JP4605629B2 - 遊技機 - Google Patents

遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP4605629B2
JP4605629B2 JP2003425659A JP2003425659A JP4605629B2 JP 4605629 B2 JP4605629 B2 JP 4605629B2 JP 2003425659 A JP2003425659 A JP 2003425659A JP 2003425659 A JP2003425659 A JP 2003425659A JP 4605629 B2 JP4605629 B2 JP 4605629B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
command
signal
payout
sub
control means
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003425659A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005177335A (ja
Inventor
隆一 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sammy Corp
Original Assignee
Sammy Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sammy Corp filed Critical Sammy Corp
Priority to JP2003425659A priority Critical patent/JP4605629B2/ja
Publication of JP2005177335A publication Critical patent/JP2005177335A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4605629B2 publication Critical patent/JP4605629B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Description

互いに通信をする複数の制御手段によって制御される遊技機に関する。
パチンコ遊技機やスロットマシン等の遊技機は、遊技機を制御するための複数の制御回路を含む。これらの複数の制御回路においては、一の制御回路が他の制御回路を制御するために、一の制御回路から制御信号を送信し、他の制御回路はその制御信号を受信するような通信が行われている。しかし、このような制御回路同士で通信を行うような場合に、制御信号にノイズ等が重畳した場合には、不適切な信号が供給されてしまい、信号が供給された制御回路が所望する動作をしない等の不都合が生じる場合があった。
このような問題を解決するため、従来の遊技機においては、複数の制御回路間で双方向通信を行うものがあった。この従来の遊技機は、例えば、ある信号が一の制御回路から他の制御回路へ送信されたときには、他の制御回路はその信号を受信したことを示す確認の信号を一の制御回路に送信するものであった(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−340099公報
しかしながら、上述した双方向通信をする従来の遊技機は、適切な制御信号が供給されたときには、制御回路に所望の動作をさせることができるものではあったが、このような遊技機であっても、遊技機の外部で不正に生成された信号が、制御信号として制御回路に供給された場合には、信号が供給された制御回路は、その信号が不正に供給されたものであるか否かを判断することができず、供給された信号に応じた動作をしてしまうという新たな問題が生じた。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、適切に制御信号が供給されたときには、その信号に基づいて動作させることができるとともに、遊技機の外部で不正に生成された信号が制御信号として供給された場合であっても、その不正な信号によっては動作させないようにできる遊技機を提供することにある。
以上のような目的を達成するために、本発明においては、被制御手段を駆動するための駆動命令を複数の命令要素情報から構成し、これらの複数の命令要素情報の全てを受信したときに、被制御手段に駆動信号を発する。
具体的には、本発明に係る遊技機は、
遊技の進行を制御するとともに、前記遊技の進行に基づいて生成した制御命令を発する主制御手段と、
前記主制御手段に電気的に接続され、かつ、前記主制御手段から発せられた前記制御命令に基づいて生成した駆動信号を発する副制御手段と、
前記副制御手段に電気的に接続され、かつ、前記副制御手段から発せられた前記駆動信号に応じて駆動される被制御手段と、を含む遊技機であって、
前記制御命令が、前記被制御手段を駆動するための複数の駆動命令のうちの一からなり、かつ、前記複数の駆動命令の各々が、前記被制御手段における複数種類の駆動の態様の各々に対応し、かつ、前記複数の駆動命令の各々は、前記駆動の態様を特定する少なくとも2つ以上の命令要素情報からなり、
前記被制御手段には、前記副制御手段から発せられた払出信号に応じて遊技媒体を払い出す払出手段が含まれており、
前記主制御手段は、
前記駆動命令を前記副制御手段へ発する際に、該駆動命令を構成する少なくとも2つの命令要素情報の各々に対応して、該対応する命令要素情報を送信すべきことが決定されたことを示す送信要求を生成する送信要求生成手段と、
前記送信要求生成手段によって生成された各送信要求を個々に記憶する送信要求記憶手段と、
前記送信要求記憶手段に記憶された各送信要求に対応する複数の命令要素情報を、予め定められた順序に従って、1つずつ前記副制御手段へ送信する命令要素情報送信手段と、を有し、
前記副制御手段は、前記駆動信号として前記払出信号を前記払出手段に発する場合において、前記少なくとも2つ以上の命令要素情報の全てを受信したときに、受信した命令要素情報によって特定される駆動の態様に応じて、前記払出信号生成する払出信号生成手段を含み、
前記命令要素情報送信手段から送信された命令要素情報を受信する毎に、該命令要素情報を受信したことを示す受信完了信号を、一定時間だけ前記主制御手段へ送信し、かつ、
前記払出手段による前記遊技媒体の払い出しの処理を行っていることを示す駆動中信号を前記主制御手段に送信し、
前記主制御手段は、
前記命令要素情報送信手段によって最初に送信すべき前記命令要素情報が送信された後に、該最初に送信すべき命令要素情報に対応する送信要求が前記送信要求記憶手段に記憶されていた場合は、前記副制御手段から前記受信完了信号および前記駆動中信号をともに受信したときに、該最初に送信すべき命令要素情報に対応する送信要求を前記送信要求記憶手段から消去する一方、
前記副制御手段から前記受信完了信号および前記駆動中信号をともに受信していないときは、前記最初に送信すべき命令要素情報を再び前記副制御手段へ送信し、
前記命令要素情報送信手段によって前記最初に送信すべき命令要素情報が送信された後に、前記最初に送信すべき命令要素情報に対応する送信要求が前記送信要求記憶手段に記憶されていなかった場合は、前記副制御手段から前記受信完了信号を受信しておらず、かつ、前記駆動中信号を受信しているときに、次に送信すべき前記命令要素情報を前記副制御手段へ送信することを特徴とすることを特徴とする。
このように、制御命令である駆動命令を複数の命令要素情報から構成するとともに、副制御手段が、複数の命令要素情報の全てを受信したときに限って、払出手段に発する払出信号を生成するので、副制御手段が払出手段を駆動するための一の払出信号を発するためには、複数の命令要素情報の全てを受信する必要が生ずる。このため、制御信号として遊技機の外部で不正に生成された信号が副制御手段に供給された場合であっても、その信号によっては副制御手段に所望の動作をさせることを困難にできるだけなく、さらには、遊技機の外部で不正に生成した信号が副制御手段に複数回に亘って供給されたような場合であっても、副制御手段を動作させないようにでき、不正な行為を未然に防止することができる。
被制御手段の駆動の態様は、複数種類の駆動の態様からなる。例えば、被制御手段が、払出装置である場合には、「3個の遊技球を払い出す」駆動の態様や、「15個の遊技球を払い出す」駆動の態様等がある。また、被制御手段が、画像表示装置である場合には、「図柄7の画像を表示する」駆動の態様や「キャラクタの象の画像を消去する」駆動の態様等がある。このように、被制御手段には、複数種類の駆動の態様があるため、被制御手段を駆動するためには、被制御手段における複数種類の駆動の態様の各々に対応した複数の駆動命令が必要となる。上述したことから、主制御手段から副制御手段に供給される制御命令は、これらの複数の駆動命令のうちの一の駆動命令となる。
このようなことから、「前記複数の駆動命令の各々が前記被制御手段における複数種類の駆動の態様の各々に対応」する必要があるとともに、「前記制御命令は、前記被制御手段を駆動するための複数の駆動命令のうちの一からなる」ようにする必要がある。
また、上述した例では、被制御手段である払出手段が「3個の遊技球を払い出す」動作をさせるためには、「3個の遊技球を払い出せ」という駆動命令が必要である。この駆動命令は、「3個の遊技球」という情報と、「払出しを開始しろ」という情報とに分割することができる。同様に、被制御手段が、画像表示装置である場合には、「図柄7の画像を表示しろ」という駆動命令は、「図柄7の画像」という情報と、「表示を開始しろ」という情報とに分割でき、「キャラクタの象の画像を消去しろ」という駆動命令は、「キャラクタの象の画像」という情報と、「消去しろ」という情報とに分割できる。このように、複数の駆動命令の各々は、命令の要素を構成する情報に分割することができる。この命令を要素ごとに分割した情報の各々が「命令要素情報」である。尚、命令要素情報の各々は、駆動命令の一部を示す情報であればよく、その分割の仕方や程度については、主制御手段と副制御手段との間で行われる通信の方式や速度等に応じて適宜定めてよい。
