JP2003131294A - ポットリベットシールド型トリガコイル - Google Patents
ポットリベットシールド型トリガコイルInfo
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- JP2003131294A JP2003131294A JP2001324496A JP2001324496A JP2003131294A JP 2003131294 A JP2003131294 A JP 2003131294A JP 2001324496 A JP2001324496 A JP 2001324496A JP 2001324496 A JP2001324496 A JP 2001324496A JP 2003131294 A JP2003131294 A JP 2003131294A
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Abstract
とができるポットリベットシールド型トリガコイルを提
供する。 【解決手段】 底板10と磁芯部11と底板10の周縁
部近傍に立設される沿面経路形成壁12とより成るリベ
ット型コア1、頂壁21および頂壁21と一体に構成さ
れた側壁22より成るポット型コア2、上側鍔部71お
よび下側鍔部72と中心円筒部73より成るボビン7に
1次巻線38と2次巻線39を捲回構成して磁芯部11
に嵌合した変圧巻線30、リベット型コア1の底板10
の周縁部に嵌合固定される端子4および共通端子4’、
端子4および共通端子4’が嵌合固定される底板10の
周縁部に対向する沿面経路形成壁12が形成される周縁
部に嵌合固定される高圧端子9を具備するポットリベッ
トシールド型トリガコイル。
Description
シールド型トリガコイルに関し、特に、カメラの如き光
学機器に使用されるストロボを構成するポットリベット
シールド型トリガコイルに関する。
0は変圧巻線を示す。変圧巻線30は、カメラの如き光
学機器に使用されるストロボを構成する高電圧発生用の
変圧巻線である。63はトリガコンデンサ、61はオフ
サイリスタ、64はストロボ発光部を構成するキセノン
管、65はメインコンデンサ、62は限流抵抗である。
図8において、オフサイリスタ61と限流抵抗62より
成る直列接続回路には、オフサイリスタ61のカソード
を接地電位として図示されない電源トランスの出力が印
加されている。ここで、オフサイリスタ61は、定状状
態においては非導通の状態にある。トリガコンデンサ6
3と変圧巻線30の1次巻線38とは直列接続し、直列
接続回路は限流抵抗62とオフサイリスタ61のカソー
ドの相互接続点と接地との間に接続している。641は
キセノン管64の近傍に配置される高電圧極板である。
高電圧極板641は変圧巻線30の2次巻線39の一方
の端子に接続し、この2次巻線39の他方の端子は接地
している。キセノン管64には、そのカソードを接地電
位として電源トランスの出力が印加されている。キセノ
ン管64にはメインコンデンサ65が並列接続してい
る。
デンサ63は、電源トランスから限流抵抗62、トリガ
コンデンサ63、1次巻線38、接地という経路を介し
て充電された状態にあるる。ここで、オフサイリスタ6
1の制御電極にトリガ電圧を印加すると、その瞬間にア
ノードとカソードの間は導通し、これを介してトリガコ
ンデンサ63は急速に放電して、変圧巻線30の1次巻
線38に1次電流が発生流通する。1次巻線38の1次
電流により、変圧巻線30の2次巻線39には高電圧が
誘起され、この高電圧は高電圧極板641とキセノン管
64のカソードの間に印加され、これによりキセノン管
64は点弧する。キセノン管64は、点弧したところで
メインコンデンサ65から急速に供給される放電電流に
より発光するに到る。なお、電源トランスの出力電圧は
300v程度であり、この300vの出力電圧は変圧巻
線30において5000vないし7000vの高電圧に
昇圧される。
照して説明する。図4(a)はトリガコイルの従来例の
斜視図、図4(b)は図4(a)の線a−a’に沿った
軸方向断面を矢印方向に視た図である。7は合成樹脂材
料より成るボビンを示す。ボビン7は上側鍔部71およ
び下側鍔部72と、両鍔部を連結する中心円筒部73よ
