JPS6331780Y2 - - Google Patents

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JPS6331780Y2
JPS6331780Y2 JP12389282U JP12389282U JPS6331780Y2 JP S6331780 Y2 JPS6331780 Y2 JP S6331780Y2 JP 12389282 U JP12389282 U JP 12389282U JP 12389282 U JP12389282 U JP 12389282U JP S6331780 Y2 JPS6331780 Y2 JP S6331780Y2
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JP
Japan
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flange
edge
cutting
mold
press work
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JP12389282U
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JPS5930327U (ja
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【考案の詳細な説明】 この考案は、プレスワークの端部をフランジ加
工するとともに、フランジ端部を縁切りするため
のプレスワークの縁切り装置に関するものであ
る。
第1図に示されるような自動車のフエンダ1を
製作する場合には、平板状のプレスワークを絞り
加工し、その後、フランジ加工およびトリム加工
が行なわれる。フランジ加工を行なうのは、第2
図aのように、絞り加工後のプレスワークWには
絞り加工の施されないプレスワーク端部W1が外
方に折曲げられた形状に残るので、これを第2図
bのように平担状に修正するためである。また、
第2図cのようにトリム加工を行なうのは、プレ
スワークWにおけるフランジFを所定の寸法とす
るために、フランジ端部F1を切断除去するため
である。なお、第2図bの矢印Aはフランジ加工
方向を示し、同図cの矢印Bはトリム加工方向を
示す。
従来、プレスワークにフランジ加工とトリム加
工とを施すときは、上記のようにそれぞれの加工
方向が異なることとも関係して、フランジ加工
(実開昭54−35737号公報参照)とトリム加工とを
別々に行なうことが余儀なくされていた。しか
し、この場合は、プレスワークを各工程間で移し
替える必要があることから、これがトリム加工精
度のばらつき要因になるという欠点があつた。
この考案は、従来の欠点を改善するため、フラ
ンジ加工およびトリム加工の各工程を統合するこ
とによつて、プレスワーク加工工程の短縮化を計
り、同時に、トリム加工精度のばらつき要因を無
くすことのできるプレスワークの縁切り装置を提
供することを目的としている。
この考案の構成は、プレスワークの端部をフラ
ンジ加工するとともに、フランジ端部を縁切りす
る装置であつて、その構成上の特徴は、プレスワ
ークが載置可能な下型を設け、該下型の側面にフ
ランジ成形用型面を設け、該フランジ成形用型面
の下部角部に縁切り用切刃を設け、上記下型に対
向して上下移動可能に上型を設け、該上型に上記
下型のフランジ成形用型面及び縁切り用切刃に対
して近接・離反する方向に移動可能で、かつ上記
離反する方向に弾性付勢してスライデイングパン
チを設け、該スライデイングパンチの上記下型の
フランジ成形用型面と対応する側面にフランジ成
形用型面を設け、該フランジ成形用型面の上部角
部に上記下型の縁切り用切刃と対応して縁切り用
切刃を設け、上記スライデングパンチが下降して
フランジ加工した後に互いが当接し、スライデン
グパンチの移動方向をフランジ加工時とは異なる
方向に切換えてフランジ端部の縁切りを行なわせ
る一対の傾斜カム面を夫々上記の下型とスライデ
ングパンチに設けてなることにある。
以下、この考案の実施例を図面にしたがつて説
明する。
第3図および第4図において、下型11に形成
された突出部12は、その上面が、絞り成形され
たプレスワークWの形状に相応する形状のプレス
ワーク支持面12aとされ、この支持面12aに
つづく側面が、プレスワークWのフランジFを支
持する垂直平面状の固定側フランジ成形用型面1
2bとされている。また、この固定側フランジ成
形用型面12bの下部に凹陥状の逃げ部12cが
形成され、この逃げ部12cの上壁面が緩やかな
傾斜角(仰角)θの固定ガイド面12dとされて
いる。
一方、突出部12に対して離間する位置にバツ
クアツプ部材13が固定されている。このバツク
アツプ部材13は、上記突出部12との間に、後
述するスライデイングパンチ18の昇降用空間S
を保持するとともに、上記固定側フランジ成型用
型面12bに対向する側面がこれと平行なバツク
アツプ面13aとされ、このバツクアツプ面13
aにつづいて上記突出部12側へ張出す固定側下
部傾斜カム面13bが形成されている。この傾斜
カム面13bは、上記固定ガイド面12dに対し
て平行に設定されており、かつ、上記バツクアツ
プ面13aとの間に逃げ部13cが設けられてい
る。
また、下型11に対して上下に平行移動される
上型14は、図外のラムに結合された昇降部材1
5と、プレスワークWを突出部12のプレスワー
ク支持面12aに対して押圧保持させるためのプ
レツサ16とからなり、プレツサ16がコイルス
プリングなどの弾性部材17を介して昇降部材1
5に吊持状に支持されている。さらに、昇降部材