また、副制御手段は、少なくとも2つ以上の命令要素情報の各々を受信する毎に、当該命令要素情報を受信したことを示す受信完了信号を、主制御手段に一定時間送信する。このため、主制御手段と副制御手段との間で、いわゆる双方向の通信が可能となるが、従前の遊技機と異なり、命令要素情報の各々を受信する毎に、受信完了信号を主受信手段に一定時間送信するので、不正な行為をさらに困難にすることができる。
また、主制御手段は、命令要素情報送信手段によって最初に送信すべき命令要素情報が送信された後に、該最初に送信すべき命令要素情報に対応する送信要求が送信要求記憶手段に記憶されていた場合は、副制御手段から受信完了信号および駆動中信号を、共に受信していないときに、該命令要素情報を再び副制御手段へ送信する。このようにしたことで、不正による妨害のみならず、信号にノイズ等が重畳したような場合であっても、副制御手段に改めて送信するので、被制御手段をより的確に制御することが可能となる。
さらに、副制御手段は、払出手段による遊技媒体の払い出し処理を行っていることを示す駆動中信号を主制御手段に送信するため、主制御手段は、被制御手段が駆動されている最中であることを判別でき、制御命令を不必要に副制御手段に供給する無駄を防止することができる。
また、上述した「前記駆動命令を成す前記命令要素情報」は、前記遊技媒体の払出個数を示す払出個数情報と、前記遊技媒体の払い出しの開始を示す払出開始情報と、を含み、「前記主制御手段」は、前記少なくとも2つ以上の命令要素情報のうちの最後に送信すべき命令要素情報として、前記払出開始情報を送信することが好ましい。
このように払出開始情報を含めることで、前記払出制御手段の駆動を適切に開始することができる。即ち、払出開始情報が受信されない限り、払出手段の駆動が開始されることがないので、特に不正な行為が行われやすい払出手段における不正を防止することができる。
適切に制御信号が供給されたときには、その信号に基づいて的確に動作させ、遊技機の外部で不正に生成された信号が制御信号として副制御手段に供給された場合であっても、その信号によって副制御手段に所望の動作をさせることを困難にすることができるだけなく、遊技機の外部で不正に生成した信号が副制御手段に複数回に亘って供給されたような場合であっても、副制御手段を動作させないようにできる。
以下に、本発明の実施例について図面に基づいて説明する。
<<パチンコ遊技機10の前面の構成>>
図1は、本発明に係る弾球遊技機の一つの実施の形態であるパチンコ遊技機の一例の概略を示す正面図である。尚、図1に示した例は、パチンコ遊技機10の前面を示す図である。
図1に示すように、パチンコ遊技機10は、外枠12と、前枠14と、遊技盤24と、を含む。
<外枠12>
外枠12は、パチンコ遊技機10の外郭を構成し、方形状の形状を有する。尚、パチンコホールにおいては、この外枠12を介して、パチンコ遊技機10は、遊技島の支持部材(図示せず)に取り付けられる。
<前枠14>
外枠12には、開閉自在に軸支される前枠14が設けられている。前枠14には、ガラス扉16や、遊技球を受けるための上皿18及び下皿20や、打球ハンドル22や、遊技盤24を収容する収容部等の各種の部材が設けられている。
<遊技盤24>
遊技盤24には、レール26により区画された遊技領域28が設けられている。遊技領域28の略中央部には、図柄の画像等の種々の画像を表示する画像表示装置30が設けられている。さらに、遊技領域28には、図柄の変動開始の条件を定める始動入賞口32や、遊技が大当たりとなったときに開閉する特別入賞口34や、普通図柄変動表示口36及び38や、その他複数の一般入賞口39a〜39dや、遊技球の落下に影響を及ぼす風車40及び42や、多数の遊技釘(図示せず)や、アウト口44も設けられている。
上述した打球ハンドル22を遊技者が回動操作したときには、上皿18から打球発射部(図示せず)へ遊技球が1個ずつ供給され、遊技球は、打球ハンドル22の回動操作に応じた強度で、打球発射装置(図示せず)によって遊技領域28に打球として発射される。
遊技領域28に発射された打球は、上述した風車や遊技釘との接触を繰り返して移動方向を変えながら落下し、上述した各種の入賞口32〜38及び39a〜39dやアウト口44に流入する。
上述した入賞口32〜38及び39a〜39dの各々には、これらの入賞口の背面に形成されて遊技球が通過する流路に、遊技球の通過を検出するための入賞検出センサ(図示せず)が設けられている。尚、入賞口32〜38及び39a〜39dの各々に設けられている入賞検出センサは、後述する図3においては、入賞検出センサ群70として示す。入賞口32〜38又は39a〜39dのいずれかに遊技球が入賞したときには、入賞検出センサは、遊技球が通過したことを検出して、検出信号を出力する。入賞検出センサは、後述する主制御回路50(図2に示す)と信号ケーブルによって電気的に接続されている。入賞検出センサから発せられた検出信号は、主制御回路50に供給される。主制御回路50は、検出信号を検出することにより、入賞口32〜38又は39a〜39dのうちのいずれの入賞口に遊技球が入賞したかを得ることができる。打球が、いずれかの入賞口32〜38及び39a〜39dに入賞したときには、所定数の遊技球が賞球として上皿18又は下皿20に払い出される。尚、本実施の形態においては、入賞口32に入賞したときには、4個の賞球が払い出され、入賞口34に入賞したときには、15個の賞球が払い出され、入賞口39a〜39dに入賞したときには、13個の賞球が払い出される。
<払出口46及び48>
上述した上皿18の奥側と下皿20の奥側とには、遊技球を賞球として払い出すための払出口46及び48が形成されている。後述するように、上述したいずれかの入賞口32〜38及び39a〜39dに打球が入賞したと、主制御回路50(図2に示す)が判別したときには、主制御回路50(図2に示す)は、払出制御回路54(図2に示す)に制御命令を発する。払出制御回路54には、払出モータ56(図2に示す)が電気的に接続されており、制御命令を受信した払出制御回路54は、その制御命令に含まれている賞球の個数を示す情報に基づいて、払出モータ56に駆動信号を発する。払出モータ56が駆動されると、払い出される賞球の数を計数しながら、賞球が払出口46又は48から上皿18又は下皿20に送出される。
<画像表示装置30>
上述したように、遊技領域28の略中央部には、画像表示装置30が設けられている。後述するように、画像表示装置30には、図柄の画像やキャラクタの画像等の種々の画像が演出画像として表示される。画像表示装置30においては、図柄の画像による遊技、いわゆるスロットマシンにおいて行われるスロットゲームを模した図柄画像遊技が実行される。
図柄は、この画像遊技の結果を示すための識別情報、例えば、「0」、「1」〜「9」等の数字や文字による識別情報からなり、図柄の画像は、この識別情報を遊技者に視認可能に示す画像である。図柄の画像は、変動表示されたり停止表示されたりする。図柄の画像の変動表示は、図柄画像を構成する識別情報が順次変更されるような態様で表示したり、図柄画像の表示位置を変更するような態様で表示したりする表示方法である。この図柄画像の変動表示が開始されたときが、図柄画像遊技の開始である。変動表示された図柄画像は、所定の時間経過後に停止表示される。図柄の画像の停止表示は、画像表示装置30の一定の位置において一定の識別情報を表示する。
また、図柄の画像のみならず、図柄画像遊技の演出効果を高めるためのキャラクタ画像や背景画像も併せて画像表示装置30に表示される。尚、後述するように本実施の形態では、キャラクタ画像による演出が、図柄画像による図柄画像遊技とは別個に進行する演出画像として画像表示装置30に表示される。
<始動入賞口32>
また、入賞口のうちの始動入賞口32に打球が入賞したときには、画像表示装置30に表示された図柄の画像は変動表示を開始し、所定の動画像や図柄の変動態様が所定時間だけ表示された後、図柄の画像の変動表示を停止する。図柄の画像が停止表示されたときに、画像表示装置30に表示された図柄の画像の態様が特定のものとなった場合、例えば、図柄が示す数値が0〜9のいわゆるぞろ目となった場合には、図柄画像遊技はいわゆる大当たりとなる。図柄画像遊技が大当たりとなったときには、パチンコ遊技では特別遊技が実行される。この特別遊技は、画像表示装置30において所定のデモ画像を表示するとともに、上述した特別入賞口34を開放して遊技球を入賞容易状態にし、遊技球を特別入賞口34に流入しやすくする遊技である。
尚、始動入賞口32の左右の近傍には動作可能に設けられた2つの可動片33a及び33bが設けられている。上述した普通図柄変動表示口36及び38を遊技球が通過すると、遊技盤24の左側に設けられている普通図柄表示部31において普通図柄遊技が開始される。この普通図柄遊技の遊技結果が当りとなったときには2つの可動片33a及び33bが開き、始動入賞口32に遊技球を入賞させやすくなる。図1に示した普通図柄表示部31は、2つのランプからなり、普通図柄変動表示口36及び38を遊技球が通過したときには、2つのランプの点滅が始まる。その後、所定の時間経過後にいずれか一方のみが点灯し、その点灯した方のランプによって当り又は外れが定まる。
<特別入賞口34>
