JPH0738071Y2 - 自転車用キャリパ−ブレ−キ - Google Patents
自転車用キャリパ−ブレ−キInfo
- Publication number
- JPH0738071Y2 JPH0738071Y2 JP1986095288U JP9528886U JPH0738071Y2 JP H0738071 Y2 JPH0738071 Y2 JP H0738071Y2 JP 1986095288 U JP1986095288 U JP 1986095288U JP 9528886 U JP9528886 U JP 9528886U JP H0738071 Y2 JPH0738071 Y2 JP H0738071Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- brake
- spring
- coil spring
- transmission body
- brake arm
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62L—BRAKES SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES
- B62L1/00—Brakes; Arrangements thereof
- B62L1/02—Brakes; Arrangements thereof in which cycle wheels are engaged by brake elements
- B62L1/06—Brakes; Arrangements thereof in which cycle wheels are engaged by brake elements the wheel rim being engaged
- B62L1/10—Brakes; Arrangements thereof in which cycle wheels are engaged by brake elements the wheel rim being engaged by the elements moving substantially parallel to the wheel axis
- B62L1/14—Brakes; Arrangements thereof in which cycle wheels are engaged by brake elements the wheel rim being engaged by the elements moving substantially parallel to the wheel axis the elements being mounted on levers pivotable about different axes
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Braking Arrangements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は自転車に使用するキャリパーブレーキに関す
る。
る。
（従来の技術） 一般に、自転車におけるカンティレバー式キャリパーブ
レーキは、実公昭51-25893号公報に記載されている通
り、自転車におけるフレームの前ホーク、又は後ホーク
に溶接により固定する一対の固定台座に、ブレーキシュ
ーをもった一対のブレーキアームをそれぞれ独立的に回
転自由に支持し、前記各固定台座と前記各ブレーキアー
ムとの間に、前記各ブレーキアームを前記ブレーキシュ
ー間の間隔が拡大する方向に付勢する一対のリターンば
ねを介装する一方、前記ブレーキアームの遊端間に吊ワ
イヤを架設し、この吊ワイヤのセンターを牽引すること
により前記各ブレーキアームを揺動させて制動する如く
構成されている。
レーキは、実公昭51-25893号公報に記載されている通
り、自転車におけるフレームの前ホーク、又は後ホーク
に溶接により固定する一対の固定台座に、ブレーキシュ
ーをもった一対のブレーキアームをそれぞれ独立的に回
転自由に支持し、前記各固定台座と前記各ブレーキアー
ムとの間に、前記各ブレーキアームを前記ブレーキシュ
ー間の間隔が拡大する方向に付勢する一対のリターンば
ねを介装する一方、前記ブレーキアームの遊端間に吊ワ
イヤを架設し、この吊ワイヤのセンターを牽引すること
により前記各ブレーキアームを揺動させて制動する如く
構成されている。
（考案が解決しようとする問題点） ところが、以上の如く一対の固定台座をフレームに対し
独立して溶接により固定するブレーキの場合、前記各固
定台座を適正固定位置に固定するのが非常に困難である
ため、適正固定位置に対し上下に変位した位置に固定さ
れることがあるし、また、前記各固定台座を、これら各
固定台座における軸部の軸心が車輪リムの軸心と直交す
る垂直面と平行となるように固定するのが非常に困難で
あるため、前記垂直面に対し横方向に倒れた状態で固定
されることがある。この結果、前記各ブレーキアームに
設けた各ブレーキシューの車輪リムに対する位置が狂
い、各ブレーキシューと車輪リムとの間のシュークリア
ランスを均一にすることができなくて、片利きとなる問
題があった。
独立して溶接により固定するブレーキの場合、前記各固
定台座を適正固定位置に固定するのが非常に困難である
ため、適正固定位置に対し上下に変位した位置に固定さ
れることがあるし、また、前記各固定台座を、これら各
固定台座における軸部の軸心が車輪リムの軸心と直交す
る垂直面と平行となるように固定するのが非常に困難で
あるため、前記垂直面に対し横方向に倒れた状態で固定
