JP4441872B2 - スティック形点火コイル及びその円筒部材 - Google Patents

スティック形点火コイル及びその円筒部材 Download PDF

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Description

本発明は、内燃機関において混合気に点火する点火プラグに高電圧を発生させるスティック形状の点火コイル、及びこの点火コイルを構成する円筒部材に関する。
スティック形点火コイルは軸方向中間部のコイル部と、一端(上端)の制御部と、他端(下端)のタワー部とを含む。コイル部では中心コアや2次コイル及び1次コイル等が円筒状のコイルケース内に収容され、制御部ではイグナイタが箱形状の上部ケース内に収容されている。コイルケースと上部ケースとは別々に成形した後、互いに結合される。制御部内のイグナイタでコイル部内の1次コイルを流れる電流を遮断することにより2次コイルに高電圧を発生させるようになっている。
点火コイルにより点火時期を正確に制御するためにはオン電圧を抑制する必要がある。「オン電圧」とは、1次コイルへの通電がオフからオンになったとき、2次コイルに所定電圧と反対方向に発生する電圧のことである。所定の点火時期(1次電流のオフ時)以外の時期に発生するので、これに基づき点火プラグが発火すると、エンジンの正常な運転が損なわれる。
オン電圧による悪影響を防止するためには、要するに、オン電圧の電圧値を点火プラグが発火する電圧以下に抑制すれば良い。例えば従来の点火コイル(特許文献1参照)では、図7に示すように、1次コイル100の一端に電源電圧101が印加され、他端にスイッチング用パワートランジスタ102が接続されている。1次コイル100と、点火プラグ107に接続された2次コイル104の低圧側との間にツェナダイオード105がオン電圧を逆方向電圧とするように接続されている。ツェナダイオード105及びパワートランジスタ102は制御部のイグナイタの基板上に搭載されている。
特開平10−176647号公報
上記従来の点火コイルは、制御部の径方向寸法が大きく、そのためにコイル頭部が太くなっている。即ち、パワートランジスタ102とツェナダイオード105とは通常イグナイタの基板上に並べて配置され、そのために上部ケースの横断面積(平面視したときの面積)が大きくなる。イグナイタの寸法が上部ケース即ち制御部の寸法を左右する。
これでは、近年の点火コイルの細径化の要求に応えることが困難となる。近年、エンジンヘッドのプラグホールの内径の細径化等に対応してコイル部の外径を細くすることが求められている。しかし、イグナイタの体格でその寸法が左右されるコイル頭部の小型化及び細径化が困難になり易い。結局、オン電圧抑制用ツェナダイオード105をイグナイタの基板上に搭載した従来例の点火コイルはコイル部の小型化及び細径化に限界がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、コイル部と制御部との結合を仲介する円筒部材を含みながら、コイル頭部が小型化され、かつコイル本体部が細径化されたスティック形点火コイル、及びその円筒部材を提供することを目的とする。
(1)第1発明によるスティック形点火コイルは、請求項1に記載したように、中心コアと、中心コアの外周側に配置されそれぞれスプールとその外周面に巻かれた巻線とを含む2次コイル及び1次コイルと、2次スプールに取り付けられ2次巻線の一端部を保持する2次ターミナルとを含むコイル部と、外周側の前記スプールの上端部に圧入され、1次コイルの1次巻線の両端部を保持する一対の1次ターミナルを含む絶縁性の円筒部材と、円筒部材に圧入された絶縁性の上部ケースを含む制御部と、から成る。
