JPH10218381A - 給紙装置 - Google Patents

給紙装置

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JPH10218381A
JPH10218381A JP4163097A JP4163097A JPH10218381A JP H10218381 A JPH10218381 A JP H10218381A JP 4163097 A JP4163097 A JP 4163097A JP 4163097 A JP4163097 A JP 4163097A JP H10218381 A JPH10218381 A JP H10218381A
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paper
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JP4163097A
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Hiroshi Mizusawa
浩 水沢
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像形成速度の低下を防止することができる
給紙装置を得る。 【解決手段】 転写シート搬送通路上において転写シー
トの幅、長さの何れかまたは双方を検知する検知手段1
7、18と、装置本体内部に収容可能で装置本体外に引
き出し可能な複数の給紙トレイ1、2、3、4と、前記
給紙トレイの適正位置の検知手段20とを有する画像形
成装置において、前記転写シートの幅、長さの検知手段
17、18の検知動作は、前記給紙トレイの適正位置の
検知手段20による各給紙トレイ1、2、3、4の出し
入れ動作が検知された後に、その検知されたトレイから
の転写シートの給紙1枚目のみのサイズ検知を行い、前
記各給紙トレイ毎のサイズ検知結果は、本体の記憶手段
38に記憶される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、複写機、プリン
ター、インジェクトプリンター、ファクシミリ(以下
「FAX」という)等の画像形成装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】転写シートに画像を記録する複写機、F
AX等の画像形成装置においては、作業者による装置本
体側でのサイズ指定入力手段を介したサイズ指定に基づ
き、また自動用紙選択機能付複写機においては原稿サイ
ズと同じサイズとし、プリンターにおいてはコンピュー
タやワープロ等の出力命令に基づいて、像担持体に形成
される像の範囲や画像を転写するために供給する転写シ
ートのサイズが決定される。このため、装置本体におい
ては、給紙可能にセットされた転写シートのサイズ認識
手段が必要であり、転写シートを積載する給紙トレイが
複数装着されている場合は、各々の給紙トレイに積載さ
れている転写シートのサイズをあらかじめ認識しておく
必要がある。
【0003】転写シートのサイズ検知手段としては、あ
らかじめ各給紙トレイに積載された転写シートサイズを
入力し、これを画像形成装置本体側記憶装置に記憶させ
る方法がある。例えば、操作パネルにおいて各給紙トレ
イに積載されたサイズをキー入力し、これを本体記憶装
置に記憶させ、作業者に指定や原稿原稿読取装置により
読み取られた原稿サイズに応じて給紙を行う転写シート
サイズ又は給紙トレイを決定する方法である。
【0004】また別の方法としては、給紙トレイに紙サ
イズ設定手段を設け、これを本体認識手段により認識す
る方法がある。例えば、各給紙トレイに使用者が設定変
更可能であり、かつ、自動的に各転写シートサイズに応
じたシートサイズを設定することができる機械的なサイ
ズ設定手段と、本体内に設けられた前記シートサイズ設
定の相異の認識手段とを有し、この認識結果に基づいて
各給紙トレイ内の転写シートサイズを認識する方法であ
る。
【0005】さらに別の方法として、搬送経路上にサイ
ズ検知手段を設け、これにより紙の幅、長さを検知する
