JP2011079620A - 排紙装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】構造の複雑化を抑制しつつ印刷用紙の整列性を向上させることができる排紙装置を提供する。
【解決手段】排紙装置1は、印刷用紙PAが積載される排紙台2と、排紙台2に印刷用紙PAを排紙する排紙ローラ6a、6bと、排紙ローラ6a、6bを制御する制御部11とを備え、制御部11は、排紙台2に積載された印刷用紙PAの枚数に基づいて、排紙ローラ6a、6bによって排紙される印刷用紙PAの排紙速度Vを制御する。
【選択図】図4

Description

本発明は、印刷用紙を排紙するための排紙装置に関する。
従来、画像が印刷された印刷用紙を排紙するために、搬送経路の下流に設けられた排紙装置が知られている。
特許文献1には、排紙台と、排紙台に印刷用紙を排紙するための複数対の排紙ローラと、排紙ローラを回転駆動させるための駆動モータと、排紙ローラを搬送方向に沿って移動させるローラ駆動部とを備えた画像形成装置が開示されている。ローラ駆動部は、ソレノイド、及び、ソレノイドと排紙ローラとを連結する支持棒を備える。
特許文献1の技術では、印刷部によって印刷された印刷済みの印刷用紙が排紙ローラまで搬送される。次に、印刷用紙は、駆動モータによって回転駆動された排紙ローラによってニップ(挟持)されつつ、排紙台へと排紙される。ここで、特許文献1の技術では、印刷用紙をニップしている排紙ローラが、ローラ駆動部によって排紙方向と逆方向に、且つ、排紙速度と同じ速度で移動される。これによって、特許文献1の技術は、印刷用紙を略真下に落下させて、スタッキング性能を向上させて、印刷用紙の整列性を向上させている。
特開2007−276928号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、排紙ローラを移動させるためのローラ駆動部を必要とする。このため、特許文献1の技術は、印刷用紙の整列性を向上させるために装置の構造が複雑になるといった課題がある。
本発明は、上述した課題を解決するために創案されたものであり、構造の複雑化を抑制しつつ印刷用紙の整列性を向上させることができる排紙装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、印刷用紙が積載される排紙台と、前記排紙台に印刷用紙を排紙する排紙手段と、前記排紙手段を制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記排紙台に積載された印刷用紙の枚数に基づいて、前記排紙手段によって排紙される印刷用紙の排紙速度を制御することを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、前記制御部は、排紙された印刷用紙の枚数の増加に伴って、前記排紙速度を加速させることを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、前記排紙台の排紙方向の上流側端部に立設された立設部を更に備え、前記排紙台の排紙方向の上流側は、前記排紙台の排紙方向の下流側よりも低いことを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、前記排紙台上の印刷用紙の有無を検出して、検出信号を前記制御部に出力する用紙センサを更に備え、前記制御部は、前記検出信号に基づいて、前記排紙台に印刷用紙があると判定した場合は、前回の印刷ジョブの印刷用紙の枚数を積算した印刷用紙の枚数に基づいて、前記排紙速度を制御することを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、前記制御部は、前回の印刷ジョブの印刷終了からの印刷間隔が閾値間隔を越えている場合、印刷ジョブの1枚目の排紙速度を2枚目の排紙速度よりも速くすることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、制御部が排紙台に積載された印刷用紙の枚数に基づいて排紙速度を制御する。これにより、排紙された印刷用紙が、既に積載されている印刷用紙に当たって、飛距離が短くなることを抑制できる。このため、請求項1の発明は、印刷用紙の上流側瑞部が排紙台まで達しないことを抑制できるので、印刷用紙の整列性が向上する。即ち、請求項1の発明は、排紙速度を制御することによって印刷用紙の整列性を向上させている。この結果、請求項1の発明は、構造の複雑化を抑制しつつ、印刷用紙の整列性を向上させることができる。
