JPH0735618Y2 - パイプ潰し装置 - Google Patents

パイプ潰し装置

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JPH0735618Y2
JPH0735618Y2 JP1989074209U JP7420989U JPH0735618Y2 JP H0735618 Y2 JPH0735618 Y2 JP H0735618Y2 JP 1989074209 U JP1989074209 U JP 1989074209U JP 7420989 U JP7420989 U JP 7420989U JP H0735618 Y2 JPH0735618 Y2 JP H0735618Y2
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JP
Japan
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pipe
pipe material
crushing
crushed
molding part
Prior art date
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JP1989074209U
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JPH0314019U (ja
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兼良 駒田
裕士 平井
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Araco Corp
Original Assignee
Araco Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、パイプ材を潰すための装置に係り、具体的
には先端側の一部のみを基部側から偏心させた状態で潰
す装置に関するものである。
(従来の技術) 通常、車両用シートにおけるシートフレームは金属製の
パイプ材によって枠組みされている。このうちヒンジ部
分では相手部材との接続のために、所定範囲に亘って潰
されていることが多い。しかも、このヒンジ部分ではリ
クライニング動作の間の干渉を回避する必要があるた
め、第10図に示すように基部とは若干偏心した状態で潰
されてヒンジ部分の偏心潰し部2Bが形成されるのが一般
的である。従来、こうした加工は第8図(a)(b)乃
至第10図(a)(b)に示すような作業手順にしたがっ
て行われてきた。すなわち、第8図(a)(b)に示す
ようなパイプ材2を用意し、このパイプ材2に対しま
ず、その先端側の所定範囲に曲げ加工が施される(第9
図(a)(b)参照)。これによって、パイプ材2の先
端2A側は基部側に対し軸心が偏心量αだけ平行にずれ
る。こうした後、第10図(a)(b)に示すように、偏
心された先端パイプ2A部分の中心に対し均等に潰し加工
が施されてヒンジ部分の偏心潰し部2Bが形成され、この
偏心潰し部2Bの両側には剛性を高めるために小径中空状
のリブ部2aが形成されている。
(考案が解決しようとする課題) 上記の加工手順によれば、偏心のための曲げ加工が独立
した一工程として存在している。このため、曲げ加工の
ための専用設備が必要となる。またその分の作業時間を
要旨、さらには本工程への搬入、あるいは次工程への搬
出のための時間、労力を要する等、作業効率を低下させ
る。
そこで、本考案は独立した曲げ工程を廃して、作業効率
の向上等、上記の問題点を解消することができるパイプ
潰し装置を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するために、本考案はパイプ材の先端
側をパイプ材の中心軸に対し一方に偏心して偏平状に圧
潰加工する装置であって、上型ホルダーには、パイプ材
の圧潰基部を押えるパイプ押えと同パイプの先端を圧潰
する上成形部が装着され、前記上部ホルダーと対向する
下型側には前記パイプ押えと対向してパイプ材のパイプ
受けと上成形部と対向して下成形部がそれぞれ装着さ
れ、この下成形部の水平状の受け面の少なくとも一方側
にはパイプ材の中心軸と平行な規制壁を有して立上がる
規制部を形成し、また、前記上成形部は前記規制部の規
制壁に沿って上下動され、下成形部の受け面との対向面
には水平面と同水平面よりパイプ押え側へ傾斜する傾斜
面とからなる成形面を有し、また、この上成形部の水平
