JP2007308215A - 用紙後処理装置 - Google Patents

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千秋 飯塚
Takahisa Hirano
隆久 平野
Katsuya Sasahara
克也 笹原
Takahide Takahashi
隆英 高橋
Hiroyuki Dobashi
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Abstract

【課題】バッファリングのタイミングを最適化した用紙後処理装置を提供する。
【解決手段】処理トレイに用紙が有り、待機トレイに用紙が入ってきた場合、バッファリングして用紙を溜めておき、処理トレイから後処理を終えた用紙を排出し終わったら、待機トレイの用紙を処理トレイに落とし、処理トレイに用紙が無い場合、待機トレイに入ってきた用紙は1枚づつ、即座に処理トレイに落とし、
処理トレイ上の用紙は、画像形成装置からの指示にしたがって、所定枚数まで溜められ、排出指示により又はステイプル指示によりステイプル処理後、処理トレイから排出され、排紙トレイに送る。
【選択図】図8

Description

本発明は、複写機やプリンタ、複合機等の画像形成装置から排出される用紙の後処理を行う用紙後処理装置に関する。
近年、画像形成装置(以下、MFPという)にあっては、画像形成後の用紙をソートしたりあるいはステイプル処理する等の用紙の後処理を行うために、MFP本体の排紙部に用紙後処理装置を隣接して設けるものがある。
一般的に、MFPで画像形成される用紙の排出速度は、モノクロ印刷、カラー印刷、あるいは用紙サイズによって、異なる。MFPから用紙を受け入れる用紙後処理装置は、ノンソート、ノンステイプルといった場合には、MFPの用紙排出速度に合わせて、用紙を受け入れればよい。しかし、後処理として、ステイプル処理等が選択された場合には、MFPからの用紙排出速度に間に合わないことになる。
そこで、MFPの処理速度に合わせるために、用紙後処理装置の搬送路途中で用紙を溜めるバッファリングが必要となる。バッファリングの手法としては、例えばステイプラに達する経路の途中に待機トレイ等の退避経路を設けるものがある(例えば、特許文献1参照。)。
特開2004−142868号公報
上述したように、用紙後処理装置では、先行する用紙の後処理が終了するのを待って後続の用紙の後処理を行うが、1種類の用紙後処理装置で、複数種類の用紙サイズに合わせた処理速度に合わせこんでいくには、複雑な制御が必要であった。
そこで本発明は上記課題を解決するものであり、バッファリングのタイミングを最適化した用紙後処理装置を提供することを目的とする。
本発明の一実施形態によれば、画像形成装置から排出される用紙を次段の搬送路に送る途中でバッファリングさせる待機トレイと、
前記待機トレイの下方に配置され、前記待機トレイから落下供給される前記用紙及び/又は前記待機トレイを経由せずに前記画像形成装置から排出される前記用紙を積載する処理トレイと、
前記処理トレイに積載される前記用紙に後処理を行う処理機構と、
前記処理トレイから排出される後処理終了後の前記用紙を積載する排紙トレイとを具備した用紙後処理装置であって、
前記待機トレイでのバッファリングは、
前記処理トレイに用紙が有り、前記待機トレイに用紙が入ってきた場合、バッファリングして用紙を溜めておき、前記処理トレイから後処理を終えた用紙を排出し終わったら、前記待機トレイの用紙を前記処理トレイに落とし、
前記処理トレイ上の用紙は、画像形成装置からの指示にしたがって、所定枚数まで溜められ、排出指示により又はステイプル指示によりステイプル処理後、前記処理トレイから排出され、前記排紙トレイに送るように制御することを特徴とする用紙後処理装置が提供される。
また、前記処理トレイに、束となった用紙を前記排紙トレイ方向に送る搬送体が配設され、該搬送体には用紙後端を引っ掛ける束出しの爪を備え、
前記処理トレイ上に用紙が無いことの判定は、前記束出しの爪が前記排紙トレイ位置まで移動した時とすることを特徴とする用紙後処理装置が提供される。
また、前記束出しの爪が前記排紙トレイ位置まで移動した時、前記待機トレイに用紙が有り、かつ次の用紙が前記待機トレイに搬送中でない場合のみ、前記待機トレイの用紙を前記処理トレイに落とす動作をし、
