JP2008115846A - 内燃機関用点火コイル - Google Patents

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Abstract

【課題】ラバー部を小形化して安価に製造することのできる内燃機関用点火コイルを提供する。
【解決手段】絶縁ケース22の高圧タワー部22tに取り付けられる高電圧中継ジョイント41を、高圧タワー部22tに取り付けられるラバー部42と、点火プラグに取り付けられるブーツ部と、このブーツ部とラバー部42とを接続する絶縁パイプ部44と、この絶縁パイプ部44内に収容され、高圧タワー部22t内の高圧端子24から供給される高電圧を点火プラグへ伝達するコイルスプリング45とで構成した内燃機関用点火コイル11において、高圧タワー部22tの内周に環状突起22aを設け、絶縁パイプ部44の高圧タワー部22t側端部の内周に環状突起44aを設け、高圧タワー部22t内および絶縁パイプ部44の高圧タワー部22t側端部内へ挿入されるラバー部42の両端部の外周に、環状突起22a,44aに係合する環状凹部42aを設ける。
【選択図】図1

Description

この発明は、自動車のエンジンなどの内燃機関の点火プラグに、火花放電を発生させるための高電圧を供給する内燃機関用点火コイルに関するものである。
図9は従来の内燃機関用点火コイルをエンジンに取り付けた状態の概略構成を示す部分縦断面図である。
図9において、内燃機関用点火コイル11は、エンジン61に取り付けられ、高電圧を発生させる点火コイル本体21と、この点火コイル本体21を構成する絶縁ケース22の高圧タワー部22tに取り付けられ、高圧タワー部22t内の高圧端子24から供給される高電圧をエンジン61に取り付けられた点火プラグ71へ供給する高電圧中継ジョイント41とで構成されている。
上記した点火コイル本体21は、例えば、ポリブチレンテレフタレート(PBT)製またはガラスフィラー入りPBT製の絶縁ケース22と、この絶縁ケース22の側面部分に一体的に設けられたソケット部22sに設けられている複数の低圧端子(一次端子、図示省略)と、絶縁ケース22の下端部分に一体的に設けられた高圧タワー部22t内に圧入された高圧端子(二次端子)24と、絶縁ケース22内に収容されたコイル・鉄心組立体(図示省略)と、絶縁ケース22内に充填され、各部品相互の高電圧絶縁を行うとともに、各部品を絶縁ケース22内に固定する絶縁樹脂としての熱硬化性樹脂とで構成されている。
そして、点火コイル本体21は、絶縁ケース22の側面部分に一体的に設けられた取付フランジ部22fを取付ねじ34によってエンジン61の取付部63に取り付けることにより、エンジン61のプラグホール62内へ高圧タワー部22tが浅く突入するように取り付けられる。
なお、複数の低圧端子は、例えば、絶縁ケース22の成形時にインサートされる。
上記したコイル・鉄心組立体は、一次コイルボビンと、この一次コイルボビンの外周に巻線を巻き付け、積層して形成された一次コイルと、この一次コイルの外周に配置された二次コイルボビンと、この二次コイルボビンの外周に巻線を巻き付け、積層して形成された二次コイルと、閉磁路で一次コイルと二次コイルとを磁気的に結合する鉄心とで構成されている。
そして、複数の低圧端子、一次コイルの両端、二次コイルの一端は所定の回路を構成するように接続され、二次コイルの他端は、二次コイルボビンの端部に取り付けられた端末ピン(図示省略)を介して高圧端子24に接続されている。
上記した高電圧中継ジョイント41は、点火コイル本体21の、エンジン61のプラグホール62内へ浅く突入する高圧タワー部22tに被さり、点火コイル本体21から供給される高電圧を絶縁シールするとともに、エンジン61のプラグホール62内への液体の浸入を防ぐ弾性体製、例えば、シリコーンゴム製のラバー部42と、プラグホール62の底に取り付けられた点火プラグ71の、頂部電極72を有する絶縁碍子74に被さって絶縁シールする弾性体製、例えば、シリコーンゴム製のブーツ部43と、このブーツ部43とラバー部42とを接続(連結)する、例えば、PBT製またはガラスフィラー入りPBT製の絶縁パイプ部44と、この絶縁パイプ部44内に収容され、高圧端子24から供給される高電圧を点火プラグ71へ伝達する導電体としてのコイルスプリング45とで構成されている。
そして、高圧タワー部22tと、この高圧タワー部22tの外側に位置する絶縁パイプ部44とは、例えば、高圧タワー部22tおよび絶縁パイプ部44の外側に設けられた環状突条と、高圧タワー部22tと絶縁パイプ部44との間に位置するとともに、絶縁パイプ部44の外側に位置するラバー部42の内側に設けられた、上記した環状突条が嵌合する環状凹部とによって結合されている。
また、ブーツ部43と、このブーツ部43が被さる絶縁パイプ部44とは、例えば、絶縁パイプ部44の外側に設けられた環状突条と、絶縁パイプ部44の外側に位置するブーツ部43の内側に設けられた、上記した環状突条が嵌合する環状凹部とによって結合されている。
そして、絶縁パイプ部44には、下端から少し上側の内側に係止段部44sを形成するため、周回する肉盛り部44pが設けられている。
そして、コイルスプリング45は、絶縁パイプ部44の肉盛り部44p内へ挿入される細径部45aと、この細径部45aよりも太く、細径部45aとの境の段部45cが肉盛り部44pの上側(上端)に当接する太径部45bとで構成されている。
