JP2004347312A - 燃焼器具用放電点火装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】燃焼器具用放電点火装置において、点火トランスのアース構造を改良することによって、装置の小型化や省面積化、さらに装置コストや取付けコストの低減等を実現可能にする。
【解決手段】高電圧発生装置2は、電源電圧を所定の高電圧に昇圧する点火トランス12を有する。点火トランス12の一次巻線に接続された電源端子22と二次巻線に接続されたアース端子23とは、外部筐体11の同一面21に配置されている。例えば、電源端子22とアース端子23は3端子型コネクタ24として外部筐体11に設置される。点火トランス12の二次巻線に接続された出力端子26は、点火プラグ3の放電電極31と電気的に接続される。これら高電圧発生装置2と点火プラグ3とによって、放電点火装置1が構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、ガス燃焼器具や石油燃焼器具等の各種燃焼器具に用いられる放電点火装置に関する。
ガスコンロや給湯器等の各種燃焼器具においては、着火源として放電点火装置が利用されている。燃焼器具用の放電点火装置としては、電源電圧を所定の高電圧に昇圧する点火トランスを備える高電圧発生装置と、ガスバーナ等の近傍に設置される点火プラグとを組合せた装置が一般的に使用されている。このような放電点火装置は、点火トランスで昇圧された二次側電圧により点火プラグの放電電極から火花を発生させることでガスバーナ等を着火させるものである。
高電圧発生装置の点火トランスには、例えば外周側に二次巻線が巻回されたボビンの中心孔に、一次巻線が巻回された磁気コアを挿通した構造を有するトランスが用いられている。点火トランスの一次巻線は、点火トランスを収納する外部筐体の下端面等に設置された電源端子を介して、装置外部に配置される電源と接続される。二次巻線の一方の端部は、出力端子を介して点火プラグの放電電極と接続される。また、二次巻線の他方の端部は、アース端子を介して燃焼器具本体等に接地される。
従来の放電点火装置における点火トランスのアース構造は、例えば外部筐体の側面から突出させたアース端子板を有している。アース端子板は、高電圧発生装置の取付け部と共に燃焼器具本体もしくは高電圧発生装置が設置される金属基板等に螺子止めされる。このようなアース構造によって、点火トランスの二次巻線を燃焼器具本体等に接地している(例えば特許文献1参照)。あるいは、点火トランスの二次巻線に接続されたアース端子にリード線を接続し、このリード線を介して燃焼器具本体等に接地している。
このような従来の点火トランスのアース構造において、例えばアース端子板を装置取付け部と共に燃焼器具本体に螺子止めする場合には、アース端子の形状や取付け構造等が制約されるという問題がある。さらに、高電圧発生装置の取付け構造も制約されてしまう。これらは高電圧発生装置の小型化や設置面積の削減、さらには装置コストや取付けコストの低減等を妨げる要因となっている。一方、リード線を用いてアース端子を接地する場合には接続自体が煩雑となるため、装置コストや取付けコストの低減等を妨げている。
また、放電点火装置の高電圧発生装置と点火プラグとの接続構造に関しては、放電電極の先端電圧の低下等を防ぐために、放電電極と高電圧発生装置の出力端子とを直接接続することが提案されている(例えば特許文献2〜3等参照)。直結構造を適用した放電点火装置においては、装置コストや取付けコストの低減等を図る上で、点火プラグのみを燃焼器具本体に取付けることで装置全体を固定することも検討されている。しかし、このような固定構造ではアース端子の接続が煩雑となり、これが固定構造の簡略化に伴う装置コストや取付けコストの低減等を妨げる結果となっている。
特開2000-18584号公報 特公平6-89886号公報 特開平11-248155号公報
上述したように、従来の燃焼器具用放電点火装置においては、点火トランスのアース構造が装置の小型化や省面積化等を妨げている。点火トランスのアース構造は装置コストや取付けコストの低減を阻害する要因にもなっている。特に、放電電極と出力端子とを直結した放電点火装置では、装置の固定構造を改良する等によって、装置コストや取付けコストの低減を図ることが検討されている。しかし、この場合にもアース端子の接続構造が問題となっており、これが装置コストや取付けコストの低減等を妨げる結果となっている。
