JP2002015855A - 電子レンジ - Google Patents

電子レンジ

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JP2002015855A
JP2002015855A JP2000198232A JP2000198232A JP2002015855A JP 2002015855 A JP2002015855 A JP 2002015855A JP 2000198232 A JP2000198232 A JP 2000198232A JP 2000198232 A JP2000198232 A JP 2000198232A JP 2002015855 A JP2002015855 A JP 2002015855A
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JP
Japan
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voltage
voltage diode
diode
high voltage
terminal
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000198232A
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English (en)
Inventor
Toshiyoshi Miyamoto
歳喜 宮本
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
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  • Control Of High-Frequency Heating Circuits (AREA)
  • Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)
  • Electric Ovens (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高圧ダイオードと連結部品の短絡を防止し、
組立効率のよい電子レンジを提供する。 【解決手段】 高圧ダイオード1を絶縁樹脂で覆って絶
縁体103を形成する。絶縁体103の成形と同時に、
高圧ダイオード101は高圧コンデンサ102の端子突
設面106に一体的に取り付けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高圧ダイオード及
び高圧コンデンサを有する電子レンジに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子レンジでは、図3に示すよ
うに高周波を発生するマグネトロン1に高電圧を送るマ
グネトロン駆動部2が設けられ、このマグネトロン駆動
部2は、高圧トランス3と高圧回路4とから成る。高圧
回路4は、高圧トランス3の二次側に発生した高電圧を
倍電圧整流してマグネトロン1に供給するもので、高圧
ダイオード5と高圧コンデンサ6とを備えている。
【0003】なお、図3中、8はコントロールユニッ
ト、9はLSI等への電圧変圧用コントローラトラン
ス、10、11はスタートスイッチに連動した第一、第
二リレー、12、13は第一、第二リレー10、11に
より開閉される第一、第二スイッチ、14はオーブンラ
ンプ、15はターンテーブルモータ、16はファンモー
タ、17はドア開閉検知スイッチ、18はドアを開くと
きに電源を切るドアスイッチ、19は回路を短絡させて
ヒューズを切断させる安全スイッチとしてのモニタース
イッチ、20はマグネトロン用の温度ヒューズ、21は
モニターヒューズ、22はコントロールユニット用の温
度ヒューズである。
【0004】そして、商用電源7を整流平滑して得られ
た直流電源が高圧トランス3に供給され、半サイクル中
に高圧トランス3の二次側に発生する高電圧で高圧コン
デンサ6を充電する。次の半サイクルでは、高圧コンデ
ンサ6に充電された電荷と高圧トランス3に発生した電
圧が重畳されてマグネトロン1に印加され、マグネトロ
ン1が発振する。
【0005】図4及び図5に、高圧ダイオード5と高圧
コンデンサ6の取付状態を示す。高圧コンデンサ6は、
導電性バンド24によってキャビネット27に固定され
ている。高圧ダイオード5のアノード端子は、めす端子
5bを介して高圧コンデンサ6の第一端子6aに接続さ
れ、カソード端子には丸形板端子5aが取り付けられ
て、締付けねじ23でバンド24にビス止めされてい
る。また、高圧コンデンサ6の第一端子6aは、マグネ
トロン1に高圧線25aによって接続され、第二端子6
bは高圧トランス3に高圧線25bによって接続され
る。
【0006】このように、高圧ダイオード5と高圧コン
デンサ6とは個々に独立した部品であり、これらを別々
に取り付けると取付時間が長くなるため、労働賃金の安
い地域でこれらの部品を図5の状態に組み立てて組品化
して、これを電子レンジの組立工場に運んでいた。
【0007】ところで、高圧ダイオード5の端子及び高
圧コンデンサ6の端子には、約2000V〜約4000
Vの電圧が加わるため、これらの周辺にその他の部品を
配置することができず、多くの無効空間が生じることに
なる。また、高圧ダイオード5とリード線28等の連結
部品とが短絡した場合、スパークが発生して飛散し、火
事を起こす恐れがあった。これに対して、高圧部品周辺
に絶縁材を追加したり、特開平11−176567公報