前記束出しの爪が前記排紙トレイ位置まで移動した時、次の用紙が前記待機トレイを搬送中の場合は、搬送またはバッファリングが完了後に、前記待機トレイの用紙を前記処理トレイに落とす動作を行うように制御することを特徴とする用紙後処理装置が提供される。
また、前記画像形成装置からの用紙排出速度が速い場合、2枚以上のバッファリングを行うことを特徴とする用紙後処理装置が提供される。
さらに、前記画像形成装置からの用紙受け入れ箇所側に、用紙の先端を検知する第1のセンサと用紙の後端を検知する第2のセンサが、前記処理トレイの近傍には、前記処理トレイ上の用紙の有無を検知する第3のセンサが配設されていることを特徴とする用紙後処理装置が提供される。
本発明によれば、バッファリングのタイミングを最適化した用紙後処理装置が得られる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。尚、各図において同一箇所については同一の符号を付すとともに、重複した説明は省略する。図1は本発明の一実施形態に係る用紙後処理装置7の要部を示す斜視図、図2は複写機等のMFP5に隣接配置した用紙後処理装置7を示す概略構成図である。
この用紙後処理装置7は、基本的に待機トレイ10、処理トレイ12、ステイプラ14、第1の排紙トレイ16、第2の排紙トレイ18とからなる。
複写機等のMFP5にて画像形成され、一対の排紙ローラ6から排紙されてくる用紙Pは、一対の入口ローラ22で受け取られ、一対の給紙ローラ24に供給され、給紙ローラ24から待機トレイ10に送られる。入口ローラ22は入口ローラモータ26で駆動される。入口ローラ22から待機トレイ10までの間には用紙Pを給紙ローラ24に導くペーパーパス天井36が設けられる。入口ローラ22は、上入口ローラ22a、下入口ローラ22bからなる。給紙ローラ24も上給紙ローラ、下給紙ローラからなる。入口ローラ22と給紙ローラ24間には、用紙Pの先端を検知する入口センサ(図示せず)と用紙Pの後端を検知する出口センサ(図示せず)が配設されている。これらのセンサは、アクチュエータが好適である。
待機トレイ10の下方には、待機トレイ10上から落下供給される用紙Pを積載する処理トレイ12が配置される。処理トレイ12の長さ方向の中程には、用紙Pを検知する処理トレイ用紙検知センサ(図示せず)が配設されている。
処理トレイ12は、後処理を行う処理機構であるステイプラ14により用紙Pをステイプル処理する間、積載される用紙Pを整合支持する。
図3に示すように、ステイプラ14はステイプル駆動部49により位置決めされ、ステイプル処理を制御される。処理トレイ12は、待機トレイ10から落下供給される複数枚の用紙Pを搬送方向である縦方向に整合する、図5に示す上下一対の上縦整合ローラ38aと下縦整合ローラ38bとを有する。上下縦整合ローラ38a、38bは、ステイプル処理終了後の用紙束Tを挟持してステイプラ14から取り出す束搬送ローラを兼用する。上縦整合ローラ38aは縦整合上ローラモータ40により駆動され、下縦整合ローラ38bは縦整合下ローラモータ42により駆動される。
また、用紙Pが処理トレイ12に落下供給される際に用紙P後端が落下する位置には、処理トレイ12に載置される最上位の用紙Pを縦方向に整合するための回転可能なパドル44が配置される。パドル44は、図5に示すように処理トレイ12上に落下供給される用紙Pの受け部44a、処理トレイ12上に用紙Pをはたき落とすはたき部44b、処理トレイ12上の用紙Pを整合する送り部44cを有し、パドルモータ46により駆動される。パドル44は、ゴム材から成り弾性を有する。
処理トレイ12のステイプラ14側の端部には、用紙P後端を当接して後端位置を規制するストッパ45が設けられる。処理トレイ12の略中央には、ステイプル処理され、上下縦整合ローラ38a、38bによりステイプラ14から取り出された用紙束Tを第1あるいは第2の排紙トレイ16、18迄搬送する搬送ベルト50が設けられる。搬送ベルト50には、用紙束Tの後端を引っ掛け、排紙トレイ16、18方向に押し出す送り爪(束爪)50aが取着されている。
用紙を排出する場合、束出しの送り爪(束爪)50aが搬送ベルト50の奥から排紙トレイまで動作する。戻りは、搬送ベルト50が処理トレイ12の下を戻るように構成されている。搬送ベルト50のホームポジションを認識するためのセンサ(図示せず)が、処理トレイ用紙検知センサとステイプラ14の中程に配されている。
