JP2013180838A - 用紙積載装置、画像形成システム及び用紙積載方法 - Google Patents

用紙積載装置、画像形成システム及び用紙積載方法 Download PDF

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秀也 永迫
Masahiro Tamura
政博 田村
Tomohiro Furuhashi
朋裕 古橋
Keisuke Sugiyama
恵介 杉山
Kyosuke Nakada
亨育 中田
Kazuya Yamamoto
和也 山本
Junya Suzuki
淳也 鈴木
Kazunori Konno
和法 紺野
Tomomichi Hoshino
智道 星野
Akira Kunieda
晶 國枝
Kenhiro Watanabe
賢裕 渡邉
Yohei Niizuma
洋平 新妻
Kyomasa Matsumoto
恭昌 松本
Kiichiro Goto
貴一郎 後藤
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Abstract

【課題】簡単な空気流の制御で、排出紙と積載面、排出紙と積載紙との吸着を防止するととともに、用紙の排出品質及び積載品質を向上させる。
【解決手段】搬送されてくる用紙を積載する用紙積載トレイTと、排出紙P2と用紙積載トレイT上に積載された積載紙P1との間に空気を送り込むダクトF1、送風ファンF2、複数の可動ルーバLと、送風ファンF2によって送り込まれる空気の流れ方向又は空気を流す位置を制御し、前記間に流れる空気量を減少させるCPUと、を備え、CPUは可動ルーラLの角度を排出紙P2の用紙積載トレイTへの排出量に応じて制御し、前記方向又は位置を変更する。
【選択図】図12

Description

この発明は、用紙積載装置、画像形成システム及び用紙積載方法に係り、特に、搬入された用紙、記録紙、転写紙、OHPシートなどのシート状記録媒体(本明細書では、単に「用紙」と称す)を排紙時に積載する際に風を送って積載する用紙積載装置、この用紙積載装置を備えた画像形成システム、前記用紙積載装置で実行される用紙積載方法に関する。
従来から、画像形成装置から排出された用紙に対して種々の処理、例えば、整合、綴じ、折り、製本などの後処理を行う用紙処理装置、ここでは後処理を行うことから用紙後処理装置と称される装置が知られ、広く使用されている。近年、この種の用紙後処理装置に要求される用紙対応力の幅が格段に広がってきている。特に、カラー画像形成装置においてはカタログ、チラシ等に画像映えのするコートされた用紙(以下、コート紙と称する。)へのプリント比率が高くなっているが、コート紙は一般的に
1)表面平滑度が高い。
2)用紙間密着力が高い。
3)クラーク剛度が低い。
という特徴を有する。そのため、これらの特徴が原因となってコート紙の積載性を悪化させる場合がある。すなわち、コート紙など表面平滑度の高い用紙あるいは帯電しやすい用紙を排出して積載する際、排出紙が排出中に積載手段の積載面や積載紙と吸着してしまい、排出紙が座屈し、あるいは積載紙を押し出して積載性を悪化させてしまう場合がある。
そこで、このような積載性の悪化を防ぐため、例えば、積載トレイ上に補助トレイを載せてから用紙を排出させ、排出紙と積載面との接触面積を減らして吸着を抑えるという方法がとられていた。しかし、この方法だとユーザが排出紙の種類に応じて補助トレイを載せなければならず手間がかかることになる。
このような手間を省き、かつ吸着を抑える技術として、例えば特許文献1(特開2010−132372号公報)に記載された発明が知られている。この発明は、トナー像が定着されて画像形成が終了した記録媒体を排出する排紙手段と、記録媒体が排出される排紙トレイと、排紙手段の上部及び下部に設けられて排紙トレイ上に気流を生成する上部ファン及び下部ファンと、上部ファン及び下部ファンの回転を制御する回転制御手段とを備え、前記回転制御手段は、排紙トレイ上に排出される記録媒体の位置に応じて、上部ファン及び下部ファンの回転を制御する機能を備えたものである。
この発明では、さらに、前記回転制御手段は、排紙手段が前記記録媒体を排出中のときは、下部ファンを排紙トレイ側に送風するように回転させ、あるいは、前記排紙手段が記録媒体を排出し終えたときは、下部ファンの回転を停止させ、上部ファンを排紙トレイ側に送風するように回転させるようになっている。また、前記回転制御手段は、記録媒体の厚み、サイズ、あるいは記録媒体搬送速度に応じて上部ファン及び下部ファンの回転数を変化させるようになっている。