に開示されているように、図6に示す難燃性素材からな
る高圧ダイオード用安全カバー26を用いて、高圧ダイ
オード5を包み込むといった対策が取られている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】単に高圧ダイオードと
高圧コンデンサとを組品化すると、高圧ダイオードと連
結部品との短絡によって発生するスパークの飛散を防止
できない恐れがある。また、上記の絶縁材や高圧ダイオ
ード用安全カバーを用いると、その分高圧ダイオードと
高圧コンデンサの占有領域が広くなる。
【0009】本発明は、高圧ダイオードと連結部品との
短絡によるスパークの飛散を防止し、高圧ダイオードと
高圧コンデンサの占有領域を小さくすると共に、これら
の部品の電子レンジへの組立効率がよい電子レンジを提
供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る電子レンジでは、高圧ダイオードと高
圧コンデンサとを一体化することで、二つの部品を電子
レンジに取り付ける作業時間の低減を図るものとする。
この場合、高圧ダイオードの連結配線を高圧コンデンサ
の端子に直接接続すると、従来の組品と異なり、高圧ダ
イオード側に高圧コンデンサに接続するための端子を設
けなくてもよい。また、高圧ダイオードと高圧コンデン
サとを密着させるため、無駄なスペースがなくなり、そ
の配置スペースを小さくできる。
【0011】このとき、高圧ダイオードを電気絶縁性を
有する絶縁体で覆うと、高圧ダイオードに連結部品が接
近しないようにして、高圧ダイオードと連結部品との短
絡を防止できる。万一、短絡してスパークが発生したと
きでも、絶縁体の内部でスパークが発生するため、その
スパークが周囲に飛び散って火事を起こす恐れがない。
そのため、絶縁材等の追加部品が不要となって、そのコ
ストを削減できる。
【0012】高圧ダイオードを覆った絶縁体を、接着剤
によって高圧コンデンサに固定することで、高圧ダイオ
ードと高圧コンデンサとを一体化することができる。こ
の絶縁体は、高圧ダイオードを高圧コンデンサに固定す
るための接着剤兼用の絶縁樹脂を用いた成形体としても
よい。絶縁体として、絶縁樹脂を用いると、高圧ダイオ
ードを覆う絶縁体を成形すると同時に高圧コンデンサに
接着することができる。したがって、高圧ダイオードを
絶縁体で覆う工程と、高圧ダイオードと高圧コンデンサ
とを一体化する工程とを同時に行えるため、作業時間の
短縮とコストの削減ができる。
【0013】高圧コンデンサに接続するための高圧ダイ
オードの連結配線を絶縁樹脂で覆うと、連結配線からス
パークが発生しても周囲に飛び散ることがない。しか
も、高圧ダイオードを絶縁樹脂で覆うとき同時に行える
ので、工程の増加にはならない。
【0014】また、高圧ダイオードを高圧コンデンサの
端子突設面に配すると、連結配線の長さを短くして絶縁
樹脂の量を少なくできる。このとき、高圧コンデンサの
端子の隣の空きスペースを利用することによって、高圧
ダイオードと高圧コンデンサとを一体化したときの大き
さをコンパクトにまとめることができ、無効空間を小さ
くできる。また、高圧ダイオードのアース端子を挿入式
にすると、締付けねじを用いてビス止めする必要がな
く、取付作業の作業時間を短縮してコストを削減でき
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を用いて説明する。図1は一体化された高圧ダ
イオード101と高圧コンデンサ102を示し、(a)
は正面図、(b)はその側面図である。図2は一体化さ
れた高圧ダイオード101と高圧コンデンサ102の斜
視図である。高圧ダイオード101は、その周囲を例え
ば高電圧耐圧の絶縁に適したエポキシ樹脂等の絶縁樹脂
を用いて絶縁体103で覆われ、高圧コンデンサ102
の第一、第二端子102a、102bが突設された端子
突設面106の空きスペースに配されている。なお、こ
れらの回路構成は、図3に示したものと同じである。
【0016】この絶縁体103で覆われた高圧ダイオー
ド101は、接着剤によって高圧コンデンサ102に接
着され、両者が一体化されている。高圧ダイオード10
1のアノード端子に接続された連結配線101aは、高
圧コンデンサ102の第一端子102aに接続されてい
るが、第一端子102aを取り囲む保護筒104aの切
込を通って第一端子102aのタブに半田付け等によっ
て接続され、絶縁体103で覆われている。高圧ダイオ
ード101のカソード端子に接続されたアース配線10
1bの先端には、平形めす端子101cが取り付けられ
ている。このめす端子101cは、キャビネットあるい
はこれに電気的に接続された部品に取り付けられたおす
端子105に挿入されることによって、高圧ダイオード
101はアースされる。なお、高圧コンデンサ102の
第一、第二端子102a、102bには、接続用のタブ
を二つずつ設けており、各端子に複数の配線を行うとき
の配線作業を容易に行うことができる。
【0017】絶縁樹脂で固められた高圧ダイオード10
1を高圧コンデンサ102に取り付けるときの手順を説
明する。まず、高圧ダイオード101を型で囲み、流動
状態の絶縁樹脂を流し込む。絶縁樹脂が固まった後、型
を取り外すと、絶縁体103が形成される。高圧ダイオ
ード101の連結配線101aを高圧コンデンサ102
の第一端子102aに接続し、絶縁体103を高圧コン
デンサ102の端子突設面106に位置するように接着
剤で固定する。
【0018】なお、絶縁体103の厚みを保護筒104
a、104bの高さと同じにすると、余分な凹凸がなく
なって、端子突設面106の空きスペースを有効に利用
