JPH0635868B2 - 点火コイル - Google Patents

点火コイル

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JPH0635868B2
JPH0635868B2 JP1182779A JP18277989A JPH0635868B2 JP H0635868 B2 JPH0635868 B2 JP H0635868B2 JP 1182779 A JP1182779 A JP 1182779A JP 18277989 A JP18277989 A JP 18277989A JP H0635868 B2 JPH0635868 B2 JP H0635868B2
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JP
Japan
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terminal
coil spring
head
coil
ignition
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JPH0347475A (ja
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川井  一秀
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NipponDenso Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野〕 本発明は、内燃機関の点火栓に直接装着される点火コイ
ルに関する。
[従来の技術] 上記のように、点火コイルを直接点火栓に装着する場
合、点火栓の頭部端子の種類に応じて、点火コイルの高
圧端子と点火栓の頭部端子との接続構造が異なる。
点火栓の頭部端子としては、頭部外径φ6.4のギボシ型
頭部端子(以下ギボシ端子と略す)とM4ネジ型頭部端
子(以下M4端子と略す)の2種類がある。
例えば、ギボシ端子を使用した点火栓と点火コイルとの
接続構造は、第4図に示すように、点火コイル100の高
圧タワー101内に、二次コイルに接続されたカップ状の
高圧端子102を埋設し、その高圧端子102内に、点火栓20
0のギボシ端子201を挿入することで、高圧端子102とギ
ボシ端子201との電気的接続を行うものである。
あるいは、第5図に示すように、組付け時の寸法公差を
吸収して安定した電気的接続を得るために、高圧端子10
2とギボシ端子201との間に導電性のコイルスプリング30
0を配設した接続構造がある。
一方、M4端子202を使用した点火栓200と点火コイル10
0との接続構造は、第6図に示すように、鼓型を呈する
コイルスプリング300の内周部にM4端子202を挿入し、
M4端子202の外周部とコイルスプリング300の内径部と
を接触させることで、高圧端子102とM4端子202との電
気的接続を行うものである。
[発明が解決しようとする課題] しかるに、上述のように、ギボシ端子201とM4端子202
とでは、点火コイル100の高圧端子102との接続構造が異
なるため、ギボシ端子201とM4端子202との両用は不可
能である。
すなわち、M4端子202を、例えば第4図に示したギボ
シ端子201用の接続構造に適用した場合には、ギボシ端
子201よりM4端子202のほうが頭部外径が小さいため
(ギボシ端子201:φ6.4、M4端子202:φ4)、カッ
プ状の高圧端子102とM4端子202の外周との間に空間が
生じ、その空間で火花放電が発生する。その結果、有害
な電波雑音の発生や、放電による頭部端子の摩耗などの
不具合が生じる。
また、M4端子202を、第5図に示したギボシ端子201用
の接続構造に適用した場合には、M4端子202とコイル
スプリング300とが、両者の芯ずれや偏心を伴って接続
されることで、M4端子202が、コイルスプリング300の
内径部や、コイルスプリング300と高圧タワー101との間
隙に入り込む可能性がある。従って、M4端子202とコ
イルスプリング300との接触が不安定になる。
一方、ギボシ端子201を、第6図に示したM4端子202用
の接続構造に適用した場合には、鼓型を呈するコイルス
プリング300の内径がギボシ端子201と適合せず、無理矢
理挿入した場合には、コイルスプリング300を押し潰し
て変形させてしまう。
そこで、第7図に示すように、コイルスプリング300の