本発明はこのような課題に対処するためになされたものである。本発明は、点火トランスのアース構造を改良することによって、装置の小型化や省面積化、さらに装置コストや取付けコストの低減等を図ることを可能にした燃焼器具用放電点火装置を提供することを目的としている。
(請求項1)
本発明の燃焼器具用放電点火装置は、外部筐体と、前記外部筐体内に収納されると共に、電源電圧を昇圧する一次巻線および二次巻線を有する点火トランスと、前記一次巻線に接続されると共に、前記外部筐体の一面に配置された電源端子と、前記二次巻線に接続された出力端子およびアース端子とを備える高電圧発生装置と、火花放電端として機能する先端部と前記出力端子と電気的に接続される終端部とを有する放電電極を備える点火プラグとを具備し、前記アース端子は前記電源端子と同一の前記外部筐体面に配置されていることを特徴としている。
本発明の燃焼器具用放電点火装置においては、点火トランスの二次巻線に接続されたアース端子を電源端子と同一の外部筐体面に配置している。このように、点火トランスのアース端子と電源端子とを同一の外部筐体面に配置することによって、アース端子と電源端子の接続部を一箇所に集約することができる。これによって、アース端子と電源端子の接続構造が簡素化され、高電圧発生装置の小型化や省面積化を図ることが可能となる。さらに、アース端子と電源端子の接続構造の集約化および簡素化は、装置コストや取付けコストの低減に寄与する。
(請求項2)
本発明の燃焼器具用放電点火装置の一態様は、前記外部筐体面に前記アース端子と前記電源端子とを有する3端子型コネクタが設置された高電圧発生装置を具備する。このように、アース端子と電源端子を3端子型コネクタで構成することによって、装置外部のアース線や電源線との接続が容易になる。さらに、端子接続構造を簡素化することができると共に、接続構造の設計も容易となる。これらは装置の小型化、装置コストや取付けコストの低減等に大きく寄与するものである。
(請求項3)
本発明の燃焼器具用放電点火装置の他の一態様は、前記点火プラグが前記放電電極を保護する絶縁碍子を有する点火プラグを具備する。放電電極の外周部の少なくとも一部を絶縁碍子で覆うことによって、放電電極を保護することができると共に、点火プラグを燃焼器具本体等に取付ける際の絶縁を確保することが可能となる。
(請求項4)
本発明の燃焼器具用放電点火装置の別の一態様は、前記放電電極の終端部が前記出力端子と直結されている高電圧発生装置を具備する。直結構造の放電点火装置は、点火プラグのみを燃焼器具本体に取付けて装置全体を支持することができるため、高電圧発生装置の小型化や取付けコストの低減が図れる。このような装置構造において、アース端子と電源端子の接続部を外部筐体の一面に集約することによって、各端子(特にアース端子)の電気的な接続を容易に実施することが可能となる。
(請求項5)
本発明の燃焼器具用放電点火装置のさらに別の一態様は、前記放電電極の少なくとも一部(例えば放電電極の絶縁碍子で保護されていない露出部もしくはその一部)が所定の空隙を介して配置された絶縁管で覆われている高電圧発生装置を具備する。例えば、点火プラグと高電圧発生装置との設置位置が離間している場合には、放電電極の露出部の少なくとも一部を所定の空隙を介して配置された絶縁管で覆うことが好ましい。このような絶縁管を有する放電点火装置によれば、放電電極の露出部に起因する容量成分やノイズの発生が抑制される。その上で、装置の小型化や取付けコストの低減を図った上で、各端子の電気的な接続を容易に実施することが可能となる。
(請求項6)
本発明の燃焼器具用放電点火装置のさらに別の一態様は、前記放電電極が少なくとも一箇所の曲折部を有し、かつ前記放電電極の少なくとも一部が前記曲折部を境として所定の空隙を介して配置された第1の絶縁管と第2の絶縁管とによって覆われている高電圧発生装置を具備する。例えば、放電点火装置を薄型化した燃焼器具に適用する場合において、放電電極を曲折させることで燃焼器具内に無理なく配置することができ、さらに点火プラグのみを燃焼器具本体に取付けて放電点火装置全体を支持することが可能となる。この際、放電電極の曲折部を境として、第1の絶縁管と第2の絶縁管とで放電電極を覆うことによって、放電電極の露出部の大部分を覆うことができる。その上で、アース端子と電源端子の接続部を外部筐体の一面に集約することによって、装置の小型化や取付けコストの低減を図ることができると共に、各端子の電気的な接続を容易に実施することが可能となる。絶縁管は放電点火装置全体を安定して支持するための支えとしても機能する。
