JP5034758B2 - パルス電源用巻線機器及びパルス電源 - Google Patents

パルス電源用巻線機器及びパルス電源 Download PDF

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Description

この発明は、パルス電源用の可飽和リアクトルやパルストランス等の巻線機器及びパルス電源に関するものである。
図8は従来のパルス電源回路の構成を示し、充電器1によりコンデンサC0を初期充電しておき、半導体スイッチ2のオンのとき、可飽和リアクトルT1の両端にかかるコンデンサC0の充電電圧の時間積分値が可飽和リアクトルT1の特性で決まる限界値に達すると、可飽和リアクトルT1の飽和動作によりコンデンサC0、可飽和リアクトルT1、パルストランスT2の一次側、半導体スイッチ2のループに電流が流れる。同時に、パルストランスT2の二次側、コンデンサC1のループに電流が流れ、コンデンサC0に蓄えられた電荷が移行してコンデンサC1に充電され、このとき電流のパルス幅が圧縮される。この後、コンデンサC1における電圧の時間積分値が可飽和リアクトルT3の特性で決まる限界値に達すると、可飽和リアクトルT3が飽和してコンデンサC1、可飽和リアクトルT3、パルストランスTRの一次側のループに電流が流れ、パルストランスTRの二次側を介してレーザ発振器等の負荷3に磁気圧縮されたパルスが印加される。
上記回路で使用している可飽和リアクトルT1,T3及びパルストランスT2,TRは、コアに巻線が巻回され、絶縁性の冷媒中または気中で使用されるパルス電源用巻線機器である。コアとしては、ファインメットやCo基アモルファス等の薄帯状の材料を所定形状に巻回して形成したコアを使用している。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、次のものがある。
特開2002−57040号公報 特開2002−57041号公報 特開2005−347586号公報
図9(a),(b)は前記した可飽和リアクトルやパルストランス等のパルス電源用巻線機器で使用されるコア4の縦断正面図及び側面図を示し、コア4は薄帯状の材料(厚さ約18μm)を多重に巻回してトロイダル形状に形成され、断面は略矩形状に形成されており、図示のように角部4aが立った(角が立った)形状をしている。又、このコア4には図10(a),(b)に示すように巻線5が巻回されている。このため、巻線5に電圧が印加されると、この角部4aに電界が集中し、角部4aと巻線5の絶縁被覆との間にコロナ放電が発生し、絶縁被覆を損傷する恐れがあった。そこで、コア4と巻線5との間においてコア4の角部4aの外周側及び内周側に絶縁材からなるリング状の絶縁リング6を設けているが、電圧印加時に巻線5とコア4との間の僅かな空気の隙間(デルタギャップと呼ぶ。)、例えばイの部分に電界が集中し、部分放電(コロナ放電と呼ぶ。)が起きる場合がある。コロナ放電が起きると、絶縁物や巻線5の劣化や放射ノイズの増加等の悪影響を生じた。デルタキャップでコロナ放電が起きるのは、空気と絶縁物との誘電率や絶縁強度の差による。
この発明は前記のような課題を解決するために成されたものであり、コアの角部に発生する電界集中を緩和することができ、コアの角部と巻線の絶縁被覆との間のコロナ放電の発生及びコアと巻線の間のデルタギャップでのコロナ放電の発生を防止することができ、巻線の絶縁被覆の損傷を防止することができるパルス電源用巻線機器及びパルス電源を得ることを目的とする。
この発明の請求項1に係るパルス電源用巻線機器は、環状のコアに巻線が巻回され、巻線に電圧が印加されるパルス電源用巻線機器において、非磁性導電材からなる環状部材をコアの内外周に配設し、外周側の環状部材の外周側の上下端にコア角部への電界集中を緩和するためのR部を環状部材に一体に形成するとともに、内周側の環状部材の内周側の上下端にコア角部への電界集中を緩和するためのR部を環状部材に一体に形成し、かつ外周側の環状部材の内径はコアの外径より大きくするとともに、内周側の環状部材の外径はコアの内径より小さくし、外周側の環状部材とコアとの隙間及び内周側の環状部材とコアとの隙間にそれぞれ非磁性導電材からなるスペーサを挿入固定したものである。
