JP2003197447A - 内燃機関用点火コイル - Google Patents
内燃機関用点火コイルInfo
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- JP2003197447A JP2003197447A JP2001391278A JP2001391278A JP2003197447A JP 2003197447 A JP2003197447 A JP 2003197447A JP 2001391278 A JP2001391278 A JP 2001391278A JP 2001391278 A JP2001391278 A JP 2001391278A JP 2003197447 A JP2003197447 A JP 2003197447A
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Abstract
い状態において、半田ディップを行うと半田付け不良に
よって電気的な接続不良が発生したり、下側のリード線
が曲がってしまった場合には、高圧ダイオードがチュー
ブに対して所定の位置に収納されなくなることから、上
側の端子金具をチューブに対して固定できなくなるとい
った問題があった。 【解決手段】 鉄心3に一次コイル1、二次コイル2を
取り付けた昇圧トランスを収容するケース4内に、高圧
ダイオード5および該高圧ダイオード5の両端から導出
されたリード線5a,5aが接続、固定される端子金具
7を収容した絶縁樹脂からなるチューブ6を、収容した
内燃機関用点火コイルにおいて、前記高圧ダイオード5
のリード線5a,5aが挿入される端子金具7の大径部
7aから小径部7bに向かう内壁面を円錐形状のテーパ
面7dにした。
Description
エンジンの点火プラグに火花放電を発生させるための高
電圧を供給するモールド型の内燃機関用点火コイルに関
し、特に、電波ノイズの発生を防止するための高圧ダイ
オードのリード線を端子金具に対して、該リード線を曲
げることなくスムーズに挿通できるようにした内燃機関
用点火コイルに関する。 【0002】 【従来の技術】内燃機関用点火コイルはバッテリーと一
次コイルとを接続し、該一次コイルの電圧を二次コイル
で昇圧して点火プラグに供給するものである。 【0003】以下、高圧ダイオードを組み込んだ従来に
おけるモールド型の内燃機関用点火コイルを図2〜図5
と共に説明する。 【0004】1は一次コイルボビン1aに巻回された一
次コイル、2は該一次コイル1の外周の、鍔部2a1を
有する二次コイルボビン2aに巻回された二次コイル、
3は珪素鋼板で構成した、例えば一対のE字状の積層鉄
心にして、前記一次コイルボビン1a内に一部が挿入さ
れ、これにより昇圧トランスが構成されている。 【0005】4は前記積層鉄心3に一次コイル1および
二次コイル2を取り付けた昇圧トランスが収容される絶
縁樹脂製のケース、5は絶縁樹脂製のチューブ6内に収
容された高圧ダイオード、前記チューブ6は前記ケース
4の下部の高圧タワー4a内に収容される。また、高圧
ダイオード5の両端のリード線5a,5aは前記チュー
ブ6の両端に固定された端子金具7,7に接続、固定さ
れている。 【0006】そして、上方の端子金具7には前記二次コ
イル2の終端が電気的に接続され、また、下方の端子金
具7は図示しないスプリングを介してプラグに接続され
るようになっている。 【0007】前記チューブ6には、高圧ダイオード5の
管部が挿入される小径部6aと、該小径部6aの両端に
形成された端子金具7が挿入される大径部6bとが形成
されている。また、前記端子金具7は、高圧ダイオード
5の管部が挿入され、かつ、前記チューブ6の大径部6
bに嵌合される大径部7aと、高圧ダイオード5のリー
ド線5aが挿入されると共に後で半田付けされる小径部
7bとより構成されている。なお、前記端子金具7の大
径部7aと小径部7bとの間は略平坦な水平部7cとな
っている。 【0008】次に、図4に示すチューブ6内に高圧ダイ
オード5および端子金具7を収容する組立工程について
説明すると、先ず、チューブ6の下側の大径部6bに1
つの端子金具7を嵌合、固定する。次いで、チューブ6
の上側から高圧ダイオード5のリード線5aを挿入し、
該リード線5aをチューブ6に固定されている前記端子
金具7の小径部7bに差し込む。さらに、高圧ダイオー
ド5の他のリード線5aを他の端子金具7の小径部7b
に差し込むようにしてチューブ6の上側の大径部6bに
端子金具7の大径部7aを嵌合、固定する。 【0009】 【発明が解決しようとする課題】ところで、前記端子金
具7の大径部7aと小径部7bとの間が水平部7cとな
っているので、図5に示すように、チューブ6の下側に
