ１２に案内するためにペーパーパス３６が設けられているが、このペーパーパス３６はペーパーパス天井を有する。

処理トレイ１２に送られた用紙は、縦と横の整合を実行される。縦整合は、図４に示すように縦整合ローラ３８によりなされ、縦整合上ローラ３８ａは縦整合上ローラモータ４０により、縦整合下ローラ３８ｂは縦整合下ローラモータ４２により駆動され、用紙をストッパー４５を基準に揃える。またこの整合を補助するためにパドル４４が設けられ、このパドル４４はパドルモータ４６により駆動される。

横整合は図５に示すように、横整合機構４７と横整合モータ４８とにより実行される。

処理トレイ１２に所定の枚数の用紙が整合され蓄積されると、ステイプル処理がステイプラ１４により行われる。図６に示すように、ステイプラ１４はステイプル駆動部４９により位置決めされ、ステイプル処理を制御される。

ステイプル処理された用紙束は、図４に示すように、搬送機構５０により排紙トレイ１６に送られる。排紙トレイ１６、１８の選択は、排紙トレイ駆動部５２により排紙トレイ１６、１８を上下移動させてなされる。

図７乃至１７を参照して本発明の後処理装置の動作を説明する。

図７に示すように、ＭＦＰから送られてきた用紙２０は入口ローラ２２を介して矢印で示すように給紙ローラ２４に送られる。

次に図８に示すように、給紙ローラ２４を通って待機トレイ１０に１枚目の用紙が蓄積される。その際待機トレイローラ２８が矢印で示すように下がって待機トレイ１０に供給された用紙２０を待機トレイ１０の後端（上流側）６０に位置合わせする。

次に図９に示されるように、待機トレイローラ２８が上昇し、２枚目の用紙２０ａを受け入れる準備をする。

準備が完了すると図１０に示されるように２枚目の用紙２０ａが待機トレイ１０に送られ、待機トレイローラ２８が下降して用紙の位置を待機トレイ１０の後端６０に整える。このようにして待機トレイ１０には２枚の用紙２０、２０ａからなる用紙束２０ｂが形成される。

次に図１１に示されるように待機トレイローラ２８が上昇し、更に図３に示されるように待機トレイ部品１０ａ、１０ｂが開いて、アクティブドロップが図１２に示されるように実行され、用紙束２０ｂは処理トレイ１２に送られる。

その後、３枚目からの用紙２０ｃは、図１３に示されるように待機トレイ１０を経由せずに、給紙ローラ２４から直接処理トレイ１２に送られ、２枚の用紙束２０ｂ上に堆積されて所定枚数の用紙束２１を形成する。この際、縦横整合機構３８、４７が機能して、縦横の用紙整合が実行される。

この際図１３に示されるように、待機トレイ１０の後端６０が処理トレイ１２の後端（上流側）６２より下流側に存在するように、待機トレイ１０の後端６０と処理トレイ１２の後端６２は距離Ｌだけ横方向に離隔されている。このような構成とすると、待機トレイ１０から処理トレイ１２への用紙束２０ｂの落下が容易となり、縦横整合機構３８、４７による整合動作も容易にできる。その結果ジャムの発生を防止できる。

なお、待機トレイ１０及び処理トレイ１２は、上流側を下にして斜めに傾けられて配置されることが望ましい。即ち、それぞれの後端６０，６２が最も下に位置するようにし、用紙２０及び用紙束２１の自重によって用紙２０及び用紙束２１が後端６０、６２に整合可能にする。

更に、図１０乃至図１３に示されるように、（１）待機トレイ１０の搬送方向のサイズが用紙２０のサイズより小さくなっており、（２）処理トレイ１２の搬送方向のサイズが用紙２０のサイズより小さくなっている。また、（３）上記（２）の関係から待機トレイ１０から処理トレイ１２に紙が落下した際、用紙２０は処理トレイ１２と排紙トレイ１６に跨って積載される。

これら（１）ないし（３）の構成を採用しているので、後処理装置（フィニッシャー）の搬送方向のサイズを小さくできる。

次に図１４に示すように、用紙束２１をステイプラ１４によりステイプル処理する。そして、図１５に示すように、搬送機構５０により用紙束２０を排紙トレイ１６に送り、後処理が終了する。

