JP2008274875A - 内燃機関用点火コイル - Google Patents

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Abstract

【課題】上部ソケットを大幅に小型化することができ、その亀裂発生を防止することにより、中継筒を確実に保持することができ、電気的絶縁不良の発生を低減でき、さらにラバー成形が容易となり、また組み付け作業も簡単に行うことができるようにする。
【解決手段】点火プラグに高電圧を供給し点火する点火コイル1において、ケース本体2と、ケース本体2の下部外周壁に嵌合してケース本体を保持する上部ソケット3と、下部ソケット4と、ケース本体2の底壁から下方に筒状に突出して形成された第1の高圧筒部5と、第1の高圧筒部5中にその内周面とは隙間を保持して装着され第1の高圧筒部に係止される筒状の第2の高圧筒部6と、第1の高圧筒部5と第2の高圧筒部6との間の隙間に装着され第1の高圧筒部5に係止されるとともに、下部が下部ソケットで支持される筒状のアダプタ7とを有するものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関の点火プラグに高電圧を供給し点火する内燃機関用点火コイルに関するものである。
従来、内燃機関の点火プラグに高電圧を供給し点火する内燃機関用点火コイルには、絶縁ケースの下部外周壁、絶縁ケースの底から下方に突出する高圧筒部、および導電部材(スプリング)を収容する中継筒の上端部に嵌合して、絶縁ケース下部や高圧筒部、中継筒を弾力的に保持する上部ソケット(ラバー部)が設けられている。この上部ソケットは、上部に形成されたシール鍔を内燃機関のシリンダーブロックに設けられたプラグホールの上端部内周に突入させて、プラグホールを上から密閉している(例えば下記の特許文献1参照)。
特開2000−331853号公報(第4頁右欄〜第5頁左欄、図6)
この上部ソケットは、絶縁ケース下部と高電圧部と中継筒上端部の全体をラバーで包み込んで保持する構造になっており、形状が大きくなるために、ラバー成形品である上部ソケットに亀裂が発生しやすいという問題点を有していた。
上部ソケットに亀裂が発生すると、中継筒を保持する力が低下したり、高圧端子および導電部材に流れる高電圧が亀裂に沿って、プラグホール内周面に火花放電し、点火プラグに高電圧が届かなくなる沿面リークという電気的絶縁不良が発生してしまう。
また、上部ソケットの形状が大きいため、ラバー成形が困難である、絶縁ケースや高圧筒部等への挿入、組み付け作業が煩雑で時間を要するといった問題点も有していた。
この発明は上記に鑑み提案されたもので、ラバー成形品である上部ソケットを大幅に小型化することができ、亀裂発生を防止できるので、中継筒を確実に保持することができ、電気的絶縁不良の発生を低減でき、さらにラバー成形が容易となり、また組み付け作業も簡単に行うことができる内燃機関用点火コイルを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、内燃機関の点火プラグに高電圧を供給し点火する内燃機関用点火コイルにおいて、絶縁ケースに収容された、同心状に嵌合し内周に閉磁路の鉄心の一部が貫通する1次、2次両コイルと、その絶縁ケースの内部に注型された絶縁樹脂で両コイルを固定する硬化層とを有する点火コイル本体と、上記絶縁ケースの下部外周壁に嵌合して点火コイル本体を弾力的に保持するとともに、上部に形成されたシール鍔を内燃機関のシリンダーブロックに設けられたプラグホールの上端部内周に突入させて、プラグホールを上から密閉する上部ソケットと、上記プラグホールの底に立設された点火プラグに弾力的に被さる下部ソケットと、上記絶縁ケースの底壁から下方に底壁の孔と一体に筒状に突出して形成された第1の高圧筒部と、上記第1の高圧筒部中にその内周面とは隙間を保持して装着され第1の高圧筒部に係止される筒状の第2の高圧筒部と、上記第1の高圧筒部と第2の高圧筒部との間の隙間に装着され第1の高圧筒部に係止されるとともに、下部が下部ソケットで支持される筒状のアダプタと、上記第2の高圧筒部およびアダプタ中に上下方向に収容されており、2次コイルに電気的に接続され第2の高圧筒部の内周に嵌入されている高圧端子と、点火プラグの頂部端子とを電気的に接続する導電部材と、を有するものである。