図2に示すように、待機トレイ10は、用紙Pを処理トレイ12に落下供給可能である一方、用紙Pを第1あるいは第2の排紙トレイ16、18方向に搬送可能となっている。排紙トレイ16、18方向への用紙Pの搬送は、用紙Pの整合を行う待機トレイローラ28を待機トレイ10上の用紙Pに接触して行う。待機トレイローラ28は、待機トレイローラ駆動源30により上下移動を制御される。
待機トレイ10は用紙Pの先端が後端より高くなる状態で用紙Pを支持するために傾斜角度θ1となるよう配置される。第1あるいは第2の排紙トレイ16、18は排紙トレイ駆動部52により昇降されて、いずれかを選択される。第1あるいは第2の排紙トレイ16、18は用紙Pの積載時に待機トレイ10あるいは処理トレイ12と略同じ高さに昇降して、排紙される用紙Pの整合性向上を図っている。また第1あるいは第2の排紙トレイ16、18は用紙Pの先端が後端より高くなる状態で用紙Pを支持するために傾斜角度θ2となるよう配置される。
待機トレイ10から処理トレイ12に達するまでの間には、待機トレイ10上の用紙Pを処理トレイ12に落下供給する際に、用紙Pが、搬送方向と直交する横方向に乱れるのを防止して横整合を行う、図6に示す横整合板47a、47bが設けられる。横整合板47a、47bは、横整合モータ48により用紙Pの幅に合わせるようスライド可能に形成されている。
次に作用について述べる。MFP5にて画像形成され排紙ローラ6から用紙Pが供給されると、用紙後処理装置7は、用紙Pの後処理をする場合としない場合、あるいは先行する用紙Pが後処理を実行中であるか後処理を終了したかにより異なる操作を行う。
後処理をしない場合、例えば第1の排紙トレイ16は図2に点線で示す位置にスライド移動していて、待機トレイ10から排紙される用紙Pを整合性良く積載可能となっている。後処理をしない場合には、入り口ローラ22からペーパーパス天井36を介して給紙ローラ24に搬送された用紙Pは、給紙ローラ24により待機トレイ10に給紙される。次いで用紙Pは、待機トレイ10上に降下され矢印f方向に回転される待機トレイローラ28により搬送され第1の排紙トレイ16に排紙される。
このようにして第1の排紙トレイ16上には順次用紙が積載される。第1の排紙トレイ16は傾斜角度がθ2となるよう配置されていて、用紙先端が後端より高くなっていることから、例えば用紙Pが図2に点線で示す様に山なりにカールした状態で第1の排紙トレイ16上に排紙されたとしても、先行して第1の排紙トレイ16上に載置される用紙Pが後続の用紙Pの先端との接触により押し出されることがない。即ち、排出された用紙Pは順番が狂うことなく順次第1の排紙トレイ16上に載置される。また、先行する用紙Pが後続の用紙Pに押されて多少位置ずれを生じたとしても、傾斜角度θ2があることから、用紙Pは自重により落下して、第1の排紙トレイ16上にて後端が揃った状態に整合して積載される。
ここで、MFP5で画像形成された用紙を受け取り、ステイプル、ソート等の後処理を行わない場合、用紙後処理装置7から排紙される用紙が所定枚数になるまで排紙トレイ16,18は一切の上下動作は行わないようになっている。排紙される用紙枚数は、例えば用紙の上面を検知する用紙上面検知センサ(図示せず)により、計数することができる。
排紙トレイ16,18に積載された用紙が、所定枚数に達した場合は、排紙トレイ16,18の上下動作を行い、用紙後処理装置7の用紙排出口(図示せず)への用紙後端残りを回避し、正確な上面検知を行う。
尚、所定枚数到達後、用紙上面検知センサが所定時間以上、例えば5msec以上、ON状態となるまで、排紙トレイ16,18の静止状態を維持させておくのが好適である。一般的に、各種センサ等のアクチュエータは、不感帯の存在が避けられないからである。
ここで、用紙の上面を検知するのは、排紙トレイ16,18の積載可能枚数を超えないように管理するとともに、排紙トレイ16,18の現在の可動位置を把握するためである。
上記した設定枚数は、用紙後処理装置7の出荷時にデフォルトとして、例えば40枚と設定しておいてもよいし、ユーザにおいて、設定可能とすることもできる。排紙トレイ16,18の上下動作のストローク量は、少なくとも50mm程度とする。ストローク量が少なすぎる場合には、用紙後端の引っ掛りが外せないからである。一方、ストローク量が多すぎる場合には、排紙トレイ16,18の上下動作に時間を要し、生産性が悪くなる。
排紙トレイ16,18の上下動作のストローク量は、用紙後処理装置7の出荷時にデフォルトとして設定しておいてもよいし、ユーザにおいて、設定可能とすることもできる。排紙トレイ16,18の上下動作は上昇時より下降時の方が速いことが好適である。用紙がより早く排紙トレイ16,18に落下するからである。
