JP2012140202A - 後処理装置および画像形成システム - Google Patents

後処理装置および画像形成システム Download PDF

Info

Publication number
JP2012140202A
JP2012140202A JP2010293043A JP2010293043A JP2012140202A JP 2012140202 A JP2012140202 A JP 2012140202A JP 2010293043 A JP2010293043 A JP 2010293043A JP 2010293043 A JP2010293043 A JP 2010293043A JP 2012140202 A JP2012140202 A JP 2012140202A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stacker
post
paper
unit
recording material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2010293043A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoki Matsui
直樹 松井
Keisuke Oshima
啓亮 大島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Business Technologies Inc
Original Assignee
Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Business Technologies Inc filed Critical Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority to JP2010293043A priority Critical patent/JP2012140202A/ja
Priority to CN2011104324330A priority patent/CN102530630A/zh
Priority to US13/335,227 priority patent/US20120161379A1/en
Publication of JP2012140202A publication Critical patent/JP2012140202A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H31/00Pile receivers
    • B65H31/02Pile receivers with stationary end support against which pile accumulates
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H31/00Pile receivers
    • B65H31/34Apparatus for squaring-up piled articles
    • B65H31/36Auxiliary devices for contacting each article with a front stop as it is piled
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2405/00Parts for holding the handled material
    • B65H2405/10Cassettes, holders, bins, decks, trays, supports or magazines for sheets stacked substantially horizontally
    • B65H2405/11Parts and details thereof
    • B65H2405/111Bottom
    • B65H2405/1115Bottom with surface inclined, e.g. in width-wise direction
    • B65H2405/11152Bottom with surface inclined, e.g. in width-wise direction with surface inclined downwardly in transport direction
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2406/00Means using fluid
    • B65H2406/10Means using fluid made only for exhausting gaseous medium
    • B65H2406/11Means using fluid made only for exhausting gaseous medium producing fluidised bed
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2511/00Dimensions; Position; Numbers; Identification; Occurrences
    • B65H2511/10Size; Dimensions
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2515/00Physical entities not provided for in groups B65H2511/00 or B65H2513/00
    • B65H2515/20Volume; Volume flow
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2801/00Application field
    • B65H2801/24Post -processing devices
    • B65H2801/27Devices located downstream of office-type machines

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Pile Receivers (AREA)
  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Abstract

【課題】装置構成の大型化を抑制し、記録材束の整合性を向上させる。
【解決手段】後処理装置は、傾斜した状態で設けられ、記録材束を載置するスタッカ21と、スタッカ21の下端Dに位置するストッパ22と、スタッカ21の下端D側に配置された送風部3とを有する。用紙束Sは、搬入経路aを経由してスタッカ21に搬入される。送風部3は、スタッカ21の上端U側から下端D側に向かってスタッカ21の載置面P上を滑落してくる記録材の下端SDに向けてスタッカ21の下端D側から上端U側に送風を行う。
【選択図】図3