請求項2に係るパルス電源用巻線機器は、環状のコアに巻線が巻回され、巻線に電圧が印加されるパルス電源用巻線機器において、非磁性導電材からなる環状部材をコアの内外周に配設し、外周側の環状部材の外周側の上下端にコア角部への電界集中を緩和するためのR部を環状部材に一体に形成するとともに、内周側の環状部材の内周側の上下端にコア角部への電界集中を緩和するためのR部を環状部材に一体に形成し、かつ外周側の環状部材の内径はコアの外径より小さくするとともに、内周側の環状部材の外径はコアの内径より大きくし、各環状部材をコアの内外周に嵌め合いにより嵌合したものである。
請求項3に係るパルス電源用巻線機器は、環状のコアに巻線が巻回され、巻線に電圧が印加されるパルス電源用巻線機器において、非磁性導電材からなる環状部材をコアの内外周に配設し、外周側の環状部材の外周側の上下端にコア角部への電界集中を緩和するためのR部を環状部材に一体に形成するとともに、内周側の環状部材の内周側の上下端にコア角部への電界集中を緩和するためのR部を環状部材に一体に形成し、かつ外周側の環状部材の内径はコアの外径より大きくするとともに、内周側の環状部材の外径はコアの内径より小さくし、各環状部材とコアとを溶接したものである。
請求項4に係るパルス電源用巻線機器は、環状のコアに巻線が巻回され、巻線に電圧が印加されるパルス電源用巻線機器において、非磁性導電材からなる環状部材をコアの内外周に配設し、外周側の環状部材の外周側の上下端にコア角部への電界集中を緩和するためのR部を環状部材に一体に形成するとともに、内周側の環状部材の内周側の上下端にコア角部への電界集中を緩和するためのR部を環状部材に一体に形成し、かつ外周側の環状部材の内径はコアの外径より大きくするとともに、内周側の環状部材の外径はコアの内径より小さくし、外周側の環状部材とコアとの隙間及び内周側の環状部材とコアとの隙間にそれぞれ非磁性材又は絶縁材からなるスペーサを挿入固定し、かつ各環状部材とコアとの間をそれぞれ導電性接着剤を介して導通させたものである。
請求項5に係るパルス電源用巻線機器は、環状のコアに巻線が巻回され、巻線に電圧が印加されるパルス電源用巻線機器において、非磁性導電材からなり、2以上の分割構造の環状部材をコアの内外周の巻線配設位置に配設し、外周側の環状部材の外周側の上下端にコア角部への電界集中を緩和するためのR部を環状部材に一体に形成するとともに、内周側の環状部材の内周側の上下端にコア角部への電界集中を緩和するためのR部を環状部材に一体に形成し、各環状部材を絶縁材からなる締結部材の締結によりコアに取り付け、コアと導通させたものである。
請求項6に係るパルス電源は、パルス幅を磁気圧縮する磁気圧縮回路もしくは磁気圧縮回路及びパルストランス回路を含むパルス電源において、磁気圧縮回路に設けられた可飽和リアクトルもしくはパルストランス回路のパルストランスとして、請求項1〜請求項5の何れかに記載のパルス電源用巻線機器を用いたものである。
以上のようにこの発明の請求項1によれば、コアの内外周に非磁性導電材からなる環状部材を配設するとともに、コアと各環状部材との隙間に非磁性導電材からなるスペーサを挿入固定しており、コアと各環状部材とはスペーサを介して電気的に導通され、かつ外周側の環状部材の外周側の上下端及び内周側の環状部材の内周側の上下端にR部を環状部材に一体に形成しており、コアの角部の電界集中を緩和することができ、コアの角部と巻線の絶縁被覆との間のコロナ放電の発生を防止することができ、巻線の絶縁被覆の損傷を防止することができる。又、コアと各コロナガードリングとの間には隙間が設けられており、各コロナガードリングの加工精度を緩めることができ、安価に製造することができる。