このように特許文献1記載の発明では、送風装置を用いて排出紙と積載紙との間に空気を送り込み、排出紙を伸ばして排出し、積載性を良くするように意図されているが、排出後は排出紙と積載紙との間の空気を吸引し、あるいは排出紙の落下方向に送風するというように複雑な制御が必要であり、また、落下中の用紙の姿勢を制御するのが難しかった。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、簡単な空気流の制御で、排出紙と積載面、排出紙と積載紙との吸着を防止するととともに、用紙の排出品質及び積載品質を向上させることにある。
前記課題を解決するため、本発明は、搬送されてくる用紙を積載する積載手段と、排出紙と前記積載手段との間、あるいは前記排出紙と前記積載手段上に積載された積載紙との間に空気を送り込む送風手段と、前記送風手段によって送り込まれる空気の流れ方向又は空気を流す位置を制御し、前記間に流れる空気量を減少させる制御手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、簡単な空気流の制御で、排出紙と積載面、排出紙と積載紙との吸着を防止するととともに、用紙の排出品質及び積載品質を向上させることができる。
本発明の実施形態に係る画像形成システムにおいて排出紙が排出されているときの状態を示す図である。 本発明の実施形態に係る画像形成システムにおいて排出紙が積載紙に吸着されて排出されているときの状態を示す図である。 本発明の実施形態に係る画像形成システムにおいて排出紙が積載紙を押し出しながら排出されているときの状態を示す図である。 本発明の実施形態における送風機構を示す図で、排出紙の排出初期の状態を示す。 本発明の実施形態における送風機構を示す図で、排出紙の排出終期の状態を示す。 排出紙の排出時に空気を送り出す方向を変更して空気量を減少させるときの動作を示す動作説明図である。 排出紙の排出時に空気を送り出す位置を変更して空気量を減少させるときの動作を示す動作説明図である。 空気流を発生させる具体的な例について示す図で、用紙積載装置の平面図である。 空気流を発生させる具体的な例について示す図で、用紙積載装置の正面図である。 図8からダクト、送風ファン、可動ルーバを抽出して示す平面図である。 可動ルーバの可動機構と動作を示す平面図である。 図9のように構成した用紙積載装置における用紙排出時の各部の状態を示す正面図である。 図6の例に対応するもので、空気の送風方向を変更するときの動作を示す図である。 図7の例に対応するもので、空気の送風位置を変更するときの動作を示す図である。 本発明の実施形態に係る画像形成システムの制御構成を示すブロック図である。 実施例1における制御手順を示すフローチャートである。 実施例2における制御手段を示すフローチャートである。 実施例3における制御手順を示すフローチャートである。 実施例4における制御手順を示すフローチャートである。
本発明は、排出中の用紙と積載面あるいは積載紙との間に空気を送り込み、排出紙と積載紙との接触をできるだけ回避させて、お互いが吸着することを防止し、排出紙の排出性を向上させることを特徴とする。また、本発明は、排出後の排出紙と積載面との間の空気、あるいは排出紙と積載紙との間の空気を抜けやすくし、排出紙が積載面あるいは積載紙上に落下しやすくして積載性を向上させることを特徴とする。以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に解説する。
図1ないし図3は本発明の実施形態に係る画像形成システムの要部を示す図である。図1において、本実施形態に係る画像形成システムは、画像形成装置PRと用紙積載装置SKとから構成されている。画像形成装置PRは電子写真方式、インクジェット方式などの公知のプリントエンジンを備えた公知のものである。画像形成装置PRは、画像が形成された用紙を排紙口PR1から排紙する。この排紙口PR1と対向した位置に用紙積載装置SKの用紙搬入口SK1が開口し、この用紙搬入口SK1から用紙搬出口SK2へと続く用紙搬送経路SK3が形成されている。
