JP5226113B2 - 用紙後処理装置及び用紙後処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、複写機、プリンタ、複合機等の画像形成装置から排出される用紙の後処理を行う用紙後処理装置及び用紙後処理方法に関する。
近年、画像形成装置にあっては、画像形成後の用紙をソート、あるいはステイプル処理等の後処理を行うために、画像形成装置本体の排紙部に用紙後処理装置(フィニッシャ)を隣接して設けている。
例えばステイプル処理を行う用紙後処理装置では、複数枚の用紙(用紙束)を整合手段によって整合してステイプル処理を施し、排紙トレイに排出して排紙トレイ上に順次収容し積載するようにしている。また印刷部数が複数部数あってソートする場合は、用紙を排紙トレイに排出する際に、ユーザ側(フロント側)又はリア側にずらして排出するようにしている。
このような用紙後処理装置では、先行する用紙の後処理が終了するのを待って後続の用紙の後処理を行うようにしている。ところで、ステイプル処理等のジョブが終了した用紙は排紙トレイに排出されるが、ステイプルされた用紙を排出した際に、下側にある用紙が上側にある用紙の重みによってカールすることがある。また、用紙サイズが小さい場合も、後処理装置から排出される際にカールすることがある。このため、排紙トレイ上に用紙が積載されたときに、後処理のジョブの種類や用紙サイズの違いによって、用紙が折れ曲がったり、整合性が悪くなるという問題があつた。
尚、排紙した用紙を排紙台上に整然と積載するため、排紙台に工夫を施し用紙の乱れを防止した例が特許文献1に記載されている。
特開2004−155551号公報
従来の用紙後処理装置では、後処理が完了した用紙を排紙トレイに排出する際に、用紙が折れ曲がったり、整合性が悪くなるという問題点があった。また、特許文献1に記載の排紙装置では、用紙の後処理のジョブや用紙サイズが異なることによる整合性の悪化については対処していない。
本発明は、排紙トレイに排出した用紙の乱れを低減して整合性を向上させた用紙後処理装置及び用紙後処理方法を提供することを目的とする。
請求項1記載の本発明は、画像形成装置から供給された用紙に必要に応じて後処理を施して排出する後処理装置であって、前記画像形成装置から供給された用紙を受け入れ、後処理部へ搬送する搬送部と、前記後処理部を経由した用紙を排出口へ導くための用紙排出部と、前記排出口から排出された用紙を積載し、高さ方向に移動可能にした排紙トレイと、前記画像形成装置から供給される用紙サイズに応じて前記排紙トレイの高さ位置を制御し、前記用紙サイズが所定のサイズよりも大きい用紙を処理する第1のモードでは、前記積載された用紙の最上面が前記排出口よりも低くかつ前記排出口から排出された用紙をカールすることなく受け止め可能な第1の高さ位置になり、前記用紙サイズが所定のサイズよりも小さい用紙を処理する第2のモードでは、前記第1の高さ位置よりも前記排出口側に近く、かつ前記排出口から排出された用紙をカールすることなく受け止め可能な第2の高さ位置になるように、可変制御する制御部と、を具備したことを特徴とする。
また、請求項6記載の本発明は、画像形成装置から供給された用紙に必要に応じて後処理を施して排出する後処理方法であって、前記画像形成装置から供給された用紙を受け入れ、後処理部へ搬送し、前記後処理部を経由した用紙を用紙排出部によって排出口へ導き、前記排出口から排出された用紙を排紙トレイに積載し、高さ方向に前記排紙トレイを移動可能にし、前記画像形成装置から供給される用紙サイズに応じて前記排紙トレイの高さ位置を制御し、前記用紙サイズが所定のサイズよりも大きい用紙を処理する第1のモードでは、前記積載された用紙の最上面が前記排出口よりも低くかつ前記排出口から排出された用紙をカールすることなく受け止め可能な第1の高さ位置になり、前記用紙サイズが所定のサイズよりも小さい用紙を処理する第2のモードでは、前記第1の高さ位置よりも前記排出口側に近く、かつ前記排出口から排出された用紙をカールすることなく受け止め可能な第2の高さ位置になるように、可変制御することを特徴とする。
