JPH07287487A - 画像形成消去装置 - Google Patents

画像形成消去装置

Info

Publication number
JPH07287487A
JPH07287487A JP6195498A JP19549894A JPH07287487A JP H07287487 A JPH07287487 A JP H07287487A JP 6195498 A JP6195498 A JP 6195498A JP 19549894 A JP19549894 A JP 19549894A JP H07287487 A JPH07287487 A JP H07287487A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
toner
image
transfer paper
image forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6195498A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Masuyama
洋 増山
Yoshiyuki Kimura
祥之 木村
Yuichi Jibiki
優一 地引
Shinichi Ito
伸一 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP6195498A priority Critical patent/JPH07287487A/ja
Publication of JPH07287487A publication Critical patent/JPH07287487A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 転写紙からのトナー除去作業後に、そのトナ
ーが除去された転写紙を利用して複数枚の連続画像形成
を行うような場合に、その作業性を良好にする。 【構成】 記録済みの転写紙1からトナーを除去する転
写紙再生部3の排紙位置B2と転写紙1に電子写真プロ
セスによる画像形成を行う画像形成部2の給紙位置A1
とを画像消去形成路26で連絡し、画像消去形成モード
時、予め設定された画像形成枚数分の記録済み転写紙1
のトナー除去動作を転写紙再生部3に行わせ、トナーが
除去された転写紙1を画像消去形成路26を介して画像
形成部2の給紙位置A1に送り出すことで、トナーが除
去された転写紙1に対して設定枚数分の画像形成動作を
行わせる。これにより、転写紙1からのトナー除去作業
後に、そのトナーが除去された転写紙1を利用して複数
枚の連続画像形成を行う場合、その作業性が極めて良好
となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、転写紙にトナーを付着
させて所望の画像を形成する画像形成装置と、転写紙に
安定して付着しているトナーを除去して転写紙を再生す
る転写紙再生装置とを備えた画像形成消去装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、転写紙にトナーを安定して付着さ
せて所望の画像を形成する画像形成装置が、例えば、複
写機やプリンタ、ファクシミリ等の各種の装置として実
用化され、広く普及している。このような画像形成装置
は、一般に、帯電された感光体に静電潜像を形成し、こ
の静電潜像に極性をもたされたトナーを付着させて顕像
化させ、この顕像化されたトナー像を転写紙に転写し、
転写紙に転写された転写像に熱や圧力を加えることでト
ナーを溶融させ、これによってトナーを安定して転写紙
に付着させるような構造となっている。
【0003】一方、トナーによる画像形成がなされる転
写紙としては、通常、パルプを原料として製作されたも
のが用いられるが、近年では、地球資源や地球環境の保
護の観点から、不要となった転写紙に処理を施して再生
紙として再利用する運動が盛んとなり、オフィス等でも
実行可能な使用済み転写紙の再生技術が種々提案される
に至っている。このような転写紙の再生技術として、本
出願の出願人は、水、界面活性剤を含む水溶液、水溶液
ポリマーを含む水溶液及び界面活性剤と水溶液性ポリマ
ーとを含む水溶液からなる群から選択された少なくとも
一種の水又は水溶液である処理液を用意し、この処理液
を転写紙に供給してその表面に安定して付着しているト
ナーの付着状態を不安定にさせ、このトナーをトナー剥
離体に加熱接着又は加圧接着することで転写紙から剥離
するようにした方式のトナー除去技術を提案した(例え
ば、特願平4-255916号)。このような方式によれば、特
殊な転写紙やトナーの使用が求められず、転写紙を著し
く損傷させることもなく、しかも人体や環境に悪影響を
及ぼすことがない安全性の高い装置を実現することがで
きる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般に、画像形成装置
と転写紙再生装置とは別個独立の装置として構成され、
構造的な関連性をもたされていない。このため、転写紙
再生装置によって再生した転写紙に対して画像形成装置
で所望の画像を形成しようとする場合には、転写紙再生
装置に記録済みの転写紙を給紙して再生動作を実行さ
せ、このような再生動作の実行により再生された転写紙
を画像形成装置に給紙しなければならない。したがっ
て、再生された転写紙を画像形成装置に給紙する等のた
めの時間や労力がかかり、その作業が煩雑であるという
不都合がある。
【0005】特に、トナーを除去した複数枚の転写紙に
対し、画像形成装置で連続的に画像を形成しようとする
場合には、その枚数分の転写紙からトナーを除去する処
理を転写紙再生装置で行い、こうしてトナーが除去され
た複数枚の転写紙を画像形成装置に給紙しなければなら
ないため、そのための作業が極めて煩雑である。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
給紙位置から排紙位置に向けて転写紙を搬送する過程で
転写紙に電子写真プロセスによる画像形成を行う画像形
