JPH07335867A - 電界効果トランジスタ - Google Patents

電界効果トランジスタ

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JPH07335867A
JPH07335867A JP6123421A JP12342194A JPH07335867A JP H07335867 A JPH07335867 A JP H07335867A JP 6123421 A JP6123421 A JP 6123421A JP 12342194 A JP12342194 A JP 12342194A JP H07335867 A JPH07335867 A JP H07335867A
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Masaaki Kuzuhara
正明 葛原
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    • H01L29/66Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/68Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor controllable by only the electric current supplied, or only the electric potential applied, to an electrode which does not carry the current to be rectified, amplified or switched
    • H01L29/76Unipolar devices, e.g. field effect transistors
    • H01L29/772Field effect transistors
    • H01L29/778Field effect transistors with two-dimensional charge carrier gas channel, e.g. HEMT ; with two-dimensional charge-carrier layer formed at a heterojunction interface
    • H01L29/7782Field effect transistors with two-dimensional charge carrier gas channel, e.g. HEMT ; with two-dimensional charge-carrier layer formed at a heterojunction interface with confinement of carriers by at least two heterojunctions, e.g. DHHEMT, quantum well HEMT, DHMODFET
    • H01L29/7783Field effect transistors with two-dimensional charge carrier gas channel, e.g. HEMT ; with two-dimensional charge-carrier layer formed at a heterojunction interface with confinement of carriers by at least two heterojunctions, e.g. DHHEMT, quantum well HEMT, DHMODFET using III-V semiconductor material
    • H01L29/7785Field effect transistors with two-dimensional charge carrier gas channel, e.g. HEMT ; with two-dimensional charge-carrier layer formed at a heterojunction interface with confinement of carriers by at least two heterojunctions, e.g. DHHEMT, quantum well HEMT, DHMODFET using III-V semiconductor material with more than one donor layer

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 選択エッチング技術を利用することができ、
高性能で且つ均一性や再現性に優れた2段リセス構造の
ヘテロ接合電界効果トランジスタを提供する。 【構成】 半絶縁性GaAs基板1上に、アンドープG
aAsとアンドープAlGaAsとからなるバッファ層
2と、n型AlGaAs電子供給層3と、アンドープI
nGaAsチャネル層4と、n型AlGaAsとアンド
ープAlGaAsからなるAlGaAs電子供給層5
と、n型InGaPコンタクト下層16と、n型GaA
sコンタクト上層7とを有し、AlGaAs電子供給層
5上にゲート電極、GaAsコンタクト上層7上にソー
ス電極とドレイン電極を形成する。2段リセス構造のF
ETのドレイン電流の増加と、ゲート耐圧の向上を達成
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電界効果トランジスタ、
特にGaAs基板上に作製され、且つ工業的実施に際し
て高性能で且つ均一性や再現性に優れた構造を有する電
界効果トランジスタに関する。
【0002】
【従来の技術】選択ドープヘテロ接合界面に生じる電子
ガスの優れた輸送特性を利用したヘテロ接合電界効果ト
ランジスタが、マイクロ波ミリ波帯で使用される各種通
信機器の基本素子、および超高速ディジタル集積回路の
基本素子として近年大きな注目を集めている。
【0003】ヘテロ接合電界効果トランジスタにおいて
は、2段リセス構造を採用することで高耐圧動作と大電
流動作を同時に改善できることが、例えば、Huang