請求項2によれば、コアの内外周に非磁性導電材からなる環状部材を配設するとともに、コアと各環状部材とを嵌め合いにより嵌合しており、コアと各環状部材とは嵌め合いによる圧接により電気的に導通され、かつ外周側の環状部材の外周側の上下端及び内周側の環状部材の内周側の上下端にR部を環状部材に一体に形成しており、コアの角部の電界集中を緩和することができ、コアの角部と巻線の絶縁被覆との間のコロナ放電の発生を防止することができ、巻線の絶縁被覆の損傷を防止することができる。又、コアと各環状部材との電気的導通に特別な部材が不要となる。
請求項3によれば、コアの内外周に非磁性導電材からなる環状部材を配設するとともに、コアと各環状部材とを溶接により接続、導通させ、かつ外周側の環状部材の外周側の上下端及び内周側の環状部材の内周側の上下端にR部を環状部材に一体に形成しており、コアの角部の電界集中を緩和することができ、コアの角部と巻線の絶縁被覆との間のコロナ放電の発生を防止することができ、巻線の絶縁被覆の損傷を防止することができる。又、コアと各環状部材との間には隙間が設けられており、各環状部材の加工精度を緩めることができ、安価に製造することができる。さらに、コアと各環状部材とを溶接したので、これらの間の固着力や導通性を向上することができる。
請求項4によれば、コアの内外周に非磁性導電材からなる環状部材を配設し、コアと各環状部材との隙間に非磁性材又は絶縁材からなるスペーサを挿入固定するとともに、コアと各環状部材との間を導電性接着剤により導通させ、かつ外周側の環状部材の外周側の上下端及び内周側の環状部材の内周側の上下端にR部を環状部材に一体に形成しており、コアの角部の電界集中を緩和することができ、コアの角部と巻線の絶縁被覆との間のコロナ放電の発生を防止することができ、巻線の絶縁被覆の損傷を防止することができる。又、コアと各環状部材との間には隙間が設けられており、各環状部材の加工精度を緩めることができ、安価に製造することができる。さらに、コアと各環状部材との間を導電性接着剤により導通させており、導通が容易となる。
請求項5によれば、非磁性導電材からなり、2以上の分割構造の環状部材をコアの内外周の巻線配設位置に配設するとともに、各環状部材を絶縁材からなる締結部材の締結によりコアに取り付けてコアと導通させ、かつ外周側の環状部材の上下端及び内周側の環状部材の内周側の上下端にR部を環状部材に一体に形成しており、コアの角部の電界集中を緩和することができ、コアの角部と巻線の絶縁被覆との間のコロナ放電の発生を防止することができ、巻線の絶縁被覆の損傷を防止することができる。又、各環状部材を分割構造としたので、コアとの組立が容易になるとともに、各環状部材の加工精度を緩めることができ、安価に製造することができる。
請求項6によれば、パルス電源の可飽和リアクトルもしくはパルストランスとして、請求項1〜5の何れかに記載のパルス電源用巻線機器を用いており、各請求項に応じた効果を得ることができる。
実施最良形態1
以下、この発明を実施するための最良の形態を図面とともに説明する。図1(a)〜(d)はこの発明の実施最良形態1による可飽和リアクトルやパルストランス等のパルス電源用巻線機器におけるコアの外周側の環状部材の縦断正面図、コアの内周側の環状部材の縦断正面図、円環状のコアの内外周に各環状部材を配設した状態の縦断正面図及び縦断側面図である。コア4は、パルス電源用可飽和リアクトルやパルストランスのコアであり、円環状に形成され、断面は略矩形状に形成されている。コア4としては、ファインメットやCo基アモルファス等の薄帯状の材料を所定形状に巻回して形成したコアを使用している。コア4には図示しない巻線が巻回され、巻線には電圧が印加される。7はコア4の外周側に同芯状に配設された外周側の環状部材、8はコア4の内周側に同芯状に配設された内周側の環状部材であり、環状部材7,8はSUS、アルミ、銅等の非磁性導電材により円環状に形成され、外周側の環状部材7の外周側の上下端にはコア4の角部4aへの電界集中を緩和するための大きなR部7aを環状部材7と一体に形成するとともに、内周側の環状部材8の内周側の上下端にもコア4の角部4aへの電界集中を緩和するための大きなR部8aを環状部材8と一体に形成する。Rの値は、巻線形状や巻線の絶縁被覆に応じて絶縁破壊に至らないように定められる。