上記したエンジン61には、点火コイル本体21の高圧タワー部22t、および、この高圧タワー部22tに取り付けられた高電圧中継ジョイント41が挿入されるプラグホール62と、このプラグホール62の周囲に位置し、点火コイル本体21の取付フランジ部22fを取り付けるための取付部63とが設けられている。
そして、プラグホール62の底には、点火プラグ71の雄ねじ部75sを螺合させて点火プラグ71を取り付けるための取付ねじ孔62sが設けられている。
上記した点火プラグ71は、高電圧が供給される頂部端子72と、この頂部端子72から延びた中心電極73と、この中心電極73および頂部端子72を絶縁シールする絶縁碍子74と、この絶縁碍子74の外側に設けられた金具75とで構成されている。
そして、金具75には、プラグホール62の取付ねじ孔62sに螺合する雄ねじ部75sと、この雄ねじ部75sから延び、中心電極73と火花間隙をおいて対向する電極75eとが設けられている。
この内燃機関用点火コイル11はエンジン・コントロール・ユニット(ECU)から供給される信号に基づいて点火コイル本体21の一次コイルに通電し、一次コイルへの通電を遮断することにより、鉄心に磁束が発生し、磁束が変化することによって二次コイルに高電圧が発生し(誘起され)、高圧端子24に高電圧が供給される。
そして、高圧端子24に供給された高電圧はコイルスプリング45を介して点火プラグ71の頂部電極72に伝達されるので、中心電極73と電極75eとの間に火花放電が発生する(例えば、特許文献1参照。)。
また、上記したように、ラバー部42および絶縁パイプ部44を設けずに、高圧タワー部22tにブーツ部43を直接接続した構成のものも提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2005−273561号公報
上記したように、高圧タワー部22tと絶縁パイプ部44とを、高圧タワー部22tと絶縁パイプ部44との間に位置するとともに、絶縁パイプ部44の外側に位置するラバー部42で接続するので、ラバー部42が大形化するとともに、高価になる。
また、絶縁パイプ部44の下端部外側にブーツ部43を取り付けているので、ブーツ部43が大形化するとともに、高価になり、さらに、ブーツ部43が大形(太径)化することにより、プラグホール62の細径化に対応できなくなる。
この発明は、上記したような不都合を解消するためになされたもので、ラバー部またはブーツ部を小形化して安価に製造することができ、プラグホールの細径化にも対応することのできる内燃機関用点火コイルを提供するものである。
この発明は、以下のような発明である。
(1)高電圧を発生させる点火コイル本体と、この点火コイル本体を構成する絶縁ケースの高圧タワー部に取り付けられ、前記高圧タワー部内の高圧端子から供給される高電圧をエンジンに取り付けられた点火プラグへ供給する高電圧中継ジョイントとからなり、この高電圧中継ジョイントを、前記高圧タワー部に取り付けられる、絶縁性を有した弾性体からなるラバー部と、前記点火プラグに取り付けられる、絶縁性を有した弾性体からなるブーツ部と、このブーツ部と前記ラバー部とを接続する絶縁パイプ部と、この絶縁パイプ部内に収容され、前記高圧端子から供給される高電圧を前記点火プラグへ伝達する導電体とで構成した内燃機関用点火コイルにおいて、前記高圧タワー部の内周および前記絶縁パイプ部の前記高圧タワー部側端部の内周に相補的係合部の一方を設け、前記高圧タワー部内および前記絶縁パイプ部の前記高圧タワー部側端部内へ挿入される前記ラバー部の両端部の外周に、前記相補的係合部の一方に係合する前記相補的係合部の他方を設けたことを特徴とする。
(2)高電圧を発生させる点火コイル本体と、この点火コイル本体を構成する絶縁ケースの高圧タワー部に取り付けられ、前記高圧タワー部内の高圧端子から供給される高電圧をエンジンに取り付けられた点火プラグへ供給する高電圧中継ジョイントとからなり、この高電圧中継ジョイントを、前記高圧タワー部に取り付けられる、絶縁性を有した弾性体からなるラバー部と、前記点火プラグに取り付けられる、絶縁性を有した弾性体からなるブーツ部と、このブーツ部と前記ラバー部とを接続する絶縁パイプ部と、この絶縁パイプ部内に収容され、前記高圧端子から供給される高電圧を前記点火プラグへ伝達する導電体とで構成した内燃機関用点火コイルにおいて、前記絶縁パイプ部の前記ブーツ部側端部の内周に相補的係合部の一方を設け、前記絶縁パイプ部の前記ブーツ部側端部内へ挿入される前記ブーツ部の一端部の外周に、前記相補的係合部の一方に係合する前記相補的係合部の他方を設けたことを特徴とする。
(3)高電圧を発生させる点火コイル本体と、この点火コイル本体を構成する絶縁ケースの高圧タワー部に取り付けられ、前記高圧タワー部内の高圧端子から供給される高電圧をエンジンに取り付けられた点火プラグへ供給する高電圧中継ジョイントとからなり、この高電圧中継ジョイントを、前記高圧タワー部に一端部が取り付けられるとともに、前記点火プラグに他端部が取り付けられる、絶縁性を有した弾性体からなるブーツ部と、このブーツ部内と前記高圧タワー部内とに収容され、前記高圧端子から供給される高電圧を前記点火プラグへ伝達する導電体とで構成した内燃機関用点火コイルにおいて、前記高圧タワー部の内周に相補的係合部の一方を設け、前記高圧タワー部内へ挿入される前記ブーツ部の一端部の外周に、前記相補的係合部の一方に係合する前記相補的係合部の他方を設けたことを特徴とする。
(4)(1)から(3)のいずれか1つに記載の内燃機関用点火コイルにおいて、前記相補的係合部の一方を、環状突起または環状に配置される不連続な突起とし、前記相補的係合部の他方を、前記環状突起が嵌合する環状凹部または前記突起が嵌合する環状に配置される不連続な凹部としたことを特徴とする。