されることがある。この結果、前記各ブレーキアームに
設けた各ブレーキシューの車輪リムに対する位置が狂
い、各ブレーキシューと車輪リムとの間のシュークリア
ランスを均一にすることができなくて、片利きとなる問
題があった。
また、前記した如く一対のリターンばねを用いるブレー
キの場合、各リターンばねのばね力を均一にすることが
困難であるため、自転車フレームにセットしたとき、前
記各ブレーキシューの車輪リムに対する位置が狂い、片
利きとなる問題もあった。
キの場合、各リターンばねのばね力を均一にすることが
困難であるため、自転車フレームにセットしたとき、前
記各ブレーキシューの車輪リムに対する位置が狂い、片
利きとなる問題もあった。
なお、以上はカンティレバー式キャリパーブレーキにつ
いての問題を指摘したが、例えば自転車のフレームに独
立して固定された一対の固定台座に、前記各ブレーキア
ームを独立的に枢支すると共に、これら各アーム毎に各
リターンばねを設けて成るカンティレバー式以外の他の
形式のセンタープル式キャリパーブレーキの場合も同様
である。
いての問題を指摘したが、例えば自転車のフレームに独
立して固定された一対の固定台座に、前記各ブレーキア
ームを独立的に枢支すると共に、これら各アーム毎に各
リターンばねを設けて成るカンティレバー式以外の他の
形式のセンタープル式キャリパーブレーキの場合も同様
である。
本考案の目的は、センタープル式キャリパーブレーキに
おいて、固定台座がフレームに対し適正固定位置に適正
な状態で固定されなかったり、或いはリターンばねのば
ね力にバラツつきがあったりして、自転車フレームへの
セット時、各ブレーキシューの車輪リムに対する位置が
狂っていても、簡単な操作でばね力を調整し、ブレーキ
シューの車輪リムに対する位置を修正し、各ブレーキシ
ューと車輪リムとの間のシュークリアランスを均一にす
ることができるようにするものである。
おいて、固定台座がフレームに対し適正固定位置に適正
な状態で固定されなかったり、或いはリターンばねのば
ね力にバラツつきがあったりして、自転車フレームへの
セット時、各ブレーキシューの車輪リムに対する位置が
狂っていても、簡単な操作でばね力を調整し、ブレーキ
シューの車輪リムに対する位置を修正し、各ブレーキシ
ューと車輪リムとの間のシュークリアランスを均一にす
ることができるようにするものである。
（問題点を解決するための手段） 前記問題点を解決するため、本考案は、ブレーキシュー
をもち、自転車の車体にそれぞれ独立して取り付けられ
た１対の固定部材に独立的に回転自由に支持される１対
のブレーキアームと、これら各ブレーキアームにそれぞ
れ独立して設けられ、これら各ブレーキアームを前記ブ
レーキシュー間の間隔が拡大する方向に付勢するリター
ンばねとにより構成されるセンタープル式キャリパーブ
レーキにおいて、前記リターンばねは、両端軸方向外方
に突出する一対のばね足をもち、回転軸心に外嵌して設
けられるコイルばねで構成され、少なくとも一方のコイ
ルばねに、コイルばねのブレーキアームへの付勢力を調
整する調整手段を設け、該調整手段は、前記コイルばね
における一方のばね足を係止する係止部、前記ブレーキ
アームの回転軸心回りに回転可能に支持する支持部、調
整ねじに当接する当り面を備えた伝動体と、前記ブレー
キアーム又は固定部材に、前記回転軸心と直交し、車輪
と反対側の半径方向にねじ孔を設け、該ねじ孔にその先
端が前記伝動体の当り面に当接するように螺合された調
整ねじとにより構成されたことを特徴とするものであ
る。
をもち、自転車の車体にそれぞれ独立して取り付けられ
た１対の固定部材に独立的に回転自由に支持される１対
のブレーキアームと、これら各ブレーキアームにそれぞ
れ独立して設けられ、これら各ブレーキアームを前記ブ
レーキシュー間の間隔が拡大する方向に付勢するリター
ンばねとにより構成されるセンタープル式キャリパーブ
レーキにおいて、前記リターンばねは、両端軸方向外方
に突出する一対のばね足をもち、回転軸心に外嵌して設
けられるコイルばねで構成され、少なくとも一方のコイ
ルばねに、コイルばねのブレーキアームへの付勢力を調
整する調整手段を設け、該調整手段は、前記コイルばね
における一方のばね足を係止する係止部、前記ブレーキ
アームの回転軸心回りに回転可能に支持する支持部、調
整ねじに当接する当り面を備えた伝動体と、前記ブレー
キアーム又は固定部材に、前記回転軸心と直交し、車輪
と反対側の半径方向にねじ孔を設け、該ねじ孔にその先
端が前記伝動体の当り面に当接するように螺合された調
整ねじとにより構成されたことを特徴とするものであ
る。
（作用） リターンばねをなすコイルばねのばね足を係止する係止
部と、回転可能に支持するための支持部とをもった伝動
体を設けて、この伝動体の係止部に前記ばね足を係止す
ると共に、前記伝動体を回転可能に支持して、この伝動
体を調整ねじにより回転させて、前記リターンばねのば
ね足をブレーキアームの回転方向に変位させることによ
り、コイルばねの付勢力を調整するのであるから、自転
車フレームへのセット時、各ブレーキシューと車輪リム
との間のシュークリアランスが均一でなかった場合で
も、前記コイルばねの付勢力を精度よく、かつ、外部か
ら容易に調整できるのである。即ち、前記コイルばねの
ばね力を調整する場合、ねじ体を用い、このねじ体の先
端部を前記ばねのばね足に直接接触させ、前記ねじ体の
螺進退で行うこともできるが、この場合、前記ねじ体
を、コイルばねにおけるコイル部の接触方向に移動させ
て前記ばね足を前記コイル部の周方向に変位させる構成
となるから、調整時、前記ばね足の周方向の変位に伴い
前記ねじ体の先端部とばね足との関係位置が変化するこ
とになり、この結果、前記付勢力を精度よく調整できな
