JPH0831374B2 - 小形トランス - Google Patents

小形トランス

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JPH0831374B2
JPH0831374B2 JP62099681A JP9968187A JPH0831374B2 JP H0831374 B2 JPH0831374 B2 JP H0831374B2 JP 62099681 A JP62099681 A JP 62099681A JP 9968187 A JP9968187 A JP 9968187A JP H0831374 B2 JPH0831374 B2 JP H0831374B2
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、電気機器、通信機器その他写真撮影用の
閃光放電発光器などに利用するところの小形トランスに
関する。
「従来の技術」 小形トランスには様々な構成のものがあるが、その一
例を第10図に示す。
この図において、11は小形トランスである。
12、13はフエライト材からなる同形状のE形コアで、
これらは各脚端を接合固定させて閉磁路14、15を形成す
るようになっている。
16は低圧側コイル、17は高圧側コイルで、これらは上
記コア12、13の中央脚に装備されている。
なお、上記コア12、13の中央脚間に多少のギャップを
設けたものもあり、また、コイル16、17はボビンの筒状
部に巻線され、ボビン筒状部内にコア12、13の中央脚を
挿入させた構成のものが多い。
第11図は上記した小形トランスを写真撮影用の閃光放
電発光器に組み込んだ回路図である。
この回路では、小形トランス11が、発振トランジスタ
18、19、時定回路を形成する抵抗20及びコンデンサ21、
ダイオード22などと共にDC−DCコンバータを形成してお
り、低圧側に接続された電池電源24の直流電圧を昇圧
し、その出力電圧によってメーンコンデンサ23を充電す
る構成となっている。
その他、この図において、25はメーンコンデンサ23が
所定の電圧まで充電されることによって点灯するネオン
ランプ、26はトリガー回路、27はキセノン放電管、28、
29は動作安定用のコンデンサ、30は発振トランジスタ1
8、19を保護するダイオード、31は電源スイッチであ
る。
「発明が解決しようとする問題点」 上記したような小形トランス11は外形を小形化し、可
能なるかぎりパワーアップさせることが重大な問題であ
る。
例えば、第11図に示したように閃光放電発光器に利用
する場合には、組み込みスペースが少なく、その上、メ
ーンコンデンサ23の充電時間を可能なるかぎり短縮させ
るものであることが必要になる。
一方、このように利用される小形トランス11は可成り
高温の熱が発生するため、トランス自体の絶縁破壊のみ
ならず、周囲の回路部品に対する加熱の問題がある。
この発熱の問題は、閃光放電発光器がカメラに内蔵さ
れる場合に、上記小形トランス11が各回路部品と共にカ
メラ内の狭い空間に組み込まれる関係で、特にその弊害
が大きくなる。
「問題点を解決するための手段」 本発明は上記した問題点にかんがみ、極めて発熱の少
ない高効率の小形トランスを開発することを目的とす
る。
しかして、本発明では、四辺形のヨーク部と、このヨ
ーク部の各々の角部に形成した4つの外脚と、上記ヨー
ク部の中央で交わるように形成した十文字状の中脚とを
一体形成してなる2つの同形のフエライトコアを設け、
これらフエライトコアの各外脚にコイルを装備させるよ
うにしてこれらフエライトコアの各脚端面を対接させる
ように備えて構成したことを特徴とする小形トランスを
提案する。
「実施例」 次に、本発明の実施例について図面に沿って説明す
る。
第1図は本発明の実施例を説明するための参考例とし
て示した小形トランスの簡略図で、この小形トランス32
は従来例と同じE形コア12、13の左右脚にコイルを装備
させて構成される。
すなわち、脚端面を接合固定したコア12、13の左側に
は2分割した一方の低圧側コイル33aと2分割した一方
の高圧側コイル34aを設け、右脚には分割した他方の低
圧側コイル33bと高圧側コイル34bとが設けてあり、さら
に、低圧側コイル33a、33bはこれらを並列に接続すると
共に、高圧側コイル34a、34bはこれらを直列に接続して
ある。
また、左脚の低圧側コイル33a及び高圧側コイル34aに
比べて右脚の低圧側コイル33b及び高圧側コイル34bは逆
巻線とし、コア12、13には図示するような磁束35が発生
するようになしてある。
第2図は上記小形トランス32を利用した閃光放電発光
器の回路例で、他の回路部品は第11図の従来例のものと
同じである。
第3図は第2図に示す閃光放電発光器回路によって上
記小形トランス32を実験して求められた効率特性曲線で
ある。
なお、第3図では小形トランス32の効率を36Aとし、
従来の小形トランス11の効率36Bと共に表わしてある。
この実験結果より分かるように、小形トランス32を使
用したDC−DCコンバータの場合には、チャージアップタ
イム0.6〜2.0秒の範囲で80%を越える効率が保たれる。
これに対し、従来の小形トランス11を使用したDC−DC
コンバータはチヤージアツプタイム0.2秒の近くで約80
%の効率となるが、その後はチヤージアップタイムが長
くなるに連れて徐々に低下する。
なお、この実験に使用した小形トランス32は、低圧側
コイル33a、33bの各々が0.25φ(直径0.25mm)の導線を
14回と3/4巻線し、高圧側コイル34a、34bの各々が0.04
φ(直径0.04mm)の導線を420回巻線してある。
また、従来の小形トランス11は、低圧側コイル16が0.