このスティック形点火コイルにおいて、コイル部は円筒部材を介して制御部に結合され、1次コイルの両端部は円筒部材が備えた一対の1次ターミナルで保持され、2次コイルの一端部は2次スプールに取り付けられた2次ターミナルで保持される。
(2)第2発明によるスティック形点火コイルは、請求項8に記載したように、1次スプール及び1次巻線を有する1次コイル、2次スプール及び2次巻線を有する2次コイル、及び2次巻線の一端部を保持する2次ターミナルとを有するコイル部と、1次巻線の両端部を保持する一対の1次ターミナルが設けられ、外周側に位置する1次スプール又は2次スプールの上端部に圧入された円筒部材と、円筒状の結合部において円筒部材に圧入された上部ケースと、を備えている。そして、円筒部材の下端部に、内周壁及び外周壁により下端面から所定長さ延びる環状溝が形成されている。
このスティック形点火コイルにおいて、上部ケースは円筒部材を介して外周側のスプールに結合され、上部ケースの円筒部材への圧入時、円筒部材の下端部が環状溝のおかげで縮径する。
(3)第3発明による円筒部材は、請求項12に記載したように、スティック形点火コイルにおいて、中心コア、1次コイル及び2次コイルを含むコイル部と、イグナイタを含む制御部とを結合する筒状部材であって、外周側に位置する1次コイル又は2次コイルのスプールの上端部に圧入される第1円筒部と、1次巻線の一対の端部が接続される一対の1次ターミナル及びオン電圧抑制用ダイオードが搭載された第2円筒部とを持ち、一方1次ターミナルは第2円筒部の上端面に固定され1次巻線の一方端部を保持する一方保持部を持ち、他方1次ターミナルは第2円筒部の上端面に固定され1次巻線の他方端部を保持する他方保持部を持つ。
2次スプールに取り付けられ第2巻線の一端部を保持した2次ターミナルの延長部が第2円筒部の上端面に延び、ダイオードの一方リード線が他方1次ターミナルの他方保持部に接続され、他方リード線が前記2次ターミナルの延長部に接続されている。この円筒部材は点火コイルにおいて、コイル部と制御部とを結合するために使用され、1次ターミナルが1次巻線の両端部を保持し、2次ターミナルが2次巻線の一端部を保持し、ダイオードがオン電圧を抑制する。
(1)第1発明にかかるスティック形点火コイルによれば、制御部の径方向寸法の減少によりコイル頭部が小型化でき、かつコイル本体部が細径化でき、しかもコイル部と制御部とが円筒部材を介してしっかり結合できる。請求項2のスティック形点火コイルによれば、イグナイタによる1次電流の制御時に、オン電圧がオン電圧抑制用ダイオードにより抑制でき、点火時期が正確になる。請求項3のスティック形点火コイルによれば、円筒部材が第1筒状部及び第2筒状部を持つので、円筒部材をコイル部の外周側スプールに良好に圧入でき、この円筒部材の制御部の上部ケースが良好に圧入できる。
請求項4のスティック形点火コイルによれば、1次ターミナル、2次ターミナルの延長部及びオン電圧抑制用ダイオードが何れも第2円筒部の上端面に設置されているので、円筒部材の直径方向寸法の増加が防止できる。請求項5のスティック形点火コイルによれば、電源から1次ターミナルを介して1次コイルに電流が供給される。請求項6のスティック形点火コイルによれば、オン電圧抑制用ダイオードを円筒部材に制御部内のイグナイタと重なるように配置しているので、制御部及びコイル部の径方向寸法を更に小さくできる。請求項7のスティック形点火コイルによれば、その外層が薄膜シートから成るのでコイル部が更に細径化できる。
(2)第2発明にかかるスティック形点火コイルによれば、コイル部の上端部に圧入された円筒部材に上部ケースの結合部を結合(圧入)する際、環状溝のおかげで下端部が縮径するので結合部に割れが生じ難い。また、円筒部材の下端部に必要な厚さを確保できる。請求項9のスティック形点火コイルによれば、上部ケースの結合部の強度が大きく割れ難くなるとともに、円筒部の下端部の肉厚が小さく成形時の寸法誤差が小さくなる。請求項10のスティック形点火コイルによれば、結合部の下端部への圧入時に、外周壁が内周壁に衝突せず、下端部が確実に縮径する。請求項11のスティック形点火コイルによれば、圧入される圧入部全体が縮径できる。
