JP3899951B2 - 内燃機関用点火コイル - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関用点火コイル(以下、単に「点火コイル」という。)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、点火プラグへの高電圧供給は、機械式デストリビュータからハイテンションコードを介して行われていた。現在では、内燃機関(エンジン)の各気筒毎に独立して設けられた点火コイル(イグニッションコイル)から、直接点火プラグへ高電圧が供給される型式が主流となりつつある。
このような独立型の点火コイルの場合、これまでは各点火コイルの上端部がシリンダヘッドカバー等にねじ留めして固定されることが多かった。しかし、最近ではそのねじ留めを廃して点火コイルを直接点火プラグ自体に固定するものが提案されている。そのような点火コイルとして、例えば、実用新案登録第3068339号公報にその開示がある。
【0003】
その公報に開示された点火コイルの点火プラグへの固定方法は、従来のプラグキャップの固定方法を流用したものである。具体的に説明すると、先ず、保護カバー22(タワーケース)に収納された電極23の周側面に係止孔を設ける。この係止孔に突起を係止させつつ、その電極23の外周側に略円筒状のコンタクトばね24(弾性部材)を外装する。このとき、そのコンタクトばね24の突起は、電極23の係止孔を越えてさらに内側へ突出し、プラグ端子の環状溝に係合可能となる。こうして、点火コイルは点火プラグに対して係合固定され得るようになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、この点火コイルの場合、コンタクトばね24が電極23に対して固定される固定位置と、コンタクトばね24がプラグ端子に対して係合する係合位置とが、係止孔と突起との存在するほぼ同一水平面上(軸方向を法線とする径方向の同一平面上)に存在している。
ここで、点火コイルは一般的に、軸方向に比べて径方向への寸法許容性が非常に小さいため、径方向には各部材の設計自由度が大幅に制限される。その結果、固定位置と係合位置とに上述のような位置関係をもたせつつ、重量の大きい点火コイルを点火プラグに対して確実に係合、保持させ得るような構造(例えば、係止突起を大きくしたりその数を増やしたりした構造)を採用することは現実には著しく困難である。
【0005】
本発明の内燃機関用点火コイルは、このような事情に鑑みてなされたものである。すなわち、重量の大きい点火コイルを点火プラグに対して確実に係合、保持させ得る、設計自由度を大きくとれる内燃機関用点火コイルを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明者はこの課題を解決すべく鋭意研究し、試行錯誤を重ねた結果、弾性部材の固定部と係合部とを軸方向にずらせて配設することを思いつき、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明の内燃機関用点火コイルは、一次スプールに一次巻線が巻回された一次コイルと、該一次コイルにほぼ同心的に配設され二次スプールに二次巻線が巻回された二次コイルと、該一次コイルおよび該二次コイルを収納するコイルケースと、該コイルケースの下方に連なり中央に少なくとも点火プラグのプラグ端子を収納し得るタワーケースと、該タワーケース内に配設されて該タワーケースに対して固定される固定部と該プラグ端子に弾性的に係合し得る係合部とを有し該二次コイルで昇圧された高電圧を該プラグ端子へ印可する弾性部材と、を備える内燃機関用点火コイルであって、
前記弾性部材は、前記固定部と前記係合部とを軸方向の異なる位置に有し、該弾性部材を介することによって前記点火プラグに対して保持され、さらに、該弾性部材は、略円筒状の板ばねであり、前記固定部は、前記タワーケースの内壁から突出した係止片に係合する軸方向に延在した切欠きであることを特徴とする。
【0007】
本発明の点火コイルでは、弾性部材のタワーケースに対する固定部とプラグ端子に弾性的に係合する係合部とを、寸法許容性の比較的大きな軸方向の異なる位置にずらせて配設した。これにより、弾性部材は、その設計自由度が大きくなり、タワーケース内に確実に固定されプラグ端子へもしっかりと係合できるような構造を容易に採用できるようになった。
【0008】
このような弾性部材として、例えば、ばね鋼等からなる板材を所定形状に板金加工等して成形した略円筒状の板ばねを使用できる。この場合の板ばねは、連続した環状である必要はなく、一部が途切れた不連続なものであっても良い。
