JPH07508765A - トロンビンインヒビター - Google Patents

トロンビンインヒビター

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 トロンビンインヒビター 発明の背景 本発明は新規のトロンビンインヒビター、とくに、ヒル組織およびヒル分泌物に 由来するトロンビンインヒビターに関する。
トロンビンは、フィブリン凝固の形成を触媒し、したがって血液凝固を阻害する 。さらに、トロンビンは、例えば血小板凝集の直接的活性化や内皮細胞によって 血小板活性化因子(PAF)の合成を刺激することによる炎症性応答の活性化な どいくつかの他の生物調整的役割を有する。すなわち、トロンビンは、例えば心 臓血管系疾患などの血栓症関連障害において中心的役割を担っている。
このようなことから、新規あるいは改良トロンビンインヒビターおよび抗凝血剤 の不断の探求に大きな関心が寄せられている。
よく知られたトロンビンインヒビターの例としては、ヘパリンおよびヒルジンが ある。
ヘパリンは、抗トロンビンIIIの抗凝血活性を促進する。これは、トロンビン 活性が血栓の形成または拡大の原因となっている静脈血栓塞栓症などの治療に広 く用いられている。これは抗トロンビンIIIが減少している場合、例えばネフ ローゼまたは汎発性血管内血液凝固症候群(DIG)を伴う血栓症の場合の治療 には有効ではない、さらに、ヘパリンは、出血および栓球減少症を含む多くの望 ましくない副作用をもたらす。
ヒルジンはトロンビンに特異的であることが知られたよく特徴づけされた公知の ポリペプチドであり、旦1rudo medicinalis種のヒルの唾液腺 抽出物および他の組織から分離することができる。ヒルジンおよびその誘導体は また、組み替え技術によっても得られる。ポリペプチドは比較的低分子量の70 00Dを有し、65個のアミノ酸からなる。ヒルジンのアミノ酸配列は、Dod  tら(FEB、S Letters、165,180−184.1984)に よって初めて決定された。三つの主要なヒルジン変種(HVl、)(V2、HV 3)が医用ヒルのHirudo medicinalisから見出だされ、これ らは全アミノ酸位置の約10%が異なっているのみである。最も顕著な違いは、 分子のN末端の最初の二位置に見られる。すなわち、ヒルジン変種1 (HVI )ではVal−Va lであり、ヒルジン変種2 (HV2)ではIIe−Th rである。これらの相違は、あまり重要ではなく、機能にもヒルジン−トロンビ ン相互作用の特異性にも影響しない、ヒルジンは天然凝固阻害剤である。
これは静脈血栓症、血管シャント閉塞およびトロンビン誘導汎発性血管向凝固の 予防に効果を示すが、しかし出血時間を延長する。
系統発生学的には、医用ヒルのHirudomedicinalisはヒル科) 1i rudinidaeの亜科Hi r u d i n i n a eに 属する(R,T、Sawyer、rLeech Biology and Be haviourJ、○xford University Press、Vol 、2.688.1986)、より進化したヒル種はII i r u d i  n a r i a m a n 1Ilensisであり、これは同じ科Hi  r u d i n1daeの亜科Hirudinariinaeに属する。
意外にも、PCT特許出願WO90105143に記述されるように、関連する が明らかに異なるヒルジンの同種型が最近Hirudinaria manil lensisに見出だされた。この同種型は、且ユrudo medicina lisからのヒルジンと較べるとアミノ酸位置の約40%が異なっている。上記 [顎ヒル類J)に属する。Arh nchobdell ida目に加えて、も う一つの主要なヒル目は11U匹−上−立二bdニー土−l ida (r吻ヒ ル類」)である(R,T、Sawyer、rLcech Bjology an d Bchaviour」、○xford University Press 、Vol、2.651.1986)、唾液腺タンパク質に関して最もよく研究意 外にもこの種は抗トロンビンを含まないことが立証された(Budzynski ら、Proc、Soc。
1:、X II 、 B i o l 、 M c d 、 、l 68.25 り−265,1981)、代わりに、Ilacmcnteria−1」Lニー上 −し」一旦一旦」−はへメンチンと呼ばれるフィブリノーゲン溶解酵素(US特 許4390630)および血液凝固因子Xaの阻害剤(C,Condraら、T hromb、Haemost、 、61.437−441.1986) を含む 。
この発見および続いての研究に基づいて、抗トロンビン様活性は、N二几」−上 −几ch−ニー昼二[」−ニー1 ida目のヒ、ルに限定されることが一般に 認められて、一方、抗トロンビン様活性は1几り立上エユ上11ユニユニ」目に は欠損していると近年は考えられでいる。