いし、また、ばね足のねじ体との当接が外れて前記付勢
力を全く調整できなくなったりするのであるが、本考案
は、コイルばねのばね足を係止する係止部と、回転可能
に支持する支持部とをもった伝動体を設け、この伝動体
をブレーキアームの回転軸心回りに回転可能に支持し
て、この伝動体を、調整ねじによる操作で回転させ、こ
の回転により、前記コイルばねのばね足は、伝動体への
係止で変位することなく、伝動体に保持された状態でブ
レーキアームの回転方向に変位させることができるので
ある。従って、自転車フレームへのセット時、前記調整
ねじを車輪と反対方向の外部から操作するだけの非常に
簡単な操作により、前記ばね足が、コイルばねにおける
コイル部の径方向に変位させたりすることなく、ブレー
キアームの回転方向に変位させられるのであるから、前
記付勢力を精度よく調整できるのであり、しかも、この
調整状態で、前記伝動体をその調整位置に保持すること
ができるのである。
部と、回転可能に支持するための支持部とをもった伝動
体を設けて、この伝動体の係止部に前記ばね足を係止す
ると共に、前記伝動体を回転可能に支持して、この伝動
体を調整ねじにより回転させて、前記リターンばねのば
ね足をブレーキアームの回転方向に変位させることによ
り、コイルばねの付勢力を調整するのであるから、自転
車フレームへのセット時、各ブレーキシューと車輪リム
との間のシュークリアランスが均一でなかった場合で
も、前記コイルばねの付勢力を精度よく、かつ、外部か
ら容易に調整できるのである。即ち、前記コイルばねの
ばね力を調整する場合、ねじ体を用い、このねじ体の先
端部を前記ばねのばね足に直接接触させ、前記ねじ体の
螺進退で行うこともできるが、この場合、前記ねじ体
を、コイルばねにおけるコイル部の接触方向に移動させ
て前記ばね足を前記コイル部の周方向に変位させる構成
となるから、調整時、前記ばね足の周方向の変位に伴い
前記ねじ体の先端部とばね足との関係位置が変化するこ
とになり、この結果、前記付勢力を精度よく調整できな
いし、また、ばね足のねじ体との当接が外れて前記付勢
力を全く調整できなくなったりするのであるが、本考案
は、コイルばねのばね足を係止する係止部と、回転可能
に支持する支持部とをもった伝動体を設け、この伝動体
をブレーキアームの回転軸心回りに回転可能に支持し
て、この伝動体を、調整ねじによる操作で回転させ、こ
の回転により、前記コイルばねのばね足は、伝動体への
係止で変位することなく、伝動体に保持された状態でブ
レーキアームの回転方向に変位させることができるので
ある。従って、自転車フレームへのセット時、前記調整
ねじを車輪と反対方向の外部から操作するだけの非常に
簡単な操作により、前記ばね足が、コイルばねにおける
コイル部の径方向に変位させたりすることなく、ブレー
キアームの回転方向に変位させられるのであるから、前
記付勢力を精度よく調整できるのであり、しかも、この
調整状態で、前記伝動体をその調整位置に保持すること
ができるのである。
以上のように自転車フレームへのセット時、外部からの
操作でリターンばねの付勢力を精度よく調整できるので
あるから、ブレーキアームを支持する固定部材が自転車
のフレームに対し適正固定位置に適正な状態で固定され
なかったり、或は各リターンばねのばね力のバラツキが
あったりして、各ブレーキシューの車輪リムに対する位
置が狂い、シュークリアランスが均一でなかった場合で
も、前記調整ねじを操作して伝動体を回転させるだけの
非常に簡単な操作で、ブレーキシューの車輪リムに対す
るシュークリアランスを均一となるように調整できるの
であり、片利きを防止できるのである。
操作でリターンばねの付勢力を精度よく調整できるので
あるから、ブレーキアームを支持する固定部材が自転車
のフレームに対し適正固定位置に適正な状態で固定され
なかったり、或は各リターンばねのばね力のバラツキが
あったりして、各ブレーキシューの車輪リムに対する位
置が狂い、シュークリアランスが均一でなかった場合で
も、前記調整ねじを操作して伝動体を回転させるだけの
非常に簡単な操作で、ブレーキシューの車輪リムに対す
るシュークリアランスを均一となるように調整できるの
であり、片利きを防止できるのである。
（実施例） 図示したキャリパーブレーキは、カンティレバー式キャ
リパーブレーキであって、その基本構造は、自転車にお
けるフレーム（Ｆ）の前ホーク又は後ホークに溶接によ
り固定する一対の第１及びぢ２固定部材（以下固定台座
と称す）（１）（１）に、ブレーキシュー（４）（５）
をもった一対の第１及び第２ブレーキアーム（２）
（３）をそれぞれ独立的に回転自由に支持し、前記各固
定台座（１）（１）と前記各ブレーキアーム（２）
（３）との間に、前記各ブレーキアーム（２）（３）を
前記ブレーキシュー（４）（５）間の間隔が拡大する方
向に付勢するコイルばねよりなる一対の第１及び第２リ
ターンばね（６）（７）を介装し、操作ワイヤー（Ｗ）
の牽引操作により前記各ブレーキアーム（２）（３）を
前記各コイルばね（６）（７）に抗して第１矢印Ｘ方向
に回転させ、前記ワイヤ（Ｗ）の弛緩により前記各ブレ
ーキアーム（２）（３）を前記各コイルばね（６）
（７）の付勢力で第１図矢印Ｙ方向に回転させるように
している。
リパーブレーキであって、その基本構造は、自転車にお
けるフレーム（Ｆ）の前ホーク又は後ホークに溶接によ
り固定する一対の第１及びぢ２固定部材（以下固定台座
と称す）（１）（１）に、ブレーキシュー（４）（５）
をもった一対の第１及び第２ブレーキアーム（２）
（３）をそれぞれ独立的に回転自由に支持し、前記各固
定台座（１）（１）と前記各ブレーキアーム（２）
（３）との間に、前記各ブレーキアーム（２）（３）を
