JPH0765421B2 - 扉開閉用ハンドルの掛金装置 - Google Patents

扉開閉用ハンドルの掛金装置

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JPH0765421B2
JPH0765421B2 JP17717889A JP17717889A JPH0765421B2 JP H0765421 B2 JPH0765421 B2 JP H0765421B2 JP 17717889 A JP17717889 A JP 17717889A JP 17717889 A JP17717889 A JP 17717889A JP H0765421 B2 JPH0765421 B2 JP H0765421B2
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浩一 武藤
正文 田中
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Nissin Kogyo Co Ltd
Nippon Fruehauf Co Ltd
Original Assignee
Nissin Kogyo Co Ltd
Nippon Fruehauf Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、例えばバン型車両の後部又は側部に取付けら
れる観音開扉の扉開閉ハンドルの掛金装置に関するもの
である。更に詳しくいえば、被施錠体であるハンドルの
閉操作時に掛金装置の掛け金部材と自動的に係合し、あ
るいは逆に開操作時には、手動操作又は電気的遠隔操作
によって容易に錠装置を離脱できる掛金装置に関するも
のである。
(従来の技術) 従来の扉開閉ハンドルの掛金装置の例として、バン型車
両あるいは海上コンテナの観音開扉に用いられている掛
金装置について、第18図及び第19図を参照して説明す
る。
1はバン型車両あるいは海上コンテナVの後部あるいは
側部開口にとりつけられた観音開扉である。観音開扉1
は開口部の側柱3に蝶番2……によってとりつけられて
いる。4はロック装置を構成するロックロッドで、該ロ
ッド4の上下端にカム5を備え、観音開扉1の本体に対
し回動可能に装着されている。ロックロッド4にはこれ
を回動する為のハンドル6が回動可能に設けてある。7
は前記開口部の上下枠材に設けたカムキーパーで、観音
開扉1を閉じた時ロックロッド4の上下に固設した前記
カム5,5と係合するようになっている。
8はハンドル6を水平位置に保持し、かつ施錠する掛金
装置である。従来の掛金装置は、観音開扉本体に固着さ
れたドアーロックブラケット9(第19図)にハンドル6
を係合させたのち、上方から上下に回動可能なドアーロ
ックラッチ10をハンドル6に上方から係合させるように
なった単純構成のものであった。11はドアーロックブラ
ケット9およびドアーロックラッチ10に設けられた同心
の穴で、該穴11に錠前12を挿し込み施錠される。
このように構成されている掛金装置8においては、その
操作性が面倒であった。即ち、開錠時についてのべる
と、(1)まず錠前12(第19図)をキーで開錠する。
(2)ドアーロックブラケット9とドアロックラッチ10
の同心の穴11から錠前12を外す。(3)ドアーロックラ
ッチ10を枢軸13を中心に時計方向に回動する。(4)ハ
ンドル6を手に持って一旦上方に回動(第19図2点鎖
線)したのち手前に引きよせて扉を開放する。
以上(1)〜(4)の連続操作で観音開扉1は開放され
るが、特に片手に荷物を持ち、かつ雨天の場合等には、
その荷物を一旦地面に置いてから、上記(1)〜(4)
の操作をしなければならなかった。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は上述した問題点に鑑み、片手によるワンタッチ
操作でハンドル6を施錠及び開錠でき、しかも安全上か
らも推奨できる掛金装置を提供することを目的とするも
のである。
(課題を解決するための手段) 基台20と該基台に枢着支持された掛け金部材30と、該掛
け金部材を開放方向及び閉方向に付勢する付勢装置40
と、前記掛け金部材を閉位置に保持するため前記基台に
装着され、手動並びに遠隔操作で解錠可能な錠手段50と