本発明の燃焼器具用放電点火装置は、点火トランスのアース構造およびアース接続が簡素化並びに容易化されている。従って、放電点火装置の小型化や省面積化、さらには装置コストや取付けコストの低減等を図ることが可能となる。
以下、本発明を実施するための形態について説明する。図1は本発明の第1の実施形態による燃焼器具用放電点火装置の構成を示している。同図に示す燃焼器具用放電点火装置1は、高電圧発生装置2と点火プラグ3とを具備している。このような燃焼器具用放電点火装置1は、例えばガスコンロや給湯器のようなガス燃焼器具や石油ファンヒータのような石油燃焼器具等の各種燃焼器具に用いられるものである。
高電圧発生装置2は樹脂等の絶縁材料からなる外部筐体11を有している。外部筐体11内には、点火トランス12とダイオードや抵抗体等の電子部品13をプリント基板14に実装した回路ユニット15とが収納されている。点火トランス(昇圧トランス)12は、外周側に二次巻線が巻回されたコイルボビン16を有している。コイルボビン16の中心孔には、一次巻線が巻回された鉄心等の磁気コア17が挿通されている。点火トランス12の一次巻線と二次巻線の巻数に基づいて、電源電圧は所定の高電圧に昇圧される。なお図示を省略したが、外部筐体11内にはウレタン樹脂等の樹脂封止剤が封入される。
コイルボビン16には、一次巻線用の接続ピン18、18、さらに二次巻線用の出力ピン19とアースピン20が立設されている。これら接続用の各ピン18、19、20には、例えば半田メッキ付き軟鋼線が用いられる。一次巻線用の接続ピン18、18と二次巻線用のアースピン20は、それぞれ回路ユニット15に接続されている。また、外部筐体11の下端面21に設けられた開口部には、電源端子22、22と共にアース端子23を有する3端子型コネクタ、すなわち3本端子の接続プラグ24が設置されている。
接続プラグ24の電源端子22、22は、それぞれ回路ユニット15を介して一次巻線用の接続ピン18、18に接続されている。アース端子23は回路ユニット15を介して二次巻線のアースピン20に接続されている。このように、点火トランス12のアース端子23は、電源端子22、22と同一の外部筐体面、具体的には外部筐体11の下端面21に配置されている。さらに、電源端子22、22とアース端子23は3本端子の接続プラグ24を用いることによって、1つのコネクタにまとめられて配置されている。
上述したような点火トランス12が収納された外部筐体11の上端面側には、点火プラグ3の取付け部となる筒状凸部25が設けられている。筒状凸部25は外部筐体11の内部と連通している。この筒状凸部25内に出力端子26が配置されている。出力端子26は点火トランス12の出力ピン19と電気的に接続されている。出力端子26の先端部は筒状凸部25の内部に配置されており、これにより外部筐体11の外部空間に露出している。出力端子26の先端部にはメス型のコネクタが装着されている。この実施形態ではコネクタにプラグコンタクト27を用いている。
一方、点火プラグ3は耐熱性金属棒からなる放電電極31を有している。放電電極31の先端部32は燃焼器具のバーナ近傍に設置されることが予定されており、火花放電端として機能するものである。放電電極31の外周部は、その先端部32と終端部33を露出するように絶縁碍子34で覆われている。放電電極31は絶縁碍子34で保護されている。絶縁碍子34にはアルミナ等の耐熱性でかつ絶縁性のセラミックス材が用いられる。絶縁碍子34の終端部33側の端部には、高電圧発生装置2への取付け部を構成する凹部35が設けられている。放電電極31の終端部33は凹部35内に露出している。
放電電極31の終端部(接続端)33は、高電圧発生装置2の出力端子26と直結するための接続プラグとして利用され、その先端は例えばテーパ状に加工されている。そして、放電電極31の終端部33は図2に示すように、出力端子26に装着されたプラグコンタクト27に挿入接続される。それと同時に、絶縁碍子34の端部に設けられた凹部35は高電圧発生装置2の筒状凸部25に装着される。このような構造によって、高電圧発生装置2と点火プラグ3とは機械的に結合されかつ電気的に接続されている。