請求項2の発明によれば、印刷用紙の枚数の増加に伴って、排紙速度を加速させている。これにより、排紙台の印刷用紙の高さが高くなっても、排紙される印刷用紙は、充分な飛距離を得ることができる。この結果、請求項2の発明は、印刷用紙の枚数に関わらず、印刷用紙の整列性を向上させることができる。
請求項3の発明によれば、排紙台に排紙された印刷用紙が、エンドフェンスまで排紙台に沿って上流側に滑落する。この結果、印刷用紙の一辺がエンドフェンスによって揃えられるので、印刷用紙の整列性がより向上する。
請求項4の発明によれば、前回の印刷用紙が残っている場合には、前回の印刷用紙の枚数を積算した枚数に基づいて、排紙速度を制御している。これにより、前回の印刷用紙に更に印刷用紙を積載する場合でも、排紙される印刷用紙は充分な飛距離を得ることができる。
請求項5の発明によれば、印刷間隔が閾値間隔以上の場合、1枚目の印刷用紙の排紙速度を2枚目の印刷用紙の排紙速度よりも速くしている。これにより、1枚目の印刷用紙でも充分な飛距離を得ることができる。尚、1枚目の印刷用紙は、気流が不安定になり易く、飛距離が短くなることが多い。
第1実施形態による排紙装置の全体斜視図である。 排紙装置の正面図である。 排紙装置の制御系のブロック図である。 排紙処理を説明するためのフローチャートである。 印刷用紙が排紙される状態を説明する動作図である。 印刷用紙が排紙される状態を説明する動作図である。 印刷用紙が排紙される状態を説明する動作図である。 印刷用紙が排紙される状態を説明する動作図である。 印刷用紙が排紙される状態を説明する動作図である。 印刷用紙が排紙される状態を説明する動作図である。 印刷用紙が排紙される状態を説明する動作図である。
(第1実施形態)
以下、図面を参照して、本発明による第1実施形態を説明する。図1は、第1実施形態による排紙装置の全体斜視図である。図2は、排紙装置の正面図である。図3は、排紙装置の制御系のブロック図である。以下の説明において、ユーザが位置する図2の紙面表側を前方する。ユーザから視て左右上下を左右上下方向とする。また、上流または下流とは、排紙方向における上流または下流の意味である。より具体的には、上流とは右下方向であり、下流とは左上方向である。
図1〜図3に示すように、第1実施形態による排紙装置1は、排紙台2と、一対のサイドフェンス3、4と、エンドフェンス(請求項の立設部に相当)5と、排紙ローラ(請求項の排紙手段に相当)6a、6bと、用紙センサ7と、排紙センサ8と、移動モータ9と、制御部11とを備えている。
排紙台2は、印刷済みの印刷用紙PAが積載されるものである。排紙台2は、排紙装置1が取り付けられる印刷装置の収納ケース31(図2の二点鎖線参照)の左側部に設けられている。排紙台2の左側の大部分は、収納ケース31から露出している。排紙台2の上流側端部は、排紙台2の下流側端部よりも下方に配置されている。即ち、排紙台2は、傾斜した状態で取り付けられている。排紙台2の上面は、略平面状に形成されている。これにより、排紙された印刷用紙PAは、排紙台2の上面に沿ってエンドフェンス5へと滑落する。
一対のサイドフェンス3、4は、印刷用紙PAの幅方向(前後方向)の位置を揃えるものである。サイドフェンス3、4は、排紙台2の右端部分に配置されている。サイドフェンス3は、排紙台2の後端に取り付けられている。サイドフェンス4は、排紙台2の前端に取り付けられている。サイドフェンス3、4は、略鉛直面と平行に立設されている。サイドフェンス3、4は、左右方向に延びるように構成されている。サイドフェンス3、4の下端部と排紙台2の上面との間には、空隙3a、4aが形成されている。空隙3a、4aは、排紙される印刷用紙PAと排紙台2との間の空気を逃がすためのものである。サイドフェンス3、4は、排紙台2の上面に沿って、移動モータ9によって左右方向に移動可能に構成されている。
