JPH10316298A - 用紙収納装置および画像形成装置 - Google Patents

用紙収納装置および画像形成装置

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JPH10316298A
JPH10316298A JP9143412A JP14341297A JPH10316298A JP H10316298 A JPH10316298 A JP H10316298A JP 9143412 A JP9143412 A JP 9143412A JP 14341297 A JP14341297 A JP 14341297A JP H10316298 A JPH10316298 A JP H10316298A
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JP9143412A
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Toru Nagatsuma
徹 永妻
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サイズの大きな長尺紙に画像を形成して排出
する時に排紙された長尺紙のあばれや排紙ジャムを防ぐ
ことのできる用紙収納装置および画像形成装置を提供す
る。 【解決手段】 エンジンドライブ50がコントローラ4
0から受け取った印字指令が長尺紙であった場合は、エ
ンジンドライブ50はLCOT20の排紙トレイを最下限ま
で降下させた後に印字動作を行なう。またコントローラ
40から受け取った印字指令が長尺紙ではなかった場合
は、通紙中の印字紙の長さの検知をエンジンドライブ5
0が行い、もしコントローラ40からの設定と異なり長
尺紙であると判断したときはLCOTの排紙トレイを最下限
まで降下させてから印字動作を行なう事によってLCOTの
排紙口と排紙トレイ間の落差を大きくして排紙された長
尺紙のあばれを少なくし且つ排紙された長尺紙の先端の
排紙ローラへの巻き込みを防ぐことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、用紙収納装置およ
び画像形成装置に関し、特に、画像を形成される印字紙
のサイズに応じて排紙方法を変更する用紙収納装置およ
び画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、給紙口及び排紙口を複数有する画
像形成装置の場合、どの給紙口及び排紙口を指定するか
は印字紙毎に装置全体をコントロールするコントローラ
部によって行われ、実際に印字動作を行うエンジンドラ
イブ部はそれに従って動作する。この動作は印字媒体の
種類によらず、例えば印字媒体が不定形サイズの長尺紙
の場合であっても同様である。
【0003】長尺紙については通常はめったに使用され
ることはないが、ごくまれに壁に貼られるスローガンや
式典の際のテーブルに貼られる名前といった用途に使用
される場合がある為、長尺紙にも対応できるプリンタが
必要とされていた。プリンタでこの長尺紙に画像を形成
するためには長尺紙用の給紙口と排紙口を設けることが
必要になる。一般的に不定形サイズの給紙口に関しては
装置の手差し給紙口が使用されているが、画像を形成さ
れた長尺紙が排紙される時には紙がロールしたり、波を
打ったりする排紙トレイ上でのあばれや、排紙ローラに
巻き込まれることによる排紙ジャムを引き起こすのでこ
れを防ぐことが不定型用の排紙口を設置するための課題
となっていた。
【0004】ところで近年の傾向として、ネットワーク
上にプリンタを接続し複数のユーザが1台のプリンタを
共有するケースが多くなり、新規に開発されるプリンタ
では複数人数による大量の排紙に備えて大量排紙ユニッ
ト(以下LCOT)をオプションとして接続可能とできる様
に企画構想が行われる場合が出てきている。
【0005】ここで従来の一般的なLCOTの動作として
は、装置の排紙量を検知し排紙量に応じて徐々に排紙ト
レイを下降させるものが知られている。これはLCOTの排
紙口と排紙トレイとの距離を排紙積載量に応じて変化さ
せることによって、LCOTの排紙口と排紙トレイ上の排紙
がスタックされる位置との落差をほぼ一定に保ち、排紙
スタック性を安定させる為の処置である。
【0006】また、本発明と技術分野が類似する従来例
として、特開昭63−310447号公報の“複写機等
の排紙スタッカ機構”がある。本従来例は、複写機等に
