JP7000817B2 - 内燃機関用の点火コイル - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関用の点火コイルに関する。
特許文献1には、内燃機関用の点火コイルとして、互いに磁気結合された一次コイル及び二次コイルと、点火プラグで放電が発生した際の雑音を抑制する抵抗体と、ケースとを備えたものが開示されている。このケースは、一次コイル及び二次コイルを収納するケース本体と、ケース本体から下側に突出した筒状の高圧タワーとを有する。
さらに、高圧タワーには、下側に凹んだ凹部が形成された高圧出力端子が圧入されており、前記高圧出力端子の凹部には、前記抵抗体が圧入されている。
特開2006-269613号公報
しかしながら、特許文献1に記載の点火コイルにおいては、高圧出力端子の全体が高圧タワーに圧入されており、さらにこの高圧出力端子の凹部に抵抗体が圧入されている。そのため、高圧出力端子から抵抗体と高圧タワーとの双方に過大な力が作用することが懸念される。これにより、抵抗体及び高圧タワーの耐久性の低下が懸念される。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、抵抗体及び高圧タワーに作用する力を低減しやすい内燃機関用の点火コイルを提供しようとするものである。
本発明の一態様は、互いに磁気結合された一次コイル(11)及び二次コイル(12)と、
前記一次コイル及び前記二次コイルを収容するケース本体(21)、及び前記ケース本体から下側に突出した筒状の高圧タワー(22)を有するケース(2)と、
前記高圧タワーに圧入されて前記高圧タワーの内側を閉塞する閉塞体(10)と、
前記ケース本体内に充填されるとともに、前記一次コイル及び前記二次コイルを封止する充填樹脂(15)と、を有し、
前記閉塞体は、筒状を呈している樹脂製の樹脂筒部(3)と、前記樹脂筒部に密着するよう形成されるとともに、上側に開口する有底筒状の高圧端子(4)と、前記高圧端子に嵌入された抵抗体(5)と、を有し、
前記閉塞体は、前記樹脂筒部の外周面において前記高圧タワーに圧接しており、
前記高圧端子の内周面には、内周側に突出するとともに前記抵抗体の外周面に当接する内周端子突出部(421)が形成されており、
前記高圧端子の内周面には、周方向の複数箇所に前記内周端子突出部が形成されており、複数の前記内周端子突出部は、上下方向の複数箇所に形成されている、内燃機関用の点火コイル(1)にある。
本発明の他の態様は、互いに磁気結合された一次コイル(11)及び二次コイル(12)と、
前記一次コイル及び前記二次コイルを収容するケース本体(21)、及び前記ケース本体から下側に突出した筒状の高圧タワー(22)を有するケース(2)と、
前記高圧タワーに圧入されて前記高圧タワーの内側を閉塞する閉塞体(10)と、
前記ケース本体内に充填されるとともに、前記一次コイル及び前記二次コイルを封止する充填樹脂(15)と、を有し、
前記閉塞体は、筒状を呈している樹脂製の樹脂筒部(3)と、前記樹脂筒部に密着するよう形成されるとともに、上側に開口する有底筒状の高圧端子(4)と、前記高圧端子に嵌入された抵抗体(5)と、を有し、
前記閉塞体は、前記樹脂筒部の外周面において前記高圧タワーに圧接しており、
前記高圧端子の内周面には、内周側に突出するとともに前記抵抗体の外周面に当接する内周端子突出部(421)が形成されており、
前記高圧端子の内周面には、内周側に突出するとともに前記抵抗体の外周面に当接しない非当接突出部(424)を有し、前記非当接突出部は、少なくとも1つの前記内周端子突出部に対して上下方向にずれた位置に形成されている、内燃機関用の点火コイル(1)にある。
本発明のさらに他の態様は、互いに磁気結合された一次コイル(11)及び二次コイル(12)と、
前記一次コイル及び前記二次コイルを収容するケース本体(21)、及び前記ケース本体から下側に突出した筒状の高圧タワー(22)を有するケース(2)と、
前記高圧タワーに圧入されて前記高圧タワーの内側を閉塞する閉塞体(10)と、
前記ケース本体内に充填されるとともに、前記一次コイル及び前記二次コイルを封止する充填樹脂(15)と、を有し、
前記閉塞体は、筒状を呈している樹脂製の樹脂筒部(3)と、前記樹脂筒部に密着するよう形成されるとともに、上側に開口する有底筒状の高圧端子(4)と、前記高圧端子に嵌入された抵抗体(5)と、を有し、
前記閉塞体は、前記樹脂筒部の外周面において前記高圧タワーに圧接しており、
上下方向における前記高圧端子と前記樹脂筒部とが密着している領域において、前記高圧端子の外周面には、外周側に突出するとともに前記樹脂筒部に食込むよう形成された端子外周凸部(423)、内周側に凹むとともに内側に前記樹脂筒部の一部が配された端子外周凹部(422)、及び径方向に貫通するとともに内側に前記樹脂筒部の一部が配された端子穴部(43)の少なくとも一つが形成されている、内燃機関用の点火コイル(1)にある。
本発明のさらに他の態様は、互いに磁気結合された一次コイル(11)及び二次コイル(12)と、
前記一次コイル及び前記二次コイルを収容するケース本体(21)、及び前記ケース本体から下側に突出した筒状の高圧タワー(22)を有するケース(2)と、
前記高圧タワーに圧入されて前記高圧タワーの内側を閉塞する閉塞体(10)と、
前記ケース本体内に充填されるとともに、前記一次コイル及び前記二次コイルを封止する充填樹脂(15)と、を有し、