等によって1991 IEEE MTT−S Dige
st(アイイーイーイー、1991年国際マイクロ波シ
ンポジウム予稿集)の第713頁から第716頁に記載
されている。このようなヘテロ接合電界効果トランジス
タの要部断面構造図の一例を図5に示す。図において、
1は半絶縁性GaAs基板、2は例えばGaAsまたは
AlGaAsもしくはこれらのヘテロ接合によって構成
され、しかもn型不純物またはp型不純物のいずれも意
図的に添加されていないかまたは十分に低い濃度で添加
したバッファ用半導体層、3は厚さ方向の全域または局
所的にn型不純物が添加されたAlGaAs電子供給層
(下層)、4は例えばGaAsまたはInGaAsによ
って構成され、しかもn型不純物またはp型不純物のい
ずれも意図的に添加されていないかまたは十分に低い濃
度で添加したチャネル層、5は厚さ方向の全域または局
所的にn型不純物が添加されたAlGaAs電子供給層
(上層)、6はn型不純物を添加したGaAsコンタク
ト下層、7はn型不純物を高濃度に添加したGaAsコ
ンタクト上層、8はソース電極、9はゲート電極、10
はドレイン電極である。
【0004】この従来構造をもつヘテロ接合電界効果ト
ランジスタの特性は、GaAsコンタクト上層7をエッ
チング除去することにより形成されたワイドリセス開口
の幅(w1)とそのリセス深さ(d1)、およびGaA
sコンタクト下層6をエッチング除去することにより形
成されたナローリセス開口の幅(w2)とそのリセス深
さ(d2)、さらにGaAsコンタクト上層7とGaA
sコンタクト下層6の各ドナー濃度(n1,n2)によ
って決定される。
【0005】また、砒素(As)元素を含む化合物半導
体層と燐(P)元素を含む化合物半導体層から構成され
るヘテロ接合の選択エッチング性を利用することによ
り、ドレイン飽和電流のバラツキが少ないショットキバ
リア型電界効果トランジスタ(MESFET)が実現で
きることが特開平4−199641号公報において記載
されている。
【0006】また、N型AlGaAs層とGaAs層
(またはInGaAs層)のヘテロ接合を用いる従来の
電界効果トランジスタにおいては、深い準位を含むN型
AlGaAsのドーピング濃度が十分に大きくできない
ことによる低い2次元電子濃度や、深い準位の電子占有
確率の温度特性に伴うしきい値電圧の大きな温度依存性
が問題であった。これらの問題は、N型InGaP層と
GaAs層のヘテロ接合、またはN型InGaP層とI
nGaAs層のヘテロ接合を用いる電界効果トランジス
タによって解決できることが特開昭60−86872号
公報および特開昭63−228763号公報において記
載されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図5に示した従来構造
の2段リセス構造ヘテロ接合電界効果トランジスタを作
製する工程においては、前述したワイドリセス開口幅
(w1)とそのリセス深さ(d1)、およびナローリセ
ス開口幅(w2)とそのリセス深さ(d2)を高精度に
調整加工する必要がある。各リセス開口幅(w1,w
2)の制御については、高精度のリソグラフィ技術を導
入することである程度の改善を図ることができる。しか
しながら、半導体材料としてAlGaAs/GaAs系
が用いられた場合には、各リセス深さ(d1,d2)を
高精度に制御する作業が甚だ困難となる。これは、通常
用いられているAl組成0.3以下のAlGaAsとG
aAs(またはInGaAs)の間では、溶液を用いた
エッチングの場合に両材料間で十分なエッチング速度差
が確保できないことから、リセス・エッチング深さを制
御するためにはエッチング時間を制御しなければならな
いことに起因する。しかしながら、エッチング液の劣
化、エッチング液の組成管理や温度管理の不備、またウ
ェハ表面でのエッチング液の濡れ状態の変化などの問題
がリセスエッチング深さの正確な制御の妨げとなって2
段リセス形状に不均一性が発生し、これがウェハ面内で
の個々のトランジスタの特性(相互コンダクタンスやゲ
ート耐圧など)のバラツキを大きくする原因となってい
た。したがって、AlGaAs/GaAs系材料で構成
される従来例のトランジスタ構造においては、大量生産
を目的とした安定な2段リセス構造を提供することが困
難であるという欠点があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願第1の発明の電界効
果トランジスタは、不純物を意図的に添加しないかまた
は十分に低い濃度で添加したGaAsまたはInGaA
sからなる第1の半導体層と、該第1の半導体層に接し
て厚さ方向の全域または局所的にn型不純物が添加され
たAlGaAsからなる第2の半導体層と、該第2の半
導体層に接してn型不純物が添加されたInGaPから
なる第3の半導体層と、該第3の半導体層に接してn型
不純物が添加されたGaAsからなる第4の半導体層
と、前記第4の半導体層を貫通して設けられた第1のリ
セス開口と、該第1のリセス開口の内部に前記第3の半
導体層を貫通して設けられた第2のリセス開口と、該第
2のリセス開口の底部に露出した前記第2の半導体層の
表面に形成されたゲート電極と、前記第4の半導体層の
上に前記第1のリセス開口を挟んで両側に形成されたソ
ース電極とドレイン電極とを備えてなることを特徴とす
る。
【0009】本願第2の発明の電界効果トランジスタ
は、前記第1の発明において、前記第3の半導体層に含
まれるn型不純物濃度が前記第4の半導体層のn型不純
物濃度に比べて低いことを特徴とする。
【0010】本願第3の発明の電界効果トランジスタ
は、不純物を意図的に添加しないかまたは十分に低い濃
度で添加したGaAsまたはInGaAsからなる第1
の半導体層と、該第1の半導体層に接して厚さ方向の全
域または局所的にn型不純物が添加されたInGaPか
らなる第2の半導体層と、該第2の半導体層に接してn
型不純物が添加されたAlGaAsからなる第3の半導
体層と、該第3の半導体層に接してn型不純物が添加さ
れたInGaPからなる第4の半導体層と、該第4の半
導体層に接してn型不純物が添加されたGaAsからな
る第5の半導体層と、前記第5の半導体層を貫通して設
けられた第1のリセス開口と、該第1のリセス開口の内