又、外周側の環状部材7の内径はコア4の外径より大きくするとともに、内周側の環状部材8の外径はコア4の内径より小さくし、環状部材7,8とコア4との間に隙間9,10を設ける。隙間9,10にはそれぞれSUS、アルミ、銅等の非磁性導電材からなるスペーサ11,12を挿入固定する。巻線は、実際には、外周側の環状部材7の外周側と内周側の環状部材8の内周側との間に巻回される。
実施最良形態1においては、コア4の内外周に非磁性導電材からなる環状部材7,8を配設するとともに、コア4と各環状部材7,8との間の隙間9,10に非磁性導電材からなるスペーサ11,12を挿入固定しており、コア4と各環状部材7,8とはスペーサ11,12を介して電気的に導通され、かつ外周側の環状部材7の外周側の上下端及び内周側の環状部材8の内周側の上下端にR部7a,8aを環状部材7,8と一体に設けており、コア4の角部4aの電界集中を緩和することができ、コア4の角部4aと巻線の絶縁被覆との間のコロナ放電の発生を防止することができ、巻線の絶縁被覆の損傷を防止することができる。又、コア4と各環状部材7,8との間には隙間9,10が設けられており、各環状部材7,8の加工精度を緩めることができ、安価に製造することができる。
実施最良形態2
図2(a)〜(d)はこの発明の実施最良形態2によるパルス電源用巻線機器におけるコアの外周側の環状部材の縦断正面図、コアの内周側の環状部材の縦断正面図、円環状のコアの内外周に各環状部材を配設した状態の縦断正面図及び縦断側面図である。コア4は実施最良形態1と同様であり、巻線が巻回され、巻線には電圧が印加される。13はコア4の外周側に同芯状に配設された外周側の環状部材、14はコア4の内周側に同芯状に配設された内周側の環状部材であり、環状部材13,14はSUS、アルミ、銅等の非磁性導電材により円環状に形成され、外周側の環状部材13の外周側の上下端にはコア4の角部4aへの電界集中を緩和するための大きなR部13aを環状部材13と一体に形成するとともに、内周側の環状部材14の内周側の上下端にもコア4の角部4aへの電界集中を緩和するための大きなR部14aを環状部材14と一体に形成する。Rの値は、巻線形状や巻線の絶縁被覆に応じて絶縁破壊に至らないように定められる。
又、外周側の環状部材13の内径はコア4の外径より少し小さくするとともに、内周側の環状部材14の外径はコア4の内径より少し大きくし、環状部材13,14をコア4の内外周にそれぞれ嵌め合いにより嵌合する。巻線は、実際には、外周側の環状部材13の外周側と内周側の環状部材14の内周側との間に巻回される。
実施最良形態2においては、コア4の内外周に非磁性導電材からなる環状部材13,14を配設するとともに、コア4と各環状部材13,14とを嵌め合いにより嵌合しており、コア4と各環状部材13,14とは嵌め合いによる圧接により電気的に導通され、かつ外周側の環状部材13の外周側及び内周側の環状部材14の内周側に大きなR部13a,14aを環状部材13,14と一体に設けており、コア4の角部4aの電界集中を緩和することができ、コア4の角部4aと巻線の絶縁被覆との間のコロナ放電の発生を防止することができ、巻線の絶縁被覆の損傷を防止することができる。又、コア4と各環状部材13,14とを嵌め合いによる圧接により電気的に導通しており、スペーサ等の他の部品を不要とすることができる。
実施最良形態3