ことによりサイズを認識する方法がある。例えば、搬送
経路上に検知センサをシートの幅方向に直線上に複数配
置し、転写シートがセンサ部を通過する際の各センサの
転写シートの認識結果に基づいて、シート幅を認識する
方法で、搬送経路上に設けられたセンサ上を通過するシ
ートの先端が通過してから後端が通過するまでに要した
時間と転写シートの線速から転写シートの長さを演算す
る方法である。この方法によれば、上記紙サイズ検知セ
ンサの設置位置が、紙の搬送路上であって、給紙トレイ
から紙が送り出される直後の位置であれば問題はない。
近年の画像形成装置は通例本体下部に給紙トレイを収容
し、ここから上部に向かって転写シートを搬送する方式
を採用しており、このような構成では、転写シートは上
昇の際に屈曲を余儀なくされる。前記のような検知セン
サは、屈曲に対し検知機能が著しく劣るため、自然と前
記屈曲終了後に配置されることとなる。また、給紙トレ
イが複数存在する場合であっても、各給紙トレイ毎にこ
のような検知手段を設置するのは、コスト増につながる
ため、設置個所は一ヶ所が望ましいが、この場合、少な
くとも最上部の給紙トレイの給紙位置以降の直線搬送路
でなければならない。また、更なるコスト上の制約があ
るとすれば、前記紙の長さを検知するセンサをレジスタ
センサと兼ねたり、幅方向センサを手差し給紙トレイの
幅方向検知と兼ねなければならない事態も想定すること
ができる。この場合、給紙トレイ位置から更に遠い位置
にセンサを配置しなければならないが、下方給紙トレイ
へ行くほど給紙トレイからの距離が更に遠くなることに
なる。
【0006】給紙トレイから上記センサまでの距離が遠
くなれば、当然給紙動作開始が遅くなり、センサに達す
るまでの時間が長くなるため、紙サイズの検知までの時
間が遅くなる。連続給紙を行う場合は、1枚目の転写シ
ートの少なくとも長さが検知できないと、2枚目以降の
転写シートの給紙開始可となる給紙タイミングを知るこ
とができない。すなわち、実際より短い転写シートを想
定して給紙動作を行うと、先に転写された転写シートと
の距離が短過ぎたり、給紙終了前に後の転写シートが供
給される可能性があり、これを嫌って全ての給紙毎に実
際より長い転写シートを想定した場合は、転写シート間
の間隔が長すぎて、画像形成速度の低下を招く。
【0007】上記のように、給紙トレイの位置がセンサ
の位置より遠ざかれば遠ざかるほどに1枚目の紙サイズ
を検知してから2枚目の紙を給紙開始するまでの間隔が
長くなり、画像形成速度が大幅に低下するという問題が
あった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
従来技術の問題点を解消するためになされたもので、給
紙トレイに積載された転写シートのサイズ変更が行われ
た際に、転写シートサイズを認識するための検知、判定
の回数をできるだけ少なくすることにより、画像形成速
度の低下を防止することができる給紙装置を提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に請求項1記載の発明は、転写シート搬送通路上におい
て転写シートの幅、長さの何れかまたは双方を検知する
検知手段と、装置本体内部に収容可能で装置本体外に向
かって引き出し可能な複数の給紙トレイと、前記給紙ト
レイの適正位置の検知手段とを有する画像形成装置にお
いて、前記転写シートの幅、長さの検知手段の検知動作
は、前記給紙トレイの適正位置の検知手段による各給紙
トレイの出し入れ動作が検知された後に、その検知され
たトレイからの転写シートの給紙1枚目のみのサイズ検
知を行い、前記各給紙トレイ毎のサイズ検知結果は、本
体の記憶手段に記憶されることを特徴とする。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の画
像形成装置において、前記転写シートの幅、長さの検知
手段の検知動作は、主電源をONにした後に行うことを
特徴とする。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項2記載の画
