JP2002255369A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002255369A
JP2002255369A JP2001058602A JP2001058602A JP2002255369A JP 2002255369 A JP2002255369 A JP 2002255369A JP 2001058602 A JP2001058602 A JP 2001058602A JP 2001058602 A JP2001058602 A JP 2001058602A JP 2002255369 A JP2002255369 A JP 2002255369A
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Japan
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paper
detecting
image forming
paper surface
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JP2001058602A
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Kohei Ishikawa
公平 石川
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Canon Aptex Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カールしているシートを使用しても最適な給
紙処理を行うことのできる画像形成装置を提供する。 【解決手段】 昇降自在なシート積載手段601の上昇
に伴って上昇するシート602の位置を複数の検知手段
1013,1018,1020により順次検知する一
方、制御手段はシート602のカール方向に関する情報
を設定する情報設定手段により設定されたカール方向情
報に基づき複数の検知手段1013,1018,102
0のうちの1つ検知手段を予め決定する。そして、制御
手段は複数の検知手段1013,1018,1020か
ら順次入力される検知信号のうち予め決められている1
つの検知手段からの検知信号に基づきシート給送動作を
制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置に関
し、特に昇降自在なシート積載手段と、このシート積載
手段の上方に配されたシート給送手段とを備えた給紙部
を具備したものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の画像形成装置においては、シート
を積載する昇降自在なシート積載手段と、シート積載手
段の上方に配され、所定の位置に上昇したシート積載手
段に積載されたシートを送り出すシート給送手段とを備
えた給紙部を具備したものがある。
【0003】そして、このような画像形成装置の一例で
ある記録装置では、シート積載手段に積載されたシート
の最上面の位置(以下、紙面位置という)を検出するた
めの紙面検知センサを設け、この紙面検知センサにより
検出した紙面位置を基準として給紙処理を行っていた。
さらに、最近では記録するシートの種類やサイズ等のパ
ラメータにより、給紙関係の制御方法を変更することで
給紙性能を向上させるようにしている。
【0004】図14は、このような従来の記録装置の給
紙部の構成を示す図であり、この給紙部は複数枚のシー
トである用紙114を積載して昇降自在なシート積載手
段である積載トレイ115、給紙可能な紙面の高さ(位
置)を検知する紙面検知フラグ112a及び紙面検知セ
ンサ112bとを有する紙面検知部113を備えてい
る。
【0005】さらに、この給紙部は、積載トレイ115
の上方に配置されたシート給送手段である給紙ローラ1
11、給紙ローラ111を上下させる為の給紙ソレノイ
ド110、給紙ローラ111と同期して駆動され、給紙
された用紙114を搬送する給紙搬送ローラ108,1
09、給紙搬送ローラ108,109の下流に位置し、
用紙114の通過を検知するフラグ106及び用紙通過
センサ107、フラグ106の下流に位置するシャッタ
103、シャッタ103を固定する為のバネ105、シ
ャッタ103を上下させる為のシャッタソレノイド10
4を備えている。
【0006】そして、用紙114を給送する場合は、給
紙ソレノイド110をOFFとして給紙ローラ111を
下降させると共に回転させることにより、用紙114を
分離板116に押し当てて積載されている用紙114の
最上位の用紙114aを分離し、この後、この最上位の
用紙114aを搬送ベルト100により不図示の記録部
に搬送するようにしている。