前記閉塞体は、筒状を呈している樹脂製の樹脂筒部(3)と、前記樹脂筒部に密着するよう形成されるとともに、上側に開口する有底筒状の高圧端子(4)と、前記高圧端子に嵌入された抵抗体(5)と、を有し、
前記閉塞体は、前記樹脂筒部の外周面において前記高圧タワーに圧接しており、
前記高圧端子の上端縁は、外周側に広がった張出部(44)を有する、内燃機関用の点火コイルにある。
前記態様の内燃機関用の点火コイルにおいて、閉塞体は、樹脂筒部の外周面において高圧タワーに圧接している。それゆえ、高圧タワーに対する閉塞体の圧入力が、直接的に高圧端子及び抵抗体に作用することを抑制することができる。これに伴い、高圧タワーに圧接する樹脂筒部の外周面の上下方向の長さを比較的確保でき、これにより高圧タワーに圧接する樹脂筒部の外周面の面積を増やしやすい。そして、樹脂筒部に作用する高圧タワーからの圧接力を面積の大きい部位で受けることで、高圧タワー及び樹脂筒部の機械強度を確保しやすくできる。さらに、前述のごとく高圧タワーに圧接する樹脂筒部の外周面の面積を増やすことにより、高圧タワーと樹脂筒部との間のシール性を高めることができ、ケースから充填樹脂が漏れ出ることを防止しやすい。
また、高圧端子と高圧タワーとの間には、樹脂筒部が介在することとなる。それゆえ、樹脂筒部、高圧端子、及び抵抗体からなる閉塞体の剛性が過度に高くなることを防止することができる。これにより、閉塞体から高圧タワーへ大きな力が作用することを防止しやすい。
以上のごとく、前記態様によれば、抵抗体及び高圧タワーに作用する力を低減しやすい内燃機関用の点火コイルを提供することができる。
なお、特許請求の範囲及び課題を解決する手段に記載した括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであり、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
実施形態1における、内燃機関用の点火コイルの断面図。 実施形態1における、内燃機関用の点火コイルの抵抗体周辺の拡大断面図。 実施形態1における、樹脂筒部、高圧端子、及び抵抗体からなる閉塞体の一部断面図。 実施形態1における、閉塞体の平面図。 実施形態1における、樹脂筒部及び高圧端子の断面図。 実施形態1における、高圧端子の平面図 実施形態2における、閉塞体の一部断面図。 実施形態2における、閉塞体の平面図。 実施形態2における、高圧端子の断面図。 実施形態3における、閉塞体の一部断面図。 実施形態4における、閉塞体の平面図。 実施形態4における、高圧端子の平面図。 実施形態4における、高圧端子の側面図。 実施形態5における、樹脂筒部及び高圧端子の断面図。 実施形態5における、平板をプレス機でプレスする前の状態を示す一部断面図。 実施形態5における、平板をプレス機でプレスしてカップ状とした状態を示す一部断面図。 実施形態5における、カップのふちをプレス抜きする前の状態を示す断面図。 実施形態5における、カップのふちをプレス抜きした状態を示す断面図。 実施形態5における、高圧端子の張出部が形成された様子を示す断面図。 実施形態6における、内燃機関用の点火コイルの断面図。 実施形態6における、閉塞体の一部断面図。 実施形態6における、閉塞体の平面図。 実施形態6における、樹脂筒部及び高圧端子の断面図。 実施形態7における、閉塞体の一部断面図。 実施形態7における、閉塞体の平面図。 実施形態8における、閉塞体の平面図。 実施形態8における、樹脂筒部及び高圧端子の断面図。 実施形態9における、樹脂筒部及び高圧端子の断面図。 実施形態10における、内燃機関用の点火コイルの抵抗体周辺の拡大断面図。
(実施形態1)
内燃機関用の点火コイルの実施形態につき、図1~図6を用いて説明する。
本実施形態の内燃機関用の点火コイル1は、図1に示すごとく、一次コイル11と二次コイル12とケース2と閉塞体10と充填樹脂15とを有する。一次コイル11及び二次コイル12は、互いに磁気結合されている。ケース2は、一次コイル11及び二次コイル12を収容するケース本体21と、ケース本体21から下側に突出した筒状の高圧タワー22とを有する。閉塞体10は、高圧タワー22に圧入されて高圧タワー22の内側を閉塞する。充填樹脂15は、ケース本体21内に充填されるとともに、一次コイル11及び二次コイル12を封止する。
閉塞体10は、樹脂筒部3と高圧端子4と抵抗体5とを備える。樹脂筒部3は、樹脂を筒状に構成してなる。高圧端子4は、樹脂筒部3に密着するよう形成されている。また、高圧端子4は、上側に開口する有底筒状を呈している。抵抗体5は、高圧端子4に嵌入されている。閉塞体10は、樹脂筒部3の外周面において、高圧タワー22に圧接している。
図2に示すごとく、樹脂筒部3の外周面は、上下方向Zの一部の領域に、高圧タワー22に圧接する圧接樹脂外面311を有する。また、樹脂筒部3の外周面は、上下方向Zの他の領域に、高圧タワー22に圧接しない非圧接樹脂外面312を有する。
図2に示すごとく、高圧端子4は、上下方向Zにおいて、非圧接樹脂外面312が形成された領域の内側に収まるよう位置している。
以後、本実施形態の内燃機関用の点火コイル1につき詳説する。
なお、本明細書において、上下方向Zは、ケース本体21からの高圧タワー22の突出方向である。また、上下方向Zにおいて、ケース本体21に対して高圧タワー22が突出した側を下側とし、その反対側を上側とする。ここで、「上」、「下」の表現は、便宜的に用いた表現であり、鉛直方向に対する点火コイル1の配置姿勢を特に限定するものではない。