像形成装置において、主電源とは別に副電源を有し、主
電源停止時には副電源により給紙トレイのセット検知動
作を行わせ、この情報をもとに転写シートの幅、長さの
検知手段の動作を行うことを特徴とする。
【0012】請求項4記載の発明は、請求項1、2又は
3記載の画像形成装置において、前記転写シートの幅、
長さの検知手段によるサイズ検知結果と設定されたサイ
ズとの比較手段を有し、比較結果が異なっていた場合、
作像を行う際に、転写シートの幅、長さの検知手段の検
知結果を優先することを特徴とする。
【0013】請求項5記載の発明は、請求項1、2又は
3記載の画像形成装置において、前記転写シートの幅、
長さの検知手段によるサイズ検知結果と設定されたサイ
ズとの比較手段を有し、比較結果が異なっていた場合、
その旨を本体に設けた表示手段又は本体に接続されてい
る出力信号発信手段により表示、警告をすることを特徴
とする。
【0014】
【実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明にかか
る給紙装置の実施の形態について説明する。画像形成装
置として図1に示すような複写機を用いて説明する。図
1に示す複写機において、上記方向4段の給紙トレイ
1、2、3、4に積載された転写シートは、各給紙トレ
イに対応して設けられた給紙ローラ5、6、7、8によ
り一枚毎に分離され、各給紙トレイの外側上部に設けら
れた搬送ローラ9、10、11、12の搬送力によっ
て、図中の矢印の方向に向かって搬送経路を通過し、プ
ロセスカートリッジ13の近傍に搬送される。プロセス
カートリッジ13の近傍には、レジストローラ14が設
けられ、転写シートを適正な姿勢に矯正するとともに、
ここで転写シートを一旦停止させ、プロセスカートリッ
ジ13内の像担持体に形成されたトナー像が転写シート
の適正な位置に転写されるように転写シートの搬送タイ
ミングを調整する。搬送タイミングの調整は、レジスト
ローラ14近傍に配置されたレジストセンサ16によ
り、センサ位置での転写シート先端通過タイミングを検
知し、設定された転写シート搬送速度により先端位置を
認識する。
【0015】更に搬送経路上には、図2に示すようにセ
ンサ17−a(A3用)、17−b(B4用)、17−
c(A4用)、17−d(B5用)、17−e(A5
用)、17−f(B6用)からなるシートサイズの幅方
向センサ17が搬送方向と直交する直線上の所定の位置
に設置されており、これらのセンサ上を転写シートが通
過する際に、各センサで転写シートの有無を検知し、検
知した信号の有無で転写シートの幅方向の大きさを検知
するようになっている。ここでは前記センサを定型紙
(A列、B列)の大きさに合わせて適正位置に配置して
おけば、最小センサ数で定型紙の判別が可能となる。ま
た、搬送経路上に設けられたシートサイズの長さ方向セ
ンサ18により、転写シートの先端位置と後端位置の通
過タイミングを読み取り、この検知結果から通過時間と
転写シートの搬送速度により転写シートの長さを演算す
るようになっている。前記検知動作は定型サイズを基に
した不連続なサイズ検知で充分ではあるが、必要に応じ
て不定形サイズに対する連続的なサイズ検知で対応して
もよい。上記各検知センサ16、17、18は各々独立
して配置する必要はなく、例えばレジストセンサ16と
転写シート長さ検知センサ18を兼用したり、更に幅検
知センサ17の一つをレジストセンサ16や転写シート
長さ検知センサ18と兼ねることは、コスト低減に役立
ち、適宜必要に応じて行うことができる。また、センサ
の種類としては、反射型センサや透過型センサ等のよう
なセンサ近傍の物体の有無を検知できるものであれば特
にその方式は問わない。
【0016】図10は、本発明にかかる給紙装置の制御
系統の例を示すブロック図である。CPU等からなる本
体制御手段30には、幅方向センサ17と長さ方向セン
サ18からなるサイズ検出手段31と、レジストセンサ
16とレジストローラ14からなるレジスト調整手段3
2と、給紙ローラ5、6、7、8とサイズ設定手段22
からなる給紙手段33とが接続されている。操作パネル