上述したように、画像表示装置30における図柄画像遊技が大当たりとなったときには、パチンコ遊技では特別入賞口34を開放して入賞容易状態にし特別遊技が実行される。この特別入賞口34の入賞容易状態は、特別入賞口34に打球が所定数入賞するまで、例えば10個入賞するまで、又は特別入賞口34が開放されてから所定時間経過するまで、例えば30秒経過するまで継続する。その後、特別入賞口34を閉鎖して入賞困難状態にする。尚、特別入賞口34には、特定領域(図示せず)が設けられている。特別入賞口34が開放されている間に、この特定領域を打球が通過していたときには、特別入賞口34を一旦閉鎖した後に再び開放する。この特別入賞口34の開放と閉鎖との動作は、複数回、例えば15回に至るまで繰り返され、その後、特別入賞口34は閉鎖される。特別入賞口34が開放されてから次いで閉鎖されるまでの遊技を単位遊技と称し、単位遊技が行われた回数をラウンド数と称する。
<<パチンコ遊技機10の背面の構成>>
図2は、パチンコ遊技機10の背面を示す背面図である。
<主制御回路50>
図2に示すように、背面の下部には主制御回路50が設けられている。主制御回路50は、パチンコ遊技機10の全体の制御を行う。例えば、主制御回路50は、始動入賞口32や特別入賞口34等の入賞口に遊技球が入賞したときに、その入賞口に応じた数の遊技球を賞球として払い出す制御をする。
主制御回路50は、演算等を行うCPU(中央処理装置)(図示せず)、パチンコ遊技機10の全体を制御するためのプログラムを記憶したROM(リードオンリーメモリー)(図示せず)、及び各データを一時的に記憶するRAM(ランダムアクセスメモリー)(図示せず)等を含む。これらのCPU、ROM及びRAMは、入出力バスによって電気的に接続されており、データ信号やアドレス信号が入出力できるようになされている。
本実施の形態においては、パチンコ遊技機10の全体を制御するためのプログラムのうち、遊技球の入賞の処理のプログラムや、後述する払出制御回路54の状態を検出する処理のプログラムや、払出制御回路54にコマンドを送信する処理のプログラムについては、後述する図4、図5及び図6に示す。上述したように、これらのプログラムはROMに記憶されている。また、RAMには、これらプログラムで用いられる変数の値が記憶される。さらに、後述するように、RAMは、後述する賞球払出個数コマンドや賞球払出開始コマンドを払出制御回路54に送信すべきことも記憶する。
<画像制御回路52>
また、主制御回路50の上部には画像表示装置30が設けられており、画像表示装置30の背面には、画像制御回路52が設けられている。この画像制御回路52は、主制御回路50と信号ケーブル(図示せず)によって電気的に接続されており、主制御回路50から発せられた制御信号に基づいて画像表示装置30を制御する。画像制御回路52は、演算等を行うCPU(中央処理装置)(図示せず)、画像表示装置30を制御するためのプログラムを記憶したROM(リードオンリーメモリー)(図示せず)、及び各データを一時的に記憶するRAM(ランダムアクセスメモリー)(図示せず)等を含む。尚、ROMには、図柄画像やキャラクタの画像の表示を制御するためのプログラムが記憶されている。さらに、ROMには、これらの図柄画像やキャラクタの画像の画像データも記憶する。上述したCPU、ROM及びRAMは、入出力バスによって電気的に接続されており、データ信号やアドレス信号が入出力できるようになされている。この画像制御回路52によって、ROMに記憶されている画像データが読み出されて、図柄画像やキャラクタの画像が画像表示装置30に表示される。
<払出制御回路54>
上述した主制御回路50の右側には、払出制御回路54が設けられている。この払出制御回路54には、上述した主制御回路50が信号ケーブル(図示せず)によって電気的に接続されている。さらに、払出制御回路54には、後述する払出モータ56も信号ケーブル(図示せず)によって電気的に接続されている。払出制御回路54は、演算等を行うCPU(中央処理装置)(図示せず)、払出モータ56を制御するためのプログラムを記憶したROM(リードオンリーメモリー)(図示せず)、及び各データを一時的に記憶するRAM(ランダムアクセスメモリー)(図示せず)等を含む。
本実施の形態においては、ROMに記憶されているプログラムは、賞球を払い出すための処理のプログラムや、主制御回路50とコマンドの送受信をするための処理のプログラムであり、後述する図7及び図8においてフローチャートで示す。このプログラムを実行することによって、払出制御回路54は、主制御回路50から発せられた制御信号に基づいて払出モータ56に駆動信号を発して払出モータ56を制御する。
<払出モータ56>
払出制御回路54の上方には、上述した払出モータ56が設けられている。払出モータ56は、払出制御回路54から発せられた駆動信号により所定の角度だけ回転する。払出モータ56が、所定の角度だけ回転したときには、払出モータ56の上方の賞球路60から供給される遊技球の1個を下方に送出する。下方に送出された遊技球は、上述した上皿18又は下皿20に賞球として払い出される。
<通過センサ58>
払出モータ56の下方には、通過センサ58が設けられている。通過センサ58は、信号ケーブル(図示せず)によって電気的に払出制御回路54に接続されている。この通過センサ58は、遊技球の1つが下方に送出されて通過センサ58の近傍を通過する度に、通過検出信号を発する。払出制御回路54は、この通過検出信号が発せられたか否かを判断することより、払出モータ56が駆動されて、実際に遊技球が下方に送出されたか否かを判断することができる。この判断処理は、後述する図7のステップS53において実行される。
<<パチンコ遊技機10における機能>>
図3は、パチンコ遊技機10における主要な制御機能の概略を示す機能ブロック図である。
図3に示すように、パチンコ遊技機10は、制御手段500と、入賞検出手段400と、被制御手段300と、を含む。制御手段500は、入賞検出手段400と被制御手段300とに電気的に接続され、入賞検出手段400から発せられた入賞検出信号は、制御手段500に供給され、制御手段500から発せられた制御信号は、被制御手段300に供給される。
<入賞検出手段400>
入賞検出手段400は、パチンコ遊技機10において遊技球が所定の入賞口に入賞したか否かを検出する。例えば、入賞口32〜38及び39a〜39dのいずれかに遊技球が入賞したか否かを検出する。入賞検出手段400は、入賞口に入賞した遊技球の通過を検出したときには、検出信号を発する入賞検出センサ群70からなる。この入賞検出センサ群70は、上述した入賞口32〜38及び39a〜39dの各々の背後に形成された遊技球の流路に設けられて遊技球の通過を検出する入賞検出センサが好ましい。
<制御手段500>
制御手段500は、主制御手段510と副制御手段610とを含む。この主制御手段510と副制御手段610とは互いに電気的に接続されており、主制御手段510から発せられた制御命令は、副制御手段610に供給される。
<主制御手段510>
主制御手段510は、遊技制御手段520と、入賞処理手段530と、払出制御手段状態検出手段540と、主送信手段550と、主受信手段560と、を含む。この主制御手段510は、上述した主制御回路50から構成されるのが好ましい。
<遊技制御手段520>
遊技制御手段520は、特別遊技制御手段522と、画像遊技制御手段524とを含む。特別遊技制御手段522は、上述した特別入賞口34を開閉動作して、遊技球の入賞容易状態にしたり、入賞困難状態にしたりして、特別遊技の進行を制御する。また、画像遊技制御手段524は、後述する画像表示手段320に表示される画像によって進行される画像遊技の進行を制御する。
<入賞処理手段530>
入賞処理手段530は、入賞検出手段532と、入賞カウンタ演算手段534と、入賞カウンタ記憶手段536とを含む。
入賞検出手段532は、上述した入賞検出手段400から発せられた検出信号を検出して、入賞口32〜38及び39a〜39dのいずれかに遊技球が入賞したか否かを判断する。この判断処理は、後述する図4のステップS11の処理で実行される。
入賞カウンタ演算手段534は、後述する入賞カウンタの値を加算又は減算等の演算処理によって変更する。入賞カウンタは、入賞口の種類毎に定められている。例えば、上述した入賞口32に遊技球が入賞したときには、4個の遊技球を払い出し、入賞口34に遊技球が入賞したときには、15個の遊技球を払い出し、入賞口39a〜39dに遊技球が入賞したときには、13個の遊技球を払い出すと定められている場合には、入賞カウンタは、遊技球4個用の入賞カウンタと、13個用の入賞カウンタと、15個用の入賞カウンタと、の3種類が必要となる。入賞カウンタ演算手段534は、これらの入賞カウンタの各々に記憶されている値を適宜変更する。この入賞カウンタの値を変更する処理は、後述する図4のステップS12又はS15の処理で実行される。
入賞カウンタ記憶手段536は、上述した入賞カウンタの値を記憶する。特に、上述した主制御回路50のRAMであることが好ましい。上述したように、例えば、3種類の入賞カウンタを必要とするときには、その各々に対応した記憶領域が入賞カウンタ記憶手段536に割り当てられ、入賞カウンタの値が対応する記憶領域に記憶される。
<払出制御手段状態検出手段540>
払出制御手段状態検出手段540は、後述する払出制御手段620の状態を検出して判断する手段であり、コマンド受信完了信号判断手段542と払出信号判別手段544とを含む。
コマンド受信完了信号判断手段542は、払出制御手段620から発せられるコマンド受信完了信号がオンであるかオフであるかを判断する。コマンド受信完了信号は、後述するように、払出制御手段620が、主制御手段510から発せられた制御命令の受信を完了したか否かを示す信号である。コマンド受信完了信号がオンである状態は、後述する副制御手段610が、主制御手段510から発せられた制御命令の受信を完了した直後であることを示し、コマンド受信完了信号がオフである状態は、副制御手段610が、主制御手段510から発せられた制御命令の受信を完了した直後ではないことを示す。