なお、後処理を必要としない場合には、図１６、１７に示すように処理トレイ１２を経由せず待機トレイ１０から直接排紙トレイ１６に排紙する。図１６に示すように、ＭＦＰから送られてきた用紙は入口ローラ２２、給紙ローラ２４、待機トレイ１０を介して、排紙トレイ１６に送られる。待機トレイローラ２８は下降して用紙２０の搬送を行う。排紙トレイ１６は図１７に示されるように、排紙トレイ駆動部５２により若干上昇させられ、待機トレイ１０から送られる用紙を受け取る。

図１８を参照して、本発明の入口ローラと給紙ローラの速度制御機構について説明する。

図１８に示すように、ＭＦＰから入口ローラ２２へ用紙２０が供給される部分に入口センサ７０が設けられている。また、給紙ローラ２４の上流側に給紙センサ７２が設けられている。入口センサ７０は用紙２０の先端と後端を検出する。給紙センサ７２は用紙２０の先端を検出する。この入口センサ７０と給紙センサ７２の出力は給紙ローラ速度制御部７４に送られて、給紙ローラ２４の回転速度を制御する制御信号７６を給紙ローラモータ（図示せず）に出力する。この制御信号７６により給紙ローラ２４の回転速度が決定される。

図１９を参照して、給紙ローラ２４の回転速度制御のフローを説明する。

用紙２０がＭＦＰ本体より後処理装置に搬送されてきた際、入口ローラ２２及び給紙ローラ２４の速度は同じ速度Ｖ１である。ステップ１００で入口センサ７０は搬送されてきた用紙２０の先端を検出し、ステップ１０２で用紙２０の後端を検出し、それぞれの検出信号を給紙ローラ速度制御部７４に出力する。その結果、ステップ１０４において、入口ローラ２２の速度Ｖ１を基に用紙２０の寸法が給紙ローラ速度制御部７４において算出される。

次にステップ１０６で用紙寸法がＡ４以下か否かが給紙ローラ速度制御部７４で判定される。Ａ４と同じかそれより小さい場合には、ステップ１０８で給紙センサ７２が用紙の先端を検出すると、給紙ローラモータの速度をＶ１からＶ２へ減速させる制御信号７６が給紙ローラ速度制御部７４から給紙ローラモータへ出力される。Ｖ１≧Ｖ２であるが、用紙２０がＡ４の場合はＶ１＝Ｖ２である。

用紙２０が待機トレイ１０に搬送を終了すると、ステップ１１２において給紙ローラ速度制御部７４は給紙ローラ２４の回転速度をＶ１に戻す。

ステップ１０６で用紙２０の寸法がＡ４より小さくなければ、給紙センサ７２がステップ１１４で用紙２０の先端を検出しても、ステップ１１６に示すように給紙ローラの速度はＶ１に維持される。

なお、上記実施例では、後処理装置単独で給紙ローラ２４の速度制御を行ったが、ＭＦＰ本体で設定されるＪＯＢ情報に基づいて、異なる種類の用紙の速度制御も可能である。

このように給紙ローラ２４の速度を用紙情報に基づいて制御すると、機種の異なるＭＦＰへの後処理装置の互換性が向上し、柔軟に接続できる。また、ＭＦＰの仕様が変更された場合にも柔軟に対応できる。

更にまた、用紙が薄紙や厚紙であっても、用紙情報を変更することにより各種用紙に対応可能となる。

本発明の実施例を一実施形態を参照して説明してきたが、本発明はこの実施例に限定されない。実施例に示された各構成要素はその機能が同じであれば他の構成要素に変更可能である。