そのときの固定部は、例えば、前記タワーケースの内壁から突出した係止片に係合する軸方向に延在した切欠きとしても良いし、前記タワーケースの内周側に形成された環状凹部に嵌入される環状鍔としても良い。いずれにしても、固定部は、タワーケースに対してぐらつかない程度にしっかりと固定される構造であることが好ましい。この弾性部材の固定部は、タワーケースに一体的に形成された上記係止片等に直接固定されるものでも良いし、弾性部材とタワーケースとの間に設けた別部材(金具等)を介してタワーケースに間接的に固定されるものでも良い。
【0009】
その係合部は、具体的にいうと、例えば、内周側に突出した複数の突起とすることができる。この突起がプラグ端子の外周面に設けられた環状溝(環状段付)に強固に係合することにより、弾性部材ひいては点火コイルが、点火プラグに保持、固定される。この係合部は、プラグ端子に弾性係合する場合に限られず、プラグ端子の下方に連なるプラグ碍子にも弾性係合していると、点火プラグに対してより安定的に弾性部材(つまり、点火コイル)が固定、保持されるので好ましい。すなわち、前記弾性部材の係合部が、前記プラグ端子に係合する第一係合部と前記点火プラグのプラグ碍子に係合する第二係合部とからなると好適である。
【0010】
なお、プラグ碍子に係合する第二係合部は、点火プラグに対する保持機能を有せば足るが、第一係合部の少なくとも一部は、プラグ端子へ高電圧を印可する必要があるため、導電性を備える必要がある。ここで、弾性部材をばね鋼等の金属製とした場合なら、通常はそのままで導電性を有するため特には問題とならない。しかし、弾性部材は金属製に限らず、弾性を有するものである限り、樹脂製でもセラミック製でも良い。そこで、弾性部材を絶縁性材料等で構成したような場合は、弾性部材の必要な箇所に導電性被膜を付加したり、導電性粉末を混合した原料粉末を用いて弾性部材を成形したりして、弾性部材の導電性を付与すると好ましい。逆にいうなら、導電性を必要としない係合部分は、絶縁性材料等のままでも良い。
【0011】
ところで、プラグ端子へ弾性部材から高電圧を印可するためには、弾性部材へ二次コイルから高電圧が供給されている必要がある。そこで、弾性部材は、例えば、前記二次巻線に接続されて高電圧が印可される二次側端子へ接触する接触部を有したり、または、その二次側端子へ導通可能に配設された高圧端子に接触する接触部を有したりすると好適である。その接触部は、例えば、略円筒状の板ばねの端部を外周側から内周側へ折り曲げて弾性的な接触片とすることもできる。これにより、簡易な構造でありながら、寸法公差等を吸収して安定した導電性を確保できる接触部が得られる。
なお、本明細書中でいう上下関係は、点火コイル側を上方とし、点火プラグ側を下方とする便宜的なものである。従って、本発明でいう上下関係と、内燃機関用点火コイルの実際の取付位置等とはなんら無関係である。
【0012】
また、一次コイルと二次コイルとの配設関係は、略同心的であれば、一次コイルに対して二次コイルが内側でも外側でも良い。
さらに、本発明でいうコイルケースとタワーケースとは別体であっても良いし、コイルケースとタワーケースとが一体成形されたものであっても良い。いずれにしても、最終的に、両者によって点火コイルのケース(ハウジング)が構成されれば良い。従って、本明細書中でいうコイルケースとタワーケースとは、配設位置による便宜的な呼称に過ぎないことを断っておく。
【0013】
【発明の実施の形態】
次に、実施形態を挙げて、本発明について具体的に説明する。
(第一実施形態)
本発明に係る実施形態である内燃機関用点火コイル100(以下、点火コイル100という。)を図1に示す。点火コイル100は、いわゆるスティックタイプの点火コイルであり、図示しないエンジンのシリンダヘッドのプラグホール内に気筒毎に装着される。なお、この点火コイル100は、シリンダヘッドの上端にねじ留めによって固定されるタイプではなく、後述する板ばね31によって点火プラグに対して固定保持されるタイプである。
この点火コイル100は、大別して、制御部1と、コイル部2と、高圧タワー部3とからなる。
【0014】
制御部1は、コネクタ13内にインサート成形されたターミナル12と、このターミナル12に接続されたイグナイタ11とからなる。そして、ECU(図示せず)から受けた点火信号はターミナル12を介してイグナイタ11に伝わる。イグナイタ11は、その点火信号に基づいて、後述の一次巻線23に供給する一次電流をスイッチングし、点火プラグPで断続的な放電を生じさせる。
【0015】