本発明によれば、用紙を排紙トレイに排出する際に、後処理のジョブの種類や、用紙サイズの違いによって排紙位置を制御することにより、排紙トレイ上での用紙の曲がりやバラツキを抑え、整合性の良い用紙後処理装置を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る用紙後処理装置を示す斜視図。 同実施形態に係る用紙後処理装置を示す上面図。 同実施形態に係る用紙後処理装置を示す概略構成図。 同実施形態に係る用紙後処理装置のステイプラを示す斜視図。 同実施形態に係る用紙後処理装置の縦整合ローラを示す斜視図。 同実施形態に係る用紙後処理装置のパドルを示す説明図。 同実施形態に係る用紙後処理装置の待機トレイ及び処理トレイを示す概略斜視図。 同実施形態に係る用紙後処理装置の待機トレイ及び処理トレイを示す上面図。 同実施形態に係る用紙後処理装置の横整合板及び搬送ベルトを示す概略斜視図。 同実施形態に係る用紙排出部の制御系を示すブロック図。 用紙排出時の用紙の曲がりを説明する説明図。 同実施形態に係る用紙排出部における排出動作を説明する説明図。 同実施形態に係る用紙排出部における別の排出動作を説明する説明図。
以下、この発明の一実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。尚、各図において同一箇所については同一の符号を付すとともに、重複した説明は省略する。
図1は本発明の一実施形態に係る用紙後処理装置の要部を示す斜視図、図2は本発明の一実施形態に係る用紙後処理装置の要部の上面図、図3は本発明の一実施形態に係る用紙後処理装置の概略構成を説明する図である。また、図4〜図9は、用紙後処理装置の各部の構成を説明する図である。
図1,図2の各部の具体的な構成及び動作は、図4以降の図面の説明で順次明らかにしていくが、先ず本発明の用紙後処理装置における用紙の処理を、主に図3を用いて説明する。
複写機等の画像形成装置5にて画像形成された用紙Pは、一対の排紙ローラ6から排紙されて、用紙後処理装置7に搬送されてくる。用紙後処理装置7は、図3で示すように、待機トレイ10、処理トレイ12、ステイプラ14、排紙トレイ16、18、ゲートG等を有している。
画像形成装置5の一対の排紙ローラ6から排紙されてくる用紙Pは、用紙後処理装置7の搬入口付近に設けた一対の入口ローラ22で受け取られる。入口ローラ22は、上側のローラ22aと下側のローラ22bから成り、入口ローラモータ26(図1)で駆動される。
入口ローラ22の下流側には、入口ローラ22で受け取られた用紙Pを2つのパス(流れ)に分岐するゲートGが設けられている。ゲートGは断面形状がくさび形をなし、くさび形の尖った部位が入口ローラ22の転動面近傍を向いている。ゲートGは用紙後処理装置7内の側壁部で回動可能に軸支されており、くさび形の尖った部位が上側の入口ローラ22aを指す第1の位置と、下側の入口ローラ22bを指す第2の位置をとる。
第1の位置は、用紙Pに対して後処理を必要とする場合のパスを選択する場合であり、第2の位置は、用紙Pに対して後処理を必要としない場合のパスを選択するものである。
ゲートGが第1の位置にあるとき、用紙Pは第1の給紙ローラ24を介して待機トレイ10に送られる。入口ローラ22から待機トレイ10までの間には用紙Pを第1の給紙ローラ24に導くペーパーパス天井36(図1)が設けられる。第1の給紙ローラ24は上給紙ローラ、下給紙ローラからなる。待機トレイ10は複数の用紙を処理トレイ12での処理が終わるまでの間、一時的に用紙Pを受け取り積載しておくものである。
待機トレイ10の下方には、待機トレイ10上から落下供給される用紙Pを積載する処理トレイ12が配置される。処理トレイ12は、後処理を行う処理機構であるステイプラ14により用紙Pをステイプル処理する間、積載される用紙Pを整合支持する。
待機トレイ10に所定の枚数の用紙が蓄積されると、図7に示すように、待機トレイモータ34(図1)によりトレイ部材10a,10bが、矢印n,m方向に開き、用紙Pは自重により処理トレイ12に落下し、ステイプラ14へ供給される。