(3)第3発明にかかる円筒部材によれば、コイル頭部の外径の増加を防止しつつ、コイル部と制御部とがしっかり結合できる。また、1次ターミナル、2次ターミナルの延長部及びオン電圧抑制用ダイオードが何れも第2円筒部の上端面に設置されているので、円筒部材の直径方向寸法の増加が防止できる。請求項13の円筒部材によれば、第2円筒部の上端部に1次ターミナル、2次ターミナルの延長部及びオン電圧抑制用ダイオードがスペース効率よく配置できる。請求項14の円筒部材によれば、1次巻線の両端部の一対の1次スプールへの接続が容易になる。請求項15の円筒部材によれば、コイル部の外径が細い点火コイルに良好に適用できる。
<点火コイル>
本発明の点火コイルは少なくともコイル部及び円筒部材を含み、更に制御部を含む。つまり、スティック形点火コイルは、コイル部及び円筒部から成る場合と、コイル部、円筒部及び制御部から成る場合(請求項1及び8参照)とがある。
<コイル部>
コイル部は少なくとも中心コアの外周側の2次コイル及び1次コイルを含み、さらに外周側スプールの外周側の薄膜シート等を含む。1次コイルは絶縁性で円筒形状の1次スプール上に1次巻線が巻かれて成り、2次コイルは同じく絶縁性で円筒形状の2次スプールに2次巻線が巻かれて成る。点火コイルの半径方向において、2次コイルが内周側で1次コイルが外周側でも良いし、その反対に1次コイルが内周側で2次コイルが外周側でも良い。2次スプールに取り付けられた2次ターミナルが2次巻線の一端部を保持し、円筒部材の上端面に後述するオン電圧抑制用ダイオードと接続される延長部を持つ。
<筒状部材>
筒状部材(ターミナルアッシ)は、全体として円筒形状又は円環形状で、軸方向に所定長さを持ち、内周面は外周側スプールへの圧入に適した形状、寸法を持ち、外周面は上部ケースの圧入に適した形状、寸法を持つ。筒状部材の外周面の外径及び/又は内周面の内径は全長にわたって同じでも良いし、部分的に異なっても良い。少なくとも、外周側に位置する1次スプール又は2次スプール(以下「外周側スプール」と呼ぶ)の上端部に圧入される下端寄りの第1円筒部と、ターミナルやオン電圧抑制用ダイオードが搭載される上端寄りの第2円筒部とを持つ。
円筒部材は少なくとも二つの機能を持ち、第1の機能は、コイル部の外周側スプールと制御部の上部ケースとの結合を仲介することである。そのために、第1円筒部の内周面が外周側スプールの上端部の外周面に圧入され、円筒部材の外周面に制御部の上部ケースが圧入される。なお、ここでは筒状部材はコイル部と制御部との仲介部材として説明しているが、コイル部の一部と捕らえることもでき、そのように捕らえても本発明の特徴は変わらない。
円筒部材はその下端部すなわち圧入部に、内周壁及び外周壁により区画され、下端面から所定長さ延びる環状溝を備えることができる。上部ケースの結合部の厚さが外周壁の厚さよりも厚いこと、環状溝の半径方向寸法が結合部の円筒部材への圧入代よりも大きいこと、そして環状溝の深さが結合部の円筒部材への圧入長さよりも長いことが、それぞれ望ましい。
第2の機能は1次巻線の両端部を保持することである。そのために円筒部材の中空部を上方に延びた1次巻線の両端部を保持する一対の1次ターミナルを含み、各1次ターミナルは円筒部材に固定される固定部と1次巻線の端部を保持する保持部とを持つ。2次スプールに取り付けられた2次ターミナルの延長部が第2円筒部の上端面に露出している。なお、第1円筒部を薄膜シートを介して外周側スプールの外周面に圧入し、第1円筒部よりもさらに下端寄りの第3円筒部(圧入部)を外周コアに圧入することができる。