固定されている端子金具7内に高圧ダイオード5を挿入
すると、該高圧ダイオード5のリード線5aが水平部7
cに当接してリード線5aが曲がってしまう。また、上
側のリード線5aに端子金具7を取り付ける場合も同様
のことが言える。 【0010】そして、このようにリード線5aが端子金
具7の小径部7bに差し込まれない状態において、半田
ディップを行うと、半田付け不良によって電気的な接続
不良が発生したり、下側のリード線5aが曲がってしま
った場合には、高圧ダイオード5がチューブ6に対して
所定の位置に収納されなくなることから、上側の端子金
具7をチューブ6に対して固定できなくなるといった問
題が発生した。 【0011】本発明は、前記した問題点を解決せんとす
るもので、高圧ダイオードのリード線に取り付ける端子
金具の、前記リード線を挿入する際に当接する面をテー
パ状に形成したので、前記リード線をスムーズに端子金
具に挿入できてリード線の折れ曲がりによる不良をなく
すようにした内燃機関用点火コイルを提供する。 【0012】 【課題を解決するための手段】本発明は、鉄心に一次コ
イル、二次コイルを取り付けた昇圧トランスを収容する
ケース内に、高圧ダイオードおよび該高圧ダイオードの
両端から導出されたリード線が接続、固定される端子金
具を収容した絶縁樹脂からなるチューブを、収容した内
燃機関用点火コイルにおいて、前記高圧ダイオードのリ
ード線が挿入される前記端子金具の大径部から小径部に
向かう内壁面を円錐形状のテーパ面にしたものである。 【0013】 【発明の実施の形態】以下、本発明に係る内燃機関用点
火コイルの一実施の形態を図1と共に説明する。なお、
図1は要部のみを示すものであり、従来例と同一符号は
同一または相当部分を示し、その説明を省略する。本発
明が従来例と異なる点は、従来における端子金具7は大
径部7aから小径部7bに至る部分が水平部7cである
のに対し、本発明の端子金具7にあっては、大径部7a
から小径部7bに至る部分を、大径部7a側から小径部
7b側へ窄む円錐形状のテーパ面7dにした点である。 【0014】このように構成することにより、図1にお
いて、チューブ6の下側の大径部6bに嵌合、固定され
た端子金具7に対して高圧ダイオード5のリード線5a
を、チューブ6の上側から挿入した場合、リード線5a
が端子金具7の内壁面に当接しても、リード線5aが当
接する内壁面がテーパ面7dとなっているので、リード
線5aの先端はテーパ面7dに沿って下降して小径部7
bに導入される。 【0015】従って、リード線5aが折り曲がることな
く端子金具7の小径部7b内に納まることとなり、後の
工程である半田付けにおいてリード線5aと端子金具7
との半田付けが良好に行え、電気的な接続が確実に行え
ることとなる。 【0016】また、前記した下側の端子金具7に対して
リード線5aを挿入した後に、チューブ6の大径部6b
に上側の端子金具7を嵌合、固定するが、この端子金具
7の嵌合時においても、チューブ6内に収容されている
高圧ダイオード5の上側のリード線5aは端子金具7の
テーパ面7dに当接することとなるので、該リード線5
aは端子金具7の小径部7b内に導入される。従って、
リード線5aが折り曲がることはなく、後の工程である
半田付けにおいてリード線5aと端子金具7との半田付
けが良好に行え、電気的な接続が確実に行えることとな
る。 【0017】 【発明の効果】本発明は、高圧ダイオードのリード線が
挿入される端子金具の内壁面を円錐形状のテーパ面にし
たことにより、高圧ダイオードのリード線を端子金具に
挿通する際にテーパ面によってスムーズに挿入すること
ができる。従って、端子金具と高圧ダイオードのリード
線との電気的な接続が確実に行え、接触不良による不良
品の発生を防止することができる等の効果を有するもの
である。
部を示す断面図である。 【図2】従来の内燃機関用点火コイルの全体を示す断面
図である。 【図3】同上の要部を示す断面図である。 【図4】同上の要部を示す分解断面図である。 【図5】組立時におけるリード線が端子金具の内壁面に
当接した状態を示す断面図である。 【符号の説明】 1 一次コイル 1a 一次コイルボビン 2 二次コイル 2a 二次コイルボビン 2a1 鍔部 3 積層鉄心 4 ケース 4a 高圧タワー 5 高圧ダイオード 5a リード線 6 チューブ 6a 小径部 6b 大径部 7 端子金具 7a 大径部 7b 小径部 7c 水平部 7d テーパ面
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 鉄心に一次コイル、二次コイルを取り付
けた昇圧トランスを収容するケース内に、高圧ダイオー
ドおよび該高圧ダイオードの両端から導出されたリード
線が接続、固定される端子金具を収容した絶縁樹脂から