ステイプラ14は、図4に示すようにステイプル駆動部49によりu方向にスライドして位置決めされ、ステイプル処理を行う。尚、ステイプラ14は1つだけで構成されるが、図4ではスライドする前とスライド後の状態を示している。処理トレイ12は、待機トレイ10から落下供給される複数枚の用紙Pを搬送方向である縦方向に整合するため、図5,図6に示す上下一対の上縦整合ローラ38aと下縦整合ローラ38bとを有する。
上下縦整合ローラ38a、38bは、ステイプル処理終了後の用紙束Tを挟持して、ステイプラ14から取り出す束搬送ローラを兼用する。上縦整合ローラ38aは縦整合上ローラモータ40により駆動され、下縦整合ローラ38bは縦整合下ローラモータ42により駆動される。又用紙Pが処理トレイ12に落下供給される際に用紙P後端が落下する位置には、処理トレイ12に載置される最上位の用紙Pを縦方向に整合するための回転可能なパドル44が配置される。
パドル44は、図6に示すように処理トレイ12上に落下供給される用紙Pの受け部44a、処理トレイ12上に用紙Pをはたき落とすはたき部44b、処理トレイ12上の用紙Pを整合する送り部44cを有し、パドルモータ46により駆動される。パドル44は、ゴム材からなり弾性を有する。
処理トレイ12のステイプラ14側の端部には、用紙P後端を当接して後端位置を規制するストッパ45が設けられる。処理トレイ12の略中央には、ステイプル処理され、上下縦整合ローラ38a、38bによりステイプラ14から取り出された用紙束Tを第1あるいは第2の排紙トレイ16、18迄搬送する搬送ベルト50が設けられる。搬送ベルト50には、用紙束Tの後端を引っ掛ける送り爪50aが取着されている。
待機トレイ10は、用紙Pを処理トレイ12に落下供給可能である一方、用紙Pを第1あるいは第2の排紙トレイ16、18方向に搬送するためにも使用することができ、排紙トレイ16、18方向への用紙Pの搬送は、用紙Pの整合を行う回転ローラ28を待機トレイ10上の用紙Pに接触して行う。回転ローラ28は、待機トレイローラ駆動源30により上下移動を制御され、モータ32(図2)により回転駆動される。
図3で示すように、待機トレイ10は用紙Pの先端が後端より高くなる状態で用紙Pを支持するために傾斜角度θ1となるよう配置される。排紙トレイ16、18は排紙トレイ駆動部52により昇降されて、いずれかが選択される。排紙トレイ16、18は用紙Pの積載時に昇降して、排紙される用紙Pを受け止める。又排紙トレイ16、18は傾斜角度θ2となるよう配置される。
図7及び図8に示すように待機トレイ10は、その壁面から突出するように形成された一対のトレイ部材10a、10bを備え、用紙Pの幅にスライドした状態で用紙を受け取り用紙Pの両側を支持する。トレイ部材10a、10bには用紙Pの後端を規制する待機ストッパ10c、10dが設けられる。
待機トレイ10は待機トレイモータ34(図2)によりスライド移動される。待機トレイ10から処理トレイ12に達するまでの間には、待機トレイ10上の用紙Pを処理トレイ12に落下供給する際に、用紙Pが、搬送方向と直交する横方向に乱れるのを防止して横整合を行うため、図9に示すように横整合板47a、47bが設けられる。横整合板47a、47bは、横整合モータ48により用紙Pの幅に合わせるようv方向にスライド可能であって、整合位置を変えることができる。
尚、上述した各種の機構を駆動するモータ26,32,34,40,42,46,48や、駆動部49,52は制御回路によって駆動制御される。
次に用紙後処理装置7の作用を用紙の流れに沿って説明する。尚、後処理された用紙は排紙トレイ16又は18のいずれかに排出されるが、以下の説明では排紙トレイ16に用紙を排出する場合を代表例として説明する。
先ず、用紙の後処理をしない場合、画像形成装置5にて画像形成され排紙ローラ6から用紙Pが供給されると、排紙トレイ16は、図3の点線で示す位置又は実線で示す位置にスライド可能であり、待機トレイ10から排紙される用紙Pを受け取り、積載可能になっている。この場合、ゲートGは第1の位置にあり、入口ローラ22からペーパーパス天井36を介して搬送された用紙Pは、給紙ローラ24によって待機トレイ10上に給紙される。次いで用紙Pは、待機トレイ10上に降下され矢印f方向に回転する回転ローラ28により搬送され、排紙トレイ16に排紙される。
