JPH07290637A - フッ素樹脂フィルム被覆金属板及びその製造方法 - Google Patents

フッ素樹脂フィルム被覆金属板及びその製造方法

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JPH07290637A
JPH07290637A JP6089889A JP8988994A JPH07290637A JP H07290637 A JPH07290637 A JP H07290637A JP 6089889 A JP6089889 A JP 6089889A JP 8988994 A JP8988994 A JP 8988994A JP H07290637 A JPH07290637 A JP H07290637A
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fluoroplastic
fluororesin
film
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primer layer
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JP6089889A
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Kenji Osawa
健次 大沢
Hiroshi Hatano
浩 秦野
Toshihiko Okada
敏彦 岡田
Yasuhide Yoshida
安秀 吉田
Masaki Omura
雅紀 大村
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JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C66/00General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts
    • B29C66/70General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material
    • B29C66/71General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material characterised by the composition of the plastics material of the parts to be joined

Abstract

(57)【要約】 【目的】 強力に密着したフッ素樹脂フィルム被覆を持
つ金属板。 【構成】 化成処理等の前処理を施した金属板に、50
%以下のフッ素樹脂と耐熱性樹脂を混合したプライマー
を施し、その上にプライマーに使われているフッソ樹脂
と同じ種類のフッ素樹脂からなるフィルムを熱融着した
後焼成する。 【効果】 プライマー層が上層の樹脂フィルム及び金属
板の前処理層と強力に密着するので、強い加工を受けて
も又高い温度下で腐食環境に曝されても被覆層の剥離が
起こらない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、耐熱性、耐食性、衛
生性等が要求される厨房用品等の材料、特にフィルムの
密着性に優れたフッ素樹脂被覆金属板に関する。
【0002】
【従来の技術】ガステーブルの天板、レンジフード等厨
房用品や炊飯器等調理用品には、耐熱性、耐食性に加え
て汚れ難く又汚れた場合汚れが落ち易い非粘着性等が要
求される。フッ素樹脂は、これらの特性を備えた樹脂で
あり、アルミニウム合金板やステンレス鋼板或いはめっ
き鋼板の被覆材として、広く使われている。
【0003】フッ素樹脂で金属板を被覆する方法には、
フッ素樹脂を分散させた塗料を塗布して焼き付ける方法
とフッ素樹脂フィルムをラミネートする方法とがあり、
後者には接着剤を用いて張りつける方法と熱融着させる
方法とがある。塗布して焼き付ける方法は製造コストが
安く有利であるが、塗膜にピンホール等の欠陥が発生し
易く下地金属の保護に欠ける面がある。接着剤を用いた
ラミネート法では、接着剤層が早期に劣化する傾向が強
くフッ素樹脂皮膜が剥離し易い。又、熱融着法でも、フ
ッ素樹脂フィルムの優れる非粘着性に起因して充分な密
着性を確保することが困難であった。
【0004】この密着性の確保するために、金属板表面
に密着性を高める処理を施すことが試みられ、例えば、
めっき鋼板の表面を電気化学的にエッチングして微細な
凹凸を設けて密着性を高める方法(特公昭59−168
36号公報)、アルミニウム板表面に陽極酸化皮膜を形
成して密着性を高める方法(特公昭59−10304号
公報)、同じくアルミニウム板表面に水和酸化皮膜を形
成して密着性を高める方法(特開昭63−126728
