JPH07307231A - 二口用高電圧発生装置 - Google Patents
二口用高電圧発生装置Info
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- JPH07307231A JPH07307231A JP6124228A JP12422894A JPH07307231A JP H07307231 A JPH07307231 A JP H07307231A JP 6124228 A JP6124228 A JP 6124228A JP 12422894 A JP12422894 A JP 12422894A JP H07307231 A JPH07307231 A JP H07307231A
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Abstract
に抑止し得る二口用高電圧発生装置を提供すること。 【構成】 ボビン9の左右に夫々巻回部10a,10b
を分画形成し、その巻回部10a,10b間に取り出し
ピン13を植設し、両巻回部10a,10bに夫々取り
出しピン13に始端を接続する二次コイル8a,8bを
逆方向に巻回して、その終端を前記ボビン9の両端部に
設けた出力ピン4a,4bに夫々接続し、各巻回部10
a,10bの内外に巻き込まれた一次コイル7a,7b
及び二次コイル8a,8bにより左右で、夫々トランス
部3a,3bを構成した。
Description
ンサー,サイリスタ等からなるコンデンサ充放電回路等
の電気回路部からの放電電流を昇圧する昇圧トランスを
備え、該昇圧トランスの出力端から高電圧を発生させ、
放電電極で火花点火を生じさせる二口用高電圧発生装置
に関する。
ガスバーナー等に点火するものとしては、実公昭46ー
10543号に開示されるような交流電源を用いて、該
交流電圧をシリコン制御整流素子等によって整流し、コ
ンデンサーに電荷を蓄積してから該コンデンサーから昇
圧トランスの一次側に電流を流し、二次側から高電圧を
取出すようにし、該電圧によって放電電極に火花放電を
生じさせるものがある。また、単一の昇圧トランスによ
って二個のバーナーの点火を可能とする二口用高電圧発
生装置にあっては、従来二種類の手段により行なってい
る。
に、磁芯bに巻回された電気回路部Cに接続する単一の
一次コイルaに、単一のボビンに巻回された二次コイル
dを外嵌して昇圧トランスTを構成し、二次コイルdの
両側から出力を取り出すものである。ところで、この手
段にあっては、1個の二次コイルdで2個の放電ギヤッ
プに放電させる必要があるため、昇圧トランスのパワー
を上げる必要があり、このため大きな磁界が発生して輻
射ノイズが大きくなり、周辺にあるマイコン等の機器を
誤作動させる危険がある。また一方の放電ギャップが汚
れて絶縁状態になった場合にもう一つの放電ギャップも
放電しにくくなる。さらには出力が小さくなり易いため
長い距離の放電ギャップの放電電極であると放電不能と
なる等の問題点がある。
b,bに巻回された二個の一次コイルa,aに、二個独
立したボビンに夫々巻回された二次コイルd,dを外嵌
して昇圧トランスTを構成し、二次コイルd,dから夫
々独立して出力を取り出すものである。ところがかかる
手段にあっては、ノイズ発生電圧による影響を除去する
ために、相互に軸方向へ離間させる必要があり、実質的
に二つの昇圧トランスT,Tを備えたものと変わること
はなく、形状が肥大化し、点火器も大きくなるという欠
点がある。
を解決するために、図9,10に示すように、磁芯6
a,6bに夫々逆方向に巻回した複数個の一次コイル7
a,7bを同軸状に列設し、各一次コイル7a,7bに
夫々二次コイル8a,8bを外嵌することにより、複数
個のトランス部3a,3bを軸方向に並設させ、各トラ
ンス部3a,3bの一次コイル7a,7bに夫々電気回
路部Cからの入出力端を電気的に並列接続して、各トラ
ンス部3a,3bで昇圧した高電圧を各二次コイル8
a,8bと接続された高電圧出力ピン4a,4bから取
出すようにし、しかして2個のトランス部3a,3bを
並列接続して構成してなる昇圧トランス3を備えたもの
が提案された。
7bの巻回方向を逆とし、各コイルから発生する磁界を
逆向きとしたから、磁界相互が打ち消し合い、ノイズの
発生を可及的に除去することができ、各一次コイル7
a,7bを相互に密接しても支障がない。このため、周
囲のマイコン等に影響を与えることなく、各トランス部
3a,3bから高電圧出力を取出すことが可能となる。
個のトランス部3a,3bを夫々別個のボビンで担持
し、各二次コイルを相互の導線の始端を出力ピンに接続
してから、各ボビンの周囲で巻回し、その終端相互を各
ボビン間で浮遊状態で撚って電気的接続を確保し、然る
後に同時にトランスケースに挿入するようにしており、
仮止め突部15により、各導線を支持するようにしてい
るものの配線上のまとまりに欠け、その組み付けが面倒
で、組み付け時での二次コイルの断線が発生し易かっ
た。また組み付け工数がかかり、しかも歩留まりが悪か
った。
目的とするものである。
回部が分画形成されたボビンの、その巻回部間に取り出
しピンを植設し、かつ両端部に夫々出力ピンを植設する
と共に、該ボビンの貫通孔内に、磁芯に夫々巻回した二
つの一次コイルを各巻回部ごとに貫通孔に沿って列設