搭載される排出紙の状況を検出する検出機構に関するも
のであり、検出機構が排紙状況の異常を検出した時は検
知機構からの信号によって次の用紙の搬送を停止させる
ことにより印刷物の落丁、ページ違い等を防止すること
を特徴としている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の一般的
なLCOTの動作では定形紙を大量に通紙しスタックさせる
には有効であるが、臨時に長尺紙を通常使用しない給紙
口(手差し給紙)から通紙して排紙トレイに排紙した場
合には種々の問題を生じる。
【0008】例えば、LCOTの排紙口と排紙トレイ間の落
差は定形紙が安定してスタックされる事に対して最適化
された距離である為、長尺紙が排紙される時にはこの落
差が少なすぎて最適な距離では無くこの様な長い紙を通
紙すると多少たりとも排紙後紙はロールしたり波を打っ
たりして排紙トレイ上であばれることになる。
【0009】このあばれの傾向は上記落差が少ない程顕
著になり、甚だしい場合には排紙中に長尺紙の先端が排
紙口付近であばれた挙句排紙ローラに巻き込まれ排紙ジ
ャムを引き起こす可能性があった。
【0010】また、上記従来例では、排紙された印字紙
に異常を検出する毎に装置の動作を中止して異常を取り
除き、検出機構をセットし直さなければならなかった。
これでは操作者が他の作業を行ないたくても装置に付き
っ切りでいなければならず、かなりの生産性の低下がみ
られた。
【0011】本発明は、サイズの大きな長尺紙に画像を
形成して排出する時に、排紙された長尺紙のあばれを減
少させ、かつ排出された長尺紙先端の排紙ローラへの巻
き込みを防ぐことができ、また操作者のオペレーション
ミスにより定型紙を指定したが長尺紙を本装置に通紙し
てしまった場合でも同様の効果を得ることが出来る用紙
収納装置および画像形成装置を提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本発明の用紙収納装置は、画像を形成され排紙され
た用紙を収納する上下に昇降可能な排紙トレイと、排紙
される用紙のサイズを検出する検出手段と、検出手段を
制御する制御手段とを有し、制御手段は、画像形成を施
される用紙の大きさが予め制御手段に設定されている所
定の大きさより大きいことが検出手段によって検出され
ると排紙トレイの位置を通常の用紙収納位置よりも低い
位置に降下させることを特徴としている。
【0013】本発明の画像形成装置は、画像を形成して
出力する画像出力手段と、画像出力手段によって画像を
形成された用紙を収納する上下に昇降可能な排紙トレイ
とを有し、画像出力手段は、操作者により所定のサイズ
の原稿と異なる大きなサイズの用紙に画像を形成する指
示を受けた時は排紙トレイを最下限位置まで降下させて
から排紙動作を行なうことを特徴としている。
【0014】画像形成装置において、画像形成を施す用
紙の大きさを検出する検出手段をさらに備え、画像出力
手段は、検出手段により画像を形成される用紙のサイズ
が所定の大きさよりも大きいことが検出されると排紙ト
レイを最下限位置まで降下させてから排紙動作を行なう
と良い。
【0015】画像出力手段は、検出手段により検出され
る用紙の大きさが予め設定されている所定の大きさより
も大きいとき、用紙は長尺紙であると判断すると良い。
【0016】検出手段は、画像形成装置に他の用途のた
めに設置されているセンサを用いて画像を形成する用紙
のサイズを検出すると良い。
【0017】本発明の画像形成装置は、大量排紙ユニッ
トと、ホストから送られた画像コード及び印字指令に対
して実際に印字されるドット信号を生成するコントロー
ラ部と、印字紙を給紙口から給紙させ、画像形成の動作
を制御して印字させるエンジンドライブ部とを有し、エ
ンジンドライブ部は、コントローラ部からの印字指令が
手差し給紙口から給紙される長尺紙であったときには大
量排紙口の排紙トレイを最下限まで降下させた後に排紙
動作を行なうように制御することを特徴としている。
【0018】画像形成装置において、手差し給紙口から
給紙される印字紙が長尺紙であるか否かの判断をする検
知手段をさらに備え、検知手段によって現在給紙、搬送
中の印字紙が長尺紙であると判断された場合には、エン
ジンドライブ部はコントローラ部からの指示内容に関わ
らず大量排紙ユニットの排紙トレイを最下限まで降下さ
せてから排紙動作を行なうように制御すると良い。
【0019】エンジンドライブ部は、現在給紙搬送中の
印字紙が検知手段を通過する時間の長さを計時すること
