JPH018859Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH018859Y2
JPH018859Y2 JP1821186U JP1821186U JPH018859Y2 JP H018859 Y2 JPH018859 Y2 JP H018859Y2 JP 1821186 U JP1821186 U JP 1821186U JP 1821186 U JP1821186 U JP 1821186U JP H018859 Y2 JPH018859 Y2 JP H018859Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
high voltage
discharge
voltage transformer
cord
transformer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1821186U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62131258U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1821186U priority Critical patent/JPH018859Y2/ja
Publication of JPS62131258U publication Critical patent/JPS62131258U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH018859Y2 publication Critical patent/JPH018859Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は放電型着火装置に関し、特に高圧トラ
ンス二次側から引出される高圧コードを不要とす
るための改良に関する。
〈従来の技術〉 ガスその他を燃料とする燃焼機器の着火装置と
して、高圧トランス二次側に発生する高電圧エネ
ルギを放電電極に与え、着火部にて着火火花を発
生させるものがある。
そうしたものには例えば特開昭60−101421号公
報に開示されているように、第3図に示すような
回路構成のものがあり、これには第4図に示すよ
うな高圧トランス10が用いられている。
この場合、二個所に着火火花を発生させる例が
挙げられているため、高圧トランス10は二つ用
いられているが、この装置ではまず、これら高圧
トランス10の一次巻線11を並列にして、これ
らと充放電用キヤパシタ14、トリガ素子15と
で閉回路を構成し、この閉回路を動作させるのに
電源(図示の場合は直流電源)17による発振回
路16が備えられている。
すなわち、発振回路16により規定される周波
数がトリガ素子15をオン、オフし、繰返してキ
ヤパシタ14の充放電を行なうことにより、各高
圧トランス10の二次巻線12に高電圧を発生さ
せ、放電間隙13に放電火花を飛ばすようになつ
ている。
こうした着火装置を製品として組上げる場合、
従来は高圧トランス10を上記した各回路部品か
ら成る駆動回路部分18と同一の基板上に載置し
ていた。
そのため、第4図に示されるように、高圧トラ
ンス10の二次巻線12の一端に備えられる高圧
引出しピン20に高圧コード21の一端を接続さ
せ、当該高圧コード21の他端を着火部にまで引
つ張つてき、その先端に適当なプラグ装置24を
接続ピン25等で取付け、このプラグ装置24に
備えられている放電電極22を放電間隙13に臨
ませていた。
〈考案が解決しようとする問題点〉 上記従来例の欠点は、高圧コード21を用いる
点にある。すなわち、高圧コード21は下記列記
するような様々な問題を生ずる。
放電時に発生するノイズのアンテナとして働
いてしまい、したがつて周辺の電気機器、例え
ば無線機、ラジオ、テレビジヨン等に雑音を生
じ、場合によつてはコンピユータ関係の機器に
ソフトエラーを生じさせる。
特に放電間隙までの距離が長くなると、当該
高圧コードによるエネルギ損失が無視し得なく
なる。したがつて、あらかじめこれを見込んで
置くなら、駆動回路部分18の容量(例えば発
振トランス、充放電キヤパシタ、スイツチング
トランジスタ等の容量)を大きくせねばなら
ず、大型化、高価格化を招く。
高圧コード自体の取付けの手間がいる。その
一端では高圧トランスの高圧引出しピン20
に、他端ではプラグ装置24または放電電極2
2に、それぞれ機械的、電気的に固定する必要
があり、通常の低圧配線による場合に比し、実
際にも加工費を高める結果になつていた。
高圧コードでの配線はそもそも危険を伴つて
おり、接地へのリークは重大な危険を生ずる場
合がある。
高圧コードは通常の低圧配線用に比し、極め
て高価である。
本考案はこうした従来の着火装置の持つ欠点の
解消をその目的としてなされたものであり、端的
にはこの種放電型着火装置に必要とされていた高
圧コードを省こうとするものである。
〈問題点を解決するための手段〉 上記目的を達成するため、本考案は次のような
構成の放電型着火装置を提案する。
高圧トランスの二次側に高電圧を得、これによ
り放電間隙に着火火花を飛ばす放電型着火装置で
あつて; 上記高圧トランス二次側の高圧引出しピンを直
接に上記放電間隙に臨ませる放電電極としたこ
と; を特徴とする放電型着火装置。
〈作用および効果〉 本考案によると、高圧トランスの二次側の高圧
引出しピンがそのまま放電電極となるのであるか