上記のような進展にもかかわらず、ヘパリンおよびヒルジン以外の、凝固形成阻 害、トロンビン誘導血小板活性化または内皮細胞活性化において増強された効用 を有し、商業的にも有用な量の生産が可能な抗凝固剤および抗トロンビン剤が今 も要求されている。
発明の概要 驚いたことに、抗トロンビン様活性を有する化合物をRh nchobdell ida目、好ましくは工herom zon科、最も好ましくはTheromL 工工n tessulatum種のヒルの組織および分泌物から分離できること が見出だされた。Ther上ユLユニn tessulatum種は水鳥の鼻孔 から血を吸うという変わったライフスタイルを有する二とから、時に「鳥ヒルj と呼ばれる。
したがって、本発明の目的は、Rh nchobdellida目、好ましくは Therom zon tessulatum種のヒルをトロンビン阻害化合物 の調製のために使用することである。
トロンビン阻害活性はこれらのヒルの水溶性成分からなる抽出物を測定すること で決定できることが見出だされた。したがって、本発明の目的は、k種のヒルの 組織または分泌物からその水溶性成分を含むトロンビン阻害活性を有する抽出物 を調製することである。
活性のトロンビンインヒビターは該抽出物から分離することができた。すなわち 、本発明の目的は上記および請求の範囲に定義した抽出物から得られるトロンビ ン阻害活性を有するポリペプチドとして同定され得る本質的に精製されたトロン ビンインヒビターを提供することであって、これは頭部から三分の−の凍結およ び凍結乾燥したヒルを水/アセトンを用いて均質化して得た抽出物をトロンビン 特異性アフィニティークロマトグラフィーにかけて、次いで少なくとも一つのゲ ル濾過ステップおよび少な(とも一つの逆相HPLCステップで精製することに よってなされる。
トロンビンインヒビターは好ましくは、分子量がそれぞれ約3kD、約9kDお よび約14kDの活性ポリペプチド断片を含む、これらの活性ポリペプチドは、 オリジナルまたは前駆トロンビンインヒビターの分解産物とみなされる。
本発明によるトロンビンインヒビターは、公知の抗トロンビン剖、とくにヒルジ ンとは分子量および等電点およびN末端アミノ酸配列が異なり、他のトロンビン インヒビターとは限定された相同性(40%以下)しか示さないことから新規で ある。
したがって、本発明のさらなる目的は該抽出物からトロンビン阻害活性を有し、 分子量が約3kDである少なくとも一つのポリペプチドからなるトロンビンイン ヒビターを分離することである。
加えて、本発明の目的は、トロンビン阻害活性を有し、分子量が約9kDであり 、N末端アミノ酸配列を有する少なくとも一つのポリペプチドからなるトロンビ ンインヒビターを提供することである。
加えて、本発明の目的は、トロンビン阻害活性を有し、分子量が約14kDであ り、N末端アミノ酸配列Ser Glu Leu Gly Gln Ser C ys Ser Lys Glu Asn Pro Cys Pro 5erAs n Met Lys Cys Asn Arg Glu Thr Phe Ly s。
を有する少なくとも一つのポリペプチドか−らなるトロンビンインヒビターを提 供することである。
本発明において、「約3(9,14)kD」とは。
±lkD、好ましくは0.5kDの最大偏差を含むことを意味する。さらに、本 発明の目的にはまた、主要な生物学的性質を保存するアミノ酸交換が起きた上記 および下記の該配列が含まれる。これにはまた、変種、フラグメント、サブユニ ット、天然発生的突然変異体および無作為に生じる人為的突然変異体が寅まれる 。
また、開示されたペプチドから誘導される融合タンパク質などのバイブリドタン パク質が含まれる。
加えて、本発明は、Rh nchobdellid1目、好ましくはThero m zon tessulajum種のヒルの組織または分泌物を均質化して、 その水溶性成分からなる両分を調製することによって上記および請求の範囲に定 義された抽出物を調製する方法に関する。
さらに1本発明の目的は、トロンビン特異性アフィニティークロマトグラフィー および少なくとも一つのさらなる標準クロマトグラフィーステップを用いて該抽 出物を精製することによって請求項4〜7に記載のポリペプチドを調製する方法 を提供することである。
本発明のトロンビンインヒビターは、抗凝固性および抗血栓性の性質を有する。
したがって、これは凝固系が関与する全ての臨床状態で用いられる。これらの使 用には、血栓症、卒中、心筋梗塞、深部静訊血栓症、四肢動脈の障害、肺血栓症 、髄質動脈血栓症またはその他の血栓症の治療が含まれる。さらに、トロンビン インヒビターは、動静脈シャントの患者または冠状バイパス手術を受けている患 者のために使用し得る9本発明のポリペプチドはまた。血栓症または動脈再閉塞 の予防のための抗凝固剤として、血液または血液製品の保存のため、および体外 血液または血漿循環のために用い得る。
本発明によるトロンビンインヒビター(ポリペプチド)は、基本的にはヒルジン に匹敵する生物学的活性を示す、トロンビンとの結合親和性(阻害定数)は。