Description

本発明は、画像形成装置から搬出された記録材に後処理を施す後処理装置、および、画像形成システムに関する。
コピー機、デジタル複合機(MFP:Multifunction Peripheral)等の画像形成装置の後段側には、後処理装置が連結される。綴じ処理等の後処理を施す場合、後処理に先立って事前に用紙束(記録材束)の縦横の端部を揃えること、即ち、用紙を整合させることが必要となる。
後処理装置は、水平面(後処理装置の設置面)に対して傾斜状に配置されたスタッカを備え、画像形成装置から搬送された用紙が自重を利用してスタッカの載置面上に順次載置される構成が一般的である。画像形成装置から搬送される用紙は、スタッカの載置面に搬入され、ついで自由落下しながらスタッカの載置面に沿って滑落し、用紙の下端がスタッカの下端に設けられたストッパに当接して用紙束が整合される。
しかしながら、用紙を自由落下させて用紙の端部を揃えるという、自由落下方式だけでは、スタッカ上に先に積載されている用紙との摩擦等の影響により、用紙束の整合、特に、用紙束の排出方向における端部の整合が不十分である場合がある。
また、生産性を向上させるため、スタッカよりも用紙搬送方向上流側で予め数枚程度の用紙を重ね合わせ、それらの用紙束を同時にスタッカに搬入させる場合がある。この場合、自由落下方式では、予め重ね合わされた用紙同士がくっついていた場合、用紙が互いに離れず、これがスタッカに載置されても、用紙の整合が不十分である場合がある。
上述の課題を解決するため、スタッカ上に複数枚の用紙を積載した後に、強制的に用紙の端部をたたいて整合させる機構を有する後処理装置が特許文献1に開示されている。
特開2003−192213号公報
しかしながら、特許文献1によれば、用紙の排出方向における端部を整合するためには、用紙先端押圧部材を用紙束の先端に押し当てなければならない。そのため、大きなサイズの用紙、例えば、A3用紙(297mm×420mm)の束を整合するためには、スタッカのサイズ、特に、スタッカの傾斜方向を長くとり、用紙先端押圧部材の可動範囲を大きくする必要がある。このことは、後処理装置の小型化やコスト削減の阻害要因となる。さらに、用紙の種類や環境などによっては、用紙同士が強くくっついてしまった場合には、用紙束の先端を用紙先端押圧部材で押し当てても、十分に整合を図れない場合があった。
本発明の目的は、装置構成の大型化を回避しつつも、記録材束の整合性を向上させることができる、後処理装置および画像形成システムを提供することである。
請求項1記載の後処理装置は、傾斜した状態で設けられ、記録材束を載置するスタッカと、前記スタッカの下端側に配置され、前記スタッカの上端側から下端側に向かって前記スタッカの載置面上を滑落してくる記録材の端部に向けて前記スタッカの下端側から上端側に送風を行う送風部と、を有する。
請求項2記載の後処理装置は、前記載置面の延在方向における前記スタッカの下端において、前記載置面上の載置される記録材束の端部に当接するストッパを有し、前記送風部は、前記スタッカに記録材が搬入されてから、少なくとも該記録材の端部が前記ストッパに当接するまでの期間、送風を行う。
請求項3記載の後処理装置は、記録材が規定サイズ以上の場合に送風する様に前記送風部を制御する制御部を有する。
請求項4記載の後処理装置は、記録材の種類、斤量、坪量、枚数またはサイズに応じて前記送風部の送風量を制御する制御部を有する。
請求項5記載の後処理装置は、回転可能に軸支され、前記スタッカに搬入されてくる記録材の後端を前記載置面に向かって押下する押下部材を有する。
請求項6記載の後処理装置は、前記スタッカ上に載置された記録材に対して後処理を施す後処理部を有する。
請求項7記載の画像形成システムは、記録材に画像を形成する画像形成装置と、前記画像形成装置により画像が形成された記録材を搬入し、該記録材に対して後処理を施す請求項1から6のいずれか一に記載の後処理装置と、を有する。
本発明によれば、装置構成の大型化を回避しつつも、記録材束の整合性を向上させることができる。
本発明の実施の形態に係る画像形成システム100の構成例を示す外観図。 本発明の実施の形態に係る後処理装置FSの主要部の構成例を示す図。 本発明の実施の形態に係る送風部3を用いて、大きめの用紙束の排出方向の端部を整合する場合を説明するための模式図。 本発明の実施の形態に係る、用紙載置部2および送風部3の斜視図。 図4に示すX1−X2間の断面の構造を模式的に示した図。 本発明の実施の形態に係る制御系6を例示するブロック図。 発明の実施の形態に係る制御系6の制御例を示すフローチャート。
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。
<画像形成システム100の構成例>
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成システム100の構成例を示す外観図である。画像形成システム100は、画像形成装置Aと、後処理装置FS(Finishing apparatus)とを有する。画像形成装置Aは、原稿をスキャン部(不図示)に搬送する自動原稿送り装置ADF(Auto Document Feeding apparatus)と、ユーザに操作を促すと共にユーザの操作を受け付ける操作表示部Oを有する。
画像形成装置Aは、電子写真方式により、モノクロ印刷およびカラー印刷が可能なデジタル複合機である。本実施の形態では、画像形成装置Aは、電子写真方式の装置として説明するが、本発明は特に画像形成方式について特定されるものではなく、インクジェット方式等の他の画像形成方法の装置であっても構わない。
画像形成装置Aは、自動原稿読み取り装置ADFがスキャン部に搬送した原稿をスキャンして原稿の画像データを生成する。画像形成装置Aは、基本的には、帯電工程、露光工程、現像工程、転写工程、クリーニング工程および定着工程を順次行って、画像データの画像を用紙に形成する。画像形成装置Aは、画像が形成された用紙を後処理装置FSに搬送する。
後処理装置FSは、後処理として、画像形成装置Aから用紙を順次搬入し、用紙束を作製する「用紙束作製処理」を行う。用紙束作製処理のときに、後処理装置FSは、用紙束の整合を行う。後処理装置FSは、整合された用紙束にステープラにより綴じ処理を施し、その用紙束を排紙トレイTに搬出する。後処理には、この他、例えば、用紙の指定位置に穴をあける「穴あけ処理」、用紙を折り畳む「折り処理」、糊付けを行う「糊付け製本処理」等がある。後処理装置FSが実行する後処理は、操作表示部Oを用いたユーザの指示によって選択されるか、または画像形成装置がネットワーク接続されている場合は、PC等の外部機器から指定される。本実施の形態では、用紙束作製処理に関して説明する。