円筒部材は更に、オン電圧抑制用ダイオードを支持する第3の機能を持つことができる。従って、円筒部材がオン電圧抑制用ダイオードを支持することは不可欠ではない。オン電圧抑制用ダイオードはオン電圧よりも高い耐電圧を持ち、1次巻線の一方(電源側)端部と、2次巻線の低圧側端部との間にオン電圧を制御する方向(オン時に発生する電圧が逆方向となる向き)配置されている。本体(素子)とその両端から延びた一対のリード線とを含み、本体が第2円筒部の上端面に接線方向に配置される。一方のリード線は一方の1次ターミナルに向かって、他方のリード線は2次ターミナルの延長部に向かって円弧状に延びている。
尚、円筒部材上に予めオン電圧抑制用ダイオードを取り付けておき、1次ターミナルの円筒部材への取付けと同時にオン電圧抑制用ダイオードと1次ターミナルとが結合かつ接続されることが望ましい。
<制御部>
制御部は少なくとも上部ケースを含み、更に上部ケース内に収容されたイグナイタ及びターミナル等を含む。従って、制御部がイグナイタを含むことは不可欠ではない。上部ケースは円筒部材の第3円筒部の外周面に結合(圧入)される円筒形状の結合部を持つ。
<薄膜シート、収縮チューブ>
薄膜シートは絶縁性で、装着状態では外周側スプールの形状に対応する円筒形状を持ち、厚さは0.1mmから0.3mm以下であることが望ましい。配置場所は外周コアの外周側でも良いし、内周側でも良い。なお、薄膜シートに代えて、収縮チューブを採用することもできる。
以下、本発明の実施例を添付図面を参照しつつ説明する。
<第1実施例>
(構成)
図1にスティック形点火コイル(以下、必要に応じて「点火コイル」と略称する)全体の回路構成を模式的に示す。1次コイル17の一端部21aに電源電圧Bが印加され、他端部21bにスイッチング用パワートランジスタTrが接続されている。1次コイル17の一端部21aと2次コイル13の一端部16a(低圧側端部)との間に、ダイオード60がオン電圧を逆方向電圧とするように接続されている。2次コイル13の他端部16b(高圧側端部)に点火プラグPが接続されている。
図2に具体的な点火コイルのコイル部10及び制御部50の一部を示す。軸方向中間部のコイル部10はエンジンヘッドのプラグホール(不図示)の中間部から入口部にかけて挿入されている。上端の制御部50がエンジンヘッドカバーの上面に着座して、コイル部10と制御部50とがターミナルアッシ40を介して結合されている。
(イ)コイル部
a.2次コイル、1次コイル
図2及び図5に示すように、コイル部10では、中心から外周側に向かって順に中心コア11、2次コイル13、1次コイル17、薄膜シート22及び外周コア23が配置されている。2次コイル13は絶縁性で円筒形状の2次スプール14とその外周面に巻かれた2次巻線15とを含み、1次コイル17は絶縁性で円筒形状の1次スプール18とその外周面に巻かれた1次巻線19とを含む。内周側に位置する2次スプール14の上端部には円周方向左寄りの部分に導電性の一つの2次ターミナル48が取り付けられ、2次巻線15の一端部16aを保持している。外周側に位置する1次スプール18の上端部につば部25が形成されている。
1次巻線19を薄い円筒状の薄膜シート22が覆い、その上端はつば部25をこえて1次スプール18の上端まで延びている。薄膜シート22の外周側に1次巻線19に対向する部分に薄い外周コア23が配置されている。中心コア11から外周コア23まで含むコイル部の外径は約17mmから19.9mmである。コイル部10のうち、1次スプールの上端部がコイル頭部27bを形成し、それ以外の部分がコイル本体部27aを形成している。
b.ターミナルアッシ