35上の作像指令手段36又は端末のパソコン39から
作像命令が送られると、転写シートは給紙手段33によ
り一枚毎に分離され、所定の搬送経路を通過し、レジス
ト調整手段32により、転写シートは適正な姿勢に矯正
するとともに、ここで転写シートを一旦停止させ、適正
な位置に転写されるように転写シートの搬送タイミング
を調整する。搬送経路上では、サイズ検出手段31によ
り転写シートの幅方向と長さ方向の大きさを検知する。
この検知したサイズは本体記憶装置38に記憶され、ま
た設定されたサイズと検知したサイズが異なる場合は、
警告表示手段37に表示するようになっている。
【0017】次に請求項1についての実施の形態を説明
する。画像形成装置において給紙トレイ1が装置本体に
対して抜き差しされると、これをセンサ19、20が検
知し、本体が認識する。給紙トレイが抜き差しされる条
件としては、トレイ内の転写シートがなくなり補充する
場合、給紙トレイ内に積載する転写シートのサイズを変
更する場合等が考えられる。また、転写紙の安定搬送の
ために、転写シートの両サイド21及び後端部22をガ
イドにより支える必要があるため、構成上は給紙トレイ
内で異なるサイズの転写シートを同時に積載することは
不可能であるから、トレイ内での転写シートのサイズは
自ずと一種類に統一される。すなわち、各給紙トレイ内
の転写シートのサイズを本体記憶手段が認識、記憶して
いれば、前述したように転写シートの幅方向や長さ方向
のサイズ検知はトレイの抜き差し時にのみ行えば良いこ
ととなる。よって本発明においては、センサ19、20
が前記トレイの抜き差し作業を検知すると、どの給紙ト
レイでその作業が行われたかを本体記憶手段に記憶さ
れ、その後、給紙トレイに対し給紙命令がされると、最
初の一枚目のみ前記のシート幅検知17と、シートの長
さ検知18が働き、シートサイズが判断される。検知さ
れたシートサイズは、本体記憶装置に各給紙手段に対応
して記憶される。その後、2枚目以降及び次の給紙命令
に関しては、この記憶結果に基づき各給紙トレイの転写
シートサイズが判断され、これに応じて適切な給紙タイ
ミング、画像形成動作等が行われる。
【0018】なお、図3のように各給紙トレイ1、2、
3、4の奥の側壁面にリブ19を設け、複写機本体内部
の対応する位置に、これと合致するように透過センサ2
0等を設け、前記給紙トレイが適正な位置にセットされ
たとき、各々の給紙トレイの内の転写シートが給紙可能
かどうかを複写機本体が認識できるようになっている。
【0019】図5は、請求項1についての動作例を示す
フローチャートである。給紙装置に給紙命令が入った場
合(S1)、給紙トレイのどれかが装置本体に対して抜
き差しされたかどうかを確認する(S2)。もし抜き差
しされた給紙トレイに対して給紙指令が出された場合は
(S3)、そのトレイの給紙一枚目のサイズ検知を行う
(S4)。そしてサイズを記憶し(S5)、検知された
サイズに応じて適正な条件で作像をし(S6)、その給
紙トレイからの2枚目以降は、記憶したサイズに基づ
き、適正な給紙タイミングで作像する(S7)。
【0020】次に請求項2記載の発明の実施の形態を説
明する。本願発明にかかる給紙装置において、上述した
ように給紙トレイに積載された転写シートのサイズの変
更を検知するためには、給紙トレイの抜き差し動作に応
じて、前記サイズ検知センサを動作すれば十分である。
しかし、電源がOFF状態で給紙トレイの抜き差し動作
がされた場合には、この検知だけでは不十分であり、主
電源がONされた後においても給紙サイズ検知動作が必
要な場合がある。そこで、請求項2記載の発明の実施の
形態では、主電源がONされた後に転写シートの幅、長
さの検知動作を行うようになっている。
【0021】図6は、請求項2についての動作例を示す
フローチャートである。給紙装置に給紙命令が入った場
合(S1)、主電源のON/OFF動作がされたかどう
かを確認する(S2)。もし主電源のON/OFF動作
が確認されなかった場合は、給紙トレイのどれかが装置
本体に対し手抜き差しされたかどうかを確認する(S
3)。もし抜き差しされていた場合は(S4)、そのト