部に前記第4の半導体層および前記第3の半導体層を貫
通して設けられた第2のリセス開口と、該第2のリセス
開口の底部に露出した前記第2の半導体層の表面に形成
されたゲート電極と、前記第5の半導体層の上に前記第
1のリセス開口を挟んで両側に形成されたソース電極と
ドレイン電極とを備えてなることを特徴とする。
【0011】本願の第4の発明の電界効果トランジスタ
は、前記第3の発明において、前記第3の半導体層およ
び前記第4の半導体層に含まれる各n型不純物濃度が前
記第5の半導体層のn型不純物濃度に比べて低いことを
特徴とする。
【0012】本願第5の発明の電界効果トランジスタ
は、不純物を意図的に添加しないかまたは十分に低い濃
度で添加したGaAsまたはInGaAsからなる第1
の半導体層と、該第1の半導体層に接して厚さ方向の全
域または局所的にn型不純物が添加されたAlGaIn
Pからなる第2の半導体層と、該第2の半導体層に接し
てn型不純物が添加されたAlGaAsからなる第3の
半導体層と、該第3の半導体層に接してn型不純物が添
加されたInGaPからなる第4の半導体層と、該第4
の半導体層に接してn型不純物が添加されたGaAsか
らなる第5の半導体層と、前記第5の半導体層を貫通し
て設けられた第1のリセス開口と、該第1のリセス開口
の内部に前記第4の半導体層および前記第3の半導体層
を貫通して設けられた第2のリセス開口と、該第2のリ
セス開口の底部に露出した前記第2の半導体層の表面に
形成されたゲート電極と、前記第5の半導体層の上に前
記第1のリセス開口を挟んで両側に形成されたソース電
極とドレイン電極とを備えてなることを特徴とする。
【0013】本願第6の発明の電界効果トランジスタ
は、前記第5の発明において、前記第3の半導体層およ
び前記第4の半導体層に含まれる各n型不純物濃度が前
記第5の半導体層のn型不純物濃度に比べて低いことを
特徴とする。
【0014】本願第7の発明の電界効果トランジスタ
は、不純物を意図的に添加しないかまたは十分に低い濃
度で添加したGaAsまたはInGaAsからなる第1
の半導体層と、該第1の半導体層に接して厚さ方向の全
域または局所的にn型不純物が添加されたAlGaAs
からなる第2の半導体層と、該第2の半導体層に接して
厚さ方向の全域または局所的にn型不純物が添加された
InGaPからなる第3の半導体層と、該第3の半導体
層に接してn型不純物が添加されたAlGaAsからな
る第4の半導体層と、該第4の半導体層に接してn型不
純物が添加されたInGaPからなる第5の半導体層
と、該第5の半導体層に接してn型不純物が添加された
GaAsからなる第6の半導体層と、前記第6の半導体
層を貫通して設けられた第1のリセス開口と、該第1の
リセス開口の内部に前記第5の半導体層および前記第4
の半導体層を貫通して設けられた第2のリセス開口と、
該第2のリセス開口の底部に露出した前記第3の半導体
層の表面に形成されたゲート電極と、前記第6の半導体
層の上に前記第1のリセス開口を挟んで両側に形成され
たソース電極とドレイン電極とを備えてなることを特徴
とする。
【0015】本願第8の発明の電界効果トランジスタ
は、前記第7の発明において、前記第4の半導体層およ
び前記第5の半導体層に含まれる各n型不純物濃度が前
記第6の半導体層のn型不純物濃度に比べて低いことを
特徴とする。
【0016】
【作用】本発明の電界効果トランジスタは、As元素を
含む化合物半導体材料であるGaAs、AlGaAs、
InGaAsと、P元素を含む化合物半導体材料である
InGaPまたはAlGaInPの積層構造から構成さ
れるため、両半導体材料の間の優れた選択エッチング技
術を利用することができ、高性能で且つ均一性や再現性
に優れた2段リセス構造のヘテロ接合電界効果トランジ
スタが実現できる。
【0017】このとき、前記2段リセス構造が形成され
た後に残されたソースおよびドレイン電極の下のコンタ
クト層の構成を各電極に近い順に上からGaAs、In
GaPとし、リセスエッチングにより表面に露出したA
lGaAsの上にゲート電極を形成したことによって、
高いショットキ障壁厚さ(約1eV)を得ることができ
る。また、前記GaAsのn型不純物に比べて前記In
GaPのn型不純物濃度を低く選んだことによって、オ
ーミックコンタクト抵抗を劣化させずにゲート耐圧を改
善することができる。
【0018】または、前記2段リセス構造が形成されて
残されたソースおよびドレイン電極の下のコンタクト層
の構成を各電極に近い順に上から第1のGaAs、第1
のInGaP、第1のAlGaAsとし、リセスエッチ
ングにより表面に露出した第2のInGaP(またはA
lGaInP)の上にゲート電極を形成したことによっ
て、表面トラップ濃度が比較的低く、したがって表面状
態が安定なFETを得ることができる。また、前記第1
のGaAsのn型不純物に比べて前記第1のInGaP
および前記第1のAlGaAsのn型不純物濃度を低く
選んだことによって、オーミックコンタクト抵抗を劣化
させずにゲート耐圧を改善することができる。
【0019】さらに、前記第2のInGaPの下にドナ
ー不純物を含む第2のAlGaAs、不純物を意図的に
添加しない(または添加されていても十分に低い濃度で
添加した)第2のGaAs(またはInGaAs)チャ
ネル層を形成したことによって、伝導帯エネルギ不連続
量を比較的大きな値(例えば0.3eV程度)に設定す
ることができ、その結果、2次元電子ガス濃度を高くす
ることができる。
【0020】
【実施例】
(実施例1)図1は本発明の電界効果トランジスタの第
1の実施例(第1発明)の断面構造図である。図におい
て、1は半絶縁性GaAs基板、2は例えばGaAsま
たはAlGaAsもしくはこれらのヘテロ接合によって
構成され、しかもn型不純物またはp型不純物のいずれ
も意図的に添加されていないかまたは十分に低い濃度で
添加したバッファ用半導体層、3は厚さ方向の全域また
は局所的にn型不純物が添加されたAlGaAs電子供
給層(下層)、4は例えばGaAsまたはInGaAs
によって構成され、しかもn型不純物またはp型不純物
のいずれも意図的に添加されていないかまたは十分に低
い濃度で添加したチャネル層、5は厚さ方向の全域また