図3(a)〜(d)はこの発明の実施最良形態3によるパルス電源用巻線機器におけるコアの外周側の環状部材の縦断正面図、コアの内周側の環状部材の縦断正面図、円環状のコアの内外周に各環状部材を配設した状態の縦断正面図及び縦断側面図である。コア4、各環状部材7,8は実施最良形態1と同様であり、コア4は、ファインメットやCo基アモルファス等の薄帯状の材料を所定形状に巻回して形成した形成される。コア4には図示しない巻線が巻回され、巻線には電圧が印加される。外周側の環状部材7はコア4の外周側に同芯状に配設され、内周側の環状部材8はコア4の内周側に同芯状に配設される。環状部材7,8はSUS、アルミ、銅等の非磁性導電材により円環状に形成され、外周側の環状部材7の外周側の上下端にはコア4の角部4aへの電界集中を緩和するための大きなR部7aを環状部材7と一体に形成するとともに、内周側の環状部材8の内周側の上下端にもコア4の角部4aへの電界集中を緩和するための大きなR部8aを環状部材8と一体に形成する。Rの値は、巻線形状や巻線の絶縁被覆に応じて絶縁破壊に至らないように定められる。
又、外周側の環状部材7の内径はコア4の外径より大きくするとともに、内周側の環状部材8の外径はコア4の内径より小さくし、環状部材7,8とコア4との間に隙間9,10を設ける。コア4と各環状部材7,8とは隙間9,10の溶接部15,16においてスポット溶接等の溶接により接続し、導通させる。巻線は、実際には、外周側の環状部材7の外周側と内周側の環状部材8の内周側との間に巻回される。
実施最良形態3においては、コア4の内外周に非磁性導電材からなる環状部材7,8を配設するとともに、コア4と各環状部材7,8とを溶接により接続、導通させ、かつ外周側の環状部材7の外周側の上下端及び内周側の環状部材8の内周側の上下端にR部7a,8aを環状部材7,8と一体に形成しており、コア4の角部4aの電界集中を緩和することができ、コア4の角部4aと巻線の絶縁被覆との間のコロナ放電の発生を防止することができ、巻線の絶縁被覆の損傷を防止することができる。又、コア4と各環状部材7,8との間には隙間9,10が設けられており、各環状部材7,8の加工精度を緩めることができ、安価に製造することができる。さらに、コア4と各環状部材7,8とを溶接したので、これらの間の固着力及び導通性を向上することができる。
実施最良形態4
図4(a)〜(d)はこの発明の実施最良形態4によるパルス電源用巻線機器におけるコアの外周側の環状部材の縦断正面図、コアの内周側の環状部材の縦断正面図、円環状のコアの内外周に各環状部材を配設した状態の縦断正面図及び縦断側面図である。コア4、各環状部材7,8は実施最良形態1と同様であり、コア4は、ファインメットやCo基アモルファス等の薄帯状の材料を所定形状に巻回して形成した形成される。コア4には巻線が巻回され、巻線には電圧が印加される。外周側の環状部材7はコア4の外周側に同芯状に配設され、内周側の環状部材8はコア4の内周側に同芯状に配設される。環状部材7,8はSUS、アルミ、銅等の非磁性導電材により円環状に形成され、外周側の環状部材7の外周側の上下端にはコア4の角部4aへの電界集中を緩和するためのR部7aを環状部材7と一体に形成するとともに、内周側の環状部材8の内周側の上下端にもコア4の角部4aへの電界集中を緩和するためのR部8aを環状部材8と一体に形成する。Rの値は、巻線形状や巻線の絶縁被覆に応じて絶縁破壊に至らないように定められる。
又、外周側の環状部材7の内径はコア4の外径より大きくするとともに、内周側の環状部材8の外径はコア4の内径より小さくし、環状部材7,8とコア4との間に隙間9,10を設ける。隙間9,10には、それぞれSUS、アルミ、銅等の非磁性材、又はセラミック、絶縁樹脂等の絶縁材からなるスペーサ17,18を挿入固定するとともに、ドータイト等の導電性接着剤19,20によりコア4と各環状部材7,8との間を導通させる。巻線は、実際には、外周側の環状部材7の外周側と内周側の環状部材8の内周側との間に巻回される。