成部と、画像形成枚数を設定する画像形成枚数設定手段
と、この画像形成枚数設定手段により設定された枚数分
の画像形成動作を画像形成部に行わせる設定枚数分画像
形成実行手段と、給紙位置から排紙位置に向けてトナー
が安定して付着している記録済みの転写紙を搬送する過
程でこの転写紙とトナーとの付着状態を不安定にして転
写紙からトナーを除去する転写紙再生部と、この転写紙
再生部の排紙位置と画像形成部の給紙位置とを連絡する
画像消去形成路と、動作モードを画像消去形成モードに
設定する画像消去形成モード設定手段と、画像消去形成
モード時に画像形成枚数設定手段により設定された枚数
分の記録済みの転写紙のトナー除去動作を転写紙再生部
に行わせトナーが除去された転写紙を画像消去形成路を
介して画像形成部の給紙位置に送り出す画像消去形成手
段とを有する構成である。
【0007】請求項2記載の発明は、給紙位置から排紙
位置に向けて転写紙を搬送する過程で転写紙に電子写真
プロセスによる画像形成を行う画像形成部と、給紙位置
から排紙位置に向けてトナーが安定して付着している記
録済みの転写紙を搬送する過程でこの転写紙とトナーと
の付着状態を不安定にして転写紙からトナーを除去する
転写紙再生部と、この転写紙再生部の排紙位置に配置さ
れ、トナーが除去された転写紙を収容する給紙口を有す
る再生紙ストッカと、この再生紙ストッカの給紙口と画
像形成部の給紙位置とを連絡する画像消去形成路と、動
作モードを再生紙利用モードに設定する再生紙利用モー
ド設定手段と、再生紙利用モード時に再生紙ストッカの
給紙口から転写紙を給紙し画像消去形成路を介して画像
形成部の給紙位置に送り出す画像消去形成手段とを有す
る構成である。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、電源投入後に画像形成部による画像
形成が行なわれていないことを検出する検出手段と、こ
の検出手段による検出結果に基づいて転写紙再生部によ
る再生処理を自動的に開始させる自動再生開始手段とを
設けた構成である。
【0009】
【作用】請求項1記載の発明では、画像消去形成モード
時、転写紙再生部の動作によって画像形成枚数設定手段
で設定された枚数の転写紙からトナーが除去され、トナ
ーが除去された転写紙は画像消去形成路を案内されて画
像形成部の給紙位置に送り出される。そして、トナーが
除去された転写紙に対し、設定枚数分の画像形成動作が
実行される。したがって、転写紙からのトナー除去作業
後に、そのトナーが除去された転写紙を利用して複数枚
の連続画像形成を行う場合、その操作性が極めて良好と
なる。
【0010】請求項2記載の発明では、転写紙再生部に
よってトナーが除去された転写紙は再生紙ストッカに搬
送されて収容される。そして、再生紙利用モード時、再
生紙ストッカに収容されたトナー除去後の転写紙が画像
消去形成路を案内され、画像形成部の給紙位置に送り出
され、画像形成に供せられる。したがって、トナーを除
去して再生した転写紙の速やかな利用が可能となる。
【0011】請求項3記載の発明では、画像形成部によ
る画像形成が行なわれていない時には、自動再生開始手
段により転写紙再生部が自動的に始動されて転写紙の再
生処理が開始されるため、転写紙再生部による再生処理
が効率良く行なわれる。
【0012】
【実施例】本発明の一実施例を図1ないし図8に基づい
て説明する。本実施例では、転写紙1に電子写真プロセ
スにより所望の画像を形成する画像形成部2と、記録済
みの転写紙1の表面に安定して付着しているトナーを除
去して転写紙1から画像を消去する転写紙再生部3とが
同一筐体内に設けられ、この筐体の上部にADF4(A
DFは、Auto Document Feederの略称である)が設けら
れた画像形成消去装置の一例を例示する。すなわち、こ
の画像形成消去装置は、下から、給紙段5、前記画像形
成部2における画像形成処理部6、再生紙給紙段7、前
記転写紙再生部3及び前記画像形成部2における原稿読
取部8が順に配設され、この原稿読取部8の上部に前記
ADF4が配置された構造となっている。
【0013】前記画像形成部2は、プリンタ及びファク
シミリ機能をも備えたデジタル複写機としての構成を有
する。つまり、この画像形成部2は、コンタクトガラス
9上に載置された図示しない原稿面に光を照射してその
反射光を受光し、二値化信号として出力する前記原稿読
取部8と、この原稿読取部8の出力や印字データ又はフ
ァクシミリ送信データに応じてレーザビームを感光体1
0に照射することで、この感光体10に対する潜像形
成、潜像にトナーを付着させることによる潜像の顕像
化、トナー像の転写紙1に対する転写、転写されたトナ
ー像の定着部11による定着、という電子写真法におけ
る代表的な画像形成プロセスを経て転写紙1に画像を形
成する前記画像形成処理部6とを重要な構成要素として
含んでいる。つまり、前記原稿読取部8は、前記コンタ
クトガラス9に向けて光を照射する光源8aと、CCD
センサ8bと、前記光源8aから出射して前記コンタク
トガラス9上の原稿面を反射した光を前記CCDセンサ
8bの受光部に導く光学系8cとにより構成されてい
る。また、前記画像形成処理部6は、給紙位置A1から
排紙位置B1に至るストレートパス状の搬送路12中
に、前記感光体10を含む電子写真プロセス部13と前
記定着部11とが順に配置されて構成されている。ここ
で、前記電子写真プロセス部13は、レーザビームを発
するレーザ13aと、このレーザ13aから発せられた
レーザビームを前記感光体10の表面の所定の照射位置
sに収束させる光学系13bと、前記照射位置sの上流
側直前で前記感光体10を除電する除電チャージャ13
c及び一様に帯電させる帯電チャージャ13dと、前記
照射位置sの下流側直後でレーザビームの照射により前
記感光体10に形成された静電潜像に帯電されたトナー
を付着させて顕像化する現像部13eと、この現像部1
3eの下流側で転写紙1の裏面からトナーと逆極性のコ
ロナ帯電をかけることでトナーを転写紙1に写し取る転
写チャージャ13fと、この転写チャージャ13fの下
流側に設けられたクリーニング部13gとにより構成さ