によって印字紙が長尺紙であるか否かの判断を行い、印
字紙が検出手段を通過する時間があらかじめ設定された
時間より長かった場合に、その印字紙は長尺紙であると
判断すると良い。
【0020】
【発明の実施の形態】次に添付図面を参照して本発明に
よる用紙収納装置および画像形成装置の実施の形態を詳
細に説明する。図1〜図5を参照すると本発明の用紙収
納装置および画像形成装置の一実施形態が示されてい
る。
【0021】図1は本発明の画像形成装置をレーザプリ
ンタに適用したときの全体の構成を示す構成図である。
図1において10はレーザプリンタ装置本体、1及び2
は給紙カセット、3は手差し給紙口、4は画像形成部、
30は第一排紙口である。また、20は大量排紙ユニッ
ト(以下、LCOTという) 、21はLCOT20の排紙トレ
イ、22はLCOT20の排紙口である。
【0022】給紙カセット1または2には通常のA4や
B5といったサイズの原稿が収められている。手差し給
紙口3には定型サイズの原稿ではなく壁に貼られるスロ
ーガンや式典の際のテーブルに貼られる名前といった不
定型サイズの印字紙が収められている。
【0023】給紙カセット1、2若しくは手差し給紙口
3から給紙された印字紙は、画像形成部4を通過する際
に紙面に画像が形成され、本体第一排紙口30若しくは
LCOT20の排紙口22に排紙される。排紙トレイ21
は、排紙されたトレイ上の積載量に応じて図1の矢印が
示す下向きに降下していき、その結果大量の排紙を受け
入れるキャパシティを持つことができる(一般的に2000
枚程度)。
【0024】また操作者から手差し給紙口3に収められ
た長尺紙を用いて画像を形成せよとの入力を受けると本
装置は手差し給紙口3より用紙を搬送して画像形成部4
で画像を形成してLCOT20の排紙口22より長尺紙を排
紙する。図2は画像を形成された長尺紙をLCOT20より
出力するときの様子を示した図である。図2のようにLC
OT20の排紙トレイ21を長尺紙の長さに合わせて降下
させて排紙を行なうことにより排紙された長尺紙のあば
れを少なくして排紙ジャムを防止することができる。
【0025】本装置は長尺紙等の不定形サイズ紙は手差
し給紙口3から給紙され、またジャム率を低減させる為
に装置内を極力ストレートに搬送する経路つまりLCOT2
0の排紙トレイ21に排紙する様に装置の仕様として設
定されている。
【0026】次に、図3、図4を用いて本装置と各装置
との接続関係と各装置の動作例を説明する。図3は本発
明の画像形成装置をレーザプリンタに適用したときの接
続関係を示す図である。また図4は図3に記載されたエ
ンジンドライブ部の詳細な構成と、このエンジンドライ
ブ部と他の装置との接続関係を詳細に示すブロック構成
図である。
【0027】図3において、5は本装置とネットワーク
を構成しているホストコンピュータであり、40はホス
トコンピュータから入力された画像コード及び印字指令
に対し実際に印字されるドット信号(以下/video
信号)及び以下で説明するエンジンドライブ部50に対
する印字指令を生成するコントローラ部である。50は
コントローラ部40から送られてきた/video信号
及び印字指令に従い実際に装置の動作を制御して、印字
動作を行なうエンジンドライブ部である。20は大量に
印字紙を排紙するためのLCOT20であり、23はLCOT2
0の排紙トレイ21を駆動するための排紙トレイ駆動
部、24はLCOT20の排紙トレイ駆動部23によって駆
動された排紙トレイの上限位置、下限位置を検知するた
めの上/下限検知センサである。
【0028】また図4において、Aは図3に示されたエ
ンジンドライブ50の構成を詳細に示しており、Bは図
3に示された本装置本体の第一排紙口30の構成を示し
ており、Cは図3に示されたLCOT20の排紙トレイ駆動
部23の構成を示してる。またDはLCOT20の上限/ 下
限検知センサであり、Eは印字紙の大きさを測るための
レジストセンサ60である。
【0029】図4のA内に示されたCPU51はB,
C,D,Eの各装置とゲートアレイ56を介して信号の
やり取りを行ないB,C,D,Eの各装置を制御する。
またCPU51はCPUバス55を介してCPU51が
動作を行なうためのプログラムが格納されたROM1
5、CPUがB,C,D,Eの各装置とのデータの書き
込み、読み出しを行なうためのRAM16,コントロー
ラ40との接続を行なうVIDEO I/F 54などと接続して
いる。
【0030】本体に接続されている図4のBの第一排紙