次に後処理(ステイプル処理)を行う場合であって、処理トレイ12上に先行する用紙Pがない場合、同じくゲートGは第1の位置にあり、待機トレイ10は、トレイ部材10a、10bを夫々図8の矢印m方向あるいは矢印n方向にスライド移動して、用紙Pの落下供給路を開放する。又横整合板47a、47bは給紙ローラ24から落下される用紙Pの横方向を整合するために、横整合板47a、47bの間が略用紙Pと同じ幅になるよう配置される。これにより、給紙ローラ24により給紙される用紙Pは、待機トレイ10により搬送を邪魔されることなく、直接処理トレイ12上に落下供給される。
落下供給時、上縦整合ローラ38aは上方に退避されていて、パドル44の受け部44aが用紙P後端を受ける。用紙Pの両側は、横整合板47a、47bに接触しながら落下して、横方向を整合される。次いでパドル44は図6の矢印o方向に回転して、受け部44aから用紙P後端を落下し、はたき部44bにより処理トレイ12上にはたき落とす。更にパドル44は、送り部44cにより用紙Pを矢印q方向に送り、用紙P後端をストッパ45に当接して用紙Pの縦方向の整合を完了する。
このようにして、画像形成された用紙Pを順次横方向及び縦方向に整合しながら、給紙ローラ24から直接処理トレイ12に積載する。用紙Pが所定枚数に達したら、ステイプラ14は所望の位置にて処理トレイ12上の用紙Pをステイプルして束状にして用紙束Tを形成する。この後、図6に示すように矢印r方向に回転する上縦整合ローラ38a及び矢印s方向に回転する下縦整合ローラ38bにより用紙束Tを挟持し、排紙トレイ16方向に束搬送する。
用紙束Tの後端は、上下縦整合ローラ38a、38bを通過すると、図5の矢印t方向に回転される搬送ベルト50の送り爪50aに引っ掛けられ排紙トレイ16に向けて束搬送し、その後排出ローラ38cにより排紙トレイ16上に束出しされる。
又排紙トレイ16は傾斜角度がθ2となるよう配置されていて、用紙先端が後端よりも高くなるようにしており、排紙トレイ16に排出された用紙Pは順番が狂うことなく順次排紙トレイ16上に載置される。
次にステイプル処理を行う場合であって、処理トレイ12上に先行してステイプル処理を実行中の用紙Pが残っている場合は、待機トレイ10は、トレイ部材10a、10bが、図8の矢印m方向、n方向と反対方向にスライド移動して、用紙Pを支持可能となっている。又、回転ローラ28は、用紙Pの妨げとならないよう待機トレイ10上方に退避されている。画像形成装置5から排出され給紙ローラ24により供給される用紙Pは、処理トレイ12が空くのを待つために一旦待機トレイ10上に載置される。
待機トレイ10に載置された2枚目以降の用紙Pは、待機トレイ10上に降下し図3の矢印f方向と反対方向に回転される回転ローラ28により待機ストッパ10c、10d方向に送られ、用紙P後端を待機ストッパ10c、10dに当接して縦整合される。更に待機トレイ10は傾斜角度がθ1となるよう配置されていて、用紙先端が後端より高くなっていることから、用紙Pは、自重によっても後端を待機ストッパ10c、10dに当接して縦整合する。
そして処理トレイ12上の先行する用紙Pが排紙トレイ16側に排出されて処理トレイ12が空になると、待機トレイ10は、トレイ部材10a、10bを図8の矢印m方向あるいは矢印n方向にスライド移動する。
これにより待機トレイ10上に待機されていた例えば2枚の用紙Pは、トレイ部材10a、10bの間から処理トレイ12上に落下供給される。このあと用紙Pは、両側を横整合板47a、47bに規制されて、横方向を整合され、図6で説明したように、下縦整合ローラ38bにより矢印q方向に送られて、用紙P後端をストッパ45に当接して用紙Pの縦方向の整合が行われる。同様にして3枚目以降の用紙Pは、トレイ部材10a、10bの間から直接処理トレイ12上に落下供給され、パドル44により先に処理トレイ12上に積載された用紙P上に順次整合される。
処理トレイ12上に積載される用紙Pが所定枚数に達すると、ステイプラ14によりステイプル処理され用紙束Tが形成され、この後用紙束Tは上下縦整合ローラ38a、38bにより排紙トレイ16方向に束搬送され、更に後端が搬送ベルト50の送り爪50aに引っ掛けられて、排紙トレイ16に向けて束搬送され、その後排出ローラ38cにより排紙トレイ16上に束出しされる。
