JP2547862Y2 - 多口用高電圧発生装置 - Google Patents

多口用高電圧発生装置

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JP2547862Y2
JP2547862Y2 JP1990406875U JP40687590U JP2547862Y2 JP 2547862 Y2 JP2547862 Y2 JP 2547862Y2 JP 1990406875 U JP1990406875 U JP 1990406875U JP 40687590 U JP40687590 U JP 40687590U JP 2547862 Y2 JP2547862 Y2 JP 2547862Y2
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coils
coil
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正博 垣内
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NGK Spark Plug Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は抵抗、整流素子,コンデ
ンサー,サイリスタ等からなるコンデンサ充放電回路等
の電気回路部からの放電電流を昇圧する昇圧トランスを
備え、該昇圧トランスの出力端から高電圧を発生させ、
放電電極で火花点火を生じさせる多口用高電圧発生装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】電気回路のみによって火花を発生させて
ガスバーナー等に点火するものとしては、実公昭46ー
10543号に開示されるような交流電源を用いて、該
交流電圧をシリコン制御整流素子等によって整流し、コ
ンデンサーに電荷を蓄積してから該コンデンサーから昇
圧トランスの一次側に電流を流し、二次側から高電圧を
取出すようにし、該電圧によって放電電極に火花放電を
生じさせるものがある。ところで、単一の昇圧トランス
によって複数個のバーナーの点火を可能とする多口用高
電圧発生装置にあっては、従来二種類の手段により行な
っていた。
【0003】すなわち、第1の手段は、図5に示すよう
に、磁芯bに巻回された電気回路部Cに接続する単一の
一次コイルaに、単一のボビンに巻回された二次コイル
dを外嵌して昇圧トランスTを構成し、二次コイルdの
両側から出力を取り出すものである。ところで、この手
段にあっては、1個の二次コイルdで2個の放電ギヤッ
プに放電させる必要があるため、昇圧トランスのパワー
を上げる必要があり、このため大きな磁界が発生して輻
射ノイズが大きくなり、周辺にあるマイコン等の機器を
誤作動させる危険がある。また一方の放電ギャップが汚
れて絶縁状態になった場合にもう一つの放電ギャップも
放電しにくくなる。さらには出力が小さいくなり易いた
め長い距離の放電ギャップの放電電極であると放電不能
となる等の問題点がある。
【0004】他の手段としては、図6に示すように磁芯
b,bに巻回された二個の一次コイルa,aに、二個独
立したボビンに夫々巻回された二次コイルd,dを外嵌
して昇圧トランスTを構成し、二次コイルd,dから夫
々独立して出力を取り出すものである。ところがかかる
手段にあっては、ノイズ発生電圧による影響を除去する
ために、相互に軸方向へ離間させる必要があり、実質的
に二つの昇圧トランスT,Tを備えたものと変わること
はなく、形状が肥大化し、点火器も大きくなるという欠
点がある。
【0005】本考案は前記従来欠点の無い昇圧トランス
を備える多口用高電圧発生装置の提供を目的とするもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、図1に示すよ
うに、複数本の磁芯6a,6bを電気的に絶縁して同軸
状に列設し、夫々の磁芯6a,6bに隣接する相互が逆
方向となるように一次コイル7a,7bを巻回し、かつ
各一次コイル7a,7bに二次コイル8a,8bが外側
に巻回されたコイルボビン9a,9bを外嵌することに
より、複数個のトランス部3a,3bを軸方向に並設さ
せ、各トランス部3a,3bの一次コイル7a,7bに
夫々電気回路部からの入出力端を電気的に並列接続し
て、各トランス部3a,3bの二次コイル8a,8bか
ら、昇圧した高電圧を取出すようにして構成してなる昇
圧トランス3を備えたことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】両一次コイル7a,7bの巻回方向を逆とし、
各コイルから発生する磁界を逆向きとしたから、磁界相
互が打ち消し合い、ノイズの発生を可及的に除去するこ
とができ、各一次コイル7a,7bを相互に密接しても
支障がない。このため、周囲のマイコン等に影響を与え
ることなく、各トランス部3a,3bから高電圧出力を
取出すことが可能となる。
【0008】
【実施例】以下本考案を二つのガスバーナ(二口)を備
えた燃焼器具の点火源として利用される二口用高電圧発
生装置を例にとって説明する。
【0009】図2,3において、1は略方体状の上面開
放の本体ケースであって、その内部には昇圧トランス3
が絶縁樹脂2により封入されている。この昇圧トランス
3につき説明する。
【0010】この昇圧トランス3は、一次コイル7a,
7bを夫々巻回した棒状の磁芯6a,6bが絶縁材料を
介して同軸状に配置され、該磁芯6a,6bに二次コイ
ル8a,8bを巻回した複数の巻回部10を備えたコイ
ルボビン9a,9bが外嵌して構成される。そして各コ