この主制御手段510から発せられた制御命令は、後述するように複数の命令要素情報、即ち、賞球払出個数コマンドと賞球払出開始コマンドとからなる。副制御手段610の副送信手段640は、副制御手段610が、賞球払出個数コマンドを受信したときにはコマンド受信完了信号を発し、賞球払出開始コマンドを受信したときにもコマンド受信完了信号を発する。このように、副制御手段610は、複数の命令要素情報の各々を受信する毎にコマンド受信完了信号を主制御手段510に発する。従って、主制御手段510が賞球払出個数コマンドを発した後に受信するコマンド受信完了信号は、副制御手段610が賞球払出個数コマンドを受信したか否かを示す信号であり、主制御手段510が賞球払出開始コマンドを発した後に受信するコマンド受信完了信号は、副制御手段610が賞球払出開始コマンドを受信したか否かを示す信号である。
コマンド受信完了信号がオンであるかオフであるかの判断は、後述する図5のステップS22、図6のステップS32、S34、S37及びS39の処理で実行される。
払出信号判別手段544は、払出制御手段620から発せられる払出信号がオンであるかオフであるかを判断する。払出信号は、払出制御手段620が、遊技球の払出しの処理を現在実行している最中であるか否かを示す信号である。払出中信号がオンである状態は、遊技球の払出しの処理を現在実行している最中であることを示し、払出中信号がオフである状態は、遊技球の払出しの処理を実行していないことを示す。払出中信号がオンであるかオフであるかの判断は、後述する図5のステップS25、図6のステップS32、S34、S37及びS39の処理で実行される。
<主送信手段550>
主送信手段550は、後述する払出制御手段620に賞球払出個数コマンドを送信する賞球払出個数コマンド送信手段552と、払出制御手段620に賞球払出開始コマンドを送信する賞球払出開始コマンド送信手段554と、制御命令記憶手段556と、を含む。賞球払出個数コマンド送信手段552が送信する賞球払出個数コマンドは、後述する被制御手段300から払い出すべき賞球の数を示す情報を含むコマンドである。賞球払出開始コマンド送信手段554が送信する賞球払出開始コマンドは、被制御手段300が賞球の払出しを開始すべき旨を示す情報を含むコマンドである。この賞球払出開始コマンドによって、被制御手段300の駆動を開始すべきことを示す駆動開始情報を構成する。
この賞球払出個数コマンドと賞球払出開始コマンドとの双方によって、制御命令である「所定の個数の賞球を払い出せ」という1つの駆動命令が構成される。また、この賞球払出個数コマンドや賞球払出開始コマンドから「命令要素情報」が構成される。このように主制御手段510から副制御手段610に発せられる制御命令を少なくとも2つ以上の命令要素情報にすることで、遊技機の外部で不正に生成された信号を制御信号として副制御手段610に供給された場合であっても、副制御手段610に適切な動作をさせることを極めて困難にすることができる。
尚、この賞球払出個数コマンドの送信は、後述する図6のステップS33の処理で実行され、賞球払出開始コマンドの送信は、後述する図6のステップS38の処理で実行される。
制御命令記憶手段556は、上述した賞球払出個数コマンドや賞球払出開始コマンドを副制御手段610に送信すべきことを記憶する。上述したように、副制御手段610の副送信手段640は、副制御手段610が、賞球払出個数コマンドを受信したときにはコマンド受信完了信号を発し、賞球払出開始コマンドを受信したときにもコマンド受信完了信号を発する。しかし、賞球払出個数コマンドや賞球払出開始コマンドを示す信号にノイズ等が重畳することにより、不適切な信号が副制御手段610に送信されたときには、副制御手段610は、賞球払出個数コマンドや賞球払出開始コマンドが送信されたとは判別できず、コマンド受信完了信号を主制御手段510に送信することはない。このような場合に、改めて主制御手段510は、賞球払出個数コマンドや賞球払出開始コマンドを副制御手段610に送信する必要がある。このために賞球払出個数コマンドや賞球払出開始コマンドを副制御手段610に送信すべきことを記憶する。制御命令記憶手段556は、副制御手段610からのコマンド受信完了信号を受信するまで、賞球払出個数コマンドや賞球払出開始コマンドを副制御手段610に送信すべきことを記憶し、コマンド受信完了信号を受信したときには送信すべきことを消去する。
この処理は、後述する図4のステップS16において賞球払出個数コマンド送信要求と賞球払出開始コマンド送信要求とをセットをすることで、これらのコマンドを送信すべきことを制御命令記憶手段556に記憶させる。また、後述する図6のステップS35又はS40で賞球払出個数コマンド送信要求や賞球払出開始コマンド送信要求をクリアすることで、これらのコマンドを送信すべきことを制御命令記憶手段556から消去する。
<主受信手段560>
主受信手段560は、後述する副制御手段610の副送信手段640から発せられたコマンド受信完了信号を受信するコマンド受信完了信号受信手段562と、払出中信号を受信する払出中信号受信手段564とを含む。この受信の処理は後述する図5のステップS21で実行される。払出中信号によって、被制御手段が駆動されている状態であることを示す駆動中信号が構成される。
<副制御手段610>
上述した副制御手段610は、払出制御手段620と画像表示制御手段650とを含む。特に、副制御手段610は、上述した払出制御回路54や画像制御回路52からなることが好ましい。
<払出制御手段620>
払出制御手段620は、賞球個数記憶手段622と、駆動信号生成手段624と、副受信手段630と、副送信手段640とを含む。この払出制御手段620は、特に、上述した払出制御回路54からなることが好ましい。
賞球個数記憶手段622は、被制御手段300から払い出すべき賞球の個数を記憶する。記憶される賞球個数は、上述した賞球払出個数コマンドが送信される度に賞球払出個数コマンドが示す個数だけ加算されるとともに、賞球が払い出される度に払い出された個数だけ減算される。この加算の処理は、図8に示すステップS66の処理で実行され、減算の処理は、図7のステップS54の処理で実行される。賞球個数記憶手段622は、これらの処理で変更された賞球の個数を記憶する。この賞球個数記憶手段622は、上述した払出制御回路54や画像制御回路52のRAMからなることが好ましい。
駆動信号生成手段624は、主制御手段510から発せられた制御命令に基づいて、即ち、賞球払出個数コマンドと賞球払出開始コマンドとに基づいて、後述する被制御手段300を駆動するための駆動信号を生成する。生成された駆動信号は、被制御手段300に発せられる。生成した駆動信号を被制御手段300に発する処理は、図7のステップS52で実行される。
副受信手段630は、主制御手段510から発せられた制御命令、具体的には賞球払出個数コマンド送信手段552から発せられた賞球払出個数コマンドを受信する賞球払出個数コマンド受信手段632と、賞球払出開始コマンド送信手段554から発せられた賞球払出開始コマンドとを受信する賞球払出開始コマンド受信手段634と、を含む。これらのコマンドの受信の処理は、図8のステップS64で実行される。
副送信手段640は、主制御手段510に発するコマンド受信完了信号の出力をオンにしたりオフにしたりする処理を行うコマンド受信完了信号送信手段642と、払出中信号の出力をオンにしたりオフにしたりする処理を行う払出中信号送信手段644と、を含む。この処理は、図8のステップS63、S67及びS70、並びにS68及びS74で実行される。
<画像表示制御手段650>
副制御手段610には、画像表示制御手段650も含まれる。この画像表示制御手段650は、後述する画像表示手段320に表示する画像を制御する。画像表示制御手段650は、上述した画像制御回路52からなるのが好ましい。画像表示制御手段650は、画像表示手段320に表示する図柄の画像やキャラクタの画像の種類や表示する位置や表示の態様を制御する。
<被制御手段300>
被制御手段300は、払出手段310と画像表示手段320とを含む。払出手段310は、上述した払出モータ56からなることが好ましい。また、画像表示手段320は、上述した画像表示装置30からなることが好ましい。上述したように、払出モータ56は、払出制御手段620から発せられた駆動信号により所定の角度だけ回転する。払出モータ56が、所定の角度だけ回転することにより、遊技球の1個を上皿18又は下皿20に賞球として払い出す。また、画像表示装置30は、上述したように、画像表示制御手段650から発せられた制御信号に基づいて図柄の画像やキャラクタの画像が表示される。
<<制御処理>>
以下に、上述した主制御手段510及び副制御手段610において行われる各種の制御について説明する。以下においては、パチンコ遊技機10は予め起動されており、上述した主制御手段510や副制御手段610においては、制御に用いられる種々の変数の初期化等の起動処理は終えて、パチンコ遊技機10は定常動作しているものとする。
以下に示す図4、図5及び図6は、主制御手段510において実行されるサブルーチンを示し、図7及び図8は、副制御手段610において実行されるサブルーチンを示す。尚、これらの図4〜図8に示すフローチャートは、主制御手段510又は副制御手段610における制御処理を実行するための1つの例を示したにすぎず、同等の処理をできるものであれば、図4〜図8に示した手順には限られない。
<入賞処理>
図4は、上述した主制御手段510において実行される入賞処理のサブルーチンを示す。この図4に示したサブルーチンは、主制御手段510で予め実行されているメインプログラム(図示せず)から所定のタイミング毎に呼び出されて繰り返し実行される。
最初に、遊技盤24を移動している遊技球が、いずれかの入賞口32〜38及び39a〜39dに入賞したか否かを判断する(ステップS11)。尚、これらの入賞口32〜38及び39a〜39dには、遊技球が通過したことを検出した検出信号を主制御手段510に発する入賞検出センサ(図示せず)が設けられており、ステップS11の処理は、この検出信号が主制御手段510に供給されたか否かによって判断する。