また、用紙をソートする場合は、用紙Pを横整合板47a、47bによって、ユーザ側(フロント側)又はリア側にずらし、印刷部数が複数部数あるときに、排出位置を部数ごとに前後にずらして排出するようにしている。
以上は、用紙後処理装置7の全体の動作を説明したものであるが、次に本発明の特徴部分である排紙トレイ16への用紙排出部の構成について説明する。
用紙排出部は、排紙トレイ16の高さ位置を後処理のジョブの種類、又は用紙サイズに応じて可変するもので、図3で示すように、用紙後処理装置7の排出口70近傍にセンサ71を設け、排紙トレイ16上に排出された用紙の最上面を検出し、このセンサ71の検出結果に応答して排紙トレイ16の高さ位置を規制するようにしている。また、後処理のジョブの種類、又は用紙サイズを判別するため、画像形成装置5に設けた操作部72からの入力状態を検出するようにしている。
図10は、用紙排出部を制御する制御系を示すブロック図である。図10において、81は画像形成装置5の制御を行う制御回路であり、例えばCPUを含むマイクロプロセッサで構成されており、操作部72の操作に応答して画像形成のために各部の制御を行う。操作部72には、後処理のジョブ(例えばステイプル、ソート等)を選択するキー73や、用紙サイズを選択するキー74が備えられており、ユーザが印刷等を行う際に用紙の後処理や、用紙サイズを選択可能にしている。
また、82は用紙後処理装置7の制御を行う制御回路であり、例えばCPUを含むマイクロプロセッサで構成されており、画像形成装置5側の制御回路81と互いに情報の伝達を行い、画像形成の動作と用紙後処理装置7の動作が連携するように、用紙後処理のために各部の制御を行う。また、制御回路82は、排紙トレイ駆動部52に設けた駆動モータ83及び搬送ベルト50を回転する駆動モータ84を制御する。搬送ベルト50には、上述したように用紙束Tの後端を引っ掛ける送り爪50aが取着されており、搬送ベルト50の回転によって送り爪50aは用紙束Tを排出口70に向けて送出する。さらに制御回路82には、センサ71からの検出結果が入力される。
一般的に、排紙トレイ16は、排出口70よりも下側の高さ位置(H1)で待機して、排出された用紙が落下するのを受け止めるようにしているが、例えばステイプル処理された用紙束Tが排出された場合は、図11(a)で示すように用紙束Tの下側にある用紙が上側の用紙の重みによってカールしやすくなる。このため、排紙トレイ16に排出されたときに、カールした用紙が折れ曲がってしまうことがあった。
また、用紙サイズが小さい場合も、図11(b)に示すように、用紙が排出された際にカールしやすくなる。用紙サイズが大きい場合(例えばA3サイズ)は、用紙の先端が排紙トレイ16に当たるため、カールしにくいが、A4サイズやLT、B5等の小さいサイズでは、用紙の先端が排紙トレイ16に当たる前にカールしてしまい、場合によっては表裏が反転してしまうこともあった。
本発明における用紙排出部では、上記した用紙排出時の用紙の曲がり(カール)を防止し、整合性を高めたものである。図12、図13は、制御回路81,82の制御による用紙排出部の動作を説明する動作説明図である。
図12は用紙後処理のジョブとしてステイプル処理が選択されたときの排紙トレイ16の動きを説明するもので、ユーザがキー73を操作してステイプル処理を選択すると、図12(a)に示すように、排紙トレイ16は通常の待機位置(第1の高さ位置:H1)から上昇し、第2の高さ位置に移動する。第2の高さ位置(H2)は、センサ71の位置よりも低い位置にあり、センサ71は用紙の最上面を検出可能な位置に設定される。
図12(a)において、ステイプル処理された用紙束Tは、搬送ベルト50に設けられた送り爪50aに後端が引っ掛けられ、排出時には搬送ベルト50の回転によって送り爪50aが用紙束Tを排出口70に向けて送出する。このとき排紙トレイ16は、第2の高さ位置H2にあるため、排出された用紙束Tの先端が下方にカールしようとしても、排紙トレイ16によって規制され、カールすることなく排出される。
