JP3655870B2 - 内燃機関用点火コイル - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば、自動車のエンジンの点火プラグに火花放電を発生させるための高電圧を供給するモールド型の内燃機関用点火コイルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図3は従来の内燃機関用点火コイルの概略構成を示す縦断面図である。
【0003】
図3において、内燃機関用点火コイル11は、鉄心・コイル組立体12と、この鉄心・コイル組立体12を収容する合成樹脂製の絶縁ケース22と、この絶縁ケース22に取り付けられた、図示されていない複数の一次端子(低圧端子)(25)、および一つの二次端子(高圧端子)26と、絶縁ケース22内に各構成部品を絶縁しながら固定する絶縁性を有した熱硬化性樹脂29とで構成されている。
【0004】
上記した鉄心・コイル組立体12は、直線状のセンタ鉄心14、このセンタ鉄心14が中に配置されて内部を二分され、センタ鉄心14とで閉磁路を形成するサイド鉄心15からなる鉄心13と、センタ鉄心14が挿通される一次コイルボビン16と、この一次コイルボビン16に配設され、一次端子(25)に接続される一次端末ピン17A,17Bと、一次コイルボビン16の周囲に巻き付けられ、巻き始めが一次端末ピン17Aに接続されるとともに、巻き終わりが一次端末ピン17Bに接続され、サイド鉄心15の内側に配置される一次コイル18と、この一次コイル18が挿通される、一次コイルボビン16と同心状に形成された二次コイルボビン19と、この二次コイルボビン19に配設された二次端末ピン20A,20Bと、二次コイルボビン19の周囲に巻き付けられ、巻き始めが二次端末ピン20Aに接続されるとともに、巻き終わりが二次端末ピン20Bに接続され、サイド鉄心15の内側に配置される二次コイル21とで構成されている。
【0005】
なお、各端末ピン17A,17B,20A,20Bは、例えば黄銅線などで構成されている。
そして、二次コイル21の巻き終わりが接続された二次端末ピン20Bは、アルミや黄銅などで円錐状に切削加工またはプレス加工された二次端子26の部分に、二次コイルボビン19の鍔19aに形成された位置決めスリット19a1で対応するように位置決めされ、自身の弾性によって二次端子26に圧接するようになされている。
【0006】
次に、絶縁ケース22には、複数の一次端子(25)が、例えばインサート成形によって側壁に取り付けられた、図示されていないコネクタ部(23)が設けられ、二次端子26を圧入する高圧タワー部24が底に設けられている。
なお、一次コイル18、二次コイル21、一次端子(25)および二次端子26は、後述する動作で説明するような回路を形成するように接続されている。
【0007】
次に、動作について説明する。
上記のように構成された内燃機関用点火コイル11の一次コイル18に、一次端子(25)および両一次端末ピン17A,17Bを介して所定の電流を通電した後に遮断すると、二次コイル21に発生した高電圧の電流は、二次端末ピン20Bを介した二次端子26から図示を省略したハイテンションコードを介して点火プラグに供給される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従来の内燃機関用点火コイル11は、図3に示すように、二次端末ピン20Bが二次端子26に1点で点接触しているので、二次端末ピン20Bの傾き角度により、例えば二次端末ピン20Bが上側へ反り返っていると、二次端末ピン20Bが二次端子26から離れて接触不良になる可能性が高く、接触の信頼性に欠けるという問題があった。
【0009】
この発明は、上記したような不都合を解消するためになされたもので、端末ピンの二次端子への接触不良を改善することにより、接触における信頼性の高い内燃機関用点火コイルを提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この発明は、一次コイルと二次コイルとを鉄心で磁気的に結合させた鉄心・コイル組立体を絶縁ケース内に収容し、この絶縁ケース内に配設した二次端子に、二次コイルの端末に接続した端末ピンを自身の弾性によって圧接させる内燃機関用点火コイルにおいて、端末ピンが圧接する二次端子の部分にスプリング状の仲介端子を配設し、端末ピンの仲介端子に対応する部分に、仲介端子内へ一部が入るV字状の折り曲げ部を設け、または、端末ピンが圧接する二次端子の部分に筒状の仲介端子を配設し、端末ピンの仲介端子に対応する部分に、仲介端子内へ一部が入るV字状の折り曲げ部を設けたものである。