エンドフェンス5は、印刷用紙PAの上流側端部(右端部)の位置を揃えるものである。エンドフェンス5は、排紙台2の上流側端部(右端部)に配置されている。これにより、エンドフェンス5は、排紙台2の傾斜に沿って滑落する印刷用紙PAを受け止めることができる。エンドフェンス5は、略鉛直面と平行に立設されている。エンドフェンス5は、前後方向(幅方向)に延びるように構成されている。エンドフェンス5の上方には、印刷用紙PAが排紙される排紙口5aが形成されている。エンドフェンス5の左面には、複数の突条部15が形成されている。これにより、空気を逃がすための空隙が、エンドフェンス5と印刷用紙PAの一辺との間に形成される。
一対の排紙ローラ6a、6bは、印刷装置によって搬送される印刷済みの印刷用紙PAを排紙台2へと排紙するものである。排紙ローラ6a、6bは、エンドフェンス5の上端部よりも上流側に配置されている。排紙ローラ6aは、排紙ローラ6bの略上方に配置されている。排紙ローラ6aの下端部と排紙ローラ6bの上端部は、印刷用紙PAを排紙する際には、接触する。これにより、一対の排紙ローラ6a、6bは、印刷用紙PAをニップ(挟持)可能となる。排紙ローラ6aと排紙ローラ6bとの接触個所は、エンドフェンス5の上端部よりも上方に配置されている。これにより、排紙ローラ6a、6bによって排紙される印刷用紙PAが、エンドフェンス5の上方を越える。排紙ローラ6a、6bは、排紙モータ10によって回転駆動される。
用紙センサ7は、排紙台2上の印刷用紙PAの有無を検出するものである。用紙センサ7は、排紙台2の右端部の下面に配置されている。用紙センサ7は、排紙台2の印刷用紙PAを検出すると、検出信号を制御部11へと出力する。
排紙センサ8は、排紙される印刷用紙PAを検出するものである。排紙センサ8は、エンドフェンス5と排紙ローラ6a、6bとの間に配置されている。排紙センサ8は、印刷用紙PAを検出する毎に、排紙信号を制御部11へと出力する。
制御部11は、排紙装置1の制御全般を司るものである。尚、制御部11は、排紙装置1が取り付けられる印刷装置の制御全般も司る。図3に示すように、制御部11は、排紙処理プログラム等の種々のプログラムを実行するCPU21と、印刷用紙PAの枚数をカウントしたカウント値Cnt等の各情報が一時的に記憶されるRAM22と、基本プログラムが記憶されているROM23と、排紙処理プログラム等のプログラムが記憶されているHDD24と、入出力を行うためのI/Oポート25とを備えている。
HDD24には、排紙された印刷用紙PAの枚数(カウント値Cnt)が記憶されている。HDD24には、1枚印刷用紙PAが排紙される毎に排紙速度Vを加速させる速度αが記憶されている。速度αは、例えば、1mm/sである。HDD24には、略最高速度に近い1枚目の排紙速度V0(例えば、750mm/s〜1000mm/s)と、略最低速度に近い2枚目の排紙速度V1(例えば、50mm/s〜100mm/s)とが記憶されている。尚、印刷間隔Pintが短い場合、排紙速度V1は、1枚目の排紙速度となる。
HDD24には、印刷間隔Pintの判定用の閾値間隔Thintが記憶されている。制御部11は、印刷間隔Pintと閾値間隔Thintとの判定結果に基づいて、1枚目の印刷用紙PAの排紙速度Vを決定する。具体的には、印刷間隔Pintが閾値間隔Thint以上の場合、制御部11は、1枚目の印刷用紙PAの排紙速度Vを「V0」に設定する。尚、この場合、制御部11は、2枚目の印刷用紙PAの排紙速度Vは「V0」よりも遅い「V1」に設定する。一方、印刷間隔Pintが閾値間隔Thint未満の場合、制御部11は、1枚目の印刷用紙PAの排紙速度Vを「V1」に設定する。
I/Oポート25には、移動モータ9が接続されている。これにより、制御部11は、移動モータ9を制御して、サイドフェンス3、4を移動させる。
I/Oポート25には、排紙モータ10が接続されている。これにより、制御部11は、排紙モータ10を駆動させて、排紙ローラ6a、6bの回転駆動を制御する。ここで、制御部11は、排紙モータ10の駆動及び停止のみならず、排紙モータ10の回転速度も制御する。この結果、制御部11は、排紙ローラ6a、6bによって排紙される印刷用紙PAの排紙速度Vを制御する。