今日最強のトロンビンインヒビターとして知られるヒルジンよりも僅か上回りさ えする。
このように、本発明のさらなる目的は、とくに血栓症関連障害のインビボ治療の ためおよび体外血液における血小板凝集および血液凝固の阻害のための医薬物と しての使用のための上記および請求の範囲に定義したポリペプチドを提供するこ とである。
最後に、本発明によってさらに、上記に定義したトロンビンインヒビターまたは ポリペプチド、および薬剤学的に容認し得る担体からなる上記のような血栓症関 連障害の治療のための薬剤組成物が提供される。
図面の簡単な説明 図面の詳細は実施例1〜10中で説明される。
第1図は、アフィニティーカラムからの抗トロンビンの溶出プロフィールを示す 説明図である(実施例3)第2図は、工、tessulatumに由来する抗ト ロンビンのバイオゲルP4上でのゲル濾過分析を示す説明図である(実施例4) 。
第3図は、アフィニティーステップからの陽性画分の分析用RP−HPLCを示 す説明図である(実施例5)。
第4図は、アフィニティーステップからの陽性画分の調製用RP −HP L  Cを示す説明図である(実施例5 ) 。
第5図は、HPLC上でのヒルジンと本発明によるインヒビターとの比較を示す 説明図である(実施例6)第6図は、RP −1−I P L Cカラ(7)活 性ビーク2の再クロマトグラフィーを示す説明図である(実施例7)。
第7図は、RP−HPLCがらの活性ビーク2のマススペクトルを示す説明図で ある(実施例7)。
第8図は、RP −1(P L Cカラ0’)活性ビーク2ノIEFトレースを 示す説明図である(実施例7)。
第9図は、RP−1−IPL’Cがらの活性ビーク4の再クロマトグラフィーを 示す説明図である(実施例9)。
第10図は、RP−HPLCがらの活性ビーク4のマススペクトルを示す説明図 である(実施例9)。
発明の詳細な説明 本発明によるトロンビンインヒビターは、lエユ」chobdel I ida 目、好ましくはTheromM科のヒルの組織または分泌物から分離および精製 することができる。二he二omユユユ」科のヒルからのトロンビンインヒビタ ーはいずれも同様の活性を有し、相違はごく僅がである。−11上mjon科の 適当な種の例は、工、binannulat二皿、工、coo eri、工、  ar’aewi。
工、rude、工、sexoculatumおよび、とくに工、tessula tumである。
好ましくは、ヒルの唾液腺が本発明の材料として用いられる。しかし、唾液腺の 調製は容易ではなく、かなりの材料ロスが避けられないことから、ヒルの頭部ま たは頭部から三分の−を材料として用いることも可能である。
通常、本方法の最初のステップは、通常アセトンまたはアセトン/水混合物中で 行う均質化に先だってヒル組織を好ましくは実質的な凍結および/または凍結乾 燥することである。しかし、非水溶性成分を除去するために他の極性有機溶媒を 用いることもできる。さらに好ましくは、ステップ1によって得られる抽出物を アフィニティークロマトグラフィーの前に遠心分離して不要な細胞砕片を除去す る。アフィニティークロマトグラフィーには[トロンビン活性部位」を備えたカ ラムを使用することが好ましい、ここで「トロンビン活性部位」とは、カラムに トロンビン部位が存在してそこにトロンビンインヒビターが吸着できることをい う、トロンビン活性部位の例としては、固定化天然または脱活性化トロンビン、 さらにトロンビン由来ペプチド、擬ポリペプチドまたは他のトロンビン銹導体が あげられる0本発明によると、トロンビンまたは該トロンビン読導体は、活性ゲ ルマトリックスに、好ましくは該ゲルマトリックスのアズラクトン基と公知の方 法で反応させることによって固定化される。とくに記載がなければ、アフィニテ ィークロマトグラフィーは標準法によって行った。
好ましくは、ゲル濾過法をアフィニティークロマトグラフィーとともに用いる。
本発明によるゲルマトリックスは、約5kDの排除限界を有し、したがって、約 1kD〜5kDの範囲の分画が可能である。
分離された抗トロンビン抽出物をさらなる精製のためにさらに逆相HP L C に供することが好ましい、上記したようなポリペプチド断片は、分離された抽出 物をRP −HP L Cによって精製することによって得られる。適当な逆相 材料の例としては、C2−C8脂肪族置換体によって修飾されたシリカゲルがあ る。しかし、本発明によるポリペプチドは、他のよく知られたクロマトグラフィ ー手法によって精製することもできる。HPLC精製の詳細は実施例において示 される。
抽出物および精製ステップの特定画分中のトロンビンインヒビターの活性は、凝 固時間の延長(F、Ma−932,1970)によって、または酢酸トシル−グ リシル−プロリル−アルギニン−4−ニトロアニリド(クロモシム’r11、ペ ーリンガーマンハイム)などのトロンビン特異性色原性物質の切断の減少(H, U。
Bergmeyer、Meth、Enz、Anal、、第三版、Vol、5,3 65−394.1988)によって、インビトロで測定される。