図2から図5に示すように、絶縁材料から成るターミナルアッシ40は全体として円筒形状を持ち、上端部41、中間部42及び下端部43を含む。上端部41は外径も内径も最も小さく、下端部43は外径も内径も最も大きく、中間部42の外径及び内径は両者の間である。図4から分かるように、上端部41の内周面にくぼみ41aが形成されている。中間部42の内径は上記1次スプール18のつば部25の外径とほぼ等しく、下端部43の内径は外周コア23の外径に対応している。中間部42及び下端部43の外径は後述する上部ケース51の結合部54の内径にほぼ等しい。
1次巻線19の一端部21a及び他端部21bが1次スプール18のつば部25をこえ、ターミナルアッシ40の軸方向に延び、上端部41のくぼみ41aを通過して上端面まで延びている。2次ターミナル48の延長部48aが上端部41の中空部を通過して上端面に露出している。
また、図3から分かるように、ターミナルアッシ40は、円周方向左 寄りの 位置する導電性の一対の1次ターミナル46及び47を備えている。一方の1次ターミナル46のU字部46aが1次巻線19の他端部21bを保持し、固定部46bで円筒部材40に固定されている。他方の1次ターミナル47のU字部47aが1次巻線19の一端部21aを保持し、固定部47bで円筒部材40に固定されている。
c.ダイオード
ターミナルアッシ40の上端面に本体61と、その両端から延びた一対のリード線62及び63とを含むダイオード60が搭載されている。本体61は他方の1次ターミナル47と2次ターミナル48の延長部48aとの間に、接線方向に配置されている。円弧状の一方のリード線62は時計方向に延び他方の1次ターミナル47の固定部47bに接続され、1次巻線19の一端部21aに接続されている。円弧状の他方のリード線63は反時計方向に延び2次ターミナル48の延長部48aに保持され、2次巻線15の一端部16aに接続されている。図2から分かるように、ダイオード60はイグナイタ56の下方に位置しており、平面視でイグナイタ56の投影面積内にある。
2次巻線15と1次スプール18との間のすきま、及び1次巻線19と薄膜シート22との間のすきま等には絶縁樹脂(不図示)が充填されている。ターミナルアッシ40の中間部42は1次スプール18の上端まで延びた薄膜シート22の外周面に密着し、1次巻線19と薄膜シート22との間の空間をシールしている。
(ロ)制御部
図2から分かるように、制御部50の回路ケース51が収容部52、コネクタ部53及び結合部54とを備えている。箱形状の収容部51内にパワートランジスタTrを含むイグナイタ56が配置され、収容部52から延びたコネクタ部53内にターミナル57が設置され、イグナイタ56及び1次巻線19の他端部21bに接続されている。収容部52にはイグナイタ56の回りに絶縁樹脂(不図示)が充填されている。収容部52の下面から延びた結合部54は円筒形状を持ち、その内径はターミナルアッシ40の上端部41の外径とほぼ等しくなっている。1次スプール18に圧入されたターミナルアッシ40に結合部54を圧入することにより、制御部45がコイル部10に結合されている。
(組付け方法)
次に、スティック形点火コイルの組立てにつき説明する。図2においてコイル部10と制御部50とを別々に組み立て、その後ターミナルアッシ40を利用してコイル部10に制御部50を組み付ける。詳述すると、コイル部10では、1次コイル17の外周側に薄膜シート22及び外周コア23を装着した一体物にターミナルアッシ40を圧入する。図4において、ターミナルアッシ40にはダイオード60が予め搭載されており、ターミナルアッシ40に1次ターミナル46及び47を取り付けると固定部47bにリード線62が圧入嵌合される。
ターミナルアッシ40の下端部43を外周コア23の外周面に圧入し、中間部42を1次スプール18のつば部25を覆う薄膜シート22の外周面に圧入する。これにより、1次スプール18と薄膜シート22との間のすきまがターミナルアッシ40によりシールされる。ここで、図5から分かるように、1次巻線19の一端部21a及び他端部21bは1次スプール18から上方に延びているので、ターミナルアッシ40を1次スプール18に嵌合すると、それぞれ1次ターミナル47及び46の保持部47a及び46a内に挿入、保持される。
