JP5747756B2 - 内燃機関用の点火コイル - Google Patents
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上記点火コイルの高電圧を上記スパークプラグに供給するため、上記点火コイルと上記スパークプラグとを電気的に接続するブーツ部として、導電部材(スプリング等)を内部に配した樹脂パイプが取付けられる。該樹脂パイプの基端側には点火コイルと連結可能なシール部材が配され、先端側には上記スパークプラグの碍子部と連結可能なプラグキャップが取り付けられている。そして、上記ブーツ部は、内燃機関のシリンダヘッドのプラグホール内に配置される。
そして、上記スパークプラグがその寿命を迎えた際にスパークプラグを交換するにあたっては、上記ブーツ部から上記スパークプラグを取り外す。このとき、上記プラグキャップが、上記スパークプラグの取り外しに伴い、その内径を拡大するような弾性変形を生じることとなり、このとき、上記導電部材の径大部が上記段部の内側を通り抜けてしまうおそれがある。その結果、上記導電部材が上記スパークプラグ側に脱落してしまうおそれがある。
上記導電部材は、上記高圧出力端子に接触する基端側接触部と、上記スパークプラグに接触する先端側接触部とを備え、該先端側接触部が、上記スパークプラグの基端部に設けられた高圧端子部を覆うよう構成されており、また、上記基端側接触部と上記先端側接触部との間において、部分的に外径を大きくした被係止径大部を備え、
上記シール部材は、上記高圧タワー部と嵌合する基端側嵌合部と、上記ブーツ部と嵌合する先端側嵌合部と、上記導電部材に設けた上記被係止径大部を先端側から係止すると共に弾性的に拡開できるよう構成された係止部を備えていることを特徴とする内燃機関用の点火コイルにある(請求項1)。
また、上記導電部材における上記被係止径大部及び上記調芯用径大部は、上記導電部材における他の部位と一体的に形成されてもよいし、別体に形成されてもよい。
また、上記タワー部、上記ブーツ部は、例えば、PPS(ポリフェニレンサルファイド樹脂)、PBT(ポリブチレンテレフタレート樹脂)、不飽和ポリエステル等によって構成することができる。
実施例にかかる内燃機関用の点火コイルにつき、図1〜図7を用いて説明する。
本例の内燃機関用の点火コイル1は、図1に示すごとく、コイル本体部2と、高圧タワー部3と、筒状のブーツ部4と、シール部材5とを備えている。
高圧タワー部3は、コイル本体部2において発生させた高電圧を出力する高圧出力端子31を内部に保持してなる。
ブーツ部4は、高圧出力端子31とスパークプラグ7(図7参照)とを導通させる導電部材41を内側に有している。
シール部材5は、ブーツ部4と高圧タワー部3とを連結すると共に両者の間をシールする。
また、導電部材41は、基端側接触部411と先端側接触部412との間において、部分的に外径を大きくした被係止径大部413を有している。
また、シール部材5の係止部53の外周には隙間部54が形成されている。この隙間部54は、先端側嵌合部52の内壁部522とブーツ部4の内周面40との間において形成されている。
また、被係止径大部413と調芯用径大部414は、先端側接触部412の外径以下になるように形成されている。
また、筒状の内周壁522の先端側において係止部53が形成されており、係止部53の先端には、径方向内側へ行くほど基端側へ向かうように傾斜した面取部530が形成されている。なお、図3に示すごとく、面取部530の基端側の端部には、内周壁522の軸方向に平行な面をなすストレート面部525が形成されている。
また、係止部53は、図3、図4に示すごとく、先端側嵌合部52の内壁部522の先端部において、全周にわたって径方向内側に突出したリング状のリブ531によって構成されている。
プラグキャップ6は、ブーツ部4の先端側端部44と嵌合する基端部61と、スパークプラグ7の碍子部72(図7参照)と嵌合する先端部62とを備えている。