次に、後処理であるステイプル処理を行う場合であって、処理トレイ12上に先行してステイプル処理を実行中の用紙Pが無い場合について述べる。
以下、図8乃至図10を用いて本用紙後処理装置7の用紙の搬送経路を説明する。
MFP5にて画像形成され、一対の排紙ローラから排紙されてくる用紙Pは、一対の入口ローラ22で受け取られ、一対の給紙ローラ24に供給され、給紙ローラ24から待機トレイ10に送られる。
送られた用紙Pに対し、その後ステイプル処理等の後処理を施す場合、用紙Pは後処理を実行する処理トレイ12に送られる。ステイプラ14にてステイプル処理を行った後、第1の排紙トレイ16若しくは第2の排紙トレイ18へと排出される。
ここで、5枚(頁)の束を2部作成するジョブを例にとって説明する。わかりやすくする為に、1部目の用紙をA1、A2・・・A5とし、2部目の用紙をB1、B2・・・B5として説明する。
まずは、Aの束を作成する場合の説明を行なう。
図7に示すように、処理トレイ12に設けられている横整合板47a、47bは落下される用紙Pの横方向を整合するために、横整合板47a、47bの間が略用紙Pと同じ幅になるよう配置される。これにより、給紙ローラ24により給紙される用紙Pは、処理トレイ12上に落下供給される。
Aの束を作成する際、処理トレイ12上には先行してステイプル処理を実行中の用紙Pが存在していない。この場合は、待機トレイ10を経由(待機トレイ10上に用紙Pを乗せその後処理トレイ12に落下させる)して用紙Pを処理トレイ12上に搬送しても、待機トレイ10を開放し待機トレイ10に用紙Pを乗せる事なく処理トレイ12に用紙Pを搬送する、といった何れの搬送形態を採っても良い。
落下供給時、図5に示す上縦整合ローラ38aは上方に退避されていて、パドル44の受け部44aが用紙P後端を受ける。用紙Pの両側は、横整合板47a、47bに接触しながら落下して、横方向を整合される。次いでパドル44は矢印o方向に回転して、受け部44aから用紙P後端を落下し、はたき部44bにより処理トレイ12上にはたき落とす。更にパドル44は、送り部44cにより用紙Pを矢印q方向に送り、用紙P後端をストッパ45に当接して用紙Pの縦方向の整合を完了する。尚、処理トレイ12上での用紙Pの縦方向の整合は、上縦整合ローラ38aをその都度上下して上縦整合ローラ38aにより行うようにしても良い。
このようにして、画像形成された用紙Pを順次横方向及び縦方向に整合しながら、給紙ローラ24から待機トレイ10を経由もしくは開放された待機トレイ10を通過して処理トレイ12に積載する。処理トレイ12上に1部目の用紙A1、A2・・・A5が積載されるとステイプラ14は所望の位置にて処理トレイ12上の用紙Pをステイプルして束状にして用紙束を形成する。この後、上縦整合ローラ38aを用紙束上に降下して、矢印r方向に回転する上縦整合ローラ38a及び矢印s方向に回転する下縦整合ローラ38bにより用紙束を挟持し、第1の排紙トレイ16方向に束搬送する。
用紙束の後端は、上下縦整合ローラ38a、38bを通過すると、矢印t方向に回転される搬送ベルト50の送り爪50aに引っ掛けられ第1の排紙トレイ16上に束出しされる。この時、第1の排紙トレイ16は、図2に点線で示す位置から実線で示す位置にスライド移動されている。
次にBの束を作成する場合を説明する。
Bの束を作成する場合、MFP5の処理速度やステイプラ14の処理速度によって、処理トレイ12上には用紙Aが存在している場合と存在していない場合がある。
ここで、用紙A1の搬送時間および用紙A1とA2の間の時間を加えた時間、いわゆる紙間の時間をT1、ステイプル処理時間をT2、ステイプル後の束の用紙を排紙トレイに排出する時間をT3とする。
用紙A5の後には、用紙B1が搬送されてくる。このとき、用紙B1が処理トレイ12上に到達する前に、処理トレイ12上からAの用紙束が排紙トレイに排出されていないと問題となる。仮に、Aの用紙束が排紙トレイに向け搬送している最中に、用紙B1が処理トレイ12上に落下したとする。この場合、Aの用紙束の上に用紙B1は積載されることとなり、そのまま用紙B1はAの用紙束と共に排出されてしまうこととなるからである。
この為、T1の間に、ステイプル処理時間であるT2およびステイプル後の束の用紙を排紙トレイに排出する時間のT3を済ませなければ、上記問題が発生することとなる。