点火コイル1は、自動車、コージェネレーション等の内燃機関に設置されるスパークプラグに接続され、スパークプラグに高電圧を印加する手段として用いられる。
図1に示すごとく、一次コイル11及び二次コイル12は、同心状に内外周に重なって配置されている。一次コイル11、二次コイル12、中心コア13、外周コア14等の点火コイル1の構成部品は、ケース本体21内において、充填樹脂15によって封止されている。充填樹脂15は、エポキシ樹脂からなる。
なお、図1に示すごとく、点火コイル1の構成部品としては、中心コア13、外周コア14、イグナイタ16、磁石体17、一次ボビン18、二次ボビン19等がある。中心コア13は、一次コイル11及び二次コイル12の内側に配されており、軟磁性材料からなる。外周コアは、一次コイル11及び二次コイル12を上下方向Zに直交する方向から取り囲むように形成されており、軟磁性材料からなる。イグナイタ16は、一次コイル11への通電及び通電の遮断を行う。磁石体17は、点火コイル1の出力電圧の向上のため、中心コア13に磁気バイアスをかけ、一次コイル11への通電の遮断時の磁束の変化量を大きくして二次コイル12に誘起される電圧を高めている。一次ボビン18は、一次コイル11を巻回するために用いられ、樹脂からなる。二次ボビン19は、二次コイル12を巻回するために用いられ、樹脂からなる。
ケース2は、PBT(ポリブチレンテレフタレート)樹脂からなる。
ケース本体21は、上方に向かって開口している。これにより、ケース2内に充填された充填樹脂15の上面は、ケース本体21から上側に露出している。
図1、図2に示すごとく、高圧タワー22は、略円筒形状を有し、上下方向Zに貫通する貫通孔220を有する。図2に示すごとく、高圧タワー22の内周面221は、上下方向Zにおいて内径が異なる部位を有する。高圧タワー22の内周面221は、下側に形成された下側タワー内面221aと、下側タワー内面221aの上側に形成され、下側タワー内面221aよりも内径の大きい上側タワー内面221bとを有する。そして、上下方向Zにおける高圧タワー22の下側タワー内面221aと上側タワー内面221bとの間には、タワー段差部221cが形成されている。
図2に示すごとく、高圧タワー22の上側タワー内面221bには、樹脂筒部3、高圧端子4、及び抵抗体5からなる閉塞体10が圧入されている。閉塞体10は、図5に示すごとく、高圧端子4をインサートして樹脂筒部3を成型し、次いで、図3に示すごとく、高圧端子4に抵抗体5を嵌入することにより得られる。図2に示すごとく、閉塞体10が高圧タワー22に圧入されることにより、高圧タワー22の貫通孔220が閉塞される。閉塞体10は、高圧タワー22から下側に充填樹脂15が漏出しないようにするための栓としての役割も有する。
図2、図3に示すごとく、樹脂筒部3の外周面は、上下方向Zにおける略中央部から上側に前述の圧接樹脂外面311が形成されており、圧接樹脂外面311の下側に前述の非圧接樹脂外面312を有する。非圧接樹脂外面312は、径方向において、高圧タワー22の貫通孔220との間に間隔が形成されている。圧接樹脂外面311は、非圧接樹脂外面312よりも径大に形成されている。非圧接樹脂外面312の上端部は、上側に向かうほど直径が大きくなる樹脂テーパ外面313となっている。
図2、図3に示すごとく、樹脂筒部3の上端面と内周面との間の角部30は、樹脂筒部3及び高圧端子4の内側に抵抗体5を挿入しやすくする形状に形成されている。本実施形態において、樹脂筒部3の上端面は上側に凸の曲面状に形成されており、樹脂筒部3の角部30は、上側に向かうにつれて径大となるよう滑らかな曲面状に形成されている。
図3、図5に示すごとく、樹脂筒部3の内周面は、下端部に形成された大径樹脂内面321と、その上側に形成されるとともに、大径樹脂内面321よりも小径に形成された小径樹脂内面322とを有する。上下方向Zにおいて、小径樹脂内面322は、圧接樹脂外面311よりも下側に形成されており、より具体的には樹脂テーパ外面313よりも下側に形成されている。
図3、図5に示すごとく、樹脂筒部3の大径樹脂内面321に、高圧端子4の外周面が密着している。そして、高圧端子4の内周面は、樹脂筒部3の小径樹脂内面322と略面一に形成されている。本実施形態において、高圧端子4は、一部が樹脂筒部3よりも下側にはみ出るよう形成されている。
図3、図5、図6に示すごとく、高圧端子4は、円形の端子底部41と、端子底部41の周縁から上方に立設された円筒状の端子側部42とを有する。図3、図5に示すごとく、本実施形態において、端子底部41は、樹脂筒部3の下端位置よりも下側に位置している。
図3、図4に示すごとく、高圧端子4の端子側部42の内周面には、内周側に突出するとともに抵抗体5の外周面に当接する内周端子突出部421が形成されている。内周端子突出部421は、略球欠形状を呈している。図4、図6に示すごとく、本実施形態においては、複数の内周端子突出部421が形成されている。具体的には、内周端子突出部421は、周方向の3箇所に等間隔に形成されている。なお、図4においては、高圧端子4の外周位置を破線にて表している。また、図5にその一部を示すように、3つの内周端子突出部421は、互いに上下方向Zの同じ位置に形成されている。