からなり、 前記基台20は扉の本体に取付けられ、表面にはハンドル
挿入凹所24aを形成する左右1対のハンドル引掛部24が
設けられ、下部には錠取付穴50aを有し、かつ前記ハン
ドル引掛部24には枢軸26が取付けられ、該枢軸により掛
け金部材30を上下回動可能に支持しており、かつ該枢軸
26の斜め下部に付勢装置40の下部を支持する下部ピン42
を備えており、 前記掛け金部材30は前記基台20のハンドル引掛部24の間
に納る巾寸法を有し、前記基台に取付けた枢軸26によっ
て回動可能に支持され、上端部からやゝ内側位置にハン
ドルを抱き込むC型凹部30aが形成され、かつ前記枢軸
位置より内側下部中央部には前記付勢装置40の上部ピン
41が取付けられており、 前記付勢装置40は前記掛け金部材30に取付けられた上部
ピン41と係合する摺鉢状凹部44とスプリング受フランジ
45とを有する上部のピン受座43と、前記基台20側に取付
けられたピン42と係合する凹部とスプリング受フランジ
とを有する下部のスプリング受座43と、これら上部と下
部のピン受座のスプリング受フランジ間に装着されたス
プリング46とからなり、前記上部と下部ピン41,42の中
心間を結ぶ線が前記掛け金部材30の回動中心と前記下部
ピン42の中心を結ぶ線に対し互に対向する位置に移動し
て掛け金部材30の開・閉位置を保持するようにし、 さらに前記錠手段50は基台に取付けられたシリンダ錠51
と、該錠によって回動されるレバー装置53と、該レバー
装置と作動連結された押圧スピンドル54とを備えてお
り、前記レバー装置53は主腕53aとこれと一体の枝腕53b
よりなり、主腕の一端が基台に固着された背面板55に枢
支されており、前記押圧スピンドル54は背面板に固着さ
れた保持筒63内に摺動可能に嵌挿され、その後端部に内
蔵されたスプリング64により常時突出方向に付勢されて
おり、又前記保持筒63には切り込み部が設けられてい
て、これに施錠状態で主腕53aが係合し、押圧スピンド
ルの突出位置を保持しており、さらに又前記主腕は遠隔
操作可能なソレノイド61により主腕と保持筒の切り込み
との係合を解き得るようにした。
又付勢装置40の変形として掛け金部材30側の枢軸26と偏
心した位置に設けた上部ピン41′と、基台20側に設けた
下部ピン42′間にコイルスプリング46′を装着し、掛け
金部材30の開放状態では、コイルスプリング46′の中心
線は枢軸26と下部ピン42′を結ぶ線よりも外側位置にあ
り、又ハンドル6を装着して掛け金部材30に当てると、
コイルスプリング46′の中心線は前記枢軸26と下部ピン
42′を結ぶ線の内側に移動し、掛け金部材30の閉位置を
保持すべく付勢するようにした。
さらに付勢装置40としてスプリングが板ばね46″で、そ
の上端を掛け金部材30側の上部ピン41″に、又下端を基
台20側の下部ピン42″に取付けられていて、板ばね46″
の上端を支持する上部ピン41″が枢軸26と下部ピン42″
を結ぶ線の内側に移動すると掛け金装置30の閉位置に、
同じく外側に移動すると掛け金部材30の開位置を保持す
べく付勢されるようにした。
そして前記枝腕53bの中間部にピン39を有し、該ピンが
点灯用のスイッチ66と接離するようにした。
(実施例) 本発明の掛金装置は、基本的には基台20と、基台20と協
働する掛け金部材30と、掛け金部材30をその開位置およ
び閉位置に保持するための付勢装置40と、前記掛け金部
材30を閉位置にロックするための錠手段50の4つの部材
からなっている。
基台20は第3図の如く平面形状が舟の形状をなし、中央
部は前記掛け金部材30を装着する為、開口部21となって
いる。そして裏面4個所に設けた取付ボス部22に設けた
ねじ穴に向って扉1の本体内側からねじ23(第2図)に
よって扉本体に固着される。
基台20の表面には左右1対のハンドル引掛部24が設けら
れ、該ハンドル引掛部24はハンドル6を上方から挿入で
きるよう、本体25から距離t(第4図)だけ離れて上方
に突出し、本体25との間にハンドル装入凹部24aを形成
している。
基台20の下部は、ハンドル引掛部24より稍低くなり、こ
の部分に錠手段50が取付けられる錠取付穴50aが穿設さ
れている。ハンドル引掛部24には、掛け金部材30の略中
央部に取付けた枢軸26が取付けられる穴26aが対をなし