面の前記規制壁側の隅角部長手方向沿って凹状のストッ
パ部が形成され、前記上型ホルダーの降下によりパイプ
受けとパイプ押えによりパイプ材を定位置固定するとと
もに、前記規制部と上成形部に形成したストッパ部との
協働により、偏心して圧潰されたパイプの両側にリブ部
を形成可能に構成したパイプ潰し装置である。
(作用) 下型側にパイプ材をセットしておき、上型ホルダーを下
降させると、パイプ材の先端部は上下の成形部によって
潰される。この場合、潰された部分の肉はパイプ材の軸
心から左右方向へ均等に移動しようとするが、規制部と
ストッパ部とによって肉の移動が規制される。このた
め、潰された肉の多くは規制部と反対側へ移動し、この
側に偏在する。こうして、パイプ材の潰された部分は潰
されない基部パイプ部分から所定量、偏心されることと
なって偏心潰し部が形成されるとともに、同偏心潰し部
の両側には小径中空状のリブ部が形成される。
(実施例) 以下、本考案具体化した実施例を図面にしたがって詳細
に説明する。
本例装置の正断面図を示す第1図において、1は昇降可
能なプレスラムに取付けられた上型ホルダーであって、
その下面にはパイプ材2に対し所定の押圧力を与えるス
プリング3によってパイプ押え4が吊り下げられてい
る。このパイプ押え4はパイプ材2の軸心とほぼ平行に
なるようにその真上に配置され、かつその下面には断面
半円状のガイド溝4aが長さ方向に沿って形成されて、後
述する下型5側のパイプ受け6とによってパイプ材2を
半周ずつ挟みつけるようになっている。また、上型ホル
ダー1の下面にはこのパイプ押え4の先端側に隣接し
て、パイプ材2の圧潰予定箇所を潰すための上成形ブロ
ック7(上成形部)が固定されている。
この上成形ブロック7はパイプ材2の圧潰予定箇所の長
さ範囲より長めに形成されるとともに、第2図に示すよ
うに、全体として下向きの凸字形に形成されており、こ
のうちの下方へ突き出す部分の下面はほぼ外側半分(第
1図における左側半分)が水平面7a(成形面)となって
パイプ材2をほぼ平坦に潰すことができるようになって
いる。但し、この水平面7aの幅寸法(第2図に示すH寸
法)は、パイプ材2の圧潰に伴って肉が外側へはみ出す
ことができるような長さに設定されている。また、第2
図に示すように、この水平面7aにおける後述する規制壁
8側の部分は長手方向に沿ってほぼ円弧状に切欠かれス
トッパ部9となっており、パイプ材2の圧潰に伴っては
み出した肉の移動を、規制壁8との協働により規制する
とともに、このはみ出した肉の一部がストッパ部9の円
弧状に切欠かれた凹部に逃がされて図示のように小径中
空状のリブ部2aを形成するように設けられている。
一方、上記水平面7aと連続してほぼ内側半分(同図にお
ける右側半分)はパイプ押え4側に向けて上り勾配とな
った傾斜面7bとなっている。この部分はパイプ材2の基
部(潰されない部分)から上記水平面7aによる平坦な圧
潰部分にかけて、その潰し量を徐々に減少せさて滑らか
に接続させる役割を果たす。
下型5の上面には前記パイプ押え4と対向するようにし
てパイプ受け6が配置されており、その上面にはパイプ
押え4と同様、パイプ材2の外周面に適合するガイド溝
6aが形成されている。また、下型5の上面にはこのパイ
プ押え4の先端側に隣接しかつ前記上成形ブロック7と
対向するようにして下成形ブロック10(下成形部)が固
定されている。下成形ブロック10は圧潰状態のパイプ材
2の幅より大きめの幅に形成された平坦な受け面11を有
している。そして、この受け面11におけるパイプ材2の
延長線上であって上成形ブロック7の水平面7aの真下位
置には、パイプ材2の先端位置を規定するための位置決
めピン12が備えられている。位置決めピン12は下成形ブ
ロック10に対しその突出量を規制された状態で出没可能
に埋め込まれるとともに、下型5内に内蔵された戻しば
ね13によって押上げ方向に付勢されている。
また、下成形ブロック10において受け面11の片側(第2
図における左側)には圧潰に伴うパイプ材2の肉の移動
を規制するための規制部14が一体に設けられている。こ
の規制部14において受け面11と隣接する側の面は立ち壁
状に形成された規制壁8となっており、圧潰時には上成
形ブロック7の側面とほぼ隙間なく密接し、前述したよ
うにストッパ部9と協働して潰された肉の移動を規制す
る。但し、第5図に示すように、水平面7aの軸心とパイ
プ材2との軸心は予め設定された量αだけ偏心してあ
り、またストッパ部9の幅(第5図に示すχ寸法)は、
パイプ材2の径を考慮して、圧潰時に左右に振り分け形