また、図5に示すごとく、上下方向Zにおける高圧端子4と樹脂筒部3とが密着している領域(すなわち、上下方向Zにおける大径樹脂内面321が形成された領域)において、高圧端子4の外周面には、内周側に凹むとともに内側に樹脂筒部3の一部が配された端子外周凹部422が形成されている。端子外周凹部422は、内周端子突出部421よりも小さい球欠形状を呈している。
本実施形態においては、複数の端子外周凹部422が形成されている。具体的には、端子外周凹部422は、周方向の3箇所に等間隔に形成されている。端子外周凹部422と内周端子突出部421とは、プレスにより同時に形成される。これにより、端子外周凹部422は、内周端子突出部421と径方向に重なる位置に形成されている。樹脂筒部3の大径樹脂内面321には、高圧端子4の端子外周凹部422内に食い込む食込部33が形成されている。食込部33は、高圧端子4をインサートして樹脂筒部3を成型する際に、樹脂材料が端子外周凹部422に流入することで形成される。
図3に示すごとく、抵抗体5は、高圧端子4に抵抗体5が圧入され、これにより、高圧端子4の3つの内周端子突出部421に圧接されている。
図3に示すごとく、抵抗体5は、抵抗本体部51と、抵抗本体部51の上端及び下端に配された一対の電極キャップ52とを有する。抵抗本体部51は、セラミックを円柱状に形成してなるがこれに限られない。例えば抵抗体5を巻線抵抗とすることも可能である。抵抗本体部51は、上下方向Zにおいて、外径が一定となるように形成されている。電極キャップ52は、例えば金属板をプレス成形して、カップ状に形成されている。抵抗体5は、電極キャップ52が配された部位が、それ以外の部位よりも径大になるよう形成されている。
図3に示すごとく、抵抗体5は、その下側の電極キャップ52において高圧端子4に圧入されており、高圧端子4の3つの内周端子突出部421に圧接している。抵抗体5は、上下方向Zの略中央よりも上側が樹脂筒部3から上側に露出している。換言すると、上下方向Zにおける樹脂筒部3の上端位置は、上下方向Zにおける抵抗体5の略中央位置にある。
図2に示すごとく、抵抗体5は、少なくとも抵抗本体部51の全周が充填樹脂15で覆われている。本実施形態においては、一対の電極キャップ52を含む抵抗体5の略全体の周囲が、充填樹脂15で覆われている。
抵抗体5は、その下側の電極キャップ52において、高圧端子4を介して図示しないスパークプラグに電気接続される。また、図1に示すごとく、抵抗体5は、その上側の電極キャップ52において、接続端子110を介して二次コイル12に電気接続されている。抵抗体5は、点火コイル1に接続されるスパークプラグからのノイズ電流を抑制する。
次に、本実施形態の作用効果につき説明する。
前記態様の内燃機関用の点火コイルにおいて、閉塞体10は、樹脂筒部3の外周面において高圧タワー22に圧接している。それゆえ、高圧タワー22に対する閉塞体10の圧入力が、直接的に高圧端子4及び抵抗体5に作用することを抑制することができる。これに伴い、高圧タワー22に圧接する樹脂筒部3の圧接樹脂外面311の上下方向Zの長さを比較的確保でき、これにより高圧タワー22に圧接する圧接樹脂外面311の面積を増やしやすい。そして、樹脂筒部3に作用する高圧タワー22からの圧接力を面積の大きい圧接樹脂外面311で受けることで、高圧タワー22及び樹脂筒部3の機械強度を確保しやすくできる。さらに、前述のごとく高圧タワー22に圧接する圧接樹脂外面311の面積を増やすことにより、高圧タワー22と樹脂筒部3の圧接樹脂外面311との間のシール性を高めることができ、ケース2から充填樹脂15が漏れ出ることを防止しやすい。
また、高圧端子4と高圧タワー22との間には、樹脂筒部3が介在することとなる。それゆえ、樹脂筒部3、高圧端子4、及び抵抗体5からなる閉塞体10の剛性が過度に高くなることを防止することができる。これにより、閉塞体10から高圧タワー22へ大きな力が作用することを防止しやすい。
また、樹脂筒部3の外周面は、上下方向Zの一部の領域に、高圧タワー22に圧接する圧接樹脂外面311を有し、かつ、上下方向Zの他の領域に、高圧タワー22に圧接しない非圧接樹脂外面312を有する。そして、高圧端子4は、上下方向Zにおいて、非圧接樹脂外面312が形成された領域の内側に収まるよう位置している。すなわち、高圧端子4は、上下方向Zにおいて、非圧接樹脂外面312が形成された領域の内側に収まるよう位置することにより、圧接樹脂外面311の内側には高圧端子4が配されないこととなる。それゆえ、上下方向Zの圧接樹脂外面311が形成された領域において、樹脂筒部3、高圧端子4、及び抵抗体5からなる閉塞体10の剛性が過度に高くなることを防止することができる。これにより、圧接樹脂外面311から高圧タワー22へ大きな力が作用することを防止しやすい。
また、高圧端子4の内周面には、内周側に突出するとともに抵抗体5の外周面に当接する内周端子突出部421が形成されている。それゆえ、高圧端子4へ抵抗体5を嵌入する際の嵌入力が過度に大きくなることを防止することができる。また、高圧端子4と抵抗体5との導通を確保しやすい。
また、上下方向Zにおける高圧端子4と樹脂筒部3とが密着している領域において、高圧端子4の外周面には、内周側に凹んだ端子外周凹部422が形成されている。それゆえ、樹脂筒部3の一部が、端子外周凹部422の内側に食い込むよう形成される。これにより、樹脂筒部3と高圧端子4とが相対的に周方向に回転することを防止することができる。