【0007】なお、シャッタ103は最上位の用紙11
4aの斜行を防止する機構であり、用紙114aの先端
が用紙通過フラグ106を通過した時点から一定時間が
経過するまで用紙114aをシャッタ103に押し付け
た後、シャッタ103を上昇させることにより、用紙1
14aの斜行を防止するようにしている。
【0008】一方、図15は、このような構成の従来の
給紙部における印字前に行う前処理を示すフローチャー
トであり、給紙動作を行う前には、まず積載トレイ11
5の最上位の用紙114aを給紙可能位置にセットする
為、積載トレイ115を上昇させ(S200)、紙面検
知センサ112bにより最上位の用紙114aの紙面を
検知すると(S201のY)、積載トレイ115を停止
させる(S202)。この後、給紙ソレノイド110を
ONにして給紙ローラ111を上昇させ(S203)、
給紙搬送ローラ108,109、給紙ローラ111をそ
れぞれ回転させる。
【0009】また、図16は給紙部における印字時の処
理を示したフローチャートである。本処理が起動される
と、まず印字枚数カウントKとして、例えば10(枚)
をセットする(S300)。次に、シャッタソレノイド
104をOFFにし、シャッタ103を下降させ、リト
ライ回数カウントMとして、例えば3(回)をセットす
る(301)。
【0010】次に、紙面検知センサ112bで紙面を検
知しているか否かを判断し(S317)、検知していな
い場合には(S317のN)、紙面検知センサ112b
で紙面を検知するまで積載トレイ115を上昇させる
(S318)。次に、紙面検知センサ112bが紙面を
検知すると(S317のY)、給紙ソレノイド110を
OFFにして回転している給紙ローラ111を下降さ
せ、リトライ時間カウントNとして、例えば1000
[msec]をセットする(S302)。
【0011】この後、用紙通過センサ107が用紙11
4aの先端を検知してONとなると(S303のY)、
給紙ソレノイド110をONにして給紙ローラ111を
上昇させると共にシャッタカウントLとして用紙114
aの斜行防止に必要な時間、例えば2000[mse
c]をセットする(S304)。
【0012】なお、用紙通過センサ107が用紙114
の先端を検知せず(S303のN)、リトライ時間カウ
ントNが0になると(S312,S313のY)、リト
ライ回数カウントMが0になるまでは(S315の
N)、給紙ソレノイド110をONにして給紙ローラ1
11を上昇させてリトライを行う。また、このようにリ
トライを繰り返した後、リトライ回数カウントMが0に
なると(S314,S315のY)、印字処理はエラー
終了する。
【0013】一方、シャッタカウントLとして2000
[msec]をセットした後、シャッタカウントLが0
になると(S305、S306のY)、即ち斜行を防止
するのに必要な時間が経過すると、シャッタソレノイド
104をONにしてシャッタ103を上昇させ(S30
7)、用紙114aを搬送させる。
【0014】この後、用紙通過センサ107が用紙11
4aの後端を検知してOFFとなると(S308の
Y)、残り印字枚数が存在する場合は(S309,S3
10のN)、再度給紙処理を行う。また、残り印字枚数
が0となり、印字枚数カウントKが0となった場合は
(S310のY)、シャッタ103と搬送ローラ111
を下降させ、給紙搬送ローラ108,109と給紙ロー
ラ111を停止させる(S311)。
【0015】なお、このような処理に用紙114の種類
やサイズによりリトライ回数カウントM、リトライ時間
カウントN、シャッタカウントL等のカウント値を変更
する処理を追加ことで、給紙性能を向上させることが可
能となる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
処理を行う従来の記録装置において、紙面位置を検出す
るため給紙部に設けられている紙面検知センサ112b
は1個のみであり、したがって給紙制御の基準となる紙
面位置は常に同じであった。
【0017】ところが、このように紙面位置を1個の紙
面検知センサ112bにより検知するようにした場合、
例えば図17に示すように積載している用紙114が上
側にカールしているときには、給紙ローラ111が最上
位の用紙114aに所定圧で圧接することができる所定
位置に積載トレイ115が到達する前に、紙面位置を紙
面検知センサ112bが検知するようになる。
【0018】そして、このように所定位置に積載トレイ
115が到達する前に紙面位置を紙面検知センサ112
bが検知し、このタイミングでシート給送動作を開始す
ると、給紙ローラ111が最上位の用紙114aに所定
圧で圧接することができず、最上位の用紙114aを給
紙することが出来ない。
【0019】また、例えば図18に示すように用紙11
4が下側にカールしているときには、積載トレイ115