て設けられ(第6図)、これら枢軸26,26が回動中心と
なって掛け金部材30は上下に回動される。
掛け金部材30は第1図に示すごとく、前記左右1対のハ
ンドル引掛部24の間に納る巾寸法を持ち、枢軸26でハン
ドル引掛部24に取りつけられ、その上部はハンドル引掛
部24より上方に突出し、上端内側に内向突起31を有して
いる。
掛け金部材30の前記枢軸26の位置より下部に、後述する
付勢装置40の上部を支持する半球状頭付ピン41が取りつ
けられている。
42は付勢装置40の下部を支持する半球状頭付ピンで、基
台20の裏側肉厚部27に取りつけられている。
43はピン受座(第8図)で、その軸方向片側に摺鉢状凹
部44を備え、その周りにはスプリング受フランジ45を有
している。ピン受座43は上下互に逆向きに装着され、各
受座の凹部44に前記半球状頭付ピン41と42の各頭部が嵌
合している。46は上下のピン受座43,44のスプリング受
フランジ45,45間に装着されたスプリングである。
付勢装置40は第9図に示す如く、上部のピン41が掛け金
部材30の回動中心となる枢着26,26の中心Oと、下部の
ピン42の中心を結ぶ直線X−X′より上部の頭付ピン41
の中心が図の左方O1にあるとき、掛け金部材30を閉じる
方向に付勢する。又ピン41の中心がX−X′より図の右
方O2にあるとき、掛け金部材30を開放方向に付勢する。
この付勢装置40は下側のピン42の中心O3と掛け金部材30
の回動中心Oまでの距離Eが極めて少くても有効に作用
でき、しかも極めてせまい場所でも装着できる点に特徴
がある。
第10図及び第11図は掛金装置に設ける付勢装置の別の例
を示す。第10図の場合は掛け金部材30側の枢軸26と偏心
した位置に設けたピン41′と、基台20側に設けたピン4
2′間にコイルスプリング46′を装着し、2点鎖線の如
く掛け金部材30の開放状態では、コイルスプリング46′
の中心線は枢軸26とピン42′を結ぶ線よりも左側にあ
る。又ハンドル6を装着して掛け金部材30に当てると、
コイルスプリング46′の中心線は前記枢軸26と下側のピ
ン42′を結ぶ線の右側に移動し、掛け金部材30に対し図
の実線の位置、即ち閉位置を保持すべく付勢する。
次に第11図の場合は、付勢装置用のスプリングは板ばね
46″で、その上端を掛け金部材30側のピン41″に、又下
端を基台20側のピン42″に取付けられている。第11図の
スプリング46″の位置では掛け金部材30は閉方向(実線
位置)に付勢されている。又掛け金部材30を矢印方向に
押すと、スプリング46″の上端を支持するピン41″が枢
軸26とピン42″を結ぶ線の右側に移動するので、掛け金
部材30は2点鎖線の開位置を保持すべく付勢される。
次に錠手段50はシリンダ錠51と、該錠にキー(図示しな
い)をさし込むことによってカム52を介し回動されるT
型レバー装置53と、該レバー装置と作動連結された押圧
スピンドル54を備えている。
T型レバー装置53は主腕53aとこれと一体の枝腕53bより
なり、主腕53aの一端が基台20に固着された背面板55
(第2図)に枢軸56で枢支されている。枝腕53bはその
端部にピン57が固設されており、カム52がこれと係合す
ると、ピン57は背面板55に設けた弧状長穴58に沿って回
動する。枝腕53bの中間部にはさらに別のピン59が植設
されていて、安全ランプ点灯用スイッチ60と接離する
(第13図)。
主腕53aはその中間部にソレノイド61のロッド62が連結
されている。
次に押圧スピンドル54は背面板55に固着された保持筒63
内に摺動可能に嵌挿され、その後端部にスプリング64が
内蔵されていて、押圧スピンドルは常時突出方向に付勢
されている。
保持筒63には第14図に示すような切り込み部65が設けら
れていて、これに施錠状態では主腕53aが係合し、押圧
スピンドル後退を防ぎ押圧スピンドル54の突出位置を保
持している。
第16図はソレノイド61の操作回路で、遠隔位置に設けた
スイッチ66を押すと、ソレノイド61が励起され、ロッド
62を引いて主腕53aを引張り、主腕53aと保持筒63の切り
込み部65との係合を解き、スピンドル54をフリーにして
後退可能な状態にさせる。
錠手段の作用についてのべると、 1)ソレノイド61が励磁されていないときは、T側レバ
