JP4969770B2 - スティック型点火コイル及びその1次コイルアセンブリの組付け方法 - Google Patents
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Description
(1)本願の第1発明による内燃機関用スティック型点火コイルは、請求項1に記載したように、中心コアの外周側に配置され2次スプールに2次巻線が巻かれて成る2次コイルと;2次コイルの外周側に配置され1次スプールに1次巻線が奇数層巻かれて成る1次コイルと;1次巻線の反プラグ側端部に接続され反プラグ側に引き出された一方1次端子と;磁性かつ導電性で1次巻線のプラグ側端部に接続され反プラグ側に延びる外周コアを有する他方1次端子と;から成る。
(2)第2発明による組付け方法において、請求項1乃至5にいずれか一項に記載の点火コイル同様、円筒形状の1次スプールと、巻線がらせん状に巻かれ円筒形状を持ち1次スプールの外周側に配置された1次巻線と、1次巻線の一方端部に接続される一方1次端子と、1次巻線の外周側に配置される円筒形状の外周コア及び1次巻線の他方端部に接続される接続部を含む他方1次端子と、から成る。
(2)第2発明の1次コイルアセンブリの組付け方法によれば、1次巻線と他方1次端子とを一体化した後、その内周側に1次スプールを挿入することができ、組付けが容易になる。
<コイル部>
コイル部は中心コアと、その外周側の2次コイル及び1次コイルと、1次端子とを含み、更に収容ケースを含むことができる。
(イ)1次コイルは絶縁性で円筒形状の1次スプール上に太くて巻数が少ない1次巻線が巻かれて成り、2次コイルは同じく絶縁性で円筒形状の2次スプールに細くて巻数が多い2次巻線が巻かれて成る。点火コイルの半径方向において、2次コイルが内周側で1次コイルが外周側でも良いし、その反対に1次コイルが内周側で2次コイルが外周側でも良い。
コーティングされ、この融着材は1次巻線への通電時に発生する熱により一旦溶け、その後冷えて固まる性質である。なお、融着材は外部から加える熱により溶融させても良い。
(ロ)本発明の「1次端子」は、1次巻線の反プラグ側端部(上端部)をバッテリに接続する一方1次端子と、プラグ側端部(下端部)をイグナイタに接続する他方1次端子とを含む。一方1次端子は導電性で、C字形の基部と反プラグ側に引き出された引出し部とを有する。基部が外周コアの反プラグ側端面に載置され、1次巻線の反プラグ側端部に接続される。
<上部ケース>
上部ケース(回路ケース)は、コイル部の反プラグ側端部(通常上端部)に配置され、バッテリに接続されるコネクタを有する。コイル部を制御するイグナイタを内蔵する場合が多いが、内蔵しない場合、イグナイタは外部に配置される。何れの場合も、イグナイタは1次コイルを流れる電流を遮断し、それに伴い2次コイルに高電圧を発生させる。
<組付け方法>
点火コイルの1次コイルアセンブリは、端子円筒形状の1次スプールと、巻線がらせん状に巻かれ円筒形状を持ち1次スプールの外周側に配置された1次巻線と、1次巻線の一方端部に接続される一方1次端子と、1次巻線の外周側に配置される円筒形状の外周コア及び1次巻線の他方端部に接続される接続部を含む他方1次端子とから成る。
<実施例>
(イ)構成
図1に示すように、このスティック型点火コイル(以下「点火コイル」と略称する)は軸方向中間部のコイル部10と、上端部の上部ケース50と、下端部の高圧タワー部(不図示)とから成る。
a.コイル部
図1,図2及び図3に示すように、コイル部10は磁性の収容ケース12、その中心部に配置された中心コア15、その外周側の2次コイル20及び1次コイル25、及びその外周側の外周コア35を含む。このうち、収容ケース12は磁性材料の単一層から成り、全体として細長い円筒形状を持つ。磁性材料から成り円柱形状の中心コア15の上端面にコア押さえ16が配置されている。2次コイル20では、絶縁材料から成り有底円筒形状の2次スプール21の外周面に2次巻線22が巻装されている。
b.上部ケース
図1に戻って、上部ケース50は円筒部52、有底円筒部54及びコネクタ55を備えている。上記収容ケース12の上端開口に配置された有底円筒部54の内周側に円筒部52が配置されている。一方1次端子40の上端は半径方向内向き及び軸方向に屈曲され軸方向上方に延び、先端がバッテリ(不図示)に接続されている。他方1次端子45の上端は半径方向内向き及び軸方向に屈曲され軸方向上方に延び、先端がイグナイタ(不図示)に接続されている。
(ロ)組付け