が所定位置に到達し、給紙ローラ111が最上位の用紙
114aに所定圧で圧接しても紙面検知センサ112b
が紙面位置を検知することができない。
【0020】そして、このように給紙ローラ111が最
上位の用紙114aに所定圧で圧接しても紙面検知セン
サ112bが紙面位置を検知することができない場合に
は、積載トレイ115が更に上昇し、紙面位置を紙面検
知センサ113が検知するときには、給紙ローラ111
が用紙114に所定圧以上で圧接するようになり、この
結果、積載されている上位の複数枚を一度に給紙してし
まい用紙詰まりが発生してしまう。
【0021】このように、カールした用紙114を使用
した場合、最適な給紙処理を行うことのできる紙面位置
を検知することができず給紙不良が発生する。このた
め、カールした用紙114を使用することができない、
或いは使用する場合には、用紙のカールの方向に応じて
紙面位置をオペレータが調整する等の処置を行う必要が
あるという問題があった。
【0022】そこで、本発明はこのような現状に鑑みて
なされたものであり、カールしている用紙(シート)を
使用しても最適な給紙処理を行うことのできる画像形成
装置を提供することを目的とするものである。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明は、昇降自在なシ
ート積載手段と、前記シート積載手段の上方に配され、
所定の位置に上昇した前記シート積載手段に積載された
シートを送り出すシート給送手段とを備えた給紙部を具
備した画像形成において、前記シート積載手段の上昇に
伴って上昇するシートの位置を順次検知する複数の検知
手段と、前記シートのカール方向に関する情報を設定す
る情報設定手段と、前記複数の検知手段から順次入力さ
れる検知信号のうち予め決められている1つの検知手段
からの検知信号に基づいてシート給送動作を制御する制
御手段と、を備え、前記制御手段は情報設定手段により
設定されたカール方向情報に基づき前記複数の検知手段
のうちの1つ検知手段を予め決定することを特徴とする
ものである。
【0024】また本発明は、前記シートが上カールして
いる場合は前記複数の検知手段のうちカールが無いとき
よりも上方のシート位置を検知する検知手段を用い、前
記シートが下カールしている場合は前記複数の検知手段
のうち下方のシート位置を検知する検知手段を用いるこ
とを特徴とするものである。
【0025】また本発明は、前記情報設定手段は、装置
本体に設けられた操作部であることを特徴とするもので
ある。
【0026】また本発明は、前記情報設定手段は、装置
本体に接続される他の装置であることを特徴とするもの
である。
【0027】また本発明は、前記制御手段は、前記シー
ト給送手段が正常にシートを送り出すことができない場
合には再給送動作を行い、かつ前記再給送動作の際の制
御方法は前記予め決定された検知手段に応じて異なるこ
とを特徴とするものである。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0029】図1は、本発明の第1の実施の形態に係る
画像形成装置の一例である記録装置とパーソナルコンピ
ュータとの接続図であり、同図において、600は長尺
のラインヘッドを用いたインクジェット方式によるカラ
ーカード記録装置(以下、記録装置という)、604は
プリンタケーブル605を介して記録装置600に接続
された他の装置であるパーソナルコンピュータ(以下、
PCという)である。
【0030】また、607は記録装置600の表示部、
607は各種設定等を行う操作部である。なお、601
は記録装置600のシート積載手段である積載トレイ、
603は排紙トレイであり、積載トレイ601にはシー
トである葉書や名刺の様なカット紙、封筒等の用紙60
2がセットされ、排紙トレイ603には印刷後の用紙6
06が積載されている。
【0031】一方、この記録装置600は、図2に示す
ように画像を形成する印刷部700、積載トレイ601
にセットされた用紙602を印刷部700に給紙する給
紙部706、印刷部700で印刷された用紙602を排
紙トレイ603に排出する排紙部704を備えている。
【0032】なお、印刷部700は、画像形成信号に応
じてイエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの各インク
カセット705内のインクを吐出する各色ヘッド701
を保持したヘッドユニット702を備えており、このヘ
ッドユニット702(ヘッド701)によりイエロー、
シアン、マゼンタ、ブラックの各色インクを、搬送ベル
ト703上を搬送している用紙表面に吹き付けて画像が
形成される。
【0033】一方、図3は、情報設定手段であるPC6
04から送信するコマンド体系構造を示すものである。