MFP5の処理速度が遅く、T1の時間が、ステイプル処理時間T2とステイプル後の束の用紙を排紙トレイに排出する時間をT3を加えた時間より長い場合、すなわちT1>(T2+T3)の場合、上記のような問題は発生しない。このようなT1、T2、T3の処理時間を満たすMFP5と用紙後処理装置7の組み合わせの場合には、Bの束を作成する場合、処理トレイ12上には用紙Aは存在していない。
近年、MFPの処理速度は非常に高速となり、用紙間隔は非常に短くなっている。この為、T1の時間は非常に短くなっており、T1>(T2+T3)を満足しない場合が発生する。用紙B1が待機トレイ10の位置に搬送されてきた場合、処理トレイ12上にAの用紙束が存在しており(図8)、この場合、用紙束Aが排紙トレイに排出されるまで、用紙B1が処理トレイ12に落下しないようにする必要がある。しかしながら、用紙B1を含め以降の用紙の搬送を遅くしたのでは、MFP5の本来の処理速度が満足出来ないこととなる。
そこで、用紙Aの束が排紙トレイに排出されるまで、以降の用紙を待機トレイ10上に保持しておき(図9)、用紙Aの束が排紙トレイに排出されたのを確認後、待機トレイ10から処理トレイ12に用紙を落下させるようにしている(図10)。この時、横整合板47a、47bの両者の間隔は、用紙Pと略同じ幅になるよう配置されている。従って待機トレイ10から落下される用紙Pは、両側を横整合板47a、47bに規制されて、横方向を整合される。
処理トレイ12に落下された2枚の用紙Pの下側の用紙Pは、矢印s方向と反対方向に回転される下縦整合ローラ38bにより矢印q方向に送られて、用紙P後端をストッパ45に当接して用紙Pの縦方向の整合を完了する。処理トレイ12に落下された2枚の用紙Pの上側の用紙Pは、矢印r方向と反対方向に回転される上縦整合ローラ38aにより矢印q方向に送られて、用紙P後端をストッパ45に当接して用紙Pの縦方向の整合を完了し、この後上縦整合ローラ38aは上方に退避される。
処理トレイ12上に2部目の用紙B1、B2・・・B5が積載されるとステイプラ14は所望の位置にて処理トレイ12上の用紙をステイプルして束状にして用紙束を形成する。この後、上縦整合ローラ38aを用紙束上に降下して、矢印r方向に回転する上縦整合ローラ38a及び矢印s方向に回転する下縦整合ローラ38bにより用紙束を挟持し、第1の排紙トレイ16方向に束搬送され、ステイプル処理を完了する。
上述のように、用紙を適宜、バッファリングすることにより、MFP5の処理速度を落とすことなく、用紙後処理が可能となる。また、待機トレイから処理トレイへの用紙搬送の際、用紙の整列性を乱すことなく、静粛な動作で速やかな動きをすることができるので、用紙後処理のスループットをあげることができる。
さらに、待機トレイ10に傾斜角度θ1を持たせることにより、待機トレイ10上で用紙Pを自重により整合可能となり、先行して載置されていた用紙Pが後続の用紙Pにより押し出される恐れが無く、待機トレイ10上での用紙Pの整合性を高められ、用紙Pのジャムを防止でき、待機トレイ10上の用紙の載置の順番の狂いを防止できる。同様に第1あるいは第2の排紙トレイ16、18に傾斜角度θ2を持たせることにより、第1あるいは第2の排紙トレイ16、18に先行して載置されていた用紙Pあるいは用紙束が後続の用紙Pあるいは用紙束により押し出される恐れが無く第1あるいは第2の排紙トレイ16、18上での用紙Pの整合性を高められ、用紙Pのジャムを防止でき更に第1あるいは第2の排紙トレイ16、18上の用紙Pあるいは用紙束の載置の順番の狂いを防止できる。
上記した実施の形態によれば、複数種類の用紙サイズに合わせた処理速度であっても、バッファリングのタイミングを最適化することができる。
本発明は上記した実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。
なお、本発明において処理トレイに積載された用紙に行う後処理は、ステイプル処理を記載してある。しかしながら、この後処理はステイプルを行う場合に限定されず、例えば用紙にホールパンチ(穴あけ)処理を行うといった後処理でも問題ない。この場合、処理トレイに積載された用紙は、複数枚でなく一枚の用紙であっても何ら問題ない。またそのような後処理機構を有した後処理装置に対しても、本発明は効果を発揮するのは言うまでもない。