ー装置53の主腕53aの1部は保持筒63の切り込み部65と
係合し、保持筒63内のスピンドル54の後退を阻止してい
る(第4図)。この状態では第17図(b)に示したよう
に、掛け金部材30はロック状態にあり、一方付勢装置40
も施錠方向に作用している。
2)ハンドル6で開扉するときは、ソレノイド61が励磁
し、T型レバー装置53の主腕53aの一部が保持筒63の切
り込み部65から引き出される。すると、スピンドル54は
スプリング64に抗し後退可能となる。従ってこの状態で
掛け金部材30は開錠可能となる。ソレノイド61は励磁時
間を図示しないタイマーと組合わせて、ある一定時間
(例えば20秒)励磁されるようになっており、ソレノイ
ド61を励磁した後、ハンドル6の操作を忘れた時など、
20秒後に元に復帰し、主腕53aの一部が保持筒63の切込
部にはまり込み、掛け金部材30を押しても回動しないの
で他人に開錠される心配がない。
3)施錠する時は、ハンドル6を基台20の凹所に落し込
むと、ハンドル6が掛け金部材30のC型凹所30aの底部3
0bを下方に押圧する。すると掛け金部材30は枢軸26を中
心に時計方向に回動し、同時に付勢装置40も反転される
と同時に保持筒63内のスピンドル54はスプリング64で押
し出される。この時、T型アーム装置の主腕53aはスピ
ンドル54の側面をすべり、保持筒63の切り込み部65内に
挿入され、掛け金部材30はハンドル6をC型凹部30a内
にかゝえた状態で施錠される。
4)T型レバー装置53の枝腕53bの先端をシリンダ錠51
にキーをさし込んで回すと、枝腕53bの先端のピン57と
カム52が係合してこれを回動させ、掛け金部材30を開放
することできる状態にする。
5)通常電気的に開錠するときは、カム52はT型レバー
装置53の枝腕53bのピン57とは係合していない。電気的
操作をしないでドアーを開錠、施錠したいとき(扉の開
閉頻度が激しい時)はキーをさし込んで回動するとカム
52が時計方向に回動し、ピン57と係合してレバーの枝腕
を枢軸を中心に反時計方向に回動させる。すると保持筒
63の切り込み部65に挿入されているT型レバーの主腕53
aも回動し、保持筒63内のスピンドル54は自由になる。
6)T型レバー装置の枝腕53bの中央部に植設されてい
るもう1本のピン59は接点スイッチ60と係合する(第13
図)。ソレノイド61が引張られてT型レバー装置53が枢
軸56を中心に回動し保持筒63からはなれると、即ち掛け
金部材30が開放できる状態になると、開放可能信号をバ
ン型車両の運転室に送るようになっている。(掛金装置
30の操作手順) (1)電気錠として使用する場合; (a)閉じられた状態から開放する場合; 1)所定位置のスイッチを押す。
2)T側レバー装置53の主腕53aの一部が保持筒63の切
り込み部65から外れる。
3)掛け金部材30の下方を手で押圧すると掛け金部材30
は枢軸26を中心に反時計方向に回動する。この時付勢装
置40の付勢位置が掛け金部材30を開き勝手に保持してい
る。
4)ハンドル6を手でもって上方に押しあげて手前に引
き、扉のロックロッド4の上下施錠も解放される。
5)扉が開放される。
(b)扉を閉じて施錠する場合; 1)扉を閉じる。
2)ロックロッド4の上下両端にとりつけられているカ
ム5をカムキーパ7に係合させながら、ハンドル6を扉
枝に近づける。
3)掛金装置30の上方からハンドル6を降下させ、掛金
装置の凹所24a内に着座させる。
4)すると掛け金部材30は枢軸26を中心に時計方向に回
動し、ハンドル6をだきかえるように保持する。このと
き付勢装置40は開方向から閉方向に付勢方向が移動す
る。
5)T型レバー装置53の主腕の一部は保持筒63の切り込
み部65内に挿入されるので、保持筒63のスピンドルは後
退移動できない。即ち施錠状態となる。
(2)シリンダー錠操作; シリンダー錠51は扉の開閉頻度が激しいような場合に便
利である。又整備の為や電源のない時、又電気回路故障
時には通常はシリンダー錠51のカム52とT型レバー装置
53のピン57と接触しないような位置にしておく。
扉の開閉を頻繁にしなければならない時はシリンダー錠
51にキーをさし込み、時計方向に回転させると、シリン
ダーのカム52とピン57が係合してT型レバー装置の枝腕
53bを反時計方向に回動させ、主腕53aの一部を保持筒63