そして、筒状の仲介端子を二次端子に配設する場合、仲介端子の端末ピンに対応する部分に、位置決め用切欠を設けるのが望ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態を図に基づいて説明する。
図1はこの発明の第1実施形態である内燃機関用点火コイルの概略構成を示す縦断面図であり、図3と同一または相当部分に同一符号を付して説明を省略する。
【0012】
図1において、二次端末ピン20Bが圧接する二次端子26の円錐状部分には、円錐状部分を嵌合させた状態でスプリング状の仲介端子27が配設されている。
そして、二次端末ピン20Bの仲介端子27に対応する部分に、仲介端子27内へ一部が入るV字状の折り曲げ部20vが設けられている。
【0013】
このように、二次端末ピン20Bの仲介端子27に対応する部分にV字状の折り曲げ部20vを設けると、二次端末ピン20Bは、二次コイルボビン19の鍔19aに形成された位置決めスリット19a1で二次端子26に対応するように位置決めされているので、二次端末ピン20Bの傾き角度が多少変化しても、スプリング状の仲介端子27が追従することにより、二次端末ピン20Bを仲介端子27に確実に圧接させることができる。
【0014】
また、二次端末ピン20Bの仲介端子27に対応する部分にV字状の折り曲げ部20vを設けたので、この折り曲げ部20vが仲介端子27内へ入ることにより、二次端末ピン20Bが仲介端子27に2点で点接触する。
なお、二次端末ピン20Bの傾き角度が変化すると、最悪の場合、折り曲げ部20vの先端側が仲介端子27から離れるものの、後端側が仲介端子27に圧接することにより、接触不良が起こらなくなる。
【0015】
図2(a),(b)はこの発明の第2実施形態である内燃機関用点火コイルの概略構成を示す縦断面図、図2(a)に示した筒状の仲介端子の拡大斜視図であり、図1、図3と同一または相当部分に同一符号を付して説明を省略する。
【0016】
図2において、二次端末ピン20Bが圧接する二次端子26の円錐状部分には、円錐状部分を嵌合させた状態で筒状の仲介端子28が配設されている。
そして、二次端末ピン20Bの仲介端子28に対応する部分に、仲介端子28内へ一部が入るV字状の折り曲げ部20vが設けられている。
また、仲介端子28の二次端末ピン20Bに対応する部分に、二次端末ピン20Bを位置決めするV字状の位置決め用切欠28cが、円周の略180度の位置、すなわち、直径の部分に設けられている。
【0017】
このように、二次端末ピン20Bの仲介端子28に対応する部分に折り曲げ部20vを設けると、二次端末ピン20Bは、二次コイルボビン19の鍔19aに形成された位置決めスリット19a1で二次端子26に対応するように位置決めされているので、二次端末ピン20Bの傾き角度が多少変化しても、二次端末ピン20Bを仲介端子28に確実に圧接させることができる。
【0018】
そして、仲介端子28にV字状の位置決め用切欠28cを設けたので、位置決め用切欠28cで、二次端末ピン20Bを仲介端子28へ圧接するように、V字状の位置決め用切欠28cの底へぶれないように案内し、位置決めするため、二次端末ピン20Bを仲介端子28へ確実に圧接させることができる。
また、二次端末ピン20Bの仲介端子28に対応する部分に折り曲げ部20vを設けたので、この折り曲げ部20vが仲介端子28内へ入ることにより、二次端末ピン20Bが仲介端子28に2点で点接触する。
なお、二次端末ピン20Bの傾き角度が変化すると、最悪の場合、折り曲げ部20vの先端側が仲介端子28から離れるものの、後端側が仲介端子28に圧接することにより、接触不良が起こらなくなる。
【0019】
上記した実施形態では、センタ鉄心14とサイド鉄心15とで鉄心13を構成した例を示したが、センタ鉄心のみで鉄心を構成したものであってもよい。