口30は排紙口に印字紙が積載されているかどうかを検
出する満杯検知センサ31、排紙経路を第一排紙口30
に切り替えるためのソレノイド32、第一排紙口30を
駆動するための駆動部33などを有して構成される。
【0031】排紙口として第一排紙口30が指定される
とCPU51は満杯検知センサ31によって排紙口の状
態を検知し、異常なしであると判断すると切り替えソレ
ノイド32によって排紙口を第一排紙口30に切り替え
てから排紙動作を行なう。
【0032】図4のEのレジストセンサ60は本装置の
画像形成処理を行なう位置に印字紙が存在するか否かを
検知する検知センサである。また本装置が排紙動作中に
このレジストセンサ60を印字紙が通過した時間を計時
することによりCPU51は画像形成された印字紙が定
型紙であるか長尺紙であるかの判断をすることができ
る。
【0033】尚、検出手段として上記の方法以外に実際
に印字紙のサイズを検出する方法やどの給紙口から給紙
された印字紙であるのかを検出する方法などを本装置に
適用することもできる。
【0034】図4のCまたはDのLCOT20は本装置とLC
OT20が接続されているか否かを検出するための接続検
知センサ25、LCOT20を駆動するための排紙トレイ駆
動部26、排紙口が満杯であるか否かの検出をするため
の満杯検知センサ27、排紙トレイの上限を検知するた
めの上限検知センサ28、排紙トレイの下限を検知する
ための下限検知センサ29などを有して構成される。
【0035】排紙口としてLCOT20が指定されるとCP
U51は接続検知センサ25によってLCOT20の接続状
況をまず検知する。そして異常なしと判断すると画像を
形成する印字紙の大きさをレジストセンサを用いて測
る。測定の結果、印字紙が定型紙であった場合はそのま
ま排紙動作を行い、印字紙が長尺紙であった場合には下
限検知センサ29を用いて排紙トレイを最下限まで降下
させてから排紙動作を行なう。
【0036】コントローラ部40はホストコンピュータ
5から画像形成を行なう画像が文字、線画なのか網点、
写真なのかを指定する画像コード情報及び印字指令コマ
ンドを入力すると実際に転写紙に画像を形成するときに
用いるドット信号(以下/video信号)とエンジン
ドライブ50に対する印字指令を本装置の仕様に合わせ
て生成し、それを図4に示されたVIDEO I/F 54を介し
てエンジンドライブ50に出力する。この印字指令には
印字媒体の指定、及び排紙口の指定が含まれている。
【0037】エンジンドライブ50はVIDEO I/F を介し
て受け取った/video信号と印字指令に従い、指定
された用紙サイズの用紙を用いて画像を形成し、指定さ
れた排紙口に排紙する。
【0038】ここで、ホストコンピュータ5より排紙口
として装置本体の第一排紙口30が指定された場合は、
エンジンドライブ50は図3中に示された(c)の情報
ラインを介して、第一排紙口30の満杯状況等を満杯検
知センサ31で確認し、排紙動作に際して問題無けれ
ば、図3中に示された(c)の情報ラインを介して装置
本体の第一排紙口30に対して排紙動作制御を開始す
る。
【0039】また、印字紙が定形サイズで排紙口にLCOT
20が指定された場合は、エンジンドライブ50は図3
中に示された(e)及び(f)の情報ラインを介してLC
OT20の接続検知及び排紙トレイの満杯状況等を接続検
知センサ25、満杯検知センサ27を用いて確認し、排
紙動作に際して問題がなければ、図3中に示された
(e)及び(f)の情報ラインを介して排紙トレイ駆動
部26を制御して排紙トレイを上限位置に移動させて、
印字紙の排紙動作を行なう。
【0040】さらに、エンジンボート50は排紙動作中
にレジストセンサ60を用いて印字紙がレジストセンサ
60を通過している時間を測ることにより印字紙が定型
紙であるか長尺紙であるかの確認を行なう。
【0041】上記の動作を行なうことにより操作者が定
型紙を指定したが誤って長尺紙を通紙してしまった場合
でも長尺紙の排紙動作において排紙ジャムを防止するこ
とができる。
【0042】ここでエンジンドライブ50は、LCOT20
の上限センサ28、下限センサ29を駆動させて排紙さ
れ積載された印字紙の最上位置の用紙が常時上限付近に
位置するように排紙トレイの高さを保ちつつ排紙動作を
行なう。
【0043】また、印字紙が長尺紙で排紙口にLCOT20
が指定された場合は、エンジンドライブ50は図3中に
示された(e)及び(f)の情報ラインを介してLCOT2
0の接続検知、満杯状況、及び排紙トレイのポジション
