JP2006090624A - 放電点火装置用高電圧発生装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】着脱時に加わる応力を緩和して、取付け部に損傷が発生する可能性を従来に比べて低減することのできる放電点火装置用高電圧発生装置を提供する。
【解決手段】外部筐体2の長手方向の両側端部には、取付け用爪51,52が、外部筐体2と一体的に設けられている。取付け用爪52は、外部筐体2の側壁部から側方に伸びる取付け部53と、取付け部53の先端側から前記側壁部に沿って伸びる撓み部54と、この撓み部54の先端部に設けられた爪55とから構成されている。撓み部54の取付け部53との接続部分の角部は、面取りされた形状の面取り部56となっている。
【選択図】図6
【解決手段】外部筐体2の長手方向の両側端部には、取付け用爪51,52が、外部筐体2と一体的に設けられている。取付け用爪52は、外部筐体2の側壁部から側方に伸びる取付け部53と、取付け部53の先端側から前記側壁部に沿って伸びる撓み部54と、この撓み部54の先端部に設けられた爪55とから構成されている。撓み部54の取付け部53との接続部分の角部は、面取りされた形状の面取り部56となっている。
【選択図】図6
Description
本発明は、ガス燃焼器具や石油燃焼器具などの各種燃焼装置に用いられる放電点火装置用高電圧発生装置に関する。
ガスコンロや給湯器などの各種燃焼装置においては、着火源として放電点火装置が利用されている。放電点火装置としては、電源電圧を所定の高電圧に昇圧する点火トランスを備える高電圧発生装置と、ガスバーナなどの近傍に設置される点火プラグとを組合せた装置が一般的に使用されている。このような放電点火装置では、高電圧発生装置の点火トランスで昇圧された二次側電圧により点火プラグの放電電極から火花を発生させることでガスバーナなどを着火させている。
上記の高電圧発生装置としては、点火トランスと、電子部品が搭載された回路ユニットを、絶縁性の材料からなるケース(外部筐体)内に収容し、樹脂等の絶縁性のモールド材を充填した構成のものが知られている。このような高電圧発生装置では、外部筐体を絶縁性樹脂によって構成し、この外部筐体に樹脂製の突起からなる取付け部を一体的に設けている。そして、この取付け部の少なくとも1つが樹脂の有する弾性によって撓むようにし、この撓みを利用して燃焼器具本体に着脱自在に取付けるよう構成されたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
国際公開第00/06951号
上述したように、放電点火装置用高電圧発生装置では、樹脂製の外部筐体に樹脂製の突起からなる取付け部を一体的に設け、燃焼器具本体に着脱自在に取付けるよう構成されたものが知られている。
しかしながら、従来の放電点火装置用高電圧発生装置では、燃焼器具本体への着脱時に樹脂製の突起からなる取付け部を撓ませる際に、この部位に応力が加わり、取付け部に、折れ等の損傷が発生する可能性が高いという課題があった。
本発明はこのような課題に対処するためになされたものである。本発明は、着脱時に加わる応力を緩和して、取付け部に損傷が発生する可能性を従来に比べて低減することのできる放電点火装置用高電圧発生装置を提供することを目的としている。
(請求項1)
本発明の放電点火装置用高電圧発生装置は、点火プラグに高電圧を供給して火花放電を生じさせ、燃料を着火する放電点火装置用高電圧発生装置において、二次側巻線を巻回したコイルボビンの中心孔に一次側巻線を巻回した磁気コアを挿通して構成され、電源電圧を昇圧する点火トランスと、電子部品が搭載された回路ユニットと、前記点火トランス及び前記回路ユニットを収容し、内部にモールド材が充填される外部筐体と、前記外部筐体に一体的に設けられ、燃焼装置へ取付けるための少なくとも2つの取付け用爪とを具備し、前記取付け用爪の少なくとも一方は、前記外部筐体の側壁部から側方に伸びる取付け部と、前記取付け部の先端側から前記側壁部に沿って伸びる撓み部と、この撓み部の先端部に設けられた爪とを有し、前記撓み部の前記取付け部との接続部分の角部が面取りされた形状の面取り部とされていることを特徴とする。