<後処理装置FSの構成例>
後処理装置FSの構成例について説明する。図2は、本発明の実施の形態に係る後処理装置FSの主要部の構成例を示す図である。後処理装置FSは、用紙搬入部1と、用紙載置部2と、送風部3と、用紙排出部4と、排紙トレイTとを有する。
用紙搬入部1は、一対の搬入ローラR1を有する。用紙搬入部1は、画像形成装置Aから排出された用紙を一対の搬入ローラR1に狭持させる。用紙搬入部1は、搬入経路aに示すように、その用紙を用紙載置部2に搬送する。
用紙載置部2は、用紙を載置するスタッカ21を有する。スタッカ21は、後処理装置FSが配置されている水平面HP(Horizontal Plane)に対して仰角を持って設置されている。
用紙載置部2は、搬入経路aを経由して搬入した用紙をスタッカ21上に指定枚数載置させ、整合した用紙束を作製する。用紙載置部2は、綴じ処理部(図4参照)が用紙束に綴じ処理を施すと、搬出経路bに示すように、スタッカ21上の用紙束を用紙排出部4に搬出する。
送風部3は、スタッカ21の傾斜方向に沿うように、スタッカ21の下端側に配置されている。送風部3は、スタッカ21の下端側から上端側に向けて送風する。
用紙排出部4は、一対の排出ローラR2を有する。用紙排出部4は、用紙載置部2が搬出した用紙束を一対の排出ローラR2に狭持させて排紙トレイTに排出する。
排紙トレイTは、水平面HPに対して垂直方向に昇降可能なトレイである。排紙トレイTは、用紙載置部2から排出された用紙束を収容するためのトレイである。
後処理装置FSは、指定枚数(例えば10枚)の用紙束に綴じ処理を施して複数の冊子を連続して作製することができる。綴じ処理は、用紙束をスタッカ21に載置した状態で行われる。したがって、綴じ処理が行われている期間は、画像形成装置Aから後処理装置FSに新たな用紙が搬入されても、スタッカ21は、その新たな用紙をすでに存在する用紙束の上に載置することができない。
そのため、後処理装置FSは、綴じ処理が行われている期間は、用紙載置部2よりも用紙搬送方向の上流側に配置された別の用紙集積装置(不図示)にその期間に搬入された数枚程度の用紙を重ねて一旦待避させておく。綴じ処理が完了し、用紙載置部2が用紙束を排紙トレイTに排出した後、後処理装置FSは、一旦待避させておいた用紙を用紙載置部2に搬送する。用紙載置部2は、その数枚程度の用紙束の上に、同じ冊子を構成する新たに搬送されてくる後続の用紙を載置していく。以下、数枚程度の重ねられた用紙束がスタッカ21に搬入される場合を例に挙げる。
本実施の形態では、特に大きめの用紙束(例えば、A3用紙)の排出方向における端部を整合する場合は、送風部3を用いる。この点について説明する。図3は、本発明の実施の形態に係る送風部3を用いて、大きめの用紙束の排出方向の端部を整合する場合を説明するための模式図である。
用紙載置部2は、スタッカ21の下端Dに位置するストッパ22と、一対の搬入ローラ29aおよび29bとを更に有する。ストッパ22は、スタッカ21の延在方向の下端Dにおいて用紙束Sの下端SDに当接するものである。
搬入経路aを経由して搬入ローラ29a、29bに狭持された数枚程度の用紙束Sは、スタッカ21上に送出される。用紙束Sは、自重によってスタッカ21の載置面Pに向かって落下し、スタッカ21上を滑落してストッパ22で停止する。用紙サイズや用紙の種類に依るが、スタッカ21の上方に送出された用紙束Sの用紙同士がくっついている場合がある。用紙同士がくっついていると、用紙束を整合することが難しい。
そこで、送風部3は、矢印Fに示すように、スタッカ21の下端Dから上端Uに向けて送風する。すると、用紙の面と用紙の面との間(単に「用紙面間」と言う)に空気が入り込み、用紙面間に薄い空気の層が形成され、互いに離間される。これにより、各用紙は、自由に動くことができるので、用紙束Sがスタッカ21の載置面Pに向かって落下し、用紙束Sが載置面P上を滑落してストッパ22に突き当たったとき、用紙束Sの下端SDの位置での整合が行われる。用紙サイズが大きければ、その重量も大きいので、後述の整合部材24(図5参照)を用いなくとも、用紙束Sの下端SDでの整合を容易に行うことができる。
<用紙載置部2の構成例>
用紙載置部2の構成例を詳細に説明する。図4は、本発明の実施の形態に係る、用紙載置部2および送風部3の斜視図である。図4には、綴じ処理を行う綴じ処理部5も図示されている。なお、X軸は、用紙の排出方向に垂直で載置面に平行な方向を示す。Y軸は、用紙の排出方向を示す。Z軸は、X軸およびY軸に対して垂直な方向を示す。
用紙載置部2は、排紙ベルト23と、整合部材24と、第1幅整合部材25Rと、第2幅整合部材25Lと、フラップ26と、シャフト27とを更に有する。
スタッカ21は、第1ガイド板21Rと、第2ガイド板21Lとを有する。第1および第2ガイド板21R、21Lは、各々概ね長方形である。スタッカ21は、X軸方向に対して平行に離間した第1および第2ガイド板21R、21Lが巻回している排紙ベルト23の間で接合されたものである。スタッカ21を一体成形により作製しても差し支えはない。スタッカ21は、搬入した用紙を載置面Pに載置する。
ストッパ22は、第1ストッパ部材22Rと、第2ストッパ部材22Lとを有する。第1ストッパ部材22Rは、第1ガイド板21Rの下端Dから一定距離延在し、そこからZ軸の正方向に延伸している。第2ストッパ部材22Lは、第2ガイド板21Lの下端Dから一定距離延在し、そこからZ軸の正方向に延伸している。第1および第2ストッパ部材22R、22Lは、X軸方向に対して平行に、かつ、排紙ベルト23の幅よりも広く離間している。ストッパ22は、スタッカ21の載置面Pを傾斜の方向(Y軸の負方向)に滑落してくる用紙を受け止める。
排紙ベルト23は、Y軸方向に離間して配置された第1駆動プーリ210および従動プーリ211によって、第1および第2ガイド板21R、21Lの間に懸架されている。排紙ベルト23は、第1駆動プーリ210および従動プーリ211の回転駆動により、Y軸に沿って移動する。
整合部材24は、Y軸方向から見ると、排紙ベルト23に対して垂直方向に長辺を持つ長方形または略長方形の部材である。整合部材24の底部は、排紙ベルト23上に固定されている。整合部材24の幅は、排紙ベルト23の幅より若干広い程度である。整合部材24の幅が排紙ベルト23の幅と同一または略同一であってもよい。
整合部材24は、2つの機能を有する。第1の機能は、用紙束の整合に関する機能である。整合部材24は、スタッカ21上に指定枚数の用紙が載置されると、排紙ベルト23の正回転に伴い、図4に示す待機位置から下方(Y軸の負方向)へと移動する。ここで、正回転とは、X軸の負方向から見たときに、Y−Z平面における時計方向の回転を言う。整合部材24は、用紙束の先端を軽く押圧し、縦方向の用紙束の端部を整合する。以下、縦方向は、Y軸の正方向で示される方向(排出方向)を示す。