本発明の一実施形態に係る用紙後処理装置の要部を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る用紙後処理装置を示す概略構成図である。 本発明の一実施形態に係る用紙後処理装置のステイプラを示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る縦整合ローラを示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るパドルを示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る横整合板及び搬送ベルトを示す概略斜視図である。 本発明の一実施形態に係る待機トレイあるいは排紙トレイ上の用紙が押し出される状態を示す説明図である。 バッファリングのタイミングを説明する説明図である。 バッファリングのタイミングを説明する説明図である。 バッファリングのタイミングを説明する説明図である。
符号の説明
5・・・画像形成装置(MFP)、7・・・用紙後処理装置、10・・・待機トレイ、12・・処理トレイ、14・・・ステイプラ、16・・・第1の排紙トレイ、18・・・第2の排紙トレイ、22・・・入口ローラ、22a・・・上入口ローラ、22b・・・下入口ローラ、24・・・給紙ローラ、26・・・入口ローラモータ、28・・・待機トレイローラ、30・・・待機トレイローラ駆動源、32・・・待機トレイローラモータ、33・・・ベルト、34…待機トレイモータ、36・・・ペーパーパス天井、38a・・・上縦整合ローラ、38b・・・下縦整合ローラ、40・・・縦整合上ローラモータ、42・・・縦整合下ローラモータ、44・・・パドル、45・・・ストッパ、46・・・パドルモータ、47・・・横整合板、48・・・横整合モータ、49・・・ステイプル駆動部、50・・・搬送ベルト、50a・・・送り爪、52・・・ガイド部材。

Claims (5)

  1. 画像形成装置から排出される用紙を次段の搬送路に送る途中でバッファリングさせる待機トレイと、
    前記待機トレイの下方に配置され、前記待機トレイから落下供給される前記用紙及び/又は前記待機トレイを経由せずに前記画像形成装置から排出される前記用紙を積載する処理トレイと、
    前記処理トレイに積載される前記用紙に後処理を行う処理機構と、
    前記処理トレイから排出される後処理終了後の前記用紙を積載する排紙トレイとを具備した用紙後処理装置であって、
    前記待機トレイでのバッファリングは、
    前記処理トレイに用紙が有り、前記待機トレイに用紙が入ってきた場合、バッファリングして用紙を溜めておき、前記処理トレイから後処理を終えた用紙を排出し終わったら、前記待機トレイの用紙を前記処理トレイに落とし、
    前記処理トレイ上の用紙は、画像形成装置からの指示にしたがって、所定枚数まで溜められ、排出指示により又はステイプル指示によりステイプル処理後、前記処理トレイから排出され、前記排紙トレイに送るように制御することを特徴とする用紙後処理装置。
  2. 前記処理トレイに、束となった用紙を前記排紙トレイ方向に送る搬送体が配設され、該搬送体には用紙後端を引っ掛ける束出しの爪を備え、
    前記処理トレイ上に用紙が無いことの判定は、前記束出しの爪が前記排紙トレイ位置まで移動した時とすることを特徴とする請求項1記載の用紙後処理装置。
  3. 前記束出しの爪が前記排紙トレイ位置まで移動した時、前記待機トレイに用紙が有り、かつ次の用紙が前記待機トレイに搬送中でない場合のみ、前記待機トレイの用紙を前記処理トレイに落とす動作をし、
    前記束出しの爪が前記排紙トレイ位置まで移動した時、次の用紙が前記待機トレイを搬送中の場合は、搬送またはバッファリングが完了後に、前記待機トレイの用紙を前記処理トレイに落とす動作を行うように制御することを特徴とする請求項2記載の用紙後処理装置。
  4. 前記画像形成装置からの用紙排出速度が速い場合、2枚以上のバッファリングを行うことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の用紙後処理装置。
  5. 前記画像形成装置からの用紙受け入れ箇所側に、用紙の先端を検知する第1のセンサと用紙の後端を検知する第2のセンサが、前記処理トレイの近傍には、前記処理トレイ上の用紙の有無を検知する第3のセンサが配設されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の用紙後処理装置。
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