本発明の放電点火装置用高電圧発生装置は、点火プラグに高電圧を供給して火花放電を生じさせ、燃料を着火する放電点火装置用高電圧発生装置において、二次側巻線を巻回したコイルボビンの中心孔に一次側巻線を巻回した磁気コアを挿通して構成され、電源電圧を昇圧する点火トランスと、電子部品が搭載された回路ユニットと、前記点火トランス及び前記回路ユニットを収容し、内部にモールド材が充填される外部筐体と、前記外部筐体に一体的に設けられ、燃焼装置へ取付けるための少なくとも2つの取付け用爪とを具備し、前記取付け用爪の少なくとも一方は、前記外部筐体の側壁部から側方に伸びる取付け部と、前記取付け部の先端側から前記側壁部に沿って伸びる撓み部と、この撓み部の先端部に設けられた爪とを有し、前記撓み部の前記取付け部との接続部分の角部が面取りされた形状の面取り部とされていることを特徴とする。
本発明の放電点火装置用高電圧発生装置においては、面取り部を設けることにより、撓み部及び取付け部が全体として撓み易くなり、着脱時に加わる応力を緩和して、折れ等の損傷の発生を抑制することができる。
(請求項2)
本発明の放電点火装置用高電圧発生装置の一態様は、前記取付け用爪の他方は、燃焼装置に係止される爪が、前記外部筐体から直接突設された構成とされていることを特徴とする。このように、一方を撓み部を有し、撓ませることのできる取付け用爪とし、他方を固定された取付け用爪とすることにより、構造を簡易化することができる。
本発明の放電点火装置用高電圧発生装置の一態様は、前記取付け用爪の他方は、燃焼装置に係止される爪が、前記外部筐体から直接突設された構成とされていることを特徴とする。このように、一方を撓み部を有し、撓ませることのできる取付け用爪とし、他方を固定された取付け用爪とすることにより、構造を簡易化することができる。
(請求項3,4)
本発明の放電点火装置用高電圧発生装置の一態様は、前記外部筐体と、前記取付け用爪が絶縁性の樹脂から構成されたことを特徴とする。また、本発明の放電点火装置用高電圧発生装置の一態様は、前記絶縁性の樹脂が、POM(ポリオキシメチレン)、PBA(ポリアクリル酸ブチル)、PBS(ポリブタジエンスチレン)、PBT(ポリブチレンテレフタレート)、PPS(ポリフェニレンスルフィルド)のいずれかであることを特徴とする。このような絶縁性の樹脂を選択することにより、耐熱性を確保しつつ、取付け用爪に必要な強度と弾性を得ることができる。
本発明の放電点火装置用高電圧発生装置の一態様は、前記外部筐体と、前記取付け用爪が絶縁性の樹脂から構成されたことを特徴とする。また、本発明の放電点火装置用高電圧発生装置の一態様は、前記絶縁性の樹脂が、POM(ポリオキシメチレン)、PBA(ポリアクリル酸ブチル)、PBS(ポリブタジエンスチレン)、PBT(ポリブチレンテレフタレート)、PPS(ポリフェニレンスルフィルド)のいずれかであることを特徴とする。このような絶縁性の樹脂を選択することにより、耐熱性を確保しつつ、取付け用爪に必要な強度と弾性を得ることができる。
本発明の放電点火装置用高電圧発生装置によれば、着脱時に加わる応力を緩和して、取付け部に損傷が発生する可能性を従来に比べて低減することができる。
以下、本発明を実施するための形態について説明する。
図1および図2は本発明の一実施形態による放電点火装置用高電圧発生装置の要部構成を示している。これらの図において、1は放電点火装置用高電圧発生装置であり、この放電点火装置用高電圧発生装置1と図示しない点火プラグとを接続することで放電点火装置が構成される。放電点火装置は、例えばガスコンロやガス給湯器のようなガス燃焼器具や、石油給湯器や石油ファンヒータのような石油燃焼器具などの各種燃焼器具に用いられるものである。
図1および図2は本発明の一実施形態による放電点火装置用高電圧発生装置の要部構成を示している。これらの図において、1は放電点火装置用高電圧発生装置であり、この放電点火装置用高電圧発生装置1と図示しない点火プラグとを接続することで放電点火装置が構成される。放電点火装置は、例えばガスコンロやガス給湯器のようなガス燃焼器具や、石油給湯器や石油ファンヒータのような石油燃焼器具などの各種燃焼器具に用いられるものである。
放電点火装置用高電圧発生装置1は、絶縁材料(本実施形態では樹脂)からなる外部筐体2を有している。外部筐体2を構成する材料としては、耐熱性を有する樹脂、例えば、POM(ポリオキシメチレン)、PBA(ポリアクリル酸ブチル)、PBS(ポリブタジエンスチレン)、PBT(ポリブチレンテレフタレート)、PPS(ポリフェニレンスルフィルド)等を使用することができる。
外部筐体2内には、点火トランス3と、ダイオードや抵抗体、コンデンサなどの電子部品をプリント基板に実装した回路ユニット4とが収納されている。回路ユニット4には、図2に示すように、外部筐体2の下側から挿入された後述する出力側端子40(及び入力側端子61,62(図2には図示せず。))の先端部が半田付けされ、電気的に接続される。なお、図2は、内部構成を見易くするため、回路ユニット4と点火トランス3とを分離した状態を示しているが、これらは半田付けされる。また、図示を省略したが、外部筐体2内にはウレタン樹脂などのモールド材が封入される。