請求項2に記載の発明は、上記した請求項1に記載の発明において、上記第1の高圧筒部は、上端縁に周状に形成された段差部を有し、第2の高圧筒部は、上端に拡径部を有しその拡径部が装着時に段差部に当接して第1の高圧筒部に係止されるものである。
請求項3に記載の発明は、上記した請求項2項に記載の発明において、上記第1の高圧筒部は、上端から所定距離下方の内周面に周状に交互に設けた複数の列状凹部および列状凸部を有し、アダプタは、複数の列状凸部に対応させて上端縁に周状に形成した複数の部分拡径部を有し、第1の高圧筒部と第2の高圧筒部との隙間へのアダプタの装着時にアダプタの部分拡径部が第1の高圧筒部の列状凸部上端面に当接して第1の高圧筒部に係止されるものである。
請求項4に記載の発明は、上記した請求項3に記載の発明において、上記アダプタの装着は、アダプタの部分拡径部を第1の高圧筒部の列状凹部に合わせた状態でアダプタを第1の高圧筒部に押し込み、部分拡径部上面が第2の高圧筒部の拡径部下面に衝接したときに、アダプタの部分拡径部が第1の高圧筒部の列状凸部上端面に位置するまでアダプタを回転させて行うものである。
請求項5に記載の発明は、上記した請求項4に記載の発明において、上記第1の高圧筒部の列状凸部上端面に突起部を設け、アダプタの部分拡径部下面に突起部が陥入する位置決め用孔を形成したものである。
また、請求項6に記載の発明は、上記した請求項1から5の何れか1項に記載の発明において、上記アダプタは、第2の高圧筒部の下端下方で内径が縮径し、その段差面と第2の高圧筒部の下端との間に電気絶縁体を配設するものである。
この発明の内燃機関用点火コイルでは、アダプタを高圧筒部側で保持するので、上部ソケットは絶縁ケース下部外周壁に嵌合させるだけでよく、このため、ラバー成形品である上部ソケットを大幅に小型化することができ、亀裂発生を防止することができる。したがって、中継筒の保磁力を向上させることができ、電気的絶縁不良の発生を低減でき、さらに小型化によりラバー成形が容易となり、また組み付け作業も簡単に行うことができる。
この発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の内燃機関用点火コイルをエンジンに装着した状態の概略を示す図、図2は本発明の内燃機関用点火コイルの要部拡大図である。本発明の内燃機関用点火コイル(以下、単に「点火コイル」という)1は、内燃機関のシリンダーブロック100のプラグホール101の底に取付けられた点火プラグ9に高電圧を供給し点火するものであり、点火コイル本体2、上部ソケット3、下部ソケット4、第1高圧筒部5、第2高圧筒部6、アダプタ7、および導電部材8を備えている。
点火コイル本体2は、合成樹脂などで成形された絶縁ケース20に収容された、同心状に嵌合し内周に閉磁路の鉄心21の一部が貫通する1次コイル22および2次コイル23と、その絶縁ケース20の内部に注型された、例えば熱硬化性エポキシ樹脂などの絶縁樹脂で両コイル22,23を固定する硬化層24とを有している。
絶縁ケース20は、下方カップ部20a、鉄心収容部20bおよび1次端子収容部20cを有している。
下方カップ部20aの底壁210からさらに下方には、その底壁210に穿設された孔211と一体に、第1高圧筒部5が、筒状に突出して形成されている。また、第1高圧筒部5中には、筒状の第2高圧筒部6が、第1高圧筒部5に係止され、その第1高圧筒部5の内周面とは隙間を保持して装着されている。第2高圧筒部6の内周には、高圧端子26が嵌入されている。
アダプタ7は、細長い筒状体で、第1高圧筒部5と第2高圧筒部6との間の隙間に装着され第1高圧筒部5に係止されるとともに、下部が下部ソケット4で支持されている。導電部材8は、例えばバネ鋼製のコイルスプリングであり、第2高圧筒部6およびアダプタ7中に上下方向に収容されており、高圧端子26と、点火プラグ9の頂部端子91とを電気的に接続する。なお、第1高圧筒部5、第2高圧筒部6およびアダプタ7の詳細は、後述する。
絶縁ケース20の鉄心収容部20bは、下方カップ部20aの上端から張出して鉄心21の外環部分を載置する鍔201と、この鍔201の周りから起ち上がった周囲壁202とからなる。1次端子収容部20cは、周囲壁202の上部側面に設けられている。