端部に導電性の接触子(カーボン、アルミニウムなど)
400を取り付け、この接触子400の端面に、ギボシ端子20
1あるいはM4端子202の端面を接触させることで安定し
た接触を得るとともに、ギボシ端子201とM4端子202の
両用を可能とする接続構造がある。
ところが、この場合、接触子400の追加によりコストア
ップとなる。また、スプリング系の重量が増加すること
で、スプリング系の固有振動数が低下して耐振性の低下
を招く。つまり、スプリング系が加震源であるエンジン
の振動周波数と共振すると、接触各部の機械的摩耗や、
接触子400の飛びはねによる接触不良が起き、このよう
な状態で使用されると、火花放電を発生することにな
る。従って、この火花放電による電波雑音の発生や、頭
部端子の摩耗などの不具合を生じる。
本発明は、上記事情に基づいてなされたもので、その目
的は、コストアップを伴うことなく、ギボシ端子とM4
端子との両用を可能にした点火コイルを提供することに
ある。
[課題を解決するための手段] 本発明は上記目的を達成するために、高電圧が印加され
る高圧端子を埋設するとともに、点火栓の頭部端子が挿
入される絶縁性の高圧タワー内に、前記頭部端子と前記
高圧端子とを電気的に接続させる導電性のコイルスプリ
ングを配設した点火コイルにおいて、 前記コイルスプリングは、前記頭部端子側端部における
径方向の平面内で、前記コイルスプリングの外周と前記
高圧タワーの内周面あるいは前記高圧端子の内周面との
間隙が4mmより小さく設けられるとともに、前記頭部
端子側の端部が、前記平面内で渦巻き状あるいは屈曲し
て形成されて、前記平面内における前記コイルスプリン
グの素線間の間隔が4mmより小さく設けられたことを
技術的手段とする。
[作用および発明の効果] 上記構成よりなる本発明の点火コイルは、コイルスプリ
ングの頭部端子側端部における平面内で、コイルスプリ
ングの外周と、高圧タワーの内周面あるいは高圧端子の
内周面との間隙が4mmより小さく設けられている。
また、コイルスプリングの頭部端子側の端部が、渦巻き
状あるいは屈曲して形成されて、前記平面内におけるコ
イルスプリングの素線間の間隔が4mmより小さく設け
られている。
従って、コイルスプリングの頭部端子側端部における平
面内では、M4ネジ型頭部端子の外径より大きな隙間が
なくなる。その結果、M4ネジ型頭部端子を使用した点
火栓に、本発明の点火コイルを適用した場合でも、従来
の接触子を用いることなく、M4ネジ型頭部端子とコイ
ルスプリングとの安定した接触を得ることができる。こ
れにより、本発明の点火コイルは、コストアップを伴う
ことなく、M4ネジ型頭部端子と、M4ネジ型頭部端子
より頭部外径の大きいギボシ型頭部端子との両用が可能
となる。
[実施例] 次に、本発明の点火コイルを図面に示す一実施例に基づ
き説明する。
第1図は点火コイルの要部断面図および点火栓の側面図
である。
本実施例の点火コイル1は、シリンダヘッド(図示しな
い)に組み付けられた点火栓2に直接装着されるもの
で、点火栓2の頭部側(第1図上側)に取り付けられた
ゴム製の接続キャップ(図示しない)と、点火コイル1
の高圧タワー3とが嵌め合わされるように設けられてい
る。
樹脂製の高圧タワー3には、図示しない二次コイルより
高電圧が印加される高圧端子4が埋設されている。
高圧端子4は、点火栓2側(第1図下側)が筒状に形成
されており、高圧タワー3を接続キャップに嵌め合わせ
た際に、その高圧端子4の筒部4a内に点火栓2の頭部端
子(M4ネジ型頭部端子)5が挿入されるように、筒部
4aの先端が高圧タワー3の端面近くまで設けられてい
る。
これにより、頭部端子5の外周が高圧端子4の内壁によ
って囲まれるため、高圧端子4と頭部端子5との間で火
花放電が生じた場合でも、高圧タワー3の内壁面を伝わ
る沿面放電を防止して、樹脂で形成された高圧タワー3
の内壁面の溶損を防ぐことができる。
高圧端子4の筒部4a内には、高圧端子4と、筒部4a内に
挿入される頭部端子5との電気的接続を行うための導電
性のコイルスプリング6が配設されている。
従って、点火コイル1の高圧タワー3を点火栓2の接続
キャップに嵌め合わせた際に、点火栓2の頭部端子5
は、コイルスプリング6を押し縮めた状態で高圧端子4
の筒部4a内に挿入される。
コイルスプリング6は、底部側(第1図上側)端部のコ
イル径が若干大きく形成されており、その底部側より筒
部4a内に挿入して、先端側から押圧することにより、コ
イル径の大きい底部側端部が、筒部4a内底部に形成され
た径大部4bに係止されて筒部4a内に組み付けられる。こ