し、さらに両巻回部に、その始端を取り出しピンに接続
し、その終端を出力ピンに接続するようにして二次コイ
ルを逆方向に巻回して付装し、これにより前記ボビンの
左右巻回部にトランス部を構成するようにしてなり、各
トランス部の一次コイルに、電気的に並列となるように
電気回路部からの入出力端を接続して、各トランス部の
二次コイルから昇圧した高電圧を出力ピンから取出すよ
うにした昇圧トランスを具備することを特徴とする二口
用高電圧発生装置である。
されている。そして、二次コイルは始端を中央の取り出
しピンに接続し、ボビンを一方向に回転することによ
り、ボビンの左右に設けた巻回部に逆方向に巻回され、
その終端を出力ピンに接続される。而して、前記取り出
しピンの両側に位置する二次コイルは、その磁界方向が
逆となって、磁界相互が打ち消し合い、ノイズの発生を
可及的に除去することができる。
例を図1乃至図5に従って説明する。尚、図9,10と
同一構成は同一符合を使用する。
放の本体ケースであって、その内部には昇圧トランス3
が絶縁樹脂2により封入されている。
に、中心に貫通孔12が形成され、左右に夫々巻回部1
0a,10bが分画形成されたボビン9を担持材とする
ものである。この巻回部10a,10bは、複数の鍔片
により区画される複数の巻込み部11が連続することに
より形成され、巻回部10a,10b間の接続部には、
半田層を被覆した硬銅線を使用してなる取り出しピン1
3が植設されている。また、ボビン9の両外側には針状
の高電圧出力ピン4a,4bが夫々植設され、その先端
を下方へ突出させている。
ル7a,7bを夫々巻回した棒状の磁芯6a,6bが各
巻回部10a,10bに対応して同軸状に配置される。
この一次コイル7a,7bは、図5で示すように、その
巻回方向を同一としている。
ル7a,7bのうち、一次コイル7aの図中左側端と一
次コイル7bの左側端とを撚って接続し、同じく一次コ
イル7aの右側端と一次コイル7bの右側端とを撚って
接続し、夫々引出す。尚、前記ボビン9の端部には仮止
め突部15,15にが形成され、前記一次コイル7a,
7bの両端側の引出し導線は、該仮止め突部15,15
に巻き込んでから、内端側の当該導線と撚って接続す
る。
み部11には、二次コイル8a,8bが巻回される。こ
の二次コイル8a,8bの始端は取り出しピン13の基
端に巻き込んで電気的に夫々接続し、ボビン9を一方向
に回転することにより、該二次コイル8a,8bを両外
端に向けて図4で示すように巻回部10a,10bで夫
々逆方向に巻回した後、その終端を前記出力ピン4a,
4bの基端に巻き込んで接続する。そして、取り出しピ
ン13,出力ピン4a,4bの夫々に半田ディップを施
してその接続を確保する。
央の取り出しピン13に接続した後にボビン9を一方向
に回転することにより、各巻回部10a,10bで逆方
向に巻回されることとなり、その相互の磁界方向は逆と
なる。このため、夫々の磁界の方向が異なることとなっ
て打ち消し合うこととなる。
コイル8a,8bをボビン9の内外で巻回することによ
り、トランス部3a,3bが軸方向に並設され、昇圧ト
ランス3が構成される。
体ケース1内に収容し、前記出力ピン4a,4bを昇圧
トランス3の下底を貫通させる。そして、前記一次コイ
ル7a,7bの夫々の引出し端を前記本体ケース1の角
縁に突成した仮止め突起16に巻き込んで仮止めする。
然る後に、本体ケース1内に絶縁樹脂2を充填し、昇圧
トランス3を封入する。
からは、その両側で、出力ピン4a,4bが突出し、中
心からは、アース用の取り出しピン13が突出してい
る。この取り出しピン13は、半田層で被覆された硬銅
線を使用したことにより、巻線時は固く、半田ディップ
後には柔らかくなるので、図6で示すように、この取り
出しピン13を折曲して、プリント基板pのスルホール
hへ挿入することが容易となる。このためそのまま基板
組み付ができ、今までのように別途取り出し線を接続す
る必要はない。
置は、一次コイル7a,7bの前記仮止め突部16,1
6に仮止めした各引出端を電気回路部Cの入出力端に接
続する。而して、一次コイル7aと一次コイル7bとは
図1で示すように、夫々電気回路部Cに対して電気的に
並列接続されることとなる。
良いが、バッテリー等の直流電源にも用いる場合は、直
流電圧を一旦昇圧するためにブロッキング発振回路等を
電気回路部Cに設ければよい。
より放出された電流は、各コイル7a,8a及びコイル
7b,8bによって構成されるトランス部3a,3bで
夫々昇圧され、前記出力ピン4a,4bで夫々高電圧が
取り出され、所要の二箇所の点火装置の放電電極で放電
し、該放電電極の近傍に配置されるガスバーナを点火す
ることとなる。このとき一次コイル7a,7bに電圧が
印加されると、その巻回方向に対応して磁界が発生する
が、上述したように二次コイル8a,8bで発生する磁
界の方向が異なり、相互に打ち消し合ってノイズの発生
が可及的に抑止される。従って、その周辺にマイコン等
磁界の影響を受け易い器材が存していても弊害がない。
10a,10bを分画形成し、その巻回部10a,10
b間に取り出しピン13を植設し、両巻回部10a,1
0bに夫々取り出しピン13に始端を接続する二次コイ
ル8a,8bを逆方向に巻回して、その終端を前記ボビ
ン9の両端部に設けた出力ピン4a,4bに夫々接続
し、各巻回部10a,10bの内外に巻き込まれた一次