号公報)が検討された。
【0005】しかし、これらの方法でもフッ素樹脂の非
粘着性を補うには至らず耐久性のある密着力が得られて
いない。
【0006】一方、金属板表面にフッ素樹脂となじみや
すい樹脂を用いた処理を施す考えが従来からあり、例え
ば、特開平5−162243号公報では、鋼板の表面に
フッ素樹脂と耐熱樹脂との混合樹脂による下地処理膜を
形成することによってフッ素樹脂フィルムとの密着性を
高める技術が開示されている。そして、この下地処理に
よって鋼板とフッ素樹脂フィルムの密着性改善は一歩前
進した。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実用上
素材は強い加工を受けたり、腐食環境下で高温に曝され
たりする。上記の混合樹脂による下地処理では、この様
な場合に、もう一歩の密着性が不足するとの問題があっ
た。
【0008】この発明は、この問題を解決するためにな
されたもので、混合樹脂層の金属板との密着力及びフッ
素樹脂フィルムとの密着力を更に強めることによって、
強度の加工や腐食と高温が重なった環境にも充分に耐え
るフッ素樹脂フィルム被覆金属板の提供を目的とするも
のである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の手段は、フッ素樹脂フィルムで被覆された金属板にお
いて、金属板表面に施された前処理層の上にフッ素樹脂
と極性基を持つ耐熱性樹脂とがフッ素樹脂の方が少ない
比率で混合されてなるプライマー層を有し、その上にこ
のプライマー層に含まれるフッ素樹脂と同一種類の熱可
塑性フッ素樹脂フィルムが熱融着され且つ焼成された被
覆層を有するフッ素樹脂フィルム被覆金属板と、この好
ましい態様であるプライマー層中のフッ素樹脂含有量が
混合樹脂の10wt%以上40wt%以下である前記のフッ
素樹脂フィルム被覆金属板、及びこれらのフッ素樹脂フ
ィルム被覆金属板を作るのに適した製造方法で、金属板
の表面に前処理層を形成した後、フッ素樹脂と極性基を
持つ耐熱性樹脂とがフッ素樹脂の方が少ない比率で混合
されたプライマーを塗布して焼付け、その上に前記プラ
イマー中のフッ素樹脂と同一種類の熱可塑性フッ素樹脂
フィルムを加圧下で熱融着し、融着後加圧されない状態
で再溶融することによって融着された皮膜を焼成するフ
ッ素樹脂フィルム被覆金属板の製造方法である。
【0010】
【作用】プライマー層は、表面に前処理層が形成された
金属板と強力に密着し、且つ、フッ素樹脂フィルムとも
同時に強力に密着することを狙ったものである。フッ素
樹脂は、安定した分極率の小さい炭素−弗素結合からな
る高分子であるため、他の物質と密着し難くしたがって
非粘着性に富み摩擦係数が小さく又反応性に乏しく耐食
性が良いのが特徴である。
【0011】フッ素樹脂と極性基を持つ耐熱性樹脂とを
混合してプライマー層とするのは、耐熱性樹脂の極性基
によって金属表面の調整層との密着力が高まるからであ
る。
【0012】金属表面の前処理としては、アルミニウム
やアルミニウム合金板に施すクロメート処理或いはアル
マイト処理やベーマイト処理等の酸化或いは水和酸化物
処理、ステンレス鋼板やクロムめっき鋼板或いはアルミ
めっき鋼板表面のクロメート処理、亜鉛めっき鋼板の燐
酸塩処理等、一般に塗料など有機樹脂との密着性を向上
する処理を施せばよい。これらの処理によって金属表面
がむらなく一様に調整されれば良く、処理層の厚さは、
例えばクロメート処理の場合では、クロム量で20乃至
60mg/m2 程度で充分である。金属板表面がこれらの処
理膜で覆われるとその表面は酸素や水酸基或いは燐酸基
などによって吸着性能に富んだ状態になる。
【0013】極性基を持つ耐熱樹脂としては、ポリエー
テルサルホン(PES),ポリフェニレンサルファイド
(PPS)が入手し易く用い易い。PESはスルホン
基、PPSはチオエーテル基等の極性基を各々有する。
これらの極性基が前処理層と引きつけ合い強力な密着性
が得られる。これらの樹脂を混合して用いてもよく、又
これらの樹脂にポリアミドイミド(PAI)を添加する
と効果は向上する。
【0014】一方、プライマー層中のフッ素樹脂は最上
層のフッ素樹脂フィルムとの密着力を高める。フッ素樹
脂フィルムはプライマー層に熱融着されるが、このと
き、プライマー層中のフッ素樹脂とフィルムのフッ素樹
脂とが同一種類のフッ素樹脂であると融点や分子構造が
共通するので、互いに容易に融け合い強い密着力が得ら
れる。
【0015】フッ素樹脂フィルムとして、4フッ化エチ
レン・パーフルオロアルコキシエチレン共重合体(以
下、PFAと略す)や4フッ化エチレン・6フッ化プロ
ピレン共重合体(以下、FEPと略す)或いはエチレン
・テトラフルオロエチレン共重合体(以下、ETFEと
略す)等の熱可塑性フィルムが市販されている。例え
ば、フィルムがPFAの場合ラミネート層中の樹脂が同
じくPFAであると強く密着するが、FTFEの場合は