れている。
【0014】そして、前記画像形成処理部6の給紙位置
A1には、前記搬送路12に連絡させて前記給紙段5が
接続されている。この給紙段5は、収納する転写紙1の
サイズが異なる二つの給紙カセット14と、これらの給
紙カセット14の給紙口と前記搬送路12とを連絡する
給紙路15と、前記給紙カセット14から転写紙1を給
紙路15に給紙する給紙機構16とにより構成されてい
る。また、前記画像形成処理部6では、排紙位置B1に
排紙口17が設けられ、この排紙口17には排紙トレイ
18が設けられている。
【0015】次いで、前記転写紙再生部3は、一側方に
位置する給紙位置A2から他側方に位置する排紙位置B
2まで転写紙1を搬送する過程で、この転写紙1に安定
して付着しているトナーを除去する構造のものである。
つまり、前記転写紙再生部3は、給紙位置A2に連絡
し、除去するトナー像を有する転写紙1が給紙される給
紙トレイ19と、その転写紙1に対して実際にトナー除
去処理を実行するトナー除去処理部20と、排紙位置B
2に連絡し、トナーが除去されて再生紙となった転写紙
1が排紙される排紙トレイ21と、前記給紙トレイ19
から前記排紙トレイ21に至るまで転写紙1を搬送する
搬送路22とにより構成されている。なお、前記トナー
除去処理部20の詳細は後述する。
【0016】次いで、前記再生紙給紙段7には、除去す
るトナー像を有する転写紙1を収容する古紙カセット2
3と、トナー除去処理後の転写紙1を収容する再生紙ス
トッカ24と、トナー除去処理後のトナー除去が充分に
なされなかった転写紙1を収容する不良再生紙ストッカ
25とが含まれている。前記古紙カセット23の給紙口
は、前記トナー除去処理部20の給紙位置A2で前記搬
送路22に連絡している。また、前記転写紙再生部3で
は、その排紙位置B2で前記搬送路22が分岐し、分岐
した部分が前記画像形成処理部6の給紙位置A1でその
搬送路12に連絡しており、このような経路が画像消去
形成路26となっている。そして、この画像消去形成路
26には、前記再生紙ストッカ24及び前記不良再生紙
ストッカ25を介する経路と、これらをバイパスする経
路とが含まれている。したがって、前記画像消去形成路
26には、その出入口を含んだ複数個の分岐点が形成さ
れており、それぞれの分岐点には転写紙1の搬送経路を
切替る切替爪27が設けられている。また、前記画像消
去形成路26の入口近傍には、転写紙1のトナー付着状
態を検出する光学センサ28が配設されいる。さらに、
前記古紙カセット23、前記再生紙ストッカ24及び前
記不良再生紙ストッカ25の給紙口には、転写紙1を給
紙するための給紙機構29が設けられている。
【0017】ここで、前記トナー除去処理部20の詳細
を説明する。このトナー除去処理部20は、図2に示す
ように、給紙トレイ19から給紙された転写紙1に所定
の処理液を供給する液付与ユニット30と、その液の供
給を受けた転写紙1からトナーを除去するトナー剥離ユ
ニット31と、トナーが除去された転写紙1を乾燥させ
る乾燥ユニット32とにより構成されている。これらの
各ユニット30,31,32の詳細を次に説明する。
【0018】[液付与ユニット30]前記液付与ユニッ
ト30は、転写紙1に対し、この転写紙1とトナーとの
付着状態を不安定状態にする不安定化剤である処理液を
付与し、この処理液を少なくとも転写紙1とトナーとの
界面部に浸透させ得るように構成されている。例えば、
図示しない容器等に所定量満たされた処理液中に転写紙
1のトナー付着面を案内して処理液に浸漬させた後、余
分な処理液を転写紙1から除去するような構成とされて
いる。
【0019】ここで、前記処理液としては、水、水溶性
ポリマーを含む水溶液、界面活性剤を含む水溶液、及び
水溶性ポリマーと界面活性剤とを含む水溶液からなる群
から選択された少なくとも一種の水又は水溶液を用いる
ことができる。また、これらの水又は水溶液には、所定
の有機溶剤を含有させてもよい。さらには、処理液とし
て有機溶剤のみを用いるようにしてもよい。
【0020】前記水溶性ポリマーとしては、例えば、デ
ンプン質(かんしょデンプン、馬鈴薯デンプン、タピオ
カデンプン、小麦デンプン、コーンスターチ等)、マン
ナン(こんにゃく等)、海藻類(ふのり、寒天、アルギ
ン酸ナトリウム等)、植物粘質物(トロロアオイ、トラ
ガントゴム、アラビアゴム等)、微生物による粘質物
(デキストラン、レバン等)、タンパク質(にかわ、ゼ
ラチン、カゼイン、コラーゲン等)の天然ポリマーや、
セルロース系(ビスコース、メチルセルロース、エチル
セルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシ
メチルセルロース等)、デンプン系(可溶性デンプン、
カルボキシメチルデンプン、ジアルデヒドデンプン等)
の半合成ポリマーや、合成ポリマー等を挙げ得るが、こ
れらに限定されるものではない。
【0021】また、前記界面活性剤としては、例えば、
陰イオン系(カルボン酸塩、スルホン酸塩、硫酸エステ
ル塩、リン酸エステル塩、ホスホン酸塩等)、陽イオン
系(アミン塩、第4級アンモニウム塩、ベンザルコニウ
ム塩、塩化ベンゼトニウム塩、ピリビニウム塩、イミダ
ゾリニウム塩、スルホニウム塩、ポリエチレンポリアミ
ン等)、両性系(アミノ酸、カルボシベタイン、スルホ
ベタイン、アミノ硫酸エスタル、アミノカルボン酸塩、
イミダゾリン誘導体等)、非イオン系(エーテル型、エ
ーテルエステル型、エステル型、含窒素型、多価アルコ
ール、アミノアルコール、ポリエチレングリコール等)
の通常の界面活性剤やフッ素系界面活性剤等が挙げられ
るが、これらに限定されるものではない。
【0022】さらに、水又は水溶液に含有させる前記有
機溶剤としては、例えば、ターベンチン、ジベンテン、
ブチルアセテート、4塩化炭素、セロソルブアセテー
ト、キシレン、トルエン、エチルアセテート、ジアセト
ンアルコール、メチルセロソルブアセテート、ベンゼ
ン、メチルエチケトン、メチルアセテート、メチレンク
ロリド、エチレンジクロリド、シクロヘキサン、セロソ
ルブ、ジオキサン、アセトン、メチルセロソルブ、シク