上記したように、本発明のポリペプチドは、薬剤組成物および配合物において薬 剤学的に有効な化合物として適している。
本発明による薬剤調製物は、ヒルジンまたはヘパリンなどの抗凝固剤またはプラ スミノーゲン活性化因子やヘメンチンなどの血栓溶解剤などの追加の有効成分を 適宜含むことができる。
本発明による新規のポリペプチドおよびトロンビンインヒビターは、任意の非毒 性有機または無機酸と薬剤学的に容認し得る塩を形成することができる。無機酸 は例えば、塩酸、臭化水素酸、硫酸または燐酸、およびオルト燐酸−水素ナトリ ウムおよび硫酸水素カリウムなどの酸金属塩がある。有機酸の例としては、モハ ジおよびトリカルボン酸、例えば酢酸、グリコール酸、乳酸、ピルビン酸、マロ ン酸、コハク酸、グルタル酸、フマル酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、アスコ ルビン酸、マレイン酸、ヒドロキシマレイン酸、安息香酸、ヒドロキシ安息香酸 、フェニル酢酸、桂皮酸、サリチル酸、およびメタンスルホン酸などのスルホン 酸がある。カルボキシ末端アミノ酸部の塩には、任意の適当なな無機または有機 塩基とで形成された非毒性カルボン酸塩が含まれる。これらの塩には例えば。
ナトリウムおよびカリウムなどのアルカリ金属、カルシウムおよびマグネシウム などのアルカリ土類金属、アルミニウムを含むIIIA群の軽金属、および有機 −級、二級およびトリアルキルアミンなどの三級アミン、例えばトリエチルアミ ン、プロカイン、ジベンジルアミン、l−エチレンアミン、N、N’ −ジベン ジルエチレンジアミン、ジヒドロアビエチルアミンおよびN−アルキルピペリジ ンなどが含まれる。
ここでいう[薬剤学的に容認し得る担体」とは、活性化合物または患者との間で 望ましくない反応を起こさない不活性、非毒性固体または液体の充填剤、希釈剤 またはカプセル用材料を意味する。適当な、好ましくは液体の担体は、当業者に 広く公知のもので、例えば滅菌水、生理的食塩水、液体デキストロース、糖溶液 、エタノール、グリコールおよび石油、動物油、植物油または合成油などのオイ ル、例えばピーナツ油、大豆油および鉱油などがある。
本発明による調製物は、従来の非毒性の薬剤学的に容認し得る担体、希釈剤、ア ジュバントおよび非経腸投与に典型的な基剤を含む単位用量として投与すること ができる。
ここでいう「非経腸」には、皮下、静脈内、関節内および気管内注射および注入 点滴などが含まれる。また、経口投与および局所適用などの他の投与も適してい る。非経腸組成物および配合物は、最も好ましくは、ポーラスのかたちであるい は定常輸液として公知の方法で静脈内投与される。
経口投与用の錠剤およびカプセルは、従来の賦形剤、例えば結合剤、充填剤、希 釈剤、錠化剤、潤滑剤、崩壊剤および湿潤剤を含む6錠剤は当業者に広く公知の 方法によって被覆してもよい。
経口用液体調製物は、水性または油性の懸濁液、溶液、乳濁液、シロップまたは エリキシルのかたちでもよく、または水または他の適当な基剤で還元して使用す る乾燥物にしてもよい、そのような液体調製物は、懸濁剤、乳化刑、非水性基剤 および保存剤などの従来の添加剤を含むことができる。
局所適用には、水性または油性の懸濁液、溶液、乳濁液、ゼリーまたは好ましく はエマルジョン軟膏のかたちが用いられる。
本発明による単位用量は、本発明のタンパク質の一日必要量、または必要総量を 複数分割したものを用いることができる。任意の対象体(ヒトを含む哨乳動物) への治療的に容認し得る最適投薬量および投与回数は、種々の因子、例えば用い る特定の有効成分の活性、年齢、体重、一般的健康状態、性別、食餌、投与時間 およびルート、クリアランス回数、投与の目的、すなわち治療または予防か、お よび治療対象の血栓症の性質、抗血小板または抗凝固活性などによって異なる。
したがって、患者治療(インビボ)における抗凝固剤として有効な組成物および 配合物においては、本発明のペプチドの薬剤学的に有効な日用量は約0.01〜 100mg/kg体重、好ましくは0.1〜10mg/kg体重である。適用型 によって、単一用量は0゜5〜10mgのトロンビンインヒビターを含むことが できる8体外血液において抗凝固効果を得るためには、本発明のペプチドの薬剤 学的有効量は、0.2〜150 m g / L、好ましくは1〜20mg/L 体外血液である。
さらにまた、本発明の目的は、装置表面を実質的に耐血栓性にするために上記お よび請求の範囲に定義した固定化ポリペプチドで被覆した、体液と接触して使用 するインブラント用または体外用の医用装置を提供することである3本発明のポ リペプチドを医用装置に固定化してその表面を生物適合性および耐血栓性にする 。そのような装置には血小板凝集を概して引き起こしがちな湿潤表面を有するも のがあり、これは血液や他の体液と接触して使用するインブラント用および体外 用装置において不都合である。プラスチック材料および合成繊維から通常つくら れるそのような装置の例としては、義肢、義眼、人工臓器、縫糸、人工脈管節、 カテーテル、透析器、血液輸送用チューブおよび容器がある。