前記ブレーキシュー（４）（５）間の間隔が拡大する方
向に付勢するコイルばねよりなる一対の第１及び第２リ
ターンばね（６）（７）を介装し、操作ワイヤー（Ｗ）
の牽引操作により前記各ブレーキアーム（２）（３）を
前記各コイルばね（６）（７）に抗して第１矢印Ｘ方向
に回転させ、前記ワイヤ（Ｗ）の弛緩により前記各ブレ
ーキアーム（２）（３）を前記各コイルばね（６）
（７）の付勢力で第１図矢印Ｙ方向に回転させるように
している。
前記固定台座（１）（１）は、前記フレーム（Ｆ）への
取付面をもった座体（11）（11）と、これら座体（11）
（11）の前記取付面と反対側端面から外方に突出する筒
軸（12）（12）とから成り、これら筒軸（12）（12）の
内周面にねじを設けると共に、前記筒軸（12）（12）の
基端部外周に挿通孔（81）（81）をもった椀形キャップ
（８）（８）を嵌合しており、また、前記座体（11）に
は前記挿通孔（81）（81）に対応する係止孔（13）（1
3）を設けている。
取付面をもった座体（11）（11）と、これら座体（11）
（11）の前記取付面と反対側端面から外方に突出する筒
軸（12）（12）とから成り、これら筒軸（12）（12）の
内周面にねじを設けると共に、前記筒軸（12）（12）の
基端部外周に挿通孔（81）（81）をもった椀形キャップ
（８）（８）を嵌合しており、また、前記座体（11）に
は前記挿通孔（81）（81）に対応する係止孔（13）（1
3）を設けている。
また、前記ブレーキアーム（２）（３）は、中間を屈曲
したベルクランクからなり、その一端部に嵌合孔（21）
（31）を設け、また、他端部にワイヤ取付け部（22）
（32）を設けると共に、中間屈曲部にシュー取付部（2
3）（33）を設け、前記嵌合孔（21）（31）を前記筒軸
（12）（12）の先端外周に挿嵌し、これら筒軸（12）
（12）のねじ孔に螺合する取付ねじ（９）（９）の締込
みにより前記ブレーキアーム（２）（３）を回転自由に
取付けると共に、前記シュー取付部（23）（33）に締付
軸（10）（10）を介して前記ブレーキシュー（４）
（５）を取付ける一方、前記嵌合孔（21）（31）の一端
側に、前記キャップ（８）（８）内に開口する内腔部
（24）（34）を設けて、この内腔部（24）（34）及び前
記キャップ（８）（８）内に前記コイルばね（６）
（７）を収納している。
したベルクランクからなり、その一端部に嵌合孔（21）
（31）を設け、また、他端部にワイヤ取付け部（22）
（32）を設けると共に、中間屈曲部にシュー取付部（2
3）（33）を設け、前記嵌合孔（21）（31）を前記筒軸
（12）（12）の先端外周に挿嵌し、これら筒軸（12）
（12）のねじ孔に螺合する取付ねじ（９）（９）の締込
みにより前記ブレーキアーム（２）（３）を回転自由に
取付けると共に、前記シュー取付部（23）（33）に締付
軸（10）（10）を介して前記ブレーキシュー（４）
（５）を取付ける一方、前記嵌合孔（21）（31）の一端
側に、前記キャップ（８）（８）内に開口する内腔部
（24）（34）を設けて、この内腔部（24）（34）及び前
記キャップ（８）（８）内に前記コイルばね（６）
（７）を収納している。
また、前記第１ブレーキアーム（２）のワイヤ取付部
（22）に、一端をブレーキレバーに連結した前記操作ワ
イヤ（Ｗ）の遊端部を取付けると共に、前記第２ブレー
キアーム（３）のワイヤ取付部（32）と、前記ワイヤ
（Ｗ）遊端側中間部に固定したキャリア（20）との間に
連結ワイヤ（30）を架設している。
（22）に、一端をブレーキレバーに連結した前記操作ワ
イヤ（Ｗ）の遊端部を取付けると共に、前記第２ブレー
キアーム（３）のワイヤ取付部（32）と、前記ワイヤ
（Ｗ）遊端側中間部に固定したキャリア（20）との間に
連結ワイヤ（30）を架設している。
また、前記各コイルばね（６）（７）は、その両端に、
軸方向外方に向かって突出する第１ばね足（61）（71）
及び第２ばね足（62）（72）を設けて、前記第１ばね足
（61）（71）を前記ブレーキアーム（２）（３）に係止
すると共に、前記第２ばね足（62）（72）を前記挿通孔
（81）（81）に挿入して前記固定台座（１）（１）の係
止孔（13）（13）に係止している。
軸方向外方に向かって突出する第１ばね足（61）（71）
及び第２ばね足（62）（72）を設けて、前記第１ばね足
（61）（71）を前記ブレーキアーム（２）（３）に係止
すると共に、前記第２ばね足（62）（72）を前記挿通孔
（81）（81）に挿入して前記固定台座（１）（１）の係
止孔（13）（13）に係止している。
しかして第１〜５図に示した実施例では、前記第１コイ
ルばね（６）におけるブレーキアーム側の第１ばね足
（61）を係止する係止部（41a）と、後記する調整ねじ
（40）の先端面と当接する当り面（41b）と、前記第１
ブレーキアーム（２）の回転軸心回りに回転可能に支持
する支持部（41c）とをもった円板状の伝動体（41）を
設け、該伝動体（41）を前記内腔部（24）に内装して、
その支持部（41c）を、前記筒軸（12）の外周に挿嵌す
る筒体の外周に回転自由に支持し、この伝動体（41）の
係止部（41a）に前記第１ばね足（61）を係止する一
方、前記第１ブレーキアーム（２）に、該アームの回転
軸心に直交する面で、車輪と反対側の前記内腔部（24）
から前記コイルばね（６）におけるコイル部の接線方向
に向かって貫通するねじ孔（25）を設けて、このねじ孔
（25）に調整ねじ（40）を螺着し、この調整ねじ（40）
の先端面を前記伝動体（41）の当り面（41b）に当接さ
せて、前記調整ねじ（40）の推力を、前記伝動体（41）