レイの給紙一枚目のサイズ検知を行う(S5)。そして
サイズを記憶し(S6)、検知されたサイズに応じた適
正な条件で作像をし(S7)、その給紙トレイからの2
枚目以降は、記憶したサイズの情報に基づき、適正なタ
イミングと作像条件で作像する(S8)。ステップS2
において、主電源ON/OFF動作が確認できた場合
は、ステップS5にジャンプして、そのトレイの給紙一
枚目に対しサイズ検知を行う(S5)。そしてサイズを
記憶し(S6)、検知されたサイズで作像をし(S
7)、2枚目以降は、記憶したサイズに基づき、適正な
タイミングで作像する(S8)。
【0022】次に請求項3記載の発明の実施の形態を説
明する。本実施の形態の複写機は、複写機の他に例えば
FAX機能を備えた画像形成装置であり、本体装置の動
作を行うための主電源とこれとは別に、夜間等において
本体電源OFF時に受信したFAX画像を記憶するため
の記憶装置用の副電源を備えている。この他にも副電源
は、排気ファン動作用、トレイ内の転写シートの除湿ヒ
ータの動作用、光学系の結露防止ヒータ用等の電源とし
て使用されることが考えられる。本実施の形態において
は、前記給紙トレイのセット検知手段は、その電源を前
記副電源に依拠していて、主電源停止時には副電源によ
り給紙トレイのセット検知動作を行わせ、この検知情報
をもとに転写シートの幅、長さの検知手段の動作を行わ
せる。なお、前記請求項2の実施の形態で、主電源がO
FFになった場合でも、副電源がONである場合に、給
紙トレイの開閉動作を検知しない場合は、紙サイズ検知
は行わない。
【0023】図7は、請求項3についての動作例を示す
フローチャートである。給紙装置に給紙命令が入った場
合(S1)、主電源のON/OFF動作がされたかどう
かを確認する(S2)。もし確認できなかった場合は、
以下は図5のフローチャート1と同様である。主電源の
ON/OFF動作を確認できた場合は、そのトレイの給
紙一枚目に対しサイズ検知を行う(S5)。そしてサイ
ズを記憶し(S6)、検知されたサイズに応じた適正な
条件で作像をし(S7)、2枚目以降は、記憶したサイ
ズに基づき、適正な給紙タイミング及び作像条件で作像
する(S8)。
【0024】次に請求項4記載の発明の実施の形態を説
明する。各給紙トレイには図4に示すように、作業者が
任意に設定可能な転写シートサイズ設定手段22とこれ
を検知する検知手段23からなるトレイペーパーサイズ
検知機構を有している。給紙トレイのペーパーサイズ
は、トレイの正面の右側に設けられている4連のプッシ
ュスイッチからなるサイズ設定手段22によりに設定さ
れ、これに対応するように設置されたサイズ検知板23
により認識される。作業者がトレイに積載する転写シー
トサイズに応じて設定を変更し、本体の検知手段23が
これを検知することで、少なくとも主電源ON直後や給
紙トレイ開閉検知直後は、本体制御装置は各給紙トレイ
の転写シートのサイズを図4に示す表のような4ビット
構成のプッシュスイッチの検知結果に基づいて認識し、
各種の転写シートのサイズに応じて適切な給紙タイミン
グで給紙動作を行う。サイズの設定方法としては、キー
入力等で作業者が適宜サイズを入力し、本体記憶装置に
記憶させる手段を用いてもよい。
【0025】図8は、請求項4についての動作例を示す
フローチャートである。給紙装置に給紙命令が入った場
合(S1)、主電源のON/OFF動作がされたかどう
かを確認する(S2)。もし確認できなかった場合は、
給紙トレイのどれかが装置本体に対して抜き出しされた
かどうかを確認する(S3)。その抜き出しされていた
給紙トレイに給紙命令がきた場合(S4)、そのトレイ
の給紙一枚目のサイズ検知を行う(S5)。そしてその
サイズが設定されたサイズと同じかどうかを判断し(S
6)、同じであるならその給紙トレイのサイズを記憶し
(S8)、検知されたサイズに応じた適正な条件で作像
をし(S9)、その給紙トレイからの2枚目以降は、記
憶したサイズの情報に基づき、適正な給紙タイミングと
作像条件で作像する(S10)。ステップS6におい
て、検知サイズが設定サイズと異なる場合は、検知され