点火トランス3は、一次コイル(一次側巻線)を巻回した鉄心などの磁気コア6を、二次コイル(二次側巻線)を巻回した円筒状のコイルボビン7の中心孔に挿通することにより構成されている。円筒状のコイルボビン7の側部には、側方に突出する如く複数(本実施形態では4個)の端子配置部8が形成されており、この端子配置部8に接続端子としての出力ピン9が植設されている。これらの出力ピン9には、二次側巻線の端部が巻回され半田付けされている。
図1,2に示すように、外部筐体2は一方側(図中上側)に開口部10を有し、この開口部10から点火トランス3を挿入するようになっている。そして、開口部10から挿入された点火トランス3のコイルボビン7の下側と当接して支持する支持部11が平面状に構成されている。このように、円筒状のコイルボビン7を同じ円筒状の支持部で支持するのではなく、平面状の支持部11で支持することにより、コイルボビン7と外部筐体2の内面との間に適度な間隔を設けることが可能となる。これによって、コイルボビン7と外部筐体2の内壁との間に樹脂等からなるモールド材を容易にかつ確実に充填することが可能となる。また、モールド材の充填の際に、モールド材中に気泡が混入することを防止することができる。
また、図1に示すように、外部筐体2の点火トランス3が収容される部分の側壁部には、円筒状のコイルボビン7の形状に合わせた湾曲部12が形成されており、この湾曲部12と支持部11との継ぎ部13は略垂直(直線状)に形成され、これらによって断面形状がボトルネック状とされている。
一方、コイルボビン7の長手方向両側端部近傍には、当接部14が設けられている。これらの当接部14は、コイルボビン7から突出する如く設けられた板状体から構成され、その先端部が支持部11の形状に対応した直線状の形状とされ、側部は継ぎ部13に対応した直線状の形状とされている。すなわち、これらの当接部14は、ボトルネック状とされている湾曲部12から継ぎ部13を経て支持部11に至る外部筐体2の内側形状に対応した形状とされている。これらの当接部14が、継ぎ部13の間に挿入され、支持部11と当接されることにより、コイルボビン7(点火トランス3)が、外部筐体2内の所定位置に位置決めされるようになっている。また、当接部14によって、支持部11とコイルボビン7との間に形成される間隔を、モールド材の充填し易い間隔に設定することができる。
また、本実施形態では、上記の支持部11に対応する外部筐体2の外側部15も、支持部11と同様に、平面状に構成されている。このように、外側部15の形状を、内側の支持部11と同じ形状にすることにより、外部筐体2を製造する際に、樹脂のひけ等が生じ難くすることができる。
また、図1に示すように、前述した端子配置部8は、コイルボビン7の側部から、側方に突出する如く設けられており、その外側面16は夫々平面状に形成されている。そして、点火トランス3を外部筐体2内に挿入する際、これらの平面状の外側面16が外部筐体2の内壁と当接することによって、点火トランス3が所定位置にガイドされるようになっている。
さらに、図1に示すように、上記端子配置部8の出力ピン9植設面の内側部17は、面取りされた形状となっている。これによって、機械的に二次側巻線を出力ピン9に巻回する際、巻線装置と内側部17とが干渉し難いようになっている。
図3に示すように、回路ユニット4には、2つの入力側端子取り付け用ランド20,21と、4つの出力側端子取り付け用ランド22,23,24,25が設けられている。これらのランドは、導体パターンの一部に切り欠き部が設けられた形状とされている。この切り欠き部の方向は所定方向(図3では左側)に揃えられており、導体パターンの形状は、略C字形状とされている。
ランドがこのような形状とされている理由は、回路ユニット4に電子部品及び点火トランス3を搭載してフロー槽で半田付けする際に、入力側端子取付け用ランド20,21、出力側端子取付け用ランド22,23,24,25の透孔が半田で塞がれてしまうことを防止するためである。すなわち、これらのランドを環状のランドとした場合、電子部品及び点火トランス3を搭載してフロー槽で半田付けする際に、ランド全体に半田が付着し中央の透孔が半田で塞がれてしまうことがある。このように、透孔が半田で塞がれてしまうと、回路ユニット4を外部筐体2内に収容した際に、接続端子をランドの透孔に貫通させることができず、半田付けできなくなってしまうことがあるからである。このため、本実施形態では、フロー槽の半田に先に接触される側のランド部分を切り欠いた構造とすることにより、半田がランドの透孔部分を塞いでしまうことを防止している。