り成る。30は銅線をボビン7の中心円筒部73に捲回
して形成された巻線を示す。4は1対の低圧の端子を示
す。端子4は断面コ字型の取り付け部44、取り付け部
44から一体的に延伸形成される巻線接続部45より成
る。1対の端子4は、断面コ字型の取り付け部44を下
側鍔部72に互いに対向して嵌合固定される。9は高圧
ピンを示す。高圧ピン9は、上側鍔部71と一体に形成
される取り付け段部91に固定され、これを介してボビ
ン7に取り付けられる。8は棒状コアを示す。棒状コア
8は、フェライト微粉末を金型に充填加圧成型し、これ
を高温において焼成することにより構成される。棒状コ
ア8は上側鍔部71と下側鍔部72とを連結する中心円
筒部73に嵌合固定される。
従来例は、1対の低圧の端子4はボビン7の下側鍔部7
2に取り付け固定されているが、高圧ピン9は共通端子
4’との間の放電の恐れを解消する見地からボビン7の
上側鍔部71に取り付け固定されているので、トリガコ
イルを配線基板に実装するに際してリフローにより一挙
に半田付けを実施することができず、高圧ピン9は別途
配線基板に半田付けする必要があった。そして、トリガ
コイルの従来例は、一般に、オープン構造であるところ
から、近接して配列される外部回路および部品に対する
雑音のレベルが高く、動作に悪影響を与えるものであっ
た。その上に、必要な高電圧を得るに、巻線ターン数を
多くする必要がある。或る限られた領域に多くの巻線を
形成するには、巻線する銅線として細線を使用しなけれ
ばならない。捲き線を実施するに際して使用する銅線が
細くなる程、捲回の困難度は高まり、製造コストは増大
する。
1に挿入してこれを高圧端子としているところから、充
分に水平を保持して取り付けることは困難であり、高圧
端子平坦度にも問題が生ずる。この発明は、上述の問題
を解消したポットリベットシールド型トリガコイルを提
供するものである。
板10と一体的にその中心部に立設される磁芯部11と
底板10と一体的にその周縁部近傍に立設される沿面経
路形成壁12とより成るリベット型コア1を具備し、頂
壁21および頂壁21と一体に構成された側壁22より
成るポット型コア2を具備し、上側鍔部71および下側
鍔部72と両鍔部を連結する中心円筒部73とより成る
ボビン7に1次巻線38および2次巻線39を捲回構成
して磁芯部11に嵌合した変圧巻線30を具備し、リベ
ット型コア1の底板10の周縁部に嵌合固定される端子
4および共通端子4’を具備し、端子4および共通端子
4’が嵌合固定される底板10の周縁部に対向する沿面
経路形成壁12が形成される周縁部に嵌合固定される高
圧端子9を具備するポットリベットシールド型トリガコ
イルを構成した。
ポットリベットシールド型トリガコイルにおいて、端子
4および共通端子4’は断面コ字型の取り付け部44と
取り付け部44から一体的に延伸形成される巻線接続部
45より成り、1次巻線の端末部380を端子4の巻線
接続部45および共通端子4’の巻線接続部45にカラ
ゲ仮止めして半田付けし、高圧端子9は断面コ字型の取
り付け部99と取り付け部99から上向きに一体的に延
伸形成される巻線接続部90より成り、2次巻線の端末
部390を高圧端子9の巻線接続部90および共通端子
4’の巻線接続部45にカラゲ仮止めして半田付けした
ポットリベットシールド型トリガコイルを構成した。
び図2の実施例を参照して説明する。図1(a)は実施
例の斜視図、図1(b)は図1(a)のa−a’線に沿
った縦方向断面を矢印の向きに視た図、図1(c)は図
1(a)を下から視た図である。図2(a)はポット型
コアの斜視図、図2(b)はボビンに捲回されたコイル
の斜視図、図2(c)はリベット型コアと低圧端子およ
び高圧端子の斜視図、図2(d)はポット型コア、ボビ
ンに捲回されたコイル、リベット型コア、低圧端子およ
び高圧端子を組み立てた構成したシールド型トリガコイ
ルの断面を示す図である。
角型の底板10と、底板10と一体的にその中心部に立
設される磁芯部11と、底板10と一体的にその周縁部
近傍に立設される沿面経路形成壁12とより成る。磁芯
部11の高さはポット型コア2の側壁2内面の高さと比
較して低くして、ポット型コア2の頂壁21の内表面と
リベット型コアの磁芯部11の端面との間に磁路のギャ
ップを形成している。このギャップを調整してコイルの