たサイズを正しいサイズと認識し(S7)、ステップS
8以下の動作を行う。
【0026】次に請求項5記載の発明の実施の形態を説
明する。請求項4の実施の形態のような給紙トレイにサ
イズ設定手段を設けた画像形成装置で、前記のようにト
レイの設定とセンサによる検知結果が不一致となった場
合、その旨を警告する表示を操作パネルの表示手段によ
り行う。ここで警告表示を見た作業者は、前記トレイの
サイズ設定の変更を行う。警告を行う際に、請求項4の
実施の形態のようにそのまま画像形成を行うか、本体動
作を停止し、作業者に設定変更動作を促すかは任意であ
る。
【0027】図9は、請求項5についての動作例を示す
フローチャートである。給紙装置に給紙命令が入った場
合(S1)、主電源のON/OFF動作がされたかどう
かを確認する(S2)。確認できた場合は、ステップS
5へ行く。もし確認できなかった場合は、給紙トレイの
どれかが装置本体に対して抜き差しされたかどうかを確
認する(S3)。その抜き差しされた給紙トレイに給紙
命令がきた場合(S4)、そのトレイの給紙一枚目のサ
イズ検知を行う(S5)。そしてそのサイズを、設定さ
れたサイズと比較し(S6)、異なっていた場合は装置
本体を停止し(S7)、警告表示をする(S8)。ステ
ップS6で、検知されたサイズが設定されたサイズと同
じであるならば、その給紙トレイのサイズを記憶し(S
9)、検知されたサイズに応じた適正な条件で作像をし
(S10)、その給紙トレイから2枚目以降は、記憶し
たサイズに基づき、適正な給紙タイミング及び作像条件
で作像する(S11)。
【0028】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、転写シー
ト搬送通路上において転写シートの幅、長さの何れかま
たは双方を検知する検知手段と、装置本体内部に収容可
能で装置本体外に向かって引き出し可能な複数の給紙ト
レイと、前記給紙トレイの適正位置の検知手段とを有す
る画像形成装置において、前記転写シートの幅、長さの
検知手段の検知動作は、前記給紙トレイの適正位置の検
知手段による各給紙トレイの出し入れ動作が検知された
後に、その検知されたトレイからの転写シートの給紙1
枚目のみのサイズ検知を行い、前記各給紙トレイ毎のサ
イズ検知結果は、本体の記憶手段に記憶されるため、転
写紙の搬送経路での転写シートサイズ検知及びこれに対
応した各種条件の設定動作を給紙トレイの開閉に合わせ
て行うことで、転写シートサイズの検知回数を少なくす
ることができ、センサと給紙トレイが遠い場合に、転写
シートサイズを検知して、この検知結果に応じた給紙タ
イミングを設定するまでに発生する転写シート間の間隔
の発生回数を最小限に低減できるため、画像形成速度の
低下を防止することができる。
【0029】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の画像形成装置において、前記転写シートの幅、長さ
の検知手段の検知動作は、主電源をONにした後に行う
こととしたため、主電源のON時においても確実にサイ
ズ検知を行うことができる。
【0030】請求項3記載の発明によれば、請求項2記
載の画像形成装置において、主電源とは別に副電源を有
し、主電源停止時には副電源により給紙トレイのセット
を検知し、この情報をもとに転写シートの幅、長さの検
知手段の動作を行うこととしたため、転写シートサイズ
の検知回数をより少なくすることが可能となり、画像形
成速度の低下を防止することができる。
【0031】請求項4記載の発明によれば、請求項1、
2又は3記載の画像形成装置において、前記転写シート
の幅、長さの検知手段によるサイズ検知結果と設定され
たサイズとの比較手段を有し、比較結果が異なっていた
場合、作像を行う際に、転写シートの幅、長さの検知手
段の検知結果を優先するようにしたため、作業者が転写
シートサイズの設定を忘れた場合でも、積載された転写
シートに合わせた適正な画像形成を行うことができる。
【0032】請求項5記載の発明によれば、請求項1、
2又は3記載の画像形成装置において、前記転写シート