ロヘキサノール、ブタノール等を挙げ得るが、これらに
限定されるものではない。
【0023】一方、単独で用い得る前記有機溶剤として
は、炭素水素系溶剤であるヘキサン、ヘプタン、オクタ
ン、ノナン、スピィリット、ナフサNo1〜6(シェル
石油社の商品名)、アイソパーE,L,K,V(エクソ
ン社の商品名)、アイピーソルベント(出光石油社の商
品名)、シェルーゾル70,71、ソルベッソ100,
150(シェルオイル社の商品名)、アスコムOMS,
460(スピリッツ社の商品名)、ベガゾール103
0,2130,3040(モービル石油社の商品名)等
が挙げられる。さらに、フッ素系溶剤であるフロリナー
トFC40,43,70,77(住友3M社の商品
名)、アフルードE10,16,18等や、シリコーン
系溶剤である信越シリコーンKF96(商品名)、東レ
シリコーンSH200,344(商品名)、東芝シリコ
ーンTSF431(商品名)等が挙げられるが、これら
に限定されるものではない。
【0024】[トナー剥離ユニット31]次いで、前記
トナー剥離ユニット31について説明する。このトナー
剥離ユニット31は、前記液付与ユニット30によって
処理液を浸透させ、トナーの付着力を弱めた転写紙1の
界面部からトナーを剥離する構造のものである。具体的
には、トナーを軟化させるために発熱する図示しない剥
離部材、例えば一対の剥離ローラと、これらの剥離ロー
ラから転写紙1を剥離する図示しない剥離爪と、剥離ロ
ーラをクリーニングする図示しないクリーニング装置等
により構成されている。
【0025】ここで、剥離ローラは、少なくとも軟化し
ているトナーに対して、転写紙1とトナーとの付着力よ
り大きい付着力を有する表面構造を有する。具体的に
は、上記トナーと同一又は類似のトナー成分樹脂や、接
着剤の成分樹脂等を用いることができ、また、アルミニ
ウム系、銅系ニッケル系等の金属材料を用いることもで
きるが、これらに限定されるものではない。また、これ
らの樹脂は、水溶性/非水溶性を問わない。
【0026】ここで、前記トナー成分樹脂としては、ポ
リスチレン樹脂、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、スチ
レン−ブチルアクリル共重合体、スチレン−ブタジエン
共重合体、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂等が挙げら
れるが、これらに限定されるものではない。
【0027】また、前記接着剤の成分樹脂としては、に
かわ、ゼラチン、アルブミン、カゼイン等のタンパク質
系接着剤、デンプン系、セルロース系、複合多糖類系
(アラビアゴム、トラガントゴム等)等の炭水化物系接
着剤、酢酸ビニルの重合体及び共重合体、アクリル系、
エチレン系共集合体、ポリアミド、ポリエステル、ポリ
ウレタン等の熱可塑性接着剤、ポリクロロプレン系、ニ
トリルゴム系、再生ゴム系、SBR系、天然ゴム系等の
ゴム系接着剤、ゴム系、アクリル系等の感圧接着剤、酸
化チタンを分散させたポリエチレンテレフタレート(P
ET)等が挙げられるが、これらに限定されるものでは
ない。
【0028】また、これらの樹脂を用いる場合には、テ
ンションや熱による伸び防止、耐久性等の観点から、支
持体と表層の少なくとも2層以上の多層構造にすること
が望ましい。すなわち、ローラ形状の剥離部材とする場
合には、支持体としての基体ローラ上にこれらの樹脂な
どからなる表層を形成して剥離部材を構成することが望
ましい。このような樹脂を支持する支持体としては、例
えば、ゴムローラ、シート、セロハンテープ、クラフト
紙粘着テープ、ポリ塩化ビニルテープ、アセトンテー
プ、フィラメント補強テープ等のテープ等を用い得る
が、これらに限定されるものではない。
【0029】また、剥離ローラの加熱は、転写紙1の表
裏に密着して転写紙1に固着しているトナーを加熱して
軟化させ、これにより、トナーを転写紙1の繊維から剥
がれ易くするために行う。この加熱は、圧接部において
転写紙1上のトナーが溶融しない程度に行うことが望ま
しい。トナーが溶融してしまうと、転写紙1上のトナー
を、紙側と剥離ローラ側とに分断することなく、剥離ロ
ーラ側へ転写させるのが困難になるためである。また、
加熱し過ぎると、一対の剥離ローラの圧接部を通過中に
転写紙1が乾燥し過ぎて、トナーの転写紙1に対する固
着力が転写紙1が濡れている場合に比べて強まり、転写
紙1を介して剥離ローラに貼り付いて剥離爪で剥離でき
なくなるおそれがある。したがって、加熱部通過後の転
写紙1に多少の湿り気が残ってトナーの再付着を防止で
きる程度に加熱することが望ましい。
【0030】[乾燥ユニット32]次いで、前記乾燥ユ
ニット32は、前記液付与ユニット30で処理液に浸漬
されて濡れたままの転写紙1を乾燥させる構造のもので
ある。例えば、加熱ランプを内蔵するアルミニウム等か
らなる乾燥ローラと給液性部剤からなる表層を備えた乾
燥ローラとを互いに圧接させた構造のもの、熱風ファ
ン、赤外線ランプ等により構成されている。
【0031】さらに、図3には、本実施例における画像
形成消去装置の操作部ユニット33を例示する。この操
作部ユニット33のフロントパネル34には、図示しな
い制御部と共に画像形成枚数設定手段を構成するテンキ
ー35、モードクリアキー36、割込キー37、ガイダ
ンスキー38、プログラムキー39、スタートキー4
0、クリア/ストップキー41、エリア加工キー42、
再生処理専用スタートキー43、自動再生処理キー44
及び試し刷りキー45等のハードキーと、液晶画面上で
の表示内容に合わせてキーエリアを設定するタッチパネ
ルキー46及びユーザ画面キー47とが設けられてい
る。そして、前記タッチパネルキー46には、初期画面
として、図4に例示するように、所定事項を表示する表
示領域と、各種の機能を設定するための機能設定領域と
が表示されるように構成されている。
【0032】ここで、本実施例における画像形成消去装
置の図示しない制御部には、前記テンキー35等により
構成される画像形成枚数設定手段により設定された枚数
分の画像形成動作を前記画像形成部2に実行させる設定