点火コイルの組付け時は、図4に示すように、他方1次巻線45の内周側に、予め奇数層に巻かれた円筒形状の1次巻線27を挿入する。なお、1次巻線27の外周側に他方1次端子45を挿入しても良い。円周方向で引出し部42と外周コア35のスリット36との位相をあわせ、一方1次端子40を載置する。その際、1次巻線27の自己融着性を利用して他方1次端子の外周コア35及び一方1次端子40と一体化し、一方端部28と基部41とを導通させるとともに、他方端部29と接続部46とを導通させる。その後、1次巻線27及び外周コア35の一体物の内周側に1次スプール26を挿入すると、それぞれの下端部が段部27に当接して止まる。他方1次端子45,1次巻線27及び1次スプール26が1次コイルアセンブリ30を構成する。
(ハ)効果
第1実施例によれば、点火コイルに関し以下の効果が得られる。第1に、奇数層から成る1次巻線27の下端側に位置する他方端部29を、上端側の一方端部28と同様に、上部ケース50のコネクタ55から取り出すことができる。これは、他方端部29からコネクタ55まで延びる他方1次端子45を採用したからである。奇数層から成る1次巻線27を組み込みできる結果、コイル部10の設計の自由度が大きくなる。
<変形例>
(1)図5に上記実施例の第1変形例を示す。この変形例では、プラグ一体化タイプのスティック型点火コイルにおいて、他方1次端子60の外周コア35に、上記スリット36に代えて、所定長さの複数の切欠き孔61が一直線上に形成されている。その他の構成は実施例と同じである。
(2)図6に示す第2変形例では、本発明がコイル部と点火プラグとが一体化されていないスティック型点火コイルに適用されている。詳述すると、中心コア15の外周側に2次コイル20が配置され、その外周側に1次コイル25が配置されている。2次コイル20は2次スプール21に2次巻線22が巻かれて成り、1次コイル25は1次スプール26に1次巻線27が巻かれて成る。
20:2次コイル 25:1次コイル
26:1次スプール 27:1次巻線
30:1次コイルアセンブリ 35:外周コア
40:一方1次端子 45:他方1次端子
46:接続部 47:引出し部
50:ケース部
Claims (7)
- 中心コアの外周側に配置され、2次スプールに2次巻線が巻かれて成る2次コイルと、
前記2次コイルの外周側に配置され、1次スプールに1次巻線が奇数層巻かれて成る1次コイルと、
前記1次コイルおよび前記2次コイルの反プラグ側に配置され、外部のバッテリに接続されるコネクタを備える上部ケースと、
前記1次コイルの反プラグ側に位置し、前記1次巻線の反プラグ側の一方端部と接続され、且つ前記コネクタに接続される一方1次端子と、
一端が前記1次巻線のプラグ側の他方端部と接続され、他端が前記上部ケースの内部または前記上部ケースの外部に配置され、前記1次コイルを流れる電流を遮断して前記2次コイルに高電圧を発生させるイグナイタと、
前記イグナイタに接続される他方1次端子とを備える内燃機関用スティック型点火コイルにおいて、
前記他方1次端子は、磁性かつ導電性であり、前記1次コイルの外周側に配置される円筒形状の外周コアと、前記外周コアのプラグ側端部に形成され前記1次巻線の前記他方端部に接続される接続部と、前記外周コアの反プラグ側端部に形成され前記イグナイタと接続される引き出し部と
を有することを特徴とする内燃機関用スティック型点火コイル。 - 前記1次巻線は断面矩形状で自己融着性の巻線をらせん状に巻いて成り、円筒形状を持つ請求項1に記載の点火コイル。
- 前記接続部は前記外周コアのプラグ側端部の内周面に形成され、前記引き出し部は前記外周コアの反プラグ側端面から延びている請求項2に記載の点火コイル。
- 前記外周コアは円周方向の一部に、軸方向全長に延びたスリット、又は軸方向に延び整列された一つ又は複数の切欠き孔を備えている請求項3に記載の点火コイル。
- 前記他方1次端子の前記外周コアの外周側に配置された磁性で円筒形状の収容ケースを備え、前記収容ケースは外周コアの機能を有する請求項4に記載の点火コイル。
- 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の点火コイルにおける、円筒形状の前記1次スプールと、巻線がらせん状に巻かれ円筒形状を持ち該1次スプールの外周側に配置された前記1次巻線と、該1次巻線の前記一方端部に接続される前記一方1次端子と、該1次巻線の外周側に配置される円筒形状の前記外周コア及び該1次巻線の前記他方端部に接続される前記接続部を含む前記他方1次端子と、から成る1次コイルアセンブリの組付け方法であって、
前記他方1次端子の内周側に前記1次巻線を配置し、該1次巻線の前記他方端部と該他方1次端子の前記接続部とを導通させる第1工程と、
前記1次巻線の内周側に前記1次スプールを挿入する第2工程と、
から成ることを特徴とする組付け方法。 - 前記1次巻線の巻線は自己融着性で、前記第1工程において前記他方1次端子と一体化される請求項6に記載の組付け方法。
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