4φ(直径0.4mm)の導線を14回と3/4巻線し、高圧側コ
イルガ0.04φ(直径0.04mm)の導線を840回巻線してあ
る。
その他の実験条件は、小形トランス32の場合も小形ト
ランス11の場合も同じであって、電池電源は5.7ボルト
を、メーンコンデンサ23は257μFのものを各々使用し
てある。
第4図は上記実験によって求められたDC−DCコンバー
タの周波数特性であり、小形トランス11を使用したとき
の周波数特性曲線37Bに比べて小形トランス32を使用す
ることによって特性曲線37Aのように周波数が高くなる
ことが判明した。
また、メーンコンデンサ23が所定値まで充電される毎
にキセノン放電管27を発行させてリサイクルタイムを測
定したところ、第5図に示すような測定結果が求められ
た。
発光回数10回、20回、30回・・・・・・というように
して測定したが、小形トランス11を使用したタイム曲線
38Bに比べて、小形トランス32を用いた場合にはタイム
曲線38Aのように短縮されることが分かった。
以上の実験結果より理解できるように、第1図に示す
小形トランス32は従来の小形トランス11に比較して可成
り高効率に稼働し、メーンコンデンサ23の充電時間を充
分に短縮させることができる。
なお、従来の小形トランス11を使用したときの充電時
間と同程度の効果を期待するならば、なお一層トランス
形態を小形化することが可能である。
次に、トランス温度の測定結果について第6図に示
す。
このグラフは横軸に発光回数を、縦軸にトランスの温
度を各々目盛って画いた温度特性曲線で、曲線39Aは小
形トランス32の高圧側コイル34a、34bを抵抗法で測定し
温度換算した温度、曲線40Aは同トランス32のコイル外
表面温度、41Aはコア12、13の表面温度を各々示してい
る。
これに対し、曲線39Bは従来の小形トランス11の高圧
側コイル17を抵抗法で測定した温度、曲線40Bは同トラ
ンス11のコイル外表面温度、曲線41Bはコア12、13の表
面温度を各々示している。
この測定結果より分かるように、従来の小形トランス
11の温度はコイル外表面及びコア表面が共に上記小形ト
ランス32に比べて高くなり、特に、上記小形トランス32
では約40℃以下に抑えることができるが、従来の小形ト
ランス11の温度は発光回数が増すに連れて徐々に上昇す
る。
第7図〜第9図は本発明の一実施例を示し、4つの外
脚と一つの中脚を有するフエライトコア47、48を用いて
低圧側及び高圧側のコイル33、34を4分割して設けた小
形トランス49となっている。
すなわち、この小形トランス49のフエライトコア47、
48は、図示するように同形状のものであって、四辺形の
ヨーク部47e、48eと、ヨーク部47e、48eの各々の角部に
一体形成した4つの外脚47a、〜47d、48a〜48dと、ヨー
ク部47e、48eの中央で交わるように一体形成した十文字
状の中脚47f、48fとから構成してある。
そして、これらフエライトコア47、48は、外側47a、4
8aに低圧側コイル33aと高圧側コイル34aを装備し、同様
に外脚47b、48bには低圧側コイル33bと高圧側コイル34b
を、外脚47c、48cは低圧側コイル33cと高圧側コイル34c
を、外脚47d、48dには低圧側コイル33dと高圧側コイル3
4dを各々装備するように備える。
「発明の効果」 上記した通り、本発明の小形トランスは、低圧側コイ
ルと高圧側コイルとを4つに分割し、分割した各コイル
をフエライトコアの4つの外脚に設ける構成とすること
ができるので、温度上昇の少ない高効率のトランスとな
る。
このことから、トランス形態の一層の小形化が可能に
なると共に、特に、他の回路部品に対する温度の影響が
少なく実用的に極めて有利である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を説明するための参考例として
示した小形トランスの簡略図、第2図は上記小形トラン
スを利用した閃光放電発光器の回路図、第3図は上記小
形トランスに用いたDC−DCコンバータの効率を示す特性
図、第4図は上記小形トランスを用いたDC−DCコンバー
タの周波数特性図、第5図は上記閃光放電発光器のリサ
イクルタイムの測定結果を示す図、第6図は上記小形ト
ランスの温度上昇を示す図、第7図は本発明の一実施例
を示す4脚フエライトコア斜視図、第8図は上記フエラ
イトコアを使用して低圧側コイルと高圧側コイルとを4
分割して構成した小形トランスの簡略断面図、第9図は
上記実施例の小形トランスを備える電気回路図、第10図
は従来の小形トランスを示す簡略図、第11図は従来の小
形トランスを利用した閃光放電発光器の回路図である。 47、48……フエライトコア 47a〜47d、48a〜48d……外脚 47e、48e……ヨーク部 47f、48f……中脚 49……小形トランス 33a〜33d……低圧側コイル 34a〜34d……高圧側コイル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】四辺形のヨーク部と、このヨーク部の各々
    の角部に形成した4つの外脚と、上記ヨーク部の中央で
    交わるように形成した十文字状の中脚とを一体形成して
    なる2つの同形のフエライトコアを設け、これらフエラ
    イトコアの各外脚にコイルを装備させるようにしてこれ
    らフエライトコアの各脚端面を対接させるように備えて
    構成したことを特徴とする小形トランス。
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