枚数分画像形成実行手段や電源投入後に前記画像形成部
2による画像形成が行なわれていないことを検出する検
出手段、及び、この検出手段による検出結果に基づいて
前記転写紙再生部3による再生処理を自動的に開始させ
る自動再生開始手段が含まれている。これらの手段は、
制御部中のROMに格納された動作プログラムと、この
動作プログラムに従い各部を集中的に制御するCPUと
により構成されている。
【0033】また、前記制御部には、動作モードを画像
消去形成モードに設定する画像消去形成モード設定手
段、及び動作モードを再生紙利用モードに設定する再生
紙利用モード設定手段も含まれている。つまり、これら
の動作モードは、制御部中のROMに格納された動作プ
ログラムと、この動作プログラムを動作モードとして呼
び出すCPUとにより構成されている。そして、画像消
去形成モードは、前記フロントパネル34に設けられた
前記プログラムキー39の押下と、このプログラムキー
39の押下により展開されるタッチパネルキー46の表
示画面に表れる機能設定領域とによって設定され、再生
紙利用モードは、試し刷りキー45の押下により設定さ
れるように構成されている。
【0034】さらに、前記制御部には、ROMに格納さ
れた動作プログラムと、この動作プログラムに従い各部
を制御するCPUとにより構成された画像消去形成手段
が含まれている。この画像消去形成手段は、動作モード
が画像消去形成モードに設定されている場合には、前記
画像形成枚数設定手段により設定された枚数分の記録済
みの転写紙1のトナー除去動作を前記転写紙再生部3に
行わせ、トナーが除去された転写紙1を前記画像消去形
成路26を介して前記画像形成部2の給紙位置A1に送
り出す処理を実行し、動作モードが再生紙利用モードに
設定されている場合には、前記再生紙ストッカ24の給
紙口から転写紙1を給紙し、画像消去形成路26を介し
て前記画像形成部2の給紙位置A1に送り出す処理を実
行する手段である。
【0035】このような構成において、スタートキー4
0が押されると、画像形成部2では、給紙位置A1から
搬送路12を通って感光体10に搬送された転写紙1に
対し、電子写真法による画像形成プロセスをもってトナ
ー画像が形成され、このトナー画像が定着部11を通過
することで加熱され圧接されることで転写紙1に定着す
る。この状態では、転写紙1にトナーが安定して付着し
ている。このような転写紙1に対する画像形成は、画像
形成消去装置がデジタル複写機として使用される場合に
は原稿読取部8によって読み取られた原稿面の情報に基
づき実行され、プリンタ又はファクシミリとして使用さ
れる場合には図示しない制御部に送信された画像情報に
基づき実行される。
【0036】次いで、転写紙再生部3では、給紙トレイ
19からトナー除去処理部20にトナーが安定して付着
している転写紙1が送られると、液付与ユニット30で
そのトナー像面に処理液が均一に供給され、トナー剥離
ユニット31に送られる。このトナー剥離ユニット31
では、転写紙1に固着しているトナーが剥離ローラの加
熱によって軟化し、この剥離ローラの表面に付着するた
め、転写紙1からトナーが除去される。トナーが除去さ
れた転写紙1は乾燥ユニット32で乾燥され、排紙トレ
イ21に排出される。
【0037】このような転写紙再生部3によれば、トナ
ーが付着した転写紙1に処理液を供給し、トナーとの界
面部に処理液を浸透させた状態でトナーを剥離させるの
で、紙繊維を傷めることなくトナーを除去できる。ま
た、紙表面が処理液で濡れた状態で剥離ローラと接触さ
せ、かつ、剥離ローラから分離する時点でも紙が湿った
状態を維持できる程度に加熱するので、剥離ローラ表面
をトナー接着性を有する材質で構成した場合にも、紙表
面自体が剥離ローラ表面に接着して分離不良が生ずるの
を防止でき、また、分離した紙部分が剥離ローラと再接
触することによるトナーの再転移を防止できる。そし
て、トナーを除去する転写紙1や転写紙1から除去され
るトナーに特殊な種類のものが要求されず、汎用性が極
めて高い。
【0038】ここで、トナー除去処理部20によってト
ナーが除去された転写紙1は、排紙トレイ21に排紙さ
れるばかりでなく、テンキー35で設定された画像形成
枚数分だけ画像形成部2に送り返されることもある。す
なわち、プログラムキー39の押下により展開されるタ
ッチパネルキー46での設定操作により画像消去形成モ
ードが設定されると、このような処理がなされる。その
処理の流れを図5のフローチャートに示す。まず、ステ
ップ1でタッチパネルキー46での設定操作により転写
紙1の種類が選択されると、ステップ2で選択された転
写紙1の有無が判別され、無い場合にはステップ3で用
紙無しのメッセージがタッチパネルキー46に表示され
る。一方、所望の転写紙1が有れば、ステップ4でのス
タートキー40の押下を待ち、ステップ5で選択された
転写紙1が給紙され、ステップ6での転写紙再生部3に
よるトナー除去処理を経る。その後、転写紙1は画像消
去形成路26を案内され、ステップ7で画像形成処理部
6による画像形成処理に供される。そして、ステップ8
では、予め設定された枚数分の画像形成処理がなされた
かどうかが判断され、その設定枚数を消化していない場
合にはステップ5の処理に戻る。こうして、設定された
枚数の転写紙1全てに画像が形成されると、終了を終了
する。ここに、画像消去形成手段が構成されている。し
たがって、転写紙1からのトナー除去作業後に、そのト
ナーが除去された転写紙1を利用して複数枚の連続画像
形成を行う場合、その操作性が極めて良好になり、操作
時間が短縮されて操作労力も軽くなる。
【0039】次いで、自動再生処理キー44が押下され
ると、動作モードが再生紙ストックモードとされ、図6
に例示するフローチャートに従った処理が実行される。
すなわち、自動再生処理キー44の押下(ステップ1)
後、所定時間内に再生処理専用スタートキー43が押下
されると(ステップ2)、タッチパネルキー46に再生
紙スタックモードであることが表示され(ステップ
3)、予め指定された給紙トレイ19又は古紙カセット