基本的に、整合部材24を用いた、縦方向の用紙束の端部の整合は、用紙サイズが規定サイズより小さい場合に行われる。本実施の形態では、例えば、A4サイズ(210mm×297mm)が規定サイズである。その理由としては、例えば、A4サイズよりも小さいA6サイズ(105mm×148mm)の用紙は軽量であるため、送風部3の送風によって用紙が吹き飛ばされる恐れがあるので、これを整合するためである。
第2の機能は、用紙束の排出に関する機能である。整合部材24は、排紙ベルト23の逆回転に伴い、スタッカ21の載置面P側から裏面側を経由して用紙束の後端まで稼動する。整合部材24は、押圧面と反対の面で用紙束の後端を押圧し、その用紙束を排紙トレイT(図2参照)の方へ押し上げる。
第1および第2幅整合部材25R、25Lは、互いに平行に配置されている。第1および第2幅整合部材25R、25Lは、可動機構により、X軸に沿って互いに逆方向に、同じ距離だけ移動する。可動機構は、スタッカ21の下部でX軸方向に沿って配設された回転ベルト251と、回転ベルト251を懸架し、回転駆動させる第2駆動プーリ252(図6参照)とを有する。第1および第2幅整合部材25R、25Lの可動範囲は、スタッカ21に載置される用紙サイズに依存する。
第1および第2幅整合部材25R、25Lは、スタッカ21上に指定枚数の用紙が載置されると、その用紙束を両側縁から軽く押圧し、横方向の用紙束の端部を整合する。以下、横方向は、排出方向に対する垂直方向を指す。
押下部材としてのフラップ26は、スタッカ21に搬入してきた用紙の後端付近をスタッカ21の載置面Pの方へ軽く押下し、用紙を素早くスタッカ21の載置面P上に落下させる役割を担う。フラップ26は、スタッカ21を跨ぐ概ね翼型の部材である。フラップ26の断面の形状は、例えば、くさび形や板状でも差し支えない。フラップ26のY軸正方向側の側縁、詳細には、厚みのある方の側縁は、シャフト27に接続されている。待機状態では、フラップ26の長手方向の面は、図4に示すように、スタッカ21の載置面Pに対して平行または略平行に位置する。
シャフト27は、例えば、その一端が歯車などの伝達機構(不図示)に接続されている。シャフト27は、第4駆動モータM4(図6参照)が回転すると、その伝達機構を介して回転する。
<送風部3の構成例>
送風部3の構成例について説明する。送風部3は、支持台31を有する。送風部3は、例えば、空気を吐出するブロワである。送風部3は、羽根車(不図示)を回転させ、空気の流れを発生させる。
送風部3は、そのオン/オフおよび送風量が制御部64(図6参照)によって制御される。送風部3は、初期状態では、オフであるが、用紙束を作製する期間において、数枚程度の重ねられた用紙束がスタッカ21に搬入される場合、かつ、用紙サイズが規定サイズ以上の場合は、オフからオンに切り替わり、送風する。なお、用紙面間に空気の層を形成することができる程度の送風量を得ることができれば、ブロワの代わりにファンを用いることができる。
送風部3は、その吐出口がスタッカ21の下端Dの側を向き、吐出した空気をスタッカ21の下端Dから上端Uへ載置面Pに沿って流すことができる位置にある。具体的には、送風部3は、スタッカ21の下端DからY軸の負方向に一直線上の一定距離を経た位置にある。
用紙面間に空気の層を形成するためには、用紙が送風によって吹き飛ばされない程度の適度な送風量が必要である。送風部3の送風量が弱すぎると、用紙面間に空気の層を形成することができない。一方、送風部3の吐出口がスタッカ21の下端Dに近すぎると、送風部3の送風量を最小にしても、送風によって用紙が吹き飛ばされてしまう。そのため、本実施の形態では、例えば、送風部3の最小の送風量で用紙面間に空気の層を形成することができるように、概ねスタッカ21の下端Dに位置するストッパ22からステープラ51の幅(Y軸の負方向)を経た位置にある。
送風部3の送風量に関して述べる。基本的には、用紙の重ね枚数が多い程、送風部3の送風量(吐出量)を大きくする。用紙の種類、斤量、坪量または用紙サイズに応じて、送風部3の送風量を以下のように調整することができる。
例えば、塗工紙のように、用紙の表面がコーティングされている場合は、用紙面間の空気層がコーティング層の吸湿作用により失われた際に、外部から空気が流入しにくくなり、用紙同士がくっつきやすくなる。よって、塗工紙を用いる場合は、送風部3の送風量をコーティングされていない用紙を用いる場合の送風量より大きくするとよい。
斤量または坪量が大きい程、つまり、用紙の厚さが厚い程、送風部3の送風量を大きくする。同様に、用紙サイズが大きい程、送風部3の送風量を大きくする。
支持台31は、送風部3を支持すると共に、送風部3が吐出した空気をスタッカ21の下端Dから上端Uへ載置面Pに沿って流すことができるように、送風部3の位置を調整するための台である。なお、支持台31の高さや配置場所は、後処理装置FSの設計段階で好適に決定される。
<綴じ処理部5の構成例>
綴じ処理部5の構成例について説明する。綴じ処理部5は、綴じ手段としてのステープラ51を有する。綴じ処理部5は、ステープラ51の可動機構として、シャフト52と、ベルト53と、第3駆動プーリ54(図6参照)とを有する。
ステープラ51は、その下部においてX軸方向に配設されたベルト53の回転により、シャフト52に沿って往復運動する。ステープラ51は、図4に示す待機位置(X=X1とする)から綴じるべき用紙束の指定位置(例えば、用紙束の隅)に移動し、その位置で用紙束を綴じる。綴じる箇所は、1カ所でも、2カ所以上でもよい。
シャフト52は、ステープラ51の土台の孔部511に挿通しており、ステープラ51を支持し、ステープラ51をX軸方向に移動させる。
ベルト53は、第3駆動プーリ54(図6参照)と、X軸方向において第3駆動プーリ54と対峙した位置にあるプーリ55とによって、回転可能に懸架されている。
第3駆動プーリ54は、第3駆動モータM3(図6参照)によって回転駆動される。第3駆動プーリ54は、ベルト53を回転させることで、プーリ55を従動させ、ステープラ51をシャフト52に沿って往復運動させる。
<後処理装置の動作概要>
後処理装置の動作概要を説明する。図5は、図4に示すX1−X2間の断面の構造を模式的に示した図である。用紙載置部2は、センサ部28と、一対の搬入ローラ29aおよび29bと、第1駆動プーリ210と、従動プーリ211とを更に有する。
一対の搬入ローラ29aおよび29bは、搬入経路aを経由した用紙束Sをスタッカ21上に搬送する。
スタッカ21は、搬入経路aを経由して搬入した数枚程度の用紙束Sを載置面Pに載置する。