どうしても密着力は低下する。
【0016】極性基を持つ耐熱樹脂とフッ素樹脂との混
合に際しては、両層との密着性バランスから耐熱樹脂の
含有率が大きい方がよいが、弗素樹脂が極端に少ない状
態は避けた方がよい。
【0017】図2は、ステンレス鋼板にクロメート処理
を施した後、フッ素樹脂の混合樹脂中の含有率を変えた
プライマーを施し、その上に同一種類のフッ素樹脂フィ
ルムを熱融着(以下、ラミネートと称す)して密着力を
調べたものである。密着力は、皮膜に1cm幅の帯を描く
切り込みを入れ、帯の一端を持ち上げて180度方向に
引っ張り、帯を引き剥がして行くのに要した力である。
クロメート処理面とプライマー層との密着力を●、プラ
イマー層とラミネート層との密着力を○で各々示してあ
る。フッ素樹脂含有量が減少するとクロメート処理面と
の密着力が増え、増加するとラミネート層との密着力が
増える傾向がある。この傾向は、前述した各々の樹脂の
作用を裏付けるものであるが、定量的に見ると、フッ素
樹脂の量が耐熱樹脂の量を超える比率では混合の効果が
無くなり、40wt%を越えるとクロメート処理面との密
着力が急に低下し始め、又10wt%以下ではラミネート
層との密着力が急に低下し始める。更に、40wt%以上
の弗素樹脂は塗料中で良好に分散することが困難で、貯
蔵安定性や塗装作業性を損なうおそれもある。なお、密
着力が1.5kg/cm 以上になると、皮膜を引き剥がそう
としても凝集破壊を起こし皮膜自体が引きちぎれてしま
う。混合樹脂中のフッ素樹脂含有率が10wt%以上且つ
40wt%以下の範囲では、皮膜自身の強度に匹敵する密
着力が得られる。
【0018】プライマー層の厚さは3μm 程度あれば充
分で、20μm を超えると却って焼付け時に沸きの現象
が現れ皮膜の均一性を損なったり、又製品の加工時に剥
離が生じ易くなったりする。
【0019】ラミネート時の熱融着ではフィルムの融点
以上の温度に加熱すると同時に圧力を加える。加圧は、
プライマー層とフィルムとの拡散を促進し短時間でより
完全な融着を進行させる。加圧手段としては、連続的に
融着する場合はロールを用いてよく、又切り板に融着す
る場合はホットプレスを用いてもよい。
【0020】熱融着後、再度フィルムの融点以上の温度
に加熱し短時間保持した後、徐冷して焼成する。焼成に
よって熱融着時の加圧により発生し皮膜固化後なお内部
に残留する応力を除く。したがって、焼成では加熱のみ
を行い加圧は行わない。又、融着時も焼成時もフィルム
の融点以上の温度に加熱するが、分解開始温度以上に加
熱してはならない。溶融状態の保持は3分乃至15分程
度で良いが、30分程度までは保持しても差し支えな
く、保持後は自然冷却すればよい。
【0021】焼成による残留応力の除去は極めて重要
で、これによって、加工時の皮膜剥離や腐食環境に曝さ
れた場合或いは加熱と冷却が繰り返された場合等の密着
力の低下を防ぐことができる。
【0022】図2は、焼成時の加熱温度を変えて10分
間保持した後室温で放冷した試験片について密着性を調
べた結果である。密着性は、180°密着折り曲げ試験
により樹脂層間の剥離を観察したもので、全く剥離しな
かったものを○、剥離が疑われたものを△、明瞭に剥離
したものを×で示してある。フッ素樹脂フィルムの種類
はPFA,FEP,ETFEの三種で、各々の融点を点
線で表示してあり、上端の実線はおおよその分解温度で
ある。
【0023】何れの種類のフィルムも、加熱温度が融点
以上の場合は全く剥離が認められない。なお、プライマ
ー層に着色顔料、防錆顔料、体質顔料等の顔料を混入さ
せ或いは分散剤等添加剤を含ませても通常用いる範囲で
あれば差し支えない。樹脂フィルムについても同様であ
る。又、プライマー層は均一に塗布されればよく、塗布
方法を問わない。ロールコーター法、バーコーター法、
カーテンフローコーター法等が用いられる。
【0024】
【実施例】前処理を施した板厚0.5mmの金属板の片面
にプライマー層を形成し、その上にフッ素樹脂フィルム
を融着した後焼成してフッ素樹脂フィルム被覆金属板の
試験材を作製した。金属板はA:アルミニウムめっき鋼
板、B:亜鉛めっき鋼板,C:クロムめっき鋼板、D:
アルミニウム板、アルミニウム合金板、E:SUS43
0ステンレス鋼板、F:SUS304ステンレス鋼板で
ある。プライマーは耐熱樹脂を溶解した塗料にフッ素樹
脂を分散させたものである。熱融着時にはロールを用
い、ロール圧5kg/cm2で加圧した。
【0025】これらの試験材について、種々の状況で皮
膜の密着性を調べるために、一次密着性、加工性、二次
密着性、耐食性、耐繰り返し加熱の各試験を行った。一
次密着性試験は、加工前の密着性で、カッターナイフを
用いて皮膜に母材に達する切り込みを1mm間隔で碁盤目
状に100枡入れた後、エリクセン試験機を用いて被覆
側を6mm押し出し、押し出し面に粘着テープを張りつ