インダクタンスを設定する。リベット型コア1も、フェ
ライト微粉末を金型に充填加圧し、底板10と磁芯部1
1と沿面経路形成壁12とを一体に成型する。フェライ
ト微粉末より成るリベット型コアの加圧成型体は、次い
で、高温において焼成されてリベット型コア1が構成さ
れる。
アを示す。21は角型のポット型コア2の頂壁を示す。
22はポット型コア2の側壁を示す。側壁22の開口端
部には、1対の切り欠き221が形成されている。1対
の切り欠き221が形成される側壁22に対向する側壁
22の開口端部にはその中央部に1個の切り欠き222
が形成されている。ポット型コア2も、フェライト微粉
末を金型に充填加圧、成型する。このフェライト微粉末
より成るポット型コア2の加圧成型体は、次いで、高温
において焼成されてフェライトのポット型コア2が構成
される。
ボビン7は上側鍔部71および下側鍔部72と、両鍔部
を連結する中心円筒部73より成る。30は銅線をボビ
ン7の中心円筒部73に捲回して形成された巻線を示
す。詳細な図示説明は省略するが、変圧巻線30は先の
図3に示される1次巻線38および2次巻線39より成
る。380は1次巻線38の端末部を示し、390は2
次巻線39の端末部を示す。変圧巻線30は必要とされ
る2次電圧に対応したターン数を捲回して形成されてい
る。
44、取り付け部44から一体的に延伸形成される巻線
接続部45より成る。共通端子4’は、端子4と同様に
断面コ字型の取り付け部44、取り付け部44から一体
的に延伸形成される巻線接続部45より成る。9は高圧
端子であり、断面コ字型の取り付け部99、取り付け部
99から上向きに一体的に延伸形成される巻線接続部9
0より成る。ここで、シールド型トリガコイルの組み立
て方について説明する。 リベット型コア1の角型底板10の周縁部に、端子
4および共通端子4’を断面コ字型の取り付け部44を
嵌合することにより固定する。ここで、高圧端子9は、
端子4および共通端子4’が取り付けられる角型底板1
0の周縁部に対向する沿面経路形成壁12が形成される
周縁部に、断面コ字型の取り付け部99を嵌合すること
により固定する。この嵌合固定に際して、ポット型コア
2の側壁に形成される1対の切り欠き221の位置およ
び切り欠き222の位置に留意する。
線をボビン7の中心円筒部73に捲回して形成された巻
線30を、中心円筒部73を嵌合して一体化する。 次いで、巻線30の1次巻線の端末部380を端子
4の巻線接続部45および共通端子4’の巻線接続部4
5にカラゲ仮止めして半田付けする。同様に、2次巻線
の端末部390を高圧端子9の巻線接続部90および共
通端子4’の巻線接続部45にカラゲ仮止めして半田付
けする。 ポット型コア2の開口周端面とリベット型コア1の
底板10の表面にエポキシ系合成樹脂接着剤を施し、両
者間を接合固定する。
ば、ストロボの如く高電圧を発生するに必要とされるト
リガコイルをポットリベットコアに巻線を施して構成し
たシールド型トリガコイルとすることにより、近接して
配列される外部回路および部品に悪影響を与える雑音を
低減すると共に、トリガコイルをシールド型トリガコイ
ルとすることによりより少ない巻線数で必要とされる高
電圧を得ることができる。そして、高圧2次巻線の端末
部390が接続される高圧端子9と変圧巻線30との間
に沿面経路形成壁12を介在させ、高圧端子9と高圧2
次巻線の他方の端子である共通端子4’との間の沿面距
離を増大したことにより、高圧端子9をも低電圧の端子
4および共通端子4’の形成される面と共通する面に取
り付け固定して両者の間の幾何学的距離を小さく設定し
てもも、高圧端子9と共通端子4’との間に沿面放電の
発生する恐れは解消される。高圧端子9と低電圧の端子
4および共通端子4’の3者を共通面であるリベット型
コア1の底板10に取り付け固定する構成を採用するこ
とにより、リフローによる半田付けを実施することがで
きるに到る。
字型の取り付け部44と取り付け部44から一体的に延
伸形成される巻線接続部45より成り、1次巻線の端末
部380を端子4の巻線接続部45および共通端子4’
の巻線接続部45にカラゲ仮止めして半田付けし、高圧
端子9は断面コ字型の取り付け部99と取り付け部99
から上向きに一体的に延伸形成される巻線接続部90よ
