JPH074850B2 - フィルムを用いた包装容器の成形方法 - Google Patents

フィルムを用いた包装容器の成形方法

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JPH074850B2
JPH074850B2 JP1270206A JP27020689A JPH074850B2 JP H074850 B2 JPH074850 B2 JP H074850B2 JP 1270206 A JP1270206 A JP 1270206A JP 27020689 A JP27020689 A JP 27020689A JP H074850 B2 JPH074850 B2 JP H074850B2
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plastic film
film
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molding
molding die
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哲志 秦
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  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、プラスチックフィルムを用いてプラスチック
包装容器を成形する方法に係り、特に絞り包装における
ボトムフィルムの成形方法に関するものである。
(従来の技術) 従来のプラスチックフィルムを用いた包装容器の成形方
法としては、第6図(a)に示すように、平板のプレヒ
ータ1で原フィルム2を暖めた後、成形熱板3を有する
金型4に原フィルム2を送り、そこで、第6図(b)に
示すように、金型4の下から真空で引いて包装容器5を
成形するようにしていた。
第7図はそのようにして成形されたプラスチックフィル
ムを用いた包装容器の裏面斜視図、第8図はそのプラス
チックフィルムを用いた包装容器の断面図である。
これらの図に示すように、従来では、原フィルム2が絞
られて側面部5a、底面部5b、及びこれらを繋ぐ稜線部5c
が一度に成形されるようになっていた。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記した従来の成形方法によって製造さ
れた包装容器は、第8図に示すように、絞りの深さl1
10mm、原フィルム2の厚さl2は160μm、底面部5bの厚
さl3は100μm、稜線部5cの厚さl4は70μmである。こ
のように、稜線部5c、つまり金型4の凹部4a〔第6図
(b)参照〕のコーナーのフィルムの厚さが、他の箇所
に比べて極端に薄くなるため、この部分にピンホールが
発生し易い。
これを防ぐ対策には、供給する原フィルム2を厚くしな
ければならないため、コストが高くつくといった問題が
あった。
また、プラスチックフィルムから包装容器を成形するに
当たり、予備加熱したフィルムを容器成形金型の逆位置
に設置し、金属板に同容器成形金型側から圧縮空気を吹
付け、フィルムを金属板と接触させながら成形容器内容
積よりも小さい内容積になるようにフィルムを引伸ば
し、次いで前記金属板側から圧縮空気を吹出してフィル
ムを反転させると共に、前記容器成形金型に完全に密着
するまでフィルムを引伸ばして加工するようにしたプラ
スチック包装容器の成形方法が提案されている(特開昭
56−4421号参照)。
これは、適用例として絞り具合の深い容器を対象とした
ものであり、絞りの浅い容器には不向きである。即ち、
深い絞りをするために予備成形で側面を伸ばし、予備成
形の金型の上面を平らにしてあるので、容器の底面の中
央部を伸ばすことができない。
本発明は、上記問題点を除去し、容器の底面の中央部を
伸ばすことにより、フィルムを厚くすることなく、しか
もフィルムの絞り厚を、より均一に成形することができ
るフィルムを用いた包装容器の成形方法を提供すること
を目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明は、上記目的を達成するために、プラスチックフ
ィルムを用いた包装容器の成形方法において、上流側に
位置するプレヒータで予めプラスチックフィルムを暖め
る工程と、該プラスチックフィルムを下流側の成形型部
に送り込み、該成形型部内の前記プラスチックフィルム
の一方の面側に配置されるお盆型の窪み部を有する成形
熱板で予備成形する工程と、前記成形型部内の前記プラ
スチックフィルムの他方の面側に配置される凹部を有す
る金型から真空で引いてプラスチックフィルムに凹部を
成形する工程とを順次施すようにしたものである。
また、プラスチックフィルムを用いた包装容器の成形方
法において、上流側に位置するプレヒータで予めプラス
チックフィルムを暖める工程と、該プラスチックフィル
ムを下流側の成形型部に送り込み、該成形型部内の前記
プラスチックフィルムの一方の面側に配置されるお盆型
の窪み部を複数対有する成形熱板で予備成形する工程
と、前記成形型部内の前記プラスチックフィルムの他方
の面側に配置される凹部を複数対有する金型から真空で
引いてプラスチックフィルムに複数対の凹部を成形する
工程とを順次施すようにしたものである。
(作用) 本発明によれば、上記したように構成されるので、上流
側に位置するプレヒータで予めプラスチックフィルムを
暖めた後、お盆型の窪み部を有する成形熱板で原フィル
ムを予備成形した際、凹部の中心部が一番薄くなる。そ
して、本成形では、容器の底面部と側面部とを繋ぐ稜線
部、つまり金型の凹部のコーナーが一番引かれるので、
成形容器の底面部、側面部、及びそれらを繋ぐ稜線部の
各部のフィルムの厚みをより均一化することができる。
また、成形型部においては、お盆型の窪み部を複数対、
例えば対を3組有する成形熱板を設けることにより、1
度に複数個の包装容器を成形することができる。
このように、簡単な構造を有する包装容器の成形装置に
よって、成形容器の底面部、側面部、及びそれらを繋ぐ
稜線部の各部のフィルムの厚みを、より均一化した信頼
性の高い包装容器を成形することができる。
(実施例) 以下、本発明の実施例について図面を参照しながら詳細
に説明する。
第1図は本発明の実施例を示すプラスチックフィルムを
用いた包装容器の成形工程断面図、第2図は本発明を適
用して得られるプラスチックフィルムを用いた包装容器
の裏面斜視図、第3図はそのプラスチックフィルムを用
いた包装容器の断面図、第4図は本発明のプラスチック
フィルムの予備成形に用いられるお盆型の窪み部を有す
る成形熱板の一部断面斜視図である。
これらの図において、11はプレヒータ、12は原フィル
ム、13は成形熱板である。この成形熱板13には、第4図
に示すように、お盆型の窪み部13aが形成されると共
に、少なくともお盆型の窪み部13aには、連通穴13bが枡
目状に形成されている。また、お盆型の窪み部13aは複
数個形成されており、成形型部における1度の成形によ
り、複数個の包装容器が製造できるように構成されてい
る。
14は下部金型であり、成形型部は連通穴15aを有する下
部成形金型15と、連通穴16aを有する上部金型16とから
成る。一方、プレヒータ部は、連通穴17aを有する原フ
ィルム12の固定用下部金型17を具備している。18は包装
容器であり、側面部18a、底面部18b、稜線部18cからな
る。
次に、本発明のプラスチックフィルムを用いた包装容器
の成形方法について、第1図を参照しながら説明する。
まず、原フィルム12をプレヒータ11で予熱した後、成形
型部へ送り込む。そして、第1図(a)に示すように、
下部金型14が上昇し、成形されるフィルムは密閉状態と
なる。
次に、予めプレヒータ11により加熱されている原フィル
ム12は、成形熱板13により再び加熱される。このとき、
第1図(b)に示すように、固定用下部金型17の連通穴
17aから真空引きすることによって、原フィルム12を固
定すると同時に、成形型部の上部金型16の連通穴16aを
通じて真空引きする。すると、原フィルム12は成形熱板
13のお盆型の窪み部13aに沿って引伸ばされ、その底
部、つまり最終成形容器の底部に相当する部分の肉厚が
最も薄くなるように予備成形される。
次に、予備成形の後、第1図(c)に示すように、上部
金型16の連通穴16aから圧縮空気を送り込むとともに、
下部成形金型15の連通穴15aから真空引きを行うことに
より、本成形を行う。このとき、下部成形金型15の中央
部分のフィルム肉厚は薄くなっているため、下部成形金
型15のコーナー部15bに肉厚が分散され、その部分で原
フィルム12の厚みが増す。
このようにして、成形された包装容器18の断面は第3図
のようになる。即ち、従来のように、絞りの深さl1を10
mm、原フィルム12の厚さl2を160μmとした場合、底面
部18bの厚さl5は80μm、稜線部18cの厚さl6は90μmで
ある。このように、稜線部18c、つまり下部成形金型15
の凹部のコーナー部15bは、他の箇所に比べて厚くなる
ため、ピンホールが発生することはない。
第5図は本発明のプラスチックフィルムの予備成形に用
いられるお盆型の窪み部を有する成形熱板の一部破断全
体斜視図であり、横に2個対に設けられたお盆型の窪み
部13aが縦方向に3列設けられ、合計6個が一組になっ
ている。つまり、成形型部において、1度に6個の包装
容器を成形することができる構造となっている。なお、
ここでは、お盆型の窪み部を2×3個としたが、これは
適宜増減することができることは言うまでもない。
なお、このようにして形成された包装容器には、特にス
ライスハムなどの食料品の包装に用いて好適である。
また、成形熱板の窪み部の形状は、包装容器の側面部、
底面部及び稜線部の厚みの寸法をどのように設定するか
によって種々変形することができる。
更に、成形熱板と凹部を有する金型との配置は適宜変更
することができる。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、
本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能であり、これ
らを本発明の範囲から排除するものではない。
(発明の効果) 以上、詳細に説明したように、本発明によれば、次のよ
うな効果を奏することができる。
(1)包装容器の側面部、底面部及び稜線部の厚みが均
一化されることにより、稜線部(下部成形金型の凹部の
コーナー)の厚みが、従来より厚くなり、ピンホールを
なくすことができる。
(2)同じ耐ピンホール強度とするならば、原フィルム
を薄くすることにより、コストダウン(例えば20%)を
図ることができる。
(3)成形型部においては、1度に複数個の包装容器を
成形することにより、生産効率の向上を図ることができ
る。
(4)簡単な構造を有する包装容器の成形装置によっ
て、成形容器の底面部、側面部、及びそれらを繋ぐ稜線
部の各部のフィルムの厚みを、より均一化した信頼性の
高い包装容器を成形することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示すプラスチックフィルムを
用いた包装容器の成形工程断面図、第2図は本発明を適
用して得られるプラスチックフィルムを用いた包装容器
の裏面斜視図、第3図はそのプラスチックフィルムを用
いた包装容器の断面図、第4図は本発明のプラスチック
フィルムの予備成形に用いられるお盆型の窪み部を有す
る成形熱板の一部断面斜視図、第5図は本発明のプラス
チックフィルムの予備成形に用いられるお盆型の窪み部
を有する成形熱板の一部破断全体斜視図、第6図は従来
のプラスチックフィルムを用いた包装容器の成形工程断
面図、第7図は従来のプラスチックフィルムを用いた包
装容器の裏面斜視図、第8図はそのプラスチックフィル
ムを用いた包装容器の断面図である。 11…プレヒータ、12…原フィルム、13…成形熱板、13a
…お盆型の窪み部、13b,15a,16a,17a…連通穴、14…下
部金型、15…下部成形金型、15b…コーナー部、16…上
部金型、17…固定用下部金型、18…包装容器、18a…側
面部、18b…底面部、18c…稜線部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラスチックフィルムを用いた包装容器の
    成形方法において、 (a)上流側に位置するプレヒータで予めプラスチック
    フィルムを暖める工程と、 (b)該プラスチックフィルムを下流側の成形型部に送
    り込み、該成形型部内の前記プラスチックフィルムの一
    方の面側に配置されるお盆型の窪み部を有する成形熱板
    で予備成形する工程と、 (c)前記成形型部内の前記プラスチックフィルムの他
    方の面側に配置される凹部を有する金型から真空で引い
    てプラスチックフィルムに凹部を成形する工程とを順次
    施すことを特徴とするフィルムを用いた包装容器の成形
    方法。
  2. 【請求項2】プラスチックフィルムを用いた包装容器の
    成形方法において、 (a)上流側に位置するプレヒータで予めプラスチック
    フィルムを暖める工程と、 (b)該プラスチックフィルムを下流側の成形型部に送
    り込み、該成形型部内の前記プラスチックフィルムの一
    方の面側に配置されるお盆型の窪み部を複数対有する成
    形熱板で予備成形する工程と、 (c)前記成形型部内の前記プラスチックフィルムの他
    方の面側に配置される凹部を複数対有する金型から真空
    で引いてプラスチックフィルムに複数対の凹部を成形す
    る工程とを順次施すことを特徴とするフィルムを用いた
    包装容器の成形方法。
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