JPH0344908A - 高電圧出力用の小形トランス - Google Patents

高電圧出力用の小形トランス

Info

Publication number
JPH0344908A
JPH0344908A JP1179077A JP17907789A JPH0344908A JP H0344908 A JPH0344908 A JP H0344908A JP 1179077 A JP1179077 A JP 1179077A JP 17907789 A JP17907789 A JP 17907789A JP H0344908 A JPH0344908 A JP H0344908A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core
transformer
cores
coil
voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1179077A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiichi Kijima
木嶋 精一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kijima Co Ltd
Original Assignee
Kijima Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kijima Co Ltd filed Critical Kijima Co Ltd
Priority to JP1179077A priority Critical patent/JPH0344908A/ja
Publication of JPH0344908A publication Critical patent/JPH0344908A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、高電圧負荷の給電回路に利用する昇圧トラ
ンス、例えば、冷陰極螢光灯のドライバーに利用すると
ころの小形トランスに関する。
「従来の技術」 デイスプレィのバックライトとして冷陰極螢光灯が盛ん
に使用されている。
この種の螢光灯のドライバーとしてはプッシュプル回路
からなるインバータが用られることか多く、中間タップ
を有する一次コイル、螢光灯が負荷として接続される二
次コイル、帰還作用する三次コイルを備えた昇圧トラン
スと、上記中間タップより入力する一次コイルの一方側
コイル電流とその他方側コイル電流を上記三次コイルの
帰還作用を受けて交互に断続する第I、第2トランジス
タと、上記−次コイルと共に共振回路を形成するコンデ
ンサと、DC電源への交流の影響を消失させるように上
記中間タップとDC電源との間に接続されたチョークコ
イルとより構成されている。
上記インバータは、第1、第2トランジスタが交互にO
N動作を繰り返すことで、昇圧トランスが発振動作し、
二次コイルより高電圧の交流電圧が出力する。螢光灯が
この交流電圧の印加により点灯を継続する。
「発明が解決しようとする課題」 デイスプレィのバックライトとして使用する冷陰極螢光
灯の点灯には数千ボルトの交流電圧が必要となる。
反面、このような交流電圧を出力する給電装置について
は可能なるかぎり小形化し、限られた狭いスペースに組
込みできるものが常々要請されている。かかる実情から
昇圧トランスについてもその小形化が進んではいるが、
何分にも小形にして高電圧出力用のものとなる関係で、
絶縁耐圧を確実にし、トランス効率を高めることが重大
な問題となっている。
この種の昇圧トランスは、効率を高めるため、透磁率、
最大磁束密度の高いマンガン系のフェライトコアを使用
し、また、このフェライトコアが導電性であるため、電
気絶縁材のボビンにコイルを巻線し、上記コアをループ
状の磁路構成としてこのボビンに組み付はコアとコイル
との間の絶縁処理がなされている。
このように構成された昇圧トランスは、所定の効率を維
持するようにして小形化されているため、ボビン肉厚を
可能なるかぎり薄くした構造となっており、この結果、
二次コイルに誘起した高電圧によってコアが可成り高い
電圧に帯電する。
また、コアに漏れ電流が流れることで、コアが発熱し、
トランス損失を増加する結果となっている。
また、コアの帯電々圧が高くなると、接近させて組み付
けた他の回路部品に電気的影響を与え、この回路部品を
誤動作させる原因となるなどの問題がある。
本発明は上記した実情にかんがみ、コアの1fm々圧を
できるかぎり低く抑え、コア帯電々圧による様々な影響
を解決した高電圧出力用の小形トランスを開発すること
を目的とする。
「課題を解決するための手段」 上記した目的を達成するため、本発明では、電気絶縁材
からなる巻線枠に少なくとも入力側の低圧コイルと出力
