JPH071067A - エンボス成形方法 - Google Patents

エンボス成形方法

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JPH071067A
JPH071067A JP4984593A JP4984593A JPH071067A JP H071067 A JPH071067 A JP H071067A JP 4984593 A JP4984593 A JP 4984593A JP 4984593 A JP4984593 A JP 4984593A JP H071067 A JPH071067 A JP H071067A
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punch
die
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embossment
hole
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Hideaki Kurahashi
秀明 倉橋
Yuji Oshima
雄二 尾嶌
Toshiharu Yokoi
俊治 横井
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Toyota Auto Body Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 破断なく、深いエンボスを成形する方法を提
供する。 【構成】 ポンチ3とノックアウト4により被加工材2
0を狭圧しつつポンチ3を突出させ、板押え1とダイ2
とにより把持された被加工材20の一部にエンボスを成
形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は厚鋼板の一部に柱状のエ
ンボスを成形する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、厚鋼板の一部に柱状のエンボ
スを成形する方法として、図6に示すような板押え5
1,ポンチ53,ダイ52並びにノックアウト54から
なる冷間鍛造型を用いてプレス成形する方法がある。そ
の成形方法は図6の(A)に示すように被加工材21を
板押え51とダイ52とで把持した後、図6の(B)
(C)に示すように該ダイの孔52Aへポンチ53を進
入させることにより、被加工材21を伸ばしてエンボス
を成形する方法である。
【0003】しかし、その方法では、ポンチ53の進入
に伴い被加工材21はダイR付近で局部的に伸びて、そ
の板厚が減少するため、エンボスが高いと成形途中で破
断される場合が多い(図6の(C)を参照)。従って、
通常被加工材21の板厚の0.5〜0.7倍程度のエン
ボスの高さが成形限界とされている。
【0004】
【発明が解決しようとする問題点】そこで、本発明は、
かかるエンボス高さを、被加工材板厚の1.5〜2倍程
度まで向上させる目的でなされたものである。
【0005】
【問題点を解決するための手段】上記目的を達成するた
めの手段として、ポンチ3と板押え1と、該ポンチ3が
進入する孔2Aを有するダイ2と、該孔2Aに上下動自
在に挿入されたノックアウト4とからなる冷間鍛造型1
2を用いて被加工材20の一部にエンボスを成形する方
法であって、前記ポンチ3とノックアウト4により成形
当初から被加工材20に圧縮変形を生じうる静水圧を印
加しつつ成形することを特徴とするエンボス成形方法を
提供する。
【0006】
【作用効果】本発明においては、板押え1とダイ2とに
より被加工材20を把持した状態で、該板押え1の孔よ
りポンチ3が突出し、該ポンチ3が被加工材20を押圧
して、前記ダイ2の孔2A側へ進入する際、この進入に
対抗してノックアウト4を常時加圧して被加工材20に
圧縮変形を生じうる静水圧を印加しつつエンボスを成形
するため、該静水圧により印加された部分の被加工材2
0は圧縮変形されるとともに、材料自体の塑性流動性が
向上して、、材料全体の伸びを均一にでき、破断なく、
より深いエンボスを成形できる効果を奏する。
【0007】
【実施例】本発明の実施例について説明する。まず、図
1に示すように第1の油圧シリンダ5を内蔵する下型9
をプレスボルスタ11に取付ける。また、これに対向し
て、ガイド8によって上下動自在に連係された上型7を
プレススライド10に取付ける。ここで、上記第1の油
圧シリンダ5には作動油が供給され、そのピストン5A
が上昇し板押え1を浮上させている。
【0008】また該板押え1の中央付近には、孔1Aが
穿設され、該孔1Aにはポンチ3が嵌合され、該ポンチ
3の基端が前記下型9に固着されている。なお、図2に