できる。つまり、高圧コンデンサ102の外形寸法を大
きくすることなく絶縁効果を最大にするように、高圧ダ
イオード101を一体化できる。
【0019】上記構成においては、高圧ダイオード10
1を絶縁体103で覆っているので、高圧ダイオード1
01と連結部品の短絡を防止でき、万一短絡したときで
もスパークが周囲に飛び散って火事を引き起こすことが
ない。この際、高圧コンデンサ102の端子突設面10
6の空きスペースを利用して、絶縁樹脂で密封した高圧
ダイオード101を配して一体化しているので、高圧ダ
イオード101と高圧コンデンサ102とをコンパクト
にまとめて、その占有領域を小さくできるため、無効空
間を小さくできる。
【0020】また、高圧ダイオード101と高圧コンデ
ンサ102とを一体化することによって、電子レンジに
組み込むときの作業時間が低減する。さらに、アース端
子101cを挿入型とすることで、ビス止めの作業を不
要にでき、取付作業を簡単にできる。
【0021】なお、本発明は、上記の実施の形態に限定
されるものではなく、本発明の範囲内で、多くの修正変
更を加え得ることはもちろんである。例えば、高圧コン
デンサ102の端子突設面106に、高圧ダイオード1
01を配する空きスペースがない場合、高圧ダイオード
101を高圧コンデンサ102の端子突設面106以外
の外周面に配し、両者を一体化してもよい。
【0022】そして、絶縁体103としては、絶縁樹脂
による成形体以外にも、セラミックス等の絶縁材料から
なるケースを用い、ケースに高圧ダイオード101を収
納して、ケースを高圧コンデンサ102の外周面に取り
付けてもよい。
【0023】また、高圧ダイオード101を覆う絶縁樹
脂の接着力を利用して、高圧コンデンサ102に取り付
けてもよい。この場合の、高圧ダイオード101を高圧
コンデンサ102に取り付けるときの手順を説明する。
まず、連結配線101aを高圧コンデンサ102の第一
端子102aに接続できるように、連結配線101aを
通すための貫通孔を保護筒104aに形成しておく。高
圧ダイオード101の連結配線101aを高圧コンデン
サ102の第一端子102aに接続し、高圧ダイオード
101を高圧コンデンサ102の端子突設面106に接
触しないように支持する。次に、高圧ダイオード101
を型で囲み、流動状態の絶縁樹脂を流し込む。絶縁樹脂
が固まった後、型を取り外すと、絶縁体103が形成さ
れる。
【0024】また、高圧ダイオード101のアース配線
101bの先端に、平形おす端子、ぎぼし形おす端子又
はぎぼし形めす端子を取り付けて、高圧ダイオード10
1をアースしてもよい。このとき、この端子に合う端子
をキャビネットあるいはこれに電気的に接続された部品
に取り付けておく。
【0025】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
では、高圧ダイオードと高圧コンデンサとを一体化する
ため、両部品が一つになって電子レンジへの組込みが一
度で済み、組立効率がよくなる。その結果、電子レンジ
の製造時間を短縮でき、製造コストを低減できる。そし
て、高圧ダイオードと高圧コンデンサとの一体化に際し
て、絶縁樹脂で絶縁体を成形することで、絶縁と接着と
を同時に行えるため、作業を簡略化できる。
【0026】また、高圧コンデンサの端子突設面におけ
る端子の隣の空間を利用するため、高圧ダイオードと高
圧コンデンサとの占有領域を小さくでき、電子レンジの
小型化に寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一体化された高圧ダイオードと高圧コ
ンデンサを示し、(a)は正面図、(b)はその側面図
【図2】一体化された高圧ダイオードと高圧コンデンサ
の斜視図
【図3】電子レンジの回路図
【図4】従来の電子レンジの内部機構を示す斜視図
【図5】高圧ダイオードと高圧コンデンサの組品を示す
【図6】従来の高圧ダイオード用安全カバーの斜視図
【符号の説明】
101 高圧ダイオード 102 高圧コンデンサ 103 絶縁体 101c アース端子

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高圧トランスの二次側に発生する高電圧
    を昇圧してマグネトロンに供給するために高圧ダイオー
    ドと高圧コンデンサとが設けられ、該高圧ダイオードが
    高圧コンデンサに一体的に取り付けられたことを特徴と
    する電子レンジ。
  2. 【請求項2】 高圧ダイオードが、電気絶縁性を有する
    絶縁体で覆われたことを特徴とする請求項1記載の電子
    レンジ。
  3. 【請求項3】 高圧コンデンサと高圧ダイオードとを接
    続する連結配線が絶縁体で覆われたことを特徴とする請
    求項2記載の電子レンジ。
  4. 【請求項4】 高圧ダイオードを覆った絶縁体が、接着
    剤によって高圧コンデンサに固定されたことを特徴とす
    る請求項2又は3記載の電子レンジ。
  5. 【請求項5】 高圧ダイオードは、高圧コンデンサの端
    子突設面に配されたことを特徴とする請求項1記載の電
    子レンジ。
  6. 【請求項6】 高圧ダイオードのカソード端子に挿入形
    端子が用いられたことを特徴とする請求項1記載の電子
    レンジ。
JP2000198232A 2000-06-30 2000-06-30 電子レンジ Pending JP2002015855A (ja)

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