また、コネクタ部(23)、一次端子(25)についての説明および図示を省略したが、当然のことながら、従来例と同様に設けられている。
【0020】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、端末ピンが圧接する二次端子の部分にスプリング状の仲介端子を配設し、端末ピンの仲介端子に対応する部分に、仲介端子内へ一部が入るV字状の折り曲げ部を設け、または、端末ピンが圧接する二次端子の部分に筒状の仲介端子を配設し、端末ピンの仲介端子に対応する部分に、仲介端子内へ一部が入るV字状の折り曲げ部を設けたので、端末ピンの傾き角度が多少変化しても、端末ピンを仲介端子に確実に圧接させることができる。
また、端末ピンの仲介端子に対応する部分に折り曲げ部を設けたので、この折り曲げ部が仲介端子内へ入ることにより、端末ピンを仲介端子に2点で点接触させることができる。
【0021】
したがって、端末ピンの二次端子への接触不良が改善され、接触における信頼性の高い内燃機関用点火コイルを提供することができる。
そして、筒状の仲介端子を二次端子に配設する場合、仲介端子の端末ピンに対応する部分に、位置決め用切欠を設けたので、位置決め用切欠で、端末ピンを仲介端子へ圧接するように案内し、位置決めするため、端末ピンを仲介端子へ確実に圧接させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態である内燃機関用点火コイルの概略構成を示す縦断面図である。
【図2】(a)はこの発明の第2実施形態である内燃機関用点火コイルの概略構成を示す縦断面図、(b)は図2(a)に示した筒状の仲介端子の拡大斜視図である。
【図3】従来の内燃機関用点火コイルの概略構成を示す縦断面図である。
【符号の説明】
11 内燃機関用点火コイル
12 鉄心・コイル組立体
13 鉄心
14 センタ鉄心
15 サイド鉄心
16 一次コイルボビン
17A,17B 一次端末ピン
18 一次コイル
19 二次コイルボビン
19a 鍔
19a1 位置決めスリット
20A,20B 二次端末ピン
20v 折り曲げ部
21 二次コイル
22 絶縁ケース
24 高圧タワー部
26 二次端子(高圧端子)
27,28 仲介端子
28c 位置決め用切欠
29 熱硬化性樹脂
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば、自動車のエンジンの点火プラグに火花放電を発生させるための高電圧を供給するモールド型の内燃機関用点火コイルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図3は従来の内燃機関用点火コイルの概略構成を示す縦断面図である。
【0003】
図3において、内燃機関用点火コイル11は、鉄心・コイル組立体12と、この鉄心・コイル組立体12を収容する合成樹脂製の絶縁ケース22と、この絶縁ケース22に取り付けられた、図示されていない複数の一次端子(低圧端子)(25)、および一つの二次端子(高圧端子)26と、絶縁ケース22内に各構成部品を絶縁しながら固定する絶縁性を有した熱硬化性樹脂29とで構成されている。
【0004】
上記した鉄心・コイル組立体12は、直線状のセンタ鉄心14、このセンタ鉄心14が中に配置されて内部を二分され、センタ鉄心14とで閉磁路を形成するサイド鉄心15からなる鉄心13と、センタ鉄心14が挿通される一次コイルボビン16と、この一次コイルボビン16に配設され、一次端子(25)に接続される一次端末ピン17A,17Bと、一次コイルボビン16の周囲に巻き付けられ、巻き始めが一次端末ピン17Aに接続されるとともに、巻き終わりが一次端末ピン17Bに接続され、サイド鉄心15の内側に配置される一次コイル18と、この一次コイル18が挿通される、一次コイルボビン16と同心状に形成された二次コイルボビン19と、この二次コイルボビン19に配設された二次端末ピン20A,20Bと、二次コイルボビン19の周囲に巻き付けられ、巻き始めが二次端末ピン20Aに接続されるとともに、巻き終わりが二次端末ピン20Bに接続され、サイド鉄心15の内側に配置される二次コイル21とで構成されている。
【0005】
なお、各端末ピン17A,17B,20A,20Bは、例えば黄銅線などで構成されている。