の幅、長さの検知手段によるサイズ検知結果と設定され
たサイズとの比較手段を有し、比較結果が異なっていた
場合、その旨を本体に設けた表示手段又は本体に接続さ
れている出力信号発信手段により表示、警告をするよう
にしたため、前記設定手段とセンサによる検知結果が異
なった場合には、表示手段によりこれを表示することで
作業者が設定ミスを容易に知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる給紙装置を適用することができ
る複写機の例を示す側面図である。
【図2】本発明にかかる給紙装置に適用することができ
るセンサの配置を示す平面図である。
【図3】本発明にかかる給紙装置に用いることができる
トレイの例を示す斜視図である。
【図4】本発明にかかる給紙装置に適用可能なトレイペ
ーパサイズ検知機構の例を示す斜視図である。
【図5】本発明にかかる給紙装置の動作例を示すフロー
チャートである。
【図6】本発明にかかる給紙装置の別の動作例を示すフ
ローチャートである。
【図7】本発明にかかる給紙装置のさらに別の動作例を
示すフローチャートである。
【図8】本発明にかかる給紙装置のさらに別の動作例を
示すフローチャートである。
【図9】本発明にかかる給紙装置のさらに別の動作例を
示すフローチャートである。
【図10】本発明にかかる給紙装置の制御系の例を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
1 給紙トレイ 2 給紙トレイ 3 給紙トレイ 4 給紙トレイ 16 レジストセンサ 17 幅検知手段 18 長さの検知手段 20 給紙トレイの適正位置の検知手段 26 装置本体 37 表示手段 38 本体の記憶手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 転写シート搬送通路上において転写シー
    トの幅、長さの何れかまたは双方を検知する検知手段
    と、装置本体内部に収容可能で装置本体外に向かって引
    き出し可能な複数の給紙トレイと、前記給紙トレイの適
    正位置の検知手段とを有する画像形成装置において、 前記転写シートの幅、長さの検知手段の検知動作は、前
    記給紙トレイの適正位置の検知手段による各給紙トレイ
    の出し入れ動作が検知された後に、その検知されたトレ
    イからの転写シートの給紙1枚目のみのサイズ検知を行
    い、前記各給紙トレイ毎のサイズ検知結果は、本体の記
    憶手段に記憶されることを特徴とする給紙装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像形成装置において、
    前記転写シートの幅、長さの検知手段の検知動作は、主
    電源をONにした後に行うことを特徴とする給紙装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の画像形成装置において、
    主電源とは別に副電源を有し、主電源停止時には副電源
    により給紙トレイのセット検知動作を行わせ、この情報
    をもとに転写シートの幅、長さの検知手段の動作を行う
    ことを特徴とする給紙装置。
  4. 【請求項4】 請求項1、2又は3記載の画像形成装置
    において、前記転写シートの幅、長さの検知手段による
    サイズ検知結果と設定されたサイズとの比較手段を有
    し、比較結果が異なっていた場合、作像を行う際に、転
    写シートの幅、長さの検知手段の検知結果を優先するこ
    とを特徴とする給紙装置。
  5. 【請求項5】 請求項1、2又は3記載の画像形成装置
    において、前記転写シートの幅、長さの検知手段による
    サイズ検知結果と設定されたサイズとの比較手段を有
    し、比較結果が異なっていた場合、その旨を本体に設け
    た表示手段又は本体に接続されている出力信号発信手段
    により表示、警告をすることを特徴とする給紙装置。
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