け、このテープを引き剥がすことによって皮膜を強制剥
離し、その剥離状況を評価した。評価は、剥離した碁盤
の枡目で行い、全く剥離が認められない場合は◎、切り
込み線近傍に剥離が疑われる場合は○、剥離したと認め
られる枡目が1乃至10個の場合を△、剥離した枡目が
11個以上の場合を×とした。
【0026】加工性試験は、皮膜を外側にして180°
の密着折り曲げを行い、折り曲げ部を30倍のルーペで
観察しクラックの有無を調べた。クラックが全く認めら
れないものを◎、クラックが疑われるものを○、クラッ
クが明瞭に認められるものを△、クラックガ著しいもの
を×として評価した。
【0027】二次密着性試験は、一次密着性と同じく碁
盤目を刻んだ後にエリクセン試験機で6mm押し出した面
を準備し、これを沸騰水に3時間浸漬した後粘着テープ
で強制剥離し剥離した枡目を数えた。評価は一次密着性
試験と同じである。
【0028】耐食性試験は、JIS Z−2731の方
法に準じて、皮膜にクロスカットを刻んだ試験片を塩水
噴霧に200時間曝した後、刻線近傍の皮膜の膨れ及び
発錆状況を目視観察し評価した。評価は、膨れ及び発錆
のないものを◎、膨れか発錆の何れかが僅かに認められ
るものを○、膨れか発錆の何れかがはっきり見られるも
のを△、膨れか発錆の何れもが甚だしく見られるものを
×とした。以上の試験で評価が◎と○の場合は実用上問
題ないが、△の場合は用途が制約され、×の場合は全く
不適である。
【0029】被覆の詳細条件及び試験結果を表1に示
す。
【表1】
【0030】この発明の実施例では、全ての試験項目で
実用上問題のない結果が得られた。特に、プライマー層
が最適条件の範囲内にある試験No. 1〜8では極めて満
足な結果であった。
【0031】これに対して、比較例では異なるフッ素樹
脂を用いた試験No. 11、12及び焼成温度が融点より
も若干低かった試験No. 13で加工後の密着性に問題が
あり、焼成を行わなかった試験No. 14では一次密着性
にも問題がある。
【0032】従来例では、プライマー層中のフッ素樹脂
とラミネート層のフッ素樹脂との種類が異なり、又融着
後に焼成が行われていないので、種々の密着性に劣る。
【0033】
【発明の効果】この発明によれば、表面に前処理層を形
成した金属板にプライマー層を介してフッ素樹脂フィル
ムを熱融着するが、プライマーはフィルムと同種のフッ
素樹脂と極性基を持つ耐熱性樹脂とから構成され、且つ
フィルムを熱融着後に焼成することによって密着性を大
幅に向上させている。このため、厨房用品や調理用品に
加工し、過酷な環境で長期間使用してもこれに充分に耐
える素材ができるようになった。このように、優れたフ
ッ素樹脂フィルム被覆金属板の製造を可能としたこの発
明の効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】プライマー層の樹脂成分を構成するフッ素樹脂
含有率と密着力との関係を示す図である。
【図2】焼成時の加熱温度と密着力との関係を示す図で
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 9:00 (72)発明者 吉田 安秀 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 大村 雅紀 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フッ素樹脂フィルムで被覆された金属板に
    おいて、金属板表面に施された前処理層の上にフッ素樹
    脂と極性基を持つ耐熱性樹脂とがフッ素樹脂の方が少な
    い比率で混合されてなるプライマー層を有し、その上に
    このプライマー層に含まれるフッ素樹脂と同一種類の熱
    可塑性フッ素樹脂フィルムが熱融着され且つ焼成された
    被覆層を有することを特徴とするフッ素樹脂フィルム被
    覆金属板。
  2. 【請求項2】プライマー層中のフッ素樹脂含有量が混合
    樹脂の10wt%以上40wt%以下である請求項1記載の
    フッ素樹脂フィルム被覆金属板。
  3. 【請求項3】金属板の表面に前処理層を形成した後、フ
    ッ素樹脂と極性基を持つ耐熱性樹脂とがフッ素樹脂の方
    が少ない比率で混合されたプライマーを塗布して焼付
    け、その上に前記プライマー中のフッ素樹脂と同一種類
    の熱可塑性フッ素樹脂フィルムを熱融着し、融着後加圧
    されない状態で再溶融することによって融着された皮膜
    を焼成することを特徴とするフッ素樹脂フィルム被覆金
    属板の製造方法。
JP6089889A 1994-04-27 1994-04-27 フッ素樹脂フィルム被覆金属板及びその製造方法 Withdrawn JPH07290637A (ja)

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