そして、二次コイル21の巻き終わりが接続された二次端末ピン20Bは、アルミや黄銅などで円錐状に切削加工またはプレス加工された二次端子26の部分に、二次コイルボビン19の鍔19aに形成された位置決めスリット19a1で対応するように位置決めされ、自身の弾性によって二次端子26に圧接するようになされている。
【0006】
次に、絶縁ケース22には、複数の一次端子(25)が、例えばインサート成形によって側壁に取り付けられた、図示されていないコネクタ部(23)が設けられ、二次端子26を圧入する高圧タワー部24が底に設けられている。
なお、一次コイル18、二次コイル21、一次端子(25)および二次端子26は、後述する動作で説明するような回路を形成するように接続されている。
【0007】
次に、動作について説明する。
上記のように構成された内燃機関用点火コイル11の一次コイル18に、一次端子(25)および両一次端末ピン17A,17Bを介して所定の電流を通電した後に遮断すると、二次コイル21に発生した高電圧の電流は、二次端末ピン20Bを介した二次端子26から図示を省略したハイテンションコードを介して点火プラグに供給される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従来の内燃機関用点火コイル11は、図3に示すように、二次端末ピン20Bが二次端子26に1点で点接触しているので、二次端末ピン20Bの傾き角度により、例えば二次端末ピン20Bが上側へ反り返っていると、二次端末ピン20Bが二次端子26から離れて接触不良になる可能性が高く、接触の信頼性に欠けるという問題があった。
【0009】
この発明は、上記したような不都合を解消するためになされたもので、端末ピンの二次端子への接触不良を改善することにより、接触における信頼性の高い内燃機関用点火コイルを提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この発明は、一次コイルと二次コイルとを鉄心で磁気的に結合させた鉄心・コイル組立体を絶縁ケース内に収容し、この絶縁ケース内に配設した二次端子に、二次コイルの端末に接続した端末ピンを自身の弾性によって圧接させる内燃機関用点火コイルにおいて、端末ピンが圧接する二次端子の部分にスプリング状の仲介端子を配設し、端末ピンの仲介端子に対応する部分に、仲介端子内へ一部が入るV字状の折り曲げ部を設け、または、端末ピンが圧接する二次端子の部分に筒状の仲介端子を配設し、端末ピンの仲介端子に対応する部分に、仲介端子内へ一部が入るV字状の折り曲げ部を設けたものである。
そして、筒状の仲介端子を二次端子に配設する場合、仲介端子の端末ピンに対応する部分に、位置決め用切欠を設けるのが望ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態を図に基づいて説明する。
図1はこの発明の第1実施形態である内燃機関用点火コイルの概略構成を示す縦断面図であり、図3と同一または相当部分に同一符号を付して説明を省略する。
【0012】
図1において、二次端末ピン20Bが圧接する二次端子26の円錐状部分には、円錐状部分を嵌合させた状態でスプリング状の仲介端子27が配設されている。
そして、二次端末ピン20Bの仲介端子27に対応する部分に、仲介端子27内へ一部が入るV字状の折り曲げ部20vが設けられている。
【0013】
このように、二次端末ピン20Bの仲介端子27に対応する部分にV字状の折り曲げ部20vを設けると、二次端末ピン20Bは、二次コイルボビン19の鍔19aに形成された位置決めスリット19a1で二次端子26に対応するように位置決めされているので、二次端末ピン20Bの傾き角度が多少変化しても、スプリング状の仲介端子27が追従することにより、二次端末ピン20Bを仲介端子27に確実に圧接させることができる。
【0014】
また、二次端末ピン20Bの仲介端子27に対応する部分にV字状の折り曲げ部20vを設けたので、この折り曲げ部20vが仲介端子27内へ入ることにより、二次端末ピン20Bが仲介端子27に2点で点接触する。
なお、二次端末ピン20Bの傾き角度が変化すると、最悪の場合、折り曲げ部20vの先端側が仲介端子27から離れるものの、後端側が仲介端子27に圧接することにより、接触不良が起こらなくなる。