は局所的にn型不純物が添加されたAlGaAs電子供
給層(上層)、16はn型不純物を添加したInGaP
コンタクト下層、7はn型不純物を高濃度に添加したG
aAsコンタクト上層である。InGaPコンタクト下
層16のIn組成比xは半絶縁性GaAs基板1に格子
整合する0.49に選ぶことができるが、この値に制限
されるものではない。また、AlGaAs電子供給層
(上層)5およびAlGaAs電子供給層(下層)3各
内部での不純物分布は一様分布とすることができるが、
これに限るものではなく、不純物分布を深さ方向に傾斜
状やステップ状に変化させたり、プレーナ・ドーピング
などとすることが可能である。
【0021】このような電界効果トランジスタは以下の
ようにして作製することができる。まず、半絶縁性Ga
As基板の上に例えば有機金属気相成長法(MOVP
E)を用いて、バッファ用半導体層としてアンドープG
aAs層を300nm、続いてアンドープAl0.2 Ga
0.8 As層を200nm、Siを2.5×1018cm-3程度
ドープしたn型Al0.2 Ga0.8 As電子供給層(下
層)を6nm、アンドープAl0.2 Ga0.8 Asスペーサ
ー層を1.5nm、アンドープIn0.2 Ga0.8 Asチャ
ネル層を13nm、アンドープAl0.2 Ga0.8 Asスペ
ーサー層を1.5nm、AlGaAs電子供給層(上層)
として、まずSiを2.5×1018cm-3程度ドープした
n型Al0.2 Ga0.8 As層を14nm、続いてアンドー
プAl0.2 Ga0.8 As(ショットキ)層を20nm、S
iを2×1017cm-3程度ドープしたn型In0.49Ga
0.51Pコンタクト下層を40nm、Siを3×1018cm-3
程度ドープしたn型GaAsコンタクト上層を80nm、
この順序でエピタキシャル成長する。ここで、アンドー
プIn0.2 Ga0.8 Asチャネル層を挟んで導入した2
つのアンドープAl0.2 Ga0.8 Asスペーサー層は省
略してもFETの基本的な動作に影響を与えない。ま
た、n型Al0.2 Ga0.8 As電子供給層(上層)の一
部として形成したアンドープAl0.2 Ga0.8 As(シ
ョットキ)層はゲート電極の耐圧を改善する目的をも
つ。
【0022】次に、例えばH2 SO4 −H2 2 −H2
O系エッチング液を用いて前記n型GaAsコンタクト
上層を貫通して第1のリセス開口を形成する。このと
き、このエッチング液ではInGaPは殆どエッチング
されないため、前記n型In0. 49Ga0.51Pコンタクト
下層の表面が露出した時点で前記n型GaAsコンタク
ト上層を貫通するリセス開口の深さ方向のエッチングが
自動的に停止する。次に、例えばHCl−H2 O系エッ
チング液を用いて、前記第1のリセス開口の内部に前記
第1のリセス開口の幅よりも狭い幅を持つ第2のリセス
開口を形成する。このとき、このエッチング液ではGa
AsまたはAlGaAsは殆どエッチングされないた
め、前記アンドープAl0.2 Ga0.8 As(ショット
キ)層の表面が露出した時点でn型In0.49Ga0.51
コンタクト下層を貫通する第2のリセス開口の深さ方向
のエッチングが自動的に停止する。次に、第2のリセス
開口の底部に露出した前記アンドープAl0.2 Ga0.8
As(ショットキ)層の表面に例えばアルミニウム(A
l)からなるゲート電極を形成する。最後に、該ゲート
電極および前記第1のリセス開口を挟んで両側のn型G
aAsコンタクト上層の表面に例えば金ゲルマニウム/
ニッケル(AuGe/Ni)金属からなるソース電極と
ドレイン電極を形成した後、温度420℃程度の熱処理
によってオーム性接触を形成する。
【0023】このようにして作製された本発明の第1の
実施例による電界効果トランジスタは、2段リセス構造
の特徴を反映して、高いゲート耐圧と大きな最大ドレイ
ン電流を同時に提供することができる。しかも、図5に
示される従来の電界効果トランジスタに比べてプロセス
余裕が向上できるため、素子の生産性や歩留りを飛躍的
に向上させることができる。したがって、この第1の実
施例に示す電界効果トランジスタはマイクロ波やミリ波
領域での低雑音増幅器や広帯域線形増幅器、高出力増幅
器、発振器などのアナログ応用から各種デジタル応用に
至る広い用途に利用することができる。
【0024】(実施例2)図2は、本発明の電界効果ト
ランジスタの第2の実施例(第2発明)の断面構造図で
ある。なお、図2において、図1との対応部分には同一
符号を付して詳細な説明を省略する。また、図2に示さ
れる本発明の電界効果トランジスタは、次の事項を除い
て、図1を用いて説明した第1の実施例の電界効果トラ
ンジスタと同様の構成を有する。すなわち、AlGaA
s電子供給層(上層)5に代わって厚さ方向の全域また
は局所的にn型不純物が添加されたInGaP電子供給
層(上層)25が形成され、また、InGaPコンタク
ト下層16に代わってn型不純物が添加されたInGa
Pコンタクト中間層27とn型不純物が添加されたAl
GaAsコンタクト下層26の積層構造が形成されてい
る。この場合、InGaPコンタクト中間層27はGa
Asコンタクト上層7に接して形成されている。InG
aP電子供給層(上層)25とInGaPコンタクト中
間層27の各In組成比xは半絶縁性GaAs基板1に
格子整合する0.49に選ぶことができるが、この値に
制限されるものではない。また、InGaP電子供給層
(上層)25およびAlGaAs電子供給層(下層)3
各内部での不純物分布は一様分布とすることができる
が、これに限られるものではなく、不純物分布を深さ方
向に傾斜状やステップ状に変化させたり、プレーナ・ド
ーピングなどとすることが可能である。
【0025】このような電界効果トランジスタは以下の
ようにして作製することができる。まず、半絶縁性Ga
As基板の上に例えば有機金属気相成長法(MOVP
E)を用いて、バッファ用半導体層としてアンドープG
aAs層を300nm、続いてアンドープAl0.2 Ga
0.8 As層を200nm、Siを2.5×1018cm-3程度
ドープしたn型Al0.2 Ga0.8 As電子供給層(下
層)を6nm、アンドープAl0.2 Ga0.8 Asスペーサ