等を接続検知器、満杯検知器、上限/ 下限センサによっ
て確認し、排紙動作に際して問題無ければ、図3中に示
された(e)及び(f)の情報ラインを介して排紙トレ
イ駆動部22を制御して排紙トレイを下限位置に移動
し、長尺紙の排紙を行う。
【0044】次に、図5を用いて本発明の画像形成装置
全体での動作例を説明する。尚この動作を制御する制御
プログラムはエンジンドライブのROMに格納されてい
る。図5は本発明の画像形成装置の動作例を示すフロー
チャートである。
【0045】まず、印字動作開始に先立ちエンジンドラ
イブ部はコントローラ部より印字指令を受信する(ステ
ップS1)。この指令には印字媒体種類の指定給紙口及
び排紙口の指定が含まれている。
【0046】ここで、装置本体の第一排紙口30が指定
された場合(ステップS2/YES)、まず指定された
装置本体の第一排紙口30が満杯かどうかを満杯検知セ
ンサ31が確認する(ステップS3)。
【0047】第一排紙口30が満杯状態でないことが満
杯検知センサ31によって確認されると(ステップS3
/YES),ソレノイド32を用いて第一排紙口30に
排紙路を切り替える(ステップS4)。
【0048】そして印字動作及び排紙動作を行い(ステ
ップS5)、次の印字指令の待機状態になる。
【0049】次に本件の実施例である排紙口にLCOT20
が指定された場合について説明する。
【0050】排紙口にLCOT20が指定され(ステップS
6),且つ印字媒体が長尺紙である場合(ステップS7
/YES),まず接続検知センサによって本装置にLCOT
20が接続されているかどうかの確認を行い、エンジン
ドライブ50がこの事を確認すると切り替えをLCOT側に
セットし(ステップS14),排紙トレイが下限にある
かどうかをチェックする(ステップS15)。
【0051】排紙トレイが下限になかった場合は、下限
になるまで排紙トレイを下降させる(ステップS1
6)。
【0052】排紙トレイが下限まで下がったどうかを下
限センサで確認したら次にLCOT20の排紙口が満杯かど
うかをチェックする(ステップS17)。
【0053】LCOT20の排紙口が満杯状態でなければ
(ステップS18/YES)、長尺紙の印字及び排紙動
作を行い(ステップS19),次の印字指令に備えて待
機状態になる。
【0054】コントローラ部の印字指令がLCOT20を指
定し(ステップS2/NO),且つ長尺紙で無い場合
(ステップS7/NO)、まず接続検知センサによって
本装置にLCOT20が接続されているかどうかの確認を行
い、エンジンドライブ50がこの事を確認すると、満杯
検知センサ27によって排紙口が満杯であるかどうかを
チェックする(ステップS8)。
【0055】排紙可能であると判断すると(ステップS
8/YES)、指定されたLCOT20の排紙口に排紙経路
を切り替える(ステップS9)。
【0056】そして、印字及び排紙動作を行い(ステッ
プS10),動作中に印字紙がレジストセンサを通過し
ている時間(レジストセンサが印字紙によってONしてい
る時間)をカウントする(ステップS11)。
【0057】印字紙がレジストセンサを通過する時間が
予め設定された時間より長かった場合は(ステップS1
2/YES),現在通紙中の印字紙はコントローラ部か
らの指令と異なり長尺紙であると判断し、排紙トレイを
最下限まで下げてから排紙動作を行なう。
【0058】また、予め設定された時間にまでは至って
おらず、レジストセンサがOFF になっていないとき(ス
テップS13/NO)は、印字紙が本装置を通紙中であ
ると判断して、処理をステップS11にもどし、ステッ
プS12において通紙中の印字紙が長尺紙であると判断
されるまで,もしくはステップS13においてレジスト
センサがOFF するまでこの動作を繰り返す。
【0059】また、ステップS13においてレジストセ
ンサが設定時間以内にOFF した場合は通紙中の印字紙は
コントローラ部からの指令通り長尺紙ではなかったと判
断し、LCOT20への排紙動作を行なう。
【0060】さらに、ステップS3,ステップS8,ス
テップS17において満杯検出器によって排出口が満杯
であることが検出されると、その旨を異常ステータスと
してコントローラ部に送信して(ステップS19)、コ
ントローラ部からの次の指示があるまで待機する。
【0061】上記の実施形態によりエンジンドライブ部
がコントローラ部から受け取った印字指令が長尺紙であ
った場合は、エンジンドライブ部はLCOTの排紙トレイを
最下限まで下降させた後に印字動作を行う事によって、