の切り込み部65から外し、その位置を保持しているの
で、保持筒63内のスピンドル54の移動が自由にできる。
そしてハンドル6を開放するときは掛け金部材30の下端
を手で押圧すればよく、又施錠するときは、上方からハ
ンドル6を落し込めば施錠される。
以上バン型車両の観音開き扉のロックロッドハンドルの
掛金装置として説明したが、本発明はこれに限定するも
のではなく、例えば門扉、大型、小型容器等の施錠装置
にも応用できるものである。
(効果) 1)付勢装置をコンパクトにして掛金装置の基台と掛け
金部材との間に収納できるので、掛金装置全体の小型
化、軽量化が可能となった。
2)遠隔での電気的施錠と手動操作による施錠装置が組
みこまれた構造にしたので、任意の選択操作ができるよ
うになり、宅配便車両等に好適である。
3)掛く金部材の付勢装置が開位置にある時には開方向
に、閉位置にある時は閉方向にそれぞれ付勢されている
ので、ハンドルからの入力だけでは該ハンドルを開放す
ることはできず、安全である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る掛金装置の正面図。 第2図は第1図のII−II断面図。 第3図は基台の平面図。 第4図は第1図のIV−IV矢視断面図。 第5図は掛け金部材の単品図。 第6図は第1図のVI−VI断面図。 第7図は付勢装置の断面図。 第8図は付勢装置のピン受座の断面図。 第9図は付勢装置の作用説明図。 第10図は付勢装置の別の実施例断面図。 第11図は同じく付勢装置のさらに別の実施例断面図。 第12図は錠手段の平面図。 第13図は枝腕に固定のピン59の作用説明図。 第14図はスピンドル部分の断面図。 第15図は第14図のXV−XV断面図。 第16図はソレノイド駆動回路図。 第17図は錠手段の説明図。 第18図は公知観音開き扉の正面図。 第19図は第18図のXIX矢視部詳細図。 図において; V……バン型車両又は海上コンテ 1……観音開扉、2……蝶番 3……側柱、4……ロックロッド 5……カム、6……ハンドル 7……カムキーパー、8……掛金装置 9……ドアロックブラケット 10……ドアーロックラッチ 11……穴、12……錠前 13……枢軸 20……基台、21……開口 22……取付ボス部、23……ねじ 24……引掛部、24a……凹所 25……本体、26……枢軸 27……(基台の)裏側肉厚部 30……掛け金部材、30a……C型凹部 30b……(C型凹部の)底面 31……内向突起 40……付勢装置、41……半球状頭付ピン 42……半球状頭付ピン、43……ピン受座 44……摺鉢状凹部 45……スプリング受フランジ 46……スプリング 50……錠手段、51……シリンダ錠 52……カム、53……T型レバー装置 53a……主腕、53b……枝腕 54……押圧スピンドル、55……背面板 56……(T型レバー装置の)枢軸 57……ピン、58……弧状長穴 59……ピン、60……接点スイッチ 61……ソレノイド、62……ロッド 63……保持筒、64……スプリング 65……切り込み部、66……スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭62−7555(JP,U) 実公 昭38−19198(JP,Y2) 実公 平1−11894(JP,Y2)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基台(20)と該基台に枢着支持された掛け
    金部材(30)と、該掛け金部材を開放方向及び閉方向に
    付勢する付勢装置(40)と、前記掛け金部材を閉位置に
    保持するため前記基台に装着され、手動並びに遠隔操作
    で解錠可能な錠手段(50)とからなり、 前記基台(20)は扉の本体に取付けられ、表面にはハン
    ドル挿入凹所(24a)を形成する左右1対のハンドル引
    掛部(24)が設けられ、下部には錠取付穴(50a)を有
    し、かつ前記ハンドル引掛部(24)には枢軸(26)が取
    付けられ、該枢軸により掛け金部材(30)を上下回動可
    能に支持しており、かつ該枢軸(26)の斜め下部に付勢
    装置(40)の下部を支持する下部ピン(42)を備えてお
    り、 前記掛け金部材(30)は前記基台(20)のハンドル引掛