ー層を1.5nm、アンドープIn0.2 Ga0.8 Asチャ
ネル層を13nm、アンドープIn0.49Ga0.51Pスペー
サー層を1.5nm、InGaP電子供給層(上層)とし
て、まずSiを2.5×1018cm-3程度ドープしたn型
In0.49Ga0.51Pを14nm、続いてアンドープIn
0.49Ga0.51P(ショットキ)層を20nm、Siを2×
1017cm-3程度ドープしたn型Al0.2 Ga0.8 Asコ
ンタクト下層を20nm、Siを2×1017cm-3程度ドー
プしたn型In0.49Ga0.51Pコンタクト中間層を20
nm、Siを3×1018cm-3程度ドープしたn型GaAs
コンタクト上層を例えば80nm、この順序でエピタキシ
ャル成長する。ここで、アンドープIn0.2 Ga0.8
sチャネル層を挟んで導入したアンドープAl0.2 Ga
0.8 Asスペーサー層およびアンドープIn0.49Ga
0.51Pスペーサー層は省略してもFETの基本的な動作
に影響を与えない。また、InGaP電子供給層(上
層)の一部として形成したアンドープIn0.49Ga0.51
P(ショットキ)層はゲート電極の耐圧を改善する目的
をもつ。
【0026】次に、例えばH2 SO4 −H2 2 −H2
O系のエッチング液を用いて前記n型GaAsコンタク
ト上層を貫通して第1のリセス開口を形成する。このと
き、このエッチング液ではInGaPは殆どエッチング
されないため、前記n型In0.49Ga0.51Pコンタクト
中間層の表面が露出した時点で前記n型GaAsコンタ
クト上層を貫通するリセス開口の深さ方向のエッチング
が自動的に停止する。次に、例えばHCl−H2 O系エ
ッチング液を用いて、前記第1のリセス開口の内部に前
記第1のリセス開口の幅よりも狭い幅をもつ第2のリセ
ス開口を形成する。このとき、このエッチング液ではG
aAsまたはAlGaAsは殆どエッチングされないた
め、前記n型Al0.2 Ga0.8 Asコンタクト下層の表
面が露出した時点でn型In0.49Ga0.51Pコンタクト
中間層を貫通する第2のリセス開口の深さ方向のエッチ
ングが自動的に停止する。次に、再び例えばH2 SO4
−H2 2 −H2 O系エッチング液を用いて前記n型A
0.2 Ga0.8 Asコンタクト下層を貫通して第2のリ
セス開口のエッチングを継続する。このとき、このエッ
チング液ではInGaPは殆どエッチングされないた
め、前記アンドープIn0.49Ga0.51P(ショットキ)
層の表面が露出した時点で前記n型Al0.2 Ga0.8
sコンタクト下層を貫通するリセス開口の深さ方向のエ
ッチングが自動的に停止する。次に、第2のリセス開口
の底部に露出した前記アンドープIn0. 49Ga0.51
(ショットキ)層の表面に例えばアルミニウム(Al)
からなるゲート電極を形成する。最後に、該ゲート電極
および前記第1のリセス開口を挟んで両側のn型GaA
sコンタクト上層の表面に例えば金ゲルマニウム/ニッ
ケル(AuGe/Ni)金属からなるソース電極とドレ
イン電極を形成した後、温度420℃程度の熱処理によ
ってオーム性接触を形成する。
【0027】このようにして作製された本発明の第2の
実施例による電界効果トランジスタは、2段リセス構造
の特徴を反映して、高いゲート耐圧と大きな最大ドレイ
ン電流を同時に提供することができる。しかも、図5に
示される従来の電界効果トランジスタに比べてプロセス
余裕が向上できるため、素子の生産性や歩留りを飛躍的
に向上させることができる。したがって、この第2の実
施例に示す電界効果トランジスタはマイクロ波やミリ波
領域での低雑音増幅器や広帯域線形増幅器、高出力増幅
器、発振器などのアナログ応用から各種デジタル応用に
至る広い用途に利用することができる。さらに、図5に
示される従来の電界効果トランジスタのAlGaAs電
子供給層(上層)に比べると、第2のリセス開口の底部
に露出したInGaP電子供給層(上層)の表面やバル
ク中に含まれるトラップ濃度は低いため、温度変化や光
照射などの外的擾乱に対しても安定な素子動作を実現す
ることができる。
【0028】(実施例3)図3は、本発明の電界効果ト
ランジスタの第3の実施例(第3発明)の断面構造図で
ある。なお、図3において、図1との対応部分には同一
符号を付して詳細な説明を省略する。また、図3に示さ
れる本発明の電界効果トランジスタは、次の事項を除い
て、図1を用いて説明した第1の実施例の電界効果トラ
ンジスタと同様の構成を有する。すなわち、AlGaA
s電子供給層(上層)5に代わって厚さ方向の全域また
は局所的にn型不純物が添加されたAlGaInP電子
供給層(上層)35が形成され、また、InGaPコン
タクト下層16に代わってn型不純物が添加されたIn
GaPコンタクト中間層27とn型不純物が添加された
AlGaAsコンタクト下層26の積層構造が形成され
ている。この場合、InGaPコンタクト中間層27は
GaAsコンタクト上層7に接して形成されている。A
lGaInP電子供給層(上層)35とInGaPコン
タクト中間層27の各In組成比xは半絶縁性GaAs
基板1に格子整合する0.49に選ぶことができるが、
この値に制限されるものではない。また、AlGaIn
P電子供給層(上層)35およびAlGaAs電子供給
層(下層)3各内部での不純物分布は一様分布とするこ
とができるが、これに限られるものではなく、不純物分
布を深さ方向に傾斜状やステップ状に変化させたり、プ
レーナ・ドーピングなどとすることが可能である。
【0029】このような電界効果トランジスタは以下の
ようにして作製することができる。まず、半絶縁性Ga
As基板の上に例えば有機金属気相成長法(MOVP
E)を用いて、バッファ用半導体層としてアンドープG
aAs層を300nm、続いてアンドープAl0.2 Ga
0.8 As層を200nm、Siを2.5×1018cm-3程度
ドープしたn型Al0.2 Ga0.8 As電子供給層(下
層)を6nm、アンドープAl0.2 Ga0.8 Asスペーサ
ー層を例えば1.5nm、アンドープIn0.2 Ga0.8
sチャネル層を13nm、アンドープ(Al0.2
0.8 0.51In0.49Pスペーサー層を1.5nm、Al
GaInP電子供給層(上層)として、まずSiを2.