LCOTの排紙口とLCOTの排紙トレイ間の落差を大きくして
排紙された長尺紙のあばれを少なくし且つ排紙された長
尺紙先端の排紙ローラへの巻き込みを防ぎ長尺紙の排紙
に際しての排紙ジャムを防止することができる。
【0062】エンジンドライブ部がコントローラ部から
受け取った印字指令が長尺紙でなかった場合において
も、現在通紙中の印字紙の長さの検知をエンジンドライ
ブ部において行い、それが長尺紙であると判断された場
合はLCOTの排紙トレイを最下限まで下降させた後に印字
動作を行う事によって、LCOTの排紙口とLCOTの排紙トレ
イ間の落差を大きくして排紙された長尺紙のあばれを少
なくし且つ排紙された長尺紙先端の排紙ローラへの巻き
込みを防ぎ、オペレーションミスで長尺紙を通紙しなが
らもコントローラ部への指定を長尺紙としなかった場合
あるいは定形サイズ紙を指定しつつも誤って長尺紙を通
紙してしまった場合においても長尺紙の排紙に際しての
排紙ジャムを防止することができる。
【0063】また長尺紙であるかどうかの判断を行うに
際し特別な検知手段を設ける事無く装置にもともと存在
するレジストセンサを用いて行い、エンジンドライブ部
の制御プログラムの対応のみで検知を可能としているの
で、本機能を実現するにあたりコストアップする事無く
装置の機能を向上させ、ユーザの使い勝手を向上させる
ことができる。
【0064】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
の用紙収納装置は、検出手段により検出された印字紙が
長尺紙であったときには排紙トレイを所定の位置より低
い位置に下げることによって排紙された長尺紙のあばれ
を少なくして、且つ排紙された長尺紙の先端の排紙ロー
ラへの巻き込みを防ぎ長尺紙の排紙に際して排紙ジャム
を防止することを可能とする。
【0065】また、画像形成装置は、操作者から長尺紙
に画像を形成せよとの印字指令を受け取ると、排紙トレ
イを最下限まで下降させた後に印字動作を行う事によっ
て、LCOTの排紙口とLCOTの排紙トレイ間の落差を大きく
して排紙された長尺紙のあばれを少なくし且つ排紙され
た長尺紙先端の排紙ローラへの巻き込みを防ぎ長尺紙の
排紙に際しての排紙ジャムを防止することができる。
【0066】また、操作者のオペレーションミスで長尺
紙を通紙しながらも本装置の設定を長尺紙としなかった
場合あるいは定形サイズ紙を指定しつつも誤って長尺紙
を通紙してしまった場合においても検出手段が印字紙の
大きさを確認することにより長尺紙の排紙に際しての排
紙ジャムを防止することができる。
【0067】さらに、検知手段により画像を形成された
印字紙のサイズが大きいことが分かると画像出力手段が
この印字紙を長尺紙であると判断して操作者の設定とは
異なる動作を行なうことにより排紙される長尺紙のトレ
イ上でのあばれを少なくし且つ排紙された長尺紙先端の
排紙ローラへの巻き込みを防ぎ長尺紙の排紙に際して排
紙ジャムを防止することができ本装置の排紙動作に対す
る信頼性を向上させることができる。
【0068】また長尺紙であるかどうかの判断を行うに
際し特別な検知手段を設ける事無く装置にもともと存在
するレジストセンサを用いて行い、エンジンドライブ部
の制御プログラムの対応のみで検知を可能としているの
で、本機能を実現するにあたりコストアップする事無く
装置の機能を向上させ、ユーザの使い勝手を向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置をレーザプリンタに適用
したときの全体の構成を示す構成図である。
【図2】長尺紙をLCOTに排紙するときの長尺紙の様子を
示す図である。
【図3】本発明の画像形成装置をレーザプリンタに適用
したときの他の装置との接続関係を示す図である。
【図4】図3に記載されたエンジンドライブ部の詳細な
構成と、このエンジンドライブ部と他の装置との接続関
係を詳細に示すブロック構成図である。
【図5】本装置の動作例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 レーザプリンタ 20 LCOT 30 第一排紙口 40 コントローラ 50 エンジンドライブ 60 レジストセンサ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を形成され排紙された用紙を収納す
    る上下に昇降可能な排紙トレイと、 前記排紙される用紙のサイズを検出する検出手段と、 前記検出手段を制御する制御手段とを有し、 前記制御手段は、画像形成を施される用紙の大きさが予