のとき、コイルスプリング6を、巻き方向とは逆に回転
させながら挿入することで、筒部4a内への組み付けを容
易に行うことができる。
このコイルスプリング6の先端側端部は、第2図に示す
ように、内周に向かって渦巻き状に形成されて、頭部端
子5との接触面として構成されている。
その渦巻き状部分を形成するコイルスプリング6の素線
間の間隔は4mmより小さく設けられている。また、こ
のコイルスプリング6は、渦巻き状部分を含む平面内で
のコイルスプリング6の外周と筒部4aの内周面との間隙
が4mmより小さくなるようなコイル径に形成されてい
る。
これにより、上述した点火コイル1は、コイルスプリン
グ6の先端側端部である渦巻き状部分を含む平面内で、
M4ネジ型頭部端子5の外径より大きな隙間をなくすこ
とができる。このため、高圧タワー3を接続キャップに
嵌め合わせて点火コイル1を点火栓2に装着した際に、
点火栓2の頭部端子5は、コイルスプリング6の外周と
筒部4aの内周面との間隙に入り込んだり、コイルスプリ
ング6の内周部分に挿入されたりするようなことがな
く、コイルスプリング6の渦巻き状部分を押圧して、コ
イルスプリング6との安定した接触を確保することがで
きる。
従って、本実施例の点火コイル1は、従来のような導電
性の接触子を用いることなく(コストアップを伴うこと
なく)、M4ネジ型頭部端子5より頭部外径の大きいギ
ボシ型頭部端子を使用した点火栓にも適用することがで
きる。
なお、高圧タワー3の内壁面を伝わる沿面放電を防止す
るために、高圧端子4の筒部4a先端を高圧タワー3の端
面近くまで設けた例を示したが、筒部の深さが浅く形成
された点火コイル(第4図ないし第7図参照)の場合に
は、コイルスプリング6の渦巻き状部分を含む平面内
で、コイルスプリング6の外周と高圧タワー3の内周面
との間隙を4mmより小さく設ける必要がある。
(変形例) 上記の実施例では、コイルスプリング6の先端側端部を
渦巻き状に形成したが、第3図に示すように、蛇行状に
屈曲形成してもよい。なお、この変形例の場合でも、蛇
行状に屈曲形成されたコイルスプリング6の素線間の間
隔は4mmより小さく設けられている。
【図面の簡単な説明】
第1図は点火コイルの要部断面図および点火栓の側面
図、第2図はコイルスプリングの先端側平面図(第1図
A視図)、第3図はコオイルスプリングの変形例を示す
先端側平面図、第4図ないし第7図は従来技術を説明す
るもので、点火コイルと点火栓との接続構造を示す図で
ある。 図中 1……点火コイル、2……点火栓 3……高圧タワー、4……高圧端子 5……M4ネジ型頭部端子 6……コイルスプリング

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高電圧が印加される高圧端子を埋設すると
    ともに、点火栓の頭部端子が挿入される絶縁性の高圧タ
    ワー内に、前記頭部端子と前記高圧端子とを電気的に接
    続させる導電性のコイルスプリングを配設した点火コイ
    ルにおいて、 前記コイルスプリングは、前記頭部端子側端部における
    径方向の平面内で、前記コイルスプリングの外周と前記
    高圧タワーの内周面あるいは前記高圧端子の内周面との
    間隙が4mmより小さく設けられるとともに、前記頭部
    端子側の端部が、前記平面内で渦巻き状あるいは屈曲し
    て形成されて、前記平面内における前記コイルスプリン
    グの素線間の間隔が4mmより小さく設けられたことを
    特徴とする点火コイル。
JP1182779A 1989-07-14 1989-07-14 点火コイル Expired - Lifetime JPH0635868B2 (ja)

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JPH0347475A JPH0347475A (ja) 1991-02-28
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5340323A (en) * 1992-01-29 1994-08-23 Sumitomo Wiring Systems, Ltd. Coil spring engagement construction of a high tension terminal in an engine ignition apparatus
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