側の高圧コイルとを装備し、さらに、この巻線枠に複数
のコアを組付けてループ状の磁路を形成する構成の小形
トランスにおいて、上記複数のコアを電気in!性のコ
アとして構成したことを特徴とする高電圧出力用の小形
トランスを提案する。
「作  用」 コアの帯電はボビンとコアなどから形成される容量性回
路を経路としてコイルの高電圧部分から電流が流れるこ
とによって生ずる。したがって、電気絶縁性コアを備え
ることによって容量性回路を流れる電流が抑えられ、コ
アの帯電が極力減少する。
また、コアを流れる漏れ電流が非常に少なくなるため、
この漏れ電流による損失が減少すると共に、電気絶縁性
のコア、例えば、ニッケル系のコアの透磁率、最大磁束
密度が改善されて益々高められた現今では、このような
コアを備えることによって実用上充分使用できる高電圧
出力用の小形トランスとなる。
「実施例J 次に、本発明の実施例について図面に沿って説明する。
第1図は冷陰極蛍光灯のドライバーを示すインバータ回
路図である。
このインバータ回路は、−次コイル11P、二次コイル
IIS、三次コイルIIFを備えた昇圧トランス11と
、−次コイルIIPと共に共振回路を形成するコンデン
サ12と、−次コイルIIPのコイル電流を断続させる
スイッチング動作用の2つのトランジスタ13.14と
、−次コイル11Pの中間タップに接続し、DC電源へ
の交流の影響を消失するチョークコイル15等からなる
プッシュプル回路となっている。
そして、上記インバータ回路では、昇圧トランス11の
二次コイル11Sに動作安定用コンデンサ16.17を
介して螢光灯18.19を接続し、また、この二次コイ
ルIISは回路線20によりDC電源の負極側に連結し
である。
その他、参照符号21.22は始動用抵抗、23はDC
il源の電圧安定用コンデンサである。
上記したインバータ回路はトランジスタ13.14が三
次コイルIIFの帰還作用を受けながら交互にON動作
を繰り返すことで、昇圧トランス11が発振動作すると
共に共振電流が一次コイル11Pを流れる。
これより、二次コイル11Sに誘起した高電圧の交流電
圧が螢光灯18.19に印加され、これら螢光灯18.
19が点灯する。なお、DC電源を14ボルトとして螢
光灯18.19に印加する昇圧トランス11の出力電圧
を2800Vp (Vpは0〜ピークの電圧値をいう)
程度に定めることができる。
一方、本実施例では第2図及び第3図に示した昇圧トラ
ンス11が使用されている。
この昇圧トランス11は、ボビン24の巻線筒部24a
に二次コイル11Sを数千ターン巻線した後、この二次
コイル11Sの表面に絶縁テープ25を巻付け、さらに
、絶縁テープ25の上に一次コイルIIPを数十ターン
、三次コイルIIFを数ターン巻線した後、これらコイ
ル表面に絶縁テープ26が巻付けである。なお、コイル
各々のコイル端部は所定の端子ピン27にからげて半田
付けしである。
また、上記ボビン24には同形の2つのE形コア28.
29が組付けである。
ここで、コア28.29は電気絶縁性であるニッケル系
のフェライトコアとして構成しである。
これらコア28.29はそれらの中央脚をボビン24の
両側より巻線筒部24a内に挿入し、両コアの脚端面を
これらの間にスペーサー30を設けて固着しである。な
お、スペーサー30はマイラーフィルムなどを用いてギ
ャップの作用をさせる。
さらに、上記した昇圧トランス11の二次コイルIIS
は、線間の電位差と容量を少なくして耐電圧に優れるよ
うにした斜向重ね巻きにしたがって巻線しである。
この斜向重ね巻きは第4図に示すように、先ず、ボビン
24の左側部24bに接近させて図示−点鎖線の如く巻
線し、コイル断面層が三角形となる巻線部SRを形成す
る。自動巻線機によって巻線ピッチを進める関係で図面
では階段状の巻線に示しであるが、実際には角度θをも
ったほぼ直線の対角辺の三角形断面層となる。
引続き巻線部SSを巻線するが、ここでは図示−点鎖線
の如く、斜め方向の巻き下しと巻き上げを繰返して巻線
する。
さらに、引続き右側鍔24cの近くに巻線部SLを巻線
する。ここでは上記した巻線部SRと反対の逆三角形の
コイル断面層となるように、図示−点鎖線にしたがって
巻線する。
このように斜向重ね巻きされた二次コイル11Sは巻線
S工が巻き始め、巻線Snが巻き終りとなるから、巻I
IASnが第1図に示したようにDCffi源の負極側
に回路線20によって接続されることになる。したがっ
て、巻線S工には最も高い出力電圧が発生する。つまり
、右側鍔24Rから左側部24L方向に進むほどコイル
電圧が高くなる。
この結果、上記したような斜向重ね巻きされた昇圧トラ
ンス1■は第1図に示したようなプッシュプル回路とし
て使用する場合、第2図及び第3図において二次コイル
11Sの左側部分が高圧となり、二次コイルIISの右