用紙搬送経路SK3には搬送方向上流側と下流側に第1及び第2の搬送ローラR1,R2対がそれぞれ設けられている。また、用紙搬出口SK2のさらに下流側に用紙積載トレイTが設けられている。用紙積載トレイTは、図示しない駆動機構によって昇降可能であり、用紙の積載量に応じて下降し、積載された用紙束を取り出すと上昇して、常に用紙搬出口SK2からの距離が一定の範囲内に位置するように制御される。用紙積載装置SKは画像形成装置PRの排紙口PR1から排紙される用紙を、用紙搬入口SK1を介して第1の搬送ローラR1で受け取り、下流へ搬送し、第2の排紙ローラR2によって用紙積載トレイT上へ排出し、用紙積載トレイ上に積載する。排出される用紙の表面平滑度が高い用紙であると、図2に示すように排出紙P2と用紙積載トレイT、若しくは積載紙P1とが吸着してしまい、腰砕けの状態になって排出不良が発生する場合がある。また、図3に示すように摩擦あるいは吸着により積載紙P1を排出紙P2によって押し出してしまい積載不良が発生する場合もある。
図4及び図5は本実施形態における送風機構を示す図で、図4は排出紙の排出初期の状態を、図5は排出終期の状態をそれぞれ示す。送風機構はダクトF1、送風ファンF2及び送風ファンF2を駆動する図示しない駆動モータを含む。ダクトF1は図4及び図5に示すように、排出紙P2の下面と積載面P1aとの間に空気を送り込むように配置されている。この実施形態では、第2の搬送ローラR2の下側のローラの配置部分から空気が用紙積載トレイTの積載面P1aに対して平行に流れる(矢印D1方向)ように設定されている。この状態で、送風ファンF2を駆動してダクトF1に空気を送り込むと、排出紙P2と用紙積載トレイTあるいは積載紙P1との間に空気層が形成されるので、両者が接触しにくくなる。これにより排出紙P2と用紙積載トレイTあるいは積載紙P1とが吸着して起こる排出不良あるいは積載不良を防止することができる。
しかし、排出紙P2が第2の排紙ローラR2対のニップを通過した後も排出紙P2と用紙積載トレイT、若しくは積載紙P1との間に空気を送り込んだままであると、排出紙P2が積載面P1aに落下し難くなることに加え、気流によって飛ばされ、あるいは落下位置が定まらずに積載不良が発生する場合がある。これを防止するために、排出紙P2が第2の排紙ローラR2対のニップを抜けた後には、排出紙P2と用紙積載トレイT、若しくは積載紙P1との間に送り込む空気量を減少させる。これにより排出紙P2の重力による落下を妨げないようにすることができる。
図6及び図7は空気量を減少させる方法の2つの異なる例を説明するための用紙積載装置SKの平面図である。すなわち、空気量を減少させる方法として、単純に送り込む空気量を減少させる方法の他に、送り方向を図6に示すように同図(a)の搬送方向と平行な方向(矢印D2方向)から同図(b)の矢印D3方向及び同図(c)の矢印D4方向として示すように搬送方向に対して順次外側に向ける方法がある。また、他の例として、図7(a)の矢印D5方向から同図(b)の矢印D6方向及び同図(c)のD7方向のように送り位置を排出紙P2の外側に逃がす方法がある。いずれにしても、同一の送風量で排出紙P2と用紙積載トレイT、若しくは排出紙P2と積載紙P1との間の空気を排出紙P2の外側に逃がし、両者間に送り込む空気量を減少させることができる。
図8及び図9は図6及び図7に示した空気流を発生させる具体的な例について示す図で、図8は用紙積載装置SKの平面図、図9は正面図である。空気流を制御するため、本実施形態では、送風ファンF2の下流側のダクトF1の送風経路に可動ルーバLを設ける。可動ルーバLは、これらの図に示すように排出紙P2と積載面P1a、若しくは排出紙P2と積載紙P1との間に空気を送り込むダクトF1の出口に設置される。なお、図9において、符号SN1は用紙搬送経路SK3に設けられ、用紙の搬送状態を検知する搬送センサ、符号SN2は可動ルーバLのホームポジションを検知するための位置検知センサである。図10は図8からダクトF1、送風ファンF2、可動ルーバLを取り出して示す平面図である。
これらの図において、送風ファンF2は同軸上の図示しないモータによって駆動される。可動ルーバLのそれぞれは制御用のパルスモータMの駆動をモータ軸上のギヤG1が可動ルーバLの回転軸上のギヤG2へ伝達することにより角度の制御が可能となっている。なお、パルスモータMは図示しないモータドライバを介してCPU101によって駆動制御される。