を介して前記第１ばね足（61）に伝え、この第１ばね足
（61）を前記第１ブレーキアーム（２）の回転方向に変
位させ、前記第１コイルばね（６）の前記第１ブレーキ
アーム（２）への付勢力を調整すると共に、前記調整ね
じ（40）により、前記伝動体（41）をその調整位置に保
持する如く成している。
ルばね（６）におけるブレーキアーム側の第１ばね足
（61）を係止する係止部（41a）と、後記する調整ねじ
（40）の先端面と当接する当り面（41b）と、前記第１
ブレーキアーム（２）の回転軸心回りに回転可能に支持
する支持部（41c）とをもった円板状の伝動体（41）を
設け、該伝動体（41）を前記内腔部（24）に内装して、
その支持部（41c）を、前記筒軸（12）の外周に挿嵌す
る筒体の外周に回転自由に支持し、この伝動体（41）の
係止部（41a）に前記第１ばね足（61）を係止する一
方、前記第１ブレーキアーム（２）に、該アームの回転
軸心に直交する面で、車輪と反対側の前記内腔部（24）
から前記コイルばね（６）におけるコイル部の接線方向
に向かって貫通するねじ孔（25）を設けて、このねじ孔
（25）に調整ねじ（40）を螺着し、この調整ねじ（40）
の先端面を前記伝動体（41）の当り面（41b）に当接さ
せて、前記調整ねじ（40）の推力を、前記伝動体（41）
を介して前記第１ばね足（61）に伝え、この第１ばね足
（61）を前記第１ブレーキアーム（２）の回転方向に変
位させ、前記第１コイルばね（６）の前記第１ブレーキ
アーム（２）への付勢力を調整すると共に、前記調整ね
じ（40）により、前記伝動体（41）をその調整位置に保
持する如く成している。
また、前記第１ブレーキアーム（２）の内腔部（24）に
は、第４図に示す如く前記第１ばね足（61）を受入れる
長孔（26）を設けて、前記第１ばね足（61）の第１ブレ
ーキアーム（２）に対する変位範囲を規制し、前記第１
コイルばね（６）の付勢力を一定範囲内で微調整できる
ようにしている。
は、第４図に示す如く前記第１ばね足（61）を受入れる
長孔（26）を設けて、前記第１ばね足（61）の第１ブレ
ーキアーム（２）に対する変位範囲を規制し、前記第１
コイルばね（６）の付勢力を一定範囲内で微調整できる
ようにしている。
以上の如く構成したブレーキは、前記各固定台座（１）
（１）の取付面部分を前記フレームに溶接により固定す
るのであって、これら固定台座（１）（１）の両方、又
は一方が、適正固定位置に対し上下に変位した位置に固
定されたり、或いは固定台座（１）（１）における筒軸
（12）（12）の軸心が車輪リム（Ｒ）の軸心と直交する
垂直面に対し横方向に倒れた状態で固定されたことが原
因で、又は前記各コイルばね（６）（７）のばね力のバ
ラつきが原因でブレーキアーム（２）（３）に設けた各
ブレーキシュー（４）（５）の車輪リム（Ｒ）に対する
位置が狂い、各ブレーキシュー（４）（５）と車輪リム
（Ｒ）との間のシュークリアランスが均一でない場合、
前記調整ねじ（40）を工具などで回転操作し、この調整
ねじ（40）の推力を、前記伝動体（41）を介して前記第
１コイルばね（６）の第１ばね足（61）に伝え、この第
１ばね足（61）を前記第１ブレーキーム（２）の回転方
向に変位させて第１ばね足（61）の第１ブレーキアーム
（２）に対する位置を変え、第１コイルばね（６）の第
２コイルばね（７）に対する第１ブレーキ（２）への付
勢力を、第１ブレーキアーム（２）に設けるブレーキシ
ュー（４）と車輪リム（Ｒ）との間のシュークリアラン
ス（l1）が、第２ブレーキアーム（３）に設けるブレー
キシュー（５）と車輪リム（Ｒ）との間のシュークリア
ランス（l2）と均一となるように調整するのである。
（１）の取付面部分を前記フレームに溶接により固定す
るのであって、これら固定台座（１）（１）の両方、又
は一方が、適正固定位置に対し上下に変位した位置に固
定されたり、或いは固定台座（１）（１）における筒軸
（12）（12）の軸心が車輪リム（Ｒ）の軸心と直交する
垂直面に対し横方向に倒れた状態で固定されたことが原
因で、又は前記各コイルばね（６）（７）のばね力のバ
ラつきが原因でブレーキアーム（２）（３）に設けた各
ブレーキシュー（４）（５）の車輪リム（Ｒ）に対する
位置が狂い、各ブレーキシュー（４）（５）と車輪リム
（Ｒ）との間のシュークリアランスが均一でない場合、
前記調整ねじ（40）を工具などで回転操作し、この調整
ねじ（40）の推力を、前記伝動体（41）を介して前記第
１コイルばね（６）の第１ばね足（61）に伝え、この第
１ばね足（61）を前記第１ブレーキーム（２）の回転方
向に変位させて第１ばね足（61）の第１ブレーキアーム
（２）に対する位置を変え、第１コイルばね（６）の第
２コイルばね（７）に対する第１ブレーキ（２）への付
勢力を、第１ブレーキアーム（２）に設けるブレーキシ
ュー（４）と車輪リム（Ｒ）との間のシュークリアラン
ス（l1）が、第２ブレーキアーム（３）に設けるブレー
キシュー（５）と車輪リム（Ｒ）との間のシュークリア
ランス（l2）と均一となるように調整するのである。
即ち、前記シュークリアランス（l1）前記シュークリア
ランス（l2）に対し小さい場合、前記調整ねじ（40）を
例えば締込んで第１ばね足（61）を、第１ブレーキアー
ム（２）に対し第１コイルばね（６）が縮径する方向に
変位させ、該第１リターンばね（６）の第２コイルばね
（７）に対する第１ブレーキアーム（２）への付勢力を
大きくするのであり、また、前記シュークリアランス
（l1）が前記シュークリアランス（l2）に対し大きい場
合、前記調整ねじ（40）を緩めて第１ばね足（61）を、
第１ブレーキアーム（２）に対し第１コイルばね（６）
が拡径する方向に変位させ、該第１コイルばね（６）の