このようなプラグインコンタクト形式の直結構造によれば、中間の高圧ケーブル等に起因する容量成分の発生を防止することができる。さらに、放電電極31と出力端子26とを着脱自在に接続可能とした上で、それらの電気的な接続信頼性を高めることができる。ここで言う直結構造とは、放電電極31と出力端子26との間に高圧ケーブル等を介在させることなく、直接接続した接続形態を指すものである。なお、この実施形態ではプラグコンタクト27を用いて、放電電極31と出力端子26とを直結する接続形態について説明した。直結構造は上記した接続形態に限定されるものではなく、例えば圧縮型や圧着型接続端子等を用いて、放電電極31と出力端子26とを直結することも可能である。
上述した放電点火装置1は図2に示したように、点火プラグ3のみが取付け治具36で燃焼器具本体に設置される。すなわち、点火プラグ3のみを燃焼器具本体に取付けることで、放電点火装置1全体を支持することができる。放電電極31と出力端子26とを直結した放電点火装置1は、点火プラグ3が高電圧発生装置2に対して電気的に接続されると共に機械的に結合されている。従って、高電圧発生装置2を燃焼器具本体に取付けることなく、点火プラグ3の取付けのみで放電点火装置1全体を支持することが可能となる。これによって、放電点火装置1の部品コストや取付けコスト等を削減することができる。
なお、この実施形態では放電電極31の外周部を絶縁碍子34で覆った点火プラグ3を用いているが、絶縁碍子34は省略することができる。すなわち、点火プラグ3は放電電極31のみで構成してもよい。このような場合において、点火プラグ3の燃焼器具本体への取付け構造は、例えば燃焼器具本体側に設けられた放電電極31の支持部が適用される。燃焼器具本体側に設けられた支持部には、放電電極31と燃焼器具本体との絶縁を確保しつつ、放電電極31を機械的に支持する支持構造体が用いられる。
電源端子22、22とアース端子23とを有する接続プラグ24には、図2に示したように、電源線41と共にアース線42を有するメス型コネクタ43が接続される。図示を省略したが、電源線41は点火装置外部の電源装置に接続されている。また、アース線42は燃焼器具本体に接地されている。アース線42の燃焼器具本体への接地は、電源装置等を利用することで容易に実施することができる。
このような燃焼器具用放電点火装置1においては、電源端子22から入力された電圧を高電圧発生装置2の点火トランス12で所定の電圧まで昇圧することによって、出力端子26に高電圧を発生させる。この高電圧は出力端子26から点火プラグ3の放電電極31に印加され、放電電極31の先端部(火花放電端)32から火花を発生させる。放電点火装置1は放電電極31の先端部32で発生させた火花によって、ガスバーナや石油バーナ等を着火するものである。
上述したように、この実施形態の燃焼器具用放電点火装置1においては、アース端子23と電源端子22、22とを外部筐体11の同一面(下端面21)に配置している。さらに、電源端子22、22とアース端子23は3本端子の接続プラグ24にまとめられて配置されている。これらによって、高電圧発生装置2の小型化や省面積化を図ることが可能となる。高電圧発生装置2を省面積化することによって、燃焼器具側の設計的な配慮を軽減することができる。さらに、点火トランス12の電源端子22、22とアース端子23を一箇所に集約することによって、各端子への接続構造が簡素化できると共に、装置外部の電源線41やアース線42と容易に接続することが可能となる。これらによって、放電点火装置1の装置コストや取付けコストを低減することができる。
上述した3本端子の接続プラグ24等の3端子型コネクタは、例えば図3に示すように、小型の点火トランス12を有する高電圧発生装置2に対して特に有効である。すなわち、アース端子を別途配置した場合には、高電圧発生装置2の小型化や省面積化が損なわれてしまう。これに対して、電源端子22、22とアース端子23を3端子型コネクタで1つの接続構造体に集約することによって、高電圧発生装置2の小型化や省面積化をより一層促進することが可能となる。また、このような場合においても、装置外部の電源線やアース線と容易に接続することができる。
さらに、この実施形態では放電電極31と出力端子26とを直結した放電点火装置1を適用している。直結構造の放電点火装置1は、点火プラグ3のみを燃焼器具本体に取付けることによって、装置1全体を支持することができる。すなわち、高電圧発生装置2は燃焼器具本体に取付けなくてもよい。このような場合においても、アース端子23を一対のコネクタ24、43を用いてアース線42と接続することによって、点火トランス12の二次巻線を容易にかつ簡易な構造で燃焼器具本体に接地することが可能となる。これによって、取付け構造の簡素化による放電点火装置1の部品コストや取付けコストの削減効果等を損なうことなく、点火トランス12の動作特性や信頼性を高めることができる。