以上のごとく、本実施形態によれば、抵抗体及び高圧タワーに作用する力を低減しやすい内燃機関用の点火コイルを提供することができる。
(実施形態2)
本実施形態は、図7に示すごとく、上下方向Zにおける高圧端子4と樹脂筒部3とが密着している領域において、高圧端子4の外周面には、径方向に貫通するとともに内側に樹脂筒部3の一部が配された端子穴部43が形成されている実施形態である。
図8に示すごとく、本実施形態において、端子穴部43は周方向の3箇所に、等間隔に形成されている。3つの端子穴部43は、周方向において、3つの内周端子突出部421からずれた位置に形成されている。周方向において、端子穴部43と内周端子突出部421とは交互に配されている。また、3つの端子穴部43及び3つの内周端子突出部421の計6つは、周方向に等間隔に形成されている。なお、図8においては、高圧端子4の外周面、及び端子穴部43の輪郭を破線で現している。
図9にその一部を示すごとく、3つの端子穴部43は、互いに上下方向Zの同じ位置に形成されている。上下方向Zにおいて、3つの端子穴部43は、3つの内周端子突出部421と同じ位置に配されている。
図7に示すごとく、端子穴部43の内側にも樹脂筒部3の一部である食込部34が食い込むよう形成されている。端子穴部43の内側の食込部34は、内周端面が高圧端子4の内周面と面一となるよう形成されている。端子穴部43の内側の食込部34の内周端面は、高圧端子4をインサートして樹脂筒部3を成型する際に高圧端子4の内側に配される金型に樹脂材料が当たることで高圧端子4の内周面と面一に形成される。なお、本実施形態においても、端子外周凹部422が形成されている。
その他は、実施形態1と同様である。
なお、実施形態2以降において用いた符号のうち、既出の実施形態において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、既出の実施形態におけるものと同様の構成要素等を表す。
本実施形態においても、実施形態1と同様の作用効果を有する。
(実施形態3)
本実施形態は、図10に示すごとく、上下方向Zにおける高圧端子4と樹脂筒部3とが密着している領域において、高圧端子4の外周面に、外周側に突出するとともに樹脂筒部3に食込むよう形成された端子外周凸部423が形成されている。
端子外周凸部423は、プレスにより形成される。端子外周凸部423は、略球欠形状を呈している。樹脂筒部3の大径樹脂内面321には、端子外周凸部423に密着する凹部321aが形成されている。高圧端子4における端子外周凸部423の形成箇所は、実施形態2の端子穴部(図7~図9の符号43参照)と同じである。
その他は、実施形態1と同様である。
本実施形態においても、実施形態1と同様の作用効果を有する。
(実施形態4)
本実施形態は、図11~図13に示すごとく、高圧端子4の外周面に平面部422aを形成した実施形態である。平面部422aは、実施形態1の端子外周凹部422の一種である
平面部422aは、高圧端子4の端子側部42の外周面に形成されている。平面部422aは、径方向に直交するよう形成されている。
本実施形態において、平面部422aは、周方向の3箇所に等間隔に形成されている。周方向における平面部422aの形成箇所は、実施形態2の端子穴部(図7~図9の符号43参照)と同じである。図13に示すごとく、平面部422aは、上下方向Zにおける高圧端子4の全体に形成されている。平面部422aは、例えば円筒状の端子側部42を切削加工することにより作製される。
図11に示すごとく、樹脂筒部3の径大内周面には、高圧端子4の平面部422aに密着するよう形成された密着凸部35が形成されている。
その他は、実施形態1と同様である。
本実施形態においても、実施形態1と同様の作用効果を有する。
(実施形態5)
本実施形態において、図14に示すごとく、高圧端子4の上端縁は、外周側に広がった張出部44を有する実施形態である。
張出部44は、上側に向かうほど直径が大きくなるよう形成されている。張出部44は、高圧端子4の全周に形成されている。張出部44は、樹脂筒部3の内側に食い込むよう形成されている。
次に、図15~図19を用いて、本実施形態の高圧端子4の張出部44が形成される様子につき説明する。
図15に示すごとく、まず、平板40を用意する。そして、平板40をその厚み方向である上下方向Zにパンチ6でプレスし、図16に示すごとく、カップ形状のカップ400を絞り加工により形成する。このとき、カップ400のふち400aは、最終に形成される高圧端子4の張出部44よりも、上下方向Zに直交する面方向に大きめに形成しておく。
次いで、図17、図18に示すごとく、カップ400のふち400aを台71とホルダー72とによって上下方向Zで固定し、ホルダー72の内に配したパンチ73でカップ400を上下方向Zにプレス抜きする。これにより、図19に示すごとく、カップ400に張出部44が形成される。以上のように、張出部44が形成される。
その他は、実施形態1と同様である。
本実施形態においては、前述のごとく、高圧端子4を製造する際、高圧端子4に対して、絞り加工で用いるパンチ6も、プレス抜きで用いるパンチ73も、同じ方向(すなわち上下方向Z)に移動させることで高圧端子4を製造することができる。これにより、点火コイル1の生産性の向上を図ることができる。
さらに、張出部44が樹脂筒部3に食い込むよう形成されているため、高圧端子4が樹脂筒部3から下側、上側に抜けにくい。
その他、実施形態1と同様の作用効果を有する。
(実施形態6)
本実施形態は、図20~図23に示すごとく、樹脂筒部3の形状を実施形態1に対して変更した実施形態である。
本実施形態において、図20、図21に示すごとく、樹脂筒部3の上端位置は、抵抗体5の上端位置と略同等に形成されている。具体的には、樹脂筒部3の上端位置は、抵抗体5の上端位置よりも若干下側に位置している。
また、図20に示すごとく、樹脂筒部3の上端は、高圧タワー22の貫通孔220の上端よりも若干上側に突出している。すなわち、樹脂筒部3における高圧タワー22の貫通孔220よりも上側に突出した部位は、非圧接樹脂外面312の一部を構成する。そして、樹脂筒部3における高圧タワー22の貫通孔220よりも上側に突出した部位と、樹脂テーパ外面313との間は、高圧タワー22に圧接する圧接樹脂外面311となっている。上下方向Zにおける圧接樹脂外面311の長さは、非圧接樹脂外面312の長さよりも長く形成されている。上下方向Zにおける圧接樹脂外面311の長さは、抵抗体5の長さの半分以上の長さを有する。
図21~図23に示すごとく、樹脂筒部3の内周面には、内周側に突出した位置決め部314が形成されている。位置決め部314は、樹脂筒部3に対する抵抗体5の径方向の位置決めをするためのものである。
図21、図23に示すごとく、位置決め部314は、上下方向Zにおける樹脂筒部3の全体に形成されている。また、位置決め部314の下端部は、樹脂筒部3の他の部位よりも下側に突出するよう形成されている。樹脂筒部3における位置決め部314が形成された部位は、高圧端子4を内側に埋設するよう形成されている。換言すると、高圧端子4は、樹脂筒部3における位置決め部314が形成された部位に食い込むよう形成されている。
位置決め部314の内周面は、径方向に直交するよう形成されている。また、位置決め部314の上端部は、抵抗体5を樹脂筒部3に挿入しやすいよう、上側に向かうほど径方向の外周側に向かうよう形成されている。
図22に示すごとく、位置決め部314は、周方向における3箇所に、等間隔に形成されている。3つの位置決め部314は、周方向において、3つの内周端子突出部421からずれた位置に形成されている。3つの位置決め部314及び3つの内周端子突出部421の計6つは、周方向において位置決め部314と内周端子突出部421とが交互に配される。また、3つの位置決め部314及び3つの内周端子突出部421の計6つは、周方向に略等間隔に形成されている。
図21に示すごとく、3つの位置決め部314は、抵抗体5の上側の電極キャップ52の外周面及び下側の電極キャップ52の外周面に沿うよう形成されている。これにより、樹脂筒部3は、抵抗体5の上端部の外周面に沿う樹脂上端沿部36を有する。樹脂上端沿部36は、位置決め部314の上端部によって構成されている。なお、3つの位置決め部314は、抵抗体5に圧接していない。また、3つの位置決め部314は、抵抗体5に接触していても接触していなくてもよい。接触していない場合は、位置決め部314は、樹脂筒部3に対する抵抗体5の径方向の位置決めができるよう、抵抗体5に近接して形成される。
本実施形態においても、抵抗体5は、その略全体の周囲が充填樹脂15で覆われている。充填樹脂15は、樹脂筒部3と抵抗体5との間のスペース(図22参照)を通って抵抗体5の周囲に充填される。
その他は、実施形態1と同様である。
本実施形態において、樹脂筒部3は、抵抗体5の上端部の外周面に沿う樹脂上端沿部36を有する。それゆえ、抵抗体5の上端部が樹脂筒部3に対してぐらつくことを防止することができる。また、本実施形態においては、樹脂上端沿部36を周方向の3箇所以上に形成しているため、一層抵抗体5のぐらつきを防止しやすい。
また、本実施形態においては、圧接樹脂外面311を非圧接樹脂外面312よりも上下方向Zに長く形成しているため、樹脂筒部3と高圧タワー22との密着性を向上させることができ、これらの間のシール性を確保しやすい。
その他、実施形態1と同様の作用効果を有する。
(実施形態7)
本実施形態は、図24に示すごとく、複数の内周端子突出部421を、上下方向Zの複数箇所に形成した実施形態である。
図25に示すごとく、高圧端子4は、6つの内周端子突出部421を有する。周方向において、6つの内周端子突出部421は、等間隔に形成されている。図24に示すごとく、本実施形態においては、6つの内周端子突出部421は、上下方向Zの2箇所に形成されている。すなわち、6つの内周端子突出部421は、上側に形成された3つの上側突出部421aと、下側に形成された3つの下側突出部421bとを有する。
図24、図25に示すごとく、周方向において、上側突出部421aと下側突出部421bとは、交互に形成されている。図24に示すごとく、上側突出部421aは上下方向Zにおける高圧端子4の中央位置よりも上側に形成されており、下側突出部421bは上下方向Zにおける高圧端子4の中央位置よりも下側に形成されている。
本実施形態において、樹脂筒部3の下端位置は、高圧端子4の下端位置と同位置である。
その他は、実施形態1と同様である。
本実施形態においては、複数の内周端子突出部421を、上下方向Zの複数箇所に形成している。それゆえ、高圧端子4に対して、抵抗体5がぐらつくことを防止しやすい。すなわち、高圧端子4が上下方向Zの複数箇所において抵抗体5を押さえつけているため、抵抗体5が高圧端子4に対して位置ずれしにくい。
その他、実施形態1と同様である。
(実施形態8)
本実施形態は、図26に示すごとく、高圧端子4の内周面に、内周側に突出するとともに抵抗体5の外周面に当接しない非当接突出部424を有する実施形態である。図27に示すごとく、非当接突出部424は、少なくとも1つの内周端子突出部421と上下方向Zにずれた位置に形成されている。
図26に示すごとく、非当接突出部424は周方向の3箇所に、等間隔に形成されている。3つの非当接突出部424は、周方向において、3つの内周端子突出部421からずれた位置に形成されている。周方向において非当接突出部424と内周端子突出部421とは交互に配されている。また、3つの非当接突出部424及び3つの内周端子突出部421の計6つは、周方向に等間隔に形成されている。
図27に示すごとく、3つの内周端子突出部421は、上下方向Zにおける高圧端子4の中央位置よりも上側に形成されている。3つの内周端子突出部421は、互いに上下方向Zの同じ位置に形成されている。
一方、図27に示すごとく、3つの非当接突出部424は、上下方向Zにおける高圧端子4の中央位置よりも下側に形成されている。3つの非当接突出部424は、互いに上下方向Zの同じ位置に形成されている。
図26、図27に示すごとく、非当接突出部424は、内周端子突出部421と相似形状を呈している。非当接突出部424は、内周端子突出部421よりも突出量が少なくなるよう形成されている。非当接突出部424は、3つの内周端子突出部421の内接円よりも外周側まで突出している。
また、本実施形態においても、実施形態7と同様に、樹脂筒部3の下端位置は、高圧端子4の下端位置と同位置である。
その他は、実施形態1と同様である。
本実施形態においては、高圧端子4の内周面に、内周側に突出するとともに抵抗体5の外周面に当接しない非当接突出部424を有し、非当接突出部424は、少なくとも1つの内周端子突出部421と上下方向Zにずれた位置に形成されている。それゆえ、抵抗体5が高圧端子4に対して傾こうとした際には、抵抗体5の外周面が非当接突出部424に干渉するため、抵抗体5の傾きが抑制される。
その他、実施形態1と同様の作用効果を有する。
(実施形態9)
本実施形態は、図28に示すごとく、実施形態8に対して、非当接突出部424の形状を変更した実施形態である。
本実施形態において、非当接突出部424は、上下方向Zに長尺な凸条である。非当接突出部424は、高圧端子4の端子底部41から、高圧端子4の上下方向Zの略中央位置まで形成されている。
その他は、実施形態8と同様である。
本実施形態においても、実施形態8と同様の作用効果を有する。
(実施形態10)
本実施形態は、図29に示すごとく、実施形態1に対して樹脂筒部3の形状を変更した実施形態である。
本実施形態において、樹脂筒部3の外周面は、略全体が高圧タワー22に圧接している。すなわち、樹脂筒部3の外周面の略全体は、圧接樹脂外面311を構成している。
圧接樹脂外面311の先端部の内周面に、高圧端子4が密着している。すなわち、圧接樹脂外面311の先端部の内周面に、高圧端子4の外周面が密着する前述の大径樹脂内面321が形成されている。樹脂筒部3の先端位置は、高圧端子4の先端面の位置と略一致している。
その他は、実施形態1と同様である。
本実施形態においては、上下方向Zにおいて、非圧接樹脂外面(図2等の符号312参照)が形成された領域の内側に収まるよう高圧端子4が位置していることによる作用効果を除き、実施形態1と同様の作用効果を有する。
本発明は、前記各実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の実施形態に適用することが可能である。例えば、実施形態1等においては、接触外面部を非接触外面部よりも上側に形成したが、接触外面部を非接触外面部よりも下側に形成してもよい。また、実施形態1~実施形態9において、非圧接樹脂外面の上端部は、上側に向かうほど直径が大きくなる樹脂テーパ外面とした例を示したが、これに限られない。例えば、非圧接樹脂外面の上端部を、上下方向に直交する面状に形成し、樹脂筒部を、非圧接樹脂外面の上端部を段とした段付き形状としてもよい。この場合は、高圧タワーに対する閉塞体の上下方向の組付位置のばらつきを抑えやすい。また、非圧接樹脂外面の上端部は、断面R状の曲面としてもよい。
1 内燃機関用の点火コイル
10 閉塞体
15 充填樹脂
2 ケース
21 ケース本体
22 高圧タワー
3 樹脂筒部
4 高圧端子
5 抵抗体

Claims (9)

  1. 互いに磁気結合された一次コイル(11)及び二次コイル(12)と、
    前記一次コイル及び前記二次コイルを収容するケース本体(21)、及び前記ケース本体から下側に突出した筒状の高圧タワー(22)を有するケース(2)と、
    前記高圧タワーに圧入されて前記高圧タワーの内側を閉塞する閉塞体(10)と、
    前記ケース本体内に充填されるとともに、前記一次コイル及び前記二次コイルを封止する充填樹脂(15)と、を有し、
    前記閉塞体は、筒状を呈している樹脂製の樹脂筒部(3)と、前記樹脂筒部に密着するよう形成されるとともに、上側に開口する有底筒状の高圧端子(4)と、前記高圧端子に嵌入された抵抗体(5)と、を有し、
    前記閉塞体は、前記樹脂筒部の外周面において前記高圧タワーに圧接しており、