(5)高電圧を発生させる点火コイル本体と、この点火コイル本体を構成する絶縁ケースの高圧タワー部に取り付けられ、前記高圧タワー部内の高圧端子から供給される高電圧をエンジンに取り付けられた点火プラグへ供給する高電圧中継ジョイントとからなる内燃機関用点火コイルにおいて、前記高電圧中継ジョイントは、前記点火プラグの一部を下端部で覆う絶縁パイプ部を有し、この絶縁パイプ部の下端部内周に保持部を設け、この保持部に、前記絶縁パイプ部と前記点火プラグとの間を絶縁シールするリング部材を保持させたことを特徴とする。
(6)(5)に記載の内燃機関用点火コイルにおいて、前記高圧タワー部が前記絶縁パイプ部を兼ねていることを特徴とする。
(7)(5)または(6)に記載の内燃機関用点火コイルにおいて、前記保持部を、対向して環状に配置される不連続な第1突起と第2突起とで構成するとともに、前記第1突起と前記第2突起とを前記絶縁パイプ部の軸方向から見て周方向に重ならないように交互に設けたことを特徴とする。
(8)(5)または(6)に記載の内燃機関用点火コイルにおいて、前記保持部を、位置決め溝またはスリットとしたことを特徴とする。
(9)高電圧を発生させる点火コイル本体と、この点火コイル本体を構成する絶縁ケースの高圧タワー部に取り付けられ、前記高圧タワー部内の高圧端子から供給される高電圧をエンジンに取り付けられた点火プラグへ供給する高電圧中継ジョイントとからなる内燃機関用点火コイルにおいて、前記高電圧中継ジョイントは、前記点火プラグの一部を下端部で覆う絶縁パイプ部と、この絶縁パイプ部の下端部に取り付けられる保持筒部材とを有し、前記絶縁パイプ部と、前記保持筒部材とに前記絶縁パイプ部および前記保持筒部材と前記点火プラグとの間を絶縁シールするリング部材を保持させたことを特徴とする。
(10)(9)に記載の内燃機関用点火コイルにおいて、前記高圧タワー部が前記絶縁パイプ部を兼ねていることを特徴とする。
この発明によれば、高圧タワー部の内周および絶縁パイプ部の高圧タワー部側端部の内周に相補的係合部の一方を設け、高圧タワー部内および絶縁パイプ部の高圧タワー部側端部内へ挿入されるラバー部の両端部の外周に、相補的係合部の一方に係合する相補的係合部の他方を設けたので、高圧タワー部内および絶縁パイプ部内へ挿入して高圧タワー部と絶縁パイプ部とを接続するとともに、高圧タワー部と絶縁パイプ部との間を絶縁シールするラバー部の外形(外径)を小さくして小形化することができることにより、ラバー部を安価に製造することができる。
そして、相補的係合部の一方を、環状突起または環状に配置される不連続な突起とし、相補的係合部の他方を、環状突起が嵌合する環状凹部または突起が嵌合する環状に配置される不連続な凹部としたので、高圧タワー部の内周および絶縁パイプ部の内周に相補的係合部としての環状凹部または環状に配置される不連続な凹部を設けなくて済むことにより、絶縁ケースおよび絶縁パイプ部を、スライダ機構を使用せずに成形することができるとともに、絶縁ケースおよび絶縁パイプ部の生産性が向上する。
また、この発明によれば、絶縁パイプ部のブーツ部側端部の内周に相補的係合部の一方を設け、絶縁パイプ部のブーツ部側端部内へ挿入されるブーツ部の一端部の外周に、相補的係合部の一方に係合する相補的係合部の他方を設けたので、絶縁パイプ部内へ挿入して絶縁パイプ部と点火プラグとの間を絶縁シールするブーツ部の外形(外径)を小さくして小形化することができることにより、ブーツ部を安価に製造することができるとともに、プラグホールの細径化にも対応することができる。
そして、相補的係合部の一方を、環状突起または環状に配置される不連続な突起とし、相補的係合部の他方を、環状突起が嵌合する環状凹部または突起が嵌合する環状に配置される不連続な凹部としたので、絶縁パイプ部の内周に相補的係合部としての環状凹部または環状に配置される不連続な凹部を設けなくて済むことにより、絶縁パイプ部を、スライダ機構を使用せずに成形することができるとともに、絶縁パイプ部の生産性が向上する。
また、この発明によれば、高圧タワー部の内周に相補的係合部の一方を設け、高圧タワー部内へ挿入されるブーツ部の一端部の外周に、相補的係合部の一方に係合する相補的係合部の他方を設けたので、高圧タワー部内へ挿入して高圧タワー部と点火プラグとの間を絶縁シールするブーツ部の外形(外径)を小さくして小形化することができることにより、ブーツ部を安価に製造することができるとともに、プラグホールの細径化にも対応することができる。
そして、相補的係合部の一方を、環状突起または環状に配置される不連続な突起とし、相補的係合部の他方を、環状突起が嵌合する環状凹部または突起が嵌合する環状に配置される不連続な凹部としたので、高圧タワー部の内周に相補的係合部としての環状凹部または環状に配置される不連続な凹部を設けなくて済むことにより、絶縁ケースを、スライダ機構を使用せずに成形することができるとともに、絶縁ケースの生産性が向上する。
また、この発明によれば、高電圧中継ジョイントを構成する絶縁パイプ部の下端部内周に保持部を設け、この保持部に、絶縁パイプ部と点火プラグとの間を絶縁シールするリング部材を保持させたので、絶縁パイプ部と点火プラグとの間を絶縁シールするリング部材を簡単な構成に、および、小形化することができることにより、リング部材を安価に製造することができるとともに、プラグホールの細径化にも対応することができる。
そして、高圧タワー部が絶縁パイプ部を兼ねているので、ラバー部および絶縁パイプ部を省略して部品点数を少なくすることができる。