コイル部2は、外殻を形成するコイルケース20と、その内部に外側から順次配設された一次スプール21に一次巻線23の巻回された一次コイルと、二次スプール22に二次巻線24の巻回された二次コイルと、中心部に配設された中心コア26と、さらにコイルケース20の外側に嵌装された外周コア25とから主に構成される。
そして、これらによって開磁路が形成され、一次コイルに供給されたバッテリ電圧(約12V)は、点火プラグPで放電可能な高電圧(30kV程度)まで二次コイルにおいて昇圧される。
【0016】
高圧タワー部3は、樹脂一体成形されたコイルケース20の一部(下部)であるタワーケース30と、タワーケース30の下端側に冠着されてその内部中央に配設された点火プラグPを密着保持するゴム製のプラグキャップ36と、二次スプール22の下端側に圧入固定され二次巻線24の一端に接続された二次側端子27と、この二次側端子27とプラグ端子PTとの間に介在する板ばね31(弾性部材)とからなる。
なお、コイル部2と高圧タワー部3とを組付けた後、制御部1の上方(図中)からエポキシ樹脂製の樹脂絶縁材5が真空充填される。この樹脂絶縁材5は、一次スプール21と二次スプール22との間を通り、連通した各空間に至る。そして、二次コイルと一次コイル等の間が絶縁されると共に各部材が固定保持される。
【0017】
次に、本実施形態の特徴部分である高圧タワー部3の構造について、図1と板ばね31の拡大図である図2とを参照しつつ詳述する。なお、図2(a)は板ばね31の平面図であり、同図(b)はその正面図であり、同図(c)はその底面図である。
タワーケース30は、2重円筒状となっており、その内側には内筒部301が形成されている。内筒部301の上部内周側には、二次側端子27の外周側が圧入されている。そして、それらの圧入面がシール面となって、タワーケース30の内部空間に充填される樹脂絶縁材5が外部へ漏出することが防止される。
【0018】
内筒部301の内周壁の均等な3箇所からは、係止片302が突出し軸方向に延在している。この係止片302が、板ばね31の3箇所に均等に配設された切欠き312(固定部)に係合し、板ばね31はタワーケース30に固定される。また、その係止片302とは別に内周壁の均等な3箇所から、係止片302よりは突出量の少ない保持片303が突出している。この保持片303により、板ばね31の胴部313が保持される。こうして、板ばね31は内筒部301内の所定位置に位置決めされ安定的に固定される。
【0019】
板ばね31の上部の均等な3箇所からは、外周側から内周側へ向けて接触片317(接触部)が折曲げ形成されている。この接触片317が二次側端子27の下端面に弾性的に当接する。こうして、内筒部301に取付けられた板ばね31と二次スプール22の下端側に圧入固定された二次側端子27との間で、各部の寸法公差が吸収されつつ、確実に電気的導通が図られる。
板ばね31の各胴部313の下部中央からは、内側に向けて半球状の突起314(係合部)が突出している。この突起314がプラグ端子PTの環状溝PT1に係合する。ここで、突起314の設けられた胴部313は、タワーケース30の保持片303によって保持されているため、環状溝PT1と突起314との係合はより安定したものとなる。そして、点火コイル100は点火プラグPに確実に保持される。
【0020】
このように、本実施形態では、弾性部材の固定部である切欠き312と、その係合部である突起314とを、寸法許容性の大きな軸方向の異なる位置に設けたため、両者の設計自由度を大きくすることができた。その結果、タワーケース30に確実に固定された板ばね31から、従来困難であった3カ所以上に大きめの突起314を設けて、点火プラグ100が点火プラグPTに対して強固に保持できるようになった。
【0021】
(第二実施形態)
次に、二次スプール22、二次側端子27、タワーケース30および板ばね31の形状をそれぞれ変更し、さらに高圧端子32を追加した高圧タワー部を図3に示す。なお、第一実施形態と同名の部材には同じ符号を付した。
この場合の板ばね31は、前述した切欠き312を備えない筒状となっている。そして、その板ばね31の下部には、前述の如く半球状の突起314(係合部)が3カ所から均等に突出し、プラグ端子PTの環状溝PT1に確実に係合している。
【0022】
また、板ばね31の上端部には環状鍔315(固定部、接触部)が形成されている。この環状鍔315は内筒部301の上端開口部に形成された環状凹部305に嵌入される。さらに、環状鍔315の上方からは凸状の高圧端子32が、環状凹部305に圧入される。そして、高圧端子32の下面と環状凹部305の段付面との間に環状鍔315が挟持される。こうして、板ばね31は内筒部301に対して位置決めされて強固に固定されると共に、板ばね31は高圧端子32へ電気的に導通接触する。