センサ部28は、赤外線センサなどで構成されている。センサ部28は、搬入経路aを経由してくる用紙束Sの通過を、搬入ローラ29cの近傍で検知する。センサ部28は、用紙束Sの通過を検知すると、その旨を知らせる検知信号を入出力部63を介して制御部64(図6参照)に出力する。センサ部28の設置場所は、例えば、搬入経路a上における搬入ローラ29cと一対の搬入ローラ29aおよび29bとの間など、用紙束Sがフラップ26に到達するまでに、搬入経路a上の用紙束Sを検出することができる場所に配置されている。
フラップ26は、載置面Pの延在方向において一対の搬入ローラ29aおよび29bよりもスタッカ21の上端U側に配置されている。フラップ26は、初期状態では、図5に示す待機位置にある。センサ部28が用紙の搬入を検知すると、一対の搬入ローラ29aおよび29bを通過した用紙束Sの後端SD付近がフラップ26に達したとき、センサ部28の検知を契機として、シャフト27が正回転する。シャフト27の正回転により、フラップ26は、待機位置から図5の2点破線に示す定位置まで正回転する。本実施の形態では、フラップ26の定位置は、概ねスタッカ21に平行となる位置である。
一対の搬入ローラ29aおよび29bを通過した用紙束Sは、その後端SD付近がフラップ26によってスタッカ21の載置面Pの方へ軽く押下され、載置面Pに向かって落下する。図5の実線で示す搬入経路a1は、フラップ26によって後端SD付近が押下された用紙束Sがとる経路を示している。一方、図5の1点破線で示す搬入経路a2は、フラップ26が稼動しない場合に、用紙束Sがとる仮想経路を示している。フラップ26によって用紙束の下端SD付近が押下されることで、送風部3の送風によって用紙を吹き飛ばすことなく、用紙束Sを素早くスタッカ21の載置面Pに落下させることができる。
用紙束Sが載置面Pに落下し、搬入経路a3に示すように、載置面Pを滑落してストッパ22で止まると、シャフト27が逆回転する。このシャフト27の逆回転により、フラップ26は、定位置から待機位置まで復帰する。本実施の形態では、フラップ26は、待機位置から概ねスタッカ21に平行となる定位置まで正回転するが、用紙束Sの後端SD付近を押下しながら、フラップ26の先端がスタッカ21に対して垂直になるまで、正回転してもよい。
尚、第1駆動プーリ210は、第1駆動モータM1(図6参照)の回転駆動により、正回転または逆回転し、排紙ベルト23、従動プーリ211を回転させる。
これにより、排紙ベルト23上の整合部材24が移動し、用紙束Sを整合し移送する。
送風部3は、矢印Fに示すように、スタッカ21の下端Dから上端Uの向きに載置面Pに沿って送風する。このとき、用紙面間に薄い空気の層を形成する必要があるため、少なくとも、用紙束Sがスタッカ21に搬入され、載置面Pを滑落して用紙束Sの後端SDがストッパ22に当接するまでの期間、送風部3は送風を行う。なお、送風部3が送風するときは、綴じ処理が停止中であるため、図4に示すステープラ51は、送風部3が吐出した空気が直接当たらない待機位置にある。したがって、送風部3が吐出した空気は、ステープラ51によって阻害されることなく、スタッカ21の下端Dから上端Uへ向かって流れる。
<用紙載置部2および送風部3を制御するための制御系>
用紙載置部2および送風部3を制御するための制御系について説明する。図6は、本発明の実施の形態に係る制御系6を例示するブロック図である。制御系6は、RAM(Random Access Memory)61と、ROM(Read Only Memory)62と、入出力部(I/O)63と、制御部64とを有する。制御系6は、コンピュータとして機能し、用紙載置部2の動作を制御する。なお、本実施の形態では、制御系6の各構成要素は、後処理装置FSに設けられているが、画像形成装置Aに設けられていてもよい。
RAM61は、制御部64のワークエリアである。ROM62は、用紙載置部2の動作を制御するための制御プログラムを格納している。
入出力部63は、センサ部28および操作表示部Oと、制御部64との間でデータの授受を行う。
制御部64は、例えば、CPU(中央演算処理装置)で構成されている。制御部64は、RAM61から制御プログラムを読み出し、制御プログラムの手順に従って、以下の制御を行う。
第1に、制御部64は、操作表示部Oから入力されたユーザの指示から、用紙サイズと用紙の種類とを取得すると共に、用紙載置部2に搬入されたときの用紙の重ね枚数を取得し、送風部3のオン/オフおよび送風部3の送風量を制御する。第2に、制御部64は、用紙載置部2に搬入された用紙の枚数が、冊子1部分の指定枚数に達したか否かを判断する。第3に、制御部64は、第1から第4駆動モータM1、M2、M3、M4を制御する。
第1駆動モータM1は、制御部64の制御に従って、第1駆動プーリ210を正回転または逆回転させる。
第2駆動モータM2は、例えば、ステッピングモータである。第2駆動モータM2は、制御部64の制御に従って、第2駆動プーリ252を正回転または逆回転させる。
第3駆動モータM3は、制御部64の制御に従って、第3駆動プーリ54を正回転または逆回転させる。
第4駆動モータM4は、制御部64の制御に従って、シャフト27を正回転または逆回転させる。
<用紙載置部2および送風部3の動作例>
用紙載置部2および送風部3の動作例について説明する。図7は、本発明の実施の形態に係る用紙載置部2および送風部3の動作例を示すフローチャートである。初期状態では、送風部3はオフであり、フラップ26は、待機位置にある。
(ステップST1)
制御部64は、用紙載置部2に搬入されたときの用紙の重ね枚数を取得する。用紙の重ね枚数が2枚以上の場合は(YES)、ステップST2に進む。一方、用紙の重ね合わせがない場合は(NO)、ステップST4に進む。
(ステップST2)
制御部64は、用紙サイズが規定サイズ以上であるか否かを判断する。用紙サイズが規定サイズ以上の場合は(YES)、ステップST3に進む。一方、用紙サイズが規定サイズより小さい場合は(NO)、ステップST4に進む。
(ステップST3)
用紙の重ね枚数が2枚以上、かつ、用紙サイズが規定サイズ以上である場合は、制御部64は、送風部3をオフからオンに切り替える。更に、制御部64は、操作表示部Oから入力されたユーザの指示から用紙サイズを取得し、その情報と用紙載置部2に搬入されるときの用紙の重ね枚数とを基に、送風部3の送風量を調整する。送風部3が制御部64の制御に従った送風量で送風すると、スタッカ21の下端Dから上端Uの向きに載置面Pに沿って空気が流れる。なお、制御部64が用紙の種類、斤量または坪量に応じて、送風部3の送風量を更に調整してもよい。
(ステップST4)
用紙の重ね合わせがない場合、又は、用紙サイズが規定サイズより小さい場合の少なくとも何れかに該当する場合は、制御部64は、送風部3をオフに保持する。