ら、従来必要とされていた高圧コードは全く用い
ないで済む。
したがつて、上記従来例の欠点〜は全て解
消することができ、その裏返しがそのまま本考案
の効果となる。
また本考案の場合、当然ではあるが、高圧トラ
ンスは放電間隙ないし着火部の直ぐ近くに置かれ
る。
したがつて、これを駆動する適当な駆動回路部
分を当該高圧トランスから離して設置する場合に
は、それら駆動回路部分と高圧トランスとの間を
結ぶ線路が必要となるが、この線路は高圧コード
ではなく、高圧トランス一次巻線に対する低圧用
のもので良いので、やはり上記従来の欠点〜
は発生しない。
端末処理の手間こそ残るが、これは高圧コード
による引回しとは異なり、通常の回路における低
圧配線に要求される程度の注意と出費をもつてす
れば良いので、特に欠点とは考えられない。むし
ろ高い安全性が得られることはかけがえがない。
エネルギの損失についても、従来のように高圧コ
ードを引回した場合に比し、低圧コードによつた
場合には遥かに少ない量で済む。
なお、高圧トランスを駆動する回路は本考案に
よつて特定されるものではない。従来例に示され
たようなものでも良いし、交流電源とか逆に充電
池等を使用するものでも良い。
〈実施例〉 第1図には本考案により作成された望ましい一
実施例としての放電型着火装置、特にその高圧ト
ランス30が示されている。符号同一の部分は従
来例として示された第3図および第4図の場合と
機能的ないし部所的に対応する要素、あるいは特
に改変する要のない要素を示し、符号を変えた部
分は本考案改良に係る要素を示している。
適当なケーシングに入れられたこの高圧トラン
ス30は、通常の通り、二次側に一対の引出し端
を持つが、その一つは高圧引出しピン26であ
り、他は一般に接地用端子である。
しかるに、本考案による場合、高圧引出しピン
26は、その先端がそのまま放電電極27を構成
しており、放電間隙13に直接に臨まされてい
る。
こうした場合、従来における高圧コードは全く
不要となるが、代わりに、着火部ないし放電間隙
13の直近に配した当該高圧トランス30に対
し、これを駆動する駆動回路部分18を離して設
置する場合には、第2図に示されるように、高圧
トランス30の一次巻線と当該駆動回路部分18
の配電用端子31との間を連絡する一次側用の低
圧コード28が必要となる。
しかし、こうした低圧コード28による引回し
配線は、従来のように高圧コード21による場合
に比すとほとんど何の問題も生じない。
雑音発生要因ともならないし、エネルギの損失
量も少なく、廉価であり、何よりも安全である。
もちろん、本考案による高圧トランス30とこ
れを駆動する駆動する駆動回路部分18とを同一
のハウジング内に収め、同一の基板上に載置した
とき等は、低圧コード28すら不要となる。この
場合には高圧トランス30の二次接地端子や一次
側端子対は基板に載せるに適当な端子形態にして
良い。
しかしこれは、一般には高圧トランス30を一
つだけ用いるときに限られ、複数の放電間隙1
3,…に対して複数の高圧トランス30,…を用
いるときには、少なくともそのいくつかは低圧コ
ード28により配電する必要がある。
第2図の場合はこうした複数の高圧トランス3
0を用いた実施例を示しているが、このような場
合、駆動回路部分18を搭載した基板29の方
に、各高圧トランス30の一次巻線への配電端子
31を、今現に必要な数よりも多目に備えて置け
ば、将来、さらに多数個所への放電を必要とする
着火装置が要求されたときにも、空いている端子
31を使うことで直ちに対応できる。
これは換言すれば、こうした着火装置の駆動回
路部分18を標準化できることを意味する。最大
数の高圧トランスを要する着火装置に合せて駆動
回路部を一種類だけ作つておけば、それより少な
い数の高圧トランスを用いる着火装置には全てこ
の駆動回路を適用できるからである。もちろん、
本考案による高圧トランス30それ自体は標準品
とするに最適である。
なお、図示の場合、高圧トランス30は片点接
地型の一極品と考えたが、同時着火型の二極品で
あつても本考案はそのまま適用することができ、
また高圧トランス30への配線は第2図示の共通
接地型に代え、正負二本式に変えても良い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による放電型着火装置用高圧ト
ランスの一実施例の概略構成図、第2図は上記高
圧トランスを組込んだ着火装置とした場合の装置
構成図、第3図は従来の放電型着火装置の代表的
一例の回路構成図、第4図は当該従来に用いられ
ている高圧トランスの概略構成図、である。 図中、10は従来の高圧トランス、14は放電
間隙、21は高圧コード、26は高圧引出しピ
ン、27は高圧引出しピン先端の放電電極、28
は低圧コード、30は本考案による高圧トラン
ス、である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 高圧トランスの二次側に高電圧を得、これによ
    り放電間隙に着火火花を飛ばす放電型着火装置で
    あつて; 上記高圧トランス二次側の高圧引出しピンを直
    接に上記放電間隙に臨ませる放電電極としたこ
    と; を特徴とする放電型着火装置。
JP1821186U 1986-02-13 1986-02-13 Expired JPH018859Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1821186U JPH018859Y2 (ja) 1986-02-13 1986-02-13