本発明はさらに以下の実施例によって説明されるが、これらは説明を目的とした もので本発明の範囲を限定するものではない。
[実施例1] T、tcssulaLumにおける抗トロンビンの存在の立証 Thcrom zon tessulatumの頭10個を等張生理的食塩水を 用いて均質化した。均質化物を短時間遠心分離して粒状物を除去して、上清を次 の抗トロンビンアッセイおよび他の必要な血液学的試験を行うために保存した。
抗トロンビン活性を推定するために、20μlの上記の抽出物を10μlのトロ ンビン(IU)と混合した。二の混合物に100μlの0.5mg/m+のフィ ブリノーゲン溶液を加えて、さらに混合して、37℃で1分間インキュベートし た。
このアッセイのさらなる詳細については、R,T。
Sawyerら(Camp、Haematol、Inし、、ユ、35−41.1 991)による記載がある。
表1はTherom zon tessulatumからの粗抽出物を用いた凝 固パラメターのインビトロ阻害作用を要約したものである。
表1: T、tessulatumにおける抗トロンビン活性の存在の立証 正常対照 粗抽出物 (秒) (秒) プロトロンビン時間 15 42 (外在性) 活性化PTT 40 220 (内在性) トロンビン時間 45 >600 (抗トロンビン) レブチラーゼ時間 20 20 上記データから、Therom zon tessulatumの頭部領域はト ロンビン凝固時間を有意に延長する一つまたはそれ以上の水溶性因子を含むこと がわかる。
[実施例2] romogenic)性アッセイ a)トロンビン阻害 20μlのトロンビン溶液(5NIH−Uトロンビン時間 I (7)0. 0 5%PEG6000を含む250mM燐酸塩緩衝液、pH6,5)を880μl のトロンビンアッセイ用緩衝液(100mMトリス−HCl、200mMNaC 1,0,05%PEG、pH8,3)とともに光度計セル中で室温で5分間予備 インキユベートシた0反応を100μlの基質溶液(4mgのクロモチームTH (ベーリンガーマンハイム、ドイツ)の5ml水溶液)を添加することによって 開始して、吸収を405nmで25℃で30秒間隔で5分間読みとった。
阻害活性の測定のために、10〜200μmの試料または標準としてのヒルジン を20μmのトロンビン溶液と混合して、アッセイ用緩衝液で全量を900μl にした。この混合物を室温で5分間予備インキュベートして、100μlの基質 溶液を加えることによって反応を開始した。
b)Xaa子活性の阻害 20μ1(7)Xa囚壬子溶液IOUlo、5mlを水で2.0mlに希釈した もの)を880μlのXaa子アッセイ用緩衝液(l O0mMトリス−HCl 、200mM NaC1,0,05%PEG、pH8,3)とともに光度計セル 中で室温で5分間予備インキユベートシた8反応を100μlの基質溶液(3, 5mgのクロモチームX(ベーリンガーマンハイム社製)の5ml水溶液)を添 加することによって開始して、吸収を405nmで25℃で30秒間隔で5分間 読みとった。
阻害活性の測定のために、10〜200μlの試料を20μlのXaa子溶液と 混合して、アッセイ用緩衝液で全量を900μmにした。この混合物を室温で5 分間予備インキュベートして、100μlの基質溶液を加えることによって反応 を開始した。
[実施例3〕 Therom zon tessulatumからのトロンビンインヒビターの 精製 スー・・プ1 1000秒間給餌したTherom zon tessulatumの頭から三 分の−を直ちに一70℃で凍結させて凍結乾燥した。この材料に、35m1の4 0%アセトンを加えて、懸濁物をultra−torax中で3回それぞれ10 秒間均質化した。超音波処理機で2分間処理した後に、さらに均質化ステップを 繰り返した(30秒間)、均質化物を600Orpmで15分間遠心分離して、 得られる上清を保存した(S L) 。
ベレットlにさらに35m1の40%アセトンを加えて、2回目の均質化を行っ た(IXIO秒、超音波処理2分間、■×30秒)、均質化物を再び6000r pmで15分間遠心分離した。上清2を保存しておいた上清lに加えて、合わせ た上清に80%(V / V )アセトンを加えた。
pIIを酢酸を用いて4.0に調整して、得られる懸濁液を600Orpmで2 0分間遠心分離した。ペレット3を廃棄した。上清3をロータリーエバポレータ (Speed Vac)によって4倍に濃縮した。
アセトンを除去した抽出物は、実施例1による凝固試験および実施例2による色 原性試験において抗トロンビン活性陽性であった。
スー・・ブ2 アセトン除去抽出物を緩衝液交換のためにPD−10カラム(ファルマシア社製 )に供した。カラムをアフィニティー緩衝液(20mM)リスHCI、50mM  NaC1,pH7,4)で平衡にして、2.5mlのステップlからの抽出液 をカラムに供した。溶出液の抗トロンビン活性を試験した。