5×1018cm-3程度ドープしたn型(Al0.2
0.8 0.51In0.49P層を14nm、続いてアンドープ
(Al0.2 Ga0.8 0.51In0.49P(ショットキ)層
を20nm、Siを2×1017cm-3程度ドープしたn型A
0.2 Ga0.8 Asコンタクト下層を20nm、Siを2
×1017cm-3程度ドープしたn型In0.49Ga0.51Pコ
ンタクト中間層を20nm、Siを3×1018cm-3程度ド
ープしたn型GaAsコンタクト上層を80nm、この順
序でエピタキシャル成長する。ここで、アンドープIn
0.2 Ga0.8 Asチャネル層を挟んで導入したアンドー
プAl0. 2 Ga0.8 Asスペーサー層およびアンドープ
(Al0.2 Ga0.8 0.51In0. 49Pスペーサー層は省
略してもFETの基本的な動作に影響を与えない。ま
た、AlGaInP電子供給層(上層)の一部として形
成したアンドープ(Al0.2Ga0.8 0.51In0.49
(ショットキ)層はゲート電極の耐圧を改善する目的を
もつ。
【0030】次に、例えばH2 SO4 −H2 2 −H2
O系エッチング液を用いて前記n型GaAsコンタクト
上層を貫通して第1のリセス開口を形成する。このと
き、このエッチング液ではInGaPは殆どエッチング
されないため、前記n型In0. 49Ga0.51Pコンタクト
中間層の表面が露出した時点で前記n型GaAsコンタ
クト上層を貫通するリセス開口の深さ方向のエッチング
が自動的に停止する。次に、例えばHCl−H2 O系エ
ッチング液を用いて、前記第1のリセス開口の内部に前
記第1のリセス開口の幅より狭い幅をもつ第2のリセス
開口を形成する。このとき、このエッチング液ではGa
AsまたはAlGaAsは殆どエッチングされないた
め、前記n型Al0.2 Ga0.8 Asコンタクト下層の表
面が露出した時点でn型In0.49Ga0.51Pコンタクト
中間層を貫通する第2のリセス開口の深さ方向のエッチ
ングが自動的に停止する。次に、再び例えばH2 SO4
−H22 −H2 O系のエッチング液を用いて前記n型
Al0.2 Ga0.8 Asコンタクト下層を貫通して第2の
リセス開口のエッチングを継続する。このとき、このエ
ッチング液ではAlGaInPは殆どエッチングされな
いため、前記アンドープ(Al0.2 Ga0.8 0.51In
0.49P(ショットキ)層の表面が露出した時点で前記n
型Al0.2 Ga0.8 Asコンタクト下層を貫通するリセ
ス開口の深さ方向のエッチングが自動的に停止する。次
に、第2のリセス開口の底部に露出した前記アンドープ
(Al0.2 Ga0.8 0.51In0.49P(ショットキ)層
の表面に例えばアルミニウム(Al)からなるゲート電
極を形成する。最後に、該ゲート電極および前記第1の
リセス開口を挟んで両側のn型GaAsコンタクト上層
の表面に例えば金ゲルマニウム/ニッケル(AuGe/
Ni)金属からなるソース電極とドレイン電極を形成し
た後、温度420℃程度の熱処理によってオーム性接触
を形成する。
【0031】このようにして作製された本発明の第3の
実施例による電界効果トランジスタは、2段リセス構造
の特徴を反映して、高いゲート耐圧と大きな最大ドレイ
ン電流を同時に提供することができる。しかも、図5に
示される従来の電界効果トランジスタに比べてプロセス
余裕が向上できるため、素子の生産性や歩留りを飛躍的
に向上させることができる。したがって、この第3の実
施例に示す電界効果トランジスタはマイクロ波やミリ波
領域での低雑音増幅器や広帯域線形増幅器、高出力増幅
器、発振器などのアナログ応用から各種デジタル応用に
至る広い用途に利用することができる。また、図5に示
される従来の電界効果トランジスタのAlGaAs電子
供給層(上層)に比べると、第2のリセス開口の底部に
露出したAlGaInP電子供給層(上層)の表面やバ
ルク中に含まれるトラップ濃度は低いため、温度変化や
光照射などの外的擾乱に対しても安定な素子動作を実現
することができる。さらに、AlGaInPとInGa
Asの間の伝導帯エネルギ不連続量は、InGaPとI
nGaAsの間の伝導帯エネルギ不連続量に比べて大き
いため、第3の実施例の電界効果トランジスタは第2の
実施例の電界効果トランジスタに比べて大きなドレイン
電流を供給することができる。
【0032】(実施例4)図4は、本発明の電界効果ト
ランジスタの第4の実施例(第4発明)の断面構造図で
ある。なお、図4において、図1との対応部分には同一
符号を付して詳細な説明を省略する。また、図4に示さ
れる本発明の電界効果トランジスタは、次の事項を除い
て、図1を用いて説明した第1の実施例の電界効果トラ
ンジスタと同様の構成を有する。すなわち、AlGaA
s電子供給層(上層)5に代わって厚さ方向の全域また
は局所的にn型不純物が添加されたAlGaAs電子供
給層(上層1)51と厚さ方向の全域または局所的にn
型不純物が添加されたInGaP電子供給層(上層2)
52の積層構造が形成され、また、InGaPコンタク
ト層16に代わってn型不純物が添加されたInGaP
コンタクト中間層27とn型不純物が添加されたAlG
aAsコンタクト下層26の積層構造が形成されてい
る。この場合、AlGaAs電子供給層(上層1)51
はチャネル層4に接して形成され、InGaPコンタク
ト中間層27はGaAsコンタクト上層7に接して形成
されている。InGaP電子供給層(上層2)52とI
nGaPコンタクト中間層27の各In組成比xは半絶
縁性GaAs基板1に格子整合する0.49に選ぶこと
ができるが、この値に制限されるものではない。また、
InGaP電子供給層(上層2)52およびAlGaA
s電子供給層(下層)3各内部での不純物分布は一様分
布とすることができるが、これに限られるものではな
く、不純物分布を深さ方向に傾斜状やステップ状に変化
させたり、プレーナ・ドーピングなどとすることが可能
である。
【0033】このような電界効果トランジスタは以下の
ようにして作製することができる。まず、半絶縁性Ga
As基板の上に例えば有機金属気相成長法(MOVP
E)を用いて、バッファ用半導体層としてアンドープG