第２コイルばね（７）に対する第１ブレーキアーム
（２）への付勢力を小さくするのである。
ランス（l2）に対し小さい場合、前記調整ねじ（40）を
例えば締込んで第１ばね足（61）を、第１ブレーキアー
ム（２）に対し第１コイルばね（６）が縮径する方向に
変位させ、該第１リターンばね（６）の第２コイルばね
（７）に対する第１ブレーキアーム（２）への付勢力を
大きくするのであり、また、前記シュークリアランス
（l1）が前記シュークリアランス（l2）に対し大きい場
合、前記調整ねじ（40）を緩めて第１ばね足（61）を、
第１ブレーキアーム（２）に対し第１コイルばね（６）
が拡径する方向に変位させ、該第１コイルばね（６）の
第２コイルばね（７）に対する第１ブレーキアーム
（２）への付勢力を小さくするのである。
以上の如く前記シュークリアランス（l2）を基準とし、
第１コイルばね（６）の第２コイルばねに対する第１ブ
レーキアーム（２）への付勢力を調整して前記シューク
リアランス（l1）を前記シュークリアランス（l2）と均
一にさせるから、前記シュークリアランス（l1）（l2）
を均一にさせるための調整を楽に行うことができるので
ある。
第１コイルばね（６）の第２コイルばねに対する第１ブ
レーキアーム（２）への付勢力を調整して前記シューク
リアランス（l1）を前記シュークリアランス（l2）と均
一にさせるから、前記シュークリアランス（l1）（l2）
を均一にさせるための調整を楽に行うことができるので
ある。
なお、以上の説明では、第１コイルばね（６）における
第１ばね足（61）を第１ブレーキアーム（２）の回転方
向に変位させて第１コイルばね（６）の第１ブレーキア
ーム（２）への付勢力を調整するようにしたが、その
他、第１コイルばね（６）における第２ばね足（62）を
第１ブレーキアーム（２）の回転方向に変位させて第１
コイルばね（６）の第１ブレーキアーム（２）への付勢
力を調整するようにしてもよい。
第１ばね足（61）を第１ブレーキアーム（２）の回転方
向に変位させて第１コイルばね（６）の第１ブレーキア
ーム（２）への付勢力を調整するようにしたが、その
他、第１コイルばね（６）における第２ばね足（62）を
第１ブレーキアーム（２）の回転方向に変位させて第１
コイルばね（６）の第１ブレーキアーム（２）への付勢
力を調整するようにしてもよい。
また、第１コイルばね（６）の付勢力のみを調整可能に
構成する他、第１及び第２コイルばね（７）の付勢力を
調整可能に構成してもよい。
構成する他、第１及び第２コイルばね（７）の付勢力を
調整可能に構成してもよい。
また、以上の説明では、第１図において車輪リム（Ｒ）
に対し右側の固定台座、ブレーキアーム及びコイルばね
を第１とし、左側の固定台座、ブレーキアーム及びコイ
ルばねを第２としたが、その反対であってもよい。
に対し右側の固定台座、ブレーキアーム及びコイルばね
を第１とし、左側の固定台座、ブレーキアーム及びコイ
ルばねを第２としたが、その反対であってもよい。
また、以上説明したブレーキは、カンティレバー式キャ
リパーブレーキであるが、その他自転車のフレームに独
立して固定された一対の固定台座に、前記各ブレーキシ
ューをもった１対のブレーキアームを枢支すると共に、
１対のリターンばねを設けて成るセンタープル式キャリ
パーブレーキの場合も同様に構成することができるもの
である。
リパーブレーキであるが、その他自転車のフレームに独
立して固定された一対の固定台座に、前記各ブレーキシ
ューをもった１対のブレーキアームを枢支すると共に、
１対のリターンばねを設けて成るセンタープル式キャリ
パーブレーキの場合も同様に構成することができるもの
である。
（考案の効果） 以上の如く本考案は、リターンばねをなすコイルばねの
ばね足を係止する係止部と、回転可能に支持するための
支持部とをもった伝動体を設けて、この伝動体の係止部
に前記ばね足を係止すると共に、前記伝動体を回転可能
に支持して、この伝動体を調整ねじにより回転させて、
前記リターンばねのばね足をブレーキアームの回転方向
に変位させることにより、コイルばねの付勢力を調整す
るのであるから、自転車フレームへのセット時、各ブレ
ーキシューと車輪リムとの間のシュークリアランスが均
一でなかった場合でも、前記コイルばねの付勢力を精度
よく、かつ、車輪と反対方向の外部から容易に調整でき
るのである。即ち、前記コイルばねのばね力を調整する
場合、ねじ体を用い、このねじ体の先端部を前記ばねの
ばね足に直接接触させ、前記ねじ体の螺進退で行うこと
もできるが、この場合、前記ねじ体を、コイルばねにお
けるコイル部の接触方向に移動させて前記ばね足を前記
コイル部の周方向に変位させる構成となるから、調整
時、前記ばね足の周方向の変位に伴い前記ねじ体の先端
部とばね足との関係位置が変化することになり、この結
果、前記付勢力を精度よく調整できないし、また、ばね
足のねじ体との当接が外れて前記付勢力を全く調整でき
なくなったりするのであるが、本考案は、コイルばねの
ばね足を係止する係止部と、回転可能に支持する支持部
とをもった伝動体を設け、この伝動体をブレーキアーム
の回転軸心回りに回転可能に支持して、この伝動体を、
調整ねじによる操作で回転させ、この回転により、前記
コイルばねのばね足は、伝動体への係止で変位すること
なく、伝動体に保持された状態でブレーキアームの回転
方向に変位させることができるのである。従って、自転
車フレームへのセット時、前記調整ねじを車輪と反対方
向の外部から操作するだけの非常に簡単な操作により、
前記ばね足が、コイルばねにおけるコイル部の径方向に
変位させたりすることなくブレーキアームの回転方向に
変位させられるのであるから、前記付勢力を精度よく微