側部分が低圧となる。
このことから、二次コイル118の左側部となる高圧部
分では、ボビン24、非導電性のコア28、絶縁テープ
26、−次コイル11P(三次コイルを含む)、絶縁テ
ープ25を経路とする容量性回路(抵抗とコンデンサか
らなる並列等価回路)が形成されるが、コア28が電気
絶縁性のニッケル系コアであるため、この容量性回路に
流れる電流が極めて少なくなり、この結果、コア28の
IE電々圧が低いものとなる。
同様の容量性回路はコア29側にも形成されるが、こち
らは低電圧の二次コイル部分となるから、矢張りコア2
9の帯電々圧が低くなる。
また、高電圧の二次コイル部分からコア28.29を通
って低電圧の二次コイル部分に流れ込む漏れ電流が非導
電性のコア28.29の抵抗作用によって極めて少なく
なり、この漏れ電流によるコア28.29の発熱が抑制
されるため、トランス損失が大幅に減少する。
発明者は上記した昇圧トランス11について測定を行な
いコアの帯電々圧を求めた。
この測定にあたっては、コアの大きさを1225mm、
D=19.4mm、H=6.8mmに設計した昇圧トラ
ンス11を第1図に示すようにインバータ回路として組
入れ、その出力電圧を2800VP、出力電流を14.
2mmAに設定しコア28.29の帯電々圧を測定した
なお、ニッケル系のコア28.29は透磁率μ=工50
0、最大磁束密度Bmax=3000のものを使用した
この結果、高電圧側としたコア28の帯電々圧が9 (
3Vp、低電圧側としたコア29の帯電々圧が13Vp
となることが確認された。
また、上記した昇圧トランス11と同じ構造とし、マン
ガン系の2つのE形コア(μ=2300、Bmax=5
100)を使用した従来例同様の昇圧トランスを上記同
様に測定した。
この結果、高電圧側としたコアの帯電々圧が1工5ov
p、低電圧側としたコアの帯電々圧が6エOVpとなる
ことが確認された。
第5図(a)、第5図(b)は本実施例の昇圧トランス
1工について測定した帯電々圧の測定データであり、第
6図(a)、第6図(b)は従来例同様の昇圧トランス
について測定した測定データである。なお、Vcεはト
ランジスタのコレフタルエミッタ間電圧である。
第7図〜第10図は本発明の他の実施例を示すトランス
コアを示している。なお、各回に示した点線はトランス
コイルを示す。
第7図は共にニッケル系のE形コア31と工形コア32
を組合せて昇圧トランスを構成する実施例を示す。
第8図はニッケル系の2つのE形コア33.34とニッ
ケル系の工形コア35とを図示する如く組合せて昇圧ト
ランスを構成する実施例である。
第9図はニッケル系の一つの工形コア36と同様にニッ
ケル系の2つのI形コア37.38とを組合せ昇圧トラ
ンスを構成する実施例である。
第10図はニッケル系の一つの工形コア39とニッケル
系の2つのE形コア40.41とを組合せて昇圧トラン
スを構成する実施例である。
以上、各種の実施例について説明したが、本発明の昇圧
トランスは中間タップや帰還用の三次コイル3Fを備え
たプッシュプル回路用のものにかぎらず、高電圧出力用
の一般の小形トランスとして同様に実施することができ
、さらに、第4図に示した斜向重ね巻きされた小形トラ
ンスにかぎらず、整列巻きや不整列巻きされた小形トラ
ンスについても同様に実施することができる。
また、第2図及び第3図に示す実施例では磁気飽和とイ
ンダクタンスとがスペーサー30によるギャップによっ
て補われているが、コアに余裕があるときにはこのよう
なギャップは必ずしも設けなくともよい。
「発明の効果」 上記した通り、本発明に係る高電圧出力用の小形トラン
スは電気MA縁性のコアを使用しているので、コアの帯
電を極力抑えることができ、その上、コアを流れる漏れ
電流が減少することから、コアの発熱によるトランス損
失が少なくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る小形トランスを冷陰極蛍光灯のド
ライバーに昇圧トランスとして備えた一実施例を示す回
路図、第2図は上記昇圧トランスの一部切欠き平面図、
第3図は上記昇圧トランスの縦断面図、第4図は上記昇
圧トランスの二次コイル巻線方法を示す説明図、第5図
(a)及び第5図(b)は上記昇圧トランスについて測
定した帯電々圧の測定データを示す図、第6図(a)及
び第6図(b)は従来例同様の昇圧トランスについて測
定した帯電々圧の測定データを示す図、第7図〜第10
図はコア形状を変えた本発明の他の実施例を示す小形ト
ランスのWJlB8図である。 11・・・昇圧トランス 11P・・・−次コイル 11S・・・二次コイル 11F・・・三次コイル 12・・・共振回路を形成するコンデンサエ3.14・
・・トランジスタ 15・・・チョークコイル 18.19・・・螢光灯 24・・・ボビン 28.29・・・ニッケル系のコア