さらに、保持部を、対向して環状に配置される不連続な第1突起と第2突起とで構成するとともに、第1突起と第2突起とを絶縁パイプ部の軸方向から見て周方向に重ならないように交互に設けたので、絶縁パイプ部を、スライダ機構を使用せずに成形することができるとともに、絶縁パイプ部の生産性が向上する。
また、保持部を、位置決め溝またはスリットとしたので、保持部の構成を簡単にして所期の目的を達成することができる。
また、この発明によれば、高電圧中継ジョイントを構成する絶縁パイプ部と、保持筒部材とに絶縁パイプ部および保持筒部材と点火プラグとの間を絶縁シールするリング部材を保持させたので、絶縁パイプ部および保持筒部材と点火プラグとの間を絶縁シールするリング部材を簡単な構成に、および、小形(小径)化することができることにより、リング部材を安価に製造することができるとともに、プラグホールの細径化にも対応することができる。
そして、高圧タワー部が絶縁パイプ部を兼ねているので、ラバー部を省略して部品点数を少なくすることができる。
以下、この発明の実施例を図に基づいて説明する。
図1はこの発明の第1実施例である内燃機関用点火コイルの要部を示す部分縦断面図であり、図9と同一または相当部分に同一符号を付し、その説明を省略する。
図1において、高圧タワー部22tの内周には相補的係合部の一方である環状突起22aが設けられ、絶縁パイプ部44の高圧タワー部22t側端部の内周には、相補的係合部の一方である環状突起44aが設けられている。
また、高圧タワー部22t内および絶縁パイプ部44の高圧タワー部22t側端部内へ挿入されるラバー部42の両端部の外周には、環状突起22a,44aに係合する相補的係合部の他方である環状凹部42aが設けられ、また、高圧タワー部22tと絶縁パイプ部44との間に位置する外周には、環状緩衝フランジ42fが設けられている。
そして、環状突起22a,44aの奥側、すなわち、環状突起22aの上側、環状突起44aの下側を、高圧タワー部22tの軸または絶縁パイプ部44の軸に直交する平面にするとともに、この平面に対応する環状凹部42aのラバー部42の端側、すなわち、上側の環状凹部42aの上側、下側の環状凹部42aの下側を、ラバー部42の軸に直交する平面にしてある。
なお、コイルスプリング45には、ラバー部42内および絶縁パイプ部44の肉盛り部へ挿通するために、太径部45bの両端に細径部45aが設けられている。
この第1実施例によれば、高圧タワー部22tの内周に環状突起22aを設け、絶縁パイプ部44の高圧タワー部22t側端部の内周に環状突起44aを設けるとともに、高圧タワー部22t内および絶縁パイプ部44の高圧タワー部22t側端部内へ挿入されるラバー部42の両端部の外周に、環状突起22a,44aに係合する環状凹部42aを設けたので、高圧タワー部22t内および絶縁パイプ部44内へ挿入して高圧タワー部22tと絶縁パイプ部44とを接続するとともに、高圧タワー部22tと絶縁パイプ部44との間を絶縁シールするラバー部42の外形(外径)を小さくして小形化することができることにより、ラバー部42を安価に製造することができる。
そして、高圧タワー部22tの内周に環状突起22aを設け、絶縁パイプ部44の高圧タワー部22t側端部の内周に環状突起44aを設けたので、高圧タワー部22tの内周および絶縁パイプ部44の内周に相補的係合部としての環状凹部を設けなくて済むことにより、絶縁ケース22および絶縁パイプ部44を、スライダ機構を使用せずに成形することができるとともに、絶縁ケース22および絶縁パイプ部44の生産性が向上する。
さらに、環状突起22a,44aの奥側を、高圧タワー部22tの軸または絶縁パイプ部44の軸に直交する平面とし、この平面に対応する環状凹部42aのラバー部42の端側を、ラバー部42の軸に直交する平面としたので、環状突起22a,44aと環状凹部42aとが平面同士で係合することにより、高圧タワー部22tに対して絶縁パイプ部44をラバー部42で強固に取り付けることができる。
図2(a)はこの発明の第2実施例である内燃機関用点火コイルの要部の、図1のA−A線に相当する平断面図、図2(b)はこの発明の第2実施例である内燃機関用点火コイルの要部の、図1のB−B線に相当する平断面図であり、図1、図9と同一または相当部分に同一符号を付し、その説明を省略する。
なお、図2(a),(b)におけるコイルスプリングの図示は、省略してある。
この第2実施例が第1実施例と異なるところは、高圧タワー部22tの内周に不連続な突起22bを環状に配置する(設ける)とともに、絶縁パイプ部44の高圧タワー部22t側端部の内周に不連続な突起44bを環状に配置した(設けた)点と、ラバー部42の両端部の外周に、不連続な突起22b,44bに係合する不連続な凹部42bを環状に配置した(設けた)点とである。
この第2実施例によれば、第1実施例と同様な効果が得られる。
図3はこの発明の第3実施例である内燃機関用点火コイルの要部を示す部分縦断面図であり、図1、図2、図9と同一または相当部分に同一符号を付し、その説明を省略する。
なお、図3におけるコイルスプリングの図示は、省略してある。
図3において、絶縁パイプ部44のブーツ部43側端部の内周には、相補的係合部の一方である環状突起44aが設けられている。
また、絶縁パイプ部44のブーツ部43側端部内へ挿入されるブーツ部43の一端部の外周には、環状突起44aに係合する相補的係合部の他方である環状凹部43aが設けられている。