成されるはみ出し状のリブ部2a(第7図参照)が左右対
称になるよう、その寸法設定がなされている。
本例装置は上記のように構成されたものである。まず、
パイプ材2をその先端を位置決めピン12に当てた状態で
セットしておく。この状態で上型ホルダー1が下降する
と、下降に伴ってパイプ押え4がパイプ受け6とによっ
てパイプ材2を挟み込み、スプリング3のばね力によっ
てパイプ材2をホールドする(第3図状態)。その一方
で、上成形ブロック7の水平面7aがパイプ材2に接触
し、潰し加工が開始する(第5図状態)。さらに上型ホ
ルダー1が下降すると、位置決めピン12が押し込まれる
とともに、パイプ材2は軸心に対し左右へ均等に振り分
けられて潰されようとする。しかし、この場合、潰され
た肉は規制壁8およびストッパ部9とによって囲まれた
空間によって、規制壁8側への肉の移動が規制されるた
め、その分、肉は反対側へ移動し、その結果前述したよ
うにして左右対称のはみ出し状のリブ部2aを形成しなが
ら、パイプ材2は基部に対し偏心して(偏心量α)潰さ
れることになる(第7図参照)。
そして、パイプ材2は水平面7aによる平坦な潰し加工が
なされると同時に、傾斜面7bの勾配に沿った斜めの潰し
がなされる。こうして上型ホルダー1が下死点にまで下
降して潰しが完了すれば、型開きして所望とする加工品
を取り出すことができる。
このように、本例装置によれば、パイプ材2に対する潰
しと偏心のための曲げ工程が同時になされるため、従来
と比較して工程数が短く、また工程間の搬入・搬出作業
もないため、作業効率の向上が期待できる。
(考案の効果) 以上の説明から明らかなように、本考案によればパイプ
材の先端側の偏心のための曲げ加工と潰し加工およびリ
ブ部の成形を同時に行うことができる。このため、従来
とことなり、曲げ加工工程を排除することができるの
で、その分設備コストの低減が図れ、また、曲げ加工の
ための工数を省略でき、さらには、工程間の搬入・搬出
工数および労力を削減できて生産能力を向上することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本例装置の正断面図、第2図は第1図のII-II
線断面図、第3図は第1図のIII-III断面図、第4図は
装置の要部を示す斜視図、第5図は乃至第7図はそれぞ
れ潰し作業を示す断面図、第8図(a)(b)はそれぞ
れ加工前のパイプ材の正面図および側面図、第9図
(a)(b)はそれぞれ曲げ加工後のパイプ材の正面図
および側面図、第10図は(a)(b)はそれぞれ潰し加
工後のパイプ材の正面図および側面図である。 2……パイプ材 7……上成形ブロック(上成形部) 10……下成形ブロック(下成形部) 14……規制壁

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】パイプ材の先端側をパイプ材の中心軸に対
    し一方に偏心して偏平状に圧潰加工する装置であって、
    上型ホルダーにはパイプ材の圧潰基部を押えるパイプ押
    えと同パイプの先端を圧潰する上成形部が装着され、前
    記上部ホルダーと対向する下型側には前記パイプ押えと
    対向してパイプ材のパイプ受けと上成形部と対向して下
    成形部がそれぞれ装着され、 この下成形部の水平状の受け面の少なくとも一方側には
    パイプ材の中心軸と平行な規制壁を有して立上がる規制
    部を形成し、また、前記上成形部は前記規制部の規制壁
    に沿って上下動され、下成形部の受け面との対向面には
    水平面と同水平面よりパイプ押え側へ傾斜する傾斜面と
    からなる成形面を有し、また、この上成形部の水平面の
    前記規制壁側の隅角部長手方向沿って凹状のストッパ部
    が形成され、 前記上型ホルダーの降下によりパイプ受けとパイプ押え
    によりパイプ材を定位置固定するとともに、前記規制部
    と上成形部に形成したストッパ部との協働により、偏心
    して圧潰されたパイプの両側にリブ部を形成可能に構成
    したパイプ潰し装置。
JP1989074209U 1989-06-23 1989-06-23 パイプ潰し装置 Expired - Lifetime JPH0735618Y2 (ja)

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JPH0314019U JPH0314019U (ja) 1991-02-13
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