実施最良形態4においては、コア4と各環状部材7,8との間の隙間9,10にスペーサ17,18を挿入固定するとともに、コア4と各環状部材7,8との間を導電性接着剤19,20により導通させ、かつ外周側の環状部材7の外周側の上下端及び内周側の環状部材8の内周側の上下端にR部7a,8aを環状部材7,8と一体に形成しており、コア4の角部4aの電界集中を緩和することができ、コア4の角部4aと巻線の絶縁被覆との間のコロナ放電の発生を防止することができ、巻線の絶縁被覆の損傷を防止することができる。又、コア4と各環状部材7,8との間には隙間9,10が設けられており、各環状部材7,8の加工精度を緩めることができ、安価に製造することができる。さらに、コア4と各環状部材7,8との間を導電性接着剤19,20により導通させており、導通が容易に得られる。
実施最良形態5
図5(a)〜(d)は実施最良形態5によるパルス電源用巻線機器におけるコアの外周側の環状部材の縦断正面図、コアの内周側の環状部材の縦断正面図、円環状のコアの内外周に各環状部材を配設した状態の縦断正面図及び側面図である。コア4は実施最良形態1と同様であり、円環状に形成され、断面は略矩形状に形成されている。コア4としては、ファインメットやCo基アモルファス等の薄帯状の材料を所定形状に巻回して形成したコアを使用している。コア4には巻線が巻回され、巻線には電圧が印加される。21はコア4の外周側の巻線配設位置ロに同芯状に配設された外周側の環状部材、22はコア4の内周側の巻線配設位置ロに同芯状に配設された内周側の環状部材であり、環状部材21,22はSUS、アルミ、銅等の非磁性導電材により二分割構造の円環状に形成され、外周側の環状部材21の外周側の上下端にはコア4の角部4aへの電界集中を緩和するためのR部21aを環状部材21と一体に形成するとともに、内周側の環状部材22の内周側の上下端にもコア4の角部4aへの電界集中を緩和するための大きなR部22aを環状部材22と一体に形成する。Rの値は、巻線形状や巻線の絶縁被覆に応じて絶縁破壊に至らないように定められる。
又、外周側の環状部材21の内径はコア4の外径とほぼ同径とするとともに、内周側の環状部材22の外径はコア4の内径とほぼ同径とし、絶縁材からなるバンド等の締結部材23により環状部材21,22とコア4とを締結し、一体化する。巻線は、実際には、外周側の環状部材21の外周側と内周側の環状部材22の内周側との間に巻回される。
実施最良形態5においては、コア4の内外周の巻線配設位置に非磁性導電材からなる二分割構造の環状部材21,22を配設するとともに、各環状部材21,22を絶縁材からなる締結部材23の締結によりコア4に取り付け、各環状部材21,22とコア4とを圧接により電気的に導通し、かつ外周側の環状部材21の外周側の上下端及び内周側の環状部材22の内周側の上下端に大きなR部21a,22aを環状部材21,22と一体に形成しており、コア4の角部4aの電界集中を緩和することができ、コア4の角部4aと巻線の絶縁被覆との間のコロナ放電の発生を防止することができ、巻線の絶縁被覆の損傷を防止することができる。又、各環状部材21,22を二分割構造としており、コア4との組立が容易になるとともに、各環状部材21,22の加工精度を緩めることができ、安価に製造することができる。
なお、実施最良形態5においては、環状部材21,22を二分割構造としたが、三以上に分割してもよい。
参考例1
図6(a),(b)は参考例によるパルス電源用巻線機器の平面図及び縦断正面図を示し、コア4は実施最良形態1と同様であり、円環状に形成され、断面は略矩形状に形成されている。コア4としては、ファインメットやCo基アモルファス等の薄帯状の材料を所定形状に巻回して形成したコアを使用している。コア4には巻線5が巻回され、巻線5には電圧が印加される。コア4と巻線5との間においてコア4の角部4aの外周側及び内周側にリング状の絶縁材24を設け、この絶縁材24の巻線5の配設位置のコア4側に削り出しにより十分大きな空気層24aを形成する。巻線5は、外周側の絶縁材24の外周側と内周側の絶縁材24の内周側との間に巻回される。