そして、環状突起44aの奥側、すなわち、環状突起44aの上側を、絶縁パイプ部44の軸に直交する平面にするとともに、この平面に対応する環状凹部43aのブーツ部43の一端側、すなわち、環状凹部43aの上側を、ブーツ部43の軸に直交する平面にしてある。
なお、コイルスプリングは、細径部と太径部との境の段部を、ブーツ部の一端(上端)、または、絶縁パイプ部44の肉盛り部の上側(上端)に当接させる。
この第3実施例によれば、絶縁パイプ部44のブーツ部43側端部の内周に環状突起44aを設け、絶縁パイプ部44のブーツ部43側端部内へ挿入されるブーツ部43の一端部の外周に、環状突起44aに係合する環状凹部43aを設けたので、絶縁パイプ部44内へ挿入して絶縁パイプ部44と点火プラグとの間を絶縁シールするブーツ部43の外形(外径)を小さくして小形化することができることにより、ブーツ部43を安価に製造することができるとともに、プラグホールの細径化にも対応することができる。
そして、絶縁パイプ部44の内周に環状突起44aを設け、ブーツ部43の外周に環状凹部43aを設けたので、絶縁パイプ部44の内周に相補的係合部としての環状凹部を設けなくて済むことにより、絶縁パイプ部44を、スライダ機構を使用せずに成形することができるとともに、絶縁パイプ部44の生産性が向上する。
さらに、環状突起44aの奥側を、絶縁パイプ部44の軸に直交する平面とし、この平面に対応する環状凹部43aのブーツ部43の端側を、ブーツ部43の軸に直交する平面としたので、環状凹部43aと環状突起44aとが平面同士で係合することにより、ブーツ部43を絶縁パイプ部44に強固に取り付けることができる。
上記した第3実施例に、高圧タワー部に絶縁パイプ部44を介してブーツ部43を取り付ける例を示したが、高圧タワー部の内周に、第1実施例に示すような、相補的係合部の一方である環状突起22aを設け、この高圧タワー部に第3実施例のブーツ部43を取り付ける構成とすることにより、同様な効果を得ることができる。
そして、内周に環状突起を設けた高圧タワー部に第3実施例のブーツ部43を取り付ける場合も、環状突起および環状凹部43aに代え、第2実施例に示すような、不連続な突起および凹部としてもよい。
また、第3実施例に、環状凹部43aおよび環状突起44aの例を示したが、第2実施例に示すような、不連続な凹部および突起としてもよい。
図4はこの発明の第4実施例である内燃機関用点火コイルの要部を示す部分縦断面図であり、図1〜図3、図9と同一または相当部分に同一符号を付し、その説明を省略する。
なお、図4におけるコイルスプリングの図示は、省略してある。
図4において、絶縁パイプ部44のラバー部と反対側端部(下端部)、すなわち、点火プラグの一部(上部)を覆う点火プラグ側端部の内周に、対向して環状に配置される不連続な上側突起(第1突起)44dと下側突起(第2突起)44eとで構成される保持部44cが設けられている。
この保持部44cを構成する上側突起44dと下側突起44eとは、絶縁パイプ部44の軸方向から見て周方向に重ならないように交互に設けられている。
43Aはリング部材を示し、絶縁パイプ部44と点火プラグとの間を絶縁シールする弾性体製、例えば、シリコーンゴム製とされ、保持部44cに保持されるものである。
この第4実施例によれば、絶縁パイプ部44のラバー部と反対側端部の内周に保持部44cを設け、この保持部44cに、絶縁パイプ部44と点火プラグとの間を絶縁シールするリング部材43Aを保持させたので、絶縁パイプ部44と点火プラグとの間を絶縁シールするリング部材43Aを簡単な構成に、および、小形化することができることにより、リング部材43Aを安価に製造することができるとともに、プラグホールの細径化にも対応することができる。
そして、絶縁パイプ部44に設ける保持部44cを、対向して環状に配置される不連続な上側突起44dと下側突起44eとで構成するとともに、上側突起44dと下側突起44eとを絶縁パイプ部44の軸方向から見て周方向に重ならないように交互に設けたので、絶縁パイプ部44を、スライダ機構を使用せずに成形することができるとともに、絶縁パイプ部44の生産性が向上する。
上記した第4実施例に、絶縁パイプ部44に保持部44cを設け、この保持部44cにリング部材43Aを保持させる例を示したが、高圧タワー部の内周に、第4実施例に示すような、保持部を設け、この保持部にリング部材43Aを保持させる構成とすることにより、同様な効果を得ることができる。
この場合、保持部を構成する、対向して環状に配置される不連続な上側突起(第1突起)と下側突起(第2突起)とを、高圧タワー部の軸方向から見て周方向に重ならないように交互に設ける。
図5はこの発明の第5実施例である内燃機関用点火コイルの要部を示す部分縦断面図であり、図1〜図4、図9と同一または相当部分に同一符号を付し、その説明を省略する。
なお、図5におけるコイルスプリングの図示は、省略してある。
図5において、絶縁パイプ部44のラバー部と反対側端部(下端部)、すなわち、点火プラグの一部(上部)を覆う点火プラグ側端部の内周に、リング部材43Aを保持する保持部44cとしての位置決め溝44fが周回させて設けられている。
この第5実施例によれば、保持部44cを、位置決め溝44fにしたので、保持部44cの構成を簡単にして所期の目的を達成することができる。
また、絶縁パイプ部44と点火プラグとの間を絶縁シールするリング部材43Aを簡単な構成に、および、小形(小径)化することができることにより、リング部材43Aを安価に製造することができるとともに、プラグホールの細径化にも対応することができる。
