JPH05237549A - プレス用u曲げ型 - Google Patents

プレス用u曲げ型

Info

Publication number
JPH05237549A
JPH05237549A JP3915192A JP3915192A JPH05237549A JP H05237549 A JPH05237549 A JP H05237549A JP 3915192 A JP3915192 A JP 3915192A JP 3915192 A JP3915192 A JP 3915192A JP H05237549 A JPH05237549 A JP H05237549A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bending
die
punch
knockout
bending die
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3915192A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoaki Nakatani
友昭 中谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Isotec Ltd
Original Assignee
Fujitsu Isotec Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Isotec Ltd filed Critical Fujitsu Isotec Ltd
Priority to JP3915192A priority Critical patent/JPH05237549A/ja
Publication of JPH05237549A publication Critical patent/JPH05237549A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、プレス用U曲げ型の改良に関し、
かもめ現象及びダイによる擦れ傷を防止することのでき
るプレス用U曲げ型を提供することを目的としている。 【構成】 プレス用U曲げ型21は、ダイホルダ26に
固定されて対向する1対のサポートブロック221 ,2
2 と、該両サポートブロック221 ,222 の間に上
下動可能に設けられて上方に付勢されるノックアウト2
3と、セットされた素材板をノックアウト23の上面と
の間に挟んで押し下げるパンチ24と、ノックアウト2
3に両端部が回転自在に支持された1対の曲げダイ25
1 ,252とより成る。曲げダイ251 ,252 は、パ
ンチ24による素材板押し下げ時に、内面が素材板のノ
ックアウト23から突出する両曲げ部を支持して回転
し、該回転が90°進行したときに外面が両サポートブ
ロック221 ,222 の対向面に接する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プレス用U曲げ型の改
良に関するものである。
【0002】近年、電気製品の低騒音化を目的として急
激に利用分野が広がってきている制振鋼板は、二層鉄板
の間に粘弾性の樹脂をサンドイッチしたもので、振動を
押えるという特性を有している。本発明は、特にこの制
振鋼板の曲げ加工に適したものである。
【0003】
【従来の技術】図4は従来のU曲げ型による加工要領説
明図で、図4(A)及び図4(B)は同じU曲げ型1を
用いたものである。U曲げ型1は、図示しないプレスの
ベッド上に載置されるダイホルダ2と、その上に支持さ
れるダイプレート3と、該ダイプレート3内に装着され
るダイ4及びノックアウト5と、パンチホルダ6に固定
されるパンチ7とで構成されている。プレス前の状態で
は、ノックアウト5は、図示しないダイクッションパッ
ド等により矢印方向の付勢力を受けてダイ4より突出し
ており、パンチ7はその上方に位置している。
【0004】プレスに際しては、ダイプレート3上に素
材板を乗せてパンチホルダ6を下降させ、パンチ7によ
り素材板をダイ4内に押し込んでU形に成形する。この
成形時に、ノックアウト5はパンチ7により素材板を介
し押され、ダイクッションパッドを変位させながら下降
する。成形完了後にパンチホルダ6をもとの位置まで上
昇させると、成形品は、ダイクッションパッドにより上
方に付勢されるノックアウト5によりダイ4から押し出
される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような図4
(A),(B)に示すU曲げ型を用いた加工では、通常
の1枚鋼板の場合は図4(A)に示すようにU曲げ成形