次に、本発明の燃焼器具用放電点火装置の第2の実施形態について、図4を参照して説明する。なお、図1および図2と同一部分については同一符号を付し、その説明を一部省略する。図4は高電圧発生装置2と点火プラグ3を離間して設置しなければならない場合を示している。すなわち、点火プラグ3はガスバーナ等の近傍位置に取付けられる。一方、高電圧発生装置2は燃焼器具内の空きスペース等に設置されることがあり、このような場合には点火プラグ3と高電圧発生装置2とが離間して設置される。
図4に示す燃焼器具用放電点火装置1は、点火プラグ3と高電圧発生装置2との設置間距離に応じた長さの放電電極31を有している。高電圧発生装置2と点火プラグ3との間は、高電圧発生装置2を機械的に支持することが可能な強度を有する放電電極31で結合されている。従って、点火プラグ3のみを燃焼器具本体に取付けることで、放電点火装置1全体を支持することができる。このような場合においても、電源端子22、22とアース端子23を有する接続プラグ24(3端子型コネクタ)は有効に機能する。従って、点火トランス12の接地に要するコスト(装置コストや取付けコスト)の低減や小型化等を図ることができる。
ここで、図4に示す放電電極31は点火プラグ3と高電圧発生装置2との設置位置間を繋ぐことが可能な長さを有している。このため、放電電極31の先端部32側は絶縁碍子34で保護されているものの、設置距離分に応じて延長した部分は絶縁碍子34で保護されていない露出部37とされている。このように、放電電極31の一部が露出されていると容量成分やノイズの発生原因となることから、図5に示すように放電電極31の露出部37を絶縁管で覆うことが好ましい。
図5は曲折した放電電極31を有する放電点火装置1を示している。例えば、近年のガス給湯器ユニットは設置場所の制約により薄型化が要求されている。薄型化した給湯器ユニットの内部等に放電点火装置1を組み込む際には、放電電極31を曲折して配置しなければ対応できない場合もある。そこで、図5に示した放電点火装置1は曲折させた放電電極31を有している。曲折させた放電電極31を用いることによって、高電圧発生装置2を薄型化した給湯器ユニット等の内部に無理なく配置することができる。
さらに、曲折させた放電電極31の周囲には、曲折部を境として第1の絶縁管41と第2の絶縁管42とが配置されている。放電電極31の露出部37の大部分は2つの絶縁管41、42で覆われている。このように、放電電極31の曲折部を境として、第1の絶縁管41と第2の絶縁管42とで放電電極31を覆うことによって、放電電極31の露出部37の大部分を絶縁管41、42で覆うことができる。なお、図4に示す直線状の放電電極31の場合には、1つの絶縁管で覆うことが可能であることは言うまでもない。
絶縁管41、42はアルミナ等の耐熱性でかつ絶縁性のセラミックス材により形成されており、放電電極31の直径より大径の内径を有している。このような絶縁管41、42内に放電電極31が挿通されている。従って、絶縁管41、42の内壁面と放電電極31の外周面との間には空隙が設けられている。この空隙により放電電極31の露出部37の周囲には空気層(誘電率=1)が形成されている。この空気層に基づいて放電電極31の露出部37に起因する容量成分の発生が抑えられることから、放電電圧の低下を抑制することが可能となる。
また、放電電極31の露出部37を絶縁管41、42で覆うことによって、露出部37からのノイズ発生を抑制することができる。これによって、放電電極31に近接した位置に存在するマイコン等の電子制御機器の誤動作を防ぐことが可能となる。加えて、絶縁管41、42は点火プラグ3と高電圧発生装置2との機械的な結合の補助材としても機能する。よって、点火プラグ3のみを燃焼器具本体に取付ける場合の高電圧発生装置2の支持精度を高めることができる。
次に、本発明の燃焼器具用放電点火装置の第3の実施形態について、図6を参照して説明する。なお、図1ないし図5と同一部分については同一符号を付し、その説明を一部省略する。図6は点火プラグ3の放電電極31と高電圧発生装置2の出力端子26との間を、高圧ケーブル51で電気的に接続した放電点火装置50を示している。