図11は可動ルーバLの詳細を示す平面図である。同図に示すように可動ルーバLの回転軸上のギヤG2の一部には位置検知用のフィラーL1が設けられており、このフィラーL1を位置検知センサSN2によって検知することができる。この例では、フィラーL1の検出開始位置が可動ルーバLのホームポジションに設定されている。このようにホームポジションが検知できることから、パルスモータMの駆動パルス制御によって図11(a)のホームポジションを基準として図11(b)に示すように可動ルーバLの回転角度を精度良く制御することができる。
図9のように搬送センサSN1を設けると、排出紙P2が用紙積載トレイT側に排出される際、用紙搬送経路SK3上で用紙検知が可能なので、用紙の先端あるいは後端を検知してからの時間の情報を得ることができる。また、第2の排紙ローラR2を駆動しているモータのパルス、若しくは排出速度情報から排出紙P2の排出量を得ることができる。これにより排出紙P2が排出され始めてから排出完了されるまでの排出紙P2の挙動若しくは状態が分かるので、排出紙P2の移動に合わせて排出紙P2と用紙積載トレイT、あるいは排出紙P2と積載紙P1との間に送り込む気流の方向あるいは気流を送り込む位置を外側に逃がして行くことができる。
図12は図9のように構成した用紙積載装置SKにおける用紙排出時の各部の状態を示す正面図である。同図から分かるように、排出紙P2が第2の排紙ローラR2対から排出される際、送風ファンF2が回転し、可動ルーバLの回転角度に応じて送風方向が制御される。図13(a)は図6の例に対応するもので、排出紙P2の搬送方向の中心線C方向若しくは内側に向けて送風されている状態を、図13(b)は中心線C方向より外側に向けて送風されている状態をそれぞれ示す。これらから分かるように、可動ルーバLの回転角に応じて送風方向は任意に設定することができる。また、排出紙P2の移動量に応じて送風方向を変化させることも容易に行える。
図14は図7の例に対応するもので、可動ルーバLの開閉位置及び開閉の組み合わせを図14(a),(b),(c)のように変更することにより送風位置を制御することができる。
図15は本実施形態に係る画像形成システムの制御構成を示すブロック図である。
同図において、画像形成装置PRの制御はCPU111、ROM112、RAM113、不揮発RAM114、シリアルインターフェース(以下、シリアルI/Fと称す)115、タイマ116などを内蔵した画像形成装置制御部110によって実行される。用紙積載装置SKの制御は、CPU101、ROM102、RAM103、シリアルI/F104、タイマ105などを内蔵した用紙積載装置制御部100によって実行される。画像形成装置制御部110と用紙積載装置制御部100は、それぞれシリアルI/F115及び104を介して用紙積載制御に必要なコマンドを送受する。
画像形成装置PRの制御のためのプログラムコードはROM112に格納され、CPU111はプログラムコードをRAM113に展開し、制御に必要なデータをRAM113に記憶し、当該RAM113をワークエリアとして使用しながら前記プログラムコードによって定義されたプログラムを実行し、各部を制御する。画像形成装置制御部110には、感光体などの作像部で使用されるモータ、給紙部、給紙搬送路、両面搬送路等における各種モータやクラッチなどの各種直流負荷150、各種交流負荷170、定着ローラの温度を検出する温度センサなどの各種センサ160が接続されている。また、画像読み取り装置180、及び操作表示部140が接続され、画像形成装置制御部110を介して各部が制御される。
用紙積載装置SKの制御は、前述のように用紙積載装置制御部100によって実行されるが、制御のためのプログラムコードはROM102に格納され、CPU101はプログラムコードをRAM103に展開し、制御に必要なデータをRAM103に記憶し、当該RAM103をワークエリアとして使用しながら前記プログラムコードによって定義される制御を実行し、各種直流負荷120の制御を行っている。各種直流負荷120としては、例えば第1及び第2の排紙ローラR1,R2を駆動する排紙モータ、送風ファンF2を駆動する送風モータ、可動ルーバLを駆動するパルスモータM、用紙積載トレイTを昇降させる昇降モータ等々がある。
画像形成装置PRと用紙積載装置SKは、前述のようにシリアルI/F115及び104を介して用紙積載制御に必要なコマンドを送受し、用紙積載装置SKのCPU101は該コマンド及び搬送センサSN1を含む各種センサ130から得られる用紙位置情報により、第1及び第2の排紙ローラR1,R2の駆動制御、用紙積載トレイTの高さ位置の制御(昇降制御)、送風モータの駆動制御、パルスモータMの駆動制御を含む各種制御、及び後述の各実施例における制御手順を実行する。