示すように前記ポンチ3は、円柱状をした胴体部3B
と、頭部3Aと基端部3Cとからなっているが、頭部3
Aを胴体部3Bに対して若干細くしてある。また、該頭
部3Aの先端は平坦になっている。
【0009】一方、図1に示すように前記板押え1に対
向してダイ2が上型7に固着されている。該ダイ2に
は、前記ポンチ3の進入に対応して孔2Aが穿設されて
いる。また、該孔2Aにはノックアウト4が嵌合され、
上型7に内蔵された第2の油圧シリンダ6のピストン6
Aに連結されている。ここで該油圧シリンダ6には作動
油が供給されている。
【0010】次に本発明の作用効果について説明する。
図1に示すように、加工開始前に油圧シリンダ5及び6
のピストン5A及び6Aはそれぞれ所定の作動油圧を受
けて前進端に位置している。これによって、板押え1は
ポンチ3と略同一高さに浮上され、ノックアウト4はダ
イ2と略同一高さに下降させられている。この状態で被
加工材20を板押え1に載置しプレススライド10を下
降せしめると被加工材20は、板押え1とダイ2とで把
持されるとともにポンチ3とノックアウト4とで狭圧さ
れる。
【0011】さらにプレススライド10を下降せしめる
と、板押え1がダイ2に押されて沈むため、相対的にポ
ンチ3がダイ2の孔2Aへ進入する(図3を参照)。こ
の場合、ノックアウト4は加圧状態を保持しつつ後退す
るが、ノックアウト4とポンチ3とにより狭圧された被
加工材20には、圧縮変形が生じうる静水圧がかかって
いるためその部分の塑性流動性が向上し、ポンチ3の進
入に伴い、材料は容易にポンチ外周方向へ押し出され局
部的な板厚の減少が起らず、全体として均一な伸びを確
保できる。
【0012】従って、図4に示すエンボス側壁部20B
で生じやすい材料不足に対してもエンボス頭部20Cよ
り材料供給できるため、破断なくエンボス成形を完了す
ることができる。さらにエンボス角部20Dにも材料が
均一に充填され欠肉が生じにくい。ここで図3に示す矢
印41〜44は被加工材20に作用する力の大きさおよ
び方向を表わしている。
【0013】なお、プレス下死点にて、前記油圧シリン
ダ6に作用する油圧バルブ(図示していない)を閉じ、
プレス上死点にて再度そのバルブを開放することによ
り、成形したエンボスを変形することなく、被加工材2
0をダイ2の孔2Aから抜き落すことができる。
【0014】以上のエンボス成形方法を使用することに
より、被加工材20の板厚に対して1.5〜2倍の程度
の高さのエンボスを予備成形なしで容易に成形すること
ができる。また、本実施例では、図5に示すような円柱
状のエンボス30の成形について説明したが、必ずしも
これに限らない。すなわち、三角柱31,多角柱32等
いずれのエンボスにも適用することができる。なお、エ
ンボス頭部は、平担面に限らず湾曲面にて構成すること
も可能である。
【0015】
【発明の効果】本発明のエンボス成形法は上述したよう
に、成形当初からポンチとノックアウトにより被加工材
を狭圧しつつ成形するため、材料自身の塑性流動性が向
上し、全体として均一な伸びが確保できるので、破断な
く、深いエンボスを成形し得るという顕著な効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を実施するために用いる冷間鍛造型
の断面図である。
【図2】本発明方法を説明する加工開始時の断面図であ
る。
【図3】本発明方法を説明する加工途中の断面図であ
る。
【図4】本発明方法を説明する加工完了時の断面図であ
る。
【図5】本発明方法で成形できるエンボス形状を例示し
たものである。
【図6】従来のエンボス成形法の説明図である。
【符号の説明】
1…板押え 1A…孔 2…ダイ 2A…孔 3…ポンチ 4…ノックアウト 5…第1の油圧シリンダ 6…第2の油圧シリンダ 7…上型 8…ガイド 9…下型 20…被加工材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポンチ3と、板押え1と、該ポンチ3が
    進入する孔2Aを有するダイ2と、該孔2Aに上下動自
    在に挿入されたノックアウト4とからなる冷間鍛造型1
    2を用いて被加工材20の一部にエンボスを成形する方
    法であって、前記ポンチ3とノックアウト4により成形
    当初から被加工材20に圧縮変形を生じうる静水圧を印
    加しつつ成形することを特徴とするエンボス成形方法。
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JP2783310B2 (ja) 1998-08-06

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