I/Oポート25には、用紙センサ7が接続されている。これにより、制御部11は、用紙センサ7から入力される検出信号に基づいて、排紙台2の印刷用紙PAの有無を判定する。この結果、制御部11は、印刷用紙PAが有ると判定した場合、前回の印刷用紙PAの枚数に印刷用紙PAの枚数(カウント値Cnt)を積算する。
I/Oポート25には、排紙センサ8が接続されている。制御部11は、排紙センサ8から入力される排紙信号の数によって、排紙された印刷用紙PAの枚数(カウント値Cnt)をカウントする。制御部11は、印刷中にはカウント値CntをRAM22に記憶するとともに、印刷終了時にはカウント値CntをHDD24に記憶する。更に、制御部11は、印刷用紙PAの枚数に基づいて、印刷用紙PAの排紙速度Vを制御する。より具体的には、制御部11は、印刷用紙PAの枚数が増加するに伴って、排紙速度Vを「α」ずつ加速させる。
(排紙処理)
次に、図面を参照して、上述した排紙処理による排紙動作について説明する。図4は、排紙処理を説明するためのフローチャートである。図5〜図11は、印刷用紙が排紙される状態を説明する動作図である。以下に説明する排紙速度とは、排紙ローラに対する印刷用紙の移動速度のことである。尚、排紙動作は、画像印刷が印刷装置で開始されると、並行して実行されるものである。
図4に示すように、排紙処理がスタートすると、制御部11は、最初に、用紙センサ7からの検出信号に基づいて、排紙台2に印刷用紙PAが有るか否かを判定する(S1)。
制御部11は、排紙台2に印刷用紙PAが無いと判定すると(S1:No)、カウント値Cntをリセット、即ち、「Cnt=0」とする(S2)。これにより、カウント値Cntには、今回の印刷用紙PAの枚数によってのみがカウントされる。
一方、制御部11は、印刷用紙PAが有ると判定すると(S1:Yes)、カウント値Cntをリセットしない。これは、前回の印刷のカウント値Cntに今回の印刷のカウント値Cntを積算するためである。
次に、制御部11は、前回の印刷終了から今回の印刷開始までの印刷間隔Pintが閾値間隔Thint以上か否かを判定する(S3)。換言すると、この印刷間隔Pintに関する判定は、排紙台2上の気流の安定の判定でもある。ここで、印刷中は印刷用紙PAが周期的に排紙されるので、気流はサイドフェンス3、4の下方の空隙3a、4a及びエンドフェンス5の突条部15と突条部15との間を一定に流れて安定する。また、印刷終了から閾値間隔Thint未満の印刷直後では、気流の流れは徐々に少なくなるが、少量の気流がサイドフェンス3、4の下方の空隙3a、4a及びエンドフェンス5の突条部15と突条部15との間を流れているので、充分に安定している。従って、印刷中及び印刷終了から閾値間隔Thint未満の時間では、気流が安定しているので、排紙された印刷用紙PAは充分な飛距離を得ることができる。これにより、印刷用紙PAはエンドフェンス5を越えることができる。一方、印刷終了から閾値間隔Thint以上経過すると、気流の流れがほとんど無くなる。この状態で、印刷用紙PAが排紙されると、流れ始めた不安定な気流によって、印刷用紙PAの飛距離が短くなるので、印刷用紙PAはエンドフェンス5を越えにくくなる。
制御部11は、印刷間隔Pintが閾値間隔Thint以上であると判定すると(S3:Yes)、排紙速度V0となるように排紙モータ10を駆動する(S4)。これにより、図5に示すように、印刷済みの印刷用紙PAが、排紙ローラ6a、6bによってニップされつつ搬送されて、排紙台2へと搬送される。ここで、排紙速度V0は、排紙速度の略最大値である。これにより、図6に示すように、印刷用紙PAは充分な飛距離で排紙される。この結果、印刷間隔Pintが長いために排紙台2上の気流が不安定になり易い状態で、印刷用紙PAが排紙台2に排紙されても、印刷用紙PAはエンドフェンス5を越えることができる。また、前回の印刷用紙PAが排紙台2に残っている場合でも、印刷間隔Pintが長くなると、気流は同様に不安定になり易い。しかし、排紙速度Vを「V0」とすることで、印刷用紙PAが排紙台2に残っていても、印刷用紙PAはエンドフェンス5を越える。この後、図7に示すように、排紙台2上に排紙された印刷用紙PAは、エンドフェンス5に当たるまで、排紙台2の上面を滑落する。