    部(24)の間に納る巾寸法を有し、前記基台に取付けた
    枢軸(26)によって回動可能に支持され、上端部からや
    ゝ下方内側位置にハンドルを抱き込むC型凹部(30a)
    が形成され、かつ前記枢軸位置より内側下部中央部には
    前記付勢装置(40)の上部ピン(41)が取付けられてお
    り、 前記付勢装置(40)は前記掛け金部材(30)に取付けら
    れた上部ピン(41)と係合する摺鉢状凹部(44)とスプ
    リング受フランジ(45)とを有する上部のピン受座(4
    3)と、前記基台(20)側に取付けられた下部ピン(4
    2)と係合する凹部とスプリング受フランジとを有する
    下部のスプリング受座(43)と、これら上部と下部のピ
    ン受座のスプリング受フランジ間に装着されたスプリン
    グ(46)とからなり、前記上部と下部ピン(41,42)の
    中心間を結ぶ線が前記掛け金部材(30)の回動中心と前
    記下部ピン(42)の中心を結ぶ線に対し互に対向する位
    置に移動して掛け金部材(30)の開・閉位置を保持する
    ようにし、 さらに前記錠手段(50)は基台(20)に取付けられたシ
    リンダ錠(51)と、該シリンダ錠によって回動されるレ
    バー装置(53)と、該レバー装置と作動連結された押圧
    スピンドル(54)とを備えており、前記レバー装置(5
    3)は主腕(53a)とこれと一体の枝腕(53b)よりな
    り、主腕の一端が基台に固着された背面板(55)に枢支
    されており、前記押圧スピンドル(54)は背面板に固着
    された保持筒(63)内に摺動可能に嵌挿され、その後端
    部に内蔵されたスプリング(64)により常時突出方向に
    付勢されており、又前記保持筒(63)には切り込み部が
    設けられていて、これに施錠状態で主腕(53a)が係合
    し、押圧スピンドルの突出位置を保持しており、さらに
    又前記主腕(53a)は遠隔操作可能なソレノイド(61)
    により主腕(53a)と保持筒(63)の切り込みとの係合
    を解き得るようにしたことを特徴とする扉開閉用ハンド
    ルの掛金装置。
  2. 【請求項2】基台(20)と該基台に枢着支持された掛け
    金部材(30)と、該掛け金部材を開放方向及び閉方向に
    付勢する付勢装置(40)と、前記掛け金部材を閉位置に
    保持するため前記基台に装着され、手動並びに遠隔操作
    で解錠可能な錠手段(50)とからなり、 前記基台(20)は扉の本体に取付けられ、表面にはハン
    ドル挿入凹所(24a)を形成する左右1対のハンドル引
    掛部(24)が設けられ、下部には錠取付穴(50a)を有
    し、かつ前記ハンドル引掛部(24)には枢軸(26)が取
    付けられ、該枢軸により掛け金部材(30)を上下回動可
    能に支持しており、かつ該枢軸(26)の斜め下部に付勢
    装置(40)の下部を支持する下部ピン(42)を備えてお
    り、 前記掛け金部材(30)は前記基台(20)のハンドル引掛
    部(24)の間に納る巾寸法を有し、前記基台に取付けた
    枢軸(26)によって回動可能に支持され、上端部からや
    ゝ下方内側位置にハンドルを抱き込むC型凹部(30a)
    が形成され、かつ前記枢軸位置より内側下部中央部には
    前記付勢装置(40)の上部ピン(41)が取付けられてお
    り、 前記付勢装置(40)は掛け金部材(30)側の枢軸(26)
    と偏心した位置に設けた上部ピン(41′)と、基台(2
    0)側に設けた下部ピン(42′)間にコイルスプリング
    (46′)を装着し、掛け金部材(30)の開放状態では、
    コイルスプリング(46′)の中心線は枢軸(26)と下部
    ピン(42′)を結ぶ線よりも外側位置にあり、又ハンド
    ル(6)を装着して掛け金部材(30)に当てると、コイ
    ルスプリング(46′)の中心線は前記枢軸(26)と下部
    ピン(42′)を結ぶ線の内側に移動し、掛け金部材(3
    0)の閉位置を保持すべく付勢するようにし、 さらに前記錠手段(50)は基台(20)に取付けられたシ