トロンビンアフィニティーカラムは以下のようにして調製した。
400mgの乾燥Azlacton Tentacle Fractoゲルマト リックス(E、Merck、Darmstadt、ドイツ)を7mlの力・ノブ リング用緩衝液(50mM燐酸塩、150mM NaCl、pH7,5)中に室 温で2時間懸濁した。懸濁物を遠心分離およびカップリング緩衝液中での再懸濁 し二よって2回洗浄した。500ONIH−Uのウシトロンビン(シグマ社製) を1mlの水に溶解して、pHを7゜5に調整した。このトロンビン溶液をPD −10ゲル瀘過によってカップリング用緩衝液と平衡にシた。平衡化したトロン ビン溶液に、硫酸ナトリウムを最終濃度LMになるように加えた。トロンビン溶 液ノ(り質を直ちに活性化したゲルマトリックスにピペットで移して、緩やかに 混合しながら4℃で3時間カップ1ノングを行った。洗浄をそれぞれ5容量の力 ・ツブ1ノング用緩衝液で3回行った。マトリックスの脱活性のためt二、1. 5mlのエタノールアミンを加えて、緩や力)(二振盪しながら4℃で一晩放置 した。マトリックスを5容量の酢酸塩緩衝液(100mM酢酸ナト1ノウム、5 00 m M N a Cl 、p H4、0)で2回洗浄した。最終の平衡化 を5容量のアフィニティー緩衝液で2回洗浄することによって行った。
PD−10カラムからの活性溶出液を、アフイニティーカラムニ嬬動(pers istaltic)ポンプを用いて載せた(10m l/時)、非結合画分を集 めて、カラムを12m1のアフィニティー緩衝液で洗浄した(洗浄液l)、溶出 を6mlの酢酸塩緩衝液(pH4,0)で行って、各0.5ml容量のフラクシ ョンを集めた。このカラムからの溶出プロフィールを第1図に示す。
最初の溶出に続いて、6mlの酢酸塩緩衝液(pH3,0)を用いて第2ステツ プを行った。各1.5mlのフラクションを集めた。カラムを25m1のアフィ ニティー緩衝液を用いて再平衡化した。
抽出およびアブイニテイーステップの結果を表2G二要約して示す。
表 2:Therom zon tcssulaLum 力)らのトロンビンイ ンヒビターのアフィニティー精製の結果(affi=ffミニアフィニティーク ロマトグラフィー 容量 凝固時間 トロンビン Xa因子(ml)(秒) 阻 害(ItJ)阻害(ItJ)ブランク 20.5 0 0 アセトン 34 59.4 33 検出せず抽出物 非結合affi 34 24.3 1.8 1.1洗浄液1 24 20.2  1.6 1.0affi溶出液14 >600 z5 0.2affi溶出液2  4 22.1 0 0[実施例4] Thcrom zon LcssulaLumからの活性トロンビンインヒビタ ーのゲル濾過分析活性材料を25m1容量のバイオゲルP4ゲル瀘過カラム(バ イオラド社製)に供した。溶出を20mMトリス塩酸、50mM NaC1、p H7,4を用いて流速4ml/時で行った。各1mlのフラクションを用いて抗 トロンビン活性を試験した。
P4ゲルマトリックスは、5000Dの排除限界を有し、■000〜5000D の分子量の範囲を分画することができる。驚いた二とに、抗トロンビン活性は分 画容量中に溶出され、すなわち5000D以下の見かけの分子量を有することが 見出だされた(第2図)。
この挙動は同一条件で排除容量中に現れるヒルジン(分子量7000 D)と対 照的である。P4カラムの検量線から、Therom zon tessula tu二からの抗トロンビン活性画分の分子量は約3000Dと算出された。
[実施例5] 二l立エユユユユニn tessulatumからの精製トロンビンインヒビタ ーの逆相HPLC実施例3によるアフィニティークロマトグラフィーステップ後 に得られた活性溶出液を、さらにRP−HP\LCによって分析した。20μl の試料を、HPLCカラム(LiChrospher300RP−18,5μm 、E、Merck+ Darmstadt、ドイツ)に注入して、次のようなア セトニトリル勾配を用いて流速1.Oml/分で溶出した。
緩衝液A:0.1%トリフルオル酢酸水溶液緩衝液B:0.08%トリフルオル 酢酸アセトニトリル溶液 勾配二 0〜2分、10%B 2〜3分、注入 3〜28分、60%B 第3図は、220nmで記録された典型的な分析クロマトグラフィー溶出図を示 す、トロンビン阻害活性はビーク2およびビーク4に見出だされた0分析用HP LCからの情報は、次いで同一の条件下で行う調製用分離のために使用した。
調製のための精製をアフィニティークロマトグラフィーからの試料500μmを 用いて行った(第4図)。
それぞれのピークを集めて、プールして、ロータリーエバポレーター5peed  Vacを用(〜て濃縮した。
乾燥した両分を水で再構成して、抗トロンビン活性を実施例2に記述の凝固時間 および色素原性(c h r 。
mogenic)試験によってアッセイした。