なお、高圧端子32の外周面と環状凹部305の内周面との圧入面により、樹脂絶縁材5のシールがなされるのは、第一実施形態と同様である。
【0023】
また、高圧端子32の上部中央から突出した柱状突起325は、二次スプール22の下端側に形成された凹部221と、その二次スプール22の下端側に圧入固定された二次側端子27の挿入孔271に挿入される。このとき、挿入孔271の端部は内周側に折返されており、かえし271aを形成している。そして、このかえし271aが、柱状突起325の外周面に圧入係止する。このかえし271aと柱状突起325との係合により、二次側端子27と高圧端子32との電気的接続がより確実になされる。そして、この高圧端子32を介して二次側端子27と板ばね31との導電性が確保される。
【0024】
(第三実施形態)
本実施形態は、図4に示すように、第二実施形態の板ばね31の係合部を変更したものであり、係合部以外は第二実施形態と同様である。従って、ここではその係合部を中心に説明する。なお、図4では、第二実施形態と同名の部材には同じ符号を付して示した。
【0025】
本実施形態の板ばね31は、胴部313から内側に突出した前述の突起314(第一係合部)に加えて、胴部313の一部が下方に延在してなる係止片上に、突起314と同じく内側に突出した半球状の突起316(第二係合部)を有する。この突起316は、プラグ端子PTを支持するプラグ碍子PGの環状溝PG1に係合する。なお、本実施形態では、突起314と突起316とを交互にかつ均等に2カ所づつ配設したが、2〜4カ所づつ配設しても良い。
本実施形態のようにすると、軸方向に大きな設計自由度を利用して、係合部により大きな係合力を付与できる。そして、板ばね31ひいては点火コイル100を点火プラグPに対してより確実に保持、固定できる。
【0026】
(第四実施形態)
本実施形態は、図5に示すように、第一実施形態の板ばね31を使用しつつ、二次側端子27の形態を変更し、それらの間に板ばね31が接触する高圧端子32を新たに追加したものである。従って、ここでは二次側端子27と高圧端子32を中心に説明する。なお、図5では、上記各実施形態と同名の部材には同じ符号を付して示した。
タワーケース30の内筒部301の上端開口部は、その外周がわずかに細径化した細径部306となっている。この細径部306に上方から冠状の高圧端子32が被冠状に圧入される。なお、高圧端子32の内周面と細径部306の外周面との圧入面により、樹脂絶縁材5のシールがなされるのは、上述の実施形態と同様である。
【0027】
また、高圧端子32の上部中央からは、柱状突起325が突出している。この柱状突起325は、第二実施形態と同様に、二次スプール22の下端側に形成された凹部221と、その二次スプール22の下端側に圧入固定された二次側端子27の挿入孔271に挿入される。このとき、挿入孔271の端部は内周側に折返されており、かえし271aを形成している。そして、このかえし271aが、柱状突起325の外周面に圧入係止する。このかえし271aと柱状突起325との係合により、二次側端子27と高圧端子32との電気的接続がより確実になされる。そして、この高圧端子32を介して二次側端子27と板ばね31との導電性も確保される。
上述してきたように、本発明は種々の実施形態を考えることができ、弾性部材の固定部と係合部とをその軸方向の異なる位置に配設したものである限り、上記実施形態に限られるものでないことはいうまでもない。
【0028】
【発明の効果】
本発明の内燃機関用点火コイルによれば、点火コイルを点火プラグに対して保持、固定する際に重要な働きをする弾性部材の固定部と係合部とを軸方向の異なる位置に配設した。このため、弾性部材の設計自由度が増し、点火プラグへの係合、保持が従来になく確実に行える構造を容易に採用できるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態である点火コイルの全体を示す縦断面図である。
【図2】第一実施形態に係る板ばねを示す図であり、同図(a)はその平面図であり、同図(b)はその正面図であり、同図(c)はその底面図である。
【図3】第二実施形態に係る点火コイルの高圧タワー部を示す断面図である。
【図4】第三実施形態に係る点火コイルの高圧タワー部を示す断面図である。
【図5】第四実施形態に係る点火コイルの高圧タワー部を示す断面図である。
【符号の説明】
1 制御部
2 コイル部
3 高圧タワー部
20 コイルケース