次に、1次コイル17の内周側に2次コイル13を挿入し、2次コイル13の内周側に中心コア11を挿入する。その際、2次スプール14に取り付けられた2次ターミナル48の延長部48aがターミナルアッシ40上のダイオード60の他方のリード線63と接続される。
その後、上部ケース51の結合部54をターミナルアッシ40の上端部41の外周面に圧入する。即ち、予め回路ケース51内にイグナイタ56やターミナル57が位置決めされた制御部50をコイル部10に結合する。そして、一次巻線19の他端21bを一方1次ターミナル46を介して制御部50内のイグナイタ56及びターミナル57に接続する。 この状態で上部ケース46内の空間に溶融樹脂を注入すれば、2次巻線15と1次スプール18との間のすきま、及び1次巻線19と薄膜シート22との間のすきま等に行きわたる。
(効果)
この実施例によれば、以下の効果が得られる。第1に、1次巻線19と2次巻線15との間のダイオード60がオン電圧を抑制するので、点火時期の制御が確実になり、エンジンの作動が安定する。また、ダイオード60のリード線62と他方1次ターミナル47との接続、及びリード線63と2次ターミナル48の延長部48aとが容易かつ簡単に接続できる。
第2に、複数の観点からコイル部10の外径が細くできる。一つ目はコイル部10の外層をコイル本体部27aを薄膜シート21で形成したことである。薄膜シート21の厚さは従来のコイルケースの厚さに比べて半分から三分の一程度であり、コイル部10の細径化に大きく貢献する。
二つ目は、上部ケース51即ちコイル頭部27bの径方向寸法の減少である。上述したように、実質的にイグナイタ56の寸法が上部ケース51の径方向寸法を決める。ここでは、オン電圧抑制用ダイオード60をターミナルアッシ40に搭載したので、イグナイタ56にはダイオードの搭載スペースが不要となり、その分上部ケース51及びコイル頭部27bの径方向寸法が小さくなる。諸条件にもよるが、例えば制御部50の横断面積が従来例に対して35%程度低減でき、また、点火コイル全体の重量が従来例に比べて30%程度低減できる。
三つ目は、一対の1次ターミナル46及び47と、2次ターミナル48の延長部48aと、ダイオード60とをターミナルアッシ40の上端部41の上端面に配置したので、1次ターミナル46等の配置によりターミナルアッシ40の外径が増大していない。
第3に、コイル部10と制御部50とがしっかり結合できる。これは、コイル部10の外周側に位置する1次スプール18の上端部にターミナルアッシ40を圧入し、このターミナルアッシ40に上部ケース51を圧入したことによる。1次スプール18と上部ケース51とを結合しているので、コイル部10の外層に薄膜シート22を採用したにも関わらず、コイル部10と制御部50との結合不足が問題となる心配はない。また、ターミナルアッシ40は1次スプール18を覆う薄膜シート22と上部ケース51との間に介在され、1次スプール18と薄膜シート22との間、及び1次スプール18と上部ケース51との間のすきまをシールし、エポキシ樹脂の漏れを防止する。
これから分かるように、ターミナルアッシ40はコイル部10の細径化、コイル部10と制御部50との結合、ターミナル46から48及びダイオード60の搭載場所の提供、及び1次スプール18と薄膜シート22との間のシール等、点火コイルの各部分で貢献している。
<第2実施例>
(構成)
図6に第2実施例を示す。この第2実施例は、制御部80のターミナルアッシ70への圧入に工夫が凝らされている。詳述すると、この制御部80の上部ケース82の円筒形状の結合部83でターミナルアッシ70の圧入部73を半径方向内向きに押圧することにより、1次巻線19と溝膜シート22との間をシールする。従って、圧入部73が1次スプール18の上端部にしっかり圧入されることが必要である。