図16は実施例1における制御手順を示すフローチャートである。実施例1では、排出紙の排出量に応じて空気を送り込む位置あるいは方向を変更する制御、及び当該制御を実行する際の変更速度を可変制御する。
同図において、所定枚数を排紙積載する1つのジョブが開始され、搬送センサSN1が用紙(排出紙P2)先端を検知すると(ステップS1:YES)、送風を開始する(ステップS2)。このときの送風量若しくは送風速度は予め設定されている。また、先端検知をトリガとしてタイムカウントを開始し(ステップS3)、第2の排紙ローラR2の周速とカウントした時間から排出紙P2の排出量(第2の排紙ローラR2からの排出紙P2の突出量)を計算する(ステップS4)。
そして、初期位置から送風位置の外側への移動、又は送風方向の外側へ移動を開始する位置まで排出紙P2が搬送されるのを待ち(ステップS5:YES)、前記開始する位置に達したら排出紙P2の排出量に応じて可動ルーバLの向きを制御する速度を決定し、決定した速度で可動ルーバLの向きを制御して送風位置を排出紙P2の外側に移動させ、あるいは送風方向を排出紙P2のより外側に経時的に変化させる(ステップS6−1)。そして、排出紙P2が排紙完了となる搬送量移動したかどうかをステップS4のようにして計算して判定し、搬送量移動した時点で、言い換えれば排出紙P2の後端が第2の排紙ローラR2対から出た時点で(ステップS7:YES)、可動ルーバLの向きを制御して送風位置又は送風方向を初期位置に戻し(ステップS8)、ジョブが終了したかどうかを判定する。ジョブが終了していなければ(ステップS9:NO)、ステップS1からの処理を繰返し、ジョブが終了していれば(ステップS10)、送風を終了して(ステップS10)この処理から抜ける。
このように処理することにより、排出紙P2の排出中は、積載紙P1あるいは積載面P1aとの吸着防止のために排出紙P2の排出方向に沿って送風し(図6(a)、図7(a))、排出紙P2の排出後、積載紙P1あるいは積載面P1aまで落下する間(図6(b),(c)、図7(b),(c))に送風位置(D6,D7)あるいは送風方向(D3,D4)を外側に移動して行くことができるように、送風位置又は送風方向を排出紙の排出量によって決定する(ステップS6−1)。このとき、送風位置又は送風方向を変える速さを搬送量に応じて可変制御することにより、早く効率よく落下中の排出紙P2から空気を抜くことができる。
図17は実施例2における制御手順を示すフローチャートである。実施例2では、排出紙の排出速度に応じて空気を送り込む位置あるいは方向を変更する制御、及び当該制御を実行する際の変更速度を可変制御する。
同図において、ステップS1からステップS5までは図16のフローチャートと同様に処理し、初期位置から送風位置の外側への移動、又は送風方向の外側へ移動を開始する位置に排出紙P2が達したら、排出量に応じて可動ルーバLの向きを制御する速度を決定し、決定した速度で可動ルーバLの向きを制御して送風位置又は送風方向を排出紙P2の排出速度に合わせて外側に移動させる(ステップS6−2)。すなわち、排出速度が速ければ、送風位置又は送風方向を速く外側に移動させる。
その後、図16のフローチャートにおけるステップS7ないし10の処理を実行し、この処理から抜ける。
このように処理することにより、排出紙P2の排出中は、積載紙P1あるいは積載面P1aとの吸着防止のために排出紙P2の排出方向に沿って送風し(図6(a)、図7(a))、排出紙P2の排出後、積載紙P1あるいは積載面P1aまで落下する間(図6(b),(c)、図7(b),(c))に送風位置(D6,D7)や送風方向(D3,D4)を外側に移動して行くことができるように、送風位置又は送風方向を排出紙の排出速度によって決定する(ステップS6−1)。このとき送風位置又は送風方向を変える速さを排出速度によって可変制御することにより、早く効率よく落下中の排出紙P2から空気を抜くことができる。
図18は実施例3における制御手順を示すフローチャートである。実施例3では、排出紙の排出量に応じて空気を送り込む位置あるいは方向を変更する制御を実行する際に必要最小限の量だけ動くように送風位置又は送風方向を決定し、さらに、このときの送風位置又は送風方向を変更する速度を可変制御する。