(ステップST5)
初期状態では、整合部材24が待機位置にあるとする。用紙載置部2は、搬入経路aに示すように(図5参照)、2枚以上重ねられた用紙束Sを一対の搬入ローラ29aおよび29bを介してスタッカ21上に搬入する。送風部3がオンであるので、送風によって用紙面間に空気が入り込み、用紙面間に薄い空気の層が形成される。
(ステップST6)
センサ部28は、ステップST5において、搬入経路aを経由してくる用紙束Sの通過を、搬入ローラ29cの近傍で検知している。センサ部28は、その旨を知らせる検知信号を制御部64に出力する。制御部64は、センサ部28から検知信号を受けると、用紙の後端SD付近がフラップ26に達する程度の時間間隔をおいて、第3駆動モータM3を正回転させる。シャフト27が正回転し、フラップ26は、待機位置から定位置まで正回転する。用紙束Sの後端SD付近がフラップ26によってスタッカ21の載置面の方へ軽く押下され、用紙束Sは、スタッカ21の載置面Pに向かって落下する。
(ステップST7)
制御部64は、第2駆動モータM2を制御し、第1および第2幅整合部材25R、25Lが互いに接近し、用紙束Sの両側縁を軽く押下できる程度まで、第2駆動プーリ252を回転させる。すると、第1および第2幅整合部材25R、25Lは、スタッカ21上の用紙束Sを両側縁から軽く押下する。ステップST7により、用紙束の横方向の端部が整合される。
(ステップST8)
用紙サイズがそのサイズ以上である場合(YES)、用紙束Sは、送風部3からの風により用紙面間に空気層が形成された状態で自重により載置面P上を滑落し、用紙束Sの端部がストッパ22に突き当たる際の衝撃により、用紙の縦方向が整合する。したがって、この場合は、整合部材24を用いた用紙束の縦方向の端部の整合を行わず、ステップST9に進む。一方、用紙サイズが規定サイズより小さい場合は(NO)、整合部材24を用いて縦方向の用紙束の端部の整合を行うため、ステップST10に進む。
(ステップST9)
用紙サイズが規定サイズ以上である場合は、制御部64は、用紙載置部2に搬入された用紙の枚数が、冊子1部を構成する指定枚数に達したか否かを判断する。用紙の枚数が指定枚数に達した場合は(YES)、ステップST11に進む。一方、用紙の枚数が指定枚数に達していない場合は(NO)、ステップST1に進む。
(ステップST10)
用紙サイズが規定サイズより小さい場合は、整合部材24を用いて縦方向の用紙束の端部の整合を行う。制御部64は、第1駆動モータM1を制御し、整合部材24が用紙束の先端に当接し、用紙束Sを軽く押下できる程度まで第1駆動プーリ210を正回転させる。すると、排紙ベルト23が正回転し、整合部材24は、待機位置からY軸の負方向へ移動する。整合部材24の押圧面が用紙束Sの先端を軽く押下すると、用紙束Sの後端SDは、ストッパ22に突き当たる。ステップST10により、用紙束の縦方向の端部が整合される。
(ステップST11、ST12)
綴じ処理の際には、用紙束の各用紙面間に空気層を形成すると、既に整合されている用紙束の処理端部側がバタついて乱れてしまう可能性がある。そのため、綴じ処理に先立ち、送風部3がオンである場合は(YES)、制御部64は、送風部3をオンからオフに切り替えて、送風を停止する(ST12)。一方、送風部3がオフである場合は(NO)、ステップST13に進む。
(ステップST13)
送風部3がオフの状態で、制御部64は、第3駆動モータM3を回転させ、ステープラ51を指定位置に移動させる。ステープラ51は、指定位置で用紙束Sを綴じる。
(ステップST14)
制御部64は、第1駆動モータM1を制御し、整合部材24を以下のように移動させる。ここでは、整合部材24が図5に示す待機位置にあるとする。制御部64は、第1駆動プーリ210を逆回転させ、整合部材24をスタッカ21の裏面側を経由させて用紙束Sの後端SDまで移動させる。更に、制御部64は、第1駆動プーリ210を逆回転させ、整合部材24をスタッカ21の下端Dから待機位置まで稼動させる。
整合部材24は、待機位置からスタッカ21の裏面側を経由してスタッカ21の下端Dに到達すると、ストッパ22で静止している用紙束Sの後端SDをY軸方向に押し上げ、これを担持する。そして、整合部材24は、担持した用紙束Sをスタッカ21の上端Uに向かって待機位置まで押し上げる。ステップST14により、用紙束Sは、排出ローラR2を介して排紙トレイTに排出される。
本実施の形態によれば、用紙サイズが規定サイズ以上であれば、送風部3を用いてスタッカ21の下端D側から上端U側に送風し、用紙同士を離間させてから、用紙束Sをスタッカ21に載置し、用紙束Sの縦方向の整合を行う。したがって、整合部材24の可動範囲が小さくて済み、スタッカ21の傾斜方向を長くとる必要がない。このことにより、スタッカ21の大型化を抑制することができるだけではなく、後処理装置の大型化の抑制やコストの削減も図ることができる。
一般的に、画像形成された用紙は、定着工程において熱を帯びていることが多い。本実施の形態では、送風部3によって吐出された空気が用紙に当たるので、用紙を素早く冷ますことができるという利点がある。
本発明は、その要旨を逸脱しない範囲内で、実施の形態を種々に改変可能である。
例えば、塗工紙を用いる場合は、用紙サイズが規定サイズより小さくても、送風部3をオフからオンに切り替え、送風部3を用いて用紙束の縦方向の整合を行うことができる。この様にすることで、用紙同士がくっつき易い塗工紙について、サイズに関わらず用紙間を確実に離間することが可能になり、高い整合性を確保できる。
本実施の形態では、ステップST2において、用紙サイズが規定サイズ以上であるか否かの判断を操作表示部Oから入力される情報を基に行う。操作表示部Oから入力される情報を用いる代わりに、センサ部28を用いて、搬入経路a上の用紙と用紙の時間間隔から用紙サイズが規定サイズ以上であるか否かを判断してもよい。この場合は、例えば、搬入経路a上に搬送される用紙と用紙との時間間隔が長い程、用紙サイズが大きいと判断すればよい。
また、本実施の形態では、後処理が施されるスタッカにおける整合性確保のために送風部を用いたが、排紙トレイTをスタッカとし、最終の排出物の整合性を高めるために、排紙トレイTに排出される用紙に対して送風する位置に送風部を設けても構わない。
2 用紙載置部
21 スタッカ
21R 第1ガイド板
21L 第2ガイド板
22 ストッパ
22R 第1ストッパ部材
22L 第2ストッパ部材
23 排紙ベルト
24 整合部材
25R 第1幅整合部材
25L 第2幅整合部材
26 フラップ
27 シャフト
28 センサ部
29a、29b、29c 搬入ローラ
210 第1駆動プーリ
211 従動プーリ
3 送風部
31 支持台
64 制御部