が可能であるが、制振鋼板を用いた場合は、図4(B)
に示すように、ダイ拘束範囲外で広がるいわゆるかもめ
現象が起こる。これは、制御鋼板のサンドイッチ構造に
よるものである。なお、図4(A),(B)のいずれの
成形の場合も、ダイ拘束範囲aでは製品にダイ4による
擦れ傷が発生する。
【0006】このかもめ現象は、図4(C)に示すU曲
げ型11を使用することにより解決可能である。U曲げ
型11は、ダイプレート12とダイ13の高さが図4
(A),(B)に示す型より高くなっており、成形時に
パンチ7によりダイ13内に押し込まれる素材板は、ダ
イ13とパンチ7の間に完全に拘束されるため、かもめ
現象のない成形が可能である。
【0007】しかし、このU曲げ型11を用いた場合
は、ダイによる擦れ傷が曲げ部(雨フランジ部)全面に
発生するため、耐蝕性が低下してしまう。
【0008】本発明は、かもめ現象及びダイによる擦れ
傷を防止することのできるプレス用U曲げ型を提供する
ことを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明では、ダイホルダに固定されて対向する1対
のサポートブロックと、該両サポートブロックの間に上
下動可能に設けられ、付勢手段により上方に付勢される
ノックアウトと、セットされた素材板を前記ノックアウ
トの上面との間に挟み、これを前記付勢手段の付勢力に
抗し押し下げるパンチと、前記ノックアウトに両側部が
回転自在に支持される1対の曲げダイとより成り、該両
曲げダイの形状及び支持位置が、前記パンチによる素材
板押し下げ時に、素材板の前記ノックアウトから突出す
る両曲げ部を内面で支持して回転し、該回転が90°進
行したときに前記両サポートブロックの対向面に外面が
接するように設定されたことを特徴とする構成(第1の
構成)とする。
【0010】また、上記第1の構成のプレス用U曲げ型
において、両曲げダイの回転中心が、素材板の曲げ中立
線上に設定されたことを特徴とする構成(第2の構成)
とする。
【0011】
【作用】U曲げ加工時に、曲げダイはサポートブロック
と係合して回転するが、この回転は、曲げダイの内面が
素材板の曲げ部を支持した状態で進行する。すなわち、
素材板の曲げ加工は、従来のようにダイ自身によってで
はなく、曲げ部を支持する曲げダイの回転により行われ
る。従って、従来問題となっていた曲げ部の擦れ傷はな
くなる。曲げ加工は、曲げダイが90°回転した時点で
完了し、この時点では、曲げダイの外面はサポートブロ
ックに接触して位置決めされる。
【0012】第2の構成の場合は、曲げダイの回転中心
が素材板の曲げ中立線上に設定されているため、曲げ加
工時に曲げダイ内面と素材板の間に滑りは起こらず、擦
れ傷防止の点でより効果的である。また、左右の曲げ部
の寸法が一定になる(高さも一定になる)。
【0013】
【実施例】以下、図1乃至図3に関連して本発明の実施
例を説明する。
【0014】図1は本例のプレス用U曲げ型の正面図、
図2は同斜視図で、U曲げ型21は、1対のサポートブ
ロック221 ,222 と、ノックアウト23と、パンチ
24と、曲げダイ251 ,252 とを備えている。これ
らの各部材の構成は次の通りである。
【0015】サポートブロック221 ,222 は、ダイ
ホルダ26上のダイプレート27内に所定距離を介し対
向して固定されている。ノックアウト23は、両サポー
トブロック221 ,222 の間に上下動可能に設けら
れ、その下部のクッション棒28は、図示しないダイク
ッションパッド等の付勢手段と係合する。これにより、
ノックアウト23は上方への付勢力を受ける。
【0016】パンチ24は、パンチホルダ29にパンチ
プレート30を介し固定されている。曲げダイ251
252 は、ノックアウト23の両側のフランジ23aに
ピン31を介し回転自在に支持されている。この曲げダ
イ251 ,252 は、平板部32(図1の斜線記入部
分)の両側にフランジ33を一体に形成して成り、平板
部32の幅W1 は、製品を得るための素材板100の幅
2 より広くなっている。
【0017】本例のU曲げ型21の構成は以上の通りで
あるが、次にこのU曲げ型21による加工工程を、図3
を用いて説明する。
【0018】プレス加工前の状態では、ノックアウト2
3は図3(A)に示すように上昇しており、両曲げダイ
251 ,252 は水平に開いて両サポートブロック22
1 ,222 上に乗っている。また、パンチ24はノック
アウト23より上方に位置している。この状態で、素材
板100を曲げダイ251 ,252 の平板部32とノッ
クアウト23の上面34に支持させ、左右のA寸法を同
じにしてセットする。このセット時に、素材板に形成さ
れた幅方向に延びる長穴を上面34から突出するピン3