両試験系において主要活性がピーク2およびピーク4において見出だされた。い くらかの活性がビーク5においても見出だされたが、これはおそらくビーク5へ のビーク4の夾雑のためと考えられる。クロマトグラムの他のいずれのビークに ついてもトロンビンインヒビター活性は全く認められなかった。ビーク2および 4の活性の合計は、全活性の約93%であった。
[実施例6コ 本発明のトロンビンインヒビターとヒルジンとの)IPLC上での比較 本発明によるインヒビターがヒルジンからの分子とは基本的に異なることをさら に示すために、次のような実験を行った。実施例5によってII P L C後 に得られた活性ピーク2を、同様のタンパク質濃度の稍製ヒルジンに加えて、混 合物をアセトニトリル勾配(40〜70%)のRP−HPLCに供した。抗トロ ンビン活性を含む二つのビークが見出だされた(第5図)。
比較溶出から、それぞれ単一のインヒビターを注入した場合には第5図に示した ようなそれぞれのビークが現れた。
第5図から1本発明による抗トロンビンはヒルジンの抗トロンビンとはきわめて 異なる位置に溶出されることが明かである。同様のことが実施例5によるHPL C分離後の活性ビーク4においても認められた。
[実施例7] 抗トロンビン活性を有するビーク2のさらなる特徴付は 屑り度 RP−HPLCからのプールした活性ビーク2を。
第3図と同様の条件下で再クロマトグラフした。第6図に示すように、少量の夾 雑物が主要活性ビークから分離されたが、二回目のRP−HPLC後は均一の調 製物が得られた(この両分の毛管電気泳動を示す第8図も参照されたい)。
一トエ≦仁イ2JL濱 RP−HPLCからのビーク2は、実施例2による凝固試験(トロンビン時間〉 600秒15μl)および色素原性(c h r omo、ge n i c) 抗トロンビン試験において活性を示した。後者の試験における活性は3.2IU /250μlであった。ビーク2のXa因子阻害活性は、実施例2に記述のアッ セイによって検出されなかった。すなわち、抗トロンビン活性のく〈1%の最大 抗Xa因子活性であった。したがって、こ二に開示されたインヒビターはトロン ビンにきわめて特異的であることが結論づけられる。
L土星皿1] トロンビンに対するインヒビタ一定数を、本発明によるインヒビターによって標 準化したトロンビン溶液本方法の詳細についてはG、W、J amesonら( Biochem、J、、131.107=117.1973)による記述がある 。
簡略に述べると、まず蛍光物質Tos−Gly−Pro−Δrg−AMCを50 μMの濃度で滴定実験に用いた。アッセイを、100mMトリス塩酸、200m M NaC1,0,05%PEG6000 (pH7゜8)中で25℃で行った 。209M活性部位滴定ヒトα−トロンビンを、インヒビターとともに0.2− 5XECIで10分間インキュベートして、基質を加えた後に定常速度を測定し た0反応動力学定数を、非線型回帰分析プログラムGraFi し (R,J、 Leatherbarrow、Er1thacus Software、5ta ines、UK、1980)を用いて決定した。に+は178フ工ムトモルであ ることが見出だ活性ビーク2の分子Uを、MA L D I −T OF法(K ratos) を用いるレーザーディソープション質量分析によって決定した。
0.5μmの試料をマトリックスの役目をするアセトニトリル中の2.3μmの ジヒドロキシ安息香酸と混合した。混合物を銀製試料ホルダー上で冷気乾燥して 、分析機中に置いた。得られるマススペクトルを、分子量の知られた標準タンパ ク質を用いて構成した。ビークは分子量約9000Dに対応した(第7図)。
ユl インヒビターの等電点を、IEFモード(Appli c d 13 i o  s y s t c m s社製)における毛管電気泳動によって測定した。第 8図に見られるように、インヒビターピークは、標準タンパク質と比較して4゜ 9のpIを示した。
[実施例8] 抗トロンビン活性を有するビーク2の配列データ次のようなN末端配列を、ベッ クマンペプチド配列分析機で標準エドマン分解化学によってRiP −HP L C(実施例5)からのビーク2について得た。
Glu Asp Asp Asn Pro Gly Pro Pro Arg  Ala Cys Pro Gly Glu。
[実施例9〕 抗トロンビン活性を有するビーク4のさらなる特徴付は 剋り度 RP −II P L Cからのプールした活性ビーク4を、同じ条件下で再ク ロマトグラフした。第9図に示すように、いくらかの夾雑物が主要活性ピークか ら分離されたが、二回目のT?、 P −HP L C後は均一の調製物が得ら れた。
ロンビン RP−HPLCからのビーク4は、実施例2による凝固試験(トロンビン時間〉 600秒15μl)および色原性抗トロンビン試験において活性を示した。後者 の試験の活性は1.31U/250μmであった。
ビーク4のXa因子阻害活性は、実施例2に記述のアッセイの結果、抗トロンビ ン活性の<<1%の最大抗Xa因子活性を示し、検出されなかった。したがって 、ここに開示されたインヒビターはトロンビンにきわめて特異的であることが結 論づけられる。
