JPS646996Y2 - - Google Patents

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JPS646996Y2
JPS646996Y2 JP3257584U JP3257584U JPS646996Y2 JP S646996 Y2 JPS646996 Y2 JP S646996Y2 JP 3257584 U JP3257584 U JP 3257584U JP 3257584 U JP3257584 U JP 3257584U JP S646996 Y2 JPS646996 Y2 JP S646996Y2
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JP
Japan
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die
cylindrical container
cylindrical
diameter
thickness
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JP3257584U
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JPS60146526U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の属する技術分野〕 本考案は円筒深絞リ加工において側壁部の板厚
減少を小さくするため最終絞リ工程の前工程で用
いる圧縮絞リ金型に関するものである。
〔考案の技術的背景とその問題点〕
従来、円筒深絞リ加工を行なう場合は、多工程
の絞リ加工により浅い大径の円筒容器から次第に
深い小径の円筒容器に加工し、最終絞リ加工にお
いてダイの開口周縁の丸味の半径Rを例えば板厚
2.1mmのとき5mm程度に小さくし、高精度の内径
寸法の円筒容器としていた。この深絞リ加工で最
終絞リ加工の前工程などで用いられる金型は第1
図(従来例の図)に示すように、下型のパンチ1
にその外径より大径の円筒容器を被せ、上型のノ
ツクアウト2で底部を押えつつパンチ1の外径よ
り円筒容器の板厚の2倍だけ大きい内径を有する
上型のダイ3で絞リ加工を行ない小径の円筒容器
4に順次加工していた。ところが、このように絞
リ加工を多工程で順序に行なうと円筒容器の側壁
部は常に引張応力を受けるので次第に板厚が減少
し、完成した円筒容器の板厚は素材の板厚より約
22%も減少する。従つてこの板厚減少を見込んだ
厚い板厚の素材を用いるが、円筒容器の底部は板
厚の減少が小さく結局不必要に底部の厚いものと
なる。このために完成品の重量が増加するという
欠点があつた。
〔考案の目的及び概要〕
本考案は、上記問題を解決するためになされた
ものであり、円筒状に成形された半加工品の円筒
部に圧縮力を作用させつつ締リ加工することによ
り円筒部が引張られて薄くなるのを防止できる金
型を提供する。すなわち、下型に半加工品のフラ
ンジ外周部に係合する凹部を設け、この凹部に半
加工品を適合させ、該半加工品の円筒部外径より
小径(目的とする成形品の外径)の穴を有するダ
イス(上型)で押圧して成形する。
〔考案の実施例〕
第2図において、本考案による圧縮絞リ金型の
構造を示している。下型5には、上面中央部に前
工程で絞リ加工された大径で高さの低い円筒容器
6の開口フランジ部を受け入れる凹部7を設けた
プレート8が固定されている。凹部7の深さは円
筒容器6の素材の板厚よりも1.5mm程度大きくし
ておくことが望ましい。上型9には凹部7と対向
して円筒容器6から絞リ加工された後の円筒容器
10の外径に等しい内径の穴を有するダイス11
が固定されている。ダイス11の穴に昇降自在の
ノツクアウト12が設けられている。ノツクアウ
ト12は下向に付勢され、かつ下限でその下面が
ダイス11の下面にほぼ一致するように規制され
ている。
ダイス11は上下方向に貫通する複数のピン1
3が設けられている。ピン13には上端部に頭1
3aが形成され下方へ抜け止めされ、頭部上面は
ノツクアウト12のフランジ部下面に当接してい
る。従つて上型9が上昇した状態ではピン13は
ダイス11の下方に長く突出しており、上型9が
下降したときピン13の下端はプレート8の上面
に当接して押し上げられ、ノツクアウト12の外
周部をその付勢力に抗して押し上げる。ピン13
は絞リ加工中に円筒容器10の上面がノツクアウ
ト12の下面に接触しない長さを持つている。
次に作用について述べる。上型9が上昇限近傍
にあるとき下型5のプレート8の凹部7に前工程
で絞リ加工された円筒容器6が下向にして搬入さ
れる。上型9が下降してくるとダイス11から突
出しているピン13が先づプレート8に当接し、
ノツクアウト12を上型9の下降に伴ない相対的
に押し上げる。
さらに上型9が下降すると、ダイス11の穴の
下縁部が円筒容器6の底を加圧し、円筒容器6を
圧縮絞リ加工を行ないダイス11の穴内に進入さ
せる。上型9が下限に達すると成形は終了する。
続いて上型9が上昇すると円筒容器10はノツク
アウト12によりダイス11から押し出される。
円筒容器6が圧縮されたとき開口フランジ部がプ
レート8の凹部7外周部で支えられて絞リ力に耐
えるが、円筒容器6のフランジ部が座屈を起さな
いために、絞リ率は92%程度に設定する必要があ
る。このような絞リ率で圧縮絞リ加工を行なつた
場合円筒容器10の側壁部板厚は10〜13%増加さ
せることができる。実積によれば板厚2.1mmにお
いて絞リ率92.5%まで圧縮絞リ加工を行なつて問
題がなく、最終絞リ工程後の完成品の内径精度を
従来どおり維持することができた。また最終的に
は完成品の側壁部板厚は素材板厚に対して約14%
の減少に抑えることができた。
〔考案の効果〕
以上の説明から明らかなように本考案によれ
ば、円筒容器の開口フランジ部を支える凹部を設
けノツクアウトが作用しない状態として圧縮絞リ
加工を行なうことにより、円筒容器の側壁部の板
厚を増加させて絞リ加工することができ、多工程
絞リ加工の最終工程の前工程として用いることが
でき、かつ完成品は従来の多工程絞リ加工と同程
度の内径精度がえられ、更に側壁部板厚の減少を
小さくすることができ、完成品の軽量化と素材の
節約が期待できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例の縦断面図、第2図は実施例の
縦断面図である。 1はパンチ、2はノツクアウト、3はダイ、4
は円筒容器、5は下型、6は円筒容器、7は凹
部、8はプレート、9は上型、10は円筒容器、
11はダイス、12はノツクアウト、13はピ
ン、13aは頭である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. プレス加工に用いられる絞リ金型において、下
    型に前工程で成形され搬入される円筒部材の開口
    フランジ部外周に係合する凹部を有するプレート
    を設け、一方、上型に前記搬入された円筒部材の
    円筒部外径より小径の穴を有するダイスを設けた
    ことを特徴とする圧縮絞リ金型。
JP3257584U 1984-03-07 1984-03-07 圧縮絞り金型 Granted JPS60146526U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3257584U JPS60146526U (ja) 1984-03-07 1984-03-07 圧縮絞り金型

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3257584U JPS60146526U (ja) 1984-03-07 1984-03-07 圧縮絞り金型

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60146526U JPS60146526U (ja) 1985-09-28
JPS646996Y2 true JPS646996Y2 (ja) 1989-02-23

Family

ID=30534213

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3257584U Granted JPS60146526U (ja) 1984-03-07 1984-03-07 圧縮絞り金型

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5697787B1 (ja) * 2014-05-19 2015-04-08 日新製鋼株式会社 成形材製造方法
JP6242363B2 (ja) * 2015-03-31 2017-12-06 日新製鋼株式会社 成形材製造方法

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Publication number Publication date
JPS60146526U (ja) 1985-09-28

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