ここで、本実施形態と異なり1枚目の排紙速度Vが低速の場合、図6の一点鎖太線で示す印刷用紙PA0のように、気流の乱れによって印刷用紙PAは充分な飛距離を得ることができない。このため、印刷用紙PAの上流側瑞部が、エンドフェンス5に引っ掛かり、ジャムが検出される。
次に、制御部11は、排紙センサ8からの排紙信号に基づいて、1枚の印刷用紙PAが排紙された判定するまで、ステップS5の処理を繰り返す。
制御部11は、1枚の印刷用紙PAが排紙されたと判定すると(S5:Yes)、印刷終了か否かを判定する(S6)。
制御部11は、所定の印刷枚数印刷されおらず、未だ印刷終了でないと判定すると(S6:No)、カウント値Cntを「1」インクリメントする(S7)。ここで、前回の印刷ジョブにより印刷された印刷用紙PAが、排紙台2に残っていない場合(S1:No)、カウント値Cntはリセットされているので(S2)、ステップS6の処理の後、カウント値Cntは「1」となる。一方、印刷用紙PAが排紙台2に残っている場合(S1:Yes)、カウント値Cntはリセットされていないので、ステップS7の処理の後、カウント値Cntは、前回の印刷用紙PAの枚数に「1」インクリメントされた値となる。即ち、前回の印刷用紙PAが残っている場合は、印刷用紙PAの枚数であるカウント値Cntが積算されることになる。
次に、制御部11は、排紙速度Vが「V1+α×(Cnt−1)」になるように、排紙モータ10の回転速度を変更する(S8)。尚、前回の印刷用紙PAが排紙台2に残っていない場合は、Cnt=1であるから、排紙速度Vは、「V1」となる。ここで、排紙速度V1は、排紙速度V0に比べて極めて低速である。ここで、排紙台2上の気流は、2枚目以降の排紙では安定する。これにより、図8に示すように、印刷用紙PAは、低速の排紙速度V1でも充分な飛距離を得て排紙される。この結果、2枚目の印刷用紙PAは、エンドフェンス5を越えて、1枚目の印刷用紙PA上に着地する。尚、前回の印刷用紙PAが排紙台2に残っている場合、2枚目の印刷用紙PAの排紙速度Vは、「V1+α×(Cnt−1)」となる。この場合でも、2枚目以降は気流が安定しているので、2枚目の印刷用紙PAは、充分な飛距離を得てエンドフェンス5を越えることができる。
この後、図9に示すように、2枚目の印刷用紙PAは、エンドフェンス5に当たるまで1枚目の印刷用紙PA上を滑落する。これにより、2枚目の印刷用紙PAが1枚目の印刷用紙PA上に整列される。
ここで、本実施形態と異なり、2枚目の排紙速度Vが速い場合、図8の一点鎖太線で示す印刷用紙PA0のように飛距離が長くなる。この場合、2枚目の印刷用紙PAがエンドフェンス5まで滑落する前に、3枚目の印刷用紙PAが排紙される。この結果、2枚目の印刷用紙PAは、エンドフェンス5まで滑落することができないので、整列性が悪化する。
制御部11は、排紙センサ8からの排紙信号に基づいて、1枚の印刷用紙PAが排紙されたと判定するまで、ステップS9を繰り返す。
制御部11は、1枚の印刷用紙PAが排紙されたと判定すると(S9:Yes)、カウント値Cntを「1」インクリメントする(S10)。
次に、制御部11は、排紙速度Vを「α」加速させて「V+α」とする(S11)。
次に、制御部11は、印刷された印刷用紙PAの枚数に基づいて、印刷終了か否かを判定する(S12)。制御部11は、印刷終了でないと判定すると(S12:No)、ステップS9に戻る。この後、制御部11は、印刷が終了するまで、ステップS9〜S12を繰り返す。これにより、排紙速度Vは、1枚印刷用紙PAが排紙される毎に「α」加速されるので、図10の矢印で示すように、印刷用紙PAの飛距離は、徐々に長くなる。このため、多数枚の印刷用紙PAが排紙台2上に積載されても、印刷用紙PAは充分な飛距離を得て排紙される。このため、印刷用紙PAがエンドフェンス5に引っ掛かることがない。尚、本実施形態と異なり排紙速度Vを「V1」のまま維持すると、図11の点線矢印で示すように、排紙された印刷用紙PA0が、短い飛距離で最上層の印刷用紙PAに衝突する。この結果、図11の一点鎖太線で示す印刷用紙PA0のように、印刷用紙PAの後瑞が、エンドフェンス5に引っ掛かり、ジャムが検出される。