同図において、図1からステップS5までは図16のフローチャートと同様に処理し、初期位置から送風位置の外側への移動、又は送風方向の外側へ移動を開始する位置に排出紙P2が達したら、排出量に応じて可動ルーバLの向きを制御する速度を決定し、決定した速度で可動ルーバLの向きを制御して送風位置又は送風方向を排出紙P2の排出量(又は排出速度)に合わせて外側に移動させる。このとき、用紙サイズに応じて移動終了位置が決定される(ステップS6−3)。
その後、図16のフローチャートにおけるステップS7ないし10の処理を実行し、この処理から抜ける。
このように処理することにより、排出紙P2の排出中は、積載紙P1あるいは積載面P1aとの吸着防止のために排出紙P2の排出方向に沿って送風し(図6(a)、図7(a))、排出紙P2の排出後、積載紙P1あるいは積載面P1aまで落下する間(図6(b),(c)、図7(b),(c))に送風位置(D6,D7)や送風方向(D3,D4)を外側に移動して行く際に、必要最小限の量だけ動くことにより、連続して排出される用紙の生産性が落ちないように送風位置又は方向を用紙サイズによって決定する。このとき、送風位置又は送風方向を変える速さも用紙サイズによって可変制御することにより、早く効率よく落下中の排出紙P2から空気を抜くことができる。なお、排出紙P2の用紙サイズは画像形成装置PRのCPU111から用紙積載装置SKのCPU101に紙種、紙厚などの用紙情報として通知され、CPU101は通知された用紙情報に含まれる用紙サイズ情報に基づいてステップS6−3における移動終了位置を決定する。
その後、図16のフローチャートにおけるステップS7ないし10の処理を実行し、この処理から抜ける。
図19は実施例3における制御手順を示すフローチャートである。実施例4では、実施例1に対して風量を可変制御する手順をさらに追加したものである。
同図において、ステップS1からステップS6−1までは図16に示した制御手順と同様に処理して送風位置又は送風方向を排出紙P2の外側に移動させる。その際、送風位置又は送風方向が外側に移動するに従って風量を減少させ(ステップS6−4)、排出紙P2の後端が第2の排紙ローラR2から出た時点で(ステップS7:YES)、可動ルーバLの向きを制御して送風位置又は送風方向を初期位置に戻し(ステップS8)、さらに減少していた風量を元の風量に戻す(ステップS6−5)。その後、ジョブが終了したかどうかを判定する。ジョブが終了していなければ(ステップS9:NO)、ステップSS1からの処理を繰返し、ジョブが終了していれば(ステップS10)、送風を終了して(ステップS10)この処理から抜ける。
このように処理することにより、排出紙P2の排出中は、積載紙P1あるいは積載面P1aとの吸着防止のために排出紙P2の排出方向に沿って送風し(図6(a)、図7(a))、排出紙P2の排出後、積載紙P1あるいは積載面P1aまで落下する間(図6(b),(c)、図7(b),(c))に送風位置(D6,D7)や送風方向(D3,D4)を外側に移動して行く間に送り込む空気量を徐々に減少させることにより、早く効率よく落下中の排出紙から空気を抜くことができる。
なお、図18のステップS6−3では、用紙サイズを用紙情報から得て処理しているが、図16ないし図19に示した処理手順において、送風量及び送風速度の初期値も用紙サイズ、用紙の厚さなどの用紙情報に応じて設定することも可能である。
以上のように、本実施形態によれば、
1)排出紙P2と積載面P1aとの間、あるいは排出紙P2と積載紙P1との間に空気を送り込むことにより、排出紙P2と積載面P1a、あるいは排出紙P2と積載紙P1との吸着を防止することができる。
2)前記吸着を防止することができるので、排出紙の排出性を向上させることができる。
3)第2の排紙ローラR2を後端が通過して落下中の排出紙P2と積載面P1a、あるいは排出紙P2と積載紙P1との間に送り込む空気の流れの向き、位置、風量などを制御することにより、排出紙P2と積載面P1aあるいは排出紙P2と積載紙P1との間の空気が抜けやすいようにすることができる。
4)前述のように空気が抜けやすいので、排出紙P2の落下中の姿勢をなるべく崩さずに排出紙P2を落下させることができる。
5)また、前述のように空気が抜けやすいので、落下中の排出紙P2が積載面P1aあるいは積載紙P1上に落ちやすくなり、積載品質の悪化を防止することができる。
などの効果を奏する。