なお、本実施の形態において使用するコマンドとして
は、印字する用紙602の種類を設定する用紙設定コマ
ンド800、印刷データの基準となる設定が存在するフ
ォーマットコマンド801、プリントメモリに描画する
印刷データのデータ部805、印刷データの属性を示す
属性部802、803,804を有する描画コマンド、
印刷データの終了を示し印字を開始する印字開始コマン
ド806が存在する。
【0034】そして、これらのコマンドを、例えば図4
に示す印刷コマンド送信例809の順番に送信する。な
お、図3に示すように用紙設定コマンド800には、印
字する用紙種類を示すパラメータ807と、用紙サイズ
を示すパラメータ808と、紙面選択を示すパラメータ
810とがあり、紙面選択を示すパラメータ810によ
り給紙動作の基準となる紙面位置を選択するようになっ
ている。
【0035】また図5は、記録装置600の制御ブロッ
ク図であり、同図において、900は制御手段であるM
PU(マイクロプロセッサ)、902はRAM、903
はCGROM、904はVRAMである。ここで、この
MPU900は、プログラムROM901に格納された
制御プログラムを実行し、通信用ドライバ905を制御
してPC604等のホストコンピュータから印刷データ
を受信し、出力ポート910を介して給紙ローラ101
1と給紙搬送ローラ1008に接続された給紙モータ9
16をモータドライバ912を介して駆動する。
【0036】また、給紙ローラ1002に接続された給
紙モータ915をモータドライバ911を介して駆動す
る。さらに、給紙ソレノイド918はソレノイドドライ
バ914を介して、またシャッタソレノイド917はソ
レノイドドライバ913を介してそれぞれ駆動する。
【0037】また、K(ブラック)、C(シアン)、M
(マゼンタ)、Y(イエロー)の4色分の記録ヘッド7
01をヘッド駆動回路908により制御するようにして
いる。さらに、用紙の給紙、搬送、排出や、印字に関わ
る構成部の動作制御を行うようにしている。なお、上記
動作制御に関わるセンサ等も入力ポート919を介して
MPU900に接続されている。
【0038】ところで、図6は記録装置600の給紙部
706の構成を示す図であり、図7はその上面図であ
る。そして、図6及び図7に示すように給紙部706
は、複数枚の用紙602を積載して昇降自在な積載トレ
イ601の他、積載トレイ601(積載用紙602)の
上方に配置されたシート給送手段である給紙ローラ10
11、給紙ローラ1011を上下させる為の給紙ソレノ
イド1010、給紙ローラ1011と同期して駆動さ
れ、給紙ローラ1011により給紙された用紙602を
搬送する給紙搬送ローラ1008,1009、給紙搬送
ローラ1008,1009の下流に位置し、用紙602
の通過を検知するフラグ1006と用紙通過センサ10
07、フラグ1006の下流に位置するシャッタ100
3、シャッタ1003を固定する為のバネ1005、シ
ャッタ1003を上下させる為のシャッタソレノイド1
004を備えている。
【0039】そして、用紙602を給送する場合は、給
紙ソレノイド1010をOFFとして給紙ローラ101
1を下降させると共に回転させることにより、用紙60
1を分離板1016に押し当て、積載されている用紙6
02の最上位の用紙602aを分離させるようにしてい
る。そして、このように分離された最上位の用紙602
aは、搬送ベルト1000により記録部である印刷部7
00に搬送される。
【0040】なお、シャッタ1003は用紙602aの
斜行を防止する機構であり、最上位の用紙602aの先
端が用紙通過フラグ1006を通過した時点から一定時
間が経過するまで用紙602aをシャッタ1003に押
し付けた後、シャッタ1003を上昇させることにより
用紙602aの斜行を防止するようにしている。
【0041】また、1013Aは積載トレイ601に積
載された用紙602の紙面位置を検知する検知部である
紙面検知センサ部であり、この紙面検知センサ部101
3Aは積載トレイ601の上昇に伴って上昇する紙面位
置を順次検知する複数の検知手段を備えている。
【0042】なお、本実施の形態においては、この紙面
検知センサ部1013Aは、複数の検知手段として積載
トレイ601の上昇に伴い最初に紙面位置を検知する第
1紙面検知フラグ1012及び第1紙面検知センサ10
13、2番目に紙面位置を検知する第2紙面検知フラグ
1017及び第2紙面検知センサ1018、3番目の紙
面位置を検知する第3紙面検知フラグ1019及び第3
紙面検知センサ1020を備えている。
【0043】図8は、カールしていない用紙を積載した
状態で積載トレイ601を上昇動作させた場合の、積載
トレイ601の位置と、第1〜第3紙面検知センサ10
13,1018,1020の紙面を検知する位置との関
係を示した図であり、同図に示すように積載トレイ60