り成り、2次巻線の端末部390を高圧端子9の巻線接
続部90および共通端子4’の巻線接続部45にカラゲ
仮止めして半田付けした。これにより、高圧端子に充分
に端子平坦度を付与すると共に、高圧端子9と低電圧の
端子4および共通端子4’の3者を共通面であるリベッ
ト型コア1の底板10に取り付け固定されることによ
り、リフローによる半田付けを容易に実施することがで
きる。
Claims (2)
- 【請求項1】 底板と底板と一体的にその中心部に立設
される磁芯部と底板と一体的にその周縁部近傍に立設さ
れる沿面経路形成壁とより成るリベット型コアを具備
し、 頂壁および頂壁と一体に構成された側壁より成るポット
型コアを具備し、 上側鍔部および下側鍔部と両鍔部を連結する中心円筒部
とより成るボビンに1次巻線および2次巻線を捲回構成
して磁芯部に嵌合した変圧巻線を具備し、 リベット型コアの底板周縁部に嵌合固定される端子およ
び共通端子を具備し、 端子および共通端子が嵌合固定される底板の周縁部に対
向する沿面経路形成壁が形成される周縁部に嵌合固定さ
れる高圧端子を具備することを特徴とするポットリベッ
トシールド型トリガコイル。 - 【請求項2】 請求項1に記載されるポットリベットシ
ールド型トリガコイルにおいて、 端子および共通端子は断面コ字型の取り付け部と取り付
け部から一体的に延伸形成される巻線接続部より成り、
1次巻線の端末部を端子の巻線接続部および共通端子の
巻線接続部にカラゲ仮止めして半田付けし、 高圧端子は断面コ字型の取り付け部と取り付け部から上
向きに一体的に延伸形成される巻線接続部より成り、2
次巻線の端末部を高圧端子の巻線接続部および共通端子
の巻線接続部にカラゲ仮止めして半田付けしたことを特
徴とするポットリベットシールド型トリガコイル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001324496A JP3569249B2 (ja) | 2001-10-23 | 2001-10-23 | ポットリベットシールド型トリガコイル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001324496A JP3569249B2 (ja) | 2001-10-23 | 2001-10-23 | ポットリベットシールド型トリガコイル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003131294A true JP2003131294A (ja) | 2003-05-08 |
JP3569249B2 JP3569249B2 (ja) | 2004-09-22 |
Family
ID=19141215
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001324496A Expired - Lifetime JP3569249B2 (ja) | 2001-10-23 | 2001-10-23 | ポットリベットシールド型トリガコイル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3569249B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012068534A (ja) * | 2010-09-24 | 2012-04-05 | Tokyo Coil Engineering Kk | 閃光発光ユニット及びこれを備えた閃光発光装置 |
-
2001
- 2001-10-23 JP JP2001324496A patent/JP3569249B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012068534A (ja) * | 2010-09-24 | 2012-04-05 | Tokyo Coil Engineering Kk | 閃光発光ユニット及びこれを備えた閃光発光装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3569249B2 (ja) | 2004-09-22 |
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