一方、制御部11は、ステップS3において、印刷間隔Pintが閾値間隔Thint以上でないと判定すると(S3:No)、排紙速度Vが「V1+α×Cnt」となるように排紙モータ10を駆動させて、排紙を開始する(S14)。ここで、印刷間隔Pintが閾値間隔Thint未満である場合、前回の印刷終了直後のため、排紙台2上の気流が安定した状態を維持している。このため、今回の印刷処理においては1枚目の印刷用紙PAの排紙であるが、印刷が継続していると考えても気流による不都合が生じない。このため、印刷用紙PAは低速の排紙速度V1でも充分な飛距離を得ることができる。これにより、1枚目の印刷用紙PAは、エンドフェンス5に引っ掛かることなく、エンドフェンス5を越えることができる。この結果、印刷用紙PAは、排紙台2上に排紙された後、エンドフェンス5まで排紙台2上を滑落する。この後、上述したように制御部11は、ステップS9〜S12までを繰り返す。即ち、制御部11は、印刷終了まで徐々に排紙速度Vを加速させつつ、排紙を継続する。
制御部11は、ステップS6またはS12において、印刷終了と判定すると(S6:Yes,S12:Yes)、排紙終了処理を実行する(S13)。具体的には、制御部11は、排紙モータ10を停止する。また、制御部11は、排紙の終了時間及びカウント値CntをHDD24に記憶する。これにより、制御部11は、終了時間に基づいて、今回の印刷処理と次回の印刷処理との印刷間隔Pintを算出できる。また、制御部11は、HDD24に記憶されたカウント値Cntによってカウント値Cntを積算できる。
この結果、排紙処理が終了する。
(排紙装置の効果)
以下、上述した第1実施形態による排紙装置の効果について説明する。
上述した第1実施形態による排紙装置1では、制御部11が排紙台2に積算された印刷用紙PAの枚数(カウント値Cnt)に基づいて、印刷用紙PAの排紙速度Vを制御している。より具体的には、印刷用紙PAの枚数の増加に伴って、排紙速度Vを加速させている。これにより、排紙台2に積載された印刷用紙PAの高さが高くなっても、排紙される印刷用紙PAは充分な飛距離を得ることができる。この結果、排紙される印刷用紙PAが、エンドフェンス5に引っ掛かることを抑制できるので、ジャムを抑制して、積載される多数枚の印刷用紙PAの整列性を向上させることができる。換言すると排紙装置1は、構造の複雑化を抑制しつつ、排紙速度Vの制御によって、整列性を向上させることができる。
また、排紙装置1では、排紙開始直後は、排紙速度Vを低速(例えば、V1)に設定している。これにより、飛距離が大きくなりすぎて、排紙された印刷用紙PAがエンドフェンス5に達するまでに、次の印刷用紙PAが排紙されることを抑制できる。この結果、印刷用紙PAの上流側の一辺がエンドフェンス5によって揃えられるので、印刷用紙PAの排紙方向の整列性を向上させることができる。
また、排紙装置1では、上流側が下方となるように排紙台2を傾斜させるとともに、排紙台2の上流側端部にエンドフェンス5が立設されている。これにより、排紙台2に排紙された印刷用紙PAが、エンドフェンス5に当たるまで排紙台2上を滑落する。この結果、排紙装置1は、印刷用紙PAの整列性をより向上させることができる。
また、排紙装置1は、排紙台2に設けられた印刷用紙PAの有無を検出するための用紙センサ7を有する。これにより、前回の印刷済みの印刷用紙PAが残っている場合、制御部11は、前回の印刷用紙PAの枚数に今回の印刷用紙PAの枚数を積算することができる。この結果、制御部11は、印刷用紙PAの枚数、即ち印刷用紙PAの高さに対応させてより正確に排紙速度Vを制御することができる。
また、排紙装置1は、前回の印刷終了からの印刷間隔Pintが閾値間隔Thint以上となった場合、最大排紙速度に近い排紙速度V0で、1枚目の印刷用紙PAを排紙する。これにより、気流が不安定になり易い1枚目の印刷用紙PAが、充分な飛距離を得ることができる。この結果、1枚目の印刷用紙PAがエンドフェンス5に引っ掛かることを抑制できる。