参考例1においては、コア4と巻線5との間においてコア4の角部4aの外周側及び内周側にリング状の絶縁材24を設け、この絶縁材24の巻線5の配設位置のコア4側にデルタギャップを形成しない十分大きな空気層24aを形成しており、コロナ放電を発生せず(コロナフリーという。)、巻線5の絶縁被覆の損傷を防止することができる。又、絶縁材24はリング状で一体であるので、組立性がよい。
参考例2
図7(a),(b)は参考例2によるパルス電源用巻線機器の平面図及び縦断正面図を示し、コア4は実施最良形態1と同様であり、円環状に形成され、断面は略矩形状に形成されている。コア4としては、ファインメットやCo基アモルファス等の薄帯状の材料を所定形状に巻回して形成したコアを使用している。コア4には巻線5が巻回され、巻線5には電圧が印加される。コア4と巻線5との間においてコア4の角部4aの外周側及び内周側に円弧状の絶縁材25を設けるとともに、この絶縁材25の巻線5の配設位置のコア4側に十分大きな空気層を形成するように絶縁材からなるスペーサ25aを接着剤により貼り合わせる。巻線5は、外周側の絶縁材25の外周側と内周側の絶縁材25の内周側との間に巻回される。
参考例2においては、コア4と巻線5との間においてコア4の角部4aの外周側及び内周側にリング状の絶縁材25を設け、この絶縁材25の巻線5の配設位置のコア4側にデルタギャップを形成しない十分大きな空気層を形成するスペーサ25aを貼り合せており、コロナ放電を発生せず(コロナフリーという。)、巻線5の絶縁被覆の損傷を防止することができる。又、絶縁材25はスペーサ25aと別体としたことにより、簡素な円弧状となり、製作容易で安価となる。
又、前記各実施最良形態1〜においては、コア4を円環状としたが、環状であればよい。
実施最良形態
実施最良形態においては、前記した実施最良形態1〜に記載したパルス電源用巻線機器を、図8に示したパルス幅を磁気圧縮する磁気圧縮回路もしくは磁気圧縮回路及びパルストランス回路を含むパルス電源において、磁気圧縮回路に設けられた可飽和リアクトルもしくはパルストランス回路のパルストランスとして用いた。各実施最良形態に応じた効果を得ることができる。
この発明の実施最良形態1によるパルス電源用巻線機器における外周側環状部材の縦断正面図、内周側環状部材の縦断正面図、コアの内外周に環状部材を配設した状態の縦断正面図及び縦断側面図である。 実施最良形態2によるパルス電源用巻線機器における外周側環状部材の縦断正面図、内周側環状部材の縦断正面図、コアの内外周に環状部材を配設した状態の縦断正面図及び縦断側面図である。 実施最良形態3によるパルス電源用巻線機器における外周側環状部材の縦断正面図、内周側環状部材の縦断正面図、コアの内外周に環状部材を配設した状態の縦断正面図及び縦断側面図である。 実施最良形態4によるパルス電源用巻線機器における外周側環状部材の縦断正面図、内周側環状部材の縦断正面図、コアの内外周に環状部材を配設した状態の縦断正面図及び縦断側面図である。 実施最良形態5によるパルス電源用巻線機器における外周側環状部材の縦断正面図、内周側環状部材の縦断正面図、コアの内外周に環状部材を配設した状態の縦断正面図及び側面図である。 参考例1によるパルス電源用巻線機器の平面図及び縦断正面図である。 参考例2によるパルス電源用巻線機器の平面図及び縦断正面図である。 従来のパルス電源回路の構成図である。 従来のパルス電源用巻線機器のコアの縦断正面図及び側面図である。 従来のパルス電源用巻線機器の平面図及び縦断正面図である。
4…コア
4a…コア角部
7,8,13,14,21,22…環状部材
7a,8a,13a,14a,21a,22a…R部
9,10…隙間
11,12,17,18,25a…スペーサ