aAs層を例えば300nm、続いてアンドープAl0.2
Ga0.8 As層を例えば200nm、Siを2.5×10
18cm-3程度ドープしたn型Al0.2 Ga0.8 As電子供
給層(下層)を例えば6nm、アンドープAl0.2 Ga
0.8 Asスペーサー層を例えば1.5nm、アンドープI
0.2 Ga0.8 Asチャネル層を例えば13nm、アンド
ープAl0.2 Ga0. 8 Asスペーサー層を例えば1.5
nm、AlGaAs電子供給層(上層1)としてSiを
2.5×1018cm-3程度ドープしたn型Al0.2 Ga
0.8 As層を10nm、InGaP電子供給層(上層2)
としてまずSiを2.5×1018cm-3程度ドープしたn
型In0.49Ga0.51P層を4nm、続いてアンドープIn
0.49Ga0. 51P(ショットキ)層を20nm、Siを2×
1017cm-3程度ドープしたn型Al0.2 Ga0.8 Asコ
ンタクト下層を20nm、Siを2×1017cm-3程度ドー
プしたn型In0.49Ga0.51Pコンタクト中間層を20
nm、Siを3×1018cm-3程度ドープしたn型GaAs
コンタクト上層を80nm、この順序でエピタキシャル成
長する。ここで、アンドープIn0.2 Ga0.8 Asチャ
ネル層を挟んで導入した2つのアンドープAl0.2 Ga
0.8 Asスペーサー層は省略してもFETの基本的な動
作に影響を与えない。また、InGaP電子供給層(上
層2)の一部として形成したアンドープIn0.49Ga
0.51P(ショットキ)層はゲート電極の耐圧を改善する
目的をもつ。
【0034】次に、例えばH2 SO4 −H2 2 −H2
O系エッチングを用いて前記n型GaAsコンタクト上
層を貫通して第1のリセス開口を形成する。このとき、
このエッチング液ではInGaPは殆どエッチングされ
ないため、前記n型In0.49Ga0.51Pコンタクト中間
層の表面が露出した時点で前記n型GaAsコンタクト
上層を貫通するリセス開口の深さ方向のエッチングが自
動的に停止する。次に、例えばHCl−H2 O系エッチ
ング液を用いて、前記第1のリセス開口の内部に前記第
1のリセス開口の幅より狭い幅をもつ第2のリセス開口
を形成する。このとき、このエッチング液ではGaAs
またはAlGaAsは殆どエッチングされないため、前
記n型Al0.2 Ga0.8 Asコンタクト下層の表面が露
出した時点でn型In0.49Ga0.51Pコンタクト中間層
を貫通する第2のリセス開口の深さ方向のエッチングが
自動的に停止する。次に、再び例えばH2 SO4 −H2
2 −H2 O系エッチング液を用いて前記n型Al0.2
Ga0.8 Asコンタクト下層を貫通して第2のリセス開
口のエッチングを継続する。このとき、このエッチング
液ではInGaPは殆どエッチングされないため、前記
アンドープIn0.49Ga0.51P(ショットキ)層の表面
が露出した時点で前記n型Al0.2 Ga0.8Asコンタ
クト下層を貫通するリセス開口の深さ方向のエッチング
が自動的に停止する。次に、第2のリセス開口の底部に
露出した前記アンドープIn0.49Ga0.51P(ショット
キ)層の表面に例えばアルミニウム(Al)からなるゲ
ート電極を形成する。最後に、該ゲート電極および前記
第1のリセス開口を挟んで両側のn型GaAsコンタク
ト上層の表面に例えば金ゲルマニウム/ニッケル(Au
Ge/Ni)金属からなるソース電極とドレイン電極を
形成した後、温度420℃程度の熱処理によってオーム
性接触を形成する。
【0035】このようにして作製された本発明の第4の
実施例による電界効果トランジスタは、2段リセス構造
の特徴を反映して、高いゲート耐圧と大きな最大ドレイ
ン電流を同時に提供することができる。しかも、図5に
示される従来の電界効果トランジスタに比べてプロセス
余裕が向上できるため、素子の生産性や歩留りを飛躍的
に向上させることができる。したがって、この第4の実
施例に示す電界効果トランジスタはマイクロ波やミリ波
領域での低雑音増幅器や広帯域線形増幅器、高出力増幅
器、発振器などのアナログ応用から各種デジタル応用に
至る広い用途に利用することができる。さらに、図5に
示される従来の電界効果トランジスタのAlGaAs電
子供給層(上層)に比べると、第2のリセス開口の底部
に露出したInGaP電子供給層(上層2)の表面やバ
ルク中に含まれるトラップ濃度は低いため、温度変化や
光照射などの外的擾乱に対しても安定な素子動作を実現
することができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
選択エッチング技術を利用することができ、技術者の熟
練度に依存することなく、プロセスの制御性の向上やプ
ロセスに必要な時間の大幅な短縮を図ることができる。
また、積層コンタクト構造をもつ2段リセス構造におい
て、コンタクト層のn型不純物濃度を最適値に選ぶこと
ができるため、ドレイン電流の増加とゲート耐圧の向上
を同時に実現することができる。すなわち、本発明によ
れば、2段リセス構造をもつヘテロ接合電界効果トラン
ジスタの高性能化と生産性向上を同時に実現することが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電界効果トランジスタの第1の実施例
の断面構造を示す模式図である。
【図2】本発明の電界効果トランジスタの第2の実施例
の断面構造を示す模式図である。
【図3】本発明の電界効果トランジスタの第3の実施例
の断面構造を示す模式図である。
【図4】本発明の電界効果トランジスタの第4の実施例
の断面構造を示す模式図である。
【図5】従来技術による電界効果トランジスタの断面構
造図である。
【符号の説明】
1 半絶縁性GaAs基板 2 バッファ用半導体層 3 AlGaAs電子供給層(下層) 4 チャネル層 5 AlGaAs電子供給層(上層) 6 GaAsコンタクト下層 7 GaAsコンタクト上層 8 ソース電極 9 ゲート電極 10 ドレイン電極 16 InGaPコンタクト下層 25 InGaP電子供給層(上層) 26 AlGaAsコンタクト下層 27 InGaPコンタクト中間層 35 AlGaInP電子供給層(上層) 51 AlGaAs電子供給層(上層1) 52 InGaP電子供給層(上層2)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】不純物を意図的に添加しないかまたは十分