ステップS11で遊技球が入賞口32〜38及び39a〜39dのいずれかに入賞したと判別したときには、入賞口の種類に応じて入賞カウンタの値を1だけ加算する(ステップS12)。この入賞カウンタの値は、上述した主制御手段510の入賞カウンタ記憶手段536に記憶される。入賞カウンタは、入賞口の種類毎に定められている。本実施の形態におけるパチンコ遊技機10においては、入賞口32に遊技球が入賞したときには、4個の遊技球が賞球として払い出され、入賞口34に遊技球が入賞したときには、15個の遊技球が賞球として払い出され、入賞口39a〜39dに遊技球が入賞したときには、13個の遊技球が賞球として払い出される。このため、入賞カウンタとして、遊技球4個用の入賞カウンタと、13個用の入賞カウンタと、15個用の入賞カウンタと、の3種類の入賞カウンタが用意されており、入賞カウンタ記憶手段536には、4個用の入賞カウンタの値と、13個用の入賞カウンタの値と、15個用の入賞カウンタの値と、の各々を記憶するための記憶領域が確保されている。このように構成したことにより、上述したステップS11及びS12の処理で、入賞口32に遊技球が入賞したと判別したときには、4個用の入賞カウンタの値を1だけ加算し、入賞口34に遊技球が入賞したと判別したときには、15個用の入賞カウンタの値を1だけ加算し、入賞口39a〜39dに遊技球が入賞したと判別したときには、13個用の入賞カウンタの値を1だけ加算する。
上述したステップS11で遊技球が入賞口32〜38及び39a〜39dのいずれにも入賞していないと判別したとき、又はステップS12の処理を実行したときには、副制御手段610から発せられた払出中信号がオフであるか否かを判断する(ステップS13)。この払出中信号は、副制御手段610が、遊技球の払出しの処理を現在実行している最中であるか否かを示す信号である。払出中信号がオンである状態は、遊技球の払出しの処理を現在実行している最中であることを示し、払出中信号がオフである状態は、遊技球の払出しの処理を実行していないことを示す。尚、副制御手段610が払出中信号を発する処理は、後述する図8のステップS68で実行される。
ステップS13で、副制御手段610から発せられた払出中信号がオフであると判別したとき、即ち、副制御手段610において遊技球の払出しの処理が現在行われていないと判別したときには、上述した入賞カウンタの全ての値が0であるか否かを判断する(ステップS14)。本実施の形態では、上述したように、入賞カウンタは、遊技球4個用のものと、13個用のものと、15個用のものとの3種類あり、このステップS14の処理は、これらの3種類の入賞カウンタの全ての値が0であるか否かを判断する処理である。入賞カウンタのうちのいずれかの値が0でないと判別したときには、値が0でない入賞カウンタの値を1だけ減算し(ステップS15)、減算処理した入賞カウンタに応じて賞球払出個数コマンド送信要求と、賞球払出開始コマンド送信要求とをセットし(ステップS16)、本サブルーチンを終了する。
この賞球払出個数コマンド送信要求は、賞球払出個数コマンドを副制御手段610に送信すべきことを決定したことを示し、賞球払出開始コマンド送信要求は、賞球払出開始コマンドを副制御手段610に送信すべきことを決定したことを示す。賞球払出個数コマンドは、払い出すべき賞球の数を示す情報を含むコマンドである。また、賞球払出開始コマンドは、賞球の払出しを開始すべき旨を示す情報を含むコマンドである。
例えば、ステップS15において、13個用の入賞カウンタの値を1だけ減算したときには、ステップS16においては、払い出すべき賞球の数が13個であることを示す情報を含んだ賞球払出個数コマンドを送信すべきことが決定され、さらに、賞球の払出しを開始すべき旨を示す情報を含む賞球払出開始コマンドを送信すべきことが決定される。
尚、上述した賞球払出個数コマンドは、後述する図6のステップS33において、副制御手段610に送信され、賞球払出開始コマンドは、後述する図6のステップS38において、副制御手段610に送信される。
また、上述したステップS13において、副制御手段610から発せられた払出中信号がオフでないと判別したとき、又は入賞カウンタの全ての値が0であると判別したときには、本サブルーチンを直ちに終了する。
<払出制御回路状態検出処理>
図5は、上述した主制御手段510において実行される払出制御手段620の状態を検出する処理のサブルーチンを示す。この図5に示したサブルーチンは、主制御手段510で予め実行されているメインプログラム(図示せず)から所定のタイミング毎に呼び出されて繰り返し実行される。
最初に、払出制御手段620から発せられた信号を受信する(ステップS21)。払出制御手段620から発せられる信号は、後述する図8のステップS68で発せられる払出中信号や、図8のステップS67又はS70で発せられるコマンド受信完了信号である。上述したように、払出中信号は、副制御手段610が、遊技球の払出しの処理を現在実行している最中であるか否かを示す信号であり、コマンド受信完了信号は、副制御手段610が、主制御手段510から発せられた制御命令の受信を完了したか否かを示す信号である。コマンド受信完了信号がオンである状態は、主制御手段510から発せられた制御命令の受信を完了した直後であることを示し、コマンド受信完了信号がオフである状態は、主制御手段510から発せられた制御命令の受信を完了した直後ではないことを示す。尚、コマンド受信完了信号は、主制御手段510から発せられた制御命令の受信を完了したときには、所定時間、例えば10ミリ秒だけオンとなる。
次に、コマンド受信完了信号がオンであるか否かを判断する(ステップS22)。コマンド受信完了信号がオンであると判別したときには、コマンド受信完了信号オンをセットし(ステップS23)、コマンド受信完了信号がオンでないと判別したときには、コマンド受信完了信号オフをセットする(ステップS24)。このコマンド受信完了信号オンのセット又はコマンド受信完了信号オフのセットは、主制御手段510の記憶手段(図示せず)に記憶され、コマンド受信完了信号の状態を示すフラグに記憶される。コマンド受信完了信号オンをセットするときには、このフラグの値を1に設定し、コマンド受信完了信号オフをセットするときには、このフラグの値を0に設定する。尚、このステップS23又はS24でセットされたコマンド受信完了信号の状態は、後述する図6のステップS32、S34、S37又はS39の判断処理で用いられる。
上述したステップS23又はS24の処理を実行した後、払出中信号がオンであるか否かを判断する(ステップS25)。払出中信号がオンであると判別したときには、払出中信号オンをセットし(ステップS26)、払出中信号がオンでないと判別したときには、払出中信号オフをセットする(ステップS27)。この払出中信号オンのセット又は払出中信号オフのセットも、主制御手段510の記憶手段(図示せず)に記憶される。例えば、払出中信号の状態を示すフラグに記憶され、払出中信号オンをセットするときには、このフラグの値を1に設定し、払出中信号オフをセットするときには、このフラグの値を0に設定する。上述した図4のステップS13の判断処理は、このステップS26又はS27でセットされた払出中信号の状態を判断する処理である。
上述したステップS26又はS27を処理を実行したときには、直ちに本サブルーチンを終了する。
<コマンド送信処理>
図6は、上述した主制御手段510において実行される副制御手段610へコマンドを送信する処理のサブルーチンを示す。この図6に示したサブルーチンは、主制御手段510で予め実行されているメインプログラム(図示せず)から所定のタイミング毎に呼び出されて繰り返し実行される。
最初に、賞球払出個数コマンド送信要求があるか否かを判断する(ステップS31)。この賞球払出個数コマンド送信要求は、上述した図4のステップS16の処理でセットされたものである。賞球払出個数コマンド送信要求があると判別したときには、コマンド受信完了信号がオフでありかつ払出中信号がオフであるか否か、即ち、これよりも以前に行われた副制御手段610における処理が既に終わって、副制御手段610に新たにコマンドを送信できるか否かを判断する(ステップS32)。
コマンド受信完了信号がオフでありかつ払出中信号がオフであると判別したときには、賞球払出個数コマンドを副制御手段610に送信する(ステップS33)。賞球払出個数コマンドは、上述したように、払い出すべき賞球の数を示す情報を含むコマンドであるので、このコマンドが送られた副制御手段610は、払い出すべき賞球の数を得ることができる。
一方、ステップS32で、コマンド受信完了信号がオンであるか、又は払出中信号がオンであると判別したときには、コマンド受信完了信号がオンでありかつ払出中信号がオンである否かを判断する(ステップS34)。コマンド受信完了信号がオンでありかつ払出中信号がオンであると判別したとき、即ち、ステップS33で送信した賞球払出個数コマンドの受信が副制御手段610において完了したと判別したときには、賞球払出個数コマンド送信要求をクリアする(ステップS35)。
上述したステップS33若しくはS35の処理を終えたとき、又はステップS34でコマンド受信完了信号若しくは払出中信号のいずれか一方のみがオンであると判別したときには、本サブルーチンを終了する。
上述したステップS34でコマンド受信完了信号がオンでありかつ払出中信号がオンであると判別しない限り、ステップS35で賞球払出個数コマンド送信要求はクリアされないので、図4のステップS16でセットされた賞球払出個数コマンド送信要求はセットされた状態を維持する。このように処理することにより、主制御手段510は、副制御手段610からのコマンド受信完了信号を受信しない限り、ステップS33で命令要素情報である賞球払出個数コマンドを副制御手段610に改めて送信する。