上記した第5実施例に、絶縁パイプ部44に位置決め溝44fを設け、この位置決め溝44fにリング部材43Aを保持させる例を示したが、高圧タワー部の内周に、第5実施例に示すような、位置決め溝を設け、この位置決め溝にリング部材43Aを保持させる構成とすることにより、同様な効果を得ることができる。
図6はこの発明の第6実施例である内燃機関用点火コイルの要部を示す部分縦断面図であり、図1〜図5、図9と同一または相当部分に同一符号を付し、その説明を省略する。
なお、図6におけるコイルスプリングの図示は、省略してある。
図6において、絶縁パイプ部44のラバー部と反対側端部(下端部)、すなわち、点火プラグの一部(上部)を覆う点火プラグ側端部の内周に、リング部材43Aを保持する保持部44cとしてのスリット44gが不連続な環状に設けられている。
この第6実施例によれば、保持部44cを、スリット44gにしたので、保持部44cの構成を簡単にして所期の目的を達成することができる。
また、絶縁パイプ部44と点火プラグとの間を絶縁シールするリング部材43Aを簡単な構成に、および、小形(小径)化することができることにより、リング部材43Aを安価に製造することができるとともに、プラグホールの細径化にも対応することができる。
上記した第6実施例に、絶縁パイプ部44にスリット44gを設け、このスリット44gにリング部材43Aを保持させる例を示したが、高圧タワー部の内周に、第6実施例に示すような、位置決め溝を設け、この位置決め溝にリング部材43Aを保持させる構成とすることにより、同様な効果を得ることができる。
図7(a)はこの発明の第7実施例である内燃機関用点火コイルの要部を示す部分分解図、図7(b)は図7(a)に示した部分を組み立てた状態の部分拡大縦断面図であり、図1〜図6、図9と同一または相当部分に同一符号を付し、その説明を省略する。
なお、図7におけるコイルスプリングの図示は、省略してある。
図7において、絶縁パイプ部44には、薄肉の挿入環状部44hが上端内側に設けられている。
44Aは絶縁パイプ部44の下端部に取り付けられる絶縁性を有した保持筒部材を示し、例えば、ポリブチレンテレフタレート(PBT)製またはガラスフィラー入りPBT製で、被挿入環状部44hが挿入される薄肉の被挿入環状部44mが上端外側に設けられている。
次に、リング部材43Aの取付について説明する。
まず、挿入環状部44hの上にリング部材43Aを載せる。
そして、リング部材43Aおよび挿入環状部44hを被挿入環状部44m内へ挿入し、絶縁パイプ部44に保持筒部材44Aを、例えば、溶着または接着させることにより、または、螺合させることにより、絶縁パイプ部44と保持筒部材44Aとにリング部材43Aを保持させ(取り付け)ることができる。
なお、保持筒部材44Aの絶縁パイプ部44への取付は、行うことができる。
この第7実施例によれば、絶縁パイプ部44と、保持筒部材44Aとに絶縁パイプ部44および保持筒部材44Aと点火プラグとの間を絶縁シールするリング部材43Aを保持させたので、絶縁パイプ部44および保持筒部材44Aと点火プラグとの間を絶縁シールするリング部材43Aを簡単な構成に、および、小形(小径)化することができることにより、リング部材43Aを安価に製造することができるとともに、プラグホールの細径化にも対応することができる。
上記した第7実施例に、絶縁パイプ部44に保持筒部材44Aを取り付けて絶縁パイプ部44および保持筒部材44Aと点火プラグとの間を絶縁シールするリング部材43Aを保持させる例を示したが、高圧タワー部の下端に、第7実施例に示すような、挿入環状部を設け、高圧タワー部と保持筒部材44Aとにリング部材43Aを保持させる構成とすることにより、同様な効果を得ることができる。
図8(a)はこの発明の第8実施例である内燃機関用点火コイルの要部を示す部分分解図、図8(b)は図8(a)に示した部分を組み立てた状態の部分拡大縦断面図であり、図1〜図7、図9と同一または相当部分に同一符号を付し、その説明を省略する。
なお、図8におけるコイルスプリングの図示は、省略してある。
図8において、挿入環状部44hの外周面に、係止部としての係止突起44iが設けられている。
そして、被挿入環状部44hに、係止突起44iに係合する係合部として切欠部44nが設けられている。
次に、リング部材43Aの取付について説明する。
まず、挿入環状部44hの上にリング部材43Aを載せる。
そして、切欠部44nを係止突起44iに対応させ、リング部材43Aおよび挿入環状部44hを被挿入環状部44m内へ挿入し、切欠部44nを係止突起44iに係合させることにより、絶縁パイプ部44に保持筒部材44Aを取り付けることができるとともに、絶縁パイプ部44と保持筒部材44Aとにリング部材43Aを保持させ(取り付け)ることができる。
この第8実施例によれば、絶縁パイプ部44と、保持筒部材44Aとに絶縁パイプ部44および保持筒部材44Aと点火プラグとの間を絶縁シールするリング部材43Aを保持させたので、絶縁パイプ部44および保持筒部材44Aと点火プラグとの間を絶縁シールするリング部材43Aを簡単な構成に、および、小形(小径)化することができることにより、リング部材43Aを安価に製造することができるとともに、プラグホールの細径化にも対応することができる。
上記した第8実施例に、絶縁パイプ部44に保持筒部材44Aを取り付けて絶縁パイプ部44および保持筒部材44Aと点火プラグとの間を絶縁シールするリング部材43Aを保持させる例を示したが、高圧タワー部の下端に、第8実施例に示すような、係止突起を有する挿入環状部を設け、高圧タワー部と保持筒部材44Aとにリング部材43Aを保持させる構成とすることにより、同様な効果を得ることができる。