15に、上記固定側下部傾斜カム面13bに対し
て逆向きに傾斜するように、固定側上部傾斜カム
面15aが形成されている。
つぎに、スライデイングパンチ18は、その上
面が可動側上部傾斜カム面18aとされて、この
カム面18aが、上記した固定側上部傾斜カム面
15aに、上記突出部12とバツクアツプ部材1
3との対向方向でのみ摺動自在に保持されてい
る。さらに、可動側上部傾斜カム面18aに設け
られたばね受け用金具19が、昇降部材15側に
形成された凹入部20に嵌入され、上記金具19
と凹入部壁面20aとの間に介装されたコイルス
プリングなどの弾性部材21によつて、スライデ
イングパンチ18が上記固定側フランジ成形用型
面12bから離れる方向に常時付勢されている。
このようなスライデイングパンチ18におい
て、その倒立状の頭部の一側面が可動側フランジ
成形用型面18bとされるとともに、その他側面
が、上記バツクアツプ面13aに対応する摺動面
18cとされ、また、この摺動面18cにつづく
ように形成された傾斜面が、可動側下部傾斜カム
面18dとされている。さらに、可動側フランジ
成形用型面18bの直上部に段付部18eを介し
て逃げ部18fが形成され、この逃げ部18fの
下壁面が上記固定ガイド面12dに対応する可動
ガイド面18gとされている。ここにおいて、上
記した固定側フランジ成形用型面12bの下部角
部と、可動側フランジ成形用型面18bの上部角
部とには、プレスワークWのフランジ端部F1
縁切りするための一対の切刃22a,22bが各
別に固着されている。また、上記逃げ部18fに
は、プレスワークWのフランジFに対する押圧用
部材23が固定される一方、スライデイングパン
チ18の上部に緩衝用部材24が固定される。こ
れらはラバー材にて構成されたものである。
上記において、可動側フランジ成形用型面18
bおよび摺動面18cの相互の間隔l1は、固定側
フランジ成形用型面12bおよびバツクアツプ面
13aの相互の間隔l2よりもプレスワークWの厚
みt分程度小さくなるように設定され、また、可
動ガイド面18gおよび可動側下部傾斜カム面1
8dの相互の間隔h1は、固定ガイド面12dおよ
び固定側下部傾斜カム面13bの間隔h2よりもわ
ずかに小さくなるように設定されている。
つぎに作用を説明する。
第3図仮想線で示されるように、上型14が上
方に持上げられている状態において、絞り加工さ
れたプレスワークWを下型11における突出部1
2のプレスワーク支持面12a上に載置し、この
状態から上型14を下降させる。上型14の下降
により、第3図実線で示されるように、まず、プ
レツサ16がプレスワークWの上面に当接するの
で、弾性部材17の付勢によつてプレスワークW
がプレスワーク支持面12a上に押付けられて位
置決めされる。そして、つぎの段階では、スライ
デイングパンチ18の頭部が、矢印Xのように、
突出部12とバツクアツプ部材13との間の空間
Sに嵌まり込み、その可動側フランジ成形用型面
18bが固定側フランジ成形用型面12bとの間
にプレスワークWのフランジFを挾圧したまま、
その表面に当接して下降する。この間、摺動面1
8cがバツクアツプ面13aによつてバツクアツ
プされるので、当初は仮想線で示されるように折
曲がつていたフランジ端部F1が真直に伸ばされ
る。さらに、上型14を下降させると、第4図仮
想線で示されるように、可動側下部傾斜カム面1
8dが固定側下部傾斜カム面13bに当接された
後、矢印Yのように、このカム面13bに沿つて
スライデイングパンチ18が弾性部材21の付勢
に抗してスライドされる。この動作に伴ない、ス
ライデイングパンチ18側の切刃22bが突出部
12側の切刃22aと交錯して逃げ部12c内に
入り込むので、フランジ端部F1が剪断される。
この場合において、プレスワークWのフランジF
が押圧用部材23によつて弾性的に固定側フラン
ジ成形用型面12bに押圧された状態で上記剪断
が行なわれ、しかも、剪断時において、固定ガイ
ド面12dと可動ガイド面18gが見かけ上同一
平面内にあるので、その動作が確実に行なわれ
る。また、図示例において、スライデイングパン
チ18は、上型14の下降に伴なつて、固定側下
部傾斜カム面13bと固定側上部傾斜カム面15
aとの共働によつて矢印Y方向に前進されるの
で、固定側下部傾斜カム面13bの勾配が小さく
設定されているにもかかわらず円滑にスライドさ
れる。したがつて、第5図に示されるように、プ
レスワークWにおけるフランジFの切断端面F2
とその表面とのなす角度αが90度に近い角度とな
り、取扱い上の危険性が最少限度に抑えられたも
のとなる。
上記のようなトリム加工の終了後、上型14を
上昇させると、スライデイングパンチ18が弾性
部材21によつて固定側フランジ成形用型面12
bから離れる方向に付勢されていることとの関係
上、このスライデイングパンチ18が、上記した
ものと同一経路を逆向きに移動して空間Sから抜
き出され、また、プレツサ16も同時に上昇され
て、つぎの加工に備えられる。
本考案によれば、単一のスライデイングパンチ
にフランジ成形用型面及び縁切り用切刃が設けら
れ、上記スライデイングパンチが下型のフランジ
成形用型面及び縁切り用切刃に対して近接・離反
する方向に移動可能に上型に設けられ、かつ上記
スライデイングパンチが下降してフランジ加工し
た後に互いが当接し、上記スライデイングパンチ
の移動方向を上記フランジ加工時の移動方向とは
異なつた方向に切換える一対の傾斜カム面が夫々
上記の下型とスライデイングパンチとに設けられ
ているため、上型が下降する際に上記スライデイ
ングパンチが上型と一緒に下降してフランジ加工
が行なわれ、しかる後に上記一対の傾斜カム面に