【0015】
図2(a),(b)はこの発明の第2実施形態である内燃機関用点火コイルの概略構成を示す縦断面図、図2(a)に示した筒状の仲介端子の拡大斜視図であり、図1、図3と同一または相当部分に同一符号を付して説明を省略する。
【0016】
図2において、二次端末ピン20Bが圧接する二次端子26の円錐状部分には、円錐状部分を嵌合させた状態で筒状の仲介端子28が配設されている。
そして、二次端末ピン20Bの仲介端子28に対応する部分に、仲介端子28内へ一部が入るV字状の折り曲げ部20vが設けられている。
また、仲介端子28の二次端末ピン20Bに対応する部分に、二次端末ピン20Bを位置決めするV字状の位置決め用切欠28cが、円周の略180度の位置、すなわち、直径の部分に設けられている。
【0017】
このように、二次端末ピン20Bの仲介端子28に対応する部分に折り曲げ部20vを設けると、二次端末ピン20Bは、二次コイルボビン19の鍔19aに形成された位置決めスリット19a1で二次端子26に対応するように位置決めされているので、二次端末ピン20Bの傾き角度が多少変化しても、二次端末ピン20Bを仲介端子28に確実に圧接させることができる。
【0018】
そして、仲介端子28にV字状の位置決め用切欠28cを設けたので、位置決め用切欠28cで、二次端末ピン20Bを仲介端子28へ圧接するように、V字状の位置決め用切欠28cの底へぶれないように案内し、位置決めするため、二次端末ピン20Bを仲介端子28へ確実に圧接させることができる。
また、二次端末ピン20Bの仲介端子28に対応する部分に折り曲げ部20vを設けたので、この折り曲げ部20vが仲介端子28内へ入ることにより、二次端末ピン20Bが仲介端子28に2点で点接触する。
なお、二次端末ピン20Bの傾き角度が変化すると、最悪の場合、折り曲げ部20vの先端側が仲介端子28から離れるものの、後端側が仲介端子28に圧接することにより、接触不良が起こらなくなる。
【0019】
上記した実施形態では、センタ鉄心14とサイド鉄心15とで鉄心13を構成した例を示したが、センタ鉄心のみで鉄心を構成したものであってもよい。
また、コネクタ部(23)、一次端子(25)についての説明および図示を省略したが、当然のことながら、従来例と同様に設けられている。
【0020】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、端末ピンが圧接する二次端子の部分にスプリング状の仲介端子を配設し、端末ピンの仲介端子に対応する部分に、仲介端子内へ一部が入るV字状の折り曲げ部を設け、または、端末ピンが圧接する二次端子の部分に筒状の仲介端子を配設し、端末ピンの仲介端子に対応する部分に、仲介端子内へ一部が入るV字状の折り曲げ部を設けたので、端末ピンの傾き角度が多少変化しても、端末ピンを仲介端子に確実に圧接させることができる。
また、端末ピンの仲介端子に対応する部分に折り曲げ部を設けたので、この折り曲げ部が仲介端子内へ入ることにより、端末ピンを仲介端子に2点で点接触させることができる。
【0021】
したがって、端末ピンの二次端子への接触不良が改善され、接触における信頼性の高い内燃機関用点火コイルを提供することができる。
そして、筒状の仲介端子を二次端子に配設する場合、仲介端子の端末ピンに対応する部分に、位置決め用切欠を設けたので、位置決め用切欠で、端末ピンを仲介端子へ圧接するように案内し、位置決めするため、端末ピンを仲介端子へ確実に圧接させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態である内燃機関用点火コイルの概略構成を示す縦断面図である。
【図2】(a)はこの発明の第2実施形態である内燃機関用点火コイルの概略構成を示す縦断面図、(b)は図2(a)に示した筒状の仲介端子の拡大斜視図である。
【図3】従来の内燃機関用点火コイルの概略構成を示す縦断面図である。
【符号の説明】
11 内燃機関用点火コイル
12 鉄心・コイル組立体
13 鉄心
14 センタ鉄心
15 サイド鉄心
16 一次コイルボビン
17A,17B 一次端末ピン
18 一次コイル
19 二次コイルボビン