しかし、ターミナルアッシ70の圧入部73は比較的肉厚が厚く、成形時の寸法誤差が生じ易い。その結果、1次スプール18の上端部と圧入部73との圧入代が一定せず、圧入部の外径が所定寸法よりも大きい場合は、上部ケース82の結合部83に割れが発生することがある。
そこで、第2実施例では図6に示すように、ターミナルアッシ70の圧入部73に環状溝75を形成している。環状溝75は内周壁76及び外周壁77により区画され、半径方向に所定寸法t3を持つ。上部ケース82の円筒形状の結合部83の肉厚t1は外周壁77の肉厚t2よりも大きい。また、環状溝75の半径方向寸法t3は圧入部73と結合部83との間の圧入代よりも大きい。さらに、環状溝75は圧入部73の下端面から上方に所定長さ(高さ)h延びている。この長さhは圧入部73と結合部83との間の圧入長さよりも大きい。その他の構成及び作用は第1実施例と同様であるので、説明を割愛する。
(効果)
第2実施例によれば、上記第1実施例の効果に加えて、ターミナルアッシ70への上部ケース82の結合が容易かつ確実となる効果が得られる。即ち、ターミナルアッシ70の圧入部73に環状溝75を形成したおかげで、外周壁77が半径方向に変形可能である。圧入部73の外径が所定寸法よりも大きいときは、外周壁77が環状溝75の半径方向寸法t3の範囲内で半径方向内向きに変形する。それにより、圧入時に結合部83に半径方向外向きの無理な力が作用せず、結合部83の割れが防止できる。
加えて、結合部83の肉厚t1を外周壁77の肉厚t2よりも大きくした、換言すれば外周壁77の肉厚t2を結合部83の肉厚t1よりも小さくしたので、その強度が上がった結合部83の割れが防止されるとともに、その肉厚が最低限に抑えられた圧入部73の成形時の寸法誤差を小さくできる。また、環状溝75の半径方向寸法t3を結合部83の圧入部73への圧入代よりも大きくしたので、外周壁77が半径方向内向きに変形したとき、内周壁76に衝突する心配がない。こうして、圧入部73の外径の寸法誤差による圧入代の変動を環状溝75で確実に吸収できる。
本発明の第1実施例の回路構成図である。 第1実施例の詳細を示す要部縦断面図である。 図2における3−3断面図である。 図3からターミナルアッシのみを取り出した部分図である。 第1実施例の主要部の分解斜視図である。 本発明の第2実施例の要部縦断面図である。 従来例を示す回路構成図である。
符号の説明
10:コイル部 11:中心コア
13:2次コイル 17:1次コイル
18:1次スプール 19:1次巻線
21a,21b:一次巻線の端部
22:薄膜シート 23:外周コア
40:ターミナルアッシ 46,47,48:ターミナル
50:制御部 51:上部ケース
56:イグナイタ

Claims (15)

  1. 中心コア(11)の外周側に配置されそれぞれスプールとその外周面に巻かれた巻線とを含む2次コイル(13)及び1次コイル(17)と、2次スプール(14)に取り付けられ2次巻線(15)の一端部を保持する2次ターミナル(48)とを含むコイル部(10)と、
    外周側の前記スプール(18)の上端部に圧入され、前記1次コイルの1次巻線の両端部を保持する一対の1次ターミナル(46,47)を含む絶縁性の円筒部材(40)と、
    前記円筒部材に圧入された絶縁性の上部ケース(51)を含む制御部(50)と、
    から成ることを特徴とするスティック形点火コイル。
  2. 前記円筒部材はオン電圧抑制用ダイオード(60)を含み、前記制御部は前記上部ケース内に設置されたイグナイタ(56)を含む請求項1に記載のスティック形点火コイル。