よつて上記下降方向とは異なつた方向に移動され
て縁切りが行なわれる。すなわち、フランジ加工
と縁切りとは、加工方向が異なつた加工である
が、プレスワークが下型に設置された後、上型が
下降される際に単一のスライデイングパンチが2
方向に移動されることにより順次行なわれる。
従つて、従来のようにフランジ加工と縁切りと
の間でプレスワークを移し替える必要がないた
め、プレスワーク加工工程が短縮されると共に、
縁切り精度のばらつき要因が除去され、縁切り精
度の向上が計られる。また、フランジ成形用型面
と縁切り用切刃とは、単一のスライデイングパン
チに設けられ、別々の部材に設ける必要がないた
め、それだけ装置の構成が単純化され、さらに、
スライデイングパンチが上型の下降動作により2
方向に移動されるため、加工方向に対応した別々
の駆動機構を設ける必要がなく、駆動機構が単純
化される、等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はプレスワークを加工して得られる製品
の一例である自動車のフエンダを示す概略斜視
図、第2図aは絞り加工されたプレスワークの形
状を示す端面図、同図bはフランジ加工されたプ
レスワークの同端面図、同図cはトリム加工され
たプレスワークの同端面図、第3図および第4図
はこの考案の実施例による縁切り装置の作動状態
を示す断面図、第5図はフランジの拡大断面図で
ある。 11……下型、12a……プレスワーク支持
面、12b……下型の固定側フランジ成形用型
面、13b……下型の固定側下部傾斜カム面、1
4……上型、18……スライデイングパンチ、1
8b……スライデイングパンチの可動側フランジ
成形用型面、18d……スライデイングパンチの
可動側下部傾斜カム面、21……弾性部材、22
a,22b……切刃、W……プレスワーク、W1
……プレスワーク端部、F……プレスワークのフ
ランジ、F1……プレスワークのフランジ端部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. プレスワークの端部をフランジ加工するととも
    に、フランジ端部を縁切りする装置であつて、プ
    レスワークが載置可能な下型を設け、該下型の側
    面にフランジ成形用型面を設け、該フランジ成形
    用型面の下部角部に縁切り用切刃を設け、上記下
    型に対向して上下移動可能に上型を設け、該上型
    に上記下型のフランジ成形用型面及び縁切り用切
    刃に対して近接・離反する方向に移動可能で、か
    つ上記離反する方向に弾性付勢してスライデイン
    グパンチを設け、該スライデイングパンチの上記
    下型のフランジ成形用型面と対応する側面にフラ
    ンジ成形用型面を設け、該フランジ成形用型面の
    上部角部に上記下型の縁切り用切刃と対応して縁
    切り用切刃を設け、上記スライデイングパンチが
    下降してフランジ加工した後に互いが当接し、ス
    ライデイングパンチの移動方向をフランジ加工時
    とは異なる方向に切換えてフランジ端部の縁切り
    を行なわせる一対の傾斜カム面を夫々上記の下型
    とスライデイングパンチに設けてなるプレスワー
    クの縁切り装置。
JP12389282U 1982-08-16 1982-08-16 プレスワ−クの縁切り装置 Granted JPS5930327U (ja)

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JP12389282U JPS5930327U (ja) 1982-08-16 1982-08-16 プレスワ−クの縁切り装置

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JP12389282U JPS5930327U (ja) 1982-08-16 1982-08-16 プレスワ−クの縁切り装置

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JPS5930327U JPS5930327U (ja) 1984-02-25
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JP12389282U Granted JPS5930327U (ja) 1982-08-16 1982-08-16 プレスワ−クの縁切り装置

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JP2002316223A (ja) * 2001-04-18 2002-10-29 Umix Co Ltd プレス装置
JP5561323B2 (ja) * 2012-07-26 2014-07-30 日産自動車株式会社 ワーク成形方法及びワーク成形装置
FR3018466B1 (fr) * 2014-03-17 2016-03-25 Peugeot Citroen Automobiles Sa Outillage de presse d'emboutissage pour la mise en forme de trois bords differents d'une piece de tolerie
JP6857545B2 (ja) * 2017-05-16 2021-04-14 オイレス工業株式会社 カム装置

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JPS5930327U (ja) 1984-02-25

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