23のいずれか一方に転写紙1が有るかどうかが確認さ
れ(ステップ4)、無い場合にはその旨がタッチパネル
キー46に表示される(ステップ5)。そして、ステッ
プ4で転写紙1有りと判断された場合には、給紙動作
(ステップ6)後、転写紙再生部3でのトナー除去処理
を経た後(ステップ7)、トナー除去後の転写紙1が再
生紙ストッカ24に排紙される(ステップ8)。このよ
うな処理は、ステップ9で、再生紙ストックモードが解
除される間で実行される。
【0040】なお、このような再生紙ストックモード等
での処理過程において、光学センサ28によって転写紙
1のトナー除去不良が検出された場合には、その転写紙
1は再生紙ストッカ24には排出されず、不良再生紙ス
トッカ25に排出される。そして、この不良再生紙スト
ッカ25に収容された転写紙1は、試し刷り用として利
用される。
【0041】次いで、試し刷りキー45が押下される
と、動作モードが再生紙利用モードとされ、図7に例示
するフローチャートに従った処理が実行される。すなわ
ち、試し刷りキー45が押下されると(ステップ1)、
予め指定された再生紙ストッカ24又は不良再生紙スト
ッカ25のいずれか一方におけるトナー除去処理後の転
写紙1の有無が確認され(ステップ2)、無い場合には
その旨がタッチパネルキー46に表示される(ステップ
3)。そして、ステップ2で転写紙1有りと判断された
場合には、スタートキー40の押下を条件に(ステップ
4)給紙動作が実行され(ステップ5)、画像形成処理
部6での画像形成動作により試し刷りがなされる(ステ
ップ6)。そして、ステップ7で、画像形成後の転写紙
1が排紙トレイ18に排紙される。ここに、画像消去形
成手段が構成されている。これにより、トナーを除去し
て再生した転写紙1を速やかに利用して画像を形成する
ことができる。
【0042】次いで、この画像形成消去装置への電源投
入後における自動再生開始手段による処理を図8のフロ
ーチャートに基づいて説明する。電源が投入された後に
検出手段により画像形成が行なわれているか否かが検出
され(ステップ1)、画像形成が行なわれていない場合
には、内蔵されているタイマのカウンタが“0”にセッ
トされ、カウントが開始される(ステップ2)。その
後、再度検出手段による検出が行なわれ(ステップ
3)、画像形成が開始されていたならばステップ1へ戻
る。一方、画像形成が開始されていない場合には、タイ
マーのカウント数が再生処理カウント数に達したか否か
が判断される(ステップ4)。そして、タイマーのカウ
ント数が再生処理カウント数に達した場合には、再生処
理が開始可能状態であるか否かが判断され(ステップ
5)、再生処理が開始可能状態であれば再生処理が開始
される(ステップ6)。なお、再生処理された転写紙
は、排紙トレイ21又は再生紙ストッカ24に排紙され
る。
【0043】ここで、再生処理が開始不可能状態とは、
再生処理を行なうべき転写紙が給紙トレイ19又は古紙
カセット23にセットされていない状態や、ジャムが発
生している場合や、再生処理工程に異常が発生している
場合等である。
【0044】このようにして、電源が投入された後にお
いて一定時間以上画像形成動作が行なわれない場合に
は、自動的に再生処理が開始されるため、画像形成消去
装置が待機状態である時間を利用して転写紙の再生処理
を効率良く行なえる。
【0045】なお、実施に当たっては、給紙カセット1
4、古紙カセット23、再生紙ストッカ24及び不良再
生紙ストッカ25に、それぞれが収容する転写紙1の種
類を識別させるための表示を設け、これらの表示を装置
の外部において判別可能に表示させるように構成しても
良い。また、給紙トレイ19にトナーを除去する転写紙
1をセットすると、その転写紙1が転写紙再生部3に自
動給送されるように構成しても良い。さらに、ADF4
における画像搬送枚数をカウントする手段を例えばCP
U等により構成し、これを画像形成枚数設定手段として
も良い。
【0046】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、給紙位置から排
紙位置に向けて転写紙を搬送する過程で転写紙に電子写
真プロセスによる画像形成を行う画像形成部と、画像形
成枚数を設定する画像形成枚数設定手段と、この画像形
成枚数設定手段により設定された枚数分の画像形成動作
を画像形成部に行わせる設定枚数分画像形成実行手段
と、給紙位置から排紙位置に向けてトナーが安定して付
着している記録済みの転写紙を搬送する過程でこの転写
紙とトナーとの付着状態を不安定にして転写紙からトナ
ーを除去する転写紙再生部と、この転写紙再生部の排紙
位置と画像形成部の給紙位置とを連絡する画像消去形成
路と、動作モードを画像消去形成モードに設定する画像
消去形成モード設定手段と、画像消去形成モード時に画
像形成枚数設定手段により設定された枚数分の記録済み
の転写紙のトナー除去動作を転写紙再生部に行わせトナ
ーが除去された転写紙を画像消去形成路を介して画像形
成部の給紙位置に送り出す画像消去形成手段とを有する
ので、画像消去形成モード時には、設定された画像形成
枚数の転写紙からトナーを除去し、トナーを除去した転
写紙を画像形成部の給紙位置に速やかに送り出すことが
でき、したがって、転写紙からのトナー除去作業後に、
そのトナーが除去された転写紙を利用して複数枚の連続
画像形成を行う場合、その操作性を極めて良好にするこ
とができ、操作時間を短縮して操作労力を軽くすること
ができる等の効果を有する。
【0047】請求項2記載の発明は、給紙位置から排紙
位置に向けて転写紙を搬送する過程で転写紙に電子写真
プロセスによる画像形成を行う画像形成部と、給紙位置
から排紙位置に向けてトナーが安定して付着している記
録済みの転写紙を搬送する過程でこの転写紙とトナーと
の付着状態を不安定にして転写紙からトナーを除去する
転写紙再生部と、この転写紙再生部の排紙位置に配置さ
れ、トナーが除去された転写紙を収容する給紙口を有す
る再生紙ストッカと、この再生紙ストッカの給紙口と画
像形成部の給紙位置とを連絡する画像消去形成路と、動
作モードを再生紙利用モードに設定する再生紙利用モー