なるチューブを、収容した内燃機関用点火コイルにおい
て、 前記高圧ダイオードのリード線が挿入される前記端子金
具の大径部から小径部に向かう内壁面を円錐形状のテー
パ面にした、 ことを特徴とする内燃機関用点火コイル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001391278A JP2003197447A (ja) | 2001-12-25 | 2001-12-25 | 内燃機関用点火コイル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001391278A JP2003197447A (ja) | 2001-12-25 | 2001-12-25 | 内燃機関用点火コイル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003197447A true JP2003197447A (ja) | 2003-07-11 |
Family
ID=27598917
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001391278A Pending JP2003197447A (ja) | 2001-12-25 | 2001-12-25 | 内燃機関用点火コイル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003197447A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007278140A (ja) * | 2006-04-05 | 2007-10-25 | Hanshin Electric Co Ltd | 内燃機関用プラグソケット |
DE102005043044B4 (de) * | 2005-05-19 | 2013-05-16 | Mitsubishi Denki K.K. | Zündvorrichtung für einen Verbrennungsmotor |
JP2017027979A (ja) * | 2015-07-16 | 2017-02-02 | 株式会社デンソー | 内燃機関用の点火コイル |
JP2017027978A (ja) * | 2015-07-16 | 2017-02-02 | 株式会社デンソー | 内燃機関用の点火コイル |
JP2019096788A (ja) * | 2017-11-24 | 2019-06-20 | 株式会社デンソー | 内燃機関用の点火コイル |
-
2001
- 2001-12-25 JP JP2001391278A patent/JP2003197447A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102005043044B4 (de) * | 2005-05-19 | 2013-05-16 | Mitsubishi Denki K.K. | Zündvorrichtung für einen Verbrennungsmotor |
JP2007278140A (ja) * | 2006-04-05 | 2007-10-25 | Hanshin Electric Co Ltd | 内燃機関用プラグソケット |
JP2017027979A (ja) * | 2015-07-16 | 2017-02-02 | 株式会社デンソー | 内燃機関用の点火コイル |
JP2017027978A (ja) * | 2015-07-16 | 2017-02-02 | 株式会社デンソー | 内燃機関用の点火コイル |
JP2019096788A (ja) * | 2017-11-24 | 2019-06-20 | 株式会社デンソー | 内燃機関用の点火コイル |
JP7000817B2 (ja) | 2017-11-24 | 2022-01-19 | 株式会社デンソー | 内燃機関用の点火コイル |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050201 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050215 |
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A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050414 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050607 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20051018 |