1を上昇させると、第1、第2及び第3紙面検知センサ
1013,1018,1020の順でそれぞれONとな
るようになっている。
【0044】また、本実施の形態において、例えば用紙
602がカールしていない場合には第2紙面検知センサ
1018により紙面位置を検知するようにし、用紙が下
カールしている場合には、第1紙面検知センサ1013
により紙面位置を検知するようにしている。
【0045】そして、このように用紙が下カールしてい
る場合、第2紙面検知センサ1018ではなく第1紙面
検知センサ1013によって紙面位置を検知することに
より、用紙602がカールしていない場合よりも下方で
紙面を検知することができる。これにより、用紙602
が下カールしている場合でも給紙ローラ1011が用紙
114に所定圧で圧接するようになり、積載されている
上位の複数枚が一度に給紙されて用紙詰まりが発生する
のを防ぐことができる。
【0046】一方、用紙602が上カールしている場合
には、第3紙面検知センサ1020により紙面位置を検
知するようにしている。そして、このように用紙602
が上カールしている場合、第2紙面検知センサ1018
ではなく第3紙面検知センサ1020によって紙面位置
を検知することにより、用紙602がカールしていない
場合よりも上方で紙面を検知することができる。
【0047】これにより、用紙602が上カールしてい
る場合でも、給紙ローラ1011が用紙602に所定圧
で圧接することができる位置で紙面を第3紙面検知セン
サ1020が検知するようになり、最上位の用紙602
aを確実に給紙することが出来るようになる。
【0048】なお、本実施の形態においては、MPU9
00はPC604から受信する用紙設定コマンド800
のうちカール方向に関する情報である紙面選択を示す紙
面選択パラメータ810に基づいて給紙動作の基準とな
る紙面位置を検知する紙面検知センサを選択するように
している。
【0049】ここで、図9は、印字前に行う給紙部の前
処理を示すフローチャートであり、本実施の形態におい
ては、MPU900は、当処理の最初に同図に示すよう
にPC604からの用紙設定コマンド800(紙面選択
パラメータ810)で指定された紙面位置番号Jを、使
用する紙面検知センサ番号にセットする(S120
5)。
【0050】例えば、PC604からの用紙設定コマン
ド800により、用紙602の特性等によって用紙60
2が下カールしている場合には紙面位置番号Jを、第1
紙面検知センサ1013を指定する番号に設定し、用紙
が上カールしている場合には紙面位置番号Jを、第3紙
面検知センサ1020を指定する番号に設定する。ま
た、用紙がカールしていない場合には第2紙面検知セン
サ1018を指定する番号に設定する。
【0051】次に、積載トレイ601の最上位の用紙6
02aを給紙可能位置にセットする為、積載トレイ60
1を上昇させ(S1200)、紙面を設定されているJ
番目の紙面検知センサが検知したとき(S1201の
Y)、積載トレイ601を停止させる(S1202)。
この後、給紙ソレノイド1010をONにして給紙ロー
ラ1011を上昇させ(S1203)、給紙搬送ローラ
1008,1009、給紙ローラ1011をそれぞれ回
転させる。
【0052】また図10は、給紙部における印字時の処
理を示したフローチャートである。本処理が起動される
と、まず印字枚数カウントKとして、例えば10(枚)
をセットする(S1300)。次に、シャッタソレノイ
ド1004をOFFにし、シャッタ1003を下降さ
せ、リトライ回数カウントMとして、例えば3(回)を
セットする(S1301)。
【0053】次に、設定されているJ番目の紙面検知セ
ンサで紙面を検知しているか否かを判断し(S131
7)、検知していない場合は(S1317のN)、J番
目紙面検知センサで紙面を検知するまでトレイを上昇さ
せる(S1318)。次に、紙面検知センサが紙面を検
知し(S1317のY)、紙面検知センサからの検知信
号が入力されると、給紙ソレノイド1010をOFFに
して回転している給紙ローラ1011を下降させ、リト
ライ時間カウントNとして例えば、1000[mse
c]をセットする(S1302)。
【0054】この後、用紙通過センサ1007が用紙6
02aの先端を検知してONとなると(S1303の
Y)、給紙ソレノイド1010をONにして給紙ローラ
1011を上昇させると共にシャッタカウントLを用紙
602aの斜行防止に必要な時間、例えば2000[m
sec]をセットする(S1304)。
【0055】なお、用紙通過センサ1007が用紙60
2の先端を検知せず(S1303のN)、リトライ時間
カウントNが0になると(S1312,S1313の
Y)、リトライ回数カウントMが0になるまでは(S1
315のN)、給紙ソレノイド1010をONにして給