21 一次スプール
22 二次スプール
23 一次巻線
24 二次巻線
27 二次側端子
30 タワーケース
31 板ばね
312 切欠き(固定部)
314 係止片(係合部)
317 接触片(接触部)
100 内燃機関用点火コイル

Claims (5)

  1. 一次スプールに一次巻線が巻回された一次コイルと、
    該一次コイルにほぼ同心的に配設され二次スプールに二次巻線が巻回された二次コイルと、
    該一次コイルおよび該二次コイルを収納するコイルケースと、
    該コイルケースの下方に連なり中央に少なくとも点火プラグのプラグ端子を収納し得るタワーケースと、
    該タワーケース内に配設されて該タワーケースに対して固定される固定部と該プラグ端子に弾性的に係合し得る係合部とを有し該二次コイルで昇圧された高電圧を該プラグ端子へ印可する弾性部材と、を備える内燃機関用点火コイルであって、
    前記弾性部材は、前記固定部と前記係合部とを軸方向の異なる位置に有し、
    該弾性部材を介することによって前記点火プラグに対して保持され、さらに、該弾性部材は、略円筒状の板ばねであり、
    前記固定部は、前記タワーケースの内壁から突出した係止片に係合する軸方向に延在した切欠きであることを特徴とする内燃機関用点火コイル。
  2. 一次スプールに一次巻線が巻回された一次コイルと、
    該一次コイルにほぼ同心的に配設され二次スプールに二次巻線が巻回された二次コイルと、
    該一次コイルおよび該二次コイルを収納するコイルケースと、
    該コイルケースの下方に連なり中央に少なくとも点火プラグのプラグ端子を収納し得るタワーケースと、
    該タワーケース内に配設されて該タワーケースに対して固定される固定部と該プラグ端子に弾性的に係合し得る係合部とを有し該二次コイルで昇圧された高電圧を該プラグ端子へ印可する弾性部材と、を備える内燃機関用点火コイルであって、
    前記弾性部材は、前記固定部と前記係合部とを軸方向の異なる位置に有し、
    該弾性部材を介することによって前記点火プラグに対して保持され、さらに、該弾性部材は、略円筒状の板ばねであり、
    前記固定部は、前記タワーケースの内周側に形成された環状凹部に嵌入される環状鍔であることを特徴とする内燃機関用点火コイル。
  3. 一次スプールに一次巻線が巻回された一次コイルと、
    該一次コイルにほぼ同心的に配設され二次スプールに二次巻線が巻回された二次コイルと、
    該一次コイルおよび該二次コイルを収納するコイルケースと、
    該コイルケースの下方に連なり中央に少なくとも点火プラグのプラグ端子を収納し得るタワーケースと、
    該タワーケース内に配設されて該タワーケースに対して固定される固定部と該プラグ端子に弾性的に係合し得る係合部とを有し該二次コイルで昇圧された高電圧を該プラグ端子へ印可する弾性部材と、を備える内燃機関用点火コイルであって、
    前記弾性部材は、前記固定部と前記係合部とを軸方向の異なる位置に有し、
    該弾性部材を介することによって前記点火プラグに対して保持され、さらに、前記弾性部材は、略円筒状の板ばねであり、
    前記係合部は、内周側に突出した複数の突起であることを特徴とする内燃機関用点火コイル。
  4. 一次スプールに一次巻線が巻回された一次コイルと、
    該一次コイルにほぼ同心的に配設され二次スプールに二次巻線が巻回された二次コイルと、
    該一次コイルおよび該二次コイルを収納するコイルケースと、
    該コイルケースの下方に連なり中央に少なくとも点火プラグのプラグ端子を収納し得るタワーケースと、
    該タワーケース内に配設されて該タワーケースに対して固定される固定部と該プラグ端子に弾性的に係合し得る係合部とを有し該二次コイルで昇圧された高電圧を該プラグ端子へ印可する弾性部材と、を備える内燃機関用点火コイルであって、
    前記弾性部材は、前記固定部と前記係合部とを軸方向の異なる位置に有し、
    該弾性部材を介することによって前記点火プラグに対して保持され、さらに、前記弾性部材の係合部は、前記プラグ端子に係合する第一係合部と前記点火プラグのプラグ碍子に係合する第二係合部とからなることを特徴とする内燃機関用点火コイル。
  5. 前記弾性部材は、さらに、前記二次巻線に接続されて高電圧が印可される二次側端子または該二次側端子と導通可能な高圧端子に接触する接触部を有する請求項1〜4のいずれかに記載の内燃機関用点火コイル。
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