また、送り爪50aが移動して排出口70に近づくと、図12(b)に示すように、排紙トレイ16は一端下降して、送り爪50aが通過する際に排紙トレイ16に衝突するのを防ぐ位置まで下がる。
送り爪50aが排出口70に近づく時間は、制御回路82によって算出可能であり、用紙の排出動作の開始時間と、搬送ベルト50の移動速度をもとに求めることができる。したがって、送り爪50aによる搬出開始後、排出口70に近づいた時点で排紙トレイ16の位置を下げるように制御する。或いは、送り爪50aが排出口70に近づいたことを検出するセンサを設け、その検出結果に応じて排紙トレイ16の位置を下げるようにしても良い。
送り爪50aが回転移動して排紙トレイ16から離れると、図12(c)に示すように、排紙トレイ16が再び上昇し、排出された用紙束Tを受け止め積載する。このとき、センサ71により用紙束Tの上面が検出され、用紙束Tの最上面が第2の高さ位置H2にくる位置で排紙トレイ16を停止させる。したがって、排出された用紙はカールすることなく排紙トレイ16に積載される。
一方、後処理としてソートが選択された場合、用紙は綴じられることなく順に排紙トレイ16に排出されるため、ステイプル処理時のように上側の用紙の重みによって下側の用紙がカールするということはないので、通常の待機位置(H1)で用紙を受け取るようにしている。また、後処理しない標準の処理時も同様に、用紙は一枚ずつ順に排紙トレイ16に排出されるため通常の待機位置(H1)で用紙を受け取るようにしている。
図13は、画像形成装置5から供給される用紙のサイズに応じて、排紙トレイ16の高さ位置を制御する場合の動作説明図であり、小さいサイズ(例えばA4,LT,B5等)の用紙が選択されたときの排紙トレイ16の動きを説明したものである。
ユーザがキー74を操作して例えばA4を選択すると、図13(a)に示すように、排紙トレイ16は通常の待機位置(第1の高さ位置:H1)から上昇し、第2の高さ位置(H2)に移動する。
図13(a)において、用紙束Pは搬送ベルト50に設けられた送り爪50aに後端が引っ掛けられ、排出時には搬送ベルト50の回転によって送り爪50aが用紙Pを排出口70に向けて送出する。このとき排紙トレイ16は、第2の高さ位置H2にあるため、排出された用紙Pの先端が下方にカールしようとしても、排紙トレイ16に当たって規制され、カールすることなく排出される。
また、送り爪50aが移動して排出口70に近づくと、図13(b)に示すように、排紙トレイ16は一端下降して、送り爪50aが通過する際に排紙トレイ16に衝突するのを防ぐ位置まで下がる。
送り爪50aが回転移動して排紙トレイ16から離れると、図13(c)に示すように、排紙トレイ16が再び上昇し、排出された用紙Pを受け止め積載する。このとき、センサ71により用紙Pの上面が検出され、用紙Pの最上面が第2の高さ位置H2にくる位置で排紙トレイ16を停止させ、順次排出されてくる次の用紙を待ち受ける。したがって、排出された用紙はカールすることなく排紙トレイ16に積載される。
一方、A3等の大きいサイズの用紙が選択された場合、用紙の先端がカールする前に排紙トレイ16に当たるため(図11b参照)、用紙がカールするということはないので、通常の待機位置(H1)で用紙を受け取るようにしている。
尚、通常の待機位置(H1)で用紙を受け取る場合も、センサ71によって排紙トレイ16上に排出された用紙の上面が検出され、用紙の最上面が第1の高さ位置H1にくるように排紙トレイ16の位置を制御している。
また、以上の説明では、操作部72の操作内容をもとに後処理のジョブの種類や、用紙サイズを判別する例を述べたが、画像形成装置5とパーソナルコンピユータ(PC)とをネットワーク接続し、PCで作成した文書等を画像形成装置5で印刷するような場合は、PCからの指定状況を画像形成装置5側で把握し、その把握結果をもとに用紙の後処理の種別や、用紙サイズを判別することもできる。
このように、本発明によれば、用紙を排紙トレイに排出する際に、後処理の種別や、用紙サイズによって排紙トレイの位置を制御することにより、用紙の曲がりを抑え、かつ排紙トレイ上での折れ曲がりや用紙のバラツキを抑え、整合性の良い用紙後処理装置を提供することができる。