紙ローラ1011を上昇させてリトライを行う。また、
このようにリトライを繰り返した後、リトライ回数カウ
ントMが0になると(S1314,S1315のY)、
印字処理はエラー終了する。
【0056】一方、シャッタカウントLとして2000
[msec]をセットした後、シャッタカウントLが0
になると(S1305、S1306のY)、シャッタソ
レノイド1004をONにしてシャッタ1003を上昇
させ(S1307)、用紙602aを搬送させる。
【0057】この後、用紙通過センサ1007が用紙6
02aの後端を検知してOFFとなると(S1308の
Y)、残り印字枚数が存在する場合は(S1309,S
1310のN)、再度給紙処理を行う。また、残り印字
枚数が0となり、印字枚数カウントKが0となった場合
には(S1310のY)、シャッタ1003と搬送ロー
ラ1011を下降させ、給紙搬送ローラ1008,10
09と給紙ローラ1011を停止させる(S131
1)。
【0058】このように、PC604からの用紙設定コ
マンド800に応じて第1〜第3紙面検知センサ101
3,1018,1020のうちの1つを予め決定し、こ
の予め決められている1つの紙面検知センサからの検知
信号に基づきシート給送動作を制御することにより、使
用する用紙602に対して最適な給紙処理を行うことが
可能となる。これにより、カールしている用紙602を
無駄にすることが無くなり、また給紙部706の機械的
な調整が不要となる。
【0059】ところで、これまでの説明においては、使
用する第1、第2及び第3紙面検知センサ1013,1
018,1020を、PC604からの紙面選択パラメ
ータ810により設定する場合について述べてきたが、
本発明はこれに限らず記録装置600の操作部608
(図1参照)から設定するようにしても良い。
【0060】次に、このような本発明の第2の実施の形
態について説明する。
【0061】図11は、本実施の形態に係る記録装置の
操作部の上面図である。同図において、1401〜14
08は装置本体に設けられた情報設定手段である操作部
608に設けられた複数のキーであり、これらのキー1
401〜1408を使用して紙面選択、言い換えれば使
用する第1、第2及び第3紙面検知センサ1013,1
018,1020の選択を行うようにしている。
【0062】図12は、操作部608における紙面位置
設定のメニュー階層を示したものであり、通常、表示部
607はオンラインと表示されている。そして、この状
態のときオンラインキー1402を押下することで、オ
フラインと表示される。このとき、対PCとのインタフ
ェースがオフライン状態となる。
【0063】次に、右矢印キー1406を押下すると紙
面位置設定を示す表示が成され、下矢印キー1407を
押下すると紙面位置選択メニューとして「シメンイチセ
ッテイ」が表示され、この後、左右キー1406,14
08を使用して紙面位置を選択し、決定キー1403を
押下することで設定する。
【0064】なお、これまでの説明においては、リトラ
イ回数カウントM、リトライ時間カウントN、シャッタ
カウントLのカウント値は紙面位置に関係なく固定値で
あったが、例えば紙面位置番号Jを設定する際に、使用
する紙面検知センサ、言い換えれば紙面位置に応じて図
13に示すリトライ回数カウントM、リトライ時間カウ
ントN、シャッタカウントLを設定することにより、選
択された紙面位置に最適な給紙制御を行うことが可能と
なる。
【0065】例えば、紙面位置2が選択されている場合
は、同図に示すようにリトライ回数は3回、リトライ時
間カウントは1000[msec]、シャッタカウント
は2000[msec]に設定することで、紙面位置2
における最適な給紙制御を行うことが可能となる。
【0066】また、これまでは長尺のラインヘッドを用
いたインクジェット方式によるカラーカード記録装置を
例に説明したが、複数種の用紙に対し選択的に記録を行
う記録装置であれば、記録装置の種類に限定されるもの
ではない。さらには、用紙としてカット紙を例にとって
説明したが、封筒、プラスチックカードなど、被記録媒
体である用紙としては紙に限定されるものではない。
【0067】さらには、これまではフォトインタラプタ
タイプの紙面検知センサを3個使用して3個所の紙面位
置を検知することを例に説明したが、紙面の検知方法と
してはこれに限定されるものではなく、また検知する紙
面位置の数も2個以上であれば、その数に限定されるも
のではない。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように本発明のように、シ
ート積載手段の上昇に伴って上昇するシートの位置を順
次検知する複数の検知手段から順次入力される検知信号
のうち予め決められている1つの検知手段からの検知信
号に基づいてシート給送動作を制御することにより、カ