なお、特許請求の範囲における積載手段は本実施形態では用紙積載トレイTに、排出紙は符号P2に、積載紙は符号P1に、送風手段はダクトF1、送風ファンF2及び送風ファンF2を駆動する駆動モータに、制御手段はCPU101に、可動ルーバは符号Lに、用紙積載装置は符号SKに、画像形成システムは画像形成装置PRと用紙積載装置SKからなるシステムに、それぞれ対応する。
さらに、本発明は前述した実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であり、特許請求の範囲に記載された技術思想に含まれる技術的事項の全てが本発明の対象となる。前記実施例は、好適な例を示したものであるが、当業者ならば、本明細書に開示の内容から、各種の代替例、修正例、変形例あるいは改良例を実現することができ、これらは添付の特許請求の範囲記載された技術範囲に含まれる。
101 CPU
F1 ダクト
F2 送風ファン
L 可動ルーバ
P1 積載紙
P2 排出紙
PR 画像形成装置
SK 用紙積載装置
T 用紙積載トレイ
特開2010−132372号公報

Claims (10)

  1. 搬送されてくる用紙を積載する積載手段と、
    排出紙と前記積載手段との間、あるいは前記排出紙と前記積載手段上に積載された積載紙との間に空気を送り込む送風手段と、
    前記送風手段によって送り込まれる空気の流れ方向又は空気を流す位置を制御し、前記間に流れる空気量を減少させる制御手段と、
    を備えた用紙積載装置。
  2. 請求項1に記載の用紙積載装置であって、
    前記送風手段は複数の可動ルーバを備え、
    前記制御手段は前記可動ルーバの角度を制御し、前記方向又は位置を変更すること
    を特徴とする用紙積載装置。
  3. 請求項2に記載の用紙積載装置であって、
    前記制御手段は前記排出紙の前記積載手段への排出量に応じて前記方向又は位置を変更すること
    を特徴とする用紙積載装置。
  4. 請求項3に記載の用紙積載装置であって、
    前記制御手段は前記排出量に応じて前記方向又は位置を変更する速度を変化させること
    を特徴とする用紙積載装置。
  5. 請求項2に記載の用紙積載装置であって、
    前記制御手段は前記排出紙の排出速度に応じて前記方向又は位置を変更すること
    を特徴とする用紙積載装置。
  6. 請求項5に記載の用紙積載装置であって、
    前記制御手段は前記排出速度に応じて前記方向又は位置を変更する速度を変化させること
    を特徴とする用紙積載装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1項に記載の用紙積載装置であって、
    前記制御手段は前記排出紙の用紙情報に応じて前記方向又は位置を変更すること
    を特徴とする用紙積載装置。
  8. 請求項7に記載の用紙積載装置であって、
    前記制御手段は前記用紙情報に基づいて前記方向又は位置を変更する際に前記送風手段から送風される風量を減少させること
    を特徴とする用紙積載装置。
  9. 請求項1ないし8のいずれか1項に記載の用紙積載装置を備えていること
    を特徴とする画像形成システム。
  10. 搬送されてくる用紙を積載手段に積載する積載工程と、
    排出紙と前記積載手段との間、あるいは前記排出紙と前記積載手段上に積載された積載紙との間に送風手段によって空気を送り込み、両者を分離した状態で前記排出紙を排出させる排出工程と、を備え、
    前記排出工程では、前記排出紙の前記積載手段への排出量、前記排出紙の前記積載手段への排出速度、又は前記排出紙の用紙情報のいずれかに基づいて前記送風手段によって送り込まれる空気の流れ方向又は空気を流す位置を変更し、前記間に流れる空気量を減少させること
    を特徴とする用紙積載方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016016968A (ja) * 2014-07-10 2016-02-01 コニカミノルタ株式会社 シート搬送装置および画像形成システム
JP2019131370A (ja) * 2018-01-31 2019-08-08 株式会社リコー シート積載装置、画像形成装置および画像システム

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