    リンダ錠(51)と、該シリンダ錠によって回動されるレ
    バー装置(53)と、該レバー装置と作動連結された押圧
    スピンドル(54)とを備えており、前記レバー装置(5
    3)は主腕(53a)とこれと一体の枝腕(53b)よりな
    り、主腕の一端が基台に固着された背面板(55)に枢支
    されており、前記押圧スピンドル(54)は背面板に固着
    された保持筒(63)内に摺動可能に嵌挿され、その後端
    部に内蔵されたスプリング(64)により常時突出方向に
    付勢されており、又前記保持筒(63)には切り込み部が
    設けられていて、これに施錠状態で主腕(53a)が係合
    し、押圧スピンドルの突出位置を保持しており、さらに
    又前記主腕(53a)は遠隔操作可能なソレノイド(61)
    により主腕(53a)と保持筒(63)の切り込みとの係合
    を解き得るようにしたことを特徴とする扉開閉用ハンド
    ルの掛金装置。
  3. 【請求項3】基台(20)と該基台に枢着支持された掛け
    金部材(30)と、該掛け金部材を開放方向及び閉方向に
    付勢する付勢装置(40)と、前記掛け金部材を閉位置に
    保持するため前記基台に装着され、手動並びに遠隔操作
    で解錠可能な錠手段(50)とからなり、 前記基台(20)は扉の本体に取付けられ、表面にはハン
    ドル挿入凹所(24a)を形成する左右1対のハンドル引
    掛部(24)が設けられ、下部には錠取付穴(50a)を有
    し、かつ前記ハンドル引掛部(24)には枢軸(26)が取
    付けられ、該枢軸により掛け金部材(30)を上下回動可
    能に支持しており、かつ該枢軸(26)の斜め下部に付勢
    装置(40)の下部を支持する下部ピン(42)を備えてお
    り、 前記掛け金部材(30)は前記基台(20)のハンドル引掛
    部(24)の間に納る巾寸法を有し、前記基台に取付けた
    枢軸(26)によって回動可能に支持され、上端部からや
    ゝ下方内側位置にハンドルを抱き込むC型凹部(30a)
    が形成され、かつ前記枢軸位置より内側下部中央部には
    前記付勢装置(40)の上部ピン(41)が取付けられてお
    り、 前記付勢装置(40)はスプリングが板ばね(46″)で、
    その上端を掛け金部材(30)側の上部ピン(41″)に、
    又下端を基台(20)側の下部ピン(42″)に取付けられ
    ていて、板ばね(46″)の上端を支持する上部ピン(4
    1″)が枢軸(26)と下部ピン(42″)を結ぶ線の内側
    に移動すると掛け金装置(30)の閉位置に、同じく外側
    に移動すると掛け金部材(30)の開位置を保持すべく付
    勢されるようにし、 さらに前記錠手段(50)は基台(20)に取付けられたシ
    リンダ錠(51)と、該シリンダ錠によって回動されるレ
    バー装置(53)と、該レバー装置と作動連結された押圧
    スピンドル(54)とを備えており、前記レバー装置(5
    3)は主腕(53a)とこれと一体の枝腕(53b)よりな
    り、主腕の一端が基台に固着された背面板(55)に枢支
    されており、前記押圧スピンドル(54)は背面板に固着
    された保持筒(63)内に摺動可能に嵌挿され、その後端
    部に内蔵されたスプリング(64)により常時突出方向に
    付勢されており、又前記保持筒(63)には切り込み部が
    設けられていて、これに施錠状態で主腕(53a)が係合
    し、押圧スピンドルの突出位置を保持しており、さらに
    又前記主腕(53a)は遠隔操作可能なソレノイド(61)
    により主腕(53a)と保持筒(63)の切り込みとの係合
    を解き得るようにしたことを特徴とする扉開閉用ハンド
    ルの掛金装置。
  4. 【請求項4】枝腕(53b)の中間部にピン(59)を有
    し、該ピンが点灯用のスイッチ(66)と接離するように
    したことを特徴とする請求項第1項,第2項又は第3項
    記載の扉開閉用ハンドルの掛金装置。
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