また、上述したステップS31で賞球払出個数コマンド送信要求がないと判別したときには、賞球払出開始コマンド送信要求があるか否かを判断する(ステップS36)。この賞球払出個数コマンド送信要求も、上述した図4のステップS16の処理でセットされたものである。賞球払出開始コマンド送信要求があると判別したときには、コマンド受信完了信号がオフでありかつ払出中信号がオフであるか否か、即ち、これよりも以前に行われた副制御手段610における処理が既に終わって、副制御手段610に新たにコマンドを送信できるか否かを判断する(ステップS37)。
コマンド受信完了信号がオフでありかつ払出中信号がオフであると判別したときには、賞球払出開始コマンドを副制御手段610に送信する(ステップS38)。賞球払出開始コマンドは、上述したように、賞球の払出しを開始すべき旨を示す情報を含むコマンドであるので、このコマンドが送られた副制御手段610は、賞球の払出しの処理を開始することができる。
一方、ステップS37で、コマンド受信完了信号がオンであるか、又は払出中信号がオンであると判別したときには、コマンド受信完了信号がオンでありかつ払出中信号がオンである否かを判断する(ステップS39)。コマンド受信完了信号がオンでありかつ払出中信号がオンであると判別したとき、即ち、ステップS38で送信した賞球払出開始コマンドの受信が副制御手段610において完了したと判別したときには、賞球払出開始コマンド送信要求をクリアする(ステップS40)。
上述したステップS36で賞球払出開始コマンド送信要求がないと判別したとき、ステップS38若しくはS40の処理を終えたとき、又はステップS39でコマンド受信完了信号若しくは払出中信号のいずれか一方のみがオンであると判別したときには、本サブルーチンを終了する。
上述したステップS39でコマンド受信完了信号がオンでありかつ払出中信号がオンであると判別しない限り、ステップS40で賞球払出開始コマンド送信要求はクリアされないので、図4のステップS16でセットされた賞球払出個数コマンド送信要求はセットされた状態を維持する。このように処理することにより、主制御手段510は、副制御手段610からのコマンド受信完了信号を受信しない限り、ステップS38で命令要素情報である賞球払出開始コマンドを副制御手段610に改めて送信する。
<賞球払出処理>
図7は、上述した副制御手段610において実行される賞球の払出しをする処理のサブルーチンを示す。この図7に示したサブルーチンは、副制御手段610で予め実行されているメインプログラム(図示せず)から所定のタイミング毎に呼び出されて繰り返し実行される。
最初に、払出しの開始要求があるか否かを判断する(ステップS51)。この払出しの開始要求は、後述する図8のステップS71でセットされる。払出しの開始要求がセットされたときには、払出しを開始することができ、払出しの開始要求がセットされなかったときには、払出しを開始することができない。
払出しの開始要求がセットされたと判別したときには、払出モータ56を駆動する(ステップS52)。払出モータ56が駆動されると、遊技球が賞球として1個だけ払い出される。次に、賞球を1個払い出したか否かを判断する(ステップS53)。この判断は、払出モータ56によって送出される遊技球の流路に設けられている通過センサ(図示せず)から発せられる通過検出信号を検出することによって判断される。通過センサは、遊技球を流路を通過したと判別したときには、通過検出信号を発する。
ステップS53で賞球を1個払い出したと判別したときには、賞球個数を示す変数の値を1だけ減算する(ステップS54)。この賞球個数を示す変数の値は、後述する図8のステップS66で、副制御手段610が受信した賞球払出個数コマンドが示す個数だけ加算される。
次に、賞球個数を示す変数の値が0となったか否かを判断する(ステップS55)。賞球個数を示す変数の値が0でないと判別したとき、即ち、まだ払い出すべき賞球があると判別したときには、上述したステップS52に処理を戻す。
一方、上述したステップS51で払出しの開始要求がないと判別したとき、ステップS53で賞球を1個払い出していないと判別したとき、又はステップS55で賞球個数を示す変数の値が0となったと判別したときには、本サブルーチンを終了する。
<コマンド送受信処理>
図8は、上述した副制御手段610において実行されるコマンドを送受信する処理のサブルーチンを示す。この図8に示したサブルーチンは、副制御手段610で予め実行されているメインプログラム(図示せず)から所定のタイミング毎に呼び出されて繰り返し実行される。
最初に、コマンド受信完了信号を出力中であるか否かを判断する(ステップS61)。尚、このコマンド受信完了信号の出力は、後述するステップS67又はS70において開始される。コマンド受信完了信号を出力中であると判別したときには、所定時間、例えば10ミリ秒経過したか否か判断する(ステップS62)。コマンド受信完了信号の出力が所定時間だけ経過したと判別したときには、コマンド受信完了信号の出力を終える(ステップS63)。一方、コマンド受信完了信号の出力が所定時間経過していないと判別したときには、次に処理を移す。このような処理をすることにより、後述するステップS67又はS70においてコマンド受信完了信号の出力が開始された後、所定時間経過するまで、コマンド受信完了信号は出力され続ける。
上述したステップS61でコマンド受信完了信号を出力中でないと判別したとき、ステップS62でコマンド受信完了信号の出力が所定時間経過していないと判別したとき、又はステップS63の処理を実行したときには、主制御手段510から発せられたコマンドを受信したか否かを判断する(ステップS64)。
主制御手段510から発せられたコマンドを受信したと判別したときには、受信したコマンドが賞球払出個数コマンドであるか否かを判断する(ステップS65)。受信したコマンドが賞球払出個数コマンドであると判別したときには、賞球払出個数コマンドが示す賞球の個数を、賞球個数を示す変数の値に加算する(ステップS66)。次いで、コマンド受信完了信号の出力をオンにし(ステップS67)、払出中信号をオンにする(ステップS68)。ステップS6でオンにしたコマンド受信完了信号の出力は、上述したように、所定時間経過後にステップS63の処理でオフにされる。また、ステップS6でオンにされた払出中信号は、後述するステップS74の処理でオフにされる。
一方、ステップS65で、受信したコマンドが賞球払出個数コマンドでないと判別したときには、受信したコマンドが賞球払出開始コマンドであるか否かを判断する(ステップS69)。受信したコマンドが賞球払出開始コマンドであると判別したときには、コマンド受信完了信号の出力をオンにし(ステップS70)、払出開始要求をセットする(ステップS71)。ステップS70でオンにしたコマンド受信完了信号の出力は、上述したように、所定時間経過後にステップS63の処理でオフにされる。また、ステップS71でセットされた払出開始要求は、上述した図7のステップS51の処理で判断される。この払出しの開始要求がセットされたときには、払出しを開始すべきことを示し、払出しの開始要求がセットされなかったときには、払出しを開始すべきでないことを示す。
上述したようにステップS65で受信したコマンドが賞球払出個数コマンドであると判別した後には、ステップS67でコマンド受信完了信号の出力をオンにし、さらに、ステップS69で受信したコマンドが賞球払出開始コマンドであると判別した後には、ステップS70でコマンド受信完了信号の出力をオンにする。このように、命令要素情報である賞球払出個数コマンドや賞球払出開始コマンド受信する毎に、副送信手段640は、コマンド受信完了信号を主制御手段510に送信する。このように処理することで、不正な行為をさらに困難にすることができる。
上述したステップS64でコマンドを受信していないと判別したとき、ステップS69で受信したコマンドが賞球払出個数コマンドでも賞球払出開始コマンドでもないと判別したとき、又はステップS68の処理若しくはS71の処理を実行したときには、賞球個数を示す変数の値が0であるか否かを判断する(ステップS72)。賞球個数を示す変数の値が0であると判別したとき、即ち、上述した図7の処理で全ての賞球を払出したと判別したとき又は払い出すべき賞球がなかったと判別したときには、上述したステップS71でセットした払出開始要求をクリアし(ステップS73)、上述したステップS68でオンにした払出中信号をオフにし(ステップS74)、本サブルーチンを終了する。
上述したステップS68でオンにされた払出中信号は、ステップS72で賞球個数を示す変数の値が0であると判別されて、ステップS74でオフにされるまで、オンの状態を維持する。即ち、被制御手段300が制御されている期間は、駆動中信号である払出中信号が主制御手段510に送信されつづける。このような処理をすることにより、主制御手段510が制御命令を不必要に副制御手段610に供給するような無駄を防止することができる。
本発明に係る弾球遊技機の一つの実施の形態であるパチンコ遊技機の一例の概略を示す正面図である。 パチンコ遊技機10の背面を示す背面図である。 パチンコ遊技機10における主要な制御機能の概略を示す機能ブロック図である。 主制御回路50において実行される入賞処理のサブルーチンを示すフローチャートである。 主制御手段510において実行される払出制御回路54の状態を検出する処理のサブルーチンを示すフローチャートである。 主制御手段510において実行される副制御手段610へコマンドを送信する処理のサブルーチンを示すフローチャートである。 副制御手段610において実行される賞球の払出しをする処理のサブルーチンを示すフローチャートである。 副制御手段610において実行されるコマンドを送受信する処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
符号の説明
10 パチンコ遊技機(遊技機)
50 主制御回路(主制御手段)
52 画像制御回路(副制御手段)
54 払出制御回路(副制御手段)
300 被制御手段
510 主制御手段
610 副制御手段
624 駆動信号生成手段