点火コイル本体2は、1次コイル22の電線を1次端子収容部20cの1次端子25に接続し、2次コイル23の巻終りリード線を高圧端子26に接続したのち、絶縁樹脂を真空注型し、その硬化した絶縁樹脂の硬化層24で絶縁ケース20中に鉄心21、1次コイル22、2次コイル23、1次端子25、高圧端子26を固定する。これにより小型でありながら高出力の点火コイルが得られる。
シリンダーブロック100はシリンダ毎のプラグホール101を有し、シリンダーブロック100の上に、各プラグホール101に連通する連通孔111を備えたロッカーカバー110が固定されている。ロッカーカバー110は連通孔111の回りから立つ筒部112の上端に設けられた皿部113を一体に有し、連通孔111は皿部113の底に開口している。その開口の回りには支持部114が皿部113の底から無端状に隆起する。
上部ソケット3および下部ソケット4は合成ゴムや弾性に富む合成樹脂で成形される。上部ソケット3は、絶縁ケース20の下方カップ部20aの外周壁に嵌合して点火コイル本体2を弾力的に保持するとともに、連通孔111の上端を塞ぐ折返したシール鍔31を備え、絶縁ケース20の鍔201の下面に当接して、ロッカーカバー110の支持部114に被さるとともに、その支持部内周に弾力的に嵌入してプラグホール101を上から密閉している。
下部ソケット4は、プラグホール101の下部に装着され、プラグホール101の底に取付けられた点火プラグ9の頂部端子91を有する上部に弾力的に被さる。
上記の点火コイル1は、次の手順でセットされる。先ず、上部ソケット3を絶縁ケース20の下方カップ部20aに下から嵌める。次に、第1高圧筒部5と第2高圧筒部6との間に装着されたアダプタ7に下部ソケット4を係合させて連結するとともに、下方からアダプタ7に導電部材8を挿入し、その上端部を第2高圧筒部6中の高圧端子26に下から弾性的に当接する。続いてプラグホール101の内部に挿入し、下部ソケット4を点火プラグ9の上部に弾性的に被せると同時に上部ソケット3をロッカーカバー110の支持部114の内周に嵌めながらシール鍔31を支持部114に被せ、上部ソケット3ごと点火コイル1をロッカーカバー110に固定し、導電部材8の下端部を点火プラグ9の頂部端子91に弾性的に当接して高圧端子26と点火プラグ9の頂部端子91とを導電部材8で電気的に接続してセットを終る。
次に第1高圧筒部5、第2高圧筒部6およびアダプタ7について、図3〜図7を併用して説明する。
図3は点火コイルの絶縁ケースを示す図で、(a)は上面図、(b)は(a)のX−X線断面図である。図4は第2高圧筒部を示す図で、(a)は(b)のY−Y線断面図、(b)は下面図である。図5はアダプタを示す図で、(a)は上面図、(b)は(a)のZ−Z線断面図である。
第1高圧筒部5は、上記したように、絶縁ケース20の底壁210からさらに下方に、その底壁210に穿設された孔211と一体に、筒状に突出して形成されている。また、図3に示すように、孔211の上端縁に周状に形成された段差部51と、内周面の上端から所定距離下方の位置から下端まで縦方向に細長い列状の凸部52,52とを有している。凸部52,52は、互いに相対する位置に設けられ、凸部52,52が存在しない内周面は、相対的に列状の凹部53,53となる。すなわち、第1高圧筒部5の内周面には、凸部52と凹部53とが交互に設けられている。なお、第1高圧筒部5の段差部51の面から、その下方に位置する凸部52の上端面までの長さは、後述するアダプタ7の部分拡径部72の高さと略同等か若干大きくなるように設定されている。
第2高圧筒部6は、図4に示すように、上端に拡径部61を有する略円筒状のもので、その拡径部61は、第1高圧筒部5への装着時に段差部51に当接して第1高圧筒部5に係止される。内周面の内径は、高圧端子26の形状に合わせて上部より下部が若干大きくなっている。
アダプタ7は、上記のように、細長い筒状体に形成され、図5に示すように、第1高圧筒部5の凸部52,52に対応させて上端縁に周状に形成した部分拡径部72,72を有している。また、内周面の内径は、上部で大きく形成され、その上部は第2高圧筒部6を収容する収容部73となっている。下端部は、図1に示すように、外径、内径ともに拡げられてその内部に頂部端子収容部74が形成され、また外径には環状突起75が形成されている。この環状突起75が、下部ソケット4の内周面に形成された環状溝41に係合することにより、アダプタ7の下端部と下部ソケット4とが連結される。