尚、以上の説明に限定されることなく、特許請求の範囲を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。
5…画像形成装置
7…用紙後処理装置
10…待機トレイ
12…処理トレイ
14…ステイプラ
16,18…排紙トレイ
22…入口ローラ
24…給紙ローラ
38a,b,c…回転ローラ
50…搬送ベルト
50a…送り爪
70…排出口
71…センサ
72…操作部
73,74…選択キー
81,82…制御回路
83,84…駆動モータ
P…用紙
T…用紙束

Claims (6)

  1. 画像形成装置から供給された用紙に必要に応じて後処理を施して排出する後処理装置であって、
    前記画像形成装置から供給された用紙を受け入れ、後処理部へ搬送する搬送部と、
    前記後処理部を経由した用紙を排出口へ導くための用紙排出部と、
    前記排出口から排出された用紙を積載し、高さ方向に移動可能にした排紙トレイと、
    前記画像形成装置から供給される用紙サイズに応じて前記排紙トレイの高さ位置を制御し、前記用紙サイズが所定のサイズよりも大きい用紙を処理する第1のモードでは、前記積載された用紙の最上面が前記排出口よりも低くかつ前記排出口から排出された用紙をカールすることなく受け止め可能な第1の高さ位置になり、前記用紙サイズが所定のサイズよりも小さい用紙を処理する第2のモードでは、前記第1の高さ位置よりも前記排出口側に近く、かつ前記排出口から排出された用紙をカールすることなく受け止め可能な第2の高さ位置になるように、可変制御する制御部と、を具備したことを特徴とする用紙後処理装置。
  2. 前記第1のモードは、用紙サイズがA4よりも大きいサイズの用紙を処理するモードであり、前記第2のモードは、用紙サイズがA4及びそれよりも小さいサイズの用紙を処理するモードであることを特徴とする請求項1記載の用紙後処理装置。
  3. 前記排出口付近に取りつけられ、前記排紙トレイに積載された用紙の最上面を検出するためのセンサをさらに設け、
    前記制御部は、前記第1のモードでは、前記センサの検出結果に基いて前記排紙トレイに積載された用紙の最上面が前記第1の高さ位置にくる位置で前記排紙トレイを待機させ、前記第2のモードでは、前記センサの検出結果に基いて前記排紙トレイに積載された用紙の最上面が前記第2の高さ位置にくる位置で前記排紙トレイを待機させるように制御することを特徴とする請求項1記載の用紙後処理装置。
  4. 前記用紙排出部は、搬送ベルトと、この搬送ベルトに取り付けられ前記用紙を排出口へ送り出す爪部を有し、
    前記制御部は、前記第2のモードでは、前記爪部が前記排出口付近に移動した際に、前記排紙トレイを一旦、前記第2の高さ位置よりも低い位置に移動させ、前記爪部よって用紙が排出された後に再び上昇させることを特徴とする請求項1記載の用紙後処理装置。
  5. 前記画像形成部に、ユーザ操作によって用紙サイズを選択可能な操作部を設け、前記制御部は、前記選択結果に基いて処理する用紙サイズを判別することを特徴とする請求項1記載の用紙後処理装置。
  6. 画像形成装置から供給された用紙に必要に応じて後処理を施して排出する後処理方法であって、
    前記画像形成装置から供給された用紙を受け入れ、後処理部へ搬送し、
    前記後処理部を経由した用紙を用紙排出部によって排出口へ導き、
    前記排出口から排出された用紙を排紙トレイに積載し、高さ方向に前記排紙トレイを移動可能にし、
    前記画像形成装置から供給される用紙サイズに応じて前記排紙トレイの高さ位置を制御し、前記用紙サイズが所定のサイズよりも大きい用紙を処理する第1のモードでは、前記積載された用紙の最上面が前記排出口よりも低くかつ前記排出口から排出された用紙をカールすることなく受け止め可能な第1の高さ位置になり、前記用紙サイズが所定のサイズよりも小さい用紙を処理する第2のモードでは、前記第1の高さ位置よりも前記排出口側に近く、かつ前記排出口から排出された用紙をカールすることなく受け止め可能な第2の高さ位置になるように、可変制御する用紙後処理方法。
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