    め制御手段に設定されている所定の大きさより大きいこ
    とが前記検出手段によって検出されると前記排紙トレイ
    の位置を通常の用紙収納位置よりも低い位置に降下させ
    ることを特徴とする用紙収納装置。
  2. 【請求項2】 画像を形成して出力する画像出力手段
    と、 前記画像出力手段によって画像を形成された用紙を収納
    する上下に昇降可能な排紙トレイとを有し、 前記画像出力手段は、操作者により所定のサイズの原稿
    と異なる大きなサイズの用紙に画像を形成する指示を受
    けた時は前記排紙トレイを最下限位置まで降下させてか
    ら排紙動作を行なうことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 画像形成を施す用紙の大きさを検出する
    検出手段をさらに備え、 前記画像出力手段は、前記検出手段により画像を形成さ
    れる用紙のサイズが所定の大きさよりも大きいことが検
    出されると前記排紙トレイを最下限位置まで降下させて
    から排紙動作を行なうことを特徴とする請求項2記載の
    画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記画像出力手段は、前記検出手段によ
    り検出される用紙の大きさが予め設定されている所定の
    大きさよりも大きいとき、前記用紙は長尺紙であると判
    断することを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記検出手段は、前記画像形成装置に他
    の用途のために設置されているセンサを用いて画像を形
    成する用紙のサイズを検出することを特徴とする請求項
    3記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 大量排紙ユニットと、ホストから送られ
    た画像コード及び印字指令に対して実際に印字されるド
    ット信号を生成するコントローラ部と、印字紙を給紙口
    から給紙させ、画像形成の動作を制御して印字させるエ
    ンジンドライブ部とを有し、 前記エンジンドライブ部は、前記コントローラ部からの
    印字指令が手差し給紙口から給紙される長尺紙であった
    ときには前記大量排紙ユニットの排紙トレイを最下限ま
    で降下させた後に排紙動作を行なうように制御すること
    を特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記手差し給紙口から給紙される印字紙
    が長尺紙であるか否かの判断をする検知手段をさらに備
    え、 前記検知手段によって現在給紙、搬送中の印字紙が長尺
    紙であると判断された場合には、前記エンジンドライブ
    部は前記コントローラ部からの指示内容に関わらず前記
    大量排紙ユニットの排紙トレイを最下限まで降下させて
    から排紙動作を行なうように制御することを特徴とする
    請求項6記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記エンジンドライブ部は、現在給紙搬
    送中の印字紙が前記検知手段を通過する時間の長さを計
    時することによって印字紙が長尺紙であるか否かの判断
    を行い、印字紙が前記検出手段を通過する時間があらか
    じめ設定された時間より長かった場合に、その印字紙は
    長尺紙であると判断することを特徴とする請求項7記載
    の画像形成装置。
JP9143412A 1997-05-16 1997-05-16 用紙収納装置および画像形成装置 Pending JPH10316298A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7515871B2 (en) 2005-03-08 2009-04-07 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image forming system
JP2011230930A (ja) * 2011-07-14 2011-11-17 Toshiba Corp 用紙後処理装置及び用紙後処理方法

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