調整できるのであり、しかも、この調整状態で、前記伝
動体をその調整位置に保持することができるのである。
ばね足を係止する係止部と、回転可能に支持するための
支持部とをもった伝動体を設けて、この伝動体の係止部
に前記ばね足を係止すると共に、前記伝動体を回転可能
に支持して、この伝動体を調整ねじにより回転させて、
前記リターンばねのばね足をブレーキアームの回転方向
に変位させることにより、コイルばねの付勢力を調整す
るのであるから、自転車フレームへのセット時、各ブレ
ーキシューと車輪リムとの間のシュークリアランスが均
一でなかった場合でも、前記コイルばねの付勢力を精度
よく、かつ、車輪と反対方向の外部から容易に調整でき
るのである。即ち、前記コイルばねのばね力を調整する
場合、ねじ体を用い、このねじ体の先端部を前記ばねの
ばね足に直接接触させ、前記ねじ体の螺進退で行うこと
もできるが、この場合、前記ねじ体を、コイルばねにお
けるコイル部の接触方向に移動させて前記ばね足を前記
コイル部の周方向に変位させる構成となるから、調整
時、前記ばね足の周方向の変位に伴い前記ねじ体の先端
部とばね足との関係位置が変化することになり、この結
果、前記付勢力を精度よく調整できないし、また、ばね
足のねじ体との当接が外れて前記付勢力を全く調整でき
なくなったりするのであるが、本考案は、コイルばねの
ばね足を係止する係止部と、回転可能に支持する支持部
とをもった伝動体を設け、この伝動体をブレーキアーム
の回転軸心回りに回転可能に支持して、この伝動体を、
調整ねじによる操作で回転させ、この回転により、前記
コイルばねのばね足は、伝動体への係止で変位すること
なく、伝動体に保持された状態でブレーキアームの回転
方向に変位させることができるのである。従って、自転
車フレームへのセット時、前記調整ねじを車輪と反対方
向の外部から操作するだけの非常に簡単な操作により、
前記ばね足が、コイルばねにおけるコイル部の径方向に
変位させたりすることなくブレーキアームの回転方向に
変位させられるのであるから、前記付勢力を精度よく微
調整できるのであり、しかも、この調整状態で、前記伝
動体をその調整位置に保持することができるのである。
以上のように自転車フレームへのセンタープル式キャリ
パーブレーキのセット時、ブレーキアームを支持する固
定部材が自転車のフレームに対し適正固定位置に適正な
状態で固定されなかったり、或は各コイルばねのばね力
のバラツキがあったりして、各ブレーキシューの車輪リ
ムに対する位置が狂い、シュークリアランスが均一でな
かった場合でも、調整ねじにより伝動体を回転して無段
階に調整し、その位置に保持でき、また、伝動体が回転
軸心に回転可能に支持されているので高精度に調整が可
能であるゆえに、ブレーキシューと車輪リムとのシュー
クリアランスの微調整が可能となる。
パーブレーキのセット時、ブレーキアームを支持する固
定部材が自転車のフレームに対し適正固定位置に適正な
状態で固定されなかったり、或は各コイルばねのばね力
のバラツキがあったりして、各ブレーキシューの車輪リ
ムに対する位置が狂い、シュークリアランスが均一でな
かった場合でも、調整ねじにより伝動体を回転して無段
階に調整し、その位置に保持でき、また、伝動体が回転
軸心に回転可能に支持されているので高精度に調整が可
能であるゆえに、ブレーキシューと車輪リムとのシュー
クリアランスの微調整が可能となる。
また、ブレーキ操作ワイヤーの牽引力が左右均等に掛か
るセンタープル式キャリパーブレーキにおいて、リター
ンばねを構成するコイルばねが独立して設けられ、その
調整手段により一方に他方を合わせることによりコイル
ばねの付勢力を調整しているので、容易に左右のばねの
付勢力が均一化でき、シュークリアランスを均一化でき
ると同時に、ブレーキ操作時の作動力が均一化され、片
利きを防いで理想的なブレーキ作用が得られる。
るセンタープル式キャリパーブレーキにおいて、リター
ンばねを構成するコイルばねが独立して設けられ、その
調整手段により一方に他方を合わせることによりコイル
ばねの付勢力を調整しているので、容易に左右のばねの
付勢力が均一化でき、シュークリアランスを均一化でき
ると同時に、ブレーキ操作時の作動力が均一化され、片
利きを防いで理想的なブレーキ作用が得られる。
さらに、調整ねじがブレーキアームの回転軸に直交する
面でかつ車輪と反対方向から螺合されているので、車輪
に邪魔されることなく容易に調整操作ができるという効
果が得られる。
面でかつ車輪と反対方向から螺合されているので、車輪
に邪魔されることなく容易に調整操作ができるという効
果が得られる。
第１図は本考案ブレーキの１実施例を示す正面図、第２
図は第１ブレーキアームの固定台座への支持部における
拡大断面図、第３図は第２ブレーキアームの固定台座へ
の支持部における拡大断面図、第４図は第１ブレーキア
ームのみの背面図、第５図は伝動体のみの正面図であ
る。 （２）（３）……ブレーキアーム （４）（５）……ブレーキシュー （６）（７）……コイルばね （61）（62）……ばね足 （40）……調整ねじ （41）……伝動体 （41a）……係止部 （41b）……当り面 （41c）……支持部
図は第１ブレーキアームの固定台座への支持部における
拡大断面図、第３図は第２ブレーキアームの固定台座へ
の支持部における拡大断面図、第４図は第１ブレーキア
ームのみの背面図、第５図は伝動体のみの正面図であ