    に低い濃度で添加したGaAsまたはInGaAsから
    なる第1の半導体層と、該第1の半導体層に接して厚さ
    方向の全域または局所的にn型不純物が添加されたAl
    GaAsからなる第2の半導体層と、該第2の半導体層
    に接してn型不純物が添加されたInGaPからなる第
    3の半導体層と、該第3の半導体層に接してn型不純物
    が添加されたGaAsからなる第4の半導体層と、前記
    第4の半導体層を貫通して設けられた第1のリセス開口
    と、該第1のリセス開口の内部に前記第3の半導体層を
    貫通して設けられた第2のリセス開口と、該第2のリセ
    ス開口の底部に露出した前記第2の半導体層の表面に形
    成されたゲート電極と、前記第4の半導体層の上に前記
    第1のリセス開口を挟んで両側に形成されたソース電極
    とドレイン電極とを備えてなることを特徴とする電界効
    果トランジスタ。
  2. 【請求項2】前記第3の半導体層に含まれるn型不純物
    濃度が前記第4の半導体層のn型不純物濃度に比べて低
    いことを特徴とする請求項1記載の電界効果トランジス
    タ。
  3. 【請求項3】不純物を意図的に添加しないかまたは十分
    に低い濃度で添加したGaAsまたはInGaAsから
    なる第1の半導体層と、該第1の半導体層に接して厚さ
    方向の全域または局所的にn型不純物が添加されたIn
    GaPからなる第2の半導体層と、該第2の半導体層に
    接してn型不純物が添加されたAlGaAsからなる第
    3の半導体層と、該第3の半導体層に接してn型不純物
    が添加されたInGaPからなる第4の半導体層と、該
    第4の半導体層に接してn型不純物が添加されたGaA
    sからなる第5の半導体層と、前記第5の半導体層を貫
    通して設けられた第1のリセス開口と、該第1のリセス
    開口の内部に前記第4の半導体層および前記第3の半導
    体層を貫通して設けられた第2のリセス開口と、該第2
    のリセス開口の底部に露出した前記第2の半導体層の表
    面に形成されたゲート電極と、前記第5の半導体層の上
    に前記第1のリセス開口を挟んで両側に形成されたソー
    ス電極とドレイン電極とを備えてなることを特徴とする
    電界効果トランジスタ。
  4. 【請求項4】前記第3の半導体層および前記第4の半導
    体層に含まれる各n型不純物濃度が前記第5の半導体層
    のn型不純物濃度に比べて低いことを特徴とする請求項
    3記載の電界効果トランジスタ。
  5. 【請求項5】不純物を意図的に添加しないかまたは十分
    に低い濃度で添加したGaAsまたはInGaAsから
    なる第1の半導体層と、該第1の半導体層に接して厚さ
    方向の全域または局所的にn型不純物が添加されたAl
    GaInPからなる第2の半導体層と、該第2の半導体
    層に接してn型不純物が添加されたAlGaAsからな
    る第3の半導体層と、該第3の半導体層に接してn型不
    純物が添加されたInGaPからなる第4の半導体層
    と、該第4の半導体層に接してn型不純物が添加された
    GaAsからなる第5の半導体層と、前記第5の半導体
    層を貫通して設けられた第1のリセス開口と、該第1の
    リセス開口の内部に前記第4の半導体層および前記第3
    の半導体層を貫通して設けられた第2のリセス開口と、
    該第2のリセス開口の底部に露出した前記第2の半導体
    層の表面に形成されたゲート電極と、前記第5の半導体
    層の上に前記第1のリセス開口を挟んで両側に形成され
    たソース電極とドレイン電極とを備えてなることを特徴
    とする電界効果トランジスタ。
  6. 【請求項6】前記第3の半導体層および前記第4の半導
    体層に含まれる各n型不純物濃度が前記第5の半導体層
    のn型不純物濃度に比べて低いことを特徴とする請求項
    5記載の電界効果トランジスタ。
  7. 【請求項7】不純物を意図的に添加しないかまたは十分
    に低い濃度で添加したGaAsまたはInGaAsから
    なる第1の半導体層と、該第1の半導体層に接して厚さ
    方向の全域または局所的にn型不純物が添加されたAl
    GaAsからなる第2の半導体層と、該第2の半導体層
    に接して厚さ方向の全域または局所的にn型不純物が添
    加されたInGaPからなる第3の半導体層と、該第3
    の半導体層に接してn型不純物が添加されたAlGaA
    sからなる第4の半導体層と、該第4の半導体層に接し
    てn型不純物が添加されたInGaPからなる第5の半
    導体層と、該第5の半導体層に接してn型不純物が添加
    されたGaAsからなる第6の半導体層と、前記第6の
    半導体層を貫通して設けられた第1のリセス開口と、該
    第1のリセス開口の内部に前記第5の半導体層および前
    記第4の半導体層を貫通して設けられた第2のリセス開
    口と、該第2のリセス開口の底部に露出した前記第3の
    半導体層の表面に形成されたゲート電極と、前記第6の
    半導体層の上に前記第1のリセス開口を挟んで両側に形
    成されたソース電極とドレイン電極とを備えてなること
    を特徴とする電界効果トランジスタ。
  8. 【請求項8】前記第4の半導体層および前記第5の半導
    体層に含まれる各n型不純物濃度が前記第6の半導体層
    のn型不純物濃度に比べて低いことを特徴とする請求項
    7記載の電界効果トランジスタ。
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