Claims (2)

  1. 遊技の進行を制御するとともに、前記遊技の進行に基づいて生成した制御命令を発する主制御手段と、
    前記主制御手段に電気的に接続され、かつ、前記主制御手段から発せられた前記制御命令に基づいて生成した駆動信号を発する副制御手段と、
    前記副制御手段に電気的に接続され、かつ、前記副制御手段から発せられた前記駆動信号に応じて駆動される被制御手段と、を含む遊技機であって、
    前記制御命令が、前記被制御手段を駆動するための複数の駆動命令のうちの一からなり、かつ、前記複数の駆動命令の各々が、前記被制御手段における複数種類の駆動の態様の各々に対応し、かつ、前記複数の駆動命令の各々は、前記駆動の態様を特定する少なくとも2つ以上の命令要素情報からなり、
    前記被制御手段には、前記副制御手段から発せられた払出信号に応じて遊技媒体を払い出す払出手段が含まれており、
    前記主制御手段は、
    前記駆動命令を前記副制御手段へ発する際に、該駆動命令を構成する少なくとも2つの命令要素情報の各々に対応して、該対応する命令要素情報を送信すべきことが決定されたことを示す送信要求を生成する送信要求生成手段と、
    前記送信要求生成手段によって生成された各送信要求を個々に記憶する送信要求記憶手段と、
    前記送信要求記憶手段に記憶された各送信要求に対応する複数の命令要素情報を、予め定められた順序に従って、1つずつ前記副制御手段へ送信する命令要素情報送信手段と、を有し、
    前記副制御手段は、前記駆動信号として前記払出信号を前記払出手段に発する場合において、前記少なくとも2つ以上の命令要素情報の全てを受信したときに、受信した命令要素情報によって特定される駆動の態様に応じて、前記払出信号生成する払出信号生成手段を含み、
    前記命令要素情報送信手段から送信された命令要素情報を受信する毎に、該命令要素情報を受信したことを示す受信完了信号を、一定時間だけ前記主制御手段へ送信し、かつ、
    前記払出手段による前記遊技媒体の払い出しの処理を行っていることを示す駆動中信号を前記主制御手段に送信し、
    前記主制御手段は、
    前記命令要素情報送信手段によって最初に送信すべき前記命令要素情報が送信された後に、該最初に送信すべき命令要素情報に対応する送信要求が前記送信要求記憶手段に記憶されていた場合は、前記副制御手段から前記受信完了信号および前記駆動中信号をともに受信したときに、該最初に送信すべき命令要素情報に対応する送信要求を前記送信要求記憶手段から消去する一方、
    前記副制御手段から前記受信完了信号および前記駆動中信号をともに受信していないときは、前記最初に送信すべき命令要素情報を再び前記副制御手段へ送信し、
    前記命令要素情報送信手段によって前記最初に送信すべき命令要素情報が送信された後に、前記最初に送信すべき命令要素情報に対応する送信要求が前記送信要求記憶手段に記憶されていなかった場合は、前記副制御手段から前記受信完了信号を受信しておらず、かつ、前記駆動中信号を受信しているときに、次に送信すべき前記命令要素情報を前記副制御手段へ送信する
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 前記駆動命令を成す前記命令要素情報は、前記遊技媒体の払出個数を示す払出個数情報と、前記遊技媒体の払い出しの開始を示す払出開始情報と、を含み、
    前記主制御手段は、前記少なくとも2つ以上の命令要素情報のうちの最後に送信すべき命令要素情報として、前記払出開始情報を送信する請求項1記載の遊技機。
JP2003425659A 2003-12-22 2003-12-22 遊技機 Expired - Fee Related JP4605629B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003425659A JP4605629B2 (ja) 2003-12-22 2003-12-22 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003425659A JP4605629B2 (ja) 2003-12-22 2003-12-22 遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005177335A JP2005177335A (ja) 2005-07-07
JP4605629B2 true JP4605629B2 (ja) 2011-01-05