ド設定手段と、再生紙利用モード時に再生紙ストッカの
給紙口から転写紙を給紙し画像消去形成路を介して画像
形成部の給紙位置に送り出す画像消去形成手段とを有す
るので、トナーを除去した転写紙を再生紙ストッカに収
容し、再生紙利用モード時には、再生紙ストッカに収容
されたトナー除去後の転写紙を画像形成部の給紙位置に
送り出すことができ、したがって、トナーを除去して再
生した転写紙を速やかに利用して画像を形成することが
できる等の効果を有する。
【0048】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、電源投入後に画像形成部による画像
形成が行なわれていないことを検出する検出手段と、こ
の検出手段による検出結果に基づいて転写紙再生部によ
る再生処理を自動的に開始させる自動再生開始手段とを
設けたので、画像形成部による画像形成が行なわれてい
ない待機状態の時間を利用して再生処理を効率良く行な
うことができ、しかも、ユーザーが再生処理をスタート
させる手間を省くことができる等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す全体の縦断正面図であ
る。
【図2】トナー除去処理部の概略構成を示す構造的なブ
ロック図である。
【図3】操作部ユニットの正面図である。
【図4】操作部ユニットに設けられているタッチパネル
の正面図である。
【図5】画像消去形成モードにおける処理の流れを示す
フローチャートである。
【図6】再生紙ストックモードにおける処理の流れを示
すフローチャートである。
【図7】再生紙利用モードにおける処理の流れを示すフ
ローチャートである。
【図8】自動再生開始手段による処理の流れを示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1 転写紙 2 画像形成部 3 転写紙再生部 24 再生紙ストッカ 26 画像消去形成路 A1 給紙位置 B1 排紙位置 A2 給紙位置 B2 排紙位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 伸一 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給紙位置から排紙位置に向けて転写紙を
    搬送する過程で前記転写紙に電子写真プロセスによる画
    像形成を行う画像形成部と、 画像形成枚数を設定する画像形成枚数設定手段と、 この画像形成枚数設定手段により設定された枚数分の画
    像形成動作を前記画像形成部に行わせる設定枚数分画像
    形成実行手段と、 給紙位置から排紙位置に向けてトナーが安定して付着し
    ている記録済みの前記転写紙を搬送する過程でこの転写
    紙と前記トナーとの付着状態を不安定にして前記転写紙
    から前記トナーを除去する転写紙再生部と、 この転写紙再生部の排紙位置と前記画像形成部の給紙位
    置とを連絡する画像消去形成路と、 動作モードを画像消去形成モードに設定する画像消去形
    成モード設定手段と、 画像消去形成モード時に、前記画像形成枚数設定手段に
    より設定された枚数分の記録済みの前記転写紙のトナー
    除去動作を前記転写紙再生部に行わせ、トナーが除去さ
    れた前記転写紙を前記画像消去形成路を介して前記画像
    形成部の給紙位置に送り出す画像消去形成手段と、を有
    することを特徴とする画像形成消去装置。
  2. 【請求項2】 給紙位置から排紙位置に向けて転写紙を
    搬送する過程で前記転写紙に電子写真プロセスによる画
    像形成を行う画像形成部と、 給紙位置から排紙位置に向けてトナーが安定して付着し
    ている記録済みの前記転写紙を搬送する過程でこの転写
    紙と前記トナーとの付着状態を不安定にして前記転写紙
    から前記トナーを除去する転写紙再生部と、 この転写紙再生部の排紙位置に配置され、トナーが除去
    された前記転写紙を収容する給紙口を有する再生紙スト
    ッカと、 この再生紙ストッカの前記給紙口と前記画像形成部の給
    紙位置とを連絡する画像消去形成路と、 動作モードを再生紙利用モードに設定する再生紙利用モ
    ード設定手段と、 再生紙利用モード時に、前記再生紙ストッカの前記給紙
    口から前記転写紙を給紙し、前記画像消去形成路を介し
    て前記画像形成部の給紙位置に送り出す画像消去形成手
    段と、を有することを特徴とする画像形成消去装置。
  3. 【請求項3】 電源投入後に画像形成部による画像形成
    が行なわれていないことを検出する検出手段と、この検
    出手段による検出結果に基づいて転写紙再生部による再
    生処理を自動的に開始させる自動再生開始手段とを設け
    たことを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成消去
    装置。
JP6195498A 1994-02-28 1994-08-19 画像形成消去装置 Pending JPH07287487A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6195498A JPH07287487A (ja) 1994-02-28 1994-08-19 画像形成消去装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6-30543 1994-02-28
JP3054394 1994-02-28
JP6195498A JPH07287487A (ja) 1994-02-28 1994-08-19 画像形成消去装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07287487A true JPH07287487A (ja) 1995-10-31

Family

ID=26368923