ールしているシートを使用しても最適な給紙処理を行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置
の一例である記録装置とパーソナルコンピュータとの接
続図。
【図2】上記記録装置の概略構成図。
【図3】上記PCから送信するコマンド体系構造を示す
図。
【図4】上記PCからの印字コマンド転送例を示す図。
【図5】上記記録装置の制御ブロック図。
【図6】上記記録装置の給紙部の構成を示す図。
【図7】上記記録装置の給紙部の上面図。
【図8】上記給紙部に設けられた3つの紙面検知センサ
の検知位置と積載トレイの位置との関係を示した図。
【図9】上記給紙部の印字前に行う前処理のフローチャ
ート。
【図10】上記給紙部の印字時における処理を示したフ
ローチャート。
【図11】本発明の第2の実施の形態に係る記録装置の
操作部の上面図。
【図12】上記操作部における紙面位置設定手順を示す
図。
【図13】上記給紙部の選択した紙面位置に対するリト
ライ回数カウント、リトライ時間カウント、シャッタカ
ウントのカウント値を示す図。
【図14】従来の記録装置の給紙部の構成を示す図。
【図15】上記給紙部の印字前に行う前処理のフローチ
ャート。
【図16】上記給紙部の印字時における処理を示したフ
ローチャート。
【図17】上記給紙部の積載用紙が上カールしていると
きの不具合を説明する図。
【図18】上記給紙部の積載用紙が下カールしていると
きの不具合を説明する図。
【符号の説明】
600 記録装置 601 積載トレイ 602 用紙 604 PC 607 表示部 608 操作部 700 印刷部 706 給紙部 810 紙面選択パラメータ 900 MPU 1013 第1紙面検知センサ 1018 第2紙面検知センサ 1020 第3紙面検知センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3F048 AA05 AB01 BA24 BB02 CA02 CB04 CB12 DA03 DB03 DB06 DC05 EA05 EB06 3F343 FA02 FB04 FC05 GA01 GB01 GC01 GD01 HA12 HA33 HD07 HD09 HD16 KB03 KB20 LA02 LA04 LA14 LB08 LC07 LD11 MA02 MA09 MA32 MB04 MB13 MB19 MC05 MC12 MC19

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇降自在なシート積載手段と、前記シー
    ト積載手段の上方に配され、所定の位置に上昇した前記
    シート積載手段に積載されたシートを送り出すシート給
    送手段とを備えた給紙部を具備した画像形成において、 前記シート積載手段の上昇に伴って上昇するシートの位
    置を順次検知する複数の検知手段と、 前記シートのカール方向に関する情報を設定する情報設
    定手段と、 前記複数の検知手段から順次入力される検知信号のうち
    予め決められている1つの検知手段からの検知信号に基
    づいてシート給送動作を制御する制御手段と、 を備え、 前記制御手段は情報設定手段により設定されたカール方
    向情報に基づき前記複数の検知手段のうちの1つ検知手
    段を予め決定することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記シートが上カールしている場合は前
    記複数の検知手段のうちカールが無いときよりも上方の
    シート位置を検知する検知手段を用い、前記シートが下
    カールしている場合は前記複数の検知手段のうち下方の
    シート位置を検知する検知手段を用いることを特徴とす
    る請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記情報設定手段は、装置本体に設けら
    れた操作部であることを特徴とする請求項1記載の画像
    形成装置。
  4. 【請求項4】 前記情報設定手段は、装置本体に接続さ
    れる他の装置であることを特徴とする請求項1記載の画
    像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記シート給送手段が
    正常にシートを送り出すことができない場合には再給送
    動作を行い、かつ前記再給送動作の際の制御方法は前記
    予め決定された検知手段に応じて異なることを特徴とす
    る請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装
    置。
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