Family

ID=34785470

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003425659A Expired - Fee Related JP4605629B2 (ja) 2003-12-22 2003-12-22 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4605629B2 (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001058067A (ja) * 1999-08-20 2001-03-06 Fuji Shoji:Kk 弾球遊技機
JP2002218351A (ja) * 2001-01-23 2002-08-02 Mitsubishi Electric Corp 音声出力制御装置
JP2002255369A (ja) * 2001-03-02 2002-09-11 Canon Aptex Inc 画像形成装置
JP2003053011A (ja) * 2001-08-13 2003-02-25 Sankyo Kk 遊技機および記録媒体処理装置
JP2003190615A (ja) * 2001-12-25 2003-07-08 Sankyo Kk 遊技機
JP2003210684A (ja) * 2002-01-21 2003-07-29 Fuji Shoji:Kk 遊技機
JP2003225433A (ja) * 2002-01-31 2003-08-12 Sankyo Kk 遊技機

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001058067A (ja) * 1999-08-20 2001-03-06 Fuji Shoji:Kk 弾球遊技機
JP2002218351A (ja) * 2001-01-23 2002-08-02 Mitsubishi Electric Corp 音声出力制御装置
JP2002255369A (ja) * 2001-03-02 2002-09-11 Canon Aptex Inc 画像形成装置
JP2003053011A (ja) * 2001-08-13 2003-02-25 Sankyo Kk 遊技機および記録媒体処理装置
JP2003190615A (ja) * 2001-12-25 2003-07-08 Sankyo Kk 遊技機
JP2003210684A (ja) * 2002-01-21 2003-07-29 Fuji Shoji:Kk 遊技機
JP2003225433A (ja) * 2002-01-31 2003-08-12 Sankyo Kk 遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005177335A (ja) 2005-07-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5013390B2 (ja) スロットマシン
JP5835854B1 (ja) 遊技機
JP6938040B2 (ja) 弾球遊技機
JP2021078537A (ja) 弾球遊技機
JP4605629B2 (ja) 遊技機
JP7016541B2 (ja) 遊技機
JP2015107272A (ja) 遊技機
JP2008237240A (ja) 遊技機
JP6081905B2 (ja) 遊技機
JP2021078663A (ja) 弾球遊技機
JP2005177334A (ja) 遊技機
JP2021029896A (ja) 弾球遊技機
JP2021029895A (ja) 弾球遊技機
JP7004330B2 (ja) 遊技機
JP7070924B2 (ja) 弾球遊技機
JP6710395B2 (ja) 遊技機
JP7037308B2 (ja) 遊技機
JP7557202B2 (ja) 弾球遊技機
JP2021013593A (ja) 遊技機
JP2021013592A (ja) 遊技機
JP4368618B2 (ja) 遊技機
JP2021019924A (ja) 遊技機
JP2021019923A (ja) 遊技機
JP2020191999A (ja) 弾球遊技機
JP2020191998A (ja) 弾球遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061212

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100105

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100303

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100921

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100930

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131015

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131015

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees