JP2935715B2 - 波板のコンター成形方法 - Google Patents

波板のコンター成形方法

Info

Publication number
JP2935715B2
JP2935715B2 JP25955689A JP25955689A JP2935715B2 JP 2935715 B2 JP2935715 B2 JP 2935715B2 JP 25955689 A JP25955689 A JP 25955689A JP 25955689 A JP25955689 A JP 25955689A JP 2935715 B2 JP2935715 B2 JP 2935715B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
corrugated
resin
corrugated sheet
plate
contour
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP25955689A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03124325A (ja
Inventor
修一 阿久津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Jukogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Jukogyo KK filed Critical Fuji Jukogyo KK
Priority to JP25955689A priority Critical patent/JP2935715B2/ja
Publication of JPH03124325A publication Critical patent/JPH03124325A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2935715B2 publication Critical patent/JP2935715B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、波板に設けた波形を変形することなく、ロ
ール成形によるコンター加工を施すようにする波板のコ
ンター成形方法に関する。
(従来の技術) 一般に用いられている波板のコンター成形方法には、
ローラの面を波板の波形に対応するように成形した3本
のローラを用いてロール成形する形式のものと、ダイス
とパンチの面を波板の波形に対応させてプレス成形する
形式のものがある。
たとえば特公昭63−58649号公報記載の曲板の波しわ
成形方法では、第6図(a)に示すように一次加工とし
て平板20よりコンター部21を形成し、その後第6図
(b)に示すように、コンター頂部より平面部に滑らか
に連なる波形22を形成し、つぎの二次加工で第6図
(c)に示すようにコンター部以外の平板をコンター部
の波形22に合うように成形するようにし曲板に波しわを
成形するようにしている。
また特公昭63−22890号公報記載の波形状板の製造装
置では、第7図に示すように波板23を波板と同じ形状を
もったパンチ24とダイス25で挟み込み、サイドよりプレ
ッシャー(図示せず)で波板23を押さえ込み、端部26を
R形状とした波形状板を作るようにしている。
(発明が解決しようとする課題) 3本のローラを用いてロール成形する方式では、第8
図に示す波板30のコンター部31に第9図に示すように波
形凸部に発生する小さな成形しわ32および波形凹部に発
生する波しわ33がコンター量が増すとそれに応じて多く
発生してしまう。
また、一次加工でコンター部を形成し、二次加工でコ
ンター部以外の平板をコンター部の波形に合うように成
形する方式では、第10図に示すように二次加工の最終段
階で、パンチ34とダイス35との間のA部において、ダイ
ス35の端部が鋭角であると、その鋭角な端部が当たる部
位に傷ができたり、またダイス35の端部の鋭角部分を面
取りすると、波板36のダイス35の面取り部分が当たる部
位に変形が発生することがある。この問題は波板と同じ
形状をもったパンチとダイスで挟み込み、サイドよりプ
ッシャーで端部をR形状とした波形状板を作る方式でも
同じように発生する。
しかも上記形式の技術手段では、第12図に示すような
波板37にコンター方向に対して波形38が平行でないも
の、第13図に示すような波板37に幅の異なる波形39を設
けたもの、あるいは第14図に示すような波板37に180度
を越えるコンター部40を設けたものを成形することはで
きない。
本発明は上記した点に鑑みてなされたもので、いかな
る波形の形状の波板でも、局部的な変形や傷を発生する
ことなく、短時間にコンター成形加工を行うようにする
波板のコンター成形方法を提供することを目的とする。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 本発明の波板のコンター成形方法は、波しわを設けた
波板を樹脂を収容すべき空間内に配置し、ジェロメータ
ータイプAによる測定で硬化後の硬度が70から90の出る
液状樹脂を上記波板を配置した樹脂収容空間内に注入
し、注入した液状樹脂を硬化処理して、波板が中間に位
置する断面矩形の樹脂板を形成し、この樹脂板をロール
成形によるコンター加工を施すことで、波板の波形を変
形することなく成形加工するように構成される。
(作 用) 本発明の波板のコンター成形方法においては、波しわ
を設けた波板が、成形ロールに直接接触しないので、コ
ンター加工を施す際に、波板に傷等が発生することがな
く、またロール成形時に発生する波形凸部の小さな成形
しわや波形凹部に発生する波しわが樹脂板により防止さ
れる。
(実施例) 以下本発明の一実施例を図面につき説明する。
第1図は本発明による波板のコンター成形方法の工程
順を示すブロック図であり、本発明によるコンター成形
方法では、第2図aに示すような波しわ3を設けた波板
4を用意し、この波板4を第2図bに示うように水平状
態に置き、各端部を枠板5で囲み、枠板5内に樹脂収容
空間6を形成する。そして形成された樹脂収容空間6内
にジェロメータータイプAによる測定で硬化後の硬度が
70から90の出る液状樹脂を、第2図bに示すように通常
の手段で規定高さになるまで注入する。注入した樹脂が
硬化したら、この枠板5を波板4から取り外し、片側の
樹脂板7が作られることになる。片側の樹脂板7が作ら
れたら、第2図cに示すように樹脂板7が下側に位置す
るように水平配置し、第2図bと同様に各端部を枠板8
で囲み、枠板8内に樹脂収容空間9を形成する。そして
形成された樹脂収容空間9内にジェロメータータイプA
による測定で硬化後の硬度が70から90の出る液状樹脂
を、同じ様に注入する。この硬度は70以下の場合は型が
変形し、製品精度が出ず、90以上の場合は型が割れた
り、損傷したりする。そして注入した樹脂が硬化した
ら、この枠板8を波板4から取り外し、片側の樹脂板10
が作られることになる。上記規定高さは樹脂板7、10の
厚さを設定するためのものであり、この樹脂板7、10の
厚さは波板4の高さにより決められる。この樹脂板7、
10の厚さh1、h2は、好ましくは第5図に示すように波板
4の高さh3の1/2から2.0までの範囲である。このように
して波板4を中間に配置した断面矩形の樹脂板が形成さ
れる。すわなち波板4は全体として上下が平らな面で厚
さが均一な樹脂板にサンドイッチ状に配置される。
上記両側に樹脂板7、10を設けた波板4(第2図d)
は、第2図eに示すように3本ロール形コンター成形手
段に送られ、このコンター成形手段により必要なコンタ
ー成形処理が施される。コンター成形処理が完了した
ら、波板4から樹脂板7、10を取り外すことで、コンタ
ー成形した波板が形成される。コンター成形した波板
は、たとえば第3図に示す航空機用バケットシート11の
背板12に適用される。
一方取り外された樹脂板7、10は、第4図に示すよう
に波形面を対向するように配置し、同一形状の波板を中
間にサイドイッチ状に配置し、この樹脂板をロール成形
によるコンター加工を施すことで、ロール成形した波板
を作ることができる。
〔発明の効果〕
以上述べたように本発明によれば、波しわを設けた波
板が成形ロールに直接接触しないので、コンター加工を
施す際に、波板に傷等が発生することがなく、またロー
ル成形時に発生する波形凸部の小さな成形しわや波形凹
部に発生する波しわが樹脂板により防止され、しかも従
来では成形加工ができなかった波形の成形加工が可能に
なり、その上成形加工に要する費用が従来に比べてそれ
程掛からず、コストダウンとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による波板のコンター成形方法を示すブ
ロック図、第2図aないし第2図fは本発明による波板
のコンター成形方法の工程順を示す図、第3図は本発明
により作られた波板を航空機用バケットシートの背板に
適用した例を示す図、第4図は波板から取り外された樹
脂板を示す斜視図、第5図は波板をサンドイッチ状に配
置した樹脂板を示す断面図、第6図aないし第6図cお
よび第7図は従来例を示す図、第8図ないし第11図は従
来例の問題点を示す図、第12図ないし第14図は従来例で
は成形できない波板の形状を示す図である。 3……波しわ、4……波板、5……枠板、6……樹脂収
容空間、7……樹脂板、8……枠板、10……樹脂板。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】波しわを設けた波板を樹脂を収容すべき空
    間内に配置し、ジェロメータータイプAによる測定で硬
    化後の硬度が70から90の出る液状樹脂を上記波板を配置
    した樹脂収容空間内に注入し、注入した液状樹脂を硬化
    処理して、波板が中間に位置する断面矩形の樹脂板を形
    成し、この樹脂板をロール成形によるコンター加工を施
    すことで、波板の波形を変形することなく成形加工する
    ことを特徴とする波板のコンター成形方法。
JP25955689A 1989-10-04 1989-10-04 波板のコンター成形方法 Expired - Fee Related JP2935715B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25955689A JP2935715B2 (ja) 1989-10-04 1989-10-04 波板のコンター成形方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25955689A JP2935715B2 (ja) 1989-10-04 1989-10-04 波板のコンター成形方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03124325A JPH03124325A (ja) 1991-05-27
JP2935715B2 true JP2935715B2 (ja) 1999-08-16

Family

ID=17335761

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25955689A Expired - Fee Related JP2935715B2 (ja) 1989-10-04 1989-10-04 波板のコンター成形方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2935715B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105042315B (zh) * 2015-08-28 2017-09-29 南京中车浦镇城轨车辆有限责任公司 一种改进封头结构的不锈钢波纹板的加工工艺

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03124325A (ja) 1991-05-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5953951A (en) Method and apparatus for manufacturing bent products
JPS6320613B2 (ja)
JPH0156845B2 (ja)
JP2935715B2 (ja) 波板のコンター成形方法
JP2002172423A (ja) 圧縮力付与装置および圧縮力付与方法
JP2723344B2 (ja) 精密鍛造法
JP2877962B2 (ja) アクスルケース側板の製法
JP2766011B2 (ja) 積層型熱交換器用エレメントの製造方法
US4606213A (en) Tool for producing bends in curved surfaces
JPH0970624A (ja) 波形板のプレス加工方法およびそのプレス加工装置
JPH07100539A (ja) プレスブレーキ用金型及びプレスブレーキ用金型によるつぶし曲げ加工法
JPS60148628A (ja) 角筒容器絞り加工用プレス型
EP0916429B1 (en) Method and device for forming a side wall on a base plate
JP3997907B2 (ja) 形状凍結性に優れたプレス加工方法
JPH05185169A (ja) サンドイッチパネルの製作方法
JPS6144576B2 (ja)
JPS61238401A (ja) スラブ成形方法およびその装置
JP4007837B2 (ja) プレス成形品の成形方法
JPH03268823A (ja) 薄板金属素材から延伸不能な形状体の一部を製造する方法及びその方法により製造される部品
JPH0337442B2 (ja)
CN213134707U (zh) 汽车前围挡板下部控制板的成型模具总成
JP2689729B2 (ja) フランジ成形方法
JPS62148026A (ja) 成形品の二段成形法
JPS6340267Y2 (ja)
JPH05237549A (ja) プレス用u曲げ型

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees