JP2008034682A - 内燃機関用点火コイル - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、自動車等における内燃機関の点火プラグに対して高電圧を供給する内燃機関用点火コイルにおいて、雑音防止抵抗が高圧端子部から脱落するのを防止する内燃機関用点火コイルに関するものである。
【解決手段】本発明の雑音防止抵抗は、収納ケースの下部に設けられた高圧端子部の内部に設けられ、二次コイルと電気的に接続されている。前記高圧端子部の下部には、切欠部が成形されており、前記切欠部に雑音防止抵抗の脱落を防止する脱落防止部材が取り付けられている。内燃機関用点火コイルに取り付けられた雑音防止抵抗は、前記脱落防止部材によって、前記高圧端子部から脱落することがない。内燃機関用点火コイルは、組み立てられた後、ジョイントパイプと接続されるが、前記組み立てからジョイントパイプの接続までに、前記雑音防止抵抗が脱落することがない。
【選択図】図1
【解決手段】本発明の雑音防止抵抗は、収納ケースの下部に設けられた高圧端子部の内部に設けられ、二次コイルと電気的に接続されている。前記高圧端子部の下部には、切欠部が成形されており、前記切欠部に雑音防止抵抗の脱落を防止する脱落防止部材が取り付けられている。内燃機関用点火コイルに取り付けられた雑音防止抵抗は、前記脱落防止部材によって、前記高圧端子部から脱落することがない。内燃機関用点火コイルは、組み立てられた後、ジョイントパイプと接続されるが、前記組み立てからジョイントパイプの接続までに、前記雑音防止抵抗が脱落することがない。
【選択図】図1
Description
本発明は、自動車等における内燃機関の点火プラグに対して高電圧を供給し、火花放電を発生させるとともに、高圧端子に取り付けられている雑音防止抵抗の脱落を防止する脱落防止部材を備えた内燃機関用点火コイルに関するものである。
図2は従来例における内燃機関用点火コイルを説明するための図である。図2における内燃機関用点火コイル20は、収納ケース21と、前記収納ケース21に一体に成形されている高圧端子部211と、前記高圧端子部211の内部に収納されている雑音防止抵抗212と、図示されていない点火コイル、鉄心、充填材等から構成されている。前記高圧端子部211には、ジョイントパイプ22が接続されている。前記ジョイントパイプ22の内部には、導電性スプリング221が入っており、図示されていない点火プラグに接続される。また、従来の雑音防止を行う手段として、たとえば、特開平8−107027号公報に記載されているように、高圧ターミナルに導電性ゴムからなるキャップを被せている。
特開平8−107027号公報
しかし、前記特許文献1における内燃機関用点火コイルは、電波雑音の防止であり、雑音防止抵抗の脱落を防止するものではない。本発明の内燃機関用点火コイルは、収納ケース内に、点火コイル、鉄心、充填材等を収納し、下部の高圧端子部に雑音防止抵抗を入れた状態にする。また、前記高圧端子部は、点火プラグと接続するジョイントパイプ等を接続した状態になる。しかし、前記高圧端子部の雑音防止抵抗は、導電性スプリングと電気的に接続する必要があるため、接着剤等で固定すると、接着剤が流れて、前記雑音防止抵抗と前記導電性スプリングとの電気的接触を悪くする場合があった。したがって、前記内燃機関用点火コイルとジョイントパイプとの組み立ては、前記雑音防止抵抗が脱落した状態になる場合があった。前記内燃機関用点火コイルとジョイントパイプとは、異なる場所で組み立てられる場合が多いため、前記雑音防止抵抗の脱落が問題になった。
以上のような課題を解決するために、本発明は、高圧端子部内に脱落しないように雑音防止抵抗を取り付けた後、導電性スプリングの取り付けが容易である内燃機関用点火コイルを提供することを目的とする。
(第1発明)
第1発明の内燃機関用点火コイルは、一次コイルおよび二次コイルと、前記一次コイルおよび二次コイルを磁気的に結合する鉄心と、前記一次コイルにおける電流の通電および遮断を点火信号に基づいて行う制御回路と、これらを収納する収納ケースと、前記収納ケースの下部に設けられている高圧端子部とから少なくとも構成され、前記高圧端子部の内部に設けられた雑音防止抵抗と、前記高圧端子部の下部に成形された切欠部と、前記切欠部に取り付けられた雑音防止抵抗の脱落を防止する脱落防止部材とから少なくとも構成されていることを特徴とする。
第1発明の内燃機関用点火コイルは、一次コイルおよび二次コイルと、前記一次コイルおよび二次コイルを磁気的に結合する鉄心と、前記一次コイルにおける電流の通電および遮断を点火信号に基づいて行う制御回路と、これらを収納する収納ケースと、前記収納ケースの下部に設けられている高圧端子部とから少なくとも構成され、前記高圧端子部の内部に設けられた雑音防止抵抗と、前記高圧端子部の下部に成形された切欠部と、前記切欠部に取り付けられた雑音防止抵抗の脱落を防止する脱落防止部材とから少なくとも構成されていることを特徴とする。
(第2発明)
第2発明の内燃機関用点火コイルは、第1発明の脱落防止部材がリング状であり、内部の開口が雑音防止抵抗の径より小さく、導電性スプリングの外径より大きい径であることを特徴とする。
第2発明の内燃機関用点火コイルは、第1発明の脱落防止部材がリング状であり、内部の開口が雑音防止抵抗の径より小さく、導電性スプリングの外径より大きい径であることを特徴とする。
(第3発明)
第3発明の内燃機関用点火コイルは、第1発明または第2発明の脱落防止部材が前記高圧端子部と同材料からなり、前記切欠部に圧入されていることを特徴とする。
第3発明の内燃機関用点火コイルは、第1発明または第2発明の脱落防止部材が前記高圧端子部と同材料からなり、前記切欠部に圧入されていることを特徴とする。
本発明によれば、高圧端子部に雑音防止抵抗を取り付けた後、たとえば、リング状脱落防止部材を設けるため、ジョイントパイプの組み付け前に前記雑音防止抵抗が脱落することなく、導電性スプリングの取り付けが容易である。
本発明によれば、高圧端子部内に設けられた雑音防止抵抗がジョイントパイプとの組み立てにおいて、脱落しないため、組み立てが容易であるだけでなく、信頼性の高い内燃機関用点火コイルとすることができる。
(第1発明)
第1発明の内燃機関用点火コイルは、一次コイルおよび二次コイルと、前記一次コイルおよび二次コイルを磁気的に結合する鉄心と、前記一次コイルにおける電流の通電および遮断を点火信号に基づいて行う制御回路と、これらを収納するとともにコネクタハウジングおよび取付部を含む収納ケースと、前記収納ケースの下部に設けられている高圧端子部とから少なくとも構成されている。前記高圧端子部には、たとえば、上部ソケット、内部に導電性スプリングが設けられたプラグジョイント、下部ソケットが順次接続される。
第1発明の内燃機関用点火コイルは、一次コイルおよび二次コイルと、前記一次コイルおよび二次コイルを磁気的に結合する鉄心と、前記一次コイルにおける電流の通電および遮断を点火信号に基づいて行う制御回路と、これらを収納するとともにコネクタハウジングおよび取付部を含む収納ケースと、前記収納ケースの下部に設けられている高圧端子部とから少なくとも構成されている。前記高圧端子部には、たとえば、上部ソケット、内部に導電性スプリングが設けられたプラグジョイント、下部ソケットが順次接続される。
前記雑音防止抵抗は、前記高圧端子部の内部に設けられ、二次コイルと電気的に接続されている。前記高圧端子部の下部には、切欠部が成形されており、前記切欠部に雑音防止抵抗の脱落を防止する脱落防止部材が取り付けられている。内燃機関用点火コイルに取り付けられた雑音防止抵抗は、前記脱落防止部材によって、前記高圧端子部から脱落することがない。内燃機関用点火コイルは、組み立てられた後、ジョイントパイプと接続されるが、前記組み立てからジョイントパイプの接続までに、前記雑音防止抵抗が脱落することがない。
(第2発明)
第2発明の内燃機関用点火コイルは、第1発明の脱落防止部材がリング状になっている。前記リング状脱落防止部材は、内部の開口が雑音防止抵抗の径より小さく、導電性スプリングの外径より大きい径になっている。したがって、前記雑音防止抵抗は、一旦、高圧端子部の中に入ると、前記リング状脱落防止部材によって脱落することがなく、かつ、導電性スプリングが前記リングの開口を通して前記雑音防止抵抗に接続することができる。
第2発明の内燃機関用点火コイルは、第1発明の脱落防止部材がリング状になっている。前記リング状脱落防止部材は、内部の開口が雑音防止抵抗の径より小さく、導電性スプリングの外径より大きい径になっている。したがって、前記雑音防止抵抗は、一旦、高圧端子部の中に入ると、前記リング状脱落防止部材によって脱落することがなく、かつ、導電性スプリングが前記リングの開口を通して前記雑音防止抵抗に接続することができる。
(第3発明)
第3発明の内燃機関用点火コイルは、第1発明または第2発明における脱落防止部材の材質を前記高圧端子部と同じにして、前記切欠部に圧入される。前記高圧端子部と同じ材質の脱落防止部材は、圧入により簡単に取り付けられるとともに、経年変化によっても脱落することがない。
第3発明の内燃機関用点火コイルは、第1発明または第2発明における脱落防止部材の材質を前記高圧端子部と同じにして、前記切欠部に圧入される。前記高圧端子部と同じ材質の脱落防止部材は、圧入により簡単に取り付けられるとともに、経年変化によっても脱落することがない。
図1は本発明の実施例における内燃機関用点火コイルを説明するための断面図である。図1において、内燃機関用点火コイル10は、収納ケース11と、前記収納ケース11の下部に一体に成形されている高圧端子部111と、前記高圧端子部111の内部に収納されている雑音防止抵抗112と、図示されていない点火コイル、鉄心、充填材等から構成されている。前記高圧端子部111の内部には、雑音防止抵抗112が挿入されているとともに、ジョイントパイプ12が接続されている。
また、前記高圧端子部111の下端には、切欠部113が成形されており、リング状脱落防止部材114が前記切欠部113に嵌合、圧入等の手段によって取り付けられている。前記高圧端子部111は、図示されていない点火プラグを接続する際に、まず、前記ジョイントパイプ12および導電性スプリング121を組み立てる。前記導電性スプリング121は、前記リング状脱落防止部材114の開口部115から挿入され、前記雑音防止抵抗112と接続する。前記ジョイントパイプ12の下部には、図示されていない点火プラグが接続される。
前記リング状脱落防止部材114の開口部115の大きさは、雑音防止抵抗112が通過できない径であるとともに、前記導電性スプリング121が通過でき、前記雑音防止抵抗112と電気的に接続できる径からなる。
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではない。そして、本発明は、特許請求の範囲に記載された事項を逸脱することがなければ、種々の設計変更を行うことが可能である。たとえば、本実施例における内燃機関用点火コイル、収納ケースの材質、充填材の材質は、公知または周知のものを採用することができる。また、前記脱落防止部材は、前記収納ケース等の材質とほぼ同じものが接着、嵌合、圧入に適している。さらに、雑音防止抵抗は、たとえば、セラミック抵抗のように耐熱性の高いものであれば、特に限定されない。
10・・・内燃機関用点火コイル
11・・・収納ケース
111・・・高圧端子部
112・・・雑音防止抵抗
113・・・切欠部
114・・・リング状脱落防止部材
115・・・開口部
12・・・ジョイントパイプ
121・・・導電性スプリング
11・・・収納ケース
111・・・高圧端子部
112・・・雑音防止抵抗
113・・・切欠部
114・・・リング状脱落防止部材
115・・・開口部
12・・・ジョイントパイプ
121・・・導電性スプリング
Claims (3)
- 一次コイルおよび二次コイルと、前記一次コイルおよび二次コイルを磁気的に結合する鉄心と、前記一次コイルにおける電流の通電および遮断を点火信号に基づいて行う制御回路と、これらを収納する収納ケースと、前記収納ケースの下部に設けられている高圧端子部とから少なくとも構成される内燃機関用点火コイルにおいて、
前記高圧端子部の内部に設けられた雑音防止抵抗と、
前記高圧端子部の下部に成形された切欠部と、
前記切欠部に取り付けられた雑音防止抵抗の脱落を防止する脱落防止部材と、
から少なくとも構成されていることを特徴とする内燃機関用点火コイル。 - 前記脱落防止部材は、リング状であり、内部の開口が雑音防止抵抗の径より小さく、導電性スプリングの外径より大きい径であることを特徴とする請求項1に記載された内燃機関用点火コイル。
- 前記脱落防止部材は、前記高圧端子部と同材料からなり、前記切欠部に圧入されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載された内燃機関用点火コイル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006207605A JP2008034682A (ja) | 2006-07-31 | 2006-07-31 | 内燃機関用点火コイル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006207605A JP2008034682A (ja) | 2006-07-31 | 2006-07-31 | 内燃機関用点火コイル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2008034682A true JP2008034682A (ja) | 2008-02-14 |
Family
ID=39123787
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2006207605A Withdrawn JP2008034682A (ja) | 2006-07-31 | 2006-07-31 | 内燃機関用点火コイル |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2008034682A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010258247A (ja) * | 2009-04-27 | 2010-11-11 | Hitachi Automotive Systems Ltd | 内燃機関用点火コイル装置 |
JP2016092363A (ja) * | 2014-11-11 | 2016-05-23 | 株式会社デンソー | 内燃機関用点火コイル |
DE102016113451B3 (de) * | 2016-07-21 | 2017-09-14 | Borgwarner Ludwigsburg Gmbh | Zündspule |
-
2006
- 2006-07-31 JP JP2006207605A patent/JP2008034682A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN107644732A (zh) * | 2016-07-21 | 2018-01-30 | 博格华纳路德维希堡有限公司 | 点火线圈 |
US10283263B2 (en) | 2016-07-21 | 2019-05-07 | Borgwarner Ludwigsburg Gmbh | Ignition coil |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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