以上、実施形態を用いて本発明を詳細に説明したが、本発明は本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではない。本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載及び特許請求の範囲の記載と均等の範囲により決定されるものである。以下、上記実施形態を一部変更した変更形態について説明する。
上述した実施形態の構成の形状、配置、数値、材質等は適宜変更可能である。
上述した排紙処理のフローチャートにおける各処理の内容、順序は適宜変更可能である。
また、上述した実施形態では、排紙台に積載された印刷用紙の枚数に基づいて、制御部は排紙速度を設定したが、制御部が、印刷用紙の枚数と、厚みや表面の摩擦等を含む印刷用紙の紙質とに基づいて排紙速度を設定するように構成してもよい。
また、上述した実施形態では、印刷用紙が1枚排紙される毎に、排紙速度を加速させたが、印刷用紙が複数枚(例えば、10枚)排紙される毎に、排紙速度を加速させてもよい。
また、上述した実施形態では、排紙台の近傍に設けた排紙センサによる排紙信号によって、排紙台上の印刷用紙の枚数をカウントしたが、印刷枚数のカウントの方法はこの方法に限定されるものではない。本発明の排紙装置が設けられる印刷装置の他のセンサによって印刷枚数をカウントしてもよい。例えば、印刷装置の給紙台を昇降させるための昇降モータの動作時間や、昇降モータに入力するパルス数等に基づいて排紙台の印刷枚数をカウントしてもよい。また、これらのカウント方法やその他のカウント方法等を組み合わせてもよい。
また、上述した実施形態では、サイドフェンスと排紙台との間に空気を逃がすための空隙を形成したが、サイドフェンスに空気を逃すための窓を形成してもよい。
1 排紙装置
2 排紙台
3、4 サイドフェンス
3a、4a 空隙
5 エンドフェンス
5a 排紙口
6a、6b 排紙ローラ
7 用紙センサ
8 排紙センサ
9 移動モータ
10 排紙モータ
11 制御部
15 突条部
21 CPU
22 RAM
23 ROM
24 HDD
25 I/Oポート
31 収納ケース
PA 印刷用紙
PA0 印刷用紙
Pint 印刷間隔
Thint 閾値間隔
Cnt カウント値
V、V0、V1 排紙速度
α 速度

Claims (5)

  1. 印刷用紙が積載される排紙台と、
    前記排紙台に印刷用紙を排紙する排紙手段と、
    前記排紙手段を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記排紙台に積載された印刷用紙の枚数に基づいて、前記排紙手段によって排紙される印刷用紙の排紙速度を制御することを特徴とする排紙装置。
  2. 前記制御部は、排紙された印刷用紙の枚数の増加に伴って、前記排紙速度を加速させることを特徴とする請求項1に記載の排紙装置。
  3. 前記排紙台の排紙方向の上流側端部に立設された立設部を更に備え、
    前記排紙台の排紙方向の上流側は、前記排紙台の排紙方向の下流側よりも低いことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の排紙装置。
  4. 前記排紙台上の印刷用紙の有無を検出して、検出信号を前記制御部に出力する用紙センサを更に備え、
    前記制御部は、前記検出信号に基づいて、前記排紙台に印刷用紙があると判定した場合は、前回の印刷ジョブの印刷用紙の枚数を積算した印刷用紙の枚数に基づいて、前記排紙速度を制御することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の排紙装置。
  5. 前記制御部は、前回の印刷ジョブの印刷終了からの印刷間隔が閾値間隔を越えている場合、印刷ジョブの1枚目の排紙速度を2枚目の排紙速度よりも速くすることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の排紙装置。
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