L土工豆JMU トロンビンに対するインヒビタ一定数を、本発明によるインヒビターによって標 準化したトロンビン溶液を分光蛍光光度計で滴定することによって決定した。
本方法の詳細については実施例7を参照されたい、に1は240フ工ムトモルで あった。
光王1 活性ビーク4の分子量を、MALD I−TOF法(Kratos) を用いる レーザーディソープション質量分析によって実施例7に記述のようにして決定し た。
得られるマススペクトルを、分子量の知られた標準タンパク質を用いて検量した 。ビークは分子量約14kDに対応した(第1O図)。
[実施例10コ 抗トロンビン活性を有するビーク4の配列データ次のようなN末端配列を、ベッ クマンペプチド配列分析機で標準エドマン分解化学によってRP−HPLC(実 施例5)からのビーク4について得た。
Ser Glu Leu Gly Gln Ser Cys Ser Lys  Glu Asn Pro Cys Pro 5erASn Met Lys C ys Asn Arg Glu Thr Phe Lys。
[実施例11コ 上記の実施例1〜5に記述の手法を用いて、抗トロンビン活性を有するポリペプ チドを次のTherom−L」L」−二種から分離することができた。
T、sexoculatum Fig、 2 f! メ −メ 寸 0 〜 S! 山Llt−0乙OO 分 Fig、 9 Fig、 10 分子量[D] フロントページの続き (51) Int、 C1,6識別記号 庁内整理番号C07K 1/16 7108 ZNA (72)発明者 ヴオルフ、ザビーネ ドイツ連邦共和国 64853 オツベルク1 アム ヴエンデルスベルク 1 7 I (72)発明者 ドツト、ヨハネス ドイツ連邦共和国 45665 レフリンクハウゼン リープフラウエンシュト ラーセ

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.Phynchobdcllida目のヒルの組織または分泌物からのその水 溶性成分を含むトロンビン阻害活性を有する抽出物。
  2. 2.Theromyzon科のヒルの請求項1に記載の抽出物。
  3. 3.Theromyzon tessulatum種のヒルの請求項2に記載の 抽出物。
  4. 4.ヒル頭部から三分の一部を凍結して凍結乾燥したヒルを水/アセトンを用い て均質化して得た抽出物を、トロンビン特異性アフィニティークロマトグラフィ ーにかけて、次いで少なくとも一つのゲル濾過ステップおよび少なくとも一つの 逆相HPLCステップによって精製することによって、請求項1、2または3に 記載の抽出物から得られるトロンビン阻害活性を有する本質的に精製されたポリ ペプチド。
  5. 5.トロンビン阻害活性および約3kDの分子量を有する少なくとも一つのポリ ペプチドからなる請求項4に記載のポリペプチド。
  6. 6.トロンビン阻害活性、約9kDの分子量およびN末端アミノ酸配列 【配列があります】. を有する少なくとも一つのポリペプチドからなる請求項4に記載のポリペプチド 。
  7. 7.トロンビン阻害活性、約14kDの分子量およびN末端アミノ酸配列 【配列があります】 を有する少なくとも一つのポリペプチドからなる請求項4に記載のポリペプチド 。
  8. 8.Rhynchobdellida目、好ましくはTheromyzon t essulatum種のヒルの組織または分泌物を均質化して、その水溶性成分 からなる画分を調製することによる請求項1、2または3に記載の抽出物の調製 法。
  9. 9.トロンビン特異性アフィニティークロマトグラフィーおよび少なくとも一つ のさらなる標準クロマトグラフィーステップによって請求項8に記載の抽出物を 精製することによる請求項4〜7のいずれか1項に記載のポリペプチドの調製法 。
  10. 10.医薬物としての使用のための請求項4〜7のいずれか1項に記載のポリペ プチド。
  11. 11.血栓症関連疾患のインビボ治療のためのトロンビンインヒビターとしての 請求項10に記載のポリペプチド。
  12. 12.体外血液における血小板凝集を阻害すルためのトロンビンインヒビターと しての請求項10に記載のポリペプチド。
  13. 13.請求項4〜7および10〜12のいずれか1項に記載のポリペプチドおよ び薬剤学的に容認し得る担体からなる薬剤組成物。
  14. 14.血栓症関連疾患のインビボ治療のための薬剤組成物の調製のための4〜7 のいずれか1項に記載のポリペプチドの使用。
  15. 15.体外血液における血小板凝集を阻害するための薬剤組成物の調製のための 4〜7のいずれか1項に記載のポリペプチドの使用。
  16. 16.トロンビン阻害化合物を調製するためのRhynchobdellida 目、好ましくはTheromyzon tessulatum種のヒルの使用。
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