なお、工程によっては、まず回路ユニット4に電子部品のみを搭載し、点火トランス3を搭載しないでフロー槽で半田付けする場合がある。このような場合は、点火トランス3を半田付けするランドについても、同様な形状とすることが好ましい。
更に、回路ユニット4の端部等には、切り込み等により開口部26,27,28,29,30,31,32,33,34,35が設けられており、これらの開口部26〜35によって、外部筐体2内に樹脂等からなるモールド材を容易にかつ確実に充填することができるようになっている。また、これらの開口部のうち、開口部28は一次側同士の間を絶縁する作用を有し、開口部29〜33は一次側と二次側とを絶縁する作用を有し、開口部34,35は二次側同士の間を絶縁する作用を有する。
図4に示すように、出力側端子40は、導電性の金属板等から構成されており、外部筐体2内に挿入される挿入部41がピン状に細く形成され、外部筐体2の外側に位置し燃焼装置の点火プラグに接続される接続部42が平板状に形成されている。また、挿入部41と接続部42との間には、これらの中間の幅を有し段差状に形成された係止部43が設けられ、係止部43の挿入部41側には、テーパー部44が設けられている。
一方、外部筐体2には、挿入部41の大きさに合わせた挿入孔45が形成されている。また、挿入孔45の外側には、係止部43が挿入される係止部挿入孔46と、接続部42が挿入される接続部挿入孔47が、段差状に形成されている。すなわち、外部筐体2には、外側から次第に開口面積が小さくなる段差状の挿入孔47,46,45が形成されている。そして、テーパー部44が開口面積が最も小さい挿入孔45内に圧入され、出力側端子40全体が外部筐体2に支持されるようになっている。このように、出力側端子40の挿入部分の構造を複数段の段差状構造とすることにより、出力側端子40の挿入部から、モールド材が漏れることを防止することができる。また、本実施形態では、テーパー部44を圧入する構成としているので、さらに、出力側端子40の挿入部から、モールド材が漏れることを確実に防止することができる。なお、出力側端子40の接続部42の周囲を囲むように、外部筐体2には保護筒部48が設けられている。
そして、出力側端子40の挿入部41の先端は、回路ユニット4の出力側端子取付け用ランド22,23,24,25のいずれかに挿入され、半田付けされる。なお、後述する入力側端子61,62についても略同様な構成とされている。
次に、外部筐体2に設けられた燃焼装置への取付け部の構成について説明する。図5に示すように、外部筐体2の長手方向の両側端部には、取付け用爪51,52が、外部筐体2と一体的に設けられている。これらの取付け用爪51,52は、外部筐体2を射出成型等によって形成する際に、一体的に形成される。
このうち図中右側の取付け用爪51は、燃焼装置に係止される爪が直接外部筐体2から突設され爪が固定された構造となっている。一方、図中右側の取付け用爪52は、外部筐体2の側壁部から側方に伸びる取付け部53と、取付け部53の先端側から前記側壁部に沿って図中上方に伸びる撓み部54と、この撓み部54の先端部に設けられた爪55とから構成されている。そして、主にこの撓み部54が弾性的に撓むことにより、先端の爪55が図中左右方向に移動可能とされている。
また、図6に示すように、撓み部54の取付け部53との接続部分の角部は、面取りされた形状の面取り部56となっている。したがって、図6に示される撓み部54の幅W1 より、取付け部53の幅W2 の方が小さくなっている。
面取り部56の寸法は、少なくとも、図6に示される取付け部53の厚みt以上とすることが好ましい。本実施形態では、取付け部53の厚みtが1mmであるのに対して、面取り部56の寸法は、2mmとされている。したがって、図6に示される撓み部54の幅W1 と、取付け部53の幅W2 の差(W1 −W2 )は、両側2mmずつで、合計4mmとされている。面取り部56の寸法の好ましい範囲は、取付け部53の厚みtの1〜5倍程度である。
このように面取り部56を設けることにより、撓み部54及び取付け部53が全体として撓み易くなり、例えば、外部筐体2を耐熱性に優れたガラス強化PBT樹脂等を用いて構成した場合でも、着脱時に加わる応力を緩和して、折れ等の損傷の発生を抑制することができる。また、外部筐体2を製造する際に、樹脂のショート等も生じ難くする効果がある。