イル7a,8a及びコイル7b,8bによってトランス
部3a,3bが軸方向に並設される。
【0011】前記一次コイル7a,7bは、その巻回方
向を逆としている。このため、後述するように各一次コ
イル7a,7bに電圧を印加すると、その巻回方向に対
応した所定方向の磁界が発生するが、相互に巻回方向が
異なるために夫々の磁界の方向が異なることとなって打
ち消し合うこととなる。
【0012】前記コイルボビン9a,9bの両外側には
針状の高電圧出力ピン4a,4bが夫々植設され、その
先端を本体ケース1の下面から突出させている。そして
この高電圧出力ピン4a,4bには前記コイルボビン9
a,9bに巻回された二次コイル8a,8bの一端が夫
々接続される。また二次コイル8a,8bの他端は前記
コイルボビン9a,9bの内側に設けられて巻込み片1
1に一旦巻き込まれた後、夫々接続され、本体ケース1
外へ電気的に引出されてアース接続される。さらには、
前記磁芯6a,6bに巻回された一次コイル7a,7b
は、コイルボビン9a,9bの両側に夫々設けられた巻
込み片12に一旦巻込まれ、一次コイル7aと一次コイ
ル7bの一端とを接続し、同じく一次コイル7aの他端
と一次コイル7bの他端とを接続して、これを本体ケー
ス1外でコンデンサ充放電回路等の電気回路部Cに接続
するようにしている。すなわち、一次コイル7aと一次
コイル7bとは夫々電気回路部Cの入出力端に電気的に
並列接続される。
【0013】前記電気回路部Cは交流電源を使用しても
良いが、バッテリー等の直流電源にも用いる場合は、直
流電圧を一旦昇圧するためにブロッキング発振回路部等
を電気回路部Cに設ければよい。
【0014】かかる構成にあって、前記電気回路部Cに
より放出された電流は、各コイル7a,8a及びコイル
7b,8bによって構成されるトランス部3a,3bで
夫々昇圧され、前記高電圧出力ピン4a,4bで夫々高
電圧が取り出され、所要の二箇所の点火装置の放電電極
で放電し、該放電電極の近傍に配置されるガスバーナを
点火することとなる。このとき一次コイル7a,7bに
電圧が印加されると、その巻回方向に対応して磁界が発
生するが、上述したように一次コイル7a,7bは巻回
方向が逆となっているため、磁界の方向が異なり、相互
に打ち消し合ってノイズの発生が可及的に抑止される。
従って、その周辺にマイコン等磁界の影響を受け易い器
材が存していても弊害がない。
【0015】尚、上例は夫々2個の一次コイルと二次コ
イルにより2個のトランス部を構成したが、ガスバーナ
数に応じて2個以上のトランス部を構成しても良く、こ
の場合も隣り合う一次コイルの巻き方向を夫々逆向きと
する。
【0016】
【考案の効果】本考案は、上述のように、複数個の一次
コイルを巻回方向を逆とし、同軸状に列設して、トラン
ス部を軸方向に並設するようにし、夫々のトランス部か
ら高電圧出力を取出すようにして多口用の高電圧発生装
置を構成したものであるから、両一次コイルから発生す
る磁界は逆方向となって夫々が打ち消し合い、輻射ノイ
ズの発生を可及的に抑止することができ、このため装置
を肥大化することなく、低ノイズの高電圧装置を構成で
き、マイコン等の周囲機器への悪影響を生じさせない。
また発生出力が大きく、放電ギャップが長い放電電極を
用いても放電可能となる。さらには無負荷の電圧も非常
に小さい、等の優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の基本構成を示す回路図である。
【図2】本考案の一実施例の正面図である。
【図3】本考案の一実施例の平面図である。
【図4】本考案の一実施例の昇圧トランス3の概要を示
す縦断側面図である。
【図5】従来の多口用高電圧発生装置の一例を示す回路
図である。
【図6】従来の多口用高電圧発生装置の他例を示す回路
図である。
【符合の説明】
3 昇圧トランス 3a,3b トランス部 4a,4b 高電圧出力ピン 6a,6b 磁芯 7a,7b 一次コイル 8a,8b 二次コイル 9a,9b コイルボビン

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本の磁芯を電気的に絶縁して同軸状
    に列設し、夫々の磁芯に隣接する相互が逆方向となるよ
    うに一次コイルを巻回し、かつ各一次コイルに二次コイ
    ルが外側に巻回されたコイルボビンを外嵌することによ
    り、複数個のトランス部を軸方向に並設させ、各トラン
    ス部の一次コイルに夫々電気回路部からの入出力端を電
    気的に並列接続して、各トランス部の二次コイルから昇
    圧した高電圧を取出すようにして構成してなる昇圧トラ
    ンスを備えたことを特徴とする多口用高電圧発生装置。
JP1990406875U 1990-12-28 1990-12-28 多口用高電圧発生装置 Expired - Fee Related JP2547862Y2 (ja)

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JPS6010970A (ja) * 1983-06-30 1985-01-21 Fujitsu Ltd 中間調画信号の位相制御信号発生回路
JPS61109399A (ja) * 1984-11-02 1986-05-27 Hitachi Ltd 複合圧電材料の形成方法
JPH0711842B2 (ja) * 1989-02-10 1995-02-08 日本ビクター株式会社 磁気記録装置

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