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 電気絶縁材からなる巻線枠に少なくとも入力側の低圧コ
    イルと出力側の高圧コイルとを装備し、さらに、この巻
    線枠に複数のコアを組付けてループ状の磁路を形成する
    構成の小形トランスにおいて、上記複数のコアを電気絶
    縁性のコアとして構成したことを特徴とする高電圧出力
    用の小形トランス。
JP1179077A 1989-07-13 1989-07-13 高電圧出力用の小形トランス Pending JPH0344908A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1179077A JPH0344908A (ja) 1989-07-13 1989-07-13 高電圧出力用の小形トランス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1179077A JPH0344908A (ja) 1989-07-13 1989-07-13 高電圧出力用の小形トランス

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0344908A true JPH0344908A (ja) 1991-02-26

Family

ID=16059684

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1179077A Pending JPH0344908A (ja) 1989-07-13 1989-07-13 高電圧出力用の小形トランス

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0344908A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008270269A (ja) * 2007-04-16 2008-11-06 Murata Mfg Co Ltd 巻線型電子部品用コア、その製造方法及び巻線型電子部品
JP2008311626A (ja) * 2007-06-13 2008-12-25 Taida Electronic Ind Co Ltd 変圧器及びそのコイル巻線方法
JP2009026799A (ja) * 2007-07-17 2009-02-05 Sumida Corporation インバータトランス

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008270269A (ja) * 2007-04-16 2008-11-06 Murata Mfg Co Ltd 巻線型電子部品用コア、その製造方法及び巻線型電子部品
JP2008311626A (ja) * 2007-06-13 2008-12-25 Taida Electronic Ind Co Ltd 変圧器及びそのコイル巻線方法
JP2009026799A (ja) * 2007-07-17 2009-02-05 Sumida Corporation インバータトランス

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5847518A (en) High voltage transformer with secondary coil windings on opposing bobbins
JPH05299270A (ja) 電磁装置および電磁コア構造
JP2005311227A (ja) 高圧トランス
JP2002539619A (ja) 回路装置
JP2006270055A (ja) 共振型トランスおよびそれを用いた電源ユニット
EP0430145A1 (en) Magnetic leakage transformer
JP2008053735A (ja) 高圧トランス
JPH06112058A (ja) 昇圧トランス
JPH10241957A (ja) 高圧トランス
US2869037A (en) Fluorescent lamp ballast
JPH05283248A (ja) 高周波昇圧トランス
JPH0344908A (ja) 高電圧出力用の小形トランス
JP2004228270A (ja) トランス
US2630478A (en) Laminated magnetic core for fluorescent ballast systems
JPH0344907A (ja) 高電圧出力用の小形トランス
JP2004335885A (ja) 電子部品およびその製造方法
JPH10208949A (ja) インバータトランス
JP2787473B2 (ja) インバータ
JP2008004780A (ja) トランス
JP4049371B2 (ja) 高圧トランス
JP2001313222A (ja) インバータトランス
JP4062079B2 (ja) トランス
JPH10256060A (ja) 放電灯用高周波トランス
JPH06132147A (ja) 昇圧トランス
KR20010094634A (ko) 트랜스포머