    前記高圧端子の内周面には、内周側に突出するとともに前記抵抗体の外周面に当接する内周端子突出部(421)が形成されており、
    前記高圧端子の内周面には、周方向の複数箇所に前記内周端子突出部が形成されており、複数の前記内周端子突出部は、上下方向の複数箇所に形成されている、内燃機関用の点火コイル(1)。
  2. 前記高圧端子の内周面には、内周側に突出するとともに前記抵抗体の外周面に当接しない非当接突出部(424)を有し、前記非当接突出部は、少なくとも1つの前記内周端子突出部に対して上下方向にずれた位置に形成されている、請求項に記載の内燃機関用の点火コイル。
  3. 互いに磁気結合された一次コイル(11)及び二次コイル(12)と、
    前記一次コイル及び前記二次コイルを収容するケース本体(21)、及び前記ケース本体から下側に突出した筒状の高圧タワー(22)を有するケース(2)と、
    前記高圧タワーに圧入されて前記高圧タワーの内側を閉塞する閉塞体(10)と、
    前記ケース本体内に充填されるとともに、前記一次コイル及び前記二次コイルを封止する充填樹脂(15)と、を有し、
    前記閉塞体は、筒状を呈している樹脂製の樹脂筒部(3)と、前記樹脂筒部に密着するよう形成されるとともに、上側に開口する有底筒状の高圧端子(4)と、前記高圧端子に嵌入された抵抗体(5)と、を有し、
    前記閉塞体は、前記樹脂筒部の外周面において前記高圧タワーに圧接しており、
    前記高圧端子の内周面には、内周側に突出するとともに前記抵抗体の外周面に当接する内周端子突出部(421)が形成されており、
    前記高圧端子の内周面には、内周側に突出するとともに前記抵抗体の外周面に当接しない非当接突出部(424)を有し、前記非当接突出部は、少なくとも1つの前記内周端子突出部に対して上下方向にずれた位置に形成されている、内燃機関用の点火コイル(1)。
  4. 上下方向における前記高圧端子と前記樹脂筒部とが密着している領域において、前記高圧端子の外周面には、外周側に突出するとともに前記樹脂筒部に食込むよう形成された端子外周凸部(423)、内周側に凹むとともに内側に前記樹脂筒部の一部が配された端子外周凹部(422)、及び径方向に貫通するとともに内側に前記樹脂筒部の一部が配された端子穴部(43)の少なくとも一つが形成されている、請求項1~3のいずれか一項に記載の内燃機関用の点火コイル。
  5. 互いに磁気結合された一次コイル(11)及び二次コイル(12)と、
    前記一次コイル及び前記二次コイルを収容するケース本体(21)、及び前記ケース本体から下側に突出した筒状の高圧タワー(22)を有するケース(2)と、
    前記高圧タワーに圧入されて前記高圧タワーの内側を閉塞する閉塞体(10)と、
    前記ケース本体内に充填されるとともに、前記一次コイル及び前記二次コイルを封止する充填樹脂(15)と、を有し、
    前記閉塞体は、筒状を呈している樹脂製の樹脂筒部(3)と、前記樹脂筒部に密着するよう形成されるとともに、上側に開口する有底筒状の高圧端子(4)と、前記高圧端子に嵌入された抵抗体(5)と、を有し、
    前記閉塞体は、前記樹脂筒部の外周面において前記高圧タワーに圧接しており、
    上下方向における前記高圧端子と前記樹脂筒部とが密着している領域において、前記高圧端子の外周面には、外周側に突出するとともに前記樹脂筒部に食込むよう形成された端子外周凸部(423)、内周側に凹むとともに内側に前記樹脂筒部の一部が配された端子外周凹部(422)、及び径方向に貫通するとともに内側に前記樹脂筒部の一部が配された端子穴部(43)の少なくとも一つが形成されている、内燃機関用の点火コイル(1)。
  6. 前記高圧端子の上端縁は、外周側に広がった張出部(44)を有する、請求項に記載の内燃機関用の点火コイル。
  7. 互いに磁気結合された一次コイル(11)及び二次コイル(12)と、
    前記一次コイル及び前記二次コイルを収容するケース本体(21)、及び前記ケース本体から下側に突出した筒状の高圧タワー(22)を有するケース(2)と、
    前記高圧タワーに圧入されて前記高圧タワーの内側を閉塞する閉塞体(10)と、
    前記ケース本体内に充填されるとともに、前記一次コイル及び前記二次コイルを封止する充填樹脂(15)と、を有し、
    前記閉塞体は、筒状を呈している樹脂製の樹脂筒部(3)と、前記樹脂筒部に密着するよう形成されるとともに、上側に開口する有底筒状の高圧端子(4)と、前記高圧端子に嵌入された抵抗体(5)と、を有し、
    前記閉塞体は、前記樹脂筒部の外周面において前記高圧タワーに圧接しており、
    前記高圧端子の上端縁は、外周側に広がった張出部(44)を有する、内燃機関用の点火コイル(1)。
  8. 前記樹脂筒部の外周面は、上下方向(Z)の一部の領域に、前記高圧タワーに圧接する圧接樹脂外面(311)を有し、かつ、上下方向の他の領域に、前記高圧タワーに圧接しない非圧接樹脂外面(312)を有し、前記高圧端子は、上下方向において、前記非圧接樹脂外面が形成された領域の内側に収まるよう位置している、請求項1~7のいずれか一項に記載の内燃機関用の点火コイル。
  9. 前記樹脂筒部は、前記抵抗体の上端部の外周面に沿う樹脂上端沿部(36)を有する、請求項1~のいずれか一項に記載の内燃機関用の点火コイル(1)。
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