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1821186U JPH018859Y2 (ja) 1986-02-13 1986-02-13

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62131258U JPS62131258U (ja) 1987-08-19
JPH018859Y2 true JPH018859Y2 (ja) 1989-03-09

Family

ID=30811675

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1821186U Expired JPH018859Y2 (ja) 1986-02-13 1986-02-13

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH018859Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011122794A (ja) * 2009-12-14 2011-06-23 Hanshin Electric Co Ltd ガスコンロ

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011080631A (ja) * 2009-10-05 2011-04-21 Hanshin Electric Co Ltd ガスコンロ用点火機構

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011122794A (ja) * 2009-12-14 2011-06-23 Hanshin Electric Co Ltd ガスコンロ

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62131258U (ja) 1987-08-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1112752A (en) Oil burner ignition and control package
JP3315854B2 (ja) 放電灯点灯装置
KR890000572B1 (ko) 고에너지 점화장치
CA2056567C (en) High energy ignition generator in particular for a gas turbine
KR20050022280A (ko) 전기 아크 방전 보호 장치
JPH018859Y2 (ja)
JPH0594888A (ja) 回路装置
JPH0241488Y2 (ja)
JP3445830B2 (ja) 二口用高電圧発生装置
US4000729A (en) Ignition system bypass unit
US4351309A (en) Safety gap for an ignition system in an internal combustion engine
JP2896882B2 (ja) 除電器の接地方法
JP2000299615A (ja) 低周波電源ノイズ防護装置
JP2586122Y2 (ja) コンセント装置
JPH0327356Y2 (ja)
JPH054695Y2 (ja)
JP2813169B2 (ja) 電気機器の電源供給装置
JPS6345837Y2 (ja)
JP3330679B2 (ja) 点火コイル
WO1998010507A1 (fr) Dispositif d'alimentation en energie
GB2103284A (en) Noise suppression in spark ignition systems for internal combustion engines
JP3093475B2 (ja) 高圧放電ランプ装置
KR800002089Y1 (ko) 잡음 제거형 전원콘센트
JPS5919210Y2 (ja) 点火用高電圧発生装置
JP2002015855A (ja) 電子レンジ