上記した第1実施例において、高圧タワー部と絶縁パイプ部とに設ける相補的係合部を同一にした例を示したが、高圧タワー部と絶縁パイプ部とに設ける相補的係合部を異なるものにし、ラバー部の両端外周に対応する相補的係合部を設ける構成としてもよい。
また、第1実施例〜第3実施例における環状突起または環状に配置される不連続な突起と環状凹部または環状に配置される不連続な凹部とを入れ換えたり、さらに、環状突起または環状に配置される不連続な突起の奥側を、その軸に直交する平面にするとともに、この平面に対応する環状凹部または環状に配置される不連続な凹部の部分を、その軸に直交する平面にしても、同様な効果を得ることができる。
また、この発明の相補的係合部としての、環状に配置される不連続な突起を絶縁パイプの両端部の内周に設ける場合は、絶縁パイプ部の軸方向から見て周方向に突起が重ならないように交互に設けることにより、絶縁パイプ部を、スライダ機構を使用せずに成形することができるとともに、絶縁パイプ部の生産性が向上する。
また、環状突起、環状凹部、環状に配置される不連続な突起または環状に配置される不連続な凹部の平面を、環状突起、環状凹部、突起または凹部の軸に直交する平面としたが、軸にほぼ直交する平面であっても、同様な効果を得ることができ、また、環状突起、環状凹部、環状に配置される不連続な突起または環状に配置される不連続な凹部の形状を、相補的係合部を維持できる他の形状にしてもよい。
また、第5実施例において、位置決め溝を周回して設けた例を示したが、位置決め溝は環状に不連続に設けたものであってもよい。
また、第7実施例において、絶縁パイプに挿入環状部を設け、保持筒部材に被挿入環状部を設けた例を示したが、絶縁パイプに被挿入環状部を設け、保持筒部材に挿入環状部を設ける構成としてもよい。
また、第8実施例において、絶縁パイプに挿入環状部および係止部を設け、保持筒部材に被挿入環状部および係合部を設けた例を示したが、絶縁パイプに挿入環状部および係合部を設け、保持筒部材に被挿入環状部および係止部を設ける構成としたり、または、絶縁パイプに被挿入環状部および係止部を設け、保持筒部材に挿入環状部および係合部を設ける構成としたり、または、絶縁パイプに被挿入環状部および係合部を設け、保持筒部材に挿入環状部および係止部を設ける構成としてもよい。
この発明の第1実施例である内燃機関用点火コイルの要部を示す部分縦断面図である。 (a)はこの発明の第2実施例である内燃機関用点火コイルの要部の、図1のA−A線に相当する平断面図、(b)はこの発明の第2実施例である内燃機関用点火コイルの要部の、図1のB−B線に相当する平断面図である。 この発明の第3実施例である内燃機関用点火コイルの要部を示す部分縦断面図である。 この発明の第4実施例である内燃機関用点火コイルの要部を示す部分縦断面図である。 この発明の第5実施例である内燃機関用点火コイルの要部を示す部分縦断面図である。 この発明の第6実施例である内燃機関用点火コイルの要部を示す部分縦断面図である。 (a)はこの発明の第7実施例である内燃機関用点火コイルの要部を示す部分分解図、(b)は図7(a)に示した部分を組み立てた状態の部分拡大縦断面図である。 (a)はこの発明の第8実施例である内燃機関用点火コイルの要部を示す部分分解図、(b)は図8(a)に示した部分を組み立てた状態の部分拡大縦断面図である。 従来の内燃機関用点火コイルをエンジンに取り付けた状態の概略構成を示す部分縦断面図である。
符号の説明
11 内燃機関用点火コイル
21 点火コイル本体
22 絶縁ケース
22a 環状突起(相補的係合部)
22b 突起(相補的係合部)
22f 取付フランジ部
22s ソケット部
22t 高圧タワー部
24 高圧端子(二次端子)
34 取付ねじ
41 高電圧中継ジョイント
42 ラバー部
42a 環状凹部(相補的係合部)
42b 凹部(相補的係合部)
42f 環状緩衝フランジ
43 ブーツ部
43a 環状凹部(相補的係合部)
43A リング部材
44 絶縁パイプ部
44a 環状突起(相補的係合部)
44b 突起(相補的係合部)
44c 保持部
44d 上側突起(第1突起)
44e 下側突起(第2突起)
44f 位置決め溝
44g スリット
44h 挿入環状部
44i 係止突起(係止部)
44p 肉盛り部
44s 係止段部
44A 保持筒部材
44m 被挿入環状部
44n 切欠部(係合部)
45 コイルスプリング(導電体)
45a 細径部
45b 太径部
45c 段部
61 エンジン
62 プラグホール
62s 取付ねじ孔
63 取付部
71 点火プラグ
72 頂部電極
73 中心電極
74 絶縁碍子
75 金具
75e 電極
75s 雄ねじ部

Claims (10)

  1. 高電圧を発生させる点火コイル本体と、
    この点火コイル本体を構成する絶縁ケースの高圧タワー部に取り付けられ、前記高圧タワー部内の高圧端子から供給される高電圧をエンジンに取り付けられた点火プラグへ供給する高電圧中継ジョイントとからなり、
    この高電圧中継ジョイントを、前記高圧タワー部に取り付けられる、絶縁性を有した弾性体からなるラバー部と、前記点火プラグに取り付けられる、絶縁性を有した弾性体からなるブーツ部と、このブーツ部と前記ラバー部とを接続する絶縁パイプ部と、この絶縁パイプ部内に収容され、前記高圧端子から供給される高電圧を前記点火プラグへ伝達する導電体とで構成した内燃機関用点火コイルにおいて、
    前記高圧タワー部の内周および前記絶縁パイプ部の前記高圧タワー部側端部の内周に相補的係合部の一方を設け、