5(図2参照)に係合させて素材板100を位置決めす
る。
【0019】次に、パンチ24を下降させる。パンチ2
4は素材板100をノックアウト23の上面34との間
に挟んで付勢手段の付勢力に抗し下降し、この下降によ
り、両曲げダイ251 ,252 はサポートブロック22
1 ,222 と係合して図3(B)に示すように回転を開
始する。この回転により、上面34から突出する素材板
100の両曲げ部は両曲げダイ251 ,252 に支持さ
れて折り曲げられる。
【0020】この折り曲げ時に、両曲げダイ251 ,2
2 の回転中心(ピン31の中心)が素材板100の曲
げ中立線上に設定されているために、両曲げダイ2
1 ,252 と素材板100の間に滑りは起こらず、従
来問題となっていた擦れ傷は発生しない。また、左右の
A寸法も一定に保たれ、製品の両フランジとなる素材板
100の両曲げ部の高さは等しくなる。
【0021】パンチ24が図3(C)の位置まで下降す
ると、両曲げダイ251 ,252 は90°回転して両サ
ポートブロック221 ,222 の対向面に接し、曲げ加
工は完了する。すなわち、製品が得られる。
【0022】上記プレス加工時に、素材板の板厚が大き
くなるとピン31の強度が問題になるが、本例では、パ
ンチプレート30をバックアッププレートとして用い、
曲げダイ251 ,252 をパンチプレート30で図3
(C)に示すようにバックアップしながらサポートブロ
ック221 ,222 の間に沈み込ませるようにしている
ため、ピン31の折損を防止することができる。
【0023】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、素
材板の曲げ部を支持する曲げダイの回転により曲げ加工
するようになっているため、擦れ傷の発生を防止するこ
とが可能になる。この効果は、曲げダイの回転中心を素
材板の曲げ中心線上に設定することにより一層顕著にな
る。また、制振鋼板使用時におけるかもめ現象発生を防
ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のプレス用U曲げ型の正面図で
ある。
【図2】本発明の実施例のプレス用U曲げ型の斜視図で
ある。
【図3】本発明の実施例のプレス用U曲げ型による加工
工程図で、図3(A)は素材板セット状態を、図3
(B)は折り曲げ途中の状態を、図3(C)は折り曲げ
完了状態を、それぞれ示している。
【図4】従来のU曲げ型による加工要領説明図で、図4
(A)は1枚鋼板プレス状態を、図4(B)は同一型に
よる制振鋼板プレス状態を、図4(C)は他の型による
制振鋼板プレス状態を、それぞれ示している。
【符号の説明】
21 プレス用U曲げ型 221 ,222 サポートブロック 23 ノックアウト 24 パンチ 251 ,252 曲げダイ 26 ダイホルダ 31 ピン 100 素材板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダイホルダ(26)に固定されて対向す
    る1対のサポートブロック(221 ,222 )と、 前記両サポートブロック(221 ,222 )の間に上下
    動可能に設けられ、付勢手段により上方に付勢されるノ
    ックアウト(23)と、 セットされた素材板を前記ノックアウト(23)の上面
    との間に挟み、これを前記付勢手段の付勢力に抗し押し
    下げるパンチ(24)と、 前記ノックアウト(23)に両側部が回転自在に支持さ
    れる1対の曲げダイ(251 ,252 )とより成り、 前記曲げダイ(251 ,252 )の形状及び支持位置
    が、前記パンチ(24)による素材板押し下げ時に、素
    材板の前記ノックアウト(23)から突出する両曲げ部
    を内面で支持して回転し、該回転が90°進行したとき
    に前記両サポートブロック(221 ,222 )の対向面
    に外面が接するように設定されたことを特徴とするプレ
    ス用U曲げ型。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のプレス用U曲げ型におい
    て、 両曲げダイ(251 ,252 )の回転中心が、素材板の
    曲げ中心線上に設定されたことを特徴とするプレス用U
    曲げ型。
JP3915192A 1992-02-26 1992-02-26 プレス用u曲げ型 Pending JPH05237549A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3915192A JPH05237549A (ja) 1992-02-26 1992-02-26 プレス用u曲げ型