本発明の後処理装置の斜視図である。本発明の後処理装置の上面図である。本発明の待機トレイの動作を説明する図である。本発明の後処理装置の縦整合と用紙束搬送機構を説明する図である。本発明の後処理装置の横整合機構を説明する図である。本発明の後処理装置のステイプラの動作を説明する図である。本発明の後処理装置における入口ローラと給紙ローラ間における１枚目の用紙の流れを説明する図である。本発明の後処理装置における給紙ローラと待機トレイ間における１枚目の用紙の流れを説明する図である。本発明の後処理装置における給紙ローラと待機トレイ間における２枚目の用紙の流れを説明する図である。本発明の後処理装置における待機トレイローラの動作を説明する図である。本発明の後処理装置における待機トレイローラの動作を説明する図である。本発明の後処理装置におけるアクティブドロップの動作を説明する図である。本発明の後処理装置における３枚目の用紙の流れを説明する図である。本発明の後処理装置におけるステイプラの動作を説明する図である。本発明の後処理装置における処理トレイと排紙トレイ間の用紙束の流れを説明する図である。本発明の後処理装置における待機トレイから排紙トレイへの用紙の直接排紙の流れを説明する図である。本発明の後処理装置における排紙トレイの位置変更の動作を説明する図である。本発明の後処理装置における入口ローラと給紙ローラの速度制御機構についての説明図である。本発明の後処理装置における入口ローラと給紙ローラの速度制御機構の処理フローを示す図である。

符号の説明

１０・・・待機トレイ、１２・・・処理トレイ、１４・・・ステイプラ、１６・・・第１の排紙トレイ、１８・・・第２の排紙トレイ、２０・・・用紙、２１・・・用紙束、２２・・・入口ローラ、２２ａ・・・上入口ローラ、２２ｂ・・・下入口ローラ、２４・・・給紙ローラ、２６・・・入口ローラモータ、２８・・・待機トレイローラ、３０・・・待機トレイローラ駆動源、３２・・・待機トレイローラモータ、３４・・・待機トレイモータ、３６・・・ペーパーパス、３８・・・縦整合ローラ３８、４０・・・縦整合上ローラモータ、４２・・・縦整合下ローラモータ、４４・・・パドル、４５・・・ストッパー、４６・・・パドルモータ、４７・・・横整合機構、４８・・・横整合モータ、４９・・・ステイプル駆動部、５０・・・搬送機構、５２・・・排紙トレイ駆動部、６０・・・待機トレイの後端、６２・・・処理トレイの後端、７０・・・入口センサ、７２・・・給紙センサ、７４・・・給紙ローラ速度制御部、７６・・・制御信号

Claims

ＭＦＰ本体から搬送されたシートを受取り搬送する複数のローラと、
搬送路の途中に設けられ、後処理が必要な場合に前記ローラから送られたシートを待機させる待機トレイと、
前記複数のローラに含まれ前記待機トレイの上流側に設けられた給紙ローラの速度を制御して、前記待機トレイのシート待機位置を設定する制御機構と、
前記待機トレイから送られるシート及び待機トレイを経由せずに搬送路から送られるシートを後処理する前に受け取る処理トレイと、
前記待機トレイに待機されたシートをシートの自重落下により前記処理トレイに移動させる搬送機構と、
前記処理トレイ上のシートの横方向、縦方向の整合を行いシート束を形成する整合機構と、
前記処理トレイ上の整合されたシート束を後処理する後処理機構と、
後処理されたシート束を前記処理トレイから搬送するシート搬送手段と、
搬送されたシート束を積載する排紙トレイと、
を具備することを特徴とするシート後処理装置。
前記制御機構は、
ＭＦＰから搬送されたシート情報を検出する第１の検出手段と、
第１の検出手段と待機トレイとの間に設けられ、シートの先端を検出する第２の検出手段と、
第１の検出手段及び第２の検出手段の検出結果に基づき、前記給紙ローラの速度を制御する制御信号を生成する制御手段と、
を具備することを特徴とする請求項１に記載のシート後処理装置。
前記制御機構は、ＭＦＰのジョブ情報に基づいて、給紙ローラの速度を制御する請求項１に記載のシート後処理装置。
前記制御機構は、用紙の寸法情報に基づいて、給紙ローラの速度を制御する請求項１に記載のシート後処理装置。
前記制御機構は、用紙の厚み情報に基づいて、給紙ローラの速度を制御する請求項１に記載のシート後処理装置。