  3. 前記円筒部材は外周側の前記スプールに圧入される第1筒状部と、前記1次ターミナル及び前記オン電圧抑制用ダイオードが搭載された第2筒状部とを有する請求項2に記載のスティック形点火コイル。
  4. 前記1次ターミナル及び前記オン電圧抑制用ダイオードは前記第2筒状部の表面に固定され、前記2次ターミナルの延長部が該表面に延びている請求項3に記載のスティック形点火コイル。
  5. 一方の前記1次ターミナルは、電源に接続されたコネクタ(57)と電気的に導通されている請求項4に記載のスティック形点火コイル。
  6. 平面視で、前記オン電圧抑制用ダイオードは前記イグナイタと重っている請求項5に記載のスティック形点火コイル。
  7. 外周側の前記スプールを薄膜シートが覆い、前記第1筒状部は該薄膜シートを介して外周側の該スプールに圧入されている請求項3に記載のスティック形点火コイル。
  8. 1次スプール及び1次巻線を有する1次コイル(17)、2次スプール及び2次巻線を有する2次コイル(13)、及び該2次巻線の一端部を保持する2次ターミナル(48)を有するコイル部(10)と、
    前記1次巻線の両端部を保持する一対の1次ターミナル(46,47)が設けられ、外周側に位置する前記1次スプール又は前記2次スプールの上端部に圧入された円筒部材(70)と、
    円筒状の結合部(83)において前記円筒部材に圧入された上部ケース(82)と、を備え
    前記円筒部材の下端部に、内周壁(76)及び外周壁(77)により下端面から上方に延びる環状溝(75)が形成されていることを特徴とするスティック形点火コイル。
  9. 前記結合部の厚さは前記外周壁の厚さよりも厚い請求項8に記載のスティック形点火コイル。
  10. 前記環状溝の半径方向寸法は、前記結合部の前記円筒部材の下端部への圧入代よりも大きい請求項8に記載のスティック形点火コイル。
  11. 前記環状溝の深さは、前記結合部の前記円筒部材の下端部への圧入長さよりも長い請求項8に記載のスティック形点火コイル。
  12. スティック形点火コイルにおいて、中心コア、1次コイル及び2次コイルを含むコイル部(10)と、イグナイタを含む制御部とを結合する筒状部材(40)であって、
    外周側に位置する前記1次コイル又は2次コイルのスプールの上端部に圧入される第1円筒部(42)と、1次巻線の一対の端部が接続される一対の1次ターミナル(46,47)及びオン電圧抑制用ダイオードが搭載された第2円筒部(41)とを持ち、
    前記一方1次ターミナルは前記第2円筒部の上端面に固定され前記1次巻線の一方端部を保持する一方保持部(46a)を持ち、前記他方1次ターミナルは該第2円筒部の上端面に固定され前記1次巻線の他方端部を保持する他方保持部(47a)を持ち、
    前記2次スプールに取り付けられ前記第2巻線の一端部を保持した2次ターミナル(48)の延長部が前記第2円筒部の上端面に延び、
    前記ダイオードの一方リード線が前記他方1次ターミナルの他方保持部に接続され、他方リード線が前記2次ターミナルの延長部に接続されている、
    ことを特徴とする筒状部材。
  13. 前記第2円筒部の上端面で、前記一方1次ターミナル及び前記他方1次ターミナルが近接して配置され、前記2次ターミナルの延長部が該一方1次ターミナル及び該他方1次ターミナルから離れて配置され、該他方1次ターミナルと該2次ターミナルの延長部との間に前記ダイオードが配置されている請求項12に記載の円筒部材。
  14. 前記1次巻線の一端部(21a)及び他端部(21b)が前記円筒部材の第1円筒部の軸方向に延びている請求項12に記載の円筒部材。
  15. 前記第1円筒部の内径は23mm以下、望ましくは19mm以下である請求項12に記載の筒状部材。
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