すなわち、本発明の燃焼器具用放電点火装置において、点火プラグの放電電極と高電圧発生装置の出力端子との接続は、必ずしも直結構造に限られるものではない。本発明は図6に示すように放電電極31と出力端子26との間を高圧ケーブル51で電気的に接続した放電点火装置50に適用することもできる。このような場合においても、電源端子22とアース端子23の接続構造の簡素化、電源線やアース線との接続の容易化、さらにはこれらに基づく装置コストや取付けコストの低減等を実現することができる。
図6に示す放電点火装置50において、高電圧発生装置2の出力端子26の先端部にはオスギボシ52が装着されている。一方、高圧ケーブル51の端部にはメスギボシ53が装着されており、出力端子26側のオスギボシ52と接続可能とされている。高圧ケーブル51の他方の端部には、プラグコンタクト54が装着されている。放電電極31の終端部(接続端)33は例えばテーパ状に加工されており、高圧ケーブル51に装着されたプラグコンタクト27に挿入接続される。また、図6では高圧ケーブル51を介在させているため、高電圧発生装置2および点火プラグ3はそれぞれ取付け治具55、56で燃焼器具本体に設置される。
なお、上述した各実施形態では1個の点火プラグを有する放電点火装置について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明は高電圧発生装置に2個もしくはそれ以上の点火プラグを接続した放電点火装置に対しても同様に適用することができる。このような場合には、複数の二次巻線および出力ピンを有する点火トランスが用いられる。点火トランスのアースピンは基本的には1つとされるため、アース端子の構造は前述した実施形態と同様となる。
本発明の第1の実施形態による燃焼器具用放電点火装置の構成を示す断面図である。 図1に示す燃焼器具用放電点火装置の組立て状態を示す断面図である。 図1に示す燃焼器具用放電点火装置の一変形例を示す断面図である。 本発明の第2の実施形態による燃焼器具用放電点火装置の構成を一部断面で示す図である。 図4に示す燃焼器具用放電点火装置の変形例を一部断面で示す図である。 本発明の第3の実施形態による燃焼器具用放電点火装置の構成を一部断面で示す図である。
符号の説明
1,50…燃焼器具用放電点火装置、2…高電圧発生装置、3…点火プラグ、11…外部筐体、12…点火トランス、22…電源端子、23…アース端子、24…3端子型コネクタ(接続プラグ)、26…出力端子、31…放電電極、32…先端部(火花放電端)、33…終端部(接続端)、34…絶縁碍子。

Claims (6)

  1. 外部筐体と、前記外部筐体内に収納されると共に、電源電圧を昇圧する一次巻線および二次巻線を有する点火トランスと、前記一次巻線に接続されると共に、前記外部筐体の一面に配置された電源端子と、前記二次巻線に接続された出力端子およびアース端子とを備える高電圧発生装置と、
    火花放電端として機能する先端部と前記出力端子と電気的に接続される終端部とを有する放電電極を備える点火プラグとを具備し、
    前記アース端子は前記電源端子と同一の前記外部筐体面に配置されていることを特徴とする燃焼器具用放電点火装置。
  2. 前記外部筐体面には前記アース端子と前記電源端子とを有する3端子型コネクタが設置されていることを特徴とする請求項1記載の燃焼器具用放電点火装置。
  3. 前記点火プラグは前記放電電極を保護する絶縁碍子を有することを特徴とする請求項1又は2記載の燃焼器具用放電点火装置。
  4. 前記放電電極の終端部は前記出力端子と直結されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の燃焼器具用放電点火装置。
  5. 前記放電電極の少なくとも一部は所定の空隙を介して配置された絶縁管で覆われていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の燃焼器具用放電点火装置。
  6. 前記放電電極は少なくとも一箇所の曲折部を有し、かつ前記放電電極の少なくとも一部は前記曲折部を境として、所定の空隙を介して配置された第1の絶縁管と第2の絶縁管とによって覆われていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の燃焼器具用放電点火装置。
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