また、本実施形態では、外部筐体2に固定されている取付け用爪51についても、図5に示すようにその端部に面取り部57が形成されている。これによって、外部筐体2を製造する際に、取付け用爪51の部分において、樹脂のショート等が生じ難くいようになっている。
以上のように構成された放電点火装置用高電圧発生装置1を燃焼装置に取付ける際は、まず外部筐体2の取付用爪51を燃焼装置の取付け部に勘合させ、次に、取付用爪52を撓ませて爪55を燃焼装置の取付け部に勘合させる。また、図6に示される入力側端子61,62に電源を接続し、保護筒48内に設けられた前述した出力側端子40の接続部42に点火プラグの入力端子を接続する。
そして入力側端子61,62から入力された電源電圧を点火トランス3で所定の電圧まで昇圧することによって、出力側端子40に高電圧を発生させる。この高電圧によって点火プラグに火花放電を発生させてガスバーナや石油バーナなどを着火する。
以上説明したとおり、本実施形態の放電点火装置用高電圧発生装置1によれば、燃焼装置に着脱する際に取付け用爪52に加わる応力を緩和することができ、折れ等の損傷の発生を抑制することができる。
1……放電点火装置用高電圧発生装置、2……外部筐体、3……点火トランス、4……回路ユニット、6……磁気コア、7……コイルボビン、52……取付け用爪、53……取付け部、54……撓み部、55……爪、56……面取り部。
Claims (4)
- 点火プラグに高電圧を供給して火花放電を生じさせ、燃料を着火する放電点火装置用高電圧発生装置において、
二次側巻線を巻回したコイルボビンの中心孔に一次側巻線を巻回した磁気コアを挿通して構成され、電源電圧を昇圧する点火トランスと、
電子部品が搭載された回路ユニットと、
前記点火トランス及び前記回路ユニットを収容し、内部にモールド材が充填される外部筐体と、
前記外部筐体に一体的に設けられ、燃焼装置へ取付けるための少なくとも2つの取付け用爪とを具備し、
前記取付け用爪の少なくとも一方は、前記外部筐体の側壁部から側方に伸びる取付け部と、前記取付け部の先端側から前記側壁部に沿って伸びる撓み部と、この撓み部の先端部に設けられた爪とを有し、前記撓み部の前記取付け部との接続部分の角部が面取りされた形状の面取り部とされていることを特徴とする放電点火装置用高電圧発生装置。 - 前記取付け用爪の他方は、燃焼装置に係止される爪が、前記外部筐体から直接突設された構成とされていることを特徴とする請求項1記載の放電点火装置用高電圧発生装置。
- 前記外部筐体と、前記取付け用爪が絶縁性の樹脂から構成されたことを特徴とする請求項1又は2記載の放電点火装置用高電圧発生装置。
- 前記絶縁性の樹脂が、POM(ポリオキシメチレン)、PBA(ポリアクリル酸ブチル)、PBS(ポリブタジエンスチレン)、PBT(ポリブチレンテレフタレート)、PPS(ポリフェニレンスルフィルド)のいずれかであることを特徴とする請求項3記載の放電点火装置用高電圧発生装置。
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Cited By (1)
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EP2140202B1 (en) | 2007-03-26 | 2015-11-18 | ITW Industrial Components S.r.l. con Unico Socio | Compact gas lighting device for an electric household appliance, in particular a cooking range |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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EP2140202B1 (en) | 2007-03-26 | 2015-11-18 | ITW Industrial Components S.r.l. con Unico Socio | Compact gas lighting device for an electric household appliance, in particular a cooking range |
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