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3915192A JPH05237549A (ja) 1992-02-26 1992-02-26 プレス用u曲げ型

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05237549A true JPH05237549A (ja) 1993-09-17

Family

ID=12545112

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3915192A Pending JPH05237549A (ja) 1992-02-26 1992-02-26 プレス用u曲げ型

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05237549A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102228919A (zh) * 2011-06-21 2011-11-02 青岛变压器集团有限公司 一种钢板弯折专用工具
CN103599970A (zh) * 2013-11-28 2014-02-26 江苏省如高高压电器有限公司 一种隔离开关550kV用触头座成形装置
CN103817236A (zh) * 2013-10-30 2014-05-28 北京星航机电装备有限公司 一种ω形金属件弯曲模具及其成形方法
CN105057453A (zh) * 2015-08-04 2015-11-18 苏州吴江春宇电子股份有限公司 一种自动脱模的折弯模具

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102228919A (zh) * 2011-06-21 2011-11-02 青岛变压器集团有限公司 一种钢板弯折专用工具
CN103817236A (zh) * 2013-10-30 2014-05-28 北京星航机电装备有限公司 一种ω形金属件弯曲模具及其成形方法
CN103599970A (zh) * 2013-11-28 2014-02-26 江苏省如高高压电器有限公司 一种隔离开关550kV用触头座成形装置
CN103599970B (zh) * 2013-11-28 2016-05-18 江苏省如高高压电器有限公司 一种隔离开关550kV用触头座成形装置
CN105057453A (zh) * 2015-08-04 2015-11-18 苏州吴江春宇电子股份有限公司 一种自动脱模的折弯模具

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3550942B2 (ja) プレス曲げ方法及び装置
JPH07299520A (ja) 円筒部品の製造方法および装置
JPH05237549A (ja) プレス用u曲げ型
JPH08224619A (ja) ワーク曲げ加工方法およびその装置
JPH11226672A (ja) プレス用金型
JPS6316887B2 (ja)
JPH031088B2 (ja)
JPH06154863A (ja) プレス用v曲げ型及びv曲げ加工方法
JP3441611B2 (ja) ロール成形機
JPS6331780Y2 (ja)
JPH0735618Y2 (ja) パイプ潰し装置
JP2546772B2 (ja) 曲げ加工装置
JP2531971B2 (ja) アルミ角パイプの曲げ加工装置
JPH08117881A (ja) 塗装鋼板を用いた扉外面板の製造方法
JPH081593A (ja) 化学繊維内装材成型装置
JP3181843B2 (ja) 電子部品収納容器の製造方法
JP2506400B2 (ja) 絞り成形方法
JP2534356B2 (ja) 絞り成形装置
JP2005052844A (ja) 成形金型及び成形加工方法
JPH07100539A (ja) プレスブレーキ用金型及びプレスブレーキ用金型によるつぶし曲げ加工法
JPH01157716A (ja) 金型及び該金型を用いた制振鋼板の折り曲げ方法
JP2935715B2 (ja) 波板のコンター成形方法
JP3210130B2 (ja) 位置決め装置
JPS59212129A (ja) 標識板輪郭部の加工方法
JPS592894Y2 (ja) プレスキヨクガタ