第1高圧筒部5への第2高圧筒部6およびアダプタ7の装着は、次の手順で行う。先ず、第2高圧筒部6を、孔211から第1高圧筒部5の内部に挿入し、拡径部61の下面を段差部51に当接させる。これにより、第2高圧筒部6が第1高圧筒部5に係止され装着される。このとき、第1高圧筒部5と第2高圧筒部6との間には、隙間が形成される。アダプタ7は、下方からこの隙間に装着される。
アダプタ7を第1高圧筒部5と第2高圧筒部6との隙間に装着するには、アダプタ7の部分拡径部72,72を第1高圧筒部5の凹部53,53に合わせた状態でアダプタ7を下方から第1高圧筒部5に押し込む。このとき、部分拡径部72,72は、凹部53,53に沿って上昇する。そして、部分拡径部72,72の上面が第2高圧筒部6の拡径部61の下面に衝接したときに、アダプタ7を回転させ、アダプタ7の部分拡径部72,72を第1高圧筒部5の凸部52,52の上端面に位置させる。こうして、アダプタ7の部分拡径部72,72が第1高圧筒部5の凸部52,52の上端面に当接し、アダプタ7は、第1高圧筒部5に係止され、装着される。
上記のアダプタ7と第1高圧筒部5との係合を確実にするために、この実施形態では、次のような構成を設けている。すなわち、第1高圧筒部5の凸部52の上端面520に突起部521を設け(図6)、一方アダプタ7の部分拡径部72の下面720に、緩やかに傾斜した溝721と、その溝721の終端としての位置決め用孔722とを設けている(図7)。
上記のように、アダプタ7を挿入し、部分拡径部72,72の上面が第2高圧筒部6の拡径部61の下面に衝接したときに、アダプタ7を回転させるが、このとき、第1高圧筒部5の凸部52の上端面520に設けた突起部521は、アダプタ7の部分拡径部72の下面720の溝721に入り、アダプタ7が所定角度だけ回転した時点で、位置決め用孔722に陥入する。これにより、アダプタ7と第1高圧筒部5との位置決めが行われ、アダプタ7を第1高圧筒部5に対して適正な位置まで回転させることができる。
以上述べたように、この発明の点火コイル1では、アダプタ7を第1高圧筒部5側(絶縁ケース側)で保持するので、上部ソケット3は絶縁ケース20の下部(下方カップ部20a)の外周壁に嵌合させるだけでよく、このため、ラバー成形品である上部ソケット3を大幅に小型化することができ、亀裂発生を防止することができる。したがって、中継筒を確実に保持することができ、電気的絶縁不良の発生を低減でき、さらに小型化によりラバー成形が容易となり、また組み付け作業も簡単に行うことができる。
また、アダプタ7の装着時に、突起部521を位置決め用孔722に陥入させるようにしたので、アダプタ7を第1高圧筒部5に対して適正な位置まで回転させることができるとともに、アダプタ7が不用意に回転して抜け落ちることも防止することができ、運搬時やエンジンへの脱着時など通常作業でアダプタ7が回転して点火コイル本体2からアダプタ7が脱落するということもなくなる。
なお、上記第1の実施形態では、第1高圧筒部5に2つの凸部52,52と2つの凹部53,53を設け、アダプタ7に2つの部分拡径部72,72を設けるようにしたが、凸部、凹部、部分拡径部72を3以上設けるように構成してもよい。
また、第1高圧筒部5と第2高圧筒部6とを別部品とし組み合わせるようにしたが、第1高圧筒部5の内部を切削等により削り込んで隙間を形成し、第1高圧筒部5と第2高圧筒部6とを一体に形成するようにしてもよい。
図8は本発明の第2の実施形態での点火コイルを示す図である。図中、第1の実施形態と同一の構成要素には、同一の符号を付してその説明を省略する。この第2の実施形態が第1の実施形態と異なっている点は、アダプタ7の収容部73の下端で内径が縮径して形成されている段差面76に、ゴム、エラストマ等からなる電気絶縁体90を配設した点である。この電気絶縁体90により、高圧端子26および導電部材8に流れる高電圧電流が、アダプタ7に沿ってプラグホール101に火花放電し点火プラグ9に高電圧が届かなくなる沿面リークという電気的絶縁不良の発生をより確実に防止することができるようになる。