    前記高圧タワー部内および前記絶縁パイプ部の前記高圧タワー部側端部内へ挿入される前記ラバー部の両端部の外周に、前記相補的係合部の一方に係合する前記相補的係合部の他方を設けた、
    ことを特徴とする内燃機関用点火コイル。
  2. 高電圧を発生させる点火コイル本体と、
    この点火コイル本体を構成する絶縁ケースの高圧タワー部に取り付けられ、前記高圧タワー部内の高圧端子から供給される高電圧をエンジンに取り付けられた点火プラグへ供給する高電圧中継ジョイントとからなり、
    この高電圧中継ジョイントを、前記高圧タワー部に取り付けられる、絶縁性を有した弾性体からなるラバー部と、前記点火プラグに取り付けられる、絶縁性を有した弾性体からなるブーツ部と、このブーツ部と前記ラバー部とを接続する絶縁パイプ部と、この絶縁パイプ部内に収容され、前記高圧端子から供給される高電圧を前記点火プラグへ伝達する導電体とで構成した内燃機関用点火コイルにおいて、
    前記絶縁パイプ部の前記ブーツ部側端部の内周に相補的係合部の一方を設け、
    前記絶縁パイプ部の前記ブーツ部側端部内へ挿入される前記ブーツ部の一端部の外周に、前記相補的係合部の一方に係合する前記相補的係合部の他方を設けた、
    ことを特徴とする内燃機関用点火コイル。
  3. 高電圧を発生させる点火コイル本体と、
    この点火コイル本体を構成する絶縁ケースの高圧タワー部に取り付けられ、前記高圧タワー部内の高圧端子から供給される高電圧をエンジンに取り付けられた点火プラグへ供給する高電圧中継ジョイントとからなり、
    この高電圧中継ジョイントを、前記高圧タワー部に一端部が取り付けられるとともに、前記点火プラグに他端部が取り付けられる、絶縁性を有した弾性体からなるブーツ部と、このブーツ部内と前記高圧タワー部内とに収容され、前記高圧端子から供給される高電圧を前記点火プラグへ伝達する導電体とで構成した内燃機関用点火コイルにおいて、
    前記高圧タワー部の内周に相補的係合部の一方を設け、
    前記高圧タワー部内へ挿入される前記ブーツ部の一端部の外周に、前記相補的係合部の一方に係合する前記相補的係合部の他方を設けた、
    ことを特徴とする内燃機関用点火コイル。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の内燃機関用点火コイルにおいて、
    前記相補的係合部の一方を、環状突起または環状に配置される不連続な突起とし、
    前記相補的係合部の他方を、前記環状突起が嵌合する環状凹部または前記突起が嵌合する環状に配置される不連続な凹部とした、
    ことを特徴とする内燃機関用点火コイル。
  5. 高電圧を発生させる点火コイル本体と、
    この点火コイル本体を構成する絶縁ケースの高圧タワー部に取り付けられ、前記高圧タワー部内の高圧端子から供給される高電圧をエンジンに取り付けられた点火プラグへ供給する高電圧中継ジョイントとからなる内燃機関用点火コイルにおいて、
    前記高電圧中継ジョイントは、前記点火プラグの一部を下端部で覆う絶縁パイプ部を有し、
    この絶縁パイプ部の下端部内周に保持部を設け、
    この保持部に、前記絶縁パイプ部と前記点火プラグとの間を絶縁シールするリング部材を保持させた、
    ことを特徴とする内燃機関用点火コイル。
  6. 請求項5に記載の内燃機関用点火コイルにおいて、
    前記高圧タワー部が前記絶縁パイプ部を兼ねている、
    ことを特徴とする内燃機関用点火コイル。
  7. 請求項5または請求項6に記載の内燃機関用点火コイルにおいて、
    前記保持部を、対向して環状に配置される不連続な第1突起と第2突起とで構成するとともに、前記第1突起と前記第2突起とを前記絶縁パイプ部の軸方向から見て周方向に重ならないように交互に設けた、
    ことを特徴とする内燃機関用点火コイル。
  8. 請求項5または請求項6に記載の内燃機関用点火コイルにおいて、
    前記保持部を、位置決め溝またはスリットとした、
    ことを特徴とする内燃機関用点火コイル。
  9. 高電圧を発生させる点火コイル本体と、
    この点火コイル本体を構成する絶縁ケースの高圧タワー部に取り付けられ、前記高圧タワー部内の高圧端子から供給される高電圧をエンジンに取り付けられた点火プラグへ供給する高電圧中継ジョイントとからなる内燃機関用点火コイルにおいて、
    前記高電圧中継ジョイントは、前記点火プラグの一部を下端部で覆う絶縁パイプ部と、この絶縁パイプ部の下端部に取り付けられる保持筒部材とを有し、
    前記絶縁パイプ部と、前記保持筒部材とに前記絶縁パイプ部および前記保持筒部材と前記点火プラグとの間を絶縁シールするリング部材を保持させた、
    ことを特徴とする内燃機関用点火コイル。
  10. 請求項9に記載の内燃機関用点火コイルにおいて、
    前記高圧タワー部が前記絶縁パイプ部を兼ねている、
    ことを特徴とする内燃機関用点火コイル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US20180342347A1 (en) * 2015-11-26 2018-11-29 Hitachi Automotive Systems Hanshin, Ltd. Ignition coil for internal combustion engine

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