Claims (7)

  1. 傾斜した状態で設けられ、記録材束を載置するスタッカと、
    前記スタッカの下端側に配置され、前記スタッカの上端側から下端側に向かって前記スタッカの載置面上を滑落してくる記録材の端部に向けて前記スタッカの下端側から上端側に送風を行う送風部と、
    を有する後処理装置。
  2. 前記載置面の延在方向における前記スタッカの下端において、前記載置面上の載置される記録材束の端部に当接するストッパを有し、
    前記送風部は、前記スタッカに記録材が搬入されてから、少なくとも該記録材の端部が前記ストッパに当接するまでの期間、送風を行う、
    請求項1記載の後処理装置。
  3. 記録材が規定サイズ以上の場合に送風する様に前記送風部を制御する制御部を有する、
    請求項1または2記載の後処理装置。
  4. 記録材の種類、斤量、坪量、枚数またはサイズに応じて前記送風部の送風量を制御する制御部を有する、
    請求項1から3のいずれか一に記載の後処理装置。
  5. 回転可能に軸支され、前記スタッカに搬入されてくる記録材の後端を前記載置面に向かって押下する押下部材を有する、
    請求項1から4のいずれか一に記載の後処理装置。
  6. 前記スタッカ上に載置された記録材に対して後処理を施す後処理部を有する、
    請求項1から5のいずれか一に記載の後処理装置。
  7. 記録材に画像を形成する画像形成装置と、
    前記画像形成装置により画像が形成された記録材を搬入し、該記録材に対して後処理を施す請求項1から6のいずれか一に記載の後処理装置と、
    を有する画像形成システム。
JP2010293043A 2010-12-28 2010-12-28 後処理装置および画像形成システム Pending JP2012140202A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010293043A JP2012140202A (ja) 2010-12-28 2010-12-28 後処理装置および画像形成システム
CN2011104324330A CN102530630A (zh) 2010-12-28 2011-12-21 后处理装置及图像形成系统
US13/335,227 US20120161379A1 (en) 2010-12-28 2011-12-22 Post-processing apparatus and image forming system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010293043A JP2012140202A (ja) 2010-12-28 2010-12-28 後処理装置および画像形成システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2012140202A true JP2012140202A (ja) 2012-07-26