19a 鍔
19a1 位置決めスリット
20A,20B 二次端末ピン
20v 折り曲げ部
21 二次コイル
22 絶縁ケース
24 高圧タワー部
26 二次端子(高圧端子)
27,28 仲介端子
28c 位置決め用切欠
29 熱硬化性樹脂
Claims (3)
- 一次コイルと二次コイルとを鉄心で磁気的に結合させた鉄心・コイル組立体を絶縁ケース内に収容し、この絶縁ケース内に配設した二次端子に、前記二次コイルの端末に接続した端末ピンを自身の弾性によって圧接させる内燃機関用点火コイルにおいて、
前記端末ピンが圧接する前記二次端子の部分にスプリング状の仲介端子を配設し、
前記端末ピンの前記仲介端子に対応する部分に、前記仲介端子内へ一部が入るV字状の折り曲げ部を設けた、
ことを特徴とする内燃機関用点火コイル。 - 一次コイルと二次コイルとを鉄心で磁気的に結合させた鉄心・コイル組立体を絶縁ケース内に収容し、この絶縁ケース内に配設した二次端子に、前記二次コイルの端末を接続した端末ピンを自身の弾性によって圧接させる内燃機関用点火コイルにおいて、
前記端末ピンが圧接する前記二次端子の部分に筒状の仲介端子を配設し、
前記端末ピンの前記仲介端子に対応する部分に、前記仲介端子内へ一部が入るV字状の折り曲げ部を設けた、
ことを特徴とする内燃機関用点火コイル。 - 請求項2に記載の内燃機関用点火コイルにおいて、
前記仲介端子の前記端末ピンに対応する部分に、位置決め用切欠を設けた、
ことを特徴とする内燃機関用点火コイル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001386414A JP3655870B2 (ja) | 2001-12-19 | 2001-12-19 | 内燃機関用点火コイル |
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JP2001386414A JP3655870B2 (ja) | 2001-12-19 | 2001-12-19 | 内燃機関用点火コイル |
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JP2003188034A JP2003188034A (ja) | 2003-07-04 |
JP3655870B2 true JP3655870B2 (ja) | 2005-06-02 |
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Family Applications (1)
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JP2001386414A Expired - Fee Related JP3655870B2 (ja) | 2001-12-19 | 2001-12-19 | 内燃機関用点火コイル |
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JP (1) | JP3655870B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN107077961A (zh) * | 2014-10-24 | 2017-08-18 | 株式会社电装 | 内燃机用的点火线圈 |
Families Citing this family (6)
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JP2008010625A (ja) * | 2006-06-29 | 2008-01-17 | Hanshin Electric Co Ltd | 内燃機関用点火コイル |
JP2008021794A (ja) * | 2006-07-12 | 2008-01-31 | Hanshin Electric Co Ltd | 内燃機関用点火コイル |
JP5012753B2 (ja) * | 2007-10-31 | 2012-08-29 | 株式会社デンソー | 点火コイル及びその製造方法 |
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