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6195498A Pending JPH07287487A (ja) 1994-02-28 1994-08-19 画像形成消去装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07287487A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010113337A (ja) * 2008-11-07 2010-05-20 Toshiba Corp 画像消去装置、画像消去方法および画像形成装置
JP2010181883A (ja) * 2009-02-05 2010-08-19 Toshiba Corp 画像形成装置
JP2010214948A (ja) * 2009-03-16 2010-09-30 Xerox Corp 一時的文書取扱い方法、複数の一時的文書取扱い方法、及びコンピュータ読取り可能記憶媒体
JP2010271555A (ja) * 2009-05-22 2010-12-02 Casio Electronics Co Ltd 消色機能付画像形成装置及びその消色用紙制御方法
US20110065574A1 (en) * 2009-09-15 2011-03-17 Kabushiki Kaisha Toshiba Image decoloring apparatus, image decoloring method, and sheet transfer apparatus
JP2011186469A (ja) * 2010-03-09 2011-09-22 Toshiba Corp 画像処理装装置、画像処理方法
JP2014044240A (ja) * 2012-08-24 2014-03-13 Toshiba Corp 消去装置及び消去方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010113337A (ja) * 2008-11-07 2010-05-20 Toshiba Corp 画像消去装置、画像消去方法および画像形成装置
JP2010181883A (ja) * 2009-02-05 2010-08-19 Toshiba Corp 画像形成装置
JP2017004005A (ja) * 2009-02-05 2017-01-05 株式会社東芝 画像形成装置
JP2010214948A (ja) * 2009-03-16 2010-09-30 Xerox Corp 一時的文書取扱い方法、複数の一時的文書取扱い方法、及びコンピュータ読取り可能記憶媒体
JP2010271555A (ja) * 2009-05-22 2010-12-02 Casio Electronics Co Ltd 消色機能付画像形成装置及びその消色用紙制御方法
US20110065574A1 (en) * 2009-09-15 2011-03-17 Kabushiki Kaisha Toshiba Image decoloring apparatus, image decoloring method, and sheet transfer apparatus
JP2011186469A (ja) * 2010-03-09 2011-09-22 Toshiba Corp 画像処理装装置、画像処理方法
JP2014044240A (ja) * 2012-08-24 2014-03-13 Toshiba Corp 消去装置及び消去方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH07287487A (ja) 画像形成消去装置
JPH07239591A (ja) 画像形成消去装置
JP3296654B2 (ja) 像保持体再生装置
JPH07160158A (ja) 像保持体に処理状況マークを形成する像保持体からの像形成物質除去方法、及びその装置
JPH07244449A (ja) トナー画像除去装置及びトナー画像除去システム
JP3318102B2 (ja) 像保持体からの像形成物質除去装置
JPS6199183A (ja) トナ−粒子の散逸防止装置
JPH06250570A (ja) 画像支持体の再生方法
JPH08190312A (ja) トナー除去装置
JP3362074B2 (ja) 像保持体廃棄装置
JPH06266264A (ja) 画像支持体の再生方法
JPH07237781A (ja) 転写紙再生装置
JPH0756472A (ja) 像保持体からの像形成物質除去方法及びその装置
JP3269724B2 (ja) 像保持体からの像形成物質除去装置
JPH0784396A (ja) 像保持体の再生方法及びその装置
JPH0756476A (ja) 像保持体の像消去領域からの像形成物質除去方法及びその装置、並びに像保持体処理装置
JPH0784489A (ja) 剥離部材を用いた像保持体からの像形成物質除去装置
JPH0736329A (ja) 剥離部材表面の平滑手段を有する剥離手段を備えた、像保持体からの像形成物質除去装置
JPH0736328A (ja) 剥離部材表面の像形成物質の除去手段を有する剥離手段を備えた、像保持体からの像形成物質除去装置
JPH0736327A (ja) 付着性不安定化液を用いた像保持体からの像形成物質除去装置、及び、像保持体処理装置
JPH07114309A (ja) 像保持体からの像形成物質除去方法及びその装置
JPH07232860A (ja) 像保持体再生装置
JPH0756474A (ja) 像保持用シートの再生装置
JPH07199751A (ja) 像保持シートの再利用方法及びその装置
JPH0736330A (ja) 像保持体の分離手段を有する剥離手段を備えた、像保持体からの像形成物質除去装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051013

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20060807

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20061214