Family

ID=46315663

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010293043A Pending JP2012140202A (ja) 2010-12-28 2010-12-28 後処理装置および画像形成システム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20120161379A1 (ja)
JP (1) JP2012140202A (ja)
CN (1) CN102530630A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014047047A (ja) * 2012-08-31 2014-03-17 Ricoh Co Ltd 排紙装置、用紙処理装置、画像形成システムおよび排紙方法
JP2014051340A (ja) * 2012-09-05 2014-03-20 Ricoh Co Ltd 排紙装置、画像形成システムおよび排紙方法
US11766878B2 (en) 2021-03-04 2023-09-26 Seiko Epson Corporation Post-processing apparatus

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110902458B (zh) * 2017-04-07 2022-01-14 京瓷办公信息系统株式会社 后处理装置
JP7052565B2 (ja) * 2018-05-29 2022-04-12 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 シート後処理装置およびそれを備えた画像形成システム

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3774906A (en) * 1971-07-28 1973-11-27 Emf Corp Sorting and collating apparatus
US5013021A (en) * 1986-10-16 1991-05-07 Minolta Camera Kabushiki Kaisha Paper container with a paper binding function
JP2707091B2 (ja) * 1988-02-09 1998-01-28 コニカ株式会社 記録紙処理装置
US5569012A (en) * 1993-07-30 1996-10-29 Canon Kabushiki Kaisha Book binding apparatus
JP3304234B2 (ja) * 1995-04-26 2002-07-22 シャープ株式会社 ステープル装置
JP2000095414A (ja) * 1998-09-21 2000-04-04 Canon Inc 画像形成装置
JP2000238953A (ja) * 1999-02-19 2000-09-05 Fuji Photo Film Co Ltd シート集積装置
US6672585B2 (en) * 2000-06-02 2004-01-06 Fuji Photo Film Co., Ltd. Apparatus for stacking sheet members, apparatus for measuring dimensions of sheet members, and apparatus for and method of marking sheet members
JP2003192213A (ja) * 2001-12-25 2003-07-09 Konica Corp 用紙後処理方法及び用紙後処理装置
US6889971B2 (en) * 2002-02-21 2005-05-10 Konica Corporation Sheet finisher with air blowing member
US7510177B2 (en) * 2005-03-01 2009-03-31 Sharp Kabushiki Kaisha Sheet post-processing apparatus and image formation apparatus
US7896331B2 (en) * 2007-06-13 2011-03-01 Kabushiki Kaisha Toshiba Method of tearing off staple and sheet post-processing apparatus

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014047047A (ja) * 2012-08-31 2014-03-17 Ricoh Co Ltd 排紙装置、用紙処理装置、画像形成システムおよび排紙方法
JP2014051340A (ja) * 2012-09-05 2014-03-20 Ricoh Co Ltd 排紙装置、画像形成システムおよび排紙方法
US9533852B2 (en) 2012-09-05 2017-01-03 Ricoh Company, Limited Sheet ejecting device, image forming system, and sheet ejecting method
US11766878B2 (en) 2021-03-04 2023-09-26 Seiko Epson Corporation Post-processing apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
CN102530630A (zh) 2012-07-04
US20120161379A1 (en) 2012-06-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9096403B2 (en) Sheet stacking apparatus, image forming system and sheet stacking method
JP5780216B2 (ja) シート処理装置及び画像形成システム
JP5783164B2 (ja) 用紙排出装置及び画像形成システム
JP2014051340A (ja) 排紙装置、画像形成システムおよび排紙方法
JP2014047047A (ja) 排紙装置、用紙処理装置、画像形成システムおよび排紙方法
JP2010180060A (ja) 用紙後処理装置、用紙後処理方法及び画像形成装置
JP2012140202A (ja) 後処理装置および画像形成システム
JP2014065609A (ja) 用紙処理装置、画像形成システム及び用紙処理方法
JP6163857B2 (ja) 排紙装置、用紙処理装置、画像形成システム及び排紙方法
JP2011126632A (ja) 後処理装置、画像形成システム
US11685627B2 (en) Post-processing apparatus and image forming system
JP5904816B2 (ja) 給紙装置、及びそれを備えた画像形成装置
JP4722643B2 (ja) シート処理装置および画像形成装置
JP6172668B2 (ja) 給紙装置及び画像形成装置
JP2017081665A (ja) 後処理装置、及び、画像形成装置
JP2015036337A (ja) 排紙装置、後処理装置、及び、画像形成装置
JP2007145528A (ja) 用紙後処理装置
JP5880774B2 (ja) 用紙積載装置、画像形成システム
JP7227750B2 (ja) シート積載装置及び画像形成システム
JP7471809B2 (ja) シート積載装置及び画像形成システム
JP2013180838A (ja) 用紙積載装置、画像形成システム及び用紙積載方法
JP7088752B2 (ja) 用紙後処理装置、画像形成装置及び画像形成システム
JP7240159B2 (ja) シート積載装置及び画像形成システム
JP2005070494A (ja) 画像形成装置
JP7015190B2 (ja) 用紙後処理装置及び画像形成システム

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20130417