また、基端部61は、筒状の外周壁611と該外周壁611の内側に形成される内周壁612とから構成されている。そして、外周壁611と内周壁612との間には、ブーツ部4の先端側端部44が嵌合できる嵌合部613が周状に形成されている。
また、先端部62の先端部には、径方向内側へ行くほど、基端側へ向かうように傾斜した面取部621が形成されている。
まず、図5(A)に示すごとく、ブーツ部4とシール部材5とを互いに組付ける。すなわち、シール部材5の先端側嵌合部52に対して、ブーツ部4の基端側端部43を挿嵌させる。
以上の組付工程によって、本例の点火コイル1が得られる。
そして、図7に示すごとく、点火コイル1は、内燃機関におけるシリンダヘッド82に取付けられる。
次いで、一次コイルへの通電を遮断したときには、相互誘導作用により、二次コイルに高電圧の誘導起電力が発生し、点火コイル1に装着されたスパークプラグ7における一対の電極間に高電圧を発生させることができる。
上記点火コイル1は、導電部材41の先端側接触部412が、スパークプラグ7の基端部に設けられた高圧端子部71を覆うよう構成されている。これによって、導電部材41の調芯をスパークプラグの高圧端子部71側において行うことができ、導電部材41の傾きを防ぐことができる。
本例は、係止部53を、図8に示すごとく、複数のリブ532によって形成した例である。
本例における係止部53は、図8に示すごとく、シール部材5の先端側嵌合部52の内壁部522の先端において、回転対称形状とした4つのリブ532を径方向内側に各々突出させて形成している。
その他は、実施例1と同様であり、実施例1と同様の作用効果を有する。
2 コイル本体部
3 高圧タワー部
4 ブーツ部
41 導電部材
411 基端側接触部
412 先端側接触部
413 被係止径大部
5 シール部材
51 基端側嵌合部
52 先端側嵌合部
53 係止部
Claims (4)
- 一次コイル及び二次コイルをコイルケース内に収容してなるコイル本体部と、該コイル本体部において発生させた高電圧を出力する高圧出力端子を内部に保持した高圧タワー部と、上記高圧出力端子とスパークプラグとを導通させる導電部材を内側に備える筒状のブーツ部と、該ブーツ部と上記高圧タワー部とを連結すると共に両者の間をシールするシール部材とを備えた内燃機関用の点火コイルであって、
上記導電部材は、上記高圧出力端子に接触する基端側接触部と、上記スパークプラグに接触する先端側接触部とを備え、該先端側接触部が、上記スパークプラグの基端部に設けられた高圧端子部を覆うよう構成されており、また、上記基端側接触部と上記先端側接触部との間において、部分的に外径を大きくした被係止径大部を備え、
上記シール部材は、上記高圧タワー部と嵌合する基端側嵌合部と、上記ブーツ部と嵌合する先端側嵌合部と、上記導電部材に設けた上記被係止径大部を先端側から係止すると共に弾性的に拡開できるよう構成された係止部を備えていることを特徴とする内燃機関用の点火コイル。 - 請求項1に記載の内燃機関用の点火コイルにおいて、上記シール部材の上記係止部の外周には隙間部が形成されていることを特徴とする内燃機関用の点火コイル。
- 請求項1又は2に記載の内燃機関用の点火コイルにおいて、上記係止部の先端には径方向内側へ行くほど基端側へ向かうように傾斜した面取部が形成されていることを特徴とする内燃機関用の点火コイル。
- 請求項1〜3のいずれか一項に記載の内燃機関用の点火コイルにおいて、上記導電部材は、上記被係止径大部と上記先端側接触部との間において部分的に外径を大きくした調芯用径大部を備え、上記調芯用径大部は、上記ブーツ部の内周面に当接することにより該ブーツ部に対する上記導電部材の軸芯の平行度を保つよう構成してあることを特徴とする内燃機関用の点火コイル。
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