る。 （２）（３）……ブレーキアーム （４）（５）……ブレーキシュー （６）（７）……コイルばね （61）（62）……ばね足 （40）……調整ねじ （41）……伝動体 （41a）……係止部 （41b）……当り面 （41c）……支持部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭59−57293（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭53−113557（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭60−136283（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭56−28484（ＪＰ，Ｕ) 特公 昭55−10429（ＪＰ，Ｂ２) 実公 昭58−27131（ＪＰ，Ｙ２) 実公 昭58−27132（ＪＰ，Ｙ２)
Claims (1)
- 【請求項１】A.ブレーキシューをもち、自転車の車体に
それぞれ独立して取り付けられた１対の固定部材に独立
的に回転自由に支持される１対のブレーキアームと、こ
れら各ブレーキアームにそれぞれ独立して設けられ、こ
れら各ブレーキアームを前記ブレーキシュー間の間隔が
拡大する方向に付勢するリターンばねとにより構成され
るセンタープル式キャリパーブレーキにおいて、 B.前記リターンばねは、両端軸方向外方に突出する一対
のばね足をもち、回転軸心に外嵌して設けられるコイル
ばねで構成され、 C.少なくとも一方のコイルばねに、コイルばねのブレー
キアームへの付勢力を調整する調整手段を設け、 D.該調整手段は、前記コイルばねにおける一方のばね足
を係止する係止部、前記ブレーキアームの回転軸心回り
に回転可能に支持する支持部、調整ねじに当接する当り
面を備えた伝動体と、前記ブレーキアーム又は固定部材
に、前記回転軸心と直交し、車輪と反対側の半径方向に
ねじ孔を設け、該ねじ孔にその先端が前記伝動体の当り
面に当接するように螺合された調整ねじとにより構成さ
れたことを特徴とする自転車用キャリパーブレーキ。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986095288U JPH0738071Y2 (ja) | 1986-06-20 | 1986-06-20 | 自転車用キャリパ−ブレ−キ |
| US07061228 US4754853B1 (en) | 1986-06-20 | 1987-06-12 | Caliper brake for a bicycle |
| DE19873720115 DE3720115A1 (de) | 1986-06-20 | 1987-06-16 | Zangenbremse fuer ein fahrrad |
| FR878708659A FR2600301B1 (fr) | 1986-06-20 | 1987-06-19 | Frein a machoire pour bicyclette |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986095288U JPH0738071Y2 (ja) | 1986-06-20 | 1986-06-20 | 自転車用キャリパ−ブレ−キ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63992U JPS63992U (ja) | 1988-01-06 |
| JPH0738071Y2 true JPH0738071Y2 (ja) | 1995-08-30 |
Family
ID=14133587
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1986095288U Expired - Lifetime JPH0738071Y2 (ja) | 1986-06-20 | 1986-06-20 | 自転車用キャリパ−ブレ−キ |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4754853B1 (ja) |
| JP (1) | JPH0738071Y2 (ja) |
| DE (1) | DE3720115A1 (ja) |
| FR (1) | FR2600301B1 (ja) |
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-
1986
- 1986-06-20 JP JP1986095288U patent/JPH0738071Y2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1987
- 1987-06-12 US US07061228 patent/US4754853B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1987-06-16 DE DE19873720115 patent/DE3720115A1/de active Granted
- 1987-06-19 FR FR878708659A patent/FR2600301B1/fr not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| FR2600301A1 (fr) | 1987-12-24 |
| US4754853A (en) | 1988-07-05 |
| US4754853B1 (en) | 1998-08-18 |
| DE3720115C2 (ja) | 1992-01-02 |
| JPS63992U (ja) | 1988-01-06 |
| DE3720115A1 (de) | 1987-12-23 |
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