本発明の内燃機関用点火コイルをエンジンに装着した状態の概略を示す図である。 本発明の内燃機関用点火コイルの要部拡大図である。 点火コイルの絶縁ケースを示す図で、(a)は上面図、(b)は(a)のX−X線断面図である。 第2高圧筒部を示す図で、(a)は(b)のY−Y線断面図、(b)は下面図である。 アダプタを示す図で、(a)は上面図、(b)は(a)のZ−Z線断面図である。 第1高圧筒部の突起部を示す図で、(a)は絶縁ケースの上面図、(b)は(a)のA−A線断面図である。 アダプタの溝および位置決め用孔を示す図で、(a)は上面図、(b)は(a)の側面図である。 本発明の第2の実施形態での点火コイルを示す図である。
符号の説明
1 内燃機関用点火コイル(点火コイル)
2 点火コイル本体
20 絶縁ケース
20a 下方カップ部
20b 鉄心収容部
20c 1次端子収容部
21 鉄心
22 1次コイル
23 2次コイル
24 硬化層
25 1次端子
26 高圧端子
201 鍔
202 周囲壁
210 底壁
211 孔
3 上部ソケット
31 シール鍔
4 下部ソケット
41 環状溝
5 第1高圧筒部
51 段差部
52 凸部
520 上端面
521 突起部
53 凹部
6 第2高圧筒部
61 拡径部
7 アダプタ
72 部分拡径部
720 部分拡径部の下面
721 溝
722 位置決め用孔
73 収容部
74 頂部端子収容部
75 環状突起
76 段差面
8 導電部材
9 点火プラグ
90 電気絶縁体
91 頂部端子
100 シリンダーブロック
101 プラグホール
110 ロッカーカバー
111 連通孔
112 筒部
113 皿部
114 支持部

Claims (6)

  1. 内燃機関の点火プラグに高電圧を供給し点火する内燃機関用点火コイルにおいて、
    絶縁ケースに収容された、同心状に嵌合し内周に閉磁路の鉄心の一部が貫通する1次、2次両コイルと、その絶縁ケースの内部に注型された絶縁樹脂で両コイルを固定する硬化層とを有する点火コイル本体と、
    上記絶縁ケースの下部外周壁に嵌合して点火コイル本体を弾力的に保持するとともに、上部に形成されたシール鍔を内燃機関のシリンダーブロックに設けられたプラグホールの上端部内周に突入させて、プラグホールを上から密閉する上部ソケットと、
    上記プラグホールの底に立設された点火プラグに弾力的に被さる下部ソケットと、
    上記絶縁ケースの底壁から下方に底壁の孔と一体に筒状に突出して形成された第1の高圧筒部と、
    上記第1の高圧筒部中にその内周面とは隙間を保持して装着され第1の高圧筒部に係止される筒状の第2の高圧筒部と、
    上記第1の高圧筒部と第2の高圧筒部との間の隙間に装着され第1の高圧筒部に係止されるとともに、下部が下部ソケットで支持される筒状のアダプタと、
    上記第2の高圧筒部およびアダプタ中に上下方向に収容されており、2次コイルに電気的に接続され第2の高圧筒部の内周に嵌入されている高圧端子と、点火プラグの頂部端子とを電気的に接続する導電部材と、
    を有することを特徴とする内燃機関用点火コイル。
  2. 上記第1の高圧筒部は、上端縁に周状に形成された段差部を有し、第2の高圧筒部は、上端に拡径部を有しその拡径部が装着時に段差部に当接して第1の高圧筒部に係止される、請求項1に記載の内燃機関用点火コイル。
  3. 上記第1の高圧筒部は、上端から所定距離下方の内周面に周状に交互に設けた複数の列状凹部および列状凸部を有し、アダプタは、複数の列状凸部に対応させて上端縁に周状に形成した複数の部分拡径部を有し、第1の高圧筒部と第2の高圧筒部との隙間へのアダプタの装着時にアダプタの部分拡径部が第1の高圧筒部の列状凸部上端面に当接して第1の高圧筒部に係止される、請求項2に記載の内燃機関用点火コイル。
  4. 上記アダプタの装着は、アダプタの部分拡径部を第1の高圧筒部の列状凹部に合わせた状態でアダプタを第1の高圧筒部に押し込み、部分拡径部上面が第2の高圧筒部の拡径部下面に衝接したときに、アダプタの部分拡径部が第1の高圧筒部の列状凸部上端面に位置するまでアダプタを回転させて行う、請求項3に記載の内燃機関用点火コイル。
  5. 上記第1の高圧筒部の列状凸部上端面に突起部を設け、アダプタの部分拡径部下面に突起部が陥入する位置決め用孔を形成した、請求項4に記載の内燃機関用点火コイル。
  6. 上記アダプタは、第2の高圧筒部の下端下方で内径が縮径し、その段差面と第2の高圧筒部の下端との間に電気絶縁体を配設する、請求項1から5の何れか1項に記載の内燃機関用点火コイル。
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