15,16…溶接部
19,20…導電性接着剤
23…締結部材
24,25…絶縁材
24a…空気層
ロ…巻線配設位置

Claims (6)

  1. 環状のコアに巻線が巻回され、巻線に電圧が印加されるパルス電源用巻線機器において、非磁性導電材からなる環状部材をコアの内外周に配設し、外周側のコ環状部材の外周側の上下端にコア角部への電界集中を緩和するためのR部を環状部材に一体に形成するとともに、内周側の環状部材の内周側の上下端にコア角部への電界集中を緩和するためのR部を環状部材に一体に形成し、かつ外周側の環状部材の内径はコアの外径より大きくするとともに、内周側の環状部材の外径はコアの内径より小さくし、外周側の環状部材とコアとの隙間及び内周側の環状部材とコアとの隙間にそれぞれ非磁性導電材からなるスペーサを挿入固定したことを特徴とするパルス電源用巻線機器。
  2. 環状のコアに巻線が巻回され、巻線に電圧が印加されるパルス電源用巻線機器において、非磁性導電材からなる環状部材をコアの内外周に配設し、外周側の環状部材の外周側の上下端にコア角部への電界集中を緩和するためのR部を環状部材に一体に形成するとともに、内周側の環状部材の内周側の上下端にコア角部への電界集中を緩和するためのR部を環状部材に一体に形成し、かつ外周側の環状部材の内径はコアの外径より小さくするとともに、内周側の環状部材の外径はコアの内径より大きくし、各環状部材をコアの内外周に嵌め合いにより嵌合したことを特徴とするパルス電源用巻線機器。
  3. 環状のコアに巻線が巻回され、巻線に電圧が印加されるパルス電源用巻線機器において、非磁性導電材からなる環状部材をコアの内外周に配設し、外周側の環状部材の外周側の上下端にコア角部への電界集中を緩和するためのR部を環状部材に一体に形成するとともに、内周側の環状部材の内周側の上下端にコア角部への電界集中を緩和するためのR部を環状部材に一体に形成し、かつ外周側の環状部材の内径はコアの外径より大きくするとともに、内周側の環状部材の外径はコアの内径より小さくし、各環状部材とコアとを溶接したことを特徴とするパルス電源用巻線機器。
  4. 環状のコアに巻線が巻回され、巻線に電圧が印加されるパルス電源用巻線機器において、非磁性導電材からなる環状部材をコアの内外周に配設し、外周側の環状部材の外周側の上下端にコア角部への電界集中を緩和するためのR部を環状部材に一体に形成するとともに、内周側の環状部材の内周側の上下端にコア角部への電界集中を緩和するためのR部を環状部材に一体に形成し、かつ外周側の環状部材の内径はコアの外径より大きくするとともに、内周側の環状部材の外径はコアの内径より小さくし、外周側の環状部材とコアとの隙間及び内周側の環状部材とコアとの隙間にそれぞれ非磁性材又は絶縁材からなるスペーサを挿入固定し、かつ各環状部材とコアとの間をそれぞれ導電性接着剤を介して導通させたことを特徴とするパルス電源用巻線機器。
  5. 環状のコアに巻線が巻回され、巻線に電圧が印加されるパルス電源用巻線機器において、非磁性導電材からなり、2以上の分割構造の環状部材をコアの内外周の巻線配設位置に配設し、外周側の環状部材の外周側の上下端にコア角部への電界集中を緩和するためのR部を環状部材に一体に形成するとともに、内周側の環状部材の内周側の上下端にコア角部への電界集中を緩和するためのR部を環状部材に一体に形成し、各環状部材を絶縁材からなる締結部材の締結によりコアに取り付け、コアと導通させたことを特徴とするパルス電源用巻線機器。
  6. パルス幅を磁気圧縮する磁気圧縮回路もしくは磁気圧縮回路及びパルストランス回路を含むパルス電源において、磁気圧縮回路に設けられた可飽和リアクトルもしくはパルストランス回路のパルストランスとして、請求項1〜請求項5の何れかに記載のパルス電源用巻線機器を用いたことを特徴とするパルス電源
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