コイル7a,7b及び二次コイル8a,8bにより左右
で、夫々トランス部3a,3bを構成したものであるか
ら、このため、両トランス部3a,3bは一体化され、
前記本体ケース1への装着が容易で、しかも、前記取り
出しピン13により、二次コイル8a,8bの始端を接
続したものであるから、両巻回部10a,10b間で導
線が浮遊状態で配線されず、このため、本体ケース1へ
の装着工程で断線を生じることはない。また、前記取り
出しピン13を始端としてその左右の巻回部10a,1
0bで、二次コイル8a,8bを夫々同一方向へ巻回し
たから、二次コイル8a,8bを軸方向で、各二次コイ
ル8a,8bで発生する磁界が逆方向となって打ち消し
合い、輻射ノイズの発生を可及的に除去することができ
て、周囲のマイコン等への影響を可及的に抑止できる等
の優れた効果がある。
す側面図である。
す縦断側面図である。
である。
図である。
図である。
の一部切欠正面図である。
である。
Claims (1)
- 【請求項1】左右に夫々巻回部が分画形成されたボビン
の、その巻回部間に取り出しピンを植設し、かつ両端部
に夫々出力ピンを植設すると共に、該ボビンの貫通孔内
に、磁芯に夫々巻回した二つの一次コイルを各巻回部ご
とに貫通孔に沿って列設し、さらに両巻回部に、その始
端を取り出しピンに接続し、その終端を出力ピンに接続
するようにして二次コイルを逆方向に巻回して付装し、
これにより前記ボビンの左右巻回部にトランス部を構成
するようにしてなり、各トランス部の一次コイルに、電
気的に並列となるように電気回路部からの入出力端を接
続して、各トランス部の二次コイルから昇圧した高電圧
を出力ピンから取出すようにした昇圧トランスを具備す
ることを特徴とする二口用高電圧発生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12422894A JP3445830B2 (ja) | 1994-05-13 | 1994-05-13 | 二口用高電圧発生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12422894A JP3445830B2 (ja) | 1994-05-13 | 1994-05-13 | 二口用高電圧発生装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07307231A true JPH07307231A (ja) | 1995-11-21 |
JP3445830B2 JP3445830B2 (ja) | 2003-09-08 |
Family
ID=14880164
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12422894A Expired - Fee Related JP3445830B2 (ja) | 1994-05-13 | 1994-05-13 | 二口用高電圧発生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3445830B2 (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002071133A (ja) * | 2000-08-31 | 2002-03-08 | Diamond Electric Mfg Co Ltd | イグナイタとイグナイタの端子接続方法 |
US7097447B2 (en) | 2003-04-11 | 2006-08-29 | Itw Industrial Components S.R.L. | Electric gas lighter which can be produced with any number of output terminals, and relative production method |
JP2006245424A (ja) * | 2005-03-04 | 2006-09-14 | Diamond Electric Mfg Co Ltd | 内燃機関用点火コイル及び自動車 |
JP2008047595A (ja) * | 2006-08-11 | 2008-02-28 | Murata Mfg Co Ltd | トランス |
JP2008277533A (ja) * | 2007-04-27 | 2008-11-13 | Toyo Denso Co Ltd | 点火コイル |
CN105042634A (zh) * | 2015-08-26 | 2015-11-11 | 佛山市顺德区铭派电子有限公司 | 一种电弧打火机高压包 |
EP4018128A4 (en) * | 2019-10-04 | 2023-06-28 | Ferel Elektronik San. Ve Tic. A.S. | An igniter for gas cookers |
-
1994
- 1994-05-13 